「解題」梶原演歌の魅力を探る(2)!!

シンガ−・ソングライタ−である、梶原シゲルさん自身も、述べておられるように、「梶原演歌」は、英語学習に大いに役に立ちます。
これは、どういうことであるか」ということは、実際に「梶原演歌」を何百回と聞いて、自分でも歌って見ると、「いったいどういうことであるのか」が如実に分かってきます。
 むかし、私が高校1年生のころに、日本の「むかし物語」「おとぎ話」のたぐいを、初めて英語で読んだときの事を思い出します。
例えば、桃太郎さんの「お話」を英語で読んだとします。
 「むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは、山へしば刈りに、おばあさんは川へお洗濯に行きました」 これを、日本語から英語へ、訳しなさいと、中学生や高校生に出題すると、さっと言える子は、何パ−セントいるでしょうか。
大体の子供は、
 Long ago, a grandfather and a grandmother lived somewhere. The grandfather went to the mountain to get firewood, and the grandmother went to the
river to wash clothes. などのように書いてしまいます。

しかし、本当の英文では:
 Once upon a time there lived an old man and an old woman. The old man went up to the mountains to gather firewood, and the old woman went down to the river to wash their clothes.
となっています。

 あなたが、すでに「日本語」で初めから終わりまで知っている、好きな演歌を「梶原シゲルの英語演歌で聞いてみる」そして、聞き取れない/聞いても意味の取れない箇所が見つかれば、20−30回その部分を聞いてみると、あなたの「英語聴解力」は驚くような進歩を遂げることでしょう。
すでに、日本語で「歌詞」を知っているのですから、対応する英語は、どうなるのか」の比較・研究が非常に効果的にすべての人の、英語力を高めるのであると思います。

1) 歌詞カ−ド」は絶対見てはだめです。
2) 自己の英語力のすべてを駆使して、何回でも聞いてみる。
3) これは、英語の「学習」すべてに言える事ですが、まったく「分からない」歌詞のフレ−ズがあるとして、その一部が分かると、まるで将棋倒しのように 「雪なだれ」のように、その一節のすべてが、一発で分かるようになるために、これほど、有益な英語学習/特に communication の英語が抜群に理解できるようになります。
4) こころみに、いろいろなアメリカのpopsなどを聞いても、「驚くほど、わかるようになっている」事には、驚きを隠す事は出来なくなります。 
   
5) 思うに、梶原シゲルさんの、演歌は、これほどの「劇的な効用」があるので、もっと、日本人あるいは、日本在住の外国人にも愛好されるべきものであると思います。

版権の問題もありますから、部分的に引用します:


「冬のリヴィエラ」
Winter time in Riviera


彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ
今ならホテルで寝ているはずさ
泣いたら窓際のラジオをつけて
陽気な歌でも聞かせてやれよ

Won't you please go and tell her I said " Take care"
If you go now, she should be sleeping at the hotel
If she cries, turn on the radio by the window. 
And let her listen to a happy song

(感想)非常に、「すらっと」訳されているから、「理解しやすい」のですが、「何度も」聞いてみると、この歌のメロデイ−に合うように実に、うまく英訳されています。英作の勉強になるような、立派な訳し方です。

「北酒場」
Northern Bar
北の酒場通りには
長い髪の女が似合う
ちょっとお人好しがいい
くどかれ上手がいい

In the north on the drinking bar street
A long-haired woman matches the best,
A little kind person is good
Someone who can say yes is the best.

「似合う」は=「一番合う」でぴったり、「お人好し」は、「少し親切な人」
「くどかれ上手」は、who can say yes で実に易しい英語で表現出来ている。

「氷雨」
Icy Rain
飲ませて下さい、もう少し
今夜は帰らない 帰りたくない

Please let me drink just a little more,
Tonight I will not go home, I don't want to

文字通りの訳ですが、「流れるように」訳されています。

「山茶花の宿」
Sazanka Hotel

愛しても愛しても あ〜他人の妻
赤く咲いても 冬の花
咲いてさびしい さざんかの宿

Even if I love you, you are another man's wife
Red in bloom but it's a winter flower
Blooming in loneliness, Sazanka hotel

「愛しても愛しても」は、E「たとえ愛しても」と軽く訳している。
赤く咲いても」=Red in bloom, 「咲いてさびしい」=Blooming in loneliness
と、メロデ−に合致するように、非常な工夫がされている。


つづく