TM 11−6625−316−12
 
DEPARTMENT OF THE ARMY TECHNICAL MANUAL


OPERATOR AND ORGANIZATIONAL
MAINTENANCE MANUAL


     TEST SETS
     ELECTRON TUBE
     TV−2/U,TV−2A/U
      AND TV−2B/U




   TV−2 真空管試験器使用法



   陸 軍 省 本 部    1961   3月




翻訳=Philip Y.Shibuya
/訳者注:このManualの「版権」は米国の軍当局ですが、現在は版権は消滅しております。趣味としてMilitary Tube Testerを使用する
同好の諸氏の便宜を図るために、「日本語翻訳」版を無償にて、Websiteにて頒布する目的で、公表しております。
なお、このManualをすべて翻訳する予定ですが、現在は、体力的および時間的な制約があるために、操作の必要部分最小限のみ」の
翻訳です。2003年度中には、すべての「翻訳」が完成する予定です。訳文について、誤りとか、意味の不明なところについては
Email:cfaax409@jtw.zaq.ne.jp まで、ご連絡を御願いします。 訳文責任:渋谷 吉孝/JA3KEV 




TV−2真空管試験器の使用方法:米国マニュアルよりの抜粋:

第3節 操作前の準備

13. 操作注意事項(図3参照)

a.SELECTORSスイッチとFILAMENT RANGEスイッチが適切に調整されてるまでに真空管を挿入してはなりません。
(16節)
b.真空管試験器のスイッチを切るときには、すべての調整つまみを安全位置に戻しておいて下さい。

c.3アンペア以上の電流を要するフィラメントを有する真空管の試験を長々と行ってはいけません。

d.真空管を真空管ソケットに挿入する前に、7ピンおよび9ピンミニチュア管の基部を見て、
曲がったピンがないか調べなさい。もしも、ピンが曲がっておれば、その真空管を適当な
ピン矯正器に挿入し、球をしっかりと押し込むことによって、まっすぐになるようになおしなさい。

b.検査アダプタ−
  検査アダプタ−(図1)が、8ピン、サブミニチュア、長いリ−ド線の
真空管用に設けられています。三つの検査アダプタ−(図5)(X3B(8ピンオクタル)、
X7B(9ピンノ−バル)そしてX10B(7ピンミニチュア)
がそれぞれのTV−2B/Uに設けられています。検査アダプタ−は、それぞれの対応する
ソケットに設置されていて、永久的なソケットではなしに、アダプタ−の方で摩滅を受け持ちます。
満足のゆく接触ができないほど摩滅したらそれぞれの検査ソケットから、リ−ド線を外すことなしに、
検査アダプタ−が取りはずされることができます。



14.真空管試験用ソケットと検査アダプタ−

 この真空管試験器の調整ツマミが真空管検査ダ−タ−ロ−ル・チャ−ト(第12節)で示されるように
設定された後で、下記に記された適切な真空管試験ソケットに検査する真空管をさしなさい。

a.真空管検査ソケット(図3参照)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  真空管検査ソケット          検査する球の種類
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  4ピン                            4ピン標準真空管
  5ピン                            5ピン標準真空管
  ロクタル                          ロクタル・ベ−ス真空管
  6ピン                            6ピン標準真空管
  ミニ7ピン                         7ピンミニチュア真空管
  サブミニチュア8本長いリ−ド線のもの        8本足の、リ−ド線の長いサブミニチュア真空管
  送信用7ピン                       7ピンの送信用真空管
  ノバル                            9ピンミニチュア真空管
  オクタル                          オクタル・ベ−ス真空管
  7ピン                            7ピン標準真空管
  エ−コン管                         エ−コン真空管
  サブミニチュア7本                    7ピンサブミニチュア真空管
  サブミニチュア8本                    8ピンサブミニチュア真空管

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

b.検査アダプタ−
  検査アダプタ−(図1)が、8ピン、サブミニチュア、長いリ−ド線の
真空管用に設けられています。三つの検査アダプタ−(図5)(X3B(8ピンオクタル)、
X7B(9ピンノ−バル)そしてX10B(7ピンミニチュア)がそれぞれのTV−2B/Uに設けられています。
検査アダプタ−は、それぞれの対応するソケットに設置されていて、永久的なソケットではなしに、アダプタ−
の方で摩滅を受け持ちます。満足のゆく接触ができないほど摩滅したらそれぞれの検査ソケットから、リ−ド線
を外すことなしに、検査アダプタ−が取りはずされることができます。

15.検査開始前の手順:

a.真空管試験器TV−2*/Uの操作に使用される交流(AC)電源の電圧と
周波数をチェックしなさい。電圧は103.5から126.5Vの間でなければなりません。
また、電源周波数は50C/Sから1000C/Sでなければなりません。

注意:TV2*/Uを決して直流(DC)電源に接続してはなりません。

b.留め金をはずして、この真空管試験器のふたを上にあげて下さい。

c.電源プラグをパネルのダミ−受け口からはずして、ブラケットから電源
  コ−ドを外して下さい。

d.すべての調整つまみとスイッチがつぎのように安全位置にあることを
  確認するためにチェックして下さい。




-------------------------------------------------------------------
  スイッチまたは調整つまみ        安全位置
-------------------------------------------------------------------
ON−OFF                    OFF
SHORT TEST                OPER
FUNCTION                   TEST
PRESS TO TEST
P1、P2、P3、P4、P5
およびP6                     中立
FIL− FIL+                    0
GRID                         0
PLATE                        0
SCREEN                      0
CATHODE                     0
SUPPRESSOR                  0
FILAMENT RANGE               OFF
FILAMENT 微調整          時計反対方向一杯に
BIAS RANGE             50
BIAS     微調整          時計反対方向一杯に
PLATE−SCREEN RANGE    OFF
PLATE 微調整             時計反対方向一杯に
SCREEN 微調整           時計反対方向一杯に
SIGNAL・VR 微調整         時計反対方向一杯に
GM・SIGNAL RANGE        F.
SHUNT 調整つまみ          0
GM CENTERING 調整つまみ  中点(つまみの点とパネルの点とを合わせる)
-------------------------------------------------------------------

e.要約された操作方法が、この真空管試験器のふたの内部に取り付けられています(図1)が、
次のようにGM TESTINGの操作方法を改定して下さい。

1)I〜IVまでに表記されたすべての操作を行いなさい。
2)P4を押し下げて、真空管試験デ−タ−ロ−ル・チャ−トに示されたように調整つまみを再調整して下さい。
3)P4をもとに戻して、GM−SIGNAL RANGEつまみを、Fに設定し、P4を
押して下さい。
4)GM CENTERING 調整ツマミによって、PERCENT QUALITY メ−タ−を0に設定しなさい。
5)P4をもとに戻して,GM-SIGNAL RANGE 調整つまみを真空管試験デ−タ−チャ−ト表の通りに合せる。
6)P4を押し下げて,もしもPERCENT QUALITY メ−タ−の読みが
MIN LIM 欄の値以上であれば真空管は良品である。P4をもとに戻しなさい。

f.電源コ−ドプラグをACソケットに差込んで下さい。

第4部 通常状態における操作

16 開始手順
注)この機器の使用を開始するために、開始準備手順(15節)において要求されたように調整ツマミ類が設定されて
いることを確認して下さい。それからaからiまでに記述された手順を実行して下さい。

a.この真空管試験器の上蓋の裏側に取り付けられている真空管試験ロール・チャートにおいて
これから検査される真空管名称を捜して下さい。

b.これから検査する真空管のために、真空管検査データーロール・チャート
上で示されている位置に7個のSELECTORSスイッチを設定して下さい。
真空管検査データーロール・チャートおよび試験器のパネル上で記されている順番で、左から右へ、
左側のFIL−SELECTORSスイッチから始めてスイッチを設定して下さい。

注)7個のSELECTORSスイッチは、同時に検査中の真空管の同じ
PINに二つの違った電圧が加えられないように、電気的に相互接続されて
います。このようにして、パネル上でこれらスイッチが配列されている順序で
SELECTORSスイッチを設定することによって、回路のショートは避けられます。

c.FILAMENT RANGE スイッチを真空管検査データーロール・
チャートで示されている位置に設定して下さい。

d.検査する真空管を適切な位置に挿入してください。

注意)ロクタル管、エーコン管、そしてサブ・ミニチュア管をソケットに挿入したり、
ソケットから抜いたりする際には注意をして下さい。過度の力を加えると、ピン基部
のガラスの封印部を割ってしまいます。ロクタル・ソケットのロックを緩めるには、
片側に軽い圧力をかけて下さい。7PINおよび9PINのミニチュア管の曲がってしまった
ピンを直すぐに矯正する為に、真空管検査データーロール・チャート収容器に取り付けられた
ピン矯正器を利用して下さい。

e.もしも、検査される真空管にトップ・キャップのあるものであれば、AまたはBクリップをつけなさい。
どちらのクリップを使用するかについての指示は、注意書欄で他のデーターが要求されるのでなければ、
真空管検査データーロールチャートの注意欄に記載されています。さらに、SELECTORSスイッチの一つは、
AまたはBを示します。もしAの位置が、指定されておるとAクリップを使用してください。もしBの位置が指定されて
おれば、Bクリップを使用して下さい。

f.ON−OFFスイッチをONの位置に設定して下さい。パイロット・ランプが光るはずです。少なくとも、1分間の
ウオームアップ時間を与えてください。

g.FILAMENT微調整ツマミを、正反対の記述がない限りにおいて、
FILAMENT VOLTSメーターの針が、真空管検査データーロール・チャートのRANGE欄で明記された正確なフィラメント電圧
を示すまで調節して下さい。
フィラメント電圧が、0.625、6.3、12.6、あるいは117Vである場合には,メ−タ−の針が適切な目盛り上の赤い較正線上
にくるように、調整ツマミを調整して下さい。

h.もしも、電源電圧が低いならば、特定のフィラメント電圧を示すように
FILAMENT 微調整ツマミを調整すること可能ではないかも知れません。
こういう状態が存在する場合は、FILAMENT RANGEスイッチをその次の高い位置に回して、
次に正しい電圧がメーターに指示されるまで、調整ツマミを調整して下さい。

i.もしも、電源電圧が高いならば、特定の電圧を示すように
FILAMENT 微調整ツマミを調整することが可能ではないならば
FILAMENT RANGEスイッチをその次の低い位置に回して、次に正しい電圧がメーターに指示されるまで、
調整ツマミを調整して下さい。


17 PERCENT QUALITY メーターのゼロ調整

16節の手順が完了したら、PERCENT QUALITYメーターをゼロに調整して下さい。この調整は、つぎのように、
どんな真空管でも相互コンダクタンス(GM)を検査する前に、行わねばなりません。

a.GM−SIGNAL RANGE スイッチをFの位置に回して下さい。
b.PRESS TO TEST P4スイッチをロック位置に押し下げてく  ださい。真空管試験データー・チャートの
メーター設定欄に明記された正確なメーターの読みを表すようにツマミ類を再設定して下さい。
c.GM CENTERING ツマミを調整して、PERCENT  QUALITYメーターが目盛り板上で正確にゼロを
指すように設定して下さい。 
d.P4スイッチを放して下さい。

18 ショ−トテスト
a.15節および16節に記述された操作を行って下さい。
b.TV−2/Uの場合は,PLATE微調整つまみの点をパネルの点とを合せてください。TV−2A/Uおよび
TV−2B/Uの場合は、PLATE微調整つまみの点を、パネルのline indexのマ−クと合わせてください。
このようにすると、正確な電圧がショ−トテスト回路に加えられることになります。
c.SHORT TEST スイッチをOPER.の位置からV、W、X、Y、Zへと
ゆっくり回転させてください。その際に同時に一本の指でその真空管をかるく叩いて、
FIL.CONT.SHORT 指示ランプを見て下さい。
注意)次の真空管は、電極間ショ−トの検査をするときに、下に表記された真空管は
叩かないようにして下さい。叩くとその真空管を破損することがあります。

1A5GT 1LH4
1A7GT 1LN5
1C5GT 1P5GT
1G4GT 1Q5GT
1G6GT 1S4
1H5GT 1S5
1L4 1T4
1LA4 1T5GT
1LA6 1U4
1LB4 1U5
1LD5 3A4
1LE3 3A5
3A6GT 3Q4
3B7 3Q5GT
3D6 3S4
3LF4 3V4

d.もしもランプが、連続して点灯したり、SHORT TEST スイッチの5つの
位置のいずれかで、叩いている間に、光るならば、その真空管は、ショ−トしている電極があります。
例外が、真空管テストデ−タ−ロ−ルチャ−トに記載されていないならば、その真空管は廃棄して下さい。

e.SHORT TEST スイッチが一つの位置から次の位置に回されているときに
FIL.CONT.SHORT 指示ランプが一瞬ぴかりと光っても無視して下さい。
この閃光は、検査回路のコンデンサ−への充電に起因するものです。

f.この検査が終了したら、ON−OFF スイッチをOFFの位置に設定し、真空管試験ソケットから検査中の
真空管を抜いて下さい。そして、すべてのスイッチ類や調整つまみを安全位置に戻して下さい。(第15節d).

19.電極間のリ−ク検査

 検査中の真空管の電極の間の相互の電極のリ−ク(LK)をmegohm単位で、決定するためにaからeまでの検査手順を行って下さい。

a.15節および16節で述べられた操作を実行して下さい。
b.FUNCTIONスイッチをLEAKの位置に操作して下さい。
このスイッチ位置では、この検査のみにおいてのみ、オ−ム計として役立つように、PLATEメ−タ−を回路に接続します。
c.このオ−ム計(PLATEメ−タ−)を次のようにゼロに設定します。

1)SHORT TESTスイッチをVの位置に動かして下さい。
2)PLATE微調整ツマミを時計反対方向いっぱいに回して下さい。
3)PRESS TO TEST P1スイッチを押し下げて下さい。
4)P1スイッチを押し下げた位置に保持して、PLATEメ−タ−の針がオ−ムメ−タ−(最上部)目盛りでゼロ(目盛り中央で250)
を示すように、PLATE微調整ツマミを調整して下さい。
5)P1スイッチを切って下さい。

d SHORT TESTスイッチをゆっくりと操作して、OPER.の位置からV、W,X,YそしてZの位置に動かして下さい。
同時にPLATEメ−タ−の振れかたを観察して下さい。
1)電極間に、ショ−トがないか、リ−クがなければPLATEメ−タ−の針はまったく振れません。
2)電極間に、ショ−トがあると、PLATEメ−タ−の針はフルスケ−ルに振れます。
注) NOTES欄で。ショ−トを示す箇所では、これらの設定では、フルスケ−ルの振れがあります。
3) PLATEメ−タ−の抵抗目盛りで中程度のリ−ク値を読み取って下さい。リ−クの量は、MEGOHMで示されます。

e.検査が完了したら、ON−OFFスイッチをOFFの位置に設定し、検査中の真空管を検査ソケットから抜いて下さい、そしてすべてのスイッチと調整ツマミを安全位置(15d)に戻して下さい。


20.フィラメント導通検査:
a.15節および16節の操作を実行して下さい。
b.もしもフィラメント導通検査のみが行われる唯一の検査なら、真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに明記されるように、FIL−とFIL+ の
SELECTORSスイッチのみ設定してください。残りのSELECTORSスイッチは、安全位置にして放っておいて下さい(15節)。
c.SHORT TESTスイッチをVの位置に操作して下さい。
TV−2/Uの場合は、PLATE微調整ツマミの点をPANELの点と合わせて下さい。TV−2A/UおよびTV−2B/Uの場合は、
PLATE微調整矢印ツマミをPANEL上の直線のマ−クと合わせて下さい。
d.TEST P1スイッチを押し下げてください。

(1)FILCONT.SHORT lampが輝けば、FILAMENTは良好です。
(2)FILCONT.SHORT lampが輝かないならば、FILAMENTは断線しています。その真空管は廃棄して下さい。

注意)ときどき、冷たいときにはフィラメントが導通を示し、温度が上がると断線する場合があります。
このような状態が疑われる場合は、検査中の真空管の正常な電圧にFILAMENT RANGE スイッチを設定し、その真空管を
数分ウオ−ム・アップして、この検査を繰り返して下さい。 


21.相互コンダクタンス・テスト
a.15節および16節に記述された操作を行って下さい。
b. FUNCTION スイッチをTEST位置にして下さい。
c.PLATE−SCREEN RANGEスイッチを真空管試験デ−タ−チャ−ト表に示された通りに合せて下さい。

注意)プレ−ト電圧が加えられた後で、検査中の真空管の上部のキャップに触れてはいけません。
d.PLATE および SCREENの微調整ツマミを調整して、PLATE VOLTSメ−タ−と SCREEN VOLTSメ−タ−
  の指示が真空管試験デ−タ−チャ−ト表に示された正確な電圧になるようにして下さい。両方のメ−タ−の赤い較正印
  がこの調整を助けてくれます。
e.BIAS RANGEスイッチを真空管試験デ−タ−チャ−ト表に示された電圧(位置)に設定して下さい。
f.BIAS 微調整ツマミを調整して、GRID BIAS VOLTS メ−タ−がデ−タ−チャ−ト表に示された正確なグリッドバイアス電圧を
 示すようにして下さい。 
g.もしバイアス電圧の表示が低いプレ−ト電圧設定でフル・スケ−ルの80パ−セント以上であれば、必要とされるバイアス電圧を
  得ることが困難であるかも知れません。そのような場合は、BIAS RANGEスイッチの次に高い設定を利用して下さい。
h.クオリテイSHUNT調節ツマミを真空管試験デ−タ−チャ−ト表に示された数字に合わせて下さい。
i.PERCENT QUALITY メ−タ−をゼロに調整してください。
j.GM−SIGNAL RANGEスイッチを真空管品質検査に示された位置に合わせてください。
k.SIGNAL−V.R.微調整ツマミを調整して、SIGNALメ−タ−の針が赤い線を指すようにして下さい。 
l. PRESS TO TEST P4スイッチを押し下げて、ロック位置に入れて下さい。
m PERCENT QUALITY メ−タ−で、検査中の真空管のパ−セント・クオリテイ(品質)を読みとって下さい。
1) 真空管試験デ−タ−チャ−ト表に示された示された最低限の値を下回る場合は、その球は廃棄して下さい。
2) もし、読みが最小限の値との境界線にあるなら、その球は使用できますが、近い内に取り替えられなければなりません。
3) もしも、PERCENT QUALITYメ−タ−の指示がFULLスケ−ルを超える場合は、その球は、ガスの多い球であるかも
   知れません。ガス検査(第22節)を行って下さい。

n. p4スイッチをはなしてください。
(注意)複合管では、真空管試験デ−タ−チャ−ト表では、何回かにわけて記載されているでしょう。このような場合には、それぞれの
真空管試験デ−タ−チャ−ト表に記載されたようにSELECTORSを再設定して下さい。それぞれの新しい設定に対して、
ショ−ト検査と相互コンダクタンス検査を繰り返して下さい。
o  検査が終了したら、ON−OFF スイッチをOFFに設定し、検査ソケットから、検査中の真空管を抜き取り、すべてのスイッチや
   調整ツマミを安全位置に戻して下さい。(15節d)

22. GAS 検査
次の手順を使用して、増幅管に過度のガスが入っているかどうかを判定して下さい。
多極管を検査している時には増幅管部分を検査して下さい。この検査は、2極管部や
整流管には適用しません。
a 第15節および第6節の操作を行って下さい。
b FUNCTION スイッチを TESTの位置に操作してください。
c PLATE−SCREEN RANGE スイッチを真空管試験デ−タ−・ロ−ルチャ−トにおいて明記された位置に
操作して下さい。
注意:プレ−ト電圧が加えられた後で、検査中の真空管のプレ−トキャップに触れないようにして下さい。
d PLATE と SCREENの 微調整ツマミを、PLATE電圧メ−タ−とSCREEN電圧メ−タ−が真空管試験
デ−タ−・ロ−ルチャ−トにおいて明記された正確な電圧を示すまで調整してください。両方のメ−タ−目盛りの
赤い較正マ−クはこの調整を助けてくれます。 
e BIAS RANGE スイッチを真空管試験デ−タ−・ロ−ルチャ−トにおいて明記された電圧位置に調整してください。
f BIAS 微調整つまみをGRID BIAS VOLTSメ−タ−が明記された電圧を示すまで調整してください。
g quality SHUNT調整つまみを真空管試験デ−タ−・ロ−ルチャ−トに示された数に設定して下さい。そして、
PERCENT QUALITY メ−タ−をZEROに調整してください。
h GM−SIGNAL RANGE スイッチを真空管品質検査のために定められた位置に操作して下さい。
i SIGNAL−VR 微調整つまみをSIGNAL VOLTSメ−タ−の針が赤い線にくるまで調整してください。 
j PRESS TO TEST P4スイッチをロック位置に押し下げて下さい。
k PRESS TO TEST P6スイッチを押して、下げて下さい。P6スイッチを下げると、PERCENT QUALITY 
メ−タ−の針が目盛り上で、上にあがるか下に下がるのいずれかになります。もしも、メ−タ−の針がいずれの方向
にも、3目盛以上動くならば、その真空管は、満足な動作をすることができないほどの多くのガスを含んでいます。

注意:ある一定期間使用していたあとでガスが生じる球もあります。こういうことがあると疑われる場合には、ガス検査
を行う前に、潜在可能的な操作を数分間行った状態で、その真空管を検査状態においておくようにして下さい。

l 検査が終了したら、ON−OFF スイッチをOFFの位置に設定して、検査ソケットから検査中の真空管を抜きなさい、
そして全てのスイッチや調整つまみを安全位置に戻してください。
(第15節d)


23 エミッション検査

 次の手順を用いて、整流管、二極検波管、多極管のエミッション(EM)の検査を行って下さい。

a.15節および16節において述べられた操作を行って下さい。
b.FUNCTIONスイッチをTESTの位置に操作して下さい。
c.PLATE−SCREENレンジ・スイッチを真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに明記された位置に設定してください。
d.PLATE微調整ツマミを調整して、PLATEメ−タ−が真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに明記された正確な電圧を示すように調整して下さい。
メ−タ−目盛りの赤い較正マ−クは、この調整を助けてくれます。
e.クオリテ−SHUNT調整つまみを回して真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに示した数に合わせてください。
f.GM−SIGNAL RANGEスイッチを真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−ト記された位置に合わせてください。
g.TV−2/Uの場合は、GM−CENTERING調整ツマミの点をPANELの点と合わせて下さい。TV−2A/UおよびTV−2B/Uの場合は、GM−CENTERING調整ツマミの直線をPANEL上の直線のマ−クと合わせて下さい。
h.検査中の真空管が二極管の場合は、PRESS TO TEST P2スイッチを押し下げ下さい。検査中の真空管が、マルチ・グリッド管の場合は、P2スイッチとP3スイッチ両方を押し下げて下さい。
i.PERCENT QUALITY メ−タ−を読んで下さい。もしも読み取り値が最小限度以下であれば、その球は廃棄して下さい。もしも指示値が、境界値であれば、使用できるけれども、近いうちに取り替えねばならないでしょう。
注意)いくつかの二極管を検査しているときに、PERCENT QUALITY メ−タ−が振り切れることがあります。その真空管のエミッションがその仕様によって必要とされる以上のものであるときには、正常な状態です。そのような二極管のバランスをとる必要がある場合には、クオリテイSHUNT
調整ツマミの設定を減少させて、PERCENT QUALTIYメ−タ−の読みが100となるようにしてください。この新しいSHUNT設定を守り、この設定で同じ種類の二極管を比較して下さい。 
j.この検査が終わったら、ON−OFFスイッチをOFFの位置に設定し、
検査中の真空管を検査ソケットから抜き、すべてのスイッチと調整ツマミを安全位置に戻して下さい。(第15節d)


24.電圧安定管とガス入り整流管の検査
 次の手順によって、電圧安定管(VR)およびガス入り整流管を最小負荷と最大負荷状態で検査して下さい。
検査する真空管の安定能力は、検査結果から測定出来ます。サイラトロン球の検査は、26節を参照して下さい。
a.15−16節で述べた操作を行って下さい。FILAMENT RANGEスイッチとBIAS RANGEスイッチを真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに示された位置に設定して下さい。

b.PLATE−SCREEN RANGE スイッチをを真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに示された位置に設定して下さい。
c.quality SHUNT調整ツマミをを真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに示された位置に設定して下さい。 
d.FUNCTIONスイッチをVRの位置に設定して下さい。
e. SIGNAL-VR. と BIAS微調整ツマミを「時計反対方向」(ZERO)に合わせて下さい。
f.Test P5 スイッチを押して保持して下さい。
  PLATEメ−タ−に示される検査中の球を流れる電流を記録して下さい。また、PERCENT QUALITYメ−タ−の読みとり値
  を記録して下さい。  
g.P5スイッチを「操作位置に」押さえたままで、SIGNAL−VR、PLATE、SCREEN の微調整
  をして、PLATE meter の50MAの目盛りが、真空管試験デ−タ−のロ−ル・チャ−トに明記されたように、真空管を流れる最小限
  の負荷を示すようにしてください。Percent Quality の読みを記録して下さい。

h.PRESS TO TEST P5 スイッチを「操作位置に」押さえたままで、SIGNAL−V.R 微調整をして、PLATE meter の50MAの目盛りが、真空管試験デ−タ−のロ−ル・チャ−トに明記された最大限の負荷を示すようにして下さい。Percent Quality の読み取り値を記録して下さい。
i. Percent Quality meter で読みとられた真空管を通して流れる最大負荷電流と最小負荷電流の間の違いを取って、その球の安定能力決定して下さい。もしも、2っの読みの間の相違が真空管試験デ−タ−.ロ−ル・チャ−トに示された最大相違値よりも大きければ、その球は廃棄して下さい。

注意:Qualityメ−タ−のSHUNTの50という設定が、多くの電圧安定管に明記されています。
そのように、明記されている場合は、PERCENT QUALITY メ−タ−の読みは検査中の球における電圧降下を直接示します。
PERCENT QUALITY メ−タ−で読まれた最小負荷電流と最大負荷電流の間の相違は、Voltsで表すその球の安定能力と
等しいのです。
j. 検査が終了したら、ON−OFF の電源パワ−スイッチ、をOFFに設定し、テストソケットから検査中の球を取り除き、全てのスイッチとコントロ−ルを 安全位置に戻して下さい。(15節d)


25 三極管のPLATE電流(50ミリ・アンペア以下)を読み取る手順:

a.15節および16節で示された手順を実行して下さい。
b.PLATEおよびSCREEN SELECTORSスイッチを除いて
真空管検査ロ−ルチャ−トに示されるようにすべてのSELECTORSスイッチを設定して下さい。
c.PLATE セレクタ−スイッチを0の位置に設定して下さい。
d.SCREEN SELECTORS スイッチを真空管検査ロ−ルチャ−トのPLATE SELECTORSスイッチに指定された位置に設定して下さい。
e.GM−SIGNAL RANGEスイッチをFの位置に設定して下さい。
f.SCREEN微調整ツマミを調整して、真空管検査ロ−ルチャ−トで
PLATEメ−タ−に定められた電圧がSCREEN VOLTSメ−タ−に示されるようにしてください。
注意)SCREEN VOLTSメ−タ−がPLATEメ−タ−に定められた
電圧を指示できるようにするには、PLATE−SCREEN RANGEスイッチを時計反対方向にスイッチを動かして、新しい設定にすることが必要であるかも知れません。
g.検査中の真空管に対して真空管検査ロ−ルチャ−トで要求されるように
すべてのほかの微調整ツマミを調整しなさい。
h.SIGNAL−V.R.微調整ツマミを時計反対方向一杯に回して下さい。
i.FUNCTIONスイッチをVRの位置に設定して下さい。
J.QUALITY SHUNT調整ツマミを0に設定して下さい。
k.PRESS TO TEST P5スイッチを押し下げて下さい。
検査中の真空管のための適切な電圧がすべての他のメ−タ−上に現れるように
必ずしてください。PLATEメ−タ−の0ー50ミリアンペア(ma)目盛り上の読み取り値を見て下さい。
l.PRESS TO TEST P5スイッチをはなして下さい。
m.検査が完了したら、ON−OFFスイッチをOFFの位置に設定して下さい。検査中の球を検査ソケットから抜いて下さい。すべての調整ツマミを安全位置に戻して下さい。(15節d) 

26 サイラトロン 検査
  次の手順を用いて、サイラトロン球(TH)の「点火点」(firing potential)を決定して下さい。サイラトロン球はまた、ガス入り
3極管あるいはグリッド・グロ−球とも呼ばれます。点火点とは、この真空管が動作を始めるグリッド電圧と定義づけられます。

a.15節で示した操作を行って下さい。
b.FUNCTION スイッチをVRの位置に設定して下さい。
c.PLATE−SCREEN RANGE スイッチを真空管検査デ−タ−・ロ−ルチャ−トに明記された位置に設定して下さい。
d.SHUNT調整ツマミを真空管検査デ−タ−・ロ−ルチャ−トに明記された位置に設定して下さい。
e.SIGNAL−V.R.微調整ツマミを時計方向一杯(最大)に設定して下さい。
f.PRESS TO TEST P5スイッチを押し下げてください。
  PLATE メ−タ−に示される真空管を通って流れる電流を記録して下さい。また、QUALITY METERの読みを記録して下さい。
g.SCREEN微調整ツマミを調整して、SCREEN VOLTSメ−タ−が真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トにおいて明記された
電圧を示すようにして下さい。
h.BIAS微調整ツマミを時計方向(最大)に設定して下さい。
i.PRESS TO TEST P5スイッチを操作位置に保持したままで、徐々にBIAS微調整ツマミを調節することによって
バイアス電圧を減少させて、真空管がその点火点に達するようにして下さい。点火点は、PLATEメ−タ−で示される負荷電流の
突然の増加とPERCENT QUALITYメ−タ−における突然の読み取り値の減少で示されます。
注) 真空管は境界となるグリッド・バイアス電圧に達するまでは、動作しません(PLATEメ−タ−によって示される負荷電流の増加
によって示されます)。例えば、2D21Wとか2050Wでは、動作が始まるバイアス電圧は1.5から3.0ボルトの間になるはずです。 
j.真空管が点灯する電圧は、GIRD BIAS VOLTSメ−タ−で読みとれます。メ−タ−の針が動き始める、瞬間と位置を記録して下さい。
ここが検査中の真空管の点火電圧です。メ−タ−の読みを確認するために、検査を繰り返して下さい。サイラトロン球の点火の最小の限度値が真空管検査デ−タ−・ロ−ルチャ−トに記載されています。
k.検査が完了したら、ON−OFF電源スイッチをOFFの位置に、検査中の真空管は抜いて、すべてのスイッチと調整ツマミを
安全位置に戻して下さい。(15節d) 


27 マジック・アイ管 検査

  TV−2*/U試験器で検査できるマジック・アイ管には2つの種類があります。6U5および同等管は3極管部と1個の表示部(一つの
陰影部)を持っています。6AF6と同等管は3極管部はもっていませんが、2個の表示部(2重の陰影部)をもっています。次の手順を実行して
マジックアイの開く動作、および閉じる動作のみ調べて下さい。3極管部を持っている表示管は、エミッション・テストも行われねばなりません
(下のi )。
a.15節と16節で示した操作を行って下さい。
b.FUNCTION スイッチを、TESTの位置に設定して下さい。
c.PLATE−SCREEN RANGEスイッチを真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トにおいて明記された位置に操作して下さい。
d.PLATE および SCREEN微調整ツマミを調整して、真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トに明記された正確な電圧が
 対応するメ−タ−に示されるようにして下さい。
e.PRESS TO TEST P4スイッチを押し下げて下さい。もしも、その真空管が、表示部一個のものであれば、その表示器は
  閉じるはずです。もしも真空管が2つの表示部を持つものであれば、たとえば6AD6とか6AF6であれば、第一表示部が閉じて
第二表示部は開いている筈です。
f.PRESS TO TEST P4スイッチを放してください。
g.2個の表示器を持つ真空管の場合は、SCREEN および SUPPRESSOR SELECTORSスイッチを、真空管検査
デ−タ−ロ−ル・チャ−トの第2行目に明記された位置に操作して下さい。
h.もう一度、PRESS TO TEST P4スイッチを押し下げて下さい。もし、球が良品であれば、第一表示器は今度は開くはずです。
そして第二表示器は、閉じるはずです。 
g.3極管部を持つマジック・アイ表示器、例えば6U5(23節)の3極管部のエミッション・テストを行って下さい。エミッション検査の
ための調整設定方法は、真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−ト(12節)の同じ真空管の第3行目の記述において明記されています。


28 バラスト管 検査

 次のようにバラスト管の検査をして下さい。
a.15節で示した操作を行って下さい。
b.検査中の真空管のために真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トにおいて明記された位置に
FIL−SELCTORSスイッチを操作してください。他のスイッチやツマミはすべてその安全位置において下さい(15d節)。
c.バラスト管を適切なソケットに挿入して下さい。
d.ON−OFF電源スイッチをONの位置に回して下さい。
e.SHORT TESTスイッチをVの位置に回して下さい。
f.PRESS TO TEST P1スイッチを押し下げてください。
真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トにおいて明記された位置にFIL−SELCTORSスイッチを操作してください。
FIL−CONT.SHORTランプは、記載されたすべての位置で輝くはずです。そうでない場合は、そのバラスト管は廃棄して下さい。
g.真空管のリストに記載されたものおのおのに対して、bからfまでに示された手順を繰り返して下さい。

29 パイロット・ランプ球 検査

 ミニチュア・バヨネット型 あるいはねじ込み型口蓋のパイロット・ランプおよび他のランプを検査するために、次のように行って
下さい。

a.FIL−SELECTORSスイッチを2の位置にして下さい。
b.FIL+SELECTORSスイッチを7の位置にして下さい。
c.FILAMENT RANGE スイッチを検査中のランプの正しい電圧に合わせて下さい。
  この電圧は、通常ランプの基部に記されています。 
d.ON−OFF電源スイッチをONの位置にして下さい。
e.FILAMENT 微調整ツマミを、そのランプに決められた正確な電圧を、FILAMENT VOLTSメ−タ−が
示すまでまわして下さい。
f.SEVENソケットの中央にランプを挿入して保持して下さい。もしランプが良品であれば、ランプは普通の照度で
輝きます。
注意: グロ−ランプは、電流制限の直列接続抵抗器が供給されていないならば、TV−2*/Uで検査してはなりません。

g.検査が完了したら、ON−OFF電源スイッチをOFFの位置に、さらにFIL−およびFIL+ SELECTORSスイッチ、FILAMENT
RANGEスイッチ、そしてFILAMENT 微調整つまみを安全位置に戻して下さい。(15節d) 

30 完全なる真空管検査
 完全なる真空管検査の一例として、6SQ7が検査されるとしましょう。
6SQ7という真空管は、双二極、ハイ・ミュ−三極の複合管で、検波、増幅と自動電圧制御管が結合したものとしてラジオ受信機で使用されます。ソケットの口蓋は8ピン・オクタルです。真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トを回して、真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−ト収納器の左側の窓の球種欄に6SQ7が現れるようにして下さい。電極間ショ−ト、リ−ク、フィラメント導通検査に加えて、この真空管は3回検査をされねばなりません;3極管部の相互
コンダクタンスの検査をするため、第一・二極管部のエミッション検査をするため、第二・二極管部のエミッション検査をするためです。さらに、この真空管のガス混入検査もなされねばなりません。

a用意
真空管試験データー・ロール紙を調節して、6SQ7が水平の赤い線の間の窓の中央に来るようにして下さい。真空管試験データー・ロール紙収納器に印された欄の初頭を参照して、次のように行って下さい。
1)第15節に述べられた操作を行って下さい。
2)FUNCTIONスイッチをTESTの位置に設定して下さい。
3)真空管試験データー・ロール紙のSELECTORS(L TO R)
  欄において指示される位置に、また指示されている順にSELECTOR  Sスイッチを設定して下さい。
a)FIL−を7
b)FIL+を8
c)GRIDを2
d)PLATEを6
e)SCREENを0
f)CATHODEを3
g)SUPPRESSORを0
に設定してください。
4)FILAMENT RANGEスイッチを6.3の位置に設定して下さい。
5)6SQ7をOCTALソケットに挿入して下さい。
6)ON−OFFスイッチをONの位置に設定して、1分間のウオ−ム・アッ  プをして下さい。

7)FILAMENT微調整ツマミを調整して、FILAMENT VOLT  Sメ−タ−の針が6.3ボルトを指すようにして下さい。

b.真空管6SQ7のショ−ト検査(第18節)を行うために、次のように
  して下さい。

1)TV−2/Uの場合は、PLATE微調整ツマミの点をPANELの
点と合わせて下さい。TV−2A/UおよびTV−2B/Uの場合は、PLATE微調整矢印ツマミをPANEL上の直線のマ−クと合わせて下さい。

2)SHORT TESTスイッチをOPER.位置からV,W,X,Y,Zとゆっくりと回して、OPER位置まで戻して下さい。同時に1本の指で、この真空管を軽く叩いて下さい、そしてFIL.CONT.SHORT指示ランプを見て下さい。

3)もしもこのランプが、連続的にあるいはSHORT TESTスイッチの5つの位置のいずれかで叩いたときに光るならば、この球はショ−トしている箇所があります。この球は廃棄して下さい。もしも、ショ−トがなければ、
つぎの検査に移って下さい。

e.電極間リ−ク検査:(第19節)電極間リ−クの検査を6SQ7において行うために、つぎのようにして下さい。

1)FUNCTIONスイッチをLEAKの位置に設定して下さい。
2)PLATEメ−タ−(この検査では、オ−ム計として働くのですが)を
  ZEROに設定して下さい。
3)SHORT TESTスイッチをOPER.位置からV,W,X,Y,Zとゆっくりと回して下さい。同時にPLATEメ−タ−の指示を見て下さい。4)電極間に導通がない、あるいはリ−クがない場合はPLATEメ−タ−の針は振れません。電極間にショ−トが有る場合には、メ−タ−の針はフルスケ−ルの振れとなります。PLATEメ−タ−の抵抗目盛りの中間値を読み取って下さい。 もしもリ−クがなければ、次の検査にと進んで下さい。

5)FUNCTIONスイッチをTESTの位置に設定して下さい。

d.FILAMENT導通検査:この6SQ7のFILAMENTがきれていないかどうか(第20節)を判定するために、つぎに述べるように進めて下さい。
FIL−とFIL+SELECTORSスイッチは、真空管試験データー・ロール紙示されたように設定して下さい、それぞれ7と8です。

1)SHORT TESTスイッチをVの位置に設定しなさい。

2)TEST P1スイッチを押してください。
3)FIL.CONT.SHORT指示ランプが輝けば、FILAMENTは、大丈夫です。もしもこのランプが点灯しないと、このFILAMENTは、切れています。この球は廃棄して下さい。しかし、FILAMENTが大丈夫であれば、3極管部の相互コンダクタンスの検査へと進んで下さい。
4)SHORT TESTスイッチをOPER.に設定して下さい。

e.相互コンダクタンスの測定:

  6SQ7の3極管部の相互コンダクタンスを検査するために、次に述べるように進めて下さい。FUNCTIONスイッチとすべての
SELECTORSスイッチをa(2)から(7)までにおけるように設定します。

1)PLATE−SCREEN RANGEスイッチをJの位置に設定して下さい。
2)PLATE微調整ツマミを調整して、225Vになるようにしてください。3)BIAS RANGEスイッチを5の位置に設定してください。
4)BIAS微調整ツマミをGRID BIAS VOLTSメ−タ−が
2Vを示すように調整して下さい。
5)SHUNT調整ツマミを回して90にあわせて下さい。
6)PERCENT QUALITY メ−タ−をZERO(第17節)に合わせて下さい。
7)GM−SIGNALスイッチをDに設定してください。
8)SIGNAL−V.R調整ツマミをSIGNAL メ−タ−の針が赤い線に来るように調整して下さい。
9)PRESS TO TEST P2スイッチを押し下げて、ロック位置に
して下さい。PERCENT QUALITY メ−タ−で6SQ7のパ−セント・品質を読んで下さい。もしも読み取り値が最小限度の25以下であればその球は廃棄して下さい。もし、25の境界線にあれば、その球は使用されることは出来ますが、もうすぐ取り替えられねばならないでしょう。  
もしも、メ−タ−の針が、フルスケ−ルを越えるならば、その球はガス検査を行って下さい。


f.過度のガス混入がないかの検査:
球のガス検査をするために次に述べるように進めなさい。
FUNCTIONスイッチとすべてのSELECTORSスイッチ、レンジスイッチを上のeのように設定しなさい。
そうすると、FILAMENT VOLTSメ−タ−は6.3Vを示します。

1)PRESS TO TEST P2スイッチを押し下げて、ロック位置にして下さい。
2)PRESS TO TEST P6スイッチを押し下げて、保持して下さい。もしも、PERCENT QUALITY メ−タ−の針が25あるいは
25近くのままであれば、その球は過度のガスを含んでいません。もしメ−タ−がいずれかの方向に。3目盛り以上動くならば、その球は満足な動作をするには、多すぎるガスを含んでいます。


g.エミッションの測定(第一・二極管部)
第一・二極管部のエミッションを測定するために、真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トを調節して、6SQ7が現れる第二行目の記述が水平の赤い線の間になるようにしなさい。
FUNCTIONスイッチ、PLATEスイッチを除くすべてのSELECTORSスイッチとPLATE−SCREEN RANGEスイッチは前述のa(2)から(4)におけるように設定してください。FILAMENT VOLTSメ−タ−は、6.3Vを示します。

1)PLATEスイッチを5の位置に設定して下さい。
2)PLATE−SCREENレンジ・スイッチをSの位置に設定して下さい。3)PLATE微調整ツマミを調整して、PLATEメ−タ−が20Vacを示すようにしてください。
4)クオリテ−SHUNT調整つまみを回して90に合わせてください。
5)GM−SIGNAL RANGEスイッチをAの位置に設定してください。
6)TV−2/Uの場合は、GM−CENTERING調整ツマミの点をPANELの点と合わせて下さい。TV−2A/UおよびTV−2B/Uの場合は、GM−CENTERING調整ツマミの直線をPANEL上の直線のマ−クと合わせて下さい。
7)PRESS TO TEST P2スイッチを押し下げて、PERCENT QUALITY メ−タ−を読んで下さい。もしも読み取り値が最小限度の25以下であればその球は廃棄して下さい。もしも指示値が満足できるものであれば、第二・二極管部の測定をして下さい。

h.エミッションの測定(第二・二極管部)
第二・二極管部のエミッションを測定するために、真空管検査デ−タ−ロ−ル・チャ−トを調節して、6SQ7が現れる第三行目の記述が水平の赤い線の間になるようにしなさい。
FUNCTIONスイッチ、PLATEスイッチを除くすべてのSELECTORSスイッチとPLATE−SCREEN RANGEスイッチは前述のg)におけるように設定してください。FILAMENT VOLTSメ−タ−は、6.3Vを示します。

1)PLATEスイッチを4の位置に設定して下さい。
2)PLATE−SCREENレンジ・スイッチをSの位置に設定して下さい。
  PLATE微調整ツマミを調整して。PLATEメ−タ−が20Vacを  示すようにしてください。
3)クオリテ−SHUNT調整つまみは90のままです。
4)GM−SIGNAL RANGEスイッチはAのままです。
5)TV−2/Uの場合は、GM−CENTERING調整ツマミの点をPANELの点と合わせて下さい。TV−2A/UおよびTV−2B/Uの場合は、GM−CENTERING調整ツマミの直線をPANEL上の直線のマ−クと合わせて下さい。
6)PRESS TO TEST P2スイッチを押し下げて、PERCENT QUALITY メ−タ−を読んで下さい。もしも読み取り値が最小限度の25以下であればその球は廃棄して下さい。もしも指示値が満足できるものであれば、その球は良品です。


31 検査手順の終了方法
a.ON−OFF スイッチをOFFの位置に設定して下さい。
b.真空管を検査ソケットから抜いて下さい。
c.すべての調整つまみを安全位置に戻して下さい。
d.電源から電源コ−ドを抜いて下さい。電源コ−ドをパネルのブラケットに巻き付けて
電源プラグをダミ−・プラグ受けに差し込んで下さい。ケ−スのふたを閉め、留め金を留めて下さい。