DFD3の操作とプログラム入力説明書

翻訳者Philip/JA3KEV 渋谷吉孝 

.DFD3はクリスタル・コンバ−タ−とそれにつづく可変IF構成のマルチバンド無線機用です。それぞれのバンドは、オフセットプログラムがなされ、読みとられたVFO周波数に加えて、RF周波数を生み出して、表示します。

DFD3は32バンドを処理します。これら32バンドが同じ無線機でないといけないという規則は何もありませありません。3台の5バンドからなる無線機、1台の10バンドからなる無線機、4台のシングルバンド無線機、(どんな組み合わせも可能)などを同時に処理できます。ただどのバンドがどの無線機のバンドであるのか、記憶さえしておけばよいのです。

このオフセット・周波数は次のようにして決定されます:

RF周波数が、VFO周波数が増加する時に、増加する場合に「オフセット」は=(LBL−VFOlow)

RF周波数が、VFO周波数が減少する時に、増加する場合に「オフセット」は=−(UBL+VFOlow)

注: LBL とはLower Band Limit(バンド周波数下限) UBLとは Upper Band Limit(バンド周波数上限)  VFOlow とは、Lower tuning limit of the VFO(VFO周波数の同調下限)を示します.

例えば、同調したバンドが7−8MHzでVFOが3−4MHzに同調していて、前進同調である(つまりRF周波数は、VFO周波数が増加するに
従って増加する)と、オフセット=(7−3)=4MHzで、表示器が読みとるのは4.000.00MHz>XX  ここでXXはバンド・ナンバ−であり、>はプラスを表しております。

もしもVFOが後退同調(すなわち、RF周波数はVFO周波数が減少するに従って増加する)場合に
オフセット=−(8+3)=−11MHzで表示器が読みとるのは、11.000.00MHz<XX  ここではXXはバンド・ナンバ−であり、<は
マイナスを表しております。

較正機能により、10Hzまでの精度を得るために、各バンドで「オフセット」を修正できます。このオフセット値は、バンドの再プログラムあるいは再較正が行われるまで、較正値が保存されようにEEPROMに蓄えられます。

DFD3は、またCW、LSB、USB、BFOのオフセットを保存します。これら値はモ−ド・セレクタ−がCW、LSB、USBの位置にある時に
RF周波数に加えられます。これら値はまた、較正されるることができます。これらオフセットは、水晶制御のBFOを有しない無線機の場合は
ゼロですが、これらのモ−ドのそれぞれに使用するBFOの設定に合致するように較正出来ます。

.それ故に、DFD3はどんなモ−ドであっても、受信あるいは送信のキャリア−周波数を正確に表示することが出来ます。

Operating DFD3DFD3の操作

.DFD3の操作箇所は、3つのみ、バンド・セレクタ−、モ−ド・セレクタ−、とENTERボタンです。

バンド・セレクタ−は、可変抵抗器、トグルスイッチ(SPDT (Single-Pole Double-Throw) 単極2投、スプリングで中央に戻るもの)あるいは
2コのプッシュ・ボタンのいずれかとします。(組立説明書で説明されています)。この機能はあなたの無線機が動作しているバンドに
合わせるためにDFD3が動作するバンドをかえる事です。これは、バンドナンバ−に加算したり、減算したりし、較正中はその周波数を
加算したり減算したりします。

モ−ド・セレクタ−は可変抵抗器としなければなりません。その機能は、あなたの無線機が動作しているモ−ド(AM,CW、LSB、USB)に合致させるように、DFD3の操作モ−ドをかえる事です。その意図は、変調方式の違いに関わりなく、信号のキャリヤ−周波数を表示させることです。あなたは、DFD3がバンド・ナンバ−を表示するAMモ−ドでたえず操作することを選べますが、その場合は、必ずしもキャリア−周波数を表示しているとは限りません。

プログラム中に、モ−ド・セレクタ−はプログラム中の数字の下にカ−ソルを表示させます。

PROGRAMMING DFD3DFD3のプログラム入力方法

.プログラムモ−ドに入るには、DFD3のスイッチを切って、再度ENTERボタンを押したままで、電源スイッチを入れて下さい。ENTER
ボタンを押したままで保って下さい。

モ−ド・セレクタ−が中央より左に表示されている場合は、DFD3は手動プログラムモ−ドに入っています。
もしも、中央より右に表示されている場合は、DFD3は自動プログラムモ−ドに入っていることを示します。

Manual programming mode.手動プログラムモ−ド

DFD3が "#BANDS=XX"を表示する。

バンド・セレクタ−が中央より左にある場合にバンド数は減少します。中央より右にある場合、増加します。
バンド・セレクタ−を回して、XXがあなたの無線機の持つバンド数(最大32)に合致するまでXXを調整してください。ENTERボタンを放してください。本器は、較正モ−ドに入ります。

手動プログラム入力を終了させるために、下の較正モ−ドに入ってください。

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Automatic Programming mode.自動プログラムモ−ド

DFD3は、製造者名、続いて無線機名を表示します。例えば:Collins 75S-1 

バンド・セレクタ−を回して、利用する無線機名を見ていってください。あなたの無線機名が表示されたら、ENTERボタンから手を
はなしてください。本器はあなたの無線機用に自動的にプログラムしてくれます。DFD3はすでに較正モ−ドに入っています。それぞれのバンドの正確な較正をするために、較正モ−ドに進んで下さい。

較正モ−ド/Calibration Mode


周波数の較正をするには、「モ−ド・コントロ−ル」をAM(表示器の右端にバンドナンバ−を表示)にセットして下さい。CW・LSBあるいはUSBの「オフセット」を較正するためには、モ−ドコントロ−ルを希望するモ−ドが表示器の右端に表示されるまで回してください。


「較正モ−ド」に入るためには、電源を入れ、「モ−ド・コントロ−ル」がセットされてからENTERボタンを押え、押え続けて下さい。
較正は、あなたのVFOに接続していても、していなくても結構です。接続している場合は、正しいRF周波数が表示するように調整していることになります。接続していない場合は、正しい「オフセット」が表示されるように調整していることになります。もしあなたのVFOがこのバンドで加算同調、(VFO周波数が高くなると、RF同調周波数が高くなる場合)である場合は表示器のMHzの右に>印が表示されるはずです。もし減算同調(すなわちVFO周波数が下がるとRF同調周波数が高くなる場合)である場合は、MHzの右に<印が表示されるはずです。


もっとも良い手順は、それぞれのバンドの中心近くの既知の周波数にあなたの無線機を同調させることです。このことは、あなたの無線機に組み込まれている水晶較正器によって行うことができます。DFD3をあなたのVFOに接続してください。VFOを安定させるためにあなたの無線機のウオ−ムアップを行って下さい。

BANDセレクタ−(とあなたの無線機を)プログラムするべきあるいは較正するべきバンドに回して下さい。既知の周波数にあわせて下さい。
ENTERボタンを押え、押さえていて下さい。MODE・コントロ−ルを回して、カ−ソルが加算/減算が行われるべき数字の下に来るようにしなさい。>印は、オフセットが加算VFO表す+であることを示しており、また<印はオフセットが逆同調VFOを表す−であることを示しています。 周波数を加算するには、BAND・セレクタ−を矢印の方向に動かし、周波数を減算するには、矢印とは反対の方向に動かして下さい。このとき、あなたは実際に総計周波数のに対して、その数字によって表されるHz数を加算あるいは減算しているのです。たとえば、もしもカ−ソルがKHzの数字の下にあれば、あなたは、1ステップごとに1KHz加算したり減算したりしていることになります。
表示される周波数が正しくなった瞬間に、ENTER・ボタンから手を離して下さい。すこしでもその瞬間を見逃したら、もう一度手順を繰り返して下さい。


この手順を各バンド毎に繰り返して下さい。すべてのバンドがプログラムされたら、DFD−3のスイッチを切って、もう一度スイッチを入れなさい。このようにすることは、プログラム・モードから出ることになります。

較正モードの目的は、高い周波数の水晶発振子の誤差を修正することです。よい水晶発振子は50/1000000の精度でしょう。30Mhzでは、この誤差は1500Hzとなります。周波数オフセットの表示の精度は、10Hzです、ですから既知周波数の10Hz以内に追い込むことは出来ます。


CW,LSB、あるいはUSBオフセットを較正するためには、MODE・コントロール(とあなたの無線機)を希望の電波形式にしてください。既知の周波数とゼロ・ビートをとって下さい。ENTER・ボタンを押さえて、押え続けて下さい。この手順は、カーソルが10Hzの数字の下にくるようにすることを除いて、較正/プログラムを入れることと同じです。周波数が、既知の周波数と等しくなった瞬間にENTERボタンから指を離して下さい。3っの電波形式の各々に対してこれを繰り返して下さい。一つバンドでだけ、この設定を行って下さい。MODEオフセットはすべてのバンドに適応します。
これは、あなたのSSB BFOの水晶発振子の誤差を修正することであり、既知の信号のキャリアー周波数に表示周波数をセットするものです。モード・オフセットの表示精度は20Hzです。従ってあなたは既知周波数の20Hz以内に追い込むことができます。


こういったことは、少し複雑に聞こえますし、しばらく時間がかかるかも知れません。すぐにDFD−3の操作には慣れるでしょう。記憶して頂きたいのは、操作は、一度だけやれば良いのです。手動で入れたプログラや、較正は、違った無線機用にもう一度プログラムすると失われます。最小限、1千万回再プログラムあるいは再較正出来ます。


記憶して頂きたいことは、やらないと間違うことはないということです。

プリント基板のジャンパー線は、100Hz表示(ジャンパーON)または10Hz表示(ジャンパーOFF)かのいずれかを選択することを可能とします。

訳注:オフセット=減算または加算による「差引表示周波数」を意味しています。