吉川友梨ちゃん捜索の近況情報!

友梨ちゃんの捜索依頼・情報提供のページを皆様に見て頂き、またリンク協力をして頂いていますが、現地ではどのような活動がなされているかわからない方も多いと思います。
新聞・テレビではだんだん露出度も減って来ているようですし、webで検索しても新しい情報・古い情報が混在しています。

そこで、このページでなるべく新しい情報をお届けしようと思います。
お互い情報を共有し、少しでも気持ちを現地に近づけたいと思います。





<2016年7月5日更新:652記事>

「友梨のこと思い起こして」…両親らチラシ配布

 ◇情報懸賞金延長受け

 熊取町で2003年に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さん(22)の両親らが4日、同町や泉佐野市の駅前で情報提供を求めるチラシ約6000枚を配った。

 友梨さんは03年5月20日午後3時頃、下校中に行方不明になり、府警が未成年者略取誘拐事件として捜査。解決につながる情報提供者に最高300万円が支払われる「公費懸賞金」の対象で、チラシの配布はその対象期間が来年7月1日まで延長されたことを受けて行われた。

 JR熊取駅前では、友梨さんの父・永明さんや母・美和子さん(いずれも55歳)ら約30人が、友梨さんの顔写真などが入ったチラシを配布した。

 永明さんは「自分たちの時間は止まったままだが、(事件を)知らない世代や記憶が薄れている人もいる。あらためて思い起こしてもらい、情報を寄せてもらえれば」と訴えた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2016/7/5>
友梨さん情報求めビラ配る JR熊取駅前など /大阪

 熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明となった事件で、府警捜査員と両親らが4日朝、JR熊取駅前などで情報提供を求めるビラ約6000枚を通行人に配った。有力な情報に最高300万円を支払う「捜査特別報奨金」の適用期間が2日に1年間、延長された。


 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅から約430メートルで同級生に最後に目撃された。府警は延べ約7万7000人で捜査。5月末までに約3700件の情報が寄せられたが、友梨さんは見つかっていない。

 父永明さん(55)は「本人や家族がどれだけつらいか、理解してもらい、情報を頂きたい」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【宮本翔平】

<記事:毎日新聞 2016/7/5>
吉川友梨さんの情報求める 報奨金制度期間延長

 13年前に、大阪府熊取町で当時小学4年生の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、有力な情報に報奨金が支払われる制度の期間が延長され、友梨さんの両親らが改めて情報提供を求めています。

 2003年5月、大阪府熊取町で当時小学4年生の吉川友梨さん(当時9)が下校中に行方が分からなくなりました。

 JR熊取駅前では、4日朝、友梨さんの両親らが新たな情報提供を求めるチラシを配りました。

 「あの年の5月20日から時間は止まったまま。早かった気がするが、私たちはずっと待っている」(友梨さんの父 吉川永明さん)

 この事件は、有力な情報提供者に上限300万円の報奨金が支払われる制度の対象で、制度の期間は1年間で今回は9回目の延長が決まりました。

 【情報提供先】泉佐野警察署 072?464?1234

<記事:MBS 2016/7/4>
友梨さん事件「早く見つけたい」 大阪・熊取でチラシ配り

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(22)が下校中に行方不明となった事件で、両親や大阪府警の捜査員ら約35人が4日、同町のJR熊取駅前などでチラシ約6千枚を配り、情報提供を呼びかけた。

 事件解決につながる有力な情報提供者への公的懸賞金「捜査特別報奨金」(上限300万円)の受付期間が今月2日に1年間延長されたのを受けて実施。熊取駅前では午前7時ごろから、父の永明さん(55)と母、美和子さん(55)、府警の樋口真人本部長らが「ご協力よろしくお願いします」などと通勤客らに声をかけ、顔写真入りのチラシを渡した。

 永明さんは事件の風化に懸念を示しつつ、「早く見つけてやりたい。何とか情報を寄せていただければ」と話した。情報提供は府警泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2016/7/3>
大阪小4不明など懸賞金延長=警察庁

 警察庁は1日、大阪府熊取町で2003年5月、小学4年だった吉川友梨さん(22)が下校途中に行方不明になるなどした二つの事件について、解決に結び付く有力情報に公費で懸賞金を支払う期間を1年間延長すると発表した。
 もう一つは、1996年7月に群馬県太田市のパチンコ店で4歳だった横山ゆかりさん(24)が行方不明になった事件。懸賞金の上限は各300万円で、いずれも誘拐事件として捜査本部が設置されている。情報提供は大阪府警が泉佐野署072(464)1234、群馬県警が太田署0120(889)324まで。

<記事:時事通信社 2016/7/1>
4歳女児行方不明など2件、報奨金1年間延長

 20年前、群馬県太田市のパチンコ店で4歳の女の子が行方不明になった事件など2つの事件について、警察庁は有力な情報の提供者に支払う報奨金の受付を1年間、延長することを決めました。

 期間が延長されるのは、1996年7月、群馬県太田市のパチンコ店で横山ゆかりちゃん(当時4)が行方不明になった事件と、2003年5月、大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明になった事件の2つです。

 報奨金は犯人逮捕につながる有力な情報の提供者に支払われることになっていて、横山ゆかりちゃんの事件は1日から、吉川友梨さんの事件は2日から、それぞれ1年間、受付が延長されます。報奨金は最高で300万円となっています。

<記事:TBS 2016/7/1>
友梨さん不明13年、府警が情報求める 現場付近で /大阪

 熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明となってから20日で13年を迎えた。府警は友梨さんが最後に目撃された熊取町の現場付近で検問。支援団体は大阪市内でビラを配り、情報提供を呼びかけた。


 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅から約430メートルの路上で同級生の目撃を最後に姿を消した。

 府警は同じ時間帯の午後2時半から3時半にかけ、車とバイク計79台を止め情報提供を求めた。

 また、大阪市中央区の南海難波駅前では、NPO法人「あいうえお」(貝塚市)がビラを配った。三本松義春代表理事(69)は「呼びかけ続けることで少しでも情報が集まってほしい」と話した。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【宮本翔平、井川加菜美】

<記事:毎日新聞 2016/5/21>
友梨さん情報 少しでも…不明13年

 熊取町で2003年5月、下校途中だった当時小学4年の吉川友梨さん(22)が行方不明になってから丸13年たった20日、泉佐野署捜査本部は現場周辺で検問を行い、ドライバーらに情報提供を求めた。

 同本部はこれまでに延べ約7万7000人の捜査員を投入。現場近くで目撃された白っぽいセダンタイプの不審車の洗い出しなどを進めているが、有力な手がかりは得られていない。

 同本部は毎年、最後に目撃された時間帯に合わせて検問を実施。この日は約20人の捜査員やボランティアが現場周辺に出て、ドライバーらに「13年前に通りませんでしたか」「思い出したことがあれば連絡ください」などと協力を呼びかけた。現場近くに住む農業阪口二三男さん(68)は「13年たっても外に出るたびに当時のことを思い出す。何か手がかりがあれば……」と表情を曇らせた。

 子供の見守り活動をしているNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら約10人も、大阪・難波の高島屋前で情報提供を求めるチラシを配布。同NPOは「見つかるまで活動を続けたい」としている。

 情報提供は同本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2016/5/21>
吉川友梨さん不明から13年、熊取で情報提供呼び掛け 大阪府警

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(22)が下校中に行方不明となった事件は20日で発生から丸13年を迎えた。大阪府警は町内で車両検問を行い、改めて情報提供を呼びかけた。

 捜査員らは、最後に目撃された時間帯の午後2時半から約1時間、同町七山の現場付近を通った車やバイクを止めて「当時、現場近くを通りませんでしたか」などとドライバーに声を掛け、写真入りのビラを手渡して協力を求めた。

 同府泉佐野市の病院職員の女性(68)は「近くを通るたびに思い出す。早く見つかってほしい」と話した。

 NPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)も、大阪市の南海難波駅前で自作のビラを配った。

 府警泉佐野署捜査本部によると、これまでに延べ約7万7千人の捜査員を投入。発生から計約3700件の情報が寄せられているが年々減少傾向で、昨年は約50件にとどまった。情報は同署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2016/5/20>
友梨さん無事願い、熊取駅で絵手紙展 /大阪

 熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になり、20日で13年。友梨さんの無事を願い、地元の絵手紙サークルが毎年開いている絵手紙展が17日、JR熊取駅で始まった。31日まで。

 同町自由が丘の絵手紙教室主宰、新井徹さん(78)や生徒らが07年から続け、今年は30人の61点を展示。生徒は友梨さんの祖父母世代が多く、生徒の1人で主婦の中筋京子さん(62)は赤いチューリップに「今どこでどうしているの ガンバレ友梨ちゃん」との言葉を添えた。新井さんは「事件を絶対に風化させてはいけない。友梨ちゃんの『ただいま』の声が聞こえるまで続けたい」と語った。【井川加菜美】

<記事:毎日新聞 2016/5/18>
熊取町の女児不明:友梨さん不明「忘れないで」 情報求めチラシ /大阪

 熊取町で2003年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(21)が行方不明になって12年半たった20日、大阪市中央区の南海難波駅前で、子どもの見守り活動などに取り組むNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら6人がチラシを配り情報提供を呼びかけた。

 チラシには友梨さんの写真を印刷、買い物客らに手渡した。代表理事の三本松義春さん(69)は「一人でも多くの人に事件を思い出してほしい」と話した。情報提供は、泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【遠藤浩二】

<記事:毎日新聞 2015/11/22>
大阪)12年半不明の吉川友梨さん、情報求めビラ配り

 熊取町で当時小学4年生だった吉川友梨さん(21)が行方不明になってから12年半が経った20日、大阪市中央区の高島屋大阪店前でボランティア6人が情報提供を求めるビラを配った。

 子どもの見守り活動に取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のスタッフらが約1時間、「吉川友梨ちゃんを捜しています。ご協力お願いします」と呼びかけながら、数百枚のビラを通行人に手渡した。

 代表理事の三本松義春さん(69)は「立ち止まって話しこんでくれる方もいて、友梨ちゃんの行方に関心を持ち続けている人は多いと感じた。事件を風化させず、情報を求め続けていきたい」と話した。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。(田渕紫織)

<記事:朝日新聞 2015/11/21>
吉川友梨さん不明12年、情報求める 「見つけたい」

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年生の吉川友梨(ゆり)さん(21)が下校中に行方不明になった事件で、両親の永明(ながあき)さん(54)と美和子さん(54)が2日、同町のJR熊取駅前で情報提供を求めるチラシを配った。歴代の府警本部長として初めて樋口真人本部長が参加し、「発見に協力を」と呼びかけた。

 有力な情報を提供した人に上限300万円の懸賞金を出す「捜査特別報奨金」の応募期限が来年7月1日まで1年間延長されたことを受け、行われた。永明さんは「1分でも早く見つけてやりたい。私たち家族は帰ってくるという強い気持ちを持ち続ける」。樋口本部長は「絶対に風化させてはいけない。匿名でも、どんなささいなものでもいいので情報をいただきたい」と話した。

 捜査1課によると、これまでに寄せられた情報は約3700件。13年5月には、友梨さんが行方不明になった時間帯に、現場近くの路上に不審な白い車が止まっていたという目撃情報が寄せられた。車種や型式から対象を約900台に絞り、これまで約600台について所有者らの事件当日の行動を確認。今後は残り約300台について捜査する。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2015/07/05>
吉川友梨さん不明事件、報奨金の応募期間を1年間延長

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(21)が下校途中に行方不明になった事件で、警察庁は有力な情報提供者に上限300万円の懸賞金を出す「捜査特別報奨金」の応募期間を1年間延長し、来年7月1日までとすることを決めた。延長は8度目。情報提供は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2015/07/01>
未解決3事件の懸賞金延長 吉川友梨さん行方不明など

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、警察庁は30日までに、解決につながる情報の提供者に公的懸賞金(捜査特別報奨金)の受付期間を7月2日から1年間延長することを決めた。07年に懸賞の対象となり、今回で8回目の延長。

 1996年7月、群馬県太田市のパチンコ店で行方不明になった当時4歳の横山ゆかりちゃんの事件と、仙台市泉区で12年4月、病院の駐車場で燃えた軽乗用車から同市太白区の無職武田忠さん=当時(60)=の遺体が見つかった殺人、死体遺棄事件については1日から1年間延長する。

<記事:共同通信 2015/07/01>
警察庁、3事件の懸賞金1年延長 大阪小4不明など

 警察庁は30日までに、2003年5月に大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件など3事件について、解決に結びつく情報の提供者に公的懸賞金(捜査特別報奨金)の受付期間を1年間延長することを決めた。

 ほかに延長するのは、1996年7月に群馬県太田市のパチンコ店で、当時4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件と、仙台市泉区で12年4月、病院の駐車場で燃えた軽乗用車から同市太白区の無職、武田忠さん(当時60)の遺体が見つかった事件。いずれも懸賞金の上限額は300万円。

<記事:日本経済新聞 2015/07/01>
懸賞金、3事件延長=大阪の女児誘拐など-警察庁

 大阪府熊取町で2003年5月に小学4年の吉川友梨さん(21)が帰宅途中に行方不明となった未成年者略取誘拐など3事件について、警察庁は30日、公費の懸賞金を懸けて情報を募集する期間を1年間延長することを決めた。解決につながる有力な情報に最大300万円を支払う。

 他に延長するのは、12年4月に仙台市泉区の病院駐車場で同市の無職武田忠さん=当時(60)=の遺体が車に遺棄されていた事件と、1996年7月に群馬県太田市で当時4歳の横山ゆかりさん(23)が誘拐された事件。 

<記事:時事通信社 2015/07/01>
行方不明から12年、大阪府警など情報求める 吉川友梨さん事件

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(21)が下校中に行方不明になった事件は20日、発生から丸12年を迎え、関係者らが情報提供を呼びかけた。

 大阪府警は、行方不明となった時間帯の午後2時半から約1時間、同町七山の現場付近で、捜査員らが通りかかる車のドライバーに「思い出すことはありませんか」などと友梨さんの顔写真を載せたビラを渡した。

 友梨さんと小学校が同じというアルバイト、清水さほりさん(19)は「今でも友人とは『どこにいったんだろう』と話題になる。早く見つかってほしい」と話した。

 この日はNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)も、大阪・難波の南海難波駅前で自作のビラ約千枚を配った。

 泉佐野署捜査本部によると、昨年1年間の情報提供は125件で前年より83件減り、年々減少傾向にあるという。

 情報提供は捜査本部 電話072(464)1234。

<記事:産経新聞 2015/07/01>
熊取町の女児不明:友梨さん不明12年 府警など、情報提供呼びかけ /大阪

 熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になってから20日で12年。府警やNPO法人は車両検問やビラを配るなどして、情報提供を呼びかけた。


 友梨さんは下校途中の午後3時ごろ、同級生に目撃された後、行方が分からなくなった。府警は午後2時半から午後3時半にかけて、現場付近で車両検問を実施。捜査員ら約20人が車やバイク約70台を止めて「当時この付近を通っていませんでしたか」「事件について何か知りませんか」とビラを配りながら話しかけた。

 一方、地域の安全活動に取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」は大阪市中央区の南海難波駅周辺で、ビラ約2000枚を配布した。スタッフら約10人が「友梨さんを捜しています。協力をお願いします」などと通行人に声をかけた。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【村上正、山田毅】

<記事:毎日新聞 2015/05/21>
友梨さん 手がかり求め検問 熊取、不明12年

 熊取町で2003年5月、下校途中だった当時小学4年の吉川友梨さん(21)が行方不明になってから丸12年となった20日、泉佐野署捜査本部の捜査員らが町内で検問を行った。

 同本部では、12年間で延べ約7万5000人の捜査員を投入。毎年、不明になった5月20日に、友梨さんが最後に目撃された現場近くで検問を実施している。

 この日は、捜査員ら24人が車やバイクを止め、「事件当日に現場近くを通りましたか」などとドライバーに質問。友梨さんの写真が入ったチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 当時、友梨さんと同じ小学校に通っていた近くのアルバイト店員、清水さほりさん(19)は「同級生と集まると、当時と同じように友梨ちゃんのことを心配する話になる。どうか無事でいてほしい」と話していた。

 また、子供の見守り活動を行うNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら10人も、大阪市中央区の高島屋大阪店前で情報提供を求めるチラシ約2000枚を通行人に手渡した。

 情報は同本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2015/05/21>
行方不明から12年、大阪府警など情報求める 吉川友梨さん事件

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(21)が下校中に行方不明になった事件は20日、発生から丸12年を迎え、関係者らが情報提供を呼びかけた。

 大阪府警は、行方不明となった時間帯の午後2時半から約1時間、同町七山の現場付近で、捜査員らが通りかかる車のドライバーに「思い出すことはありませんか」などと友梨さんの顔写真を載せたビラを渡した。

 友梨さんと小学校が同じというアルバイト、清水さほりさん(19)は「今でも友人とは『どこにいったんだろう』と話題になる。早く見つかってほしい」と話した。

 この日はNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)も、大阪・難波の南海難波駅前で自作のビラ約千枚を配った。

 泉佐野署捜査本部によると、昨年1年間の情報提供は125件で前年より83件減り、年々減少傾向にあるという。

 情報提供は捜査本部 電話072(464)1234。

<記事:産経新聞 2015/05/20>
友梨さん笑顔みせて

 ◇不明12年 無事願い絵手紙展

 2003年に熊取町で行方不明になった、当時小学4年の吉川友梨さん(21)の無事を願うメッセージ入りの絵手紙展が16日から、同町のJR熊取駅コンコースで開かれる。

 友梨さんは03年5月20日、下校途中に行方不明となり、府警が未成年者略取誘拐事件として捜査している。

 絵手紙展は、同町と貝塚市で絵手紙クラブを主宰する新井徹さん(77)らが、07年から毎年開催。今年は生徒30人の約60点を飾った。友梨さんの名にちなんだユリの花などが描かれ、「友梨さん笑顔みせて」などとつづった作品が並ぶ。

 出品した熊取町七山の主婦中筋京子さん(61)は「友梨さんと帰りを待ち続けるご両親を思うとたまらない。早く帰って来てねと、思いを込めて描きました」。新井さんは「事件を風化させず、解決の糸口になれば」と願っていた。

 29日午後3時まで展示。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2015/05/16>
「不審な白色の車」新情報で集中捜査…友梨さん失踪11年、20歳の似顔絵に解決誓う大阪府警 

 「事件を風化させてはいけない」。大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(20)が行方不明になった事件。発生から11年半が経過した今年、大阪府警は延べ約800人態勢で1週間、集中的で大がかりな捜索を行った。未解決事件としては珍しく、新たな情報がもたらされたためだった。犯人に直結する見込みは必ずしも高くなかった。だが、警察の姿勢≠見せることで、さらなる情報の掘り起こしができるかもしれない−。捜索には、そんな刑事の執念も込められていた。


不審車両900台に絞り込み

 新たな情報は昨年5月に寄せられた。

 《友梨さんの行方が分からなくなった15年5月20日午後3時ごろ、熊取町の現場付近の路上に、不審な白色の乗用車が止まっていた》

 そのような内容だった。

 府警によると、友梨さんに関する情報は、毎年、数十件は寄せられている。そのたびに捜査員が確認作業に入るが、信憑(しんぴょう)性の乏しいものがほとんど。その中で、今回の情報は「具体性があり、調べるに値するものだった」(府警幹部)。

 昨年は友梨さんの行方不明から丸10年で、節目を伝える報道が相次いでおり、それを目にしたことが情報提供のきっかけになったとみられている。

 府警はこの情報について慎重な検討を重ねた結果、一定程度の態勢を取って取り組む価値のある情報と判断。誘拐事件などを捜査する捜査1課を中心に、府内ほとんどの署から応援を加え、延べ約800人の態勢を構築した。

 その後、車種や年式、型式などから対象を約900台に絞り込み。これらの所有者に対し、今年11月中旬の1週間、集中的に聞き込み捜査を実施した。

 「当時は何をしていましたか?」

 「友梨さんを見てはいませんか?」

 今のところ、事件が急展開するような情報は得られなかった。だが、府警はそうした結果も織り込み済みだった。

 「もちろん、今回の情報一つで事件が大きく動くと考えるのは現実的ではない。だが、一定の態勢を組んで捜索をすることで、事件の記憶が喚起されるかもしれない。何かにつながる可能性があるのなら、やってみる価値はあるのではないか」

 ある刑事の言葉には、未解決事件の難しさと、それに挑む執念が込められていた。


「空白の数分間」

 事件は、およそ数分間の出来事だったとみられている。

 捜査本部によると、行方不明になった5月20日は遠足で、友梨さんはいつもより早めの午後2時40分ごろ、友達と一緒に熊取町立北小学校から下校を始めた。いつもと同じ帰宅ルートだった。

 同57分ごろ、自宅まで約500メートルという熊取町七山交差点で、友達と別れた。同59分すぎ、同級生の男児とすれ違う。2人は「バイバイ」と言葉を交わしたというが、これが最後の目撃となった。

 自宅まで約400メートル。数分あれば帰宅できたとみられ、この「空白の数分間」を解明することが、捜査の焦点だったが、空白を埋めるまでに至っていない。

 府警は、友梨さんが何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみて捜査。周辺の聞き込みなどで、周辺をうろつくなどしていた不審車を4台にまで絞り込んだが、所有者は特定できていないという。

 これまで延べ約6万人の捜査員を投入。11年半が経過した今でも、府警泉佐野署捜査本部には10人程度の専従捜査員を置いている。絶やさずに続けることも、重要だ。


「ユリちゃんの日」

 友梨さんは今春、20歳となった。成人式を迎え、熊取町で1月に開かれた式典では、「友梨さんはきっと帰ってくる」との思いを込め、参加した新成人約360人が「窓の外には」という曲を合唱した。

 「事件に巻き込まれた友梨さんも新成人の1人。全員で歌って応援したい」

 同町は前年、成人式で行う企画を公募していたが、その中でこんな提案が寄せられたのがきっかけだった。曲は、行方不明になった後、友梨さんを勇気づけようと同じ町立北小学校などの音楽の授業で歌われていたものだった。

 20歳となったことで、もう一つ出来事があった。府警が、現在の友梨さんを推定した似顔絵を作成したのだ。

 昭和53年から1200枚以上の似顔絵を描き続けているというベテラン、府警鑑識課の柴田武彦課長補佐が担当。友梨さん本人の写真を中心に、両親の20歳ごろの写真も参考に、成長した際の変化を想像しながら約1カ月かけて完成させた。友梨さんの特徴である、奥二重のまぶた、鼻の右側と右の首筋にあるほくろも反映させた。

 ちょうどこのころ、現場近くの住民から「子供のころの写真では現在の友梨さんが想像できない」という声も聞かれるようになっていたという。

これ以外にも、地元NPO法人は毎年、友梨さんの誕生日と、行方不明になった日、そこから半年にあたる日を「ユリちゃんの日」とし、情報提供を求めるビラ配りを続けている。

 友人が、警察が、地域住民が知恵を絞り、地道な活動を続けている。友梨さんが無事に帰宅する日まで、事件が風化することはないだろう。

 【用語解説】吉川友梨さん失踪事件

 大阪府熊取町で平成15年5月20日午後3時ごろ、当時町立北小4年だった吉川友梨さんが徒歩で帰宅途中に行方が分からなくなった。大阪府警は友梨さんが何者かに連れ去られたとみて未成年者略取事件として泉佐野署に捜査本部を設置。警察庁は解決に結び付く有力情報の提供者に上限300万円を支払う捜査特別報奨金制度の対象としている。情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2014/12/26>
吉川友梨さん行方不明事件、新たな「不審な白い車」目撃情報浮上 大阪府警800人体制で捜索

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(20)が行方不明になった事件で、府警は今月中旬、新たな不審車両の情報が寄せられたとして、延べ約800人態勢での捜索を行った。事件は20日で発生から11年半。風化も懸念される中、府警は大がかりな捜査を通じて新情報の掘り起こしにもつなげたい考えだ。

 友梨さんは15年5月20日午後2時40分ごろ、同級生の女児3人と下校。自宅から500メートル離れた交差点で3人と別れた後、同3時前に同級生の男児とすれ違ったのを最後に、足取りがつかめていない。

 府警によると、情報は白色の不審な乗用車を目撃したというもの。友梨さんの行方が分からなくなる直前、現場周辺で目撃されたといい、昨年5月に情報が寄せられた。捜索は捜査1課を中心に府内63署の捜査員も加わり、11月中旬の1週間、新情報に該当する車両約900台の聞き込み捜査を実施した。

 府警は友梨さんが車で連れ去られた可能性が高いとみて捜査。これまで、黒色セダン▽赤色乗用車▽白色ワゴン▽白色ライトバン−が現場近くを通っていたことが判明したが、所有者の特定には至っていない。

 事件は、子供の見守り活動に取り組むNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)が20日、大阪市内でチラシを配るなど、現在も情報提供が呼びかけられており、警察庁の「捜査特別報奨金」の対象にもなっている。事件に関する情報は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)へ

<記事:産経新聞 2014/11/20>
熊取町の女児不明:吉川友梨さん、行方不明から11年半 新たな不審車目撃情報、集中捜査 /大阪

 熊取町で2003年5月、下校途中だった当時小学4年の吉川友梨さん(20)が行方不明になってから20日で11年半。府警は、新たな不審車の目撃情報があり、約120人態勢で集中的に捜査したことを明らかにした。

 捜査1課によると、友梨さんがいなくなった5月20日、現場近くで白色の乗用車がとまっていたという目撃情報があった。車種や年式などから約900台を対象にして、今月11?17日、約600台の所有者らに話を聞いたが、現在のところ事件に直接結びつく情報はないという。残り約300台は継続して捜査する。

 一方、安全な地域づくりに取り組むNPO法人「あいうえお」(貝塚市)も20日、大阪・ミナミの繁華街で情報提供を呼びかけた。友梨さんの写真が印刷されたちらし約1万枚を用意し、参加したスタッフやボランティア11人が「まだ見つかっていません」などと声をかけて配った。代表理事の三本松義春さん(68)は「友梨さんが元気に戻ってくるまで続けたい」と話した。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【三上健太郎、村上正、山本健太】

<記事:毎日新聞 2014/11/20>
「不審な白い乗用車」新たな目撃情報 大阪の女児不明

 2003年5月、大阪府熊取町で当時小学4年生の吉川友梨さん(20)が下校途中に行方不明になった事件で、大阪府警は20日、事件現場近くに不審な白い乗用車が止まっていたとの新たな目撃情報が寄せられていたことを明らかにした。

 捜査1課によると、目撃情報は、友梨さんが連れ去られたとされる03年5月20日午後3時ごろ、熊取町七山の現場付近の路上に白い不審な乗用車が止まっていた、というもの。行方不明になって丸10年となる昨年5月に寄せられたという。

 府警は車種や型式から対象を約900台に絞り、これまで約600台について当時の所有者らに直接、事件当日の行動などを聞いたという。残り約300台についても引き続き、所有者への接触を試みるという。

<記事:朝日新聞 2014/11/20>
児童の被害あと絶たず 兵庫県内過去1年半、声掛けなど計1118件

 児童らが下校途中や放課後に自宅近くで連れ去られ、監禁される事件は全国で相次いでいる。殺害事件や行方が分からないままの未解決事件がある一方で、無事に保護されたケースでは、児童の周辺で目撃された不審な人物や車両の情報が解決の決め手となることが多い。

 児童らの命が奪われた事件では、2005年11月に広島市の当時小学1年女児がペルー人の男に殺害された。同年12月には栃木県今市市で当時小学1年女児が遺体で見つかり、今年6月に殺人罪で無職の男が起訴された。

 大阪府熊取町で03年、当時小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明になっている事件は、いまだ解決していない。

 一方、岡山県倉敷市で今年7月、小学5年の女児が連れ去られ、5日後に岡山市内の男の自宅で無事保護された。男は数カ月前から女児の自宅周辺などを下見していた。札幌市でも1〜2月、当時小学3年の女児が近くに住む男に7日間監禁されていた。

 倉敷、札幌の事件はともに自宅近くで連れ去られたとされる。周辺では、以前から不審者や不審な車が目撃されており、事件後、地元住民らからの目撃情報が警察に寄せられ、保護につながった。

 兵庫県内での子どもを狙った声掛け、つきまといなどは、昨年1年で計730件(前年比122件減)が確認され、今年は6月末までに388件(前年同期比6件減)に上る。

<記事:神戸新聞 2014/09/24>
小学生女児狙われる事件 相次ぐ

神戸市長田区で今月11日から行方が分からなくなっていた小学1年生の生田美玲ちゃん(6)が遺体で見つかった事件。

今回のように小学生の女の子が自宅や学校の近くで被害に遭う事件は、これまでにも繰り返し起きています。

平成15年5月、大阪府熊取町で小学4年生だった吉川友梨さんが下校途中に行方が分からなくなり、警察は、何者かに連れ去られたとみて現在も捜査を続けています。

平成16年11月には、奈良市で小学1年生の女の子が下校途中に連れ去られて殺害され、翌日、自宅から6キロほど離れた場所で遺体で見つかりました。

平成17年11月には、広島市で小学1年生の女の子が下校中に殺害されたほか、12月には、栃木県の旧・今市市で小学1年生の女の子が下校途中に行方不明になり、翌日、遺体で見つかる事件も起きています。

ことしに入ってからも1月に神奈川県相模原市で小学5年生の女の子が連れ去られたほか、札幌市で小学3年生の女の子の行方が分からなくなりました。

2人はその後、無事保護されています。

さらに7月には、岡山県倉敷市で小学5年生の女の子が下校途中に行方不明になり、連れ去った男の自宅で5日後に無事保護されました。

いずれの事件も自宅や小学校の近くで被害に遭っていて、今回の事件のように逮捕された男が近所に住んでいたケースもありました。

<記事:NHK 2014/09/24>
20歳の友梨さん似顔絵配布

 ◇熊取駅前 両親ら情報提供訴え

 2003年に熊取町で行方不明となった吉川友梨さん(20)の両親らが2日朝、現在の友梨さんの顔を推測して府警が作った似顔絵入りのチラシ約2000枚を同町などの駅前で配り、情報提供を訴えた。

 友梨さんは小学4年生だった03年5月、下校途中に行方不明となり、府警が未成年者略取誘拐事件として捜査しているが、有力な情報は得られていない。

 チラシの配布は、友梨さんについて、警察庁の公費懸賞金制度の対象期間が来年7月1日まで延長されたことを受けて実施。JR熊取駅前では、両親と捜査員、府警OBが通勤や通学で駅を利用する人たちに「友梨さんを捜しています」「ご協力お願いします」と声をかけ、チラシを手渡した。

 父・永明さん(53)は「一日も忘れたことはなく、一分一秒でも早く見つけてやりたいという気持ち。情報が多く集まることを期待したい」と話していた。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2014/07/03>
大阪・小4不明:両親らが情報提供求めるチラシ2000枚

 ◇有力情報提供者に最高300万円 1年間延長に

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、大阪府警の捜査員と両親が2日、JR熊取駅前と南海泉佐野駅前で情報提供を求めるチラシ約2000枚を配った。有力情報の提供者に最高300万円を支払う「捜査特別報奨金」の適用期間がこの日、1年間延長された。

 チラシには今年20歳になった友梨さんの似顔絵(推定)を掲載している。父親の永明(ながあき)さん(53)は熊取駅前で「よろしくお願いします」と通行人らにチラシを配って協力を求めた。永明さんは取材に「一日でも早く娘を見つけてあげたい。新たに似顔絵もでき、情報が多く集まることを期待したい」と話した。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【村上正】

<記事:毎日新聞 2014/07/02>
友梨さん不明 情報提供の報奨金1年間延長(大阪府)

大阪府熊取町で吉川友梨さん(当時9)が11年前から行方不明になっている事件で、警察庁は情報提供者への報奨金制度を1年間延長した。2003年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さんが下校途中に行方不明となったまま11年が経過した。

警察庁は友梨さん発見につながる情報を提供した人に上限300万円の報奨金をかけているが、いまだ有力な情報が寄せられていないことから、2日、来年7月まで1年間期限が延長され、警察と両親ら40人が、情報提供を求めるビラ配りを行った。

友梨さんの父親・永明さんは「長い時間がかかっているが、とにかく、なんとしても娘に会いたい」と話した。配布されたビラ2000枚には、ことし20歳になった友梨さんの似顔絵が載せられていて、警察は「どんな些細な情報でも寄せてほしい」と呼びかけている。

<記事:読売テレビ 2014/07/02>
■吉川友梨さん行方不明 報奨金制度の延長決まる

11年前、大阪府熊取町で吉川友梨さん(当時9歳)が行方不明になった事件で、有力な情報に報奨金を支払う制度の延長が決まり、2日朝、友梨さんの両親らが街頭で情報提供を呼びかけました。

 2003年5月、大阪府熊取町で、当時、小学4年生だった吉川友梨さん(当時9歳)が小学校からの帰宅途中に行方が分からなくなりました。

 友梨さんは今年3月に20歳になっていて、両親らが配布したビラには大阪府警が作成した友梨さんの現在の似顔絵も載せられています。

 「長い時間がかかっていますが、何としても娘に会いたいです」(友梨さんの父親 吉川永明さん)

 この事件は、有力な情報提供者に上限300万円の懸賞金が支払われる制度の対象で、延長も決まっていて、警察は引き続き情報提供を呼びかけています。


 ※情報提供:泉佐野警察署捜査本部(072−464−1234)

<記事:毎日放送 2014/07/02>
警察庁、仙台の男性殺害に懸賞金 友梨さん事件などは延長

 仙台市泉区で2012年4月、病院の駐車場で燃えた軽乗用車から同市太白区の無職武田忠さん=当時(60)=の遺体が見つかった殺人事件で、警察庁は30日、解決に結びつく情報の提供者に公的懸賞金(捜査特別報奨金)を支払うことを決めた。情報の受付期間は7月1日から1年間。

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件と、1996年7月、群馬県太田市のパチンコ店で当時4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件については、受付期間をそれぞれ1年間延長する。この2事件は既に懸賞金制度の対象だった。

<記事:共同通信 2014/07/01>
■ 2つの行方不明事件、報奨金期間を延長へ

 群馬県で4歳女児が誘拐された事件と、大阪府で小学4年生が誘拐された事件について、警察庁は、捜査特別報奨金の応募期間を1年延長するとともに新たに1つの事件を報奨金の対象に加えました。

 犯人逮捕に結びつく有力な情報の提供者に支払う捜査特別報奨金の応募期間が1年延長されたのは、1996年7月、群馬県太田市で当時4歳の横山ゆかりちゃんが誘拐された事件と、2003年5月、大阪府熊取町で当時小学4年生の吉川友梨さんが遠足からの帰宅途中に誘拐された事件の2つです。

 また、おととし4月に、仙台市の駐車場で軽自動車の中で武田忠さん(当時60)が殺害されているのが見つかった事件も、新たに報奨金の対象に追加されました。報奨金の金額は最高で300万円です。

 「横山ゆかりちゃん誘拐事件」
 【群馬県 太田警察署】
 0276−33−0100、0120−889−324

 「吉川友梨さん誘拐事件」
 【大阪府警 泉佐野警察署】
 072−464−1234

 「武田忠さん殺害事件」
 【宮城県 泉警察署】
 022−375−7171

<記事:毎日放送 2014/07/01>
「20歳」の似顔絵公開=11年前の小4女児不明−大阪府警
 

大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年だった吉川友梨さんが下校途中に行方不明になった事件で、大阪府警は27日、今年で20歳になる友梨さんを推定した似顔絵を新たに公開した。

 捜査1課によると、似顔絵は、不明当時9歳だった友梨さん本人の写真に加え、両親の20歳当時や兄の14歳当時などの写真9枚を基に推定し、鑑識課員が作成した。奥二重のまぶたや、右小鼻と首筋右側のほくろが特徴という。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、熊取町七山の自宅約400メートル手前で同級生の男児と別れたのを最後に行方が分からなくなった。

 これまでに約3600件の情報が寄せられているが、事件から11年が経過し提供数が減少していることから両親の同意を得て新たな似顔絵を作成、公開した。

チラシ2000枚を作成し、7月2日にJR阪和線熊取駅前と南海線泉佐野駅前で配布する。情報提供は泉佐野署捜査本部の072(464)1234まで。



<記事:時事通信 2014/06/27>
友梨さん、20歳の似顔絵 大阪、情報提供呼び掛け

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年で9歳の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、大阪府警は27日、ことしで20歳になった友梨さんを推定した似顔絵を作って公開した。チラシ2千枚を作り、情報提供を呼び掛ける。

 似顔絵は友梨さんだけでなく、両親が10〜20代だったころの写真を参考にして描いた。まぶたは奥二重で、右の小鼻の脇と右の首筋にほくろがあるのが特徴だ。

 友梨さんは15年5月20日午後3時ごろ、遠足を終え、通っていた小学校から帰宅途中に連れ去られたとみられる。

 府警はこれまでに延べ約6万9千人の捜査員を投入し、約3600件の情報が寄せられているが、足取りは依然分からないままだ。情報提供は泉佐野署捜査本部、電話072・464・1234。

<記事:産経新聞 2014/06/27>
吉川友梨さん不明事件、成人した似顔絵を公開 大阪府警

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年だった吉川友梨さんが下校途中に行方不明になった事件で、府警は27日、今年で20歳となった友梨さんの似顔絵を作製し公開した。

 府警によると、似顔絵は友梨さん本人と家族の写真計13枚を参考に捜査用似顔絵担当の鑑識課員が作製。目が奥二重で、鼻の右横と右の首筋のほくろが特徴という。

 これまで府警に寄せられた情報は約3600件。今年は5月末までで53件と、事件から11年がたち、減少傾向にある。

 府警は作製した似顔絵が入ったチラシ2千枚を現場近くの駅前で配布するほか、府警ホームページにも掲載して情報提供を呼びかける。

 情報提供は、府警泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:日本経済新聞 2014/06/27>
幼児事件、容疑者の特定困難

 女児が殺害されたり連れ去られたりする事件は、全国に多くの未解決事例が残る。犯罪捜査の専門家は「子供の交友関係は子供同士が中心で、成人の容疑者が浮上しにくい」と指摘する。警察は聞き込みや遺留品のDNA型鑑定など少ない手がかりを探して捜査しているのが現状だ。警察幹部は「粘り強く捜査を続け、1件ずつ解決していくことが重要だ」としている。

 栃木、群馬両県境では昭和54年〜平成8年に未解決の女児殺害や失踪事件が計5件発生。平成8年7月に群馬県太田市のパチンコ店で横山ゆかりちゃん=当時(4)=が行方不明になった事件では、店内の不審な男の防犯カメラの画像を県警が公開。しかし、店内や周辺の目撃情報が少なく捜査は難航している。

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年生で9歳の吉川友梨さんが行方不明になった事件の捜査でも、府警が周辺の聞き込みやNシステム(ナンバー自動読み取り装置)の解析などで不審車を絞り込んだが、特定には至っていない。

 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平さんは「殺人事件では被害者の携帯電話などから交友関係を洗い出すのが捜査の鉄則だが、幼児ではそうした手がかりが得られにくく、容疑者の特定が困難になりがちだ」と話す。

<記事:産経新聞 2014/06/03>
熊取町の女児不明:吉川友梨さん行方不明11年 目撃現場付近で検問 情報呼びかけビラ1万枚 /大阪

 熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(20)が下校中に行方不明になってから20日で11年を迎えた。支援団体が大阪市内でビラを配ったり、府警の捜査員が最後に目撃された現場付近で検問を実施して情報提供を呼びかけた。

 地域の安全活動に取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」はビラを1万枚用意。スタッフ約20人が「事件から11年になりました」「成人を迎えています」などと声をかけながら配布した。代表理事の三本松義春さん(67)は「今も元気に生きていると確信し、無事に帰ってくることを祈っている」と話した。

 府警の検問は午後2時半?3時半にかけて実施された。捜査員ら約20人が車やバイク計82台を止め、「当時このあたりを通行していなかったか」「事件について知っていることはないか」などを聞いた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【山本健太、山田毅】

<記事:毎日新聞 2014/05/21>
友梨さん不明11年 無事願い検問 

 熊取町で2003年、下校途中だった当時小学4年の吉川友梨さん(20)が行方不明になってから、20日で丸11年となり、府警の泉佐野署捜査本部が町内の路上2か所で検問を行った=写真=。

 友梨さんは03年5月20日午後3時頃、下校途中に自宅の手前約400メートルの路上を1人で歩いているのを目撃された後、行方がわからなくなった。府警が未成年者略取誘拐事件として捜査、11年間で延べ約6万9000人の捜査員を投入している。

 捜査本部は毎年、最後に目撃された時間帯に、現場近くで検問を実施。この日も、捜査員や府警OBら約20人が、「事件当日は何をしていましたか」「この道はよく通りますか」など、ドライバーらに質問した。当時、友梨さんの小学校に隣接する町立熊取北中2年だった農協職員の義本巧さん(24)は「ここまで長引くとは思っていなかったが、風化させず何かの結果につながってほしい」と話していた。

 子供の見守り活動を行うNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーらも大阪市中央区の南海難波駅前で約1万枚のビラを通行人らに手渡した。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。

<記事:読売新聞 2014/05/21>
友梨さん失踪事件11年 情報求めチラシ、捜査続く

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明になった事件は20日で11年となった。泉佐野署捜査本部は、これまでに延べ約6万9千人の捜査員を投入し、約3600件の情報が寄せられた。現在も専従で10人が聞き込みや目撃情報の裏付け捜査を続けている。

 20日、捜索活動の支援者ら約20人が約1万枚のチラシを準備、大阪・難波の百貨店前で配布。受け取った大阪市の看護師笠井奈実さん(42)は「チラシを見て事件を思い出した。何か手がかりがあればいいのに」と話した。捜査本部も同日、友梨さんの消息が途絶えた時間帯の午後2時半〜3時半に熊取町内の現場周辺の住宅地で検問を実施する予定だ。

 捜査本部によると、友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、遠足を終え、通っていた小学校から帰宅途中に失踪。捜査本部は何者かに連れ去られたとみている。今年3月には20歳の誕生日を迎えた。

<記事:共同通信 2014/05/20>
熊取町の女児不明:吉川友梨さん不明11年、絵手紙で無事祈る JR熊取駅で展示 「成人おめでとう」「情報寄せて」 /大阪

 熊取町で2003年、小学4年生だった吉川友梨さんが行方不明になった事件は20日で11年がたつ。20歳を迎えた友梨さんの無事を祈り、同町などの絵手紙教室の生徒が毎年開いている絵手紙展が16日、JR熊取駅構内で始まった。31日まで。

 同町自由が丘の絵手紙教室講師、新井徹さん(76)が企画。今年で8回目となる。はがきサイズの紙に水彩画とメッセージが描かれ、同町と貝塚市の絵手紙教室に通う30人が50点の作品を寄せた。成人を迎えた友梨さんの振り袖姿に「友梨さん成人おめでとう」と言葉を添えた作品や、ポストの絵に「どんな小さな情報でもお知らせください」と書いた作品が並んでいる。

 新井さんは「小さな活動だが事件解決の糸口がつかめるまで続けていきたい」と話した。【山田毅】

<記事:毎日新聞 2014/05/17>
友梨さんの無事願い絵手紙展 熊取

 熊取町で当時小学4年の吉川友梨さん(20)が行方不明になって20日で11年を迎える。JR阪和線熊取駅のコンコースでは16日から、友梨さんの無事を願い、情報提供を呼びかける絵手紙約50枚が展示されている。31日まで。


 地元で絵手紙教室を主宰する新井徹さん(76)と生徒らが2007年から毎年この時期に出展している。今年は約30人が、花やこいのぼり、20歳になった友梨さんの振り袖姿をイメージした絵などに、「ご成人おめでとう」「待っています」「小さな情報でもお知らせ下さい」などとメッセージを添えた。


 今年初めて出品した中筋京子さん(60)は「この時期が来ると必ず友梨さんのことを思い出す。無事でいてほしいという願いを込め、教室でみんなが心を一つにして描きました」。新井さんは「小さな活動だが、積み重なれば大きなことにつながるかもしれない。それができるまで続けたい」と話す。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2014/05/17>
無事を願い友梨さんへ絵手紙 JR熊取駅で展示

 2003年に熊取町で下校中に行方不明になった吉川友梨さん(20)の無事を願うメッセージをつづった絵手紙展が16日、JR阪和線熊取駅のコンコースで始まった。

 友梨さんは、11年前の5月20日午後3時頃、自宅の手前約400メートルの路上で目撃された後、行方がわからなくなった。

 絵手紙展は地元で絵手紙クラブを主宰する新井徹さん(76)が生徒に呼びかけて始め、8年目。今回は生徒ら30人の約50点を展示した。3月に20歳になった友梨さんの振り袖姿を描いたものや、「成人おめでとう」「女子会できる日がきっとくるよね」などと、メッセージを書き添えたりしている。

 出品した同町七山の主婦中筋京子さん(60)は「友梨さんが最後に目撃された道を通るたびに思い出す。必ず帰ってきてという思いを込めました」と語った。新井さんは「乗降客の目に留まり、解決の糸口になれば」と話す。展示は31日まで。

 情報提供は、泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事:読売新聞 2014/05/17>
熊取町の女児不明:情報提供のチラシ配布 友梨さんの誕生日に合わせ--南海難波駅前 /大阪

 熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さんが20歳の誕生日を迎えた31日、支援者や両親らが大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を呼びかけるチラシを配った。

 チラシ配りは貝塚市のNPO法人「あいうえお」が04年から誕生日に合わせて行っている。

 この日は、メンバーら約10人が「探しています。情報提供をお願いします」と通行人に呼びかけた。父永明さん(53)は「(誕生日に)ケーキを囲んでにこにこ笑っていた姿をまた見たい。少しでも手がかりがあれば」と解決を願った。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【村上正】

<記事:毎日新聞 2014/04/01>
不明の友梨さん「戻って」 成人式で合唱 大阪・熊取

 大阪府熊取町で12日、成人式があった。式典で、新成人たちは「窓の外には」という歌を合唱した。11年前から行方がわからない、吉川友梨さん(19)のために。

 私達が生きる地球という船で 例えどんな事があっても 希望を見つけて生きていれば 笑顔はきっと戻ってくる

 町立総合体育館に新成人360人の歌声が響いた。今年度の町の新成人は457人。その1人、友梨さんは3月31日で20歳になる。

 2003年5月20日、町立北小学校の4年生だった友梨さんは、下校途中に行方がわからなくなった。

 事件の翌年、同級生たちはこの歌をうたい始めた。歌詞は1998年にいじめを苦に命を絶った横浜市の女子高生の詩をもとに作られ、各地で歌われていた。

 友梨はきっと無事だ。みんなが希望を持って信じていれば笑顔で戻ってくる――。そんな願いを歌に重ねた。校内や地域の行事で披露するときは、習った手話で通訳を付けた。

 それから9年。

 熊取町は毎年、思い出に残る成人式にしてもらおうとアイデアを募っている。合唱を提案したのは、北小の隣の小学校を卒業した女性(19)だ。手話サークルで友梨さんの同級生たちの活動を知った。この日は壇上で手話通訳をした。

 伴奏が始まると、涙を拭う新成人の姿があった。

 同級生だった女子学生(20)は、小学校で練習していた当時の寂しさを思い出して、最後まで声にならなかった。近所に住んでいた友梨さんと、よく一緒に遊んだ。「早く帰ってほしい。ただその一言です」

 府警は未成年者略取事件として、現在も専従の捜査員が捜査を続けている。警察庁は有力な情報に上限300万円の報奨金を出す。情報提供は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。(飯島健太)

<記事:朝日新聞 2014/01/12>
友梨さん同級生が成人式…不明10年、無事願い合唱

 大阪府熊取町で2003年5月、下校中に行方不明になった当時小学4年吉川友梨さんの同級生らが12日、成人式を迎えた。町が主催した式に約360人が出席、一日も早い帰宅と無事を願い、友梨さんを励ましたいとの思いを込めて「窓の外には」を合唱した。

 優しい心の大切さを伝える曲で、町内の小中学校で友梨さんが行方不明になった後、広く歌われるようになった。新成人が式での合唱を提案。「世界中の子どもたちが優しい心を持てば、友梨さんはきっと帰ってくる」と呼び掛けて歌声が響き始めると、友梨さんと親しかったという女性は涙ぐんでいた。

 中西誠町長は「事件から10年以上の月日が流れた。つらい状況が続くが、無事に戻ってくることを皆さんと一緒に祈りたい」とあいさつ。式典後、大学生の向井理菜さん(20)は「今日の日を一緒に迎えたかった。同級生も進学や就職で離れ離れになり、少しずつ忘れられていくのが悲しい」と話した。
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<記事:スポーツニッポン 2014/1/12>
熊取町の女児不明:友梨さん不明10年半 「見つかるまで続ける」 支援者らビラ配り--大阪・難波 /大阪

 熊取町で2003年5月、小学4年生だった吉川友梨さん(19)が行方不明になって20日で10年半を迎えた。大阪市中央区の南海難波駅前で、母美和子さん(52)や両親を支援するNPO法人のメンバーがチラシ約3000枚を配って情報提供を呼びかけた。

 地域の安全活動などに取り組むNPO法人「あいうえお」(貝塚市)からは6人が参加。「まだ見つかっていません」「お電話ください」などと声をかけ、友梨さんの写真入りのチラシを配った。チラシを受け取り「何年たったの?」と尋ねる人も。代表理事の三本松義春さん(67)は「改めて考えてもらう機会になれば。見つかるまで続けたい」と話した。

 この事件は、解決につながる情報提供者に最高で300万円を支払う捜査特別報奨金の対象で、今年7月に受付期間が1年間延長された。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【千脇康平】

<記事:毎日新聞 2013/11/21>
吉川友梨さん不明 10年半 母親ら情報提供呼びかけ 大阪

 熊取町で平成15年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(19)が行方不明になった事件で、事件発生から10年半になる20日、友梨さんに関する情報を求める活動を展開しているNPO法人「あいうえお」のスタッフらが、大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を呼びかけた。

 「あいうえお」のスタッフと友梨さんの母、美和子さん(52)の計7人が参加。通行人に「10年以上が経過しましたが、まだ見つかっていません」と頭を下げながら、約1時間で約3千枚のビラを手渡した。

 「あいうえお」代表理事の三本松義春さん(67)は「両親の姿を見ていると何とかしてあげたい。1日でも早く見つけるためにささいな情報でも寄せてほしい」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2013/11/21>
熊取・女児不明:情報提供を…報奨金の適用期間延長

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年生だった吉川友梨さん(19)が行方不明になった事件で、事件解決につながる有力情報の提供者に支払う捜査特別報奨金の適用期間が2日、1年間延長された。友梨さんの両親と大阪府警の捜査員らはこの日、JR熊取駅(熊取町)と南海泉佐野駅(同府泉佐野市)の2カ所で約4000枚のチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 警察庁が上限300万円の懸賞金を出す制度で、今回が6回目の延長。府警によると、対象になった07年の情報提供数は約290件だったが、11年には約85件に減った。今年は事件から10年を迎えた5月に108件の情報が寄せられ、6月末までに約150件の情報が集まった。

 JR熊取駅前では、父の永明さん(52)と母の美和子さん(52)が午前7時からチラシを配った。両親は「10年たっても同じ気持ち。どんなささいな情報でもかまいません」とコメントを出した。情報は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【三上健太郎】

<記事:毎日新聞 2013/07/02>
吉川友梨さん事件の報奨金制度を1年延長

 大阪府熊取町で吉川友梨さんが行方不明になっている事件で警察庁は情報提供への報奨金制度を1年間延長した。2003年5月、熊取町で当時小学4年生だった吉川友梨さんが小学校からの下校途中に行方不明となったまま10年が経過している。

 警察庁は犯人逮捕につながる情報を提供した人に上限300万円の報奨金を支払うことにしているが、いまだに有力な情報が寄せられていないことから来年7月まで1年間延長することを決めた。

 報奨金制度の延長をうけて2日朝、JR熊取駅前などで友梨さんの両親や捜査員ら約30人が情報提供を呼びかけるビラ配りを行った。両親は「どんな些細な情報でも寄せてほしい」と話している。情報提供先は大阪・泉佐野警察署072−464−1234へ

<記事:読売テレビ 2013/07/02>
大阪小4女児誘拐など、公的懸賞金1年延長

 10年前、大阪で当時・小学4年生の女の子が誘拐された事件など2つの事件について、警察庁は、犯人逮捕につながる有力な情報提供者に支払われる公的懸賞金の1年間の募集延長を決めました。

 公的懸賞金の募集延長が決まったのは、2003年5月、大阪府熊取町で当時小学4年生の吉川友梨さん(当時9)が遠足からの下校途中に行方が分からなくなった事件と、1996年7月、群馬県太田市のパチンコ店で横山ゆかりさん(当時4)が行方不明になった事件の2つの誘拐事件です。

 応募期間は1年間で、犯人逮捕につながる有力な情報提供者に対し、最高で300万円が支払われることになります。公的懸賞金は現在、殺人や誘拐など18の事件が対象になっています。

【情報提供の受け付け】
 吉川友梨さん
 大阪府警 泉佐野警察署
 072−464−1234

 横山ゆかりさん
 群馬県警 太田警察署
 0276−33−0110

<記事:TBSニュース 2013/07/01>
懸賞金期間を1年間延長 大阪・吉川友梨さん不明

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、警察庁は有力な情報の提供者に支払う公的懸賞金(捜査特別報奨金)の受付期間を2日から来年7月1日まで1年間延長する。07年に懸賞の対象となり、延長は6回目。懸賞金の上限額は300万円。情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)まで。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、小学校から帰宅する途中、自宅の手前約430メートル地点で目撃されたのを最後に、行方が分からなくなった。府警は「どんなささいな情報でも提供してほしい」と協力を求めている。

<記事:日本経済新聞 2013/07/01>
吉川友梨さん行方不明 懸賞金期間を延長

 大阪府熊取町で2003年に行方不明となった、当時小学4年の吉川友梨さん(19)について、警察庁は、有力な情報の提供者に最高300万円を支払う公費懸賞金制度の対象期間を来年7月1日まで延長することを決めた。延長は6回目。

 友梨さんは03年5月、下校途中に行方不明となり、府警が未成年者略取誘拐事件として捜査している。

 友梨さんの両親らは2日朝、同町のJR熊取駅などでチラシを配り、情報提供を呼びかける。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2013/07/01>
女児誘拐2事件を延長=有力情報に公的懸賞金−警察庁

 大阪府熊取町で2003年5月に当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件と、群馬県太田市で1996年7月に同4歳の横山ゆかりさんが不明になった事件について、警察庁は30日、公的懸賞金制度の情報受け付けを1年間延長することを決めた。大阪は6回目、群馬は2回目の延長。いずれも誘拐事件として捜査しており、解決に結び付く有力情報に最大300万円を支払う。
 吉川さんは下校途中に自宅近くで、横山さんはパチンコ店で両親の目が離れた隙に行方不明となった。

<記事:時事通信 2013/07/01>
不明10年…消えた友梨さんの「ポスター」、消えた「温かい声援」

 「毎日帰ってくると信じる気持ちは変わらない。早く捜してやりたい」。

 5月19日午後、大阪府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリア。吉川友梨さん(19)の父、永明さん(52)は報道陣にこう話すと、強い雨の中、傘をさしながら、友梨さんの写真が印刷されたビラをドライバーらに配って歩いた。

 少し離れた場所には黙々とビラを配る母、美和子さん(52)の姿も。50代くらいの男性から「必ず見つかる。お母さんもがんばってください」と激励を受けると、何度も「ありがとうございます」と言い、頭を下げた。

■絶望の10年

 大阪府警によると、これまでに配られたビラは約23万枚に上る。だが、有力な情報は寄せられず、両親にとっても徒労と絶望の10年だった。

 進展する気配すらない捜査。いらだち、捜査員と衝突することもあった。平成16年には「友梨さんを救出した」などと持ちかけてきた男女に金を支払うようになり、その後、詐欺と発覚した。

 行方不明当時はキャラクターの「コロコロクリリン」が大好きだった友梨さん。両親の記憶に残るまな娘は幼いままなのに、自宅には成人式の振り袖や自動車教習所のダイレクトメールが届くようになった。

 「あっという間の10年だった。こんなに時間がかかるとは、最初は想像していなかった」。永明さんは小さな声でつぶやくように話した。

■友梨さんの顔を知らない府民はいなかったのに…

 10年前、大阪の街には友梨さんの写真があふれていた。駅、お店、車のガラスにまで貼られ、友梨さんの顔を知らない府民はいないほどだった。だが、いつのまにか少なくなっている。 6年前からポスター配りに協力している大阪府泉佐野市の美濃出秀樹さん(52)は最近、仕事で訪れたJR天満駅(大阪市北区)の近くで、以前は貼られていた友梨さんのポスターがなくなっていることに気付き、がくぜんとした。「10年が過ぎ、もう過去のものになったか…」

 自身が経営する理髪店の出入り口にもポスターを貼っているが、最近はきょとんとした表情で見る子供の姿をよく見かけるという。「以前は学校でもポスターが貼られ、子供たちも事件のことをよく知っていた。事件を知らない世代が増えては解決は遠のいてしまう」と心配そうに話す。

 事件の風化を実感している人は少なくない。ビラ配りを続けるNPO法人「あいうえお」事務局長の郡山貴裕さん(52)もその1人だ。友梨さんの19歳の誕生日だった3月31日に南海難波駅(大阪市中央区)でビラを配ったとき、受け取り拒否やすぐに捨てる人が何人もいたという。

 以前は温かい声援に支えられた。東京や名古屋からもボランティアが集まったが、今はそんな人はまれだ。郡山さんは「諦めたら本当に友梨さんを取り戻せなくなる。自分たちは、見つかる日まで活動を続けたい」と力を込めた。

■来年成人式、「一緒に」の願い

 どれだけ時間が移ろっても友梨さんを忘れられない友人たちもいる。友梨さんと仲が良かったという同級生の女性(19)は大学生になった今でも、友梨さんの誕生日や行方不明になった5月20日が近づくと、気持ちがふさぎ、涙があふれてしまう。

 昔は友人同士で何度も友梨さんの話をした。「行けなかった修学旅行にもう一度行こう」「たくさんおしゃべりしよう」。だが、次第に友梨さんの話題を出すことさえ苦しくなった。近所に暮らしている友梨さんの両親には「どんな顔で会えばいいのか」と思い詰めたという。

 いつしか、家庭でも友梨さんの話題は避けられるようになってしまったが、忘れたことは一日だってない。「早く友梨さんを返してほしい。私たちの思いはそれだけです」

 友人たちは、来年1月の成人式に友梨さんと一緒に出席することを願っている。

◆吉川友梨さん不明事件

 大阪府熊取町で平成15年5月20日、町立北小学校4年だった吉川友梨さん(19)が行方不明になった事件。大阪府警泉佐野署捜査本部によると、友梨さんは午後2時40分ごろ、同級生3人と下校。同57分ごろ、自宅から500メートル離れた七山交差点で友人と別れ、同2時59分30秒過ぎ、同級生男児とすれ違い、「バイバイ」と言葉を交わした。これが友梨さんの最後の目撃で、自宅まであと2分という距離だった。友梨さんの衣服や靴などの所持品も一切見つかっていないという。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(電)072・464・1234。

<記事:産経新聞 2013/05/26>
空白の2分間…大阪府警最大の懸案「吉川友梨さん不明」10年

 【追跡 未解決事件】

 大阪府熊取町で平成15年5月、町立北小学校4年だった吉川友梨さん(19)が行方不明になった事件は、5月20日に発生から丸十年となった。大阪府警は現在も捜査本部のある泉佐野署に専従捜査員を配置。これまでの捜査で、最後に目撃されたのは自宅まであと2分という距離で、捜査本部は「空白の2分間」を埋める作業に力を入れているが、有力な手がかりは得られていない。

 捜査本部によると、友梨さんは午後2時40分ごろ、同級生3人と下校。同57分ごろ、自宅から500メートル離れた七山交差点で友人と別れ、同2時59分30秒過ぎ、同級生男児とすれ違い、「バイバイ」と言葉を交わした。これが友梨さんの最後の目撃だった。捜査本部は車で連れ去られた可能性が高いとみており、不審車両を「黒色セダン」「赤色乗用車」「白色ワゴン」「白色ライトバン」の4台に絞り込んだが、所有者の特定には至っていない。

 ■捜査、スタートラインで止まったまま

 24年夏、大阪府警泉佐野署3階の捜査本部の電話が鳴った。「吉川友梨さんの消息を知る人物がいる」。受話器を取った捜査員は緊張気味にペンを走らせてメモをとった。その人物は、中四国のある県の飲食店で友梨さんの話題に触れていたという。

 確認作業がすぐに始まった。現地に捜査員を派遣したが、有力な情報は得られなかった。

 元々は同署の会議室だった部屋に捜査本部が設置されてから10年。当初はひっきりなしに情報が寄せられたが、最近は年に数件程度だ。10人の専従捜査員は普段、過去の捜査資料の読み返しなどにあたり、情報が寄せられれば、わらをもつかむ思いで徹底的に調べ上げたが、友梨さんに結びついたことはない。

 数々の事件を抱える大阪府警捜査1課では通常、未解決であっても長期間にわたって捜査が進展しなければ捜査員を引き揚げることが少なくない。だが、府警が最大の懸案と位置づけるこの事件は、10年間の長きにわたって専従捜査員を置き続けている。

 ある捜査関係者はいう。

 「正直、できることは限られているが、引き揚げるわけにはいかない。捜査はスタートラインで止まったまま。家族に納得してもらえるはずがない」

 ■失踪時の服装、言えなければ署員ではない

 25年1月、府警本部長から警察庁官房長に異動した坂口正芳氏は離任会見で、友梨さんの手がかりを得られなかったことに「大変心残りだ」と悔しさをにじませた。

 事件発生時は刑事部長だった。それだけに責任を感じ続けてきた。23年10月に本部長として戻ってきたとき、「一歩でも前進させたい」と誓い、自ら現場に何度も足を運んだ。だが、望みはかなわなかった。

 事件にこだわり続けてきたのは坂口氏だけではない。捜査に関わった警察官全員がそうだ。ある泉佐野署員はこう言い切る。「友梨さんの失踪当時の服装やリュックサックの色が即座に言えなければ署員ではない」。同署に着任すると、教養の一環として幹部から事件概要の説明を必ず受けるという。

 10年間で捜査に携わったのは延べ約6万人。現場付近にアパートを借り、泊まりこんで捜査する捜査員もいた。七山地区に住む約2200人の住民や出入り業者ら捜査員が聞き込んだ相手は約6千人に上る。だが、友梨さんの衣服や所持品すら見つかっていない。

 ■両親の言葉「友梨を頼みます」

 「あとのことは頼む」

 事件発生時、捜査1課の班長だった加津一真さん(63)は退職を迎えた22年春、捜査本部を訪れて後輩たちに後を託したとき、思わず涙がこぼれ落ちた。

 現場を指揮していた当時、沈痛な表情の両親から「友梨を頼みます」と何度も頭を下げられた。自分にも娘がいる。同じ親として犯人を許すことができず、「必ず助け出す」と心に誓った。

 ところが現場付近では誰も悲鳴や大きな声を聞いておらず、身代金の要求はなかった。捜査は暗礁に乗り上げたままいたずらに時間だけが過ぎた。

 退職から3年が過ぎた今春、加津さんは草木の茂りから道路の凹凸まで体が覚えてしまったという現場を久しぶりに歩いた。空白の2分間に何が起きたのか。後輩の刑事たちが今、必死に捜査を続けている。

 先日、衝撃的なニュースが流れた。米国・オハイオ州で、友梨さんとほぼ同時期に行方不明になった女性3人が見つかった。友梨さんが無事に帰ってくる可能性はまだ残されている。加津さんはつぶやいた。

 「希望は今もある。必ずあの子を見つけられると信じたい」

<記事:産経新聞 2013/05/25>
<小4不明10年>ビラ配り「無事発見まで…」 大阪

 
 大阪府熊取町で2003年、小学4年の吉川友梨さん(19)が下校中に行方不明になってから20日で10年を迎えた。大阪府警は友梨さんが最後に目撃された時間帯に合わせ、現場近くで検問を実施し、通行人らに情報を求めた。NPO法人も大阪・ミナミの繁華街でビラを配った。

 友梨さんは事件当日の午後3時ごろ、自宅から約430メートル離れた路上で、同級生の男児に目撃されたのを最後に失踪した。府警の捜査員ら約20人はこの日午後2時半ごろから、2カ所で検問し、通行した住民らに「当時、この道を通っていないか」「新たに聞いたことは」などと尋ねた。

 一方、地域の安全活動に取り組むNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)のメンバー約20人が正午から、大阪市中央区の南海難波駅前で約1万3000枚のビラを通行人らに手渡した。代表理事の三本松(さんぼんまつ)義春さん(66)は「友梨さんはどこかで必ず元気にしている。無事に発見されるまで続けたい」と話した。

 情報は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【三上健太郎】

<記事:毎日新聞 2013/05/21>
車で連れ去られた疑い 吉川友梨さん 不明から10年

 大阪府熊取町で、当時小学4年生だった吉川友梨さんの行方が分からなくなってから丸10年。

 友梨さんは車で連れ去られた疑いが強く、警察は20日も現場で同じ時間帯に聞き込みを行いました。

 2003年5月、大阪府熊取町で下校途中だった、吉川友梨さん(当時9)の行方が分からなくなりました。

 友梨さんが最後に目撃されたのは自宅のすぐ近くで、警察は帰宅直前に何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみて捜査しています。

 「我々にしたら、友梨さんを見つけ出さないことには、熊取町は安全な町とはいえないので、みんな真剣に(支援活動を)やっています」(近所の人)

 有力な手掛かりがないまま、きょう(20日)で丸10年が経ち、警察は改めて友梨さんのいなくなった同じ時間帯に聞き込みを行いました。

 「ここいつも通りますか?」(警察)
 「通ります」(女性)
 「平成15年当時はどうでした?」(警察)


 警察では現在も専従捜査員が捜査を続けていますが、服や靴などの所持品は何もみつかっていません。

 事件に関する重要な情報に対しては、最高300万円が支払われる公的懸賞金制度の対象になっていて、警察は引き続き市民から情報提供を呼びかけています。

 友梨さんの父親は「帰ってくるのを待っている気持ちに変わりはありません。見つかることを信じて、引き続き捜したいです」とコメントしています。


<記事:毎日放送 2013/05/20>
吉川友梨さん不明から10年、現場近くで検問 大阪府警

 大阪府熊取町で平成15年5月、町立北小学校4年だった吉川友梨さん(19)が行方不明になってから丸10年となった20日、大阪府警は友梨さんが最後に目撃された現場付近で検問を行い、住民らに捜査への協力を呼びかけた。

 検問は友梨さんが行方不明になった午後2時半〜3時半に実施。泉佐野署捜査本部の捜査員や同署員ら約20人が付近を通行する車やバイクを止め、ドライバーらに事件当日の記憶などにを尋ねた。

 子供の見守り活動を行う貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーもこの日、大阪市中央区の南海難波駅前でチラシ約4千枚を配り、情報提供を求めた。

 捜査本部は「どんなわずかな情報でも寄せてほしい」としている。情報提供は((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2013/05/20>
大阪府の小4女児行方不明、きょうで10年

 大阪府熊取町で、当時小学校4年生だった吉川友梨さんの行方が分からなくなってから5月20日で10年となります。両親らは改めて情報提供を呼びかけました。

 大阪府熊取町の吉川友梨さん(当時9)は2003年5月、下校中に突然、行方が分からなくなりました。友梨さんが最後に目撃されたのは自宅のすぐ近くで、警察は帰宅直前に何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみて、捜査しています。

 「10年たってしまったんかな。短いようで長いし、長いようで短いかな。事件の風化を少しでも防止できたらなと」(地元の支援者)

 いまも専従捜査員が捜査を続けていますが、服や靴などの所持品は何も見つかっていません。

 重要な情報には、最高300万円が支払われる公的懸賞金制度の対象になっていて、警察は引き続き情報提供を呼びかけています。

【情報は泉佐野警察署】072−464−1234

<記事:TBS 2013/05/20>
当時小学4年・吉川友梨さん行方不明から10年…

 事件発生から10年。有力な手がかりは見つかっていません。

 大阪府熊取町で、当時、小学4年だった吉川友梨さんは2003年5月20日、下校途中に行方が分からなくなりました。事件発生から丸10年となった20日、支援団体のメンバーが情報提供を求め、ビラを配りました。19日にビラ配りに参加した友梨さんの父親は「あっという間に10年がたちました。友梨がいなくなった日が昨日のことのように感じます。情報があれば提供をお願いしたいです」と話しています。警察は延べ6万人を投入し、これまで約3000件の情報が寄せられていますが、有力な手がかりは見つかっていません。

<記事:テレビ朝日 2013/05/20>
友梨さん行方不明から10年 父「信じる」

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨さん(19)が行方不明になって20日で10年となるのを前に、両親が19日、大阪府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで、情報提供を求めるチラシを配った。父親の永明さん(52)は「必ず見つかることを信じている」と思いを語った。

 府警捜査1課や捜査本部を置く泉佐野署の捜査員、両親を支援する地元住民ら約30人で午後3時半から開始。雨が降る中、休憩所を利用する人らに「小さなことでもいいので知らせてください」と声を掛け、用意した約2千枚を配った。

 取材に応じた永明さんは「あっという間の10年だった。帰ってくるのを待つことに変わりはない」と話した。

 チラシを受け取った大阪府富田林市の主婦南野千代子さん(67)は「事件は今も覚えている。自分の子や孫だったらと思うと放っておけない。何か手掛かりがあればいい」と思いやった。

 友梨さんの自宅の近所に住み、事件の発生当初から支援してきた谷川勝さん(55)は「もう10年もたつのかと複雑な気持ちだ。これからもできる限りの支援を続けていく」と誓った。

 捜査本部によると、友梨さんは03年5月20日午後3時、遠足を終えて通っていた小学校から帰宅する途中に何者かに連れ去られた可能性が高い。これまでに約3000件の情報が寄せられたが、有力な手掛かりはない。情報提供は泉佐野署捜査本部、電話072(464)1234。(共同)

<記事:日刊スポーツ 2013/05/19>
吉川友梨ちゃん不明から10年 両親らが情報提供求める

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年生で9歳だった吉川友梨さんが失踪してから20日で10年となるのを前に、両親と地元住民、大阪府警泉佐野署捜査本部の捜査員が19日、大阪府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリア(SA)で情報提供を求めるビラを配った。

 友梨さんの自宅がある七山地区の住民が中心となり、現場に近く利用者の多い同SAで毎年この時期に実施。5千枚用意したビラを約30人でドライバーらに手渡しながら「どんな小さな情報でもいいので連絡してほしい」と呼び掛けた。

 父親の永明さん(52)は「あっという間に10年がたってしまった。友梨がいなくなったのは昨日のことのようで、帰ってくるのを待ち続けている」と話した。情報提供は、泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:日本経済新聞 2013/05/19>
吉川友梨さん行方不明、あすで10年

 大阪・熊取町の吉川友梨さんが行方不明になってあすで10年になる。友梨さんの両親らが19日、改めて情報提供を呼びかけた。阪和道の岸和田サービスエリアでは、吉川友梨さんの両親や捜査員ら約30人が、休憩に立ち寄ったドライバーらに情報提供を求めるビラを配った。

 2003年5月、当時小学4年生だった友梨さんは下校途中に突然姿を消し、警察は何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみて捜査を続けているが、有力な手がかりがないまま、あすで事件発生から丸10年を迎える。

 友梨さんの父親は「あっという間に10年という気持ちです。毎日毎日帰ってくるという気持ちは変わりません。情報があれば、ご連絡いただきたい」と話している。

<記事:読売テレビ 2013/05/19>
友梨、必ず見つけ出すよ=父親「10年あっという間」

 「必ず見つかると信じています。情報があれば連絡ください」。19日午後、大阪府岸和田市のサービスエリアに吉川友梨さんの父、永明さん(52)の姿があった。支援者や大阪府警の捜査員ら約30人とともにチラシ約2000枚を道行く人に配り続けた。

 永明さんは取材に、「あっという間の10年で、きのうのことのように思う。こんなに時間がかかるとは最初は想像していなかった」と振り返った。「毎日毎日帰って来ることを思っている。早く捜してやりたい」。決意を新たにした。

 消防署長の谷川勝さん(55)は、地元ボランティアのリーダーとして、チラシ配りに参加。「長いようで短い10年。私の娘は友梨さんの一つ下で、よく遊んでもらった。ご両親が頑張り続けるなら、私も続ける」と話した。地元商店主の大林なほ子さん(63)は「友梨さんは、店番をしているとあいさつしてくれるいい子だった。本当につらい。早く見つかってほしい」と話した。

 チラシを受け取った大阪府富田林市の主婦南野千代子さん(67)は「ここに立ち寄ると事件を思い出す。自分の子供や孫だと思うと、胸が張り裂けそうだ」と語った。

<記事・写真:時事通信 2013/05/19>

吉川友梨さんの情報提供を求める
チラシを配る父の永明さん(右)
=19日午後、大阪府岸和田市の
阪和自動車道岸和田サービスエリア
車数千台捜査、範囲拡大=細る情報「どんなことでも」―友梨さん不明20日で10年

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年だった吉川友梨さん(19)が行方不明になった事件は、20日で10年を迎える。大阪府警は延べ6万人を投入。捜査対象とした不審車両は数千台に達したが手掛かりは得られず、現在は対象範囲を拡大している。情報提供も細り、捜査員や府警OBは「ささいな情報でも寄せてほしい」と訴える。 

<記事:時事通信 2013/05/19>
吉川友梨さん行方不明事件

 吉川友梨さん行方不明事件 大阪府熊取町七山の住宅街で2003年5月20日午後3時ごろ、下校途中に自宅約400メートル手前で同級生の男子児童と短い会話をしたのを最後に行方不明になった。

 付近の捜索で発見されず、大阪府警捜査1課は何者かに車で連れ去られたとの見方を強め、未成年者略取誘拐事件として泉佐野署に捜査本部を設置した。警察庁は07年、有力情報の提供者に公費で300万円の懸賞金を支払う対象に指定した。

<記事:時事通信 2013/05/19>
友梨さんの無事願う絵手紙 熊取駅コンコース

 熊取町で2003年、下校途中だった当時小学4年の吉川友梨さん(19)が行方不明になってから20日で10年となるのを前に、JR阪和線の熊取駅コンコースで、友梨さんの無事を願うメッセージをつづった絵手紙50点が展示されている。

 地元の絵手紙クラブを主宰する同町在住の新井徹さん(75)がクラブの生徒に呼びかけ、2007年から毎年行っている展示で、今年で7回目。生徒ら30人が、顔彩を用いて友梨さんの似顔絵や季節の花々を描き、「十年前の思い出と笑顔 今一度見せて」、「帰ってくると信じています」などと書き添えている。

 新井さんは「ささやかな活動だが、風化させないためにも、乗降客が目を留めてくれ、何か解決の糸口になれば」と話した。展示は31日まで。情報提供は、泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2013/05/19>



熊取駅のコンコースに展示中の絵手紙(熊取町で)
埋まらぬ「空白の2分」 吉川友梨さん、20日で不明10年に

. 大阪府熊取町で平成15年5月、町立北小学校4年だった吉川友梨さん(19)が行方不明になってから20日で丸十年となる。

 大阪府警は現在も捜査本部のある泉佐野署に専従捜査員を配置。これまでの捜査で、最後に目撃されたのは自宅まであと2分という距離で、捜査本部は「空白の2分間」を埋める作業に力を入れているが、有力な手がかりは得られていない。

 捜査本部によると、友梨さんは午後2時40分ごろ、同級生3人と下校。同57分ごろ、自宅から500メートル離れた七山交差点で友人と別れ、同2時59分30秒過ぎ、同級生男児とすれ違い、「バイバイ」と言葉を交わした。これが友梨さんの最後の目撃だった。

 捜査本部は当初から、車で連れ去られた可能性が高いとみて捜査。周辺の聞き込みやNシステム(ナンバー自動読み取り装置)の通行記録などから不審車両を「黒色セダン」「赤色乗用車」「白色ワゴン」「白色ライトバン」の4台に絞り込んだが、所有者の特定には至っていない。

 また、自宅周辺のため池17カ所の水を抜いて調べたり、和歌山県などの山林も捜索したりしたが、友梨さんの衣服や靴などの所持品も一切見つかっていないという。

<記事:産経新聞 2013/05/18>
友梨さん不明10年 児童見守り地元の使命

 大阪府熊取町で2003年、下校途中だった当時小学4年の吉川友梨さん(19)が行方不明になってから20日で10年になる。友梨さんが通っていた町立北小の通学路では、地元の元区長佐々木茂之さん(70)が毎朝、登校する児童を見守り続け、7年を迎えた。佐々木さんは「毎日、ここに立っていれば、見慣れない人や車が通るとすぐにわかる。二度と友梨さんのようなことは繰り返させない」と誓う。

 「おはよう。行ってらっしゃい」。17日午前7時半、佐々木さんは自宅から約200メートル離れた信号付近で、登校中の児童らに声をかけた。ここから佐々木さんの自宅に続く道が、10年前、友梨さんの姿が最後に目撃された現場になった。

 佐々木さんは「誰かが見ていたはず。すぐ見つかると思っていた」と、当時を振り返る。だが、1年、また1年と歳月だけが過ぎた。そればかりか、地元では空き巣被害に遭う家も出始めた。06年1月に区長となった佐々木さんは、事件が風化していくのを肌で感じた。

 友梨さんと面識はなかったが、情報提供を求めるチラシを作った。その後、同小へ通う孫に付き添うようになり、友梨さんと同じ通学路を歩いた。登校する児童たちを見ると、「大人がもっと関心をもっていれば」と悔しさがこみ上げた。
 

登校する子どもたちを見守る佐々木茂之さん
(17日午前、大阪府熊取町で)=森田昌孝撮影
 「子どもたちを守るのが、使命」。そんな思いが毎朝、通学路に向かわせ、日課になった。今では、ほとんどの児童が笑顔であいさつをし、ハイタッチしていく。

 佐々木さんは「友梨さんはきっとどこかで生きている」と信じ、「子どもたちに声をかけつづける。その積み重ねが地域の安全につながるはず」と話している。
吉川友梨さん行方不明
 03年5月20日午後3時頃、下校途中の友梨さんが、自宅の手前約400メートルの路上を1人で歩いているのを目撃された後、行方がわからなくなった。大阪府警は未成年者略取誘拐事件として泉佐野署に捜査本部を設置し、10年間で延べ約6万人の捜査員を投入した。07年からは有力な情報提供者に最高300万円の懸賞金を出す警察庁の「公費懸賞金制度」の対象。これまで寄せられた情報は約3000件で、昨年も100件前後の情報があった。情報提供は同署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2013/05/17>
女児不明10年:手掛かり1ミリでも 大阪の吉川友梨さん

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨(ゆり)さんが下校中に行方不明になってから20日で10年となる。来年には成人式を迎える年齢になった。有力な手がかりはないが、家族、知人、住民らは友梨さんの帰りを願い、情報の提供を求め続けている。【武内彩、三上健太郎、山田泰正】

 田畑が点在する丘陵地の集落を通る幅4?5メートルの生活道路。友梨さんは03年5月20日午後2時57分ごろ、交差点で友人3人と別れ、一人でこの道を進んだ。

 両脇の田んぼを過ぎて緩やかなカーブに差しかかり、同級生の男児とすれ違った。「バイバイ」。友梨さんの声が響いた。2時59分40秒ごろ。自宅まで約430メートルだった。しかし、友梨さんは帰らなかった。男児が見たのを最後に姿が消えた。

 友梨さんはこの日、遠足があり、下校時間はいつもより30分ぐらい早かった。白の半袖ブラウスに紺のスカート姿、黄色のリュックを背負っていた。身長は約135センチ。歩幅などを考えると、男児と会った所から自宅まで約6分と推定される。

 この6分間に何が起きたのか。普段、地元以外の人が歩くことはほとんどない場所だ。悲鳴や物音を聞いた人もいない。友梨さんは、何者かに車で連れ去られたとみられる。

   ◇

 「友梨さんがいなくなりました」。あの日の夕方。田んぼを耕していた男性(78)は、地区の防災無線の放送を聞いて手を止めた。

 すぐに地区の40?50人が集まった。竹やぶ、井戸、貯水槽、茂み、駐車場。懐中電灯を手にあらゆる場所で友梨さんを捜した。男性は「自治会や消防団も参加し、3日ほど続けたが何も見つからなかった」と振り返った。

 自治会役員の谷川勝さん(55)は仕事が休みで自宅にいた。友梨さんの祖母が駆け込んできた。「うちの友梨が帰ってきていないんやけど……」。バイクに飛び乗り、小学校から自宅までの間を、友梨さんの名前を連呼しながら走った。

 「10年は早いなあと思う。たまらなくつらい。1ミリの大きさでいい。解決に結びつく突破口がほしい」

 谷川さんや友梨さんの家族は今年も、事件発生日に合わせて情報提供を求めるビラ配りをする。

 ◇有力な情報なく
 府警の捜査員らにも、10年という時間が重くのしかかる。事件直後から約5年、専従捜査班を率いた元捜査1課管理官、加津一真さん(63)は毎年、成長している友梨さんの姿を思い浮かべる。

<記事:毎日新聞 2013/05/17>
熊取町の女児不明:友梨さん不明10年 安全な町に向け、熊取で決意新た /大阪

 熊取町主催の「みんなで子どもの安全・安心を考える集い」が12日、同町民会館で開かれた。03年5月に当時小学4年生だった吉川友梨さんが行方不明になって10年になるのに合わせ、町民ら約500人が参加し、安全なまちづくりに向けた決意を新たにした。

 中西誠町長が「子ども見まもり隊」や「愛犬パトロール隊」など住民ボランティアによる防犯の取り組みを紹介。「子どもの笑顔が輝くまちづくりに取り組む。一日も早く友梨さんが無事帰ってくることを祈る」と話した。

 基調講演では、小宮信夫・立正大文学部教授(犯罪社会学)が「犯罪の起きやすい環境をなくすことが、犯罪を減らすことにつながる」と防犯対策の必要性を強調。「犯罪を誘発する環境や死角をなくすことが効果的」と説明し、「犯罪は容易に入りやすく、周囲から見えにくいところで起きやすい。危険な場所を予知する能力を子どもが身につける必要がある」と提言した。

 最後に、「家庭、地域、学校、各種団体が心を合わせ、子どもの安全・安心を守る取り組みを進めていく」とする「熊取子ども安全宣言」を採択した。【山田泰正】

<記事:毎日新聞 地方版 2013/05/13>
吉川友梨さんの事件10年で集会

 平成15年に大阪・熊取町で小学4年生だった吉川友梨さんが行方不明になってから10年になるのを前に、12日、熊取町で子どもの安全について考える集会が開かれました。

 吉川友梨さんは、小学4年生だった平成15年5月20日、下校途中に行方が分からなくなりました。
警察は車で何者かに連れ去られたとみて捜査を続けていますが、有力な手がかりは得られていません。

 事件からまもなく10年になるのを前に、12日、熊取町で住民およそ200人が参加して、子どもの安全について考える集会が開かれました。
集会では、犯罪社会学が専門の立正大学の小宮信夫教授が講演し、「子どもを狙った犯罪は、繁華街や街頭など、大人の注意が行き届かない場所で起こりやすい。地域の大人全体で見守ることが必要だ」と指摘しました。

 また、事件後地元で続けられている、保護者や住民による登下校の見守り活動や、ランドセルに「ICタグ」と呼ばれる小型の発信装置を付けて、教師たちが登下校の様子を確認するといった取り組みが紹介されました。

 友梨さんと同世代の子どもがいるという43歳の女性は、「事件の記憶が風化していくなか、活動の参加者も減ってきている。子どもの安全を守るため、もう一度盛り上げていきたい」と話していました。

<記事:NHKニュース 2013/05/12>
熊取町の女児不明:吉川友梨さん行方不明10年 生還祈る絵手紙 教室講師・新井さんら、16日からJR熊取駅で展示 /大阪

 熊取町で03年5月、小学4年生だった吉川友梨さん(19)が行方不明になった事件は20日で10年になる。同町では毎年この時期に、絵手紙教室に通う女性たちが友梨さんの無事を祈って作品づくりに取り組んでいる。作品は今年も16日から31日までJR熊取駅コンコースで展示される。

 教室は同町自由が丘の絵手紙講師、新井徹さん(75)が主宰。作品づくりは教室で事件のことが話題になったのがきっかけで始まり、今年で7回目。約30人が約50点を出品する。友梨さんと同じ年ごろの孫や娘を持つ人も多く、「事件は決して人ごとではない」と受け止める。

 作品は草花や野菜など季節の身近な素材を水彩で描き、友梨さんへのメッセージを添えたもの。米谷隆子さん(60)は今年、収穫されたばかりのタマネギを選んだ。少し伸びた茎に10年の時間の経過を重ね、事件の解決を祈って「十年目の正直」と書き入れた。

 7年連続の出品という番匠谷美奈子さん(70)と松浦敏子さん(77)の姉妹は「一日でも早く、無事に両親のもとに戻れるよう祈っている。友梨さんがどこかで頑張っていると信じてメッセージを届けたい」。友梨さんの名前にちなみ、ユリの花に無事を願うメッセージを添えた。

 新井さんの自宅近くには友梨さんが通っていた通学路がある。元気に登校する子供たちの姿を目にするたび、友梨さんを思い出し、もどかしい思いになるという。「友梨さんが行方不明になったこと自体を知らない人も増えてきた。小さな活動だが、解決するまで続けていきたい。絵手紙を見た人に事件のことを思い出してもらえれば」と話す。【山田泰正】

<記事:毎日新聞 地方版 2013/05/08>
熊取町の女児不明:「情報提供を」 ミナミでチラシ配布 /大阪


 熊取町で03年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さんが19歳の誕生日を迎えた3月31日、両親や支援者らが大阪市中央区の南海難波駅前でチラシを配布し、情報提供を呼びかけた。地域の子供を見守る活動をしている貝塚市のNPO法人「あいうえお」が04年から誕生日に続けてきた。

 同法人は企業や団体にも協力を依頼し、これまでに府内の理容室約3500店などにポスターを掲示。「ぜひ情報を寄せてほしい」と呼びかけている。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【武内彩】

<記事:毎日新聞 地方版 2013/04/02>
女児不明10年で両親がビラ配布 難波、情報提供求める

 2003年5月、大阪府熊取町で行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さんが31日に19歳の誕生日を迎えたのに合わせ、両親らが大阪・ミナミの南海難波駅前でビラを配布して情報提供を呼び掛けた。

 支援活動を続けるNPO法人「あいうえお」(大阪府貝塚市)のメンバー約10人も参加。行き交う買い物客らにビラ約3000枚を配布した。

 友梨さんが行方不明になってから今年5月で10年。父親の永明さん(52)は「娘のことを知らない人も増えたが、帰ってくるまで諦めない。とにかく情報が欲しい」と力を込めた。

 情報は大阪府警泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)まで。

<記事:日本経済新聞 2013/04/01>
友梨さん19歳「情報寄せて」 両親ら街頭で訴え

 熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さんが19歳の誕生日を迎えた31日、両親らが大阪市中央区の南海難波駅前で、情報提供を求めるチラシを配った。

 地域安全活動に取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーら約10人が参加。通行人らに「ご協力お願いします」と声をかけ、友梨さんの写真が掲載されたチラシを配った。

 父の永明さん(52)は「帰ってくるまで家族は頑張る」と言い、母の美和子さん(52)は「協力してくれる方に感謝の気持ちでいっぱい。どんな情報でも良いので寄せてほしい」と話した。情報提供は、泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。
<記事・写真:読売新聞 2013/04/01> チラシを配る母の美和子さん(左)
(大阪市中央区で)
吉川友梨さん…19歳 行方不明まもなく10年 大阪

 熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨(ゆり)さん=当時小学4年=が31日、19歳の誕生日を迎えた。発生からまもなく10年になるが、解決には至っていない。

 友梨さんの自宅には近ごろ、振り袖の購入を勧めるダイレクトメールが届く。母の美和子さん(52)は「本当ならば、成人式の準備を始めているはず。生きていてほしい。そう願うだけです」と話す。

 この日、両親は大阪市中央区の南海難波駅前で、友梨さんの写真を印刷したビラ2千枚を、ボランティアとともに配った。父の永明さん(52)は「捜査は続いている。体調を整えて待つしかないです」と話した。情報は、泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。警察庁は、有力な情報を提供した人に上限300万円の報奨金を出す。

<記事:朝日新聞 2013/04/01>
吉川友梨さん、19歳に 両親ら南海難波駅前でチラシ配布

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年生で行方不明になった吉川友梨さんが19歳の誕生日を迎えた31日、大阪市中央区の南海難波駅前で、友梨さんの両親や、子供の見守り活動などを行う同府貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーが情報提供を求めるチラシを通行人らに手渡した。友梨さんは今年5月、行方不明から丸10年を迎える。

 両親は、行き交う買い物客らに笑顔の友梨さんの写真が印刷されたチラシを配り、「どうか情報をお願いします」と呼びかけた。父親の永明さん(52)は「新しい情報もなく、もどかしく過ごしているが、(友梨さんが)帰ってくる日まで体調を維持して頑張りたい」と話していた。

 情報提供は大阪府警泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2013/03/31>
府警:「オール大阪で成果」 本部長離任会見 /大阪

 府警の坂口正芳本部長が24日、府警本部で離任会見をした。警察庁官房長に25日異動する。坂口本部長は「自治体や事業所、府民と一体となりオール大阪で取り組めた。街頭犯罪ワースト1も返上できた」と1年3カ月の在任期間を振り返った。

 坂口本部長の府警勤務は3回目で、刑事部長だった03年5月、熊取町の小学4年だった吉川友梨ちゃんが行方不明になる事件が起きた。会見で「捜査が一歩でも前進できればと思っていただけに心残りだ」と話した。

 坂口本部長は就任時から、上司に都合の悪い情報も伝わるような「風通しのいい組織づくりを」と訴えてきた。同庁の要となる官房長として「警察庁と全国の都道府県警察の風通しを良くするマネジメントの一端を担いたい」と抱負を述べた。【田中謙吉】

<記事:毎日新聞 2013/01/25>
吉川友梨さん行方不明事件 懸賞金を1年延長 警察庁

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(18)が行方不明になった事件で、警察庁は2日から、有力情報に懸賞金を支払う公的懸賞金制度の対象期間をさらに1年間延長することを決めた。

 懸賞金は最高300万円で、事件解決に有力な情報を提供した人に支払われる。友梨さん行方不明事件は19年7月に制度の対象に指定され、1年ごとに延長されてきた。

 大阪府警によると、事件に関する情報提供は22年が156件、23年が85件と減少傾向にある。府警は2日朝、JR阪和線熊取駅と南海本線泉佐野駅の駅前でチラシを配る。情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2012/07/01>
大阪小4女児誘拐で懸賞金=群馬幼女不明も延長−警察庁

 警察庁は30日、2003年5月20日に大阪府熊取町で下校途中、行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さん(18)に対する未成年者略取誘拐事件の公的懸賞金対象期間を、1年間延長すると発表した。解決に結び付く有力な情報提供者に最大300万円を支払うとしている。

 また同庁は1996年7月7日、群馬県太田市のパチンコ店で行方が分からなくなった当時4歳の横山ゆかりちゃん略取誘拐事件についても対象期間を1年間延長。20歳になったゆかりちゃんを推定した似顔絵も新たにホームページなどに掲載する。民間団体の私的懸賞金300万円と合わせ、最大600万円が支払われる。

 同庁は、長期逃亡中だった元オウム真理教信者高橋克也容疑者らの逮捕を踏まえ、「(懸賞金に)関心が高まる中、国民の皆さまには積極的な情報提供をお願いしたい」としている。

<記事:時事通信 2012/07/01>
友梨さん事件などの懸賞金、期間延長 警察庁

 2003年5月、大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、警察庁は30日、解決に結び付く情報の提供者に支払う公的懸賞金(捜査特別報奨金)の受付期間を7月2日から1年間延長することを決めた。

 07年に懸賞金の対象となって以来、延長は5回目。友梨さんは当時、遠足からの帰宅途中に行方が分からなくなった。

 また、1996年7月に群馬県太田市のパチンコ店で、当時4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件も1年延長する。

 公的懸賞金の上限額は300万円で、ゆかりちゃんの事件には地元の民間団体による懸賞金もある。情報が複数あった場合は解決への貢献度合いによって分割して支払われる。〔共同〕

<記事:日本経済新聞 2012/07/01>
吉川友梨ちゃん行方不明事件、懸賞金1年間延長

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年生の吉川友梨さんが下校途中に行方不明になった事件で、警察庁は、有力な情報提供者に上限300万円の懸賞金を出す「捜査特別報奨金制度」の応募期間を、来年7月1日まで1年間延長する。情報提供は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2012/07/01>
群馬・太田市の女児不明事件、「懸賞金」延長

 警察庁は30日、1996年7月、群馬県太田市のパチンコ店から横山ゆかりちゃん(当時4歳)がいなくなった事件について、「公費懸賞金」の情報募集期間を来年6月末まで1年間延長すると発表した。

 容疑者逮捕につながる情報には最高300万円が支払われる。

 また、群馬県警は、7月11日で21歳になることから推定の似顔絵も作製=写真=。1日から全国にポスター7万枚を配布し、情報提供を呼びかける。

 一方、警察庁は、大阪府熊取町で2003年5月、下校中の吉川友梨さん(当時9歳)が行方不明になった事件でも懸賞期間を1年間延長した。

<記事:読売新聞 2012/07/01>
96年群馬の不明女児、16年後の似顔絵を公開

横山ゆかりちゃんの情報提供を呼び掛けるポスター(群馬県警提供)

 群馬県警は群馬県太田市のパチンコ店で1996年に行方不明となった、当時4歳の保育園児横山ゆかりちゃんの新たな似顔絵を公開した。

 無事を願う家族の声に応え、今年で21歳となるゆかりちゃんの成人の似顔絵を初めて作製した。新たな似顔絵で情報入手強化を図る。

 また、03年に大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、警察庁は30日、解決に結び付く情報提供者に支払う公的懸賞金の受付期間を7月2日から1年間延長することを決めた。延長は5回目。

<記事:スポニチ 2012/07/01>
大阪・熊取の友梨さん不明から9年 母親ら情報求めビラ

  大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(18)が下校途中に行方不明になってから20日で9年がたち、母美和子さん(51)らは、大阪市中央区の南海難波駅前で、情報提供を呼びかけるビラを配った。

 子どもの見守り活動に取り組むNPO法人「あいうえお」(大阪府貝塚市)が毎年続ける活動。メンバー7人は、友梨さんの写真が入ったビラ約1万枚を用意し、「捜しています」と声をかけながら道行く人たちに手渡した。美和子さんは、「ビラ配りを続けていただけることは本当にありがたい。何年たとうが、わずかな手がかりでも見つかってほしいという願いは変わりません」と話した。

 府警はこれまで、延べ約6万人の捜査員を投入した。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。警察庁は有力な情報の提供者に上限300万円の懸賞金を出す。

通行人にビラを手渡す「あいうえお」の
メンバー=大阪市中央区
<記事・写真:朝日新聞 2012/05/21>
友梨さんあきらめない 不明9年

 熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明になって9年となる20日、母親の美和子さん(51)らが、大阪市中央区の南海難波駅前で、情報提供を求めるチラシ約5000枚を配った。

 地域安全活動に取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバー6人が参加。美和子さんは「育ててきた年月と同じ時間が過ぎてしまったが、あきらめないでいたい」と話した。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2012/05/21>
熊取町の女児不明:不明9年「友梨さん手がかりを」 南海難波駅前で支援者らが訴え /大阪

 熊取町で03年5月、当時小学4年だった吉川友梨2件さん(18)が下校途中に行方不明となってから9年となる20日、支援者らが大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を呼び掛けるチラシを配った。

 子供の安全を守る活動に取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーら7人が参加した。代表理事の三本松義春さんは「チラシを見たら思い出してもらえる。風化させないように続けていきたい」と話し、友梨さんの写真を載せたチラシを通行人に手渡した。この日は母親の美和子さん(51)も街頭に立ち、チラシを配った。美和子さんは「何年たっても、少しでもいいので手がかりがあればという思いです」と話していた。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)まで。【武内彩】

<記事:毎日新聞 2012/05/21>
友梨さん行方不明から9年 情報提供を

 大阪府熊取町の吉川友梨さんが行方不明になって20日で、丸9年が経つ。友梨さんの母親の美和子さんらが通行人に、情報提供を求めるビラ配りを行った。

 友梨さんは2003年5月、熊取町で小学校からの下校途中に行方不明となったまま、きょうで丸9年になる。犯人逮捕につながる情報には300万円を上限に報奨金が支払われるが、有力な情報は寄せられていない。家族らは約5千枚のビラを作成し、改めて友梨さん発見への協力を求めた。

<記事:読売テレビ 2012/05/20>
友梨さん不明9年 今も現場を歩く元捜査員

 熊取町で2003年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(18)が下校途中に行方不明になってから、20日で9年がたつ。犯人像や動機が絞れず、事件を解決できないまま退職した府警の元捜査員は、悔いや歯がゆさを胸に友梨さんの足取りが途絶えた現場を今も歩く。


 2年前に退職するまで7年間、捜査1課の班長や管理官として事件を担当した加津一真(かつ・かずま)さん(62)は、「警察人生34年で、筋立てが見えてこない唯一の事件だった」と振り返る。


 友梨さんは03年5月20日午後に姿を消した。府警は連れ去り事件とみて捜査を開始。加津さんの班は聞き込みを担当したが、捜査は難航した。身代金の要求はなく、住宅密集地なのに友梨さんの叫び声を聞いた人もいない。


現役当時の手帳を手に、友梨さんが最後に目撃された
地点に立つ加津一真さん=熊取町
 足取りが途絶えた時間もあいまいだった。「友梨さんが最後に目撃された時間を特定すれば、連れ去られた時間を絞れる」。こう考えた加津さんは、友梨さんを最後に見た同級生の男児に行動を再現してもらうなどし、発生から約1カ月後、午後2時59分40秒ごろだったと断定。何事も起きなければ友梨さんは午後3時6分ごろに家に着いたはずだ。この約6分の間に友梨さんが連れ去られたとみて、加津さんは聞き込みを進めた。
 すると、近くで見慣れないハッチバック型の赤い車を見たという情報が新たに寄せられた。

 「運転手は何かを見ているはずや」。捜査本部は沸いた。しかし、赤い車の目撃情報は少なかった。付近を通った同種の車を調べたが、特定には至っていない。

 退職を目前に控えた10年3月末、加津さんは捜査本部で班員らに「あとを頼む」と伝えた。友梨さんのために、何としても解決したかった。涙があふれた。

 退職後も泉佐野署の捜査本部を訪れ、捜査を指揮する後輩の警部補(55)らを激励する。捜査本部には、今も月に数件の情報が寄せられるという。警部補は「ご家族に一日も早く解決の報告をしたい」と話す。

 現役当時の感覚を忘れないよう、加津さんは時折、友梨さんの通学路を歩く。「後輩が真実を明らかにしてくれる。事件が動いた時、自分も力になれたら」


 ■■情報を■■

 警察庁は有力な情報を提供した人に上限300万円の懸賞金を出す。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。


 ◇吉川友梨さん失踪事件◇

 2003年5月20日午後、学校から自宅まで約1・8キロを歩いて下校する途中、自宅まで約400メートルのY字路で目撃されたのを最後に行方がわからなくなった。府警は延べ約6万人の捜査員を投入。これまでに約3200件の情報が寄せられたが解決に至っていない。 

<記事・写真:朝日新聞 2012/05/19>
熊取町の女児不明:あす9年 「必ず帰る」と信じ 無事願い絵手紙展--JR熊取駅 /大阪

 熊取町で03年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(18)が行方不明になった事件は20日で9年がたつ。友梨さんの無事を願う恒例の絵手紙展がJR熊取駅構内で始まった。31日まで。

 同町自由が丘の絵手紙教室主宰、新井徹さん(74)が呼びかけ、6年前から始めた催し。新井さんの教室で学ぶ受講者30人が描いた50点を展示している。

 作品は花や鳥などの水彩のわきに、「必ず帰ってくると信じている」「父の声、母の声、友梨さんに届きますように」「どんな小さな情報も見逃さない」などと、友梨さんの無事を祈るメッセージが添えられている。

 展示作業は17日に行われ、新井さんは「事件解決に向け、小さな地道な活動ですが、続けていきたい。何らかの形で新しい情報が出てくることにつながれば」と話していた。【山田泰正】

<記事:毎日新聞 2012/05/19>
吉川友梨さん事件 岸和田で両親ら、情報求めチラシ配布 大阪

 熊取町で平成15年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(18)が行方不明になって20日で9年になるのを前に、両親や地元の自治会メンバーら23人が13日、岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで、情報提供を求めるチラシ約2千枚を配った。

 10歳の娘がいるという枚方市の主婦、松田弥恵さん(38)は「ご両親は希望を捨てずに頑張ってほしい」とチラシに見入った。

 父親の永明さん(51)は「どんな情報でもかまわないので連絡してほしい」。自治会の班長、谷川勝さん(54)も「多くの人に事件を知っていただき、解決につながれば」と話していた。情報は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2012/5/14>
吉川友梨さん両親ら情報提供訴え 行方不明から9年

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨さん(18)が行方不明になってから20日で9年となるのを前に、両親のほか地元住民や府警泉佐野署捜査本部の捜査員ら約20人が13日、同府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリア(SA)で情報提供を求めるビラ約2千枚を配布した。

 ビラ配りは地元である七山地区の住民が、行楽帰りのSA利用客らに事件を思い出してもらおうと企画。父親の永明さん(51)は「(9年がたち)忘れ去られていっているような気がする。どんな形であれ、気付いたことがあれば情報提供してほしい」と訴えた。

 情報は府警泉佐野署捜査本部(電)072・464・1234まで。

<記事:日本経済新聞 2012/05/14>
友梨さん事件から9年 両親が情報求めチラシ配布

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨さん(18)が行方不明になって20日で9年となるのを前に、両親と地元の支援者、捜査員が13日、大阪府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで情報提供を求め、チラシを配った。

 約20人がおよそ2千枚を配布した。父親の永明さん(51)は「(事件が)忘れ去られている感じが強くなってきた。『まだ見つかっていないんやね』と言われると、時間ばかりがたっている気がする。何か気付いたことがあればぜひ情報をいただきたい」と話した。

 泉佐野署捜査本部によると、友梨さんの行方が分からなくなったのは03年5月20日午後3時ごろ。遠足からの帰宅途中に何者かに連れ去られた可能性が高いが、有力な情報は寄せられていない。

 情報は泉佐野署捜査本部、電話072(464)1234。

<記事:スポニチ 2012/05/13>
友梨さん事件から9年 両親が情報求めチラシ配布

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年の吉川友梨さん(18)が行方不明になって20日で9年となるのを前に、両親と地元の支援者、捜査員が13日、大阪府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで情報提供を求め、チラシを配った。

 約20人がおよそ2千枚を配布した。父親の永明さん(51)は「(事件が)忘れ去られている感じが強くなってきた。『まだ見つかっていないんやね』と言われると、時間ばかりがたっている気がする。何か気付いたことがあればぜひ情報をいただきたい」と話した。

 泉佐野署捜査本部によると、友梨さんの行方が分からなくなったのは15年5月20日午後3時ごろ。遠足からの帰宅途中に何者かに連れ去られた可能性が高いが、有力な情報は寄せられていない。

 情報は泉佐野署捜査本部、電話072(464)1234。

チラシを配り、情報提供を求める
吉川友梨さんの父、永明さん
=大阪府岸和田市の阪和自動車道
岸和田サービスエリア(池田美緒撮影)
<記事・写真:産経新聞 2012/05/13>
友梨さん18歳誕生日に情報求めビラ配布

 熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年生の吉川友梨(ゆり)さんが31日、18歳の誕生日を迎えた。事件から間もなく9年。父の永明さん(51)と母の美和子さん(51)はこの日、大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を呼びかけるビラを配った。

 地域の子どもを守る活動を続けるNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら15人も参加。友梨さんの写真を印刷したビラ約1万枚を用意し、「捜しています。お願いします」と声をかけながら、通行人に手渡した。永明さんは「あの子は必ずどこかで生きている。また会える日を信じて、自分たちにできることをやりたい」と話した。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。警察庁は有力な情報の提供者に上限300万円の懸賞金を出す。


<記事・写真:朝日新聞 2012/04/01>

雨の中、情報提供を呼びかけるビラを配る
吉川永明さん(右)=大阪市中央区
友梨さん18歳 両親ら「あきらめない」

 熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さん=写真=が18歳の誕生日を迎えた31日、両親や支援者が大阪市中央区の高島屋大阪店前で情報提供を呼びかけるチラシ約2000枚を配った。

 地域安全運動に取り組むNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら約15人が参加。雨が降るなか、通行人らに「友梨ちゃんを捜しています。ご協力よろしくお願いします」と声を掛け、友梨さんの写真が掲載されたチラシを手渡した。

 父の永明さん(51)は「どこかに無事でいると、家族は信じている。また会えるまであきらめず、一刻も早く見つけてあげたい」と話した。情報提供は、泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。



<記事・写真:読売新聞 2012/04/01>
情報提供を求めてチラシを配る永明さん
情報提供を求めてチラシを配る永明さん
(右、大阪市中央区で)
吉川友梨さん18歳の誕生日 情報提供を

 大阪府熊取町で、吉川友梨さんが行方不明になってまもなく9年が経つ。友梨さんの誕生日の31日、父親らが情報提供を求めるビラ配りを行った。大阪ミナミでのビラ配りには、友梨さんの父親・永明さんらが出て情報提供を呼びかけた。

 友梨さんは2003年5月、大阪府熊取町で下校途中に行方不明になり、きょうが18歳の誕生日となる。犯人逮捕につながる情報には300万円の報奨金を用意しているが行方が途絶えてから9年、家族らは1万枚のビラを作成し友梨さん発見への協力をさらに求めた。父親の永明さんは「生きている間は探し続けたい」と話している。

<記事:読売テレビ 2012/03/31>
吉川友梨さん不明事件 父親らが情報提供呼びかけ

 大阪府熊取町で9年前、吉川友梨さんの行方がわからなくなった事件で友梨さんが18歳の誕生日を迎える31日、父親らが情報提供を呼びかけました。
 2003年5月、小学4年生だった吉川友梨さんは遠足から帰宅する途中に何者かに連れ去られ行方がわからなくなりました。
 友梨さんの18歳の誕生日の31日、父親らが大阪・ミナミで情報提供を呼びかけるビラを配りました。
「連れていった人間がいるので早く返してもらいたい、誕生会は帰ってきてから一緒にいなかった分まとめてやってあげたい」(友梨さんの父・吉川永明さん)

 警察の捜査は今も続いていて、重要な情報提供に最高300万円が支払われる公的懸賞金制度の対象となっています。

※情報提供 泉佐野警察署(072)464−1234

<記事:毎日放送 2012/03/31>
「児童を襲う」とネットに書き込み 30歳男逮捕 大阪府警

 昨年11月に、インターネットの掲示板に堺市内で児童を襲うなどと書き込み、警察の業務を妨害したとして、大阪府警捜査1課などは16日、業務妨害の疑いで住所不定の無職、大山慎三容疑者(30)を逮捕した。

 大山容疑者は、大阪府熊取町で平成15年5月に行方不明になった吉川友梨さん(17)について、インターネットの掲示板に「誘拐して殺害した」などと書き込み、中傷したとして、昨年2月に府警に名誉毀損(きそん)容疑で逮捕されている。逮捕容疑は昨年11月21日午前6時40分ごろ、掲示板に「堺裁判所」付近の児童を襲うという内容を書き込み、府警堺署員に警戒させて本来の業務を妨害したとしている。容疑を認めているという。

<記事:産経新聞 2012/01/17>
「2ちゃんねる」に不適切書き込み、無職男逮捕

 インターネット掲示板に「児童をレイプする」と書き込んだとして、大阪府警捜査1課などは16日、住所不定、無職大山慎三容疑者(30)を業務妨害容疑で逮捕した。


 発表では、大山容疑者は昨年11月21日、ネット掲示板「2ちゃんねる」に「堺裁判所付近の児童をレイプしてくるわ」などと書き込み、堺署員に警戒を強化させるなど業務を害した疑い。容疑を認めているという。

 大山容疑者は同年2月にも、同府熊取町で2003年から行方不明になっている吉川友梨さん(17)を掲示板で中傷したとして、名誉毀損(きそん)容疑で府警に逮捕されていた。

<記事:読売新聞 2012/01/16>
2ちゃんねるに「児童を乱暴」=業務妨害容疑で無職男逮捕−大阪府警

 インターネット掲示板に「児童をレイプする」などと書き込んだとして、大阪府警捜査1課などは16日、業務妨害容疑で住所不定、無職大山慎三容疑者(30)を逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は昨年11月21日午前6時40分ごろ、掲示板2ちゃんねるに「昼休みに堺裁判所付近の児童をレイプしてくるわ」などと書き込み、午前10時から3時間にわたり、堺署員24人に警戒業務に当たらせ、業務を妨害した疑い。

 同課によると、大山容疑者は2010年、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(17)=当時小学4年=を「殺害した」などと2ちゃんねるに書き込んだとして、昨年、名誉毀損(きそん)容疑などで逮捕された。(2012/01/16-22:25)

<記事:時事通信 2012/01/16>
女児暴行予告で男逮捕

 インターネット掲示板に女児への暴行を予告する書き込みをして警察の業務を妨害したとして、大阪府警捜査1課などは、業務妨害の疑いで、住所不定、無職大山慎三容疑者(30)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月21日朝、掲示板「2ちゃんねる」に「堺裁判所付近の児童をレイプしてくるわ」と書き込み、堺署に警戒させ、通常の業務を妨害した疑い。捜査1課によると、掲示板には同種の書き込みが複数あり、関連を調べている。

 同課などによると、大山容疑者は、大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さんをネットで中傷した名誉毀損事件などで逮捕され、その後執行猶予付きの有罪判決を受けた。「刑事、検事、裁判官に腹が立ち、書き込んだ」と容疑を認めている。(共同)

<記事:共同通信 2012/01/16>
熊取町の女児不明:不明8年半 「友梨さん情報を」 難波で呼びかけ /大阪

 熊取町で03年5月、当時小学4年だった吉川友梨さん(17)が行方不明になって8年半となる20日、支援するNPO法人のメンバーらが大阪市中央区の南海難波駅前でチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 地域の安全活動などに取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバー12人が参加。「どんな情報でもいいので、心当たりがあれば連絡を」と訴えながら用意したチラシ約1万枚を買い物客らに配布した。

 代表理事の三本松義春さん(65)は「休日ということもあり、多くの人がチラシを受け取ってくれた。地道だけど続けていくことに意味がある。何としても捜し出したい」と話していた。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。【向畑泰司】

<記事:毎日新聞 2011/11/21>
不明から8年半、友梨さんの情報を 大阪・難波でチラシ配布

 熊取町で平成15年、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になって20日で8年半を迎えた。地域安全活動を続けている貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーらが大阪・南海難波駅前で情報を求めチラシ1万枚を配った。

 メンバーらは「どうか情報をお願いします」などと声をかけながら、行き交う人にチラシを手渡した。NPO代表理事の三本松義春さん(65)は「地道な活動だが、あきらめずにこれからも続ける」。高校1年、郡山良喜さん(15)は同級生ら3人と参加し、「早く見つかってほしいという一心で配りました」と話していた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2011/11/21>
安全、安心なまち確立へ 坂口府警本部長が着任会見

 大阪府警の坂口正芳本部長が25日、府警本部で着任会見した。大阪勤務は警務部参事官(1994年3月〜95年8月)、刑事部長(2003年1月〜04年8月)を務めて以来3度目。「初心に帰って府警2万3千人の職員とともに、安全で安心なまち大阪の確立に向けて努めていきたい」と述べた。

 坂口本部長は東京大法学部を卒業後、1980年に警察庁に入庁。秋田県警本部長、警視庁交通部長などを歴任。2009年6月から警察庁長官官房総括審議官を務めていた。

 会見では、昨年11年ぶりに全国ワーストを返上した街頭犯罪について「まだまだ状況は厳しい。さらに官民挙げて力を尽くしていきたい」と述べるとともに、災害の発生に備えた危機管理への態勢づくりなどを重点的な取り組みに挙げた。

 このほか、刑事部長時代の03年5月に大阪府熊取町で発生した、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になり未解決のままになっている事件について触れ、「大阪を去る際の心残りだった。早速、捜査幹部から事件の現在の捜査状況について報告を受けたい」と話した。

<記事:大阪日日新聞 2011/10/26>
友梨さん事件の解決意欲示す 府警新本部長

 府警の坂口正芳本部長(54)が25日、大阪市中央区の府警本部で着任会見を開き「安全で安心な街、大阪の確立に向けて努めたい」と抱負を語った。


 坂口本部長は1980年、警察庁に入り、秋田県警本部長、警視庁警務部長などを歴任。警察庁総括審議官から25日付で府警本部長になった。府警勤務は警務部参事官(94〜95年)、刑事部長(03〜04年)に次いで3回目となる。


 坂口氏は「風通しのよい職場づくり」をモットーに掲げ、「上司にとって聞きたくない情報がスムーズに上がる組織こそが風通しのよい職場であり、危機管理の観点からも重要」と語った。


 課題として、熊取町で03年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(17)が行方不明になった事件の解決に意欲を示したほか、震災などの災害に備えた体制づくりを挙げた。また、暴力団対策に関し、「暴力団排除に立ち上がった企業や個人を守っていくことが大事だ」と話した。

<記事:朝日新聞 2011/10/26>
府警:「安全安心の街確立を」 坂口本部長が抱負−−就任会見 /大阪

 新しい府警本部長に警察庁長官官房総括審議官の坂口正芳氏(54)が25日就任し、記者会見した。大阪勤務は今回で3回目。「初心に帰り、『安全安心の街大阪』の確立に向けて努めたい」と抱負を述べた。

 府警刑事部長として勤務していた03年5月、熊取町の小学4年だった吉川友梨ちゃん(17)が行方不明になる事件が起きた。当時、捜査の指揮を執っており、「事件が未解決のままで心残りだった」と振り返った。そのうえで「街頭犯罪対策に加え、凶悪事件や組織犯罪対策に府警をあげて取り組みたい」と語った。また、阪神大震災が起きた95年にも府警で勤務しており、「危機管理計画を見直したい」と話した。【田中謙吉】

<記事:毎日新聞 2011/10/26>
見守り犬は アイドル

「ボス」に続け!2代目「リリー」

 泉南市の山あいにある市立東小学校(同市信達金熊寺、児童50人)近くの通学路で、雌犬「リリー」(3歳)が、登校する児童の安全を見守る「見守り犬」の2代目として活躍している。7年間見守り犬として活動し、今年2月に亡くなった雄犬「ボス」の後を継ぎ、今春、急きょ“着任”。飼い主の主婦、古谷つよみさん(59)と見回る姿が「愛らしい」と、一躍、児童の人気者に。リリーも児童と触れあうのが好きで、2学期が始まる9月を心待ちにしているようだ。(神谷次郎)

 同市を含む泉州地域では、2003年5月に熊取町で、下校途中の町立北小4年(当時)の吉川友梨さんが自宅付近で目撃されたのを最後に行方不明になる事件が発生。その後も、子供が被害に遭う事件が相次ぎ、安全対策として巡回や立ち番などの防犯活動が活発化した。東小校区では04年春から、古谷さんが、地元婦人会主催の児童の見守りボランティアとして雑種犬のボスと毎朝、通学路に立つようになった。

 ボスはほとんど休まずに児童を見守り続け、昨年11月には同市から功労が認められ、感謝状が贈られたほど。昨年末から体が弱ってきたが、必死に通学路に座って児童らが登校する様子に目を凝らし、2月に老衰で亡くなる数日前まで仕事を続けた。

 ボスが亡くなり、見守り犬の活動はいったん終了した。だが、古谷さんは「見守り犬がいることを喜んでいた子どもたちの笑顔がまた、見たい」と、同じく飼い犬のリリーを2代目と決め、新学期の4月から見守りを再開した。

 リリーはトイプードルで体長約60センチと小柄で、おとなしく静かに見守っていたボスと比べ、人に飛びついたりなでる手をなめたりと、ちゃめっ気たっぷり。児童らは「おはよう」「いってきます」と声を掛けるなどしてすぐに仲良くなり、リリーも興奮気味に対応。今年1学期の登校風景は、にぎやかになったという。同小は市内全域から通える特認校のため、保護者に車で送迎してもらうケースがあるが、中には、車を途中で降りてリリーの頭をなでてから学校に入る児童もいるという。

 同小などによると、見守り犬が登場してから、同小の児童が登校中に交通事故に遭ったり、事件に巻き込まれたりすることはないという。阪上一彦校長は「毎日、児童が安心して登校できるのはリリーのおかげ。動物と触れ合うことで、心を育むことにもつながり、ありがたい」と喜んでいる。古谷さんは「ボスも自分の代わりができて天国で喜んでくれているはず。リリーと長く、子どもを見守っていきたい」と話していた。

<記事:読売新聞 2011/08/25>
熊取町の女児不明:小さな情報も提供を 「報奨金」延長で両親 /大阪

 熊取町で03年5月、当時小学校4年生の吉川友梨さん(17)が下校途中に行方不明になった事件で、捜査特別報奨金の対象期間が1年間延長されたことを受け、友梨さんの両親が1日、JR熊取駅で情報提供を求めるビラを配った。

 友梨さんは同年5月20日午後3時ごろ、自宅近くの同町七山の路上を歩いているところを目撃されたのを最後に、行方がわからなくなっている。事件は07年に報奨金制度の対象となり、今回の延長は4回目。有力な情報を提供した人に最高300万円が支払われる。 ビラ配りには父永明さん(50)、母美和子さん(50)のほか、捜査本部のある泉佐野署などから警察官10人が参加。永明さんは「小さな情報でもいいので寄せてほしい。毎日捜し続けていることがあの子に伝わればと思う」と話した。【山田泰正】

<記事:毎日新聞 2011/07/02>
懸賞金制度の対象期間を延長

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(17)が行方不明になった事件で、警察庁は7月2日から、公的懸賞金制度の対象期間をさらに1年間延長することを決めた。

 懸賞金は最高300万円で、事件解決に結びつく有力な情報を提供した人に支払われる。友梨さん行方不明事件は19年7月に制度の対象に指定され、1年ごとに延長されてきた。

 府警によると、事件に関する情報提供は20年で224件、21年で206件、昨年は156件と減少傾向にある。府警は7月1日朝、JR阪和線熊取駅と南海本線泉佐野駅の駅前でチラシを配る。情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2011/07/01>
警察庁:横山ゆかりちゃん事件、懸賞金対象に

 96年に群馬県太田市のパチンコ店で当時4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件で、警察庁は、容疑者逮捕に結び付く情報の提供者に最高で300万円の懸賞金(捜査特別報奨金)を支払うことを決めた。

 情報の受付期間は7月1日から来年6月30日まで。同事件については既に民間団体が懸賞金の対象としていたが、公的な懸賞金は初めて。

 事件は96年7月7日午後1時50分ごろ、両親とパチンコ店に来ていたゆかりちゃんが行方不明になった。店内の防犯カメラにはゆかりちゃんに話し掛ける不審な男が映っていた。

 また、既に懸賞金対象となっている03年5月に大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さんが遠足からの帰宅途中に行方不明となった事件について、7月2日から1年間の期間延長を決めた。

<記事:毎日新聞 2011/07/01>
友梨さん、待ってるよ 不明8年、地元住民らが絵手紙展

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(17)が行方不明となった事件から20日で8年を迎えた。JR熊取駅構内では、町内の絵手紙教室に通う生徒らが描いた作品約50点が展示されている。「いつまでも待っています」「負けないで、友梨ちゃん」。やわらかな水彩画に、今も友梨さんの帰りを待つ地元住民の強い思いが添えられている。

 作者の多くは、友梨さんと同世代の孫がいる60、70代の人たち。4年前、教室で事件のことが話題に上り、「自分たちも何かできれば」と毎年5月に友梨さんを激励する絵手紙展を開くようになった。

 教室を主宰する熊取町自由が丘1丁目、新井徹さん(73)の近所には、友梨さんが通っていた小学校の通学路がある。元気に行き交う子どもたちを見ると、新井さんは今も友梨さんのことを思い出し、複雑な気持ちになるという。

 新井さんは「地域全体が友梨さんのことを忘れてはいけない。それが安全な町づくりにもつながるのだから」。事件が解決するまで、絵手紙展は毎年開き続けるつもりだ。展示は30日まで。

 友梨さんに関する情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。(真常法彦)


絵手紙を展示する新井徹さん。
「友梨さんが元気に帰ってくるまで、
メッセージを発信し続けたい」
=熊取町大久保中1丁目のJR熊取駅
<記事・写真:朝日新聞 2011/05/21>
大阪・熊取町の女児不明:友梨さん行方不明から8年 どんなに小さな情報でも/大阪

 ◇支援者らチラシ

 熊取町で03年5月、当時小学4年だった吉川友梨さん(17)が下校途中に行方不明になってから8年となる20日、支援者らが大阪市中央区の南海難波駅前でチラシを配り、情報提供を求めた。【向畑泰司】

 地域の安全活動に取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバー6人が情報提供を求めるチラシ約1万枚を用意。通行人らに「どんなに小さな情報でもいいので、気付いたことがあったら連絡をください」などと呼びかけた。

 三本松義春代表理事(64)は「私たちにできることは、とにかく友梨さんが見つかるまでやり続けること。両親のためにも頑張りたい」と話した。

 今年17歳になった友梨さんは行方不明当時に比べて身体的特徴などが変わっていることなどから、同NPOでは、現在、画像処理会社の協力を得て17歳となった友梨さんのイメージ画像を作成中で、近日ホームページに掲載予定としている。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)まで。

<記事:毎日新聞 2011/05/21>
友梨さん不明8年、1万枚配り情報呼び掛け 大阪・ミナミ

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(17)が行方不明になってからちょうど8年となる20日、支援者らが、大阪市中央区の南海難波駅前で情報を求めるチラシを配った。

 子供の見守り活動などを行う同府貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーら約15人が参加。友梨さんの写真が掲載されたチラシ約1万枚を用意し、買い物客らに手渡して情報提供を呼び掛けた。

 「あいうえお」は、友梨さんが行方不明となってから年に3回、チラシ配りなどの活動を続けている。代表理事の三本松義春さん(64)は「チラシを配り続けることで、少しでも友梨さんのことを思い出してほしい。風化させないようにこれからも続けたい」と話していた。

 情報は泉佐野署捜査本部((電)0724・64・1234)。


ビラを配り、情報提供を求める支援者ら
=20日午後、大阪市中央区
<記事・写真:産経新聞 2011/05/20>
友梨さん失跡から8年情報求めチラシ配布

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨4 件さん(17)が行方不明になって8年となる20日、支援者らが大阪・難波の高島屋大阪店前でチラシを配り、情報提供を呼び掛けた。

 チラシは支援を続けるNPO法人が約1万枚を用意。代表理事の三本松義春さん(64)は「もう8年だが、思いは変わらない。見つかる日まで、頑張っていきたい」と力を込めた。

 泉佐野署捜査本部によると、友梨さんの行方が分からなくなったのは03年5月20日午後3時ごろ。遠足からの帰宅途中に連れ去られた可能性が高いが、有力な情報は寄せられていない。

 警察庁が公的懸賞金制度の対象に指定している。情報は泉佐野署捜査本部、電話072・464・1234。(共同)

<記事:日刊スポーツ 2011/05/20>
友梨さん忘れてないよ 不明から8年 大阪・熊取

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(17)が下校途中に行方不明になってから、20日で8年になった。事件の風化が心配されるなか、「ずっと帰りを待っているよ」という友梨さんへの思いを込め、両親にプレゼントを贈り続ける人たちがいる。

 「ma*ka moon(マカムーン)」というグループ名で仲間とポスターや雑貨を作っている大阪府茨木市の女性(37)は、3月31日の友梨さんの誕生日にあわせ、4月から始まる手作りカレンダーを贈っている。

 今年のデザインは、レース模様のピンク色の紙に、女の子たちが花や月の上で遊ぶ様子を描いた。「この同じ空の下でみんな生きている……」「あきらめずに動きだすことでよろこびがわきでてくるよ」。月ごとにこんなメッセージを添えた。

<記事:朝日新聞 2011/05/20>
大阪・熊取町の女児不明:行方不明8年 友梨さんの無事願い、絵手紙展/大阪

 ◇30日までJR熊取駅

 熊取町立北小学校4年だった吉川友梨さんが2003年5月20日に行方不明になってから8年がたつ。地元の絵手紙サークルが友梨さんの無事を願って描いた作品をJR熊取駅コンコース内の町営ギャラリーに展示している。30日まで。

 同町自由が丘の絵手紙教室主宰、新井徹さん(73)の生徒たちが「趣味を生かして情報提供を呼びかけ、友梨さんの無事を祈りたい」と、4年前に始めた催し。キリンのイラストに「心長くして待っています」という一言を添えたものや赤いポストに「どんな小さな情報でもお知らせください」と書かれたものなど50点を飾った。

 友梨さんが最後に目撃された現場近くの病院に勤務していた元看護師、水田マキ子さん(70)=同町五門=は、友梨さんの名前にちなんでユリの花に「思い出をもう一度」と書き添えた作品を出品。「私が長年通勤で通っていた道で起きたことなので、ずっと気になっていた。友梨さんのことを忘れることなく、無事に帰ってくる日を待ちたいと思う」と話した。

 会場は駅舎2階の自由通路内にあり、新井さんは「友梨さんへの思いがこもった作品の数々を見てほしい。展示をきっかけに、新たな情報が出てくるとうれしい」と話した。【山田泰正】

<記事:毎日新聞 2011/05/17>
熊取町の女児不明:行方不明8年 友梨さんの「情報を」 両親ら呼びかけ/大阪

 ◇岸和田SAで

 熊取町七山で03年5月20日、町立北小学校4年だった吉川友梨さんが下校途中に行方不明になって間もなく8年。「風化を防ぎ、新たな情報を掘り起こしたい」と、両親や関係者らが15日、阪和自動車道岸和田サービスエリア(岸和田市内畑町)で情報提供を呼びかけるビラを配布した。

 友梨さんは、遠足を終えて学校から帰宅途中に消息を絶った。車で何者かに連れ去られたとみられ、府警は未成年者略取誘拐事件として不審車両などの捜査を続けている。

 ビラ配りには友梨さんの父永明さん(50)、母美和子さん(50)のほか、地元の七山地区の自治会や泉佐野署などから約30人が参加。「ご協力をお願いします」と呼びかけ、友梨さんの写真や行方不明時の服装などを記したビラ4000枚を配った。大阪市内の女性(83)は「ご両親の気持ちはよくわかる。早く元気で見つかるよう祈っている」と話し、永明さんに「頑張って」と声をかけていた。

 永明さんは「時間がたっても、あの子への気持ちはどんどん強くなっていく。どんな情報でもお寄せいただきたい」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。【山田泰正】

<記事:毎日新聞 2011/05/16>
吉川友梨さん行方不明8年 両親、情報求めチラシ配る 大阪

 熊取町で平成15年、当時小学4年の吉川友梨さん(9)が行方不明になって20日で8年になるのを前に、両親や地元の自治会メンバー約15人が15日、岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで、情報提供を求めるチラシ約4千枚を配った。

 父親の永明さん(51)は「時間がたった分だけ、娘への気持ちは強くなる。まだまだあきらめずにやっていく。ご協力お願いしたい」。自治会の谷川勝さん(53)は「たとえわずかな情報でもいいので提供を呼びかけたい」と話した。

 情報は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)へ。

<記事:産経新聞 2011/05/16>
友梨さん不明20日で8年

両親ら岸和田で情報求める

 熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(17)が下校途中に行方不明になってから20日で8年となるのを前に、両親らが15日、岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで、情報提供を求めるチラシを配った。

 住民や府警の捜査員ら約25人も参加。小学生当時の友梨さんの写真を載せたチラシ約4000枚を用意し、観光客らに手渡しながら「今は高校生になっているが、似た子を知っているなど、ちょっとしたことでも心当たりがあれば教えてほしい」と呼びかけた。

 父親の永明さん(50)は「8年がたつが、見つけ出すんだという気持ちは強まっている。呼びかけが娘の元に届くよう頑張りたい」と話していた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2011/05/16>
友梨ちゃんの誕生日にミナミでチラシ配り

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生で行方不明になった吉川友梨さんが17歳の誕生日を迎えた31日、父親の永明さん(50)や母親の美和子さん(50)らが、大阪・ミナミの南海難波駅前で情報提供を求めるチラシを配布した。

 この日は貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーらも参加。笑顔の友梨さんが写ったチラシを1万枚用意し、通行人らに「情報を求めています。お願いします」などと声をかけながら手渡した。

 あいうえおの代表理事、三本松義春さん(64)は、「(行方不明になってから)8年になるが、みんな友梨ちゃんのことを覚えている。この度の震災でも思ったが、人の絆は残っている。必ず見つかるという手応えを感じた」と話していた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(電話072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2011/04/01>
不明から8年 吉川友梨さん 情報提供求める

 8年前、大阪府熊取町で行方がわからなくなった吉川友梨さんの17歳の誕生日にあわせ、友梨さんの父親らが大阪・ミナミで情報提供を呼びかけました。

 2003年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さんは遠足から帰宅する途中に何者かに連れ去られ、行方がわからなくなりました。

 あれから間もなく8年となりますが、友梨さんの17歳の誕生日にあたる31日、父親の永明さんと支援者が、大阪・難波の高島屋前で改めて情報提供を呼びかけるビラを配りました。

「見つかるまでがんばろうということで、がんばっています。ビラを見せると思い出される。『ああ、この子やな』と。忘れないで気にかけてもらっているんだなと思います」(支援者・三本松義春さん)

 警察の捜査は今も続いていますが、有力な手がかりは得られておらず、4年前からは重要な情報提供に最高300万円が支払われる公的懸賞金制度の対象となっています。

<記事:MBSニュース 2011/04/01>
17歳の誕生日 情報求めビラ

 2003年5月、熊取町で下校途中に行方不明になった当時小学4年生の吉川友梨さんが31日、17歳の誕生日を迎えた。事件からまもなく8年。父の永明さん(50)と母の美和子さん(50)らが情報提供を求め、大阪市中央区の南海難波駅前でビラを配った=写真。


 地域の子どもを守る活動を続けるNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバー約20人も参加。友梨さんの写真を印刷したビラ約1万枚を用意し、通行客らに「情報をお願い致します」と声をかけながら手渡した。


 同NPO法人の三本松義春代表理事(64)は「8年前のことでも、ビラを受け取るとみんな事件のことを思い出してくれる。何とか無事見つかってほしい」と話した。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:朝日新聞 2011/04/01>
「皇族に拳銃撃ち込む」 業務妨害容疑で29歳男逮捕

 インターネット掲示板に「皇族の頭か胸に拳銃を撃ち込みます」などと書き込み、警察の業務を妨害したとして、皇宮警察と京都府警は3日、業務妨害の疑いで京都市中京区西ノ京左馬寮町、無職大山慎三容疑者(29)=名誉毀損罪で起訴=を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年12月27日、京都市内のネットカフェのパソコンから掲示板「2ちゃんねる」に「2011年の皇居一般参賀の日に皇族一族の頭か胸に拳銃を撃ち込みます」「1月中に京都御所・皇居・那須などに火炎瓶を投げ込み放火します」などと犯行予告を書き込み、皇宮警察の業務を妨害した疑い。

 掲示板を見た人が12月末に警察庁に通報した。

 大山容疑者は2月、大阪府熊取町で03年に行方不明になった吉川友梨さんをネット上で中傷したとして名誉毀損容疑で大阪府警に逮捕され、その後起訴された。

<記事:共同通信 2011/03/03>
ネット掲示板に「皇族銃撃」とうそ 京都府警、男逮捕へ

 インターネット掲示板に皇族を銃撃するとうそを書き込み、警備の負担を強いたとして、京都府警は2日までに、偽計業務妨害の疑いで、京都市中京区西ノ京左馬寮町、無職大山慎三被告(29)の逮捕状を取った。3日に逮捕する方針。

 大山被告は昨年11月、大阪府で2003年に行方不明となった当時小学4年の吉川友梨さんをネット上で中傷したとして大阪府警に名誉毀損(きそん)容疑で逮捕され、2月24日に同罪で起訴されている。

 捜査関係者によると、大山容疑者は昨年12月27日、左京区の漫画喫茶で、ネット掲示板「2ちゃんねる」に「2011年の皇居一般参賀の日に皇太子など皇族一族に銃を撃ち込む」などとうそを書き込み、皇宮警察に警備の負担を強いた疑いが持たれている。

 府警などによると、大山容疑者は、掲示板には「宮内庁を放火する」「銃は3丁所持している」などの内容に加え、自身の名前や漫画喫茶の場所を書き込んでいたという。

<記事:京都新聞 2011/03/03>
「2ちゃんねる」に皇族殺害予告=容疑で29歳男を逮捕−皇宮警察

 インターネット掲示板「2ちゃんねる」に皇族の殺害予告を書き込み、警察の業務を妨害したとして、皇宮警察本部警備1課などは3日、偽計業務妨害容疑で、京都市中京区の無職大山慎三容疑者(29)を逮捕した。

 同課によると、大山容疑者は逮捕容疑を認め、「自分がやった」と話しているという。

 逮捕容疑は昨年12月27日ごろ、京都市内のインターネットカフェのパソコンを使い、「2ちゃんねる」に「2011年の皇居一般参賀の日に皇族一族の頭か胸に拳銃を撃ち込みます」などという趣旨の犯行予告を書き込み、同本部に警戒を強化させた疑い。

 大山容疑者は先月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(16)=当時小学4年=を「殺害した」などとネット掲示板に書き込み、大阪府警に逮捕され、名誉毀損(きそん)罪で起訴された。

<記事:時事通信 2011/03/03>
通り魔予告の疑い「京都市内の小中学校で」

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(16)をインターネット上で中傷したとして大阪府警に名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された男が、「京都市内の小中学校で通り魔殺人をする」とネットの掲示板に書き込んでいたとみられることが15日、京都府警への取材で分かった。

 京都府警によると、男は京都市中京区の無職大山慎三容疑者(29)。1月26日、掲示板に「登下校中の児童を狙う」と書かれていたため、府警は名前が挙がった2校周辺のパトロールを強化するなど警戒。友梨さんへの中傷についての取り調べで書き込みを認めたといい、詳しい経緯を調べる。

 大山容疑者はほかにも仙谷由人前官房長官や東国原英夫前宮崎県知事の殺害予告なども書き込んでいたとみられ、関連を調べている。(共同)

<記事:日刊スポーツ 2011/02/15>
吉川友梨さん中傷の男 京都の小・中学校の通り魔殺人予告も書き込み

 大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さん(16)をインターネット掲示板「2ちゃんねる」で中傷したとして大阪府警が今月4日に名誉毀損(きそん)容疑で逮捕した男が、同じ掲示板に、京都市の小中学校での通り魔殺人を予告する書き込みをしていたことが14日、捜査関係者への取材でわかった。京都府警が関連を調べている。

 男は京都市中京区の元派遣社員、大山慎三容疑者(29)。捜査関係者によると、通り魔予告の書き込みがあったのは1月26日。同市伏見区の小、中学校の校名を1校ずつ挙げ「1月28日に登下校中の児童や生徒を通り魔殺害する」との趣旨の内容だった。京都府警は今月10日に把握し、両校に集団下校を呼びかけるなど警戒。その後の調べで大山容疑者が書き込んだことがわかったという。

<記事:産経新聞 2011/02/15>
<ネット中傷>不明女性の名誉毀損容疑で男逮捕 大阪府警

 大阪府熊取町で03年、下校中に行方不明になった吉川友梨さん(16)について、インターネットの掲示板に「殺害した」などと書き込んだとして、大阪府警は4日、京都市中京区西ノ京左馬寮町、無職、大山慎三容疑者(29)を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。「漫画喫茶で書き込んだ」などと認めているという。

 逮捕容疑は昨年11月12日、中京区の漫画喫茶のパソコンで、掲示板「2ちゃんねる」に、吉川さんを名指しして「誘拐し、殺害し、死体を捨てた人間や」などと書き込み、吉川さんの名誉を毀損した、としている。

 捜査1課によると、大山容疑者は掲示板に仙谷由人前官房長官を批判するコーナーを設け、そこに吉川さんを中傷する言葉を書き込んでいた。【近藤大介、向畑泰司】

<記事:毎日新聞 2011/02/04>
行方不明の16歳、吉川友梨さんを中傷 29歳男を逮捕

 大阪府熊取町で平成15年5月に行方不明になった吉川友梨さん(16)について、インターネット掲示板に「誘拐して殺害し樹海に捨てた」と書き込み中傷したとして、大阪府警は4日、名誉毀損(きそん)容疑で、京都市中京区西ノ京左馬寮町の元派遣社員、大山慎三容疑者(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月12日午前5時ごろ、京都市中京区の漫画喫茶のパソコンから、ネット掲示板「2ちゃんねる」に、「吉川友梨を誘拐し殺害し、(富士山麓の)樹海に捨てた。洞窟に遺品と骨が落ちている」と書き込み、友梨さんの名誉を傷つけたとしている。

 友梨さんは自宅近くで行方不明になり、府警が未成年者略取誘拐事件として捜査を続けている。

<記事:産経新聞 2011/02/04>
不明の友梨さんをネットで中傷、容疑の男逮捕

 大阪府熊取町で2003年、下校中に行方不明になった吉川友梨さん(16)が、インターネット掲示板で「殺害し、樹海に捨てた」などと中傷された事件で、府警捜査1課は4日、京都市中京区の元派遣社員・大山慎三容疑者(29)を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、大山容疑者は昨年11月には、「次のターゲットは仙谷官房長官(当時)」とも書き込んでおり、調べに「友梨さんの話を書き込めば、よりインパクトがあると思った」と供述しているという。

<記事:読売新聞 2011/02/04>
不明女児「殺した」=ネット書き込み男を逮捕―大阪府警

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(16)=当時小学4年=を「殺害した」などとインターネットの掲示板に書き込み、吉川さんの名誉を傷つけたとして、府警捜査1課などは4日、名誉毀損(きそん)容疑で、京都市中京区西ノ京左馬寮町、無職大山慎三容疑者(29)を逮捕した。同課によると、容疑を認めているという。
 逮捕容疑は昨年11月12日午前5時ごろ、掲示板に「俺は、数年前、吉川友梨を誘拐して殺害し、死体を捨てた」などと書き込んだ疑い。 

<記事:時事通信 2011/02/04>
友梨さん「殺害し捨てた」と掲示板で中傷容疑

 大阪府熊取町で2003年、下校中に行方不明になった吉川友梨さん(16)について、インターネット掲示板に「誘拐し、殺害し、樹海に捨てた」などと書き込み中傷したとして、大阪府警捜査1課は4日、名誉毀損(きそん)容疑で、京都市内の派遣社員の男(29)の取り調べを始めた。

 容疑が固まり次第、逮捕する方針。

 捜査関係者によると、男は昨年11月12日早朝、京都市内の漫画喫茶で、ネット掲示板「2ちゃんねる」に「数年前、吉川友梨を誘拐し、殺害し、(富士山麓の)青木ヶ原の樹海に死体を捨てた。一度、人を殺しているから、何人でも殺せるぞ」「青木ヶ原の洞窟のあるとこいってみ。遺品と骨が落ちてるから」などと、不特定多数の人に閲覧できるよう書き込み、友梨さんや父親(50)の名誉を傷つけた疑いが持たれている。

<記事:読売新聞 2011/02/04>
熊取町の女児不明:情報提供求めビラ 父と支援のNPO、南海難波駅前で /大阪

 熊取町で03年5月、小学4年だった吉川友梨さん(16)が下校途中に行方不明になって7年半となる20日、父親の永明さん(50)と支援するNPO法人のメンバーら約15人が大阪市中央区の南海難波駅前でチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 事件発生から年3回、チラシ配りを続ける貝塚市のNPO法人「あいうえお」がチラシ1万枚を用意した。三本松義春代表理事(64)は「普段は忘れていても、これをきっかけに思い出してほしい」と話した。永明さんは「たくさんの人々に支えられてきた。友梨を見つけるまであきらめません」と決意を新たにした。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。

<記事:毎日新聞 2010/11/21>
友梨さん不明7年半 父「必ず見つけ出す」 大阪

 熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(16)が行方不明になって7年半を迎えた20日、父の永明さん(50)らが大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を求めるビラを配った。

 永明さんは、子供の安全を守る活動をしている貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーらとともに、友梨さんの顔写真などが印刷されたビラ約1万枚を配布した。

 永明さんは「大事な娘を必ず見つけ出す。決してあきらめないので、情報をください」。「あいうえお」の三本松義春さん(64)は「みんなに友梨さんのことを忘れないでもらいたい」と話した。

<記事:産経新聞 2010/11/21>
友梨さんの情報求む 懸賞金延長で父らがビラ

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年だった吉川友梨さんの父永明さん(49)と大阪府警の捜査員ら約20人が2日、JR熊取駅と南海本線泉佐野駅で情報提供を呼びかけるビラを配った。

 有力情報の提供者に最大300万円が支払われる捜査特別報奨金(懸賞金)の応募期間が来年7月1日まで1年間延長されたことを受けた取り組み。ビラは「もう一度思い出して下さい!」などと書かれ、約1万枚用意された。永明さんは熊取駅前で「協力をよろしくお願いします」と通勤客らに手渡した。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2010/07/03>
友梨さん不明「情報を」 懸賞金期間延長受け、両親らチラシ配布

 大阪府熊取町で2003年に行方不明となった吉川友梨さん(16)について警察庁の公費懸賞金制度の情報募集期間が1年間延長されたのを受け、友梨さんの両親と捜査員ら約20人が2日、同町などで情報提供を求めるチラシを配った。

 国費から懸賞金を出して情報提供を呼びかける制度で、延長は3回目。来年7月1日までの1年間、有力情報の提供者には上限300万円が支払われる。

 両親らは午前6時半から、同町のJR熊取駅と泉佐野市の南海泉佐野駅で友梨さんの写真入りのチラシを約1万枚配り、通勤客らに「情報を寄せて下さい」と呼びかけた。父親の永明さん(49)は「私は友梨を見つけるまであきらめない。年月が経過し、写真と様子が変わっているかもしれないが、皆さんのご協力をお願いしたい」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。

<記事・写真:読売新聞 2010/07/03>

情報提供を呼びかけるチラシを配る永明さん(大阪府熊取町で)
児童にICタグで登下校確認、吉川友梨さん不明の熊取で開始

 2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明となった大阪府熊取町で1日、ランドセルに付けたICタグ(電子札)=写真=で児童の登下校を確認する取り組みが始まった。町は今月中旬までに、町内全5小学校に順次整備する。

 校門の地面に埋設したセンサーが、児童のランドセルに付けられたカード型のタグ(縦約6センチ、横4センチ)を感知、職員室の専用端末に児童の名前と通過時刻を記録する仕組みで、保護者にもメール送信する。校門脇には防犯カメラも設置する。

 この日、友梨さんが通っていた町立北小では、全児童655人のうち保護者の同意が得られた約550人がタグを付けて登校。岩崎美則校長は「機械の助けにより、子どもの安全と保護者の安心をさらに確保できるようになる」と話した。

 友梨さんに関する情報提供は、府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。

<記事・写真:読売新聞 2010/07/02>
児童にICタグ 熊取町が運用開始

 熊取町の小学校で1日、児童が校門を通過したことを職員室や保護者に通知する学校防犯システム「ツイタもん」の運用が始まった。同町では2003年に小学4年生だった吉川友梨さん(16)が行方不明になっており、町を挙げて取り組んでいる防犯対策の一助にしたいという。


 この日運用開始したのは友梨さんが在籍していた町立北小学校(児童数655人)。希望した約600人の児童がランドセルなどにICタグを取り付けて登校すると、校門のセンサーが感知し、職員室の端末に通過時刻と防犯カメラで撮影した映像が記録された。データは1週間保存され、児童が誰といつ登下校したか検索できる。希望する保護者には校門通過時刻を携帯メールなどに随時配信する有料サービス(月420円)もある。このシステムは、高石市や箕面市など近畿を中心に全国の約50校で導入されている。同町は7月中旬までに町内の全小学校5校で導入する。

<記事:朝日新聞 2010/07/02>
チラシ配り父「娘の情報を」 友梨さん不明、懸賞金延長

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(16)が行方不明になった事件について、大阪府警は2日、同町のJR熊取駅や泉佐野市の南海泉佐野駅の前で、情報提供を求めるチラシを配った。

 この事件について、警察庁が公的懸賞金制度の対象期間を1年間延長したことを受け、改めて当時の状況について思い出してもらい、事件解決につながる情報を求めるのがねらい。

 捜査員や泉佐野署員ら約20人が参加。JR熊取駅前では友梨さんの両親も加わり、通勤、通学客に情報提供を呼びかけた。

 府警によると、事件発生時は千件近くが寄せられていた情報も年々減少。今年は5月末までの情報提供数は50件ほどという。

 友梨さんの父、永明さん(49)は「私は絶対にあきらめません。何としても情報提供をお願いしたい」と話していた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事・写真:産経新聞 2010/07/02>

チラシを配り、吉川友梨さん行方不明事件について
情報提供を求める泉佐野署員ら=2日午前7時7分、
大阪府熊取町のJR熊取駅前
吉川友梨さんの情報求めチラシ 懸賞3度目延長で両親ら
 
 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨さん(16)が行方不明になった事件で、両親や府警泉佐野署捜査本部の捜査員らが2日、JR熊取駅前などで情報提供を求め、通勤客らにチラシを配った。

 07年に警察庁の公的懸賞金制度(上限300万円)の対象となり、3度目の延長(2日から1年間)が決まったことを受け実施。チラシ約1万枚を用意した。

 自身もチラシを手渡した父親の永明さん(49)は「ずっと捜し続けるつもり。あきらめずに何があっても見つけ出したい」と話した。

 捜査本部によると、友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、遠足からの帰宅途中に行方不明になった。

 情報は泉佐野署捜査本部、電話072(464)1234。

<記事・写真:共同通信 2010/07/02>

吉川友梨さんの情報提供を求め、チラシを配る捜査員=2日午前8時、JR熊取駅前
懸賞金延長 吉川友梨さんの両親がビラ配り

 7年前、大阪府熊取町で小学4年生だった吉川友梨さんが行方不明になった事件で、最高300万円が支払われる懸賞金が1年間延長され、両親らが情報提供を求めました。

 ビラ配りは友梨さんの両親も参加して、2日午前6時半からJR熊取駅前など2か所で行われました。

 2003年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さんは、遠足から帰宅する途中に行方がわからなくなりました。

 3年前から重要な情報提供に最高300万円が支払われる公的懸賞金制度の対象となりましたが、いまだ有力な手がかりはなく、応募期間が2日から1年間延長されました。

 友梨さんの父親は「心配していたおじいさんも亡くなってしまった。年月も経っているが何があっても犯人を見つけたいので皆様に協力をお願いしたい」とコメントしています。

 情報提供は072−464ー1234 大阪府警察泉佐野署まで

<記事:MBSニュース 2010/07/02>
公費懸賞金制度、友梨さんの情報募集期間を3回目の延長

 大阪府熊取町で2003年に行方不明となった吉川友梨さん(16)について、警察庁は、公費懸賞金制度の情報募集期間を来年7月1日まで1年間延長することを決めた。延長は3回目。

 友梨さんは小学4年生だった03年5月、下校途中に行方不明になり、府警が未成年者略取誘拐事件として捜査している。同制度は、国費から懸賞金を出し、未解決事件の情報提供を呼び掛けるもので、有力情報の提供者には300万円が支払われる。府警は2日、同町のJR熊取駅などでチラシを配り、情報提供を呼びかける。情報提供は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2010/07/01>
友梨さん不明事件:300万円の公費懸賞金制度 1年延長

 警察庁は1日、大阪府熊取町で03年に当時小学4年生の吉川友梨さん(16)が行方不明になった事件で、300万円を上限とする公費懸賞金制度の指定期間を1年延長した。同事件は07年に初めて指定された。3回目の延長となり、11年7月1日までが指定期間となる。友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅から約430メートルの地点で目撃されたのを最後に行方不明になった。大阪府警は未成年者略取誘拐事件として捜査している。

<記事:毎日新聞 2010/07/01>
登下校を通知、ランドセルにICタグ 小4女児不明の大阪・熊取町

 平成15年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(16)が下校途中に行方不明になった熊取町で1日、児童の登下校をICタグで管理する学校防犯システムが導入された。

 この日朝、友梨さんが通っていた北小では、約550人の児童がランドセルにストラップ状のICタグ(縦6センチ横4センチ)を取り付け、次々と登校。児童が校門を通過するとセンサーがタグを検知し、学校職員らが防犯カメラの映像とともに登校情報をパソコンで確認した。

 熊取町は友梨さんの行方不明事件を教訓に、町をあげて防犯活動に取り組んでいる。登下校情報は、希望する保護者に携帯電話のメールなどに配信できるシステムで、北小以外の他の4小学校でも、15日までに順次運用を始める。

 町教委の池本勝利学校指導参事は「地域の見守り活動とともに新しいシステムで安心、安全を実現したい」と話していた。


登下校情報を管理するICタグをランドセルの横に取り付け、
登校する児童ら=1日午前8時、熊取町
<記事・写真:産経新聞 2010/07/01>
大阪・小4女児不明、懸賞金1年延長 警察庁

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(16)が下校中に行方不明になった事件について、警察庁は7月2日から、公的懸賞金制度の対象期間を、さらに1年間延長することに決めた。

 懸賞金は最高300万円で、事件の解決に結びつく有力な情報を提供した人に支払われる。友梨さん行方不明事件は19年7月に制度の対象に指定され、1年ごとに延長されてきた。

 大阪府警によると、事件に関する情報提供は20年で224件、21年で206件と減少している。

 府警は7月2日朝、JR阪和線熊取駅と南海本線泉佐野駅の駅前でチラシ配りをする。情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2010/07/01>
大阪・吉川友梨さん誘拐事件 懸賞金1年延長 警察庁

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年生だった吉川友梨さんが下校途中に連れ去られたとみられる未成年者略取誘拐事件で、警察庁は、1日までの予定だった有力な情報提供者に上限300万円の捜査特別報奨金(懸賞金)を出す期間を1年間延長する。

 事件は2007年7月2日から懸賞金の対象となっている。期間は原則1年だが、社会的影響の大きい事件のため延長を重ねており、今回で警察庁の懸賞制度では過去最多の3度目の延長となる。これまでに約3千件の情報が寄せられた。

 吉川さんは自宅まで約430メートルの地点で目撃されたのを最後に行方不明になった。情報は大阪府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2010/07/01>
「学校の安全」岐路に…池田など7市町、警備員「廃止」

大阪府支援打ち切りへ、8市町は独自に継続

 突然学校が襲われた大阪教育大付属池田小学校の児童殺傷事件から8日で9年。その後大阪府内の多くの公立小学校で警備員配置に使われてきた府の学校安全対策交付金(1校80万円)が今年度で終わる。先月も大阪市内で下校中の小学生が刺される事件が起きるなど、予期せぬ悪意に出くわす不安がぬぐえない時代に、学校を、子供をどう守るか。各地の議論を拾った。


 付属池田小の北東約500メートルにある池田市立緑丘小の朝。教員や保護者と一緒にオレンジ色の服の男性が、児童に「おはよう」と声をかける。国の雇用対策基金で、市が各校に配置しているスクールガードリーダーだ。常駐はせず、登下校時以外は校区内を巡回する。交付金打ち切りを見越した取り組みだ。

 昨年1月、市が常駐警備員の廃止を発表した際の保護者の反発は大きかった。

 付属池田小事件を間近で見た緑丘小PTAは、「事件の地元で警備員を廃止するとは」と撤回を求め、「私たちも不安だった」と佐々木豊校長(59)がいう。

 しかし、次第にPTAは「行政には頼れない」と、動き始めた。昨年9月の廃止に合わせ、保護者が交代で登下校時の見守り活動を始め、通学路の点検も行った。この変化に、佐々木校長は「私たちは警備員に甘えていたのかも」と話す。

 大阪の公立小は、池田小以降も事件が続いたことから、全国一警備員の配置率が高く、2007年度の文部科学省調査で92・7%(全国12・5%)。交付金を受ける41市町村に読売新聞が取材すると、池田市など7市町が警備員廃止を決め、代わりに校門のオートロックや監視カメラを設置したところもあった。一方、8市町は「他の予算を削ってでも」(吹田市)などと独自に続ける意向だ。

 多くの市町村がまだ方針を決めていない。03年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明になった熊取町では、6月議会で取り上げられる。近く、ランドセルに付けたICタグで登下校を確認するシステムを導入、この効果も踏まえて判断する。

 友梨さんの事件を受け、地域住民が通学路の見守り活動に先進的に取り組んできた土地柄。友梨さんが通っていた町立北小教頭だった松浪博・南小校長(57)は「警備員か機械か、は小さな議論。安全対策に終わりはなく、工夫の余地はないかと自問し、命を守る使命感を学校と地域が受け継がなければ」と強調した。

<記事:読売新聞 2010/06/07>
熊取町の女児不明:友梨さん不明7年 難波で「情報を」 /大阪

 熊取町で03年5月、当時小学4年だった吉川友梨さん(16)が下校途中に行方不明になって7年となる20日、支援者らが大阪市中央区の南海難波駅前でチラシを配り、情報提供を求めた。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、帰宅途中に自宅近くで同級生とすれ違ったのを最後に行方が分からなくなった。交通事故の痕跡などがなく、連れ去られたとみられる。

 この日は地域安全活動などに取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーら約10人がチラシを約1万枚用意。通行人らに「力を貸してください」などと呼びかけた。

 三本松義春代表理事は「記憶を風化しないためにも続けることに意味があると思っている。ささいなことでもいいので情報をお願いしたい」と話していた。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。【向畑泰司】

<記事:毎日新聞 2010/05/21>
友梨さん無事で 祈り7年

熊取、大阪  絵手紙展や協力呼びかけ

 熊取町で2003年5月、当時小学4年生の吉川友梨さん(16)が下校途中に行方不明になってから20日で7年となった。今も解決の糸口は見えず、支援者らが「元気に笑顔を見せてほしい」との思いを込め、無事を願うメッセージをつづった絵手紙を展示したり、チラシを配ったりし、情報提供を呼びかけた。

 地元の絵手紙教室「フジカク絵手紙クラブ」(熊取町)と「貝塚絵手紙クラブ」(貝塚市)の生徒30人は、JR熊取駅(同町)に絵手紙約50点を展示している。

 友梨さんの似顔絵や季節の花々などを描き、「元気な声を聞かせて」「五月の風よ 友梨ちゃんの便りを届けて」「笑顔、早く見たいな」などと書き添えた。

 今年で4回目となり、両教室の絵手紙講師、新井徹さん(72)は「家族にとって事件の風化が一番怖い。私たちが『小さな声』を上げ続けていきたい」と話した。展示は31日まで。

買い物客らに情報提供を
呼びかけるチラシを配る支援者ら
(20日、大阪市中央区で)
 高島屋大阪店(大阪市中央区)前では、地域安全運動に取り組むNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら10人が、友梨さんの写真を掲載したチラシ約1万枚を買い物客らに配った。チラシを受け取った主婦(54)は「友梨さんの成長を7年間も見届けられないご両親のことを思うと胸が詰まる。早く見つかってほしい」。

 同NPOは04年3月から年3回、府内各地で情報提供を呼びかけるチラシ配りを続けている。代表理事の三本松義春さん(63)は「友梨さんが見つかるまで活動は続ける」と話した。

 友梨さんに関する情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2010/05/21>
熊取町の女児不明:不明7年、友梨さんを応援 JR熊取駅に絵手紙展示 /大阪

 ◇50のメッセージ

 熊取町で03年5月20日から行方がわからなくなっている吉川友梨さん(16)を応援するとともに、情報提供を呼びかけようと、絵手紙教室講師の新井徹さん(72)=同町自由が丘1=と生徒がJR熊取駅コンコースで絵手紙でメッセージを送っている。31日まで。

 約50点を展示。新井さんが町内などで開いている二つの教室の約30人の生徒は、友梨さんの祖父母にあたる世代が多い。花や果物に「かわいい笑顔を待っています」「必ず帰ってくると信じてる」など、思いを込めたメッセージを添えた。

 当時小学4年生だった友梨さんが下校途中で行方不明になって7年がたった。新井さんらが絵手紙を展示するのも今年で4回目。新井さんは「少しでも情報が寄せられるようにと願っている。元気な姿で見つかって、展示も今年で最後になれば」と話している。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。【酒井雅浩】

<記事:毎日新聞 2010/05/20>
頑張って 友梨さん 絵手紙で応援 「笑顔待ってます」「必ず帰ると信じてる」

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(16)が行方不明になって20日で丸7年となるのを前に、地元の主婦らが17日、JR熊取駅のコンコースに応援メッセージを添えた絵手紙を展示した。31日まで。

 同町自由が丘の絵手紙講師、新井徹さんが教室の生徒らに声をかけ開催し、今年で4回目。30人約50点の絵手紙を展示した。

 絵手紙には、花や野菜、果物などを題材に「かわいい笑顔待ってます」、「必ず帰ってくると信じてる」と友梨さんに向けたメッセージが添えられている。

 同町大久保北の主婦、小坂栄子さん(51)は「7年たち、地域のみなさんも本当に心配している。早く元気な姿を見せてほしいと思い、書きました」と話していた。

 情報提供は、泉佐野署捜査本部(電話072・464・1234)

【写真説明】吉川友梨さんへの応援メッセージを添えた絵手紙を展示する主婦ら=大阪府熊取町のJR熊取駅
<記事・写真:産経新聞 2010/05/18>
不明7年、情報求めSAでチラシ 大阪・友梨さん事件

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年の吉川友梨さん(16)が行方不明になって20日で7年となるのを前に、両親や地元の支援者が16日、同府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで情報提供を求め、チラシを配った。

 父親の永明さん(49)が「あきらめずにやっていきたい」とあいさつした後、約35人で用意したチラシ約6千枚を配布した。支援する谷川勝さん(52)も「事件を覚えている方が多くてありがたい。一日も早く解決してほしい」と力を込めた。

 泉佐野署捜査本部によると、友梨さんの行方が分からなくなったのは03年5月20日午後3時ごろ。遠足からの帰宅途中に何者かに連れ去られた可能性が高いが、有力な情報は寄せられていない。

 情報は泉佐野署捜査本部、電話072(464)1234。

阪和自動車道岸和田サービスエリアでチラシを
配る行方不明の吉川友梨さんの父親永明さん
=16午後、大阪府岸和田市
<記事・写真:共同通信 2010/05/16>
熊取町の女児不明:吉川友梨さんの情報求めチラシ配り−−難波 /大阪

 熊取町で03年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さんが31日、16歳の誕生日を迎えた。大阪市中央区の南海難波駅前では、支援者らが情報提供を求めるチラシを配り、友梨さんの早期発見を願った。

 地域安全活動などに取り組む貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーら約15人が、「友梨ちゃんを捜しています」「よろしくお願いします」と呼びかけた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:毎日新聞 2010/04/01>
がんばって友梨さん 有志らビラ配り 南海難波駅前

 熊取町で平成15年5月に行方不明になった吉川友梨さんが16歳の誕生日を迎えた31日、ボランティアが大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を求めるビラを配った。

 友梨さんは当時、町立熊取北小4年生。15年5月20日午後3時すぎ、小学校を出て、帰宅する途中で行方が分からなくなった。

 この日は貝塚市のNPO法人「あいうえお」の代表理事、三本松義春さん(63)らがビラ1万枚を用意、早期発見への協力を呼びかけた。

 三本松さんは「行方不明から7年近くたつが忘れるわけにはいかない。両親の思いを考え、見つかるまで頑張りたい」と話した。

 情報提供は、泉佐野署捜査本部(電話072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2010/04/01>
不明の吉川友梨さん16歳に 大阪、情報求めチラシ配布

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さんが31日で16歳となり、支援を続ける特定非営利活動法人(NPO法人)が、大阪・難波の高島屋大阪店前で情報提供を求めてチラシを配布した。

 この日は約1万枚のチラシを用意し、約10人のボランティアが「事件解決につながる情報を寄せてほしい」と訴えながら通行人らに配布。

 泉佐野署捜査本部によると、友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、遠足からの帰宅途中に行方不明になった。何者かが連れ去った可能性が高いが、有力な情報は得られていない。警察庁が公的懸賞金制度の対象に指定している。

 情報は泉佐野署捜査本部、電話072(464)1234。

大阪・難波で行方不明の吉川友梨さんの情報提供を求め
通行人にチラシを渡すボランティア=31日午後
<記事・写真:共同通信 2010/03/31>
友梨さんの父らビラ配り 南海難波駅

 熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(15)が行方不明になって20日で6年半を迎えた。父の永明さん(49)とボランティアが、大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を求めるビラを配った=写真。

 貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーが参加し、ビラ約1万枚を配布した。

 街頭に立った永明さんは「友梨が見つかるまでやれることをやるしかない。娘をあきらめることはできません」と道行く人に丁寧に頭を下げ、協力を求めた。

 八尾市の会社員男性(46)は「子供が突然いなくなった親御さんの悲しみは計り知れない。早く見つかってほしい」と話した。

 情報提供は、泉佐野署捜査本部(電話072・464・1234)。



<記事・写真:産経新聞 2009/11/21>
「一日も早く弁済を」…友梨さん救出詐欺 懲役9年確定

 大阪府熊取町で2003年5月から行方不明になっている吉川友梨さん(15)の救出を装い、父親から計約7300万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われ、5日に大阪地裁堺支部で懲役9年の判決を受けた無職・中谷浩気被告(40)について、検察と被告側の双方が控訴の権利を放棄する申立書を同支部に提出し、判決が確定したことがわかった。控訴期限は19日だった。

 中谷被告の弁護人によると、中谷被告は「一日も早く刑を受け、被害弁済したい」と、5日に申立書を出し、検察側も7日に提出したという。

<記事:読売新聞 2009/10/14>
大阪・熊取町の女児不明:捜索偽装詐欺 懲役9年が確定−−地裁

 大阪府熊取町で03年に行方不明になった吉川友梨さん(15)の救出を偽装した詐欺事件で、詐欺罪に問われた住所不定、無職、中谷浩気被告(40)を懲役9年(求刑・懲役10年)とした大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)の判決が確定した。

 地裁堺支部によると、13日までに、検察側、弁護側双方が同支部に控訴しないことを申し立てた。判決によると、中谷被告は04年7月から約4年半、友梨さんを救出して保護しているかのように装い、身代金名目などとして、総額7355万円を詐取した。

<記事:毎日新聞 2009/10/14>
吉川友梨さんの父、「1日も早く見つかるように気持ち切り替える」

このニュースのトピックス:刑事裁判
 吉川友梨さんの父、永明さん(49)は5日、傍聴席の最前列で傍聴し、終始厳しい表情で中谷浩氣被告を見つめた。

 今回の事件では、永明さんら家族は、身代金などの名目で要求されるがまま、所有する土地を売却するなどして現金を工面。今年3月にがんで亡くなった父の貯金にまで手を付けた。

 永明さんはこれまでの公判で意見陳述に立ち、「だまされていたことがわかったとき、頭が真っ白になった」との心境を告白。中谷被告に友梨さんの“保護”を口外しないよう言われたため、約4年間、支援者にも隠しながら捜索への協力をお願いしてきた苦しみを明かした。

 一方で中谷被告は被告人質問の際、被害弁償の意思を問われると「具体的な約束はできない」と繰り返した。傍聴している永明さんらにも「今は言いたいことはない」と目を合わせることすらなかった。

 閉廷後、永明さんは中谷被告の退廷を待たずに席を立ち、終始無言で裁判所を後に。報道機関には「これからは友梨が1日も早く見つかるように気持ちを切り替えていきたい」とのコメントを寄せた。

 友梨さんの捜索に協力している貝塚市のNPO法人「あいうえお」代表理事の三本松義春さん(63)は今回の事件について「自分が同じ立場に立たされていたら、やはりだまされていたのではと思うとやりきれない」と語る。

 今年3月31日、友梨さんの誕生日に合わせて情報提供を呼びかけるチラシを配った際、永明さんから事件について謝罪があった。5月のチラシ配りでは「友梨は中学校を除籍になっているが、見つかったときには将来のために自分が勉強を教えてあげたい」と打ち明けられたという。

 同法人は今年11月にもチラシを配る予定。三本松さんは「中谷被告の卑劣さは人として許せない。これからも変わらずに家族を支援していく」と話した。

 友梨さんは15年5月20日午後、下校中に行方が分からなくなった。情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2009/10/05>
吉川友梨さん捜索詐欺事件で懲役9年の判決 大阪地裁堺支部

 平成15年に9歳で行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(15)の救出話を持ちかけ、家族から計約7300万円を詐取したとして、詐欺罪に問われた無職、中谷浩氣(こうき)被告(40)の判決公判が5日、大阪地裁堺支部で開かれた。向井敬二裁判官は「まな娘との再会を切に願い、わらにもすがる思いの被害者の親心につけ込んだ犯行は、類例を見ないほど卑劣かつ狡猾(こうかつ)で悪質」として、懲役9年(求刑懲役10年)の実刑を言い渡した。

 向井裁判官は判決理由で、被害額が巨額にのぼることに触れ、「金銭欲しさから犯行に及んだ身勝手な動機に酌むべき事情はない」と指弾。「友梨さんが無事帰ってくるとの期待を裏切られた被害者の悲痛や絶望感は察して余りある」と述べた。

 判決言い渡し後、向井裁判官が「被害者の気持ちを受け止めて、一生かけて償ってください」と声をかけると、中谷被告は「はい」と答えた。

 判決によると、中谷被告は元内縁の妻(39)=詐欺罪で懲役2年、保護観察付き執行猶予4年の有罪判決確定=と共謀。平成16年7月から約4年間、行方不明になった友梨さんを救出すると家族に持ちかけ、救出役と誘拐役を装って身代金名目などで計約7300万円を詐取した。

<記事:産経新聞 2009/10/05>
友梨さん救出装い7400万円詐取、被告に懲役9年判決

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(15)の救出を装い、父親の永明さん(49)から約7400万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた中谷浩気被告(40)に対し、大阪地裁堺支部は5日、懲役9年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 向井敬二裁判官は「娘を無事に救出したいという親心につけこんでもてあそび、他に類例をみないほど余りに卑劣で悪質な犯行だ」と述べた。永明さんは「友梨が一日も早く見つかるように気持ちを切り替えていきたい」とする談話を出した。

<記事:朝日新聞 2009/10/05>
「卑劣で悪質」…不明少女救出詐欺 主犯男に懲役9年

 大阪府熊取町で2003年5月から行方不明になっている吉川友梨さん(15)の救出をかたり、父親の永明さん(49)から金を詐取したとして、詐欺罪に問われた主犯の無職・中谷浩気被告(40)(堺市堺区)の判決が5日、大阪地裁堺支部であった。向井敬二裁判官は「わらにもすがる思いで被告を頼り、まな娘を救出したいという親心につけ込んでもてあそんだ、他に類例のない卑劣で悪質な犯行」として、懲役9年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。

 判決によると、中谷被告は、友梨さんを誘拐犯から救出し保護したなどとウソをつき、身代金や友梨さんの生活費などの名目で、04年7月から08年11月まで469回にわたり、計約7355万円を振り込ませるなどした。

<記事:読売新聞 2009/10/05>
「友梨ちゃん救出」とウソ 家族から7,000万円詐取の男に懲役9年

 6年前に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さんを捜すなどとウソを言って父親から7,000万円余りを騙し取った男に対し、大阪地裁堺支部は懲役9年を言い渡しました。

 判決によりますと、住所不定無職の中谷浩氣被告(39)は2004年、大阪府熊取町で行方不明になっていた吉川友梨さんの家族に「娘を救出した」などと言って謝礼金などの名目で560万円をだまし取ったほか、「友梨さんが 自宅に戻りたがらない」とウソをつき、2005年7月から3年余りの間に生活費名目などで6,800万円を銀行口座に振り込ませました。

 5日の判決で大阪地裁堺支部は「わらにもすがる思いの親心を4年3ヶ月にわたり 騙し続けた。裏切られた被害者の絶望は察して余りある」と述べ、中谷被告に懲役9年を言い渡しました。

<記事:MBSニュース 2009/10/05>
不明少女「救出」で現金詐取 男に懲役9年

 行方不明になっている大阪・熊取町の吉川友梨さん(15)を救出したなどとウソをつき、家族から約7400万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた住所不定で無職・中谷浩気被告(40)に対し、大阪地裁堺支部は5日、懲役9年を言い渡した。

 中谷被告は、吉川さんの父親らに対し、吉川さんを救出して保護しているなどとウソをつき、04年から08年にかけて調査費や生活費などの名目で約7400万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われている。

 大阪地裁堺支部は、判決で「一部は盗聴器を外した謝礼だ」などとする弁護側の主張を退け、「金欲しさから犯行に及んだ経緯は身勝手でくむべき事情はなく、娘が行方不明で悲しんでいた両親に追い打ちをかける悪質な犯行だ」として懲役9年を言い渡した。

<記事:日テレNEWS24 2009/10/05>
女児捜索詐欺に懲役9年 大阪、友梨さん不明事件

 大阪府熊取町で2003年に9歳で行方不明になった吉川友梨さん(15)を捜すと偽り、家族から計約7400万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職中谷浩気被告(40)に、大阪地裁堺支部は5日、懲役9年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。

 判決理由で向井敬二裁判官は「わらにもすがる思いの親心につけ込んだ卑劣かつ悪質な犯行」と指摘。「友梨さんが無事帰ってくるとの期待を裏切られた、両親の悲痛や絶望感は察して余りある」と述べた。

 判決言い渡しの間、父親の吉川永明さん(49)は終始、厳しい表情で被告を見つめていた。言い渡し後、向井裁判官が「被害者の気持ちを受け止めて、一生かけて償ってください」と声をかけると、中谷被告は小さく「はい」と答えた。

 詐欺の共犯として起訴された女(39)は、6月に懲役2年、保護観察付き執行猶予4年の有罪判決が確定している。

 判決によると、中谷被告は04年7〜8月、友梨さんを救出したと装い、友梨さんの家族から調査費や謝礼金などの名目で計約560万円を詐取。さらに、05年7月〜昨年11月、生活費名目などで計約6800万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取った。

<記事:共同通信 2009/10/05>
少女捜索詐欺に懲役9年=「親心に付け込み卑劣」−大阪地裁支部

 2003年に大阪府熊取町で行方不明となった吉川友梨さん(15)の捜索などを装い、父親から現金約7300万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職中谷浩気被告(40)の判決公判で、大阪地裁堺支部の向井敬二裁判官は5日、「他に例を見ないほど卑劣かつ悪質」として懲役9年(求刑懲役10年)を言い渡した。
 向井裁判官は「わらにもすがる思いで被告人を頼った被害者の親心に付け込み、もてあそんだ」と指摘。「土地の売却や婚約指輪の質入れまでして捻出(ねんしゅつ)した金をだまし取られ、子供が無事帰って来るとの期待を裏切られた被害者の悲痛や絶望感は察して余りある」と述べた。
 また「就労努力を怠り、自堕落な生活で金銭に窮したという被告の身勝手な動機に酌むべき事情はなく、誘拐犯になりすますなど周到で計画的な犯行だ」と断じた。

<記事:時事通信 2009/10/05>
吉川友梨さん救出偽装詐欺で懲役10年求刑 大阪地裁堺支部

 大阪府熊取町で平成15年に行方不明になった吉川友梨さん(15)を捜すと偽り、家族から約7400万円をだまし取ったとしたとして詐欺罪に問われた無職、中谷浩氣被告(40)の論告求刑公判が28日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)であった。

 検察側は「親心につけ込み4年半もだまし続けた悪質で反人道的な犯行」として詐欺罪では最高刑の懲役10年を求刑した。弁護側は弁論で寛大な判決を求め、結審した。判決は10月5日。

 論告によると、中谷被告は16年7月〜8月、友梨さんの家族に友梨さんを救出したと装い、調査費や謝礼金などの名目で計約560万円を詐取。さらに「友梨さんが自宅に戻りたがらない」とうそをつき、17年7月〜昨年11月、生活費名目などで計約6800万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。

 検察側は論告で「手口も振り込め詐欺と同様、極めて模倣性が強い犯罪で、一般予防のためにも厳正な対処が必要」と主張した。

<記事:産経新聞 2009/08/28>
友梨さん捜索詐欺:男に懲役10年求刑 地裁堺支部公判

 行方不明中の大阪府熊取町の吉川友梨さん(15)の捜索を装った詐欺事件で、詐欺罪に問われた、首謀者の住所不定、無職、中谷浩気被告(40)の論告求刑公判が28日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)であり、検察側は懲役10年を求刑した。弁護側はだまし取ったとされる現金7355万円のうち、200万円について「吉川さん宅の盗聴器を探して取り外した謝礼」と改めて否認したが、残りは起訴内容を認めて結審。判決は10月5日。【山田英之】

<記事:毎日新聞 2009/08/28>
大阪、女児捜索詐欺で10年求刑 友梨さん不明事件

 大阪府熊取町で2003年に9歳で行方不明になった吉川友梨さん(15)を捜すと偽り、家族から計約7400万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職中谷浩気被告(40)の公判が28日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)であり、検察側は「親心につけ込み4年半もだまし続けた悪質で反人道的な詐欺」と懲役10年を求刑した。

 検察側は論告で「多額の借金を負った上、娘が行方不明のままであると知らされた家族の金銭的、精神的被害は甚大で、厳罰を希望している」と指摘した。

 弁護側は弁論で寛大な判決を求め、中谷被告は「どのような厳しい判決が出ても真摯に受け止める」と述べ、結審した。判決は10月5日。

 論告によると、中谷被告は04年7〜8月、友梨さんの家族に友梨さんを救出したと装い、調査費や謝礼金などの名目で計約560万円を詐取。さらに「友梨さんが自宅に戻りたがらない」とうそをつき、05年7月〜昨年11月、生活費名目などで計約6800万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。

<記事:共同通信 2009/08/28>
友梨さん救出詐欺事件 主犯の被告に懲役10年求刑

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(15)の父親が約7400万円をだまし取られたとされる事件で、主犯で詐欺罪に問われている中谷浩気被告(40)の論告求刑公判が28日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)であった。検察側は「娘を心配する親心につけ込んだ反人道的な犯行」として、懲役10年を求刑した。弁護側は寛大な刑を求めた。

<記事:朝日新聞 2009/08/28>
無職男に懲役10年求刑=不明少女捜索詐欺−大阪地裁支部

 2003年に大阪府熊取町で行方不明となった吉川友梨さん(15)の捜索などを装い、父親から現金約7300万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職中谷浩気被告(40)の論告求刑公判が28日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)であり、検察側は「親心につけ込み反人道的で卑劣」として懲役10年を求刑した。判決は10月5日。
 検察側は論告で「多額の借金までして金銭を捻出(ねんしゅつ)し、身を削る思いで娘の帰りを待ちわびた揚げ句、詐欺と知った父親の悲痛や絶望感は筆舌に尽くしがたい」と指摘した。
 弁護側は最終弁論で「犯行の重大性を認識し、反省している」と寛大な判決を求めた。中谷被告は「どのような厳しい判決も真摯(しんし)に受け止めます」と述べた。 

<記事:時事通信 2009/08/28>
熊取町の女児不明:「吉川友梨さん」情報を 両親ら駅前でチラシ配布 /大阪

 ◇報奨金期限を1年間延長

 熊取町で03年5月、行方不明となった吉川友梨さん(15)についての情報を寄せてもらおうと、両親や泉佐野署員らが2日、JR熊取駅と南海泉佐野駅前に立ち、チラシを配った。

 事件解決につながる有力な情報への報奨金(上限300万円)の期限が同日から、1年間延長された。午前6時半から2時間、「ご協力をお願いします」と声をかけて友梨さんの写真入りチラシを配ると、通学途中の高校生らは「同い年だから気になっていた」と立ち止まって、受け取っていた。

 友梨さんは小学4年生だった03年5月20日午後3時ごろ、学校からの帰宅途中に行方不明になった。一緒に帰っていた女児3人と途中で別れた後、自宅から約400メートルの地点で自転車の同級生男児とすれ違ったのが最後の目撃情報だった。現場に交通事故などの痕跡はないため、連れ去り事件とみられている。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。【酒井雅浩】

<記事:読売新聞 2009/07/03>
懸賞金の応募期間を再延長 吉川友梨さん行方不明

 6年前、大阪府熊取町で小学4年生だった吉川友梨さんが行方不明になった事件で、公的懸賞金制度の応募期間が1年間再延長されるのを受けて、大阪府警の捜査員らが情報提供を呼びかけました。

 ビラ配りは7月2日、朝、JR熊取駅など2か所で行われました。

 2003年5月、大阪府熊取町で、当時小学4年生だった吉川友梨さんが遠足から帰宅する途中に行方不明になった事件では、警察には未だ有力な情報が集まっていません。

 去年7月に、重要な情報が提供された場合に最大300万円が支払われる公的懸賞金制度の期間が1年間延長されたため、この事件でも、さらに1年間、応募期間が延長されることになりました。

 吉川友梨さんに関する情報提供は、泉佐野警察署で受け付けています。

<記事:毎日放送 2009/07/03>
友梨さんの情報提供を…両親ら、チラシ1万枚を配布

 大阪府熊取町で2003年に行方不明となった当時小学4年の吉川友梨さん(15)について警察庁の公費懸賞金制度の募集期間が1年間延長され、友梨さんの両親と府警の捜査員らが2日、同町などで情報提供を求めてチラシを配った。

 同制度は国費から懸賞金を出し、未解決事件の情報提供を呼びかけるもの。来年7月1日までの1年間、有力情報の提供者に300万円が支払われる。一昨年に制度の対象となり、延長は昨年に続き2回目。

 父親の永明さん(48)、母親の美和子さん(48)らは午前6時半から約2時間、同町のJR熊取駅、同府泉佐野市の南海泉佐野駅で、通勤客らに「ご協力をお願いします」と呼びかけながら、友梨さんの写真入りチラシ約1万枚を配った。

 情報提供は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2009/07/02>

情報提供を呼びかけるチラシを配る父親の
永明さん(左)(2日、JR熊取駅前で)
捜査提供者への報奨金を1年延長 行方不明の友梨さん

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(15)が行方不明になった事件で、有力な情報を寄せた人に報奨金(上限300万円)を出す期間が1年間延長され、来年7月1日までとなった。大阪府警が25日、発表した。友梨さん事件は07年7月に報奨金の対象に指定され、延長は2度目。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2009/06/26>
【がんばって友梨さん】懸賞金の期間 1年延長決定

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年の吉川友梨さん(15)が行方不明になった事件について、警察庁は25日、公的懸賞金制度の対象期間をさらに1年延長することに決めた。今年7月2日から1年間。

 懸賞金は最高300万円で、19年7月に警察庁が同事件を制度の対象とした。延長は昨年7月に続いて2回目。大阪府警によると、事件に関する情報提供は19年で約280件、20年で約220件と減少している。

 府警は7月2日にJR阪和線熊取駅や南海本線泉佐野駅でチラシ配りをする。情報は泉佐野署捜査本部(電話072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2009/06/26>
和歌山県橋本市のゆかいな図書館に防犯写真

 和歌山県橋本市立橋本中学校の生徒会役員が22日、JR・南海橋本駅構内のゆかいな図書館に「安全・安心の街づくり」を目指して防犯写真を掲示した。

 約3年前に同中学校の生徒たちが「空巣にご用心」「ひったくりに注意」などと書いたたすきをかけた案山子(かかし)を製作しており、これらの案山子を撮影した写真を掲示した。このほか6年前に行方不明となった大阪府熊取町の吉川友梨ちゃん=当時・小学4年=の写真や、交通安全を呼びかける置き傘の製作風景など計25枚の写真を張った。

 案山子などの写真は、ゆかいな図書館の世話人が撮影したものだが、生徒会長の村木亮治君(15)は「先輩が作った案山子を市民に見てもらい、安全な街づくりに役立ててもらいたい」などと話していた。 最終更新:6月23日7時56分

<記事:産経新聞 2009/06/23>
熊取町の女児不明:吉川友梨さん不明6年 JR熊取駅で絵手紙展、29日まで /大阪

 ◇その笑顔早く見せて−−祖父母世代、思い添え

 熊取町で03年5月、行方不明となった吉川友梨さん(15)を応援しようと、絵手紙教室講師の新井徹さん(71)=同町自由が丘1=と生徒が、JR熊取駅コンコースに絵手紙のメッセージを飾っている。29日まで。

 新井さんが町内などで開いている二つの教室の生徒約30人が約50点を展示。生徒は友梨さんの祖父母にあたる世代が多く、花や果物の絵に「その笑顔早く見せて」「みんなで待ってるよ」と思いが添えられている。

 絵手紙を飾るのは今年で3回目。新井さんは「友梨さんを元気づけるとともに、これを見た人たちにもう一度思い出してもらい、情報を寄せてもらえたら」と話している。

 友梨さんは小学4年生だった03年5月20日午後3時ごろ、学校からの帰宅途中に行方不明になった。一緒に帰っていた女児3人と途中で別れた後、自宅から約400メートルの地点で、自転車の同級生男児とすれ違ったのが最後の目撃情報だった。現場に交通事故などの痕跡はないため、連れ去り事件とみられている。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。【酒井雅浩】

<記事:毎日新聞 2009/05/22>
「不明少女助ける」と詐欺、被告に猶予付き判決

 03年5月から行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(15)の父親から所在調査費名目で10万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職川上佳代被告(38)=堺市堺区=に対し、大阪地裁堺支部は22日、懲役2年・保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。向井敬二裁判官は「実子との再会を切に願う被害者の親心につけこんだ、あまりに卑劣かつ悪質な犯行」と述べた。

 判決で向井裁判官は、川上被告が、友梨さんの安否を気づかう父親(48)に最初に接触し、共犯者の中谷浩気被告(39)=詐欺罪で公判中=を信用させるために「必要不可欠の役割を果たした」と批判。被害総額が約7400万円にのぼったことにも触れた。一方で、「従たる役割」を果たしたに過ぎず、反省している点を執行猶予とした理由に挙げた。

 友梨さんの父親はすべての公判を傍聴席で見続けた。論告求刑公判では意見陳述に立ち、主犯格の中谷被告に対するのと「同等の憤り」を感じていると厳しく批判する一方で、「友梨にかかわった人間は最後は立ち直ってほしい」と諭すように述べていた。

 「友梨さんが亡くなっている」という情報が多いなかで、川上被告らは友梨さんの居場所を知っているかのように装った。父親は意見陳述で、「今も生きているかもしれない」という希望を抱き、「失意の時期があったために、つい乗ってしまった」と明かした。

 被告人質問で弁済の意思を示した川上被告を「世間はそんなに甘くない。簡単に仕事は見つからない」とたしなめ、「私への弁済の前に、あなたの身内に更生した姿を見せ、すべて許してもらうことから始めて下さい」と話した。

 向井裁判官は判決の最後に、「吉川さんの思いを受け止めて、法廷で約束したことを必ず実現して下さい」と語りかけた。川上被告は小さくうなずいた。

<記事:朝日新聞 2009/05/22>
「吉川友梨さんを捜す」父親から現金詐取の女 猶予つき有罪

 6年前から行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さんを捜すなどと嘘を言って、父親から現金を騙し取ったとされる女に懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡されました。

 詐欺の罪に問われているのは、堺市の無職、川上佳代被告(38)です。

 判決によりますと川上被告は2004年、中谷浩気被告(39)と共謀して、2003年から行方がわからなくなっている熊取町の当時小学4年生、吉川友梨さんの父親に「友梨さんを探す」などと嘘を言って、10万円を騙し取りました。

 検察側は川上被告らが総額7,000万円を振り込ませていたと主張しています。

 判決で大阪地裁堺支部は「親心につけこんだ卑劣で悪質な犯行だ」として、川上被告に懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。

<記事:毎日放送 2009/05/22>
捜索詐欺の女に有罪判決 大阪、友梨さん失跡事件

 大阪府熊取町で2003年に9歳で行方不明になった吉川友梨さん(15)を捜すと偽り、家族から金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職川上佳代被告(38)に大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)は22日、懲役2年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 向井裁判官は「巧妙で計画的。親心につけ込んだ卑劣で悪質な犯行だ」と指摘した上で「共犯の無職中谷浩気被告(39)=公判中=に従う役割だった」と執行猶予の理由を述べた。

 判決によると、川上被告は中谷被告と共謀。04年7月、堺市の広場に呼び出した友梨さんの父永明さん(48)に「友梨さんは三重県にいたはず」とうそを言い、調査費として10万円を詐取した。

<記事:共同通信 2009/05/22>
友梨さん不明につけこむ詐欺、女に猶予刑 大阪地裁支部

 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(15)の救出話を持ちかけ、家族から金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職、川上佳代被告(38)の判決公判が22日、大阪地裁堺支部で開かれ、向井敬二裁判官は「親心につけ込んだ卑劣な犯行」として、懲役2年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 弁護側は最終弁論で、川上被告の内縁の夫の中谷浩氣被告(39)=分離公判中=が犯行を立案したと主張。「従属的な立場だった」として執行猶予付き判決を求めていた。

<記事:産経新聞 2009/05/22>
熊取町の女児不明:行方不明から6年 友梨さんの笑顔、必ず 父永明さん誓う /大阪


 ◇詐欺事件乗り越え再出発、父・吉川永明さん誓う

 「家族は二重の苦しみを味わった」−−。熊取町で03年、当時小学4年だった吉川友梨さん(15)が下校途中に行方不明になってから20日で6年がたった。昨秋、友梨さん救出をかたった詐欺事件が明らかになったが、父永明さん(48)は「支援してくれた人に本当に申し訳なかった。これからもよろしくお願いします」と、発見に向け再出発を誓っている。支援者らも「つらいことがあったからこそ、地道な活動を今後も続けたい」と気持ちを一つにした。【花牟礼紀仁、堀江拓哉】

 永明さんは今月10日、地元の支援者が岸和田市内で実施したチラシ配りに参加。詐欺事件について複雑な胸中を報道陣に明かした。「(事件当時は)家にこもりきりだった。アホなことをしたな。あせってたんだと思う。本当に支えてくれる方々を見失っていた」と語った。6年を前に「これから先が(事件が)忘れられてしまうので、何としても食い止めたい」と訴えた。

 今春、事件10カ月後から約5年間、永明さんら家族に寄り添ってきた府警捜査員が定年を迎えた。元捜査1課警部補の小川光正さん(60)。被害者対策担当として、地域住民とも濃密な交流を続けてきた。「解決の望みはある。これからは一市民として協力したい」と言う。

 小川さんは6月、行政書士として再出発する。泉佐野市に事務所を構えたのも「現場に近く、情報集めに役立つ」との思いからだ。退職後も事件にかかわり続けることは、3月に76歳で亡くなった友梨さんの祖父との約束を果たすことでもある。「おじいちゃんが『頼むで』って。『必ず捜し出す』って、約束したから」と力を込める。

  ◇   ◇

 20日は正午から、貝塚市のNPO法人「あいうえお」が大阪・ナンバの街頭で、チラシを配った。永明さんも参加、情報提供を呼びかけた。三本松義春代表理事(62)は「(永明さんは)『自分の手で友梨さんに勉強を教えて、卒業させてあげたい』と言っていた。一つでも多くの情報が集まれば」と期待を込める。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:毎日新聞 2009/05/21>
吉川友梨さん行方不明丸6年 情報求め父親ビラ配り

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(15)が行方不明になって20日で丸6年を迎えた。父の永明さん(48)やボランティアらが、大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を求めるビラを配った。

 地域安全運動を行う貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバー約20人が、約1万枚のビラを配布。街頭に立った永明さんは道行く一人ひとりにビラを手渡した。

 同法人の郡山由喜さん(27)は「これまでのビラ配りの活動で、涙を浮かべて『見つかってほしいです』と立ち止まってくださる方もいる。友梨さんは今、ビラの写真とは違って成長しているはず。早く見つかってほしい」と話した。

 永明さんはこれまでの取材に「友梨のことが風化していかないよう食い止めたい思いは6年前と同じ」と話しているが、この日は黙々と活動に没頭した。

 情報提供は、泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事・写真:産経新聞 2009/05/20>

吉川友梨さん行方不明から6年を迎え、
情報提供を求めるチラシを配る支援者ら
=20日午後、大阪・難波
「友梨さんの笑顔に会いたい」

行方不明6年 JR熊取駅で絵手紙展

 熊取町の吉川友梨さん(15)が行方不明になって20日で6年となるのを前に、地元の絵手紙教室の生徒らが15日、友梨さんへのメッセージをつづった作品をJR熊取駅コンコースに展示した=写真=。29日まで。

 「フジカク絵手紙クラブ」(熊取町)と「貝塚絵手紙クラブ」(貝塚市)の生徒30人の約50作品。友梨さんの似顔絵や季節の花々などを描き、「笑顔に会いたい」「頑張って耐えただけ喜びは大きい」などと書き添えた。生徒の主婦、内藤峰子さん(70)は「元気でいることを信じて描いた」と、水ナスの絵に「幾年過ぎたのだろう。おいしい浅漬け食べてますか」とつづった。同教室の講師、新井徹さん(71)は「絵手紙を見て、当時の事を思い出してほしい」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2009/05/16>
「笑顔まっています」 JR熊取駅で応援メッセージの絵手紙展示 大阪 

 熊取町で平成15年、当時小学4年生の吉川友梨さん(15)が下校途中に行方不明となって20日で丸6年を迎えるのを前に、地元の主婦らが15日、友梨さんへの応援メッセージを書いた絵手紙を制作し、JR熊取駅のコンコースで展示を始めた。

 熊取町自由が丘の絵手紙講師、新井徹さん(71)が始めたもので、今年で3回目。絵手紙は新井さんが開く絵手紙教室のメンバー約30人が50点の作品を制作した。友梨さんの似顔絵が描かれた作品には「あの笑顔まっています」というメッセージが記されている。また、「友梨ちゃん元気ですか」のメッセージにはチューリップの花の絵。スミレの絵には「この苦労が必ず報われる日がくることを信じています」と力強く記されている。

 35年間、熊取町に暮らしている内藤峰子さん(70)は、「小さな町だからみんなが家族のように思っている。この時期が来ると友梨ちゃんのことを肌で感じるようになる」と話す。新井さんも「地元から『決して忘れていない』というメッセージを発信することは大事なこと」と話している。

<記事:産経新聞 2009/05/16>
吉川友梨さん不明からまもなく6年 大阪
 
 大阪・熊取町の吉川友梨さん(15、当時9)が行方不明になってからまもなく丸6年になるのを前に、両親らが10日、情報提供を呼びかけた。
 大阪・岸和田市のサービスエリアでは、友梨さんの両親や地元の人たちがビラを配り、情報提供を呼びかけた。友梨さんは03年5月20日、下校途中に行方不明になった。警察は何者かに連れ去られた可能性が高いとみて捜査しているが、有力な情報は得られていない。

 大阪府警泉佐野署:072−464−1234

<記事・写真:日本テレビ 2009/05/11>
吉川友梨さん、情報求めビラ3000枚配布──行方不明6年を前に父親ら

 大阪府熊取町で2003年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(15)が行方不明になってから丸6年になるのを前に、友梨さんの両親や地元住民らが10日、同府岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリア(SA)で情報提供を呼び掛けるビラ約3000枚を配った。

 友梨さんが府外に連れ去られた可能性もあることから、遠方からの観光客が多く集まるSAでのビラ配りを計画。地元・同町七山地区の住民や大阪府警の捜査員など計約25人が、ドライバーらに、友梨さんの特徴などが書かれたビラを手渡した。

 友梨さんの父の永明さん(48)は「(友梨さんに)長い間苦しい思いをさせている。絶対に捜し出したい」と協力を求めた。呼び掛け人の同地区の会社員、山本晃さん(39)も「6年がたち、記憶が薄れてきている。ビラ配りで、手掛かりが見つかれば」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部(電話072・464・1234)まで。

<記事・写真:日経ネット 2009/05/11>

情報提供を呼び掛けるビラ約3000枚を配った
(10日、大阪府岸和田市)
友梨さん捜して大阪・岸和田でビラ、不明6年

 大阪府熊取町で吉川友梨さん(15)が行方不明になってから20日で6年となるのを前に、両親らが10日、岸和田市の阪和自動車道岸和田サービスエリアで、情報提供を呼びかけるチラシを配った。

 同町の住民や捜査員ら約30人が参加し、「友梨さんを捜しています」と呼びかけながら約3000枚を配布。父の永明さん(48)は「早く見つけ出してやりたいとの気持ちは変わっていない。(友梨さんと)一緒にいる人がいれば、とにかく戻して」と話した。

 情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2009/05/11>

情報提供を求めるチラシを配る永明さん
(岸和田市で)
吉川友梨さん不明6年を前に住民らがビラ配り 大阪

 熊取町で平成15年、当時小学4年生の吉川友梨さん(15)が行方不明となって20日で6年を迎えるのを前に、友梨さんの両親らが10日、岸和田市の阪和道岸和田サービスエリアでビラを配り、情報提供を呼びかけた。

 父親の永明さん(48)と母親の美和子さん(48)のほか、地元住民や府警捜査員、事件を担当した元捜査1課刑事の小川光正さん(60)らが、和歌山方面からの行楽帰りの客でにぎわう時間帯を目当てに約3000枚のビラを配った。 

 永明さんは友梨さん救出をめぐる詐欺事件に巻き込まれたことにふれ「焦る気持ちから支えてくれている人たちのことを見失っていた。それでも支援していただき感謝している」と話した。情報提供は、泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2009/05/11>
絶対に連れ戻す」決意新たに=小4女児失跡から6年−大阪

 大阪府熊取町で2003年、下校途中の吉川友梨さん(15)=当時小学4年=が行方不明になってから20日で6年となる。友梨さんの両親ら約25人が10日、同府岸和田市の阪和道岸和田サービスエリアでチラシ3000枚を配り、情報提供を呼び掛けた。

 友梨さんは03年5月20日午後、自宅から約400メートル離れた路上で、同級生と話したのを最後に行方が分からなくなった。
 父親の永明さん(48)は「絶対に友梨を連れ戻す」と改めて決意を語った。

<記事:時事通信 2009/05/10>
元刑事、執念の捜査続行 20日で大阪の女児行方不明から6年

 大阪府熊取町で当時小学4年だった吉川友梨さん(15)が行方不明になって20日で6年となるのを前に、地元住民らが10日に行うビラ配りに、元府警捜査1課警部補、小川光正さん(60)が参加する。小川さんは友梨さん失踪(しっそう)事件を担当したが、今年3月、定年退職した。無念さを胸に、これからは地域とかかわりながら友梨さん捜索に協力する。

 小川さんは殺人など凶悪犯罪を担当する捜査1課に通算22年在籍。取り調べには必ず数珠を握りしめながら容疑者と向き合ってきた。かつて取り調べを担当した誘拐事件の容疑者に「私を一番理解してくれたから、弁護人になってほしい」と懇願されたこともある。

 忘れられない事件がある。平成3年9月、大阪府吹田市で女児=当時(4)=が行方不明になり、4日後に淀川で遺体で発見された。目撃証言が少なく、河川敷のホームレスに不審人物を見かけたら連絡するよう頼んで回った。十数人が協力してくれたが、18年に時効を迎えた。

 「何の疑いも持たない子供を連れ去るのが大人なら、捜し出すのもわれわれ大人の責任だ」

 友梨さん失踪事件では、行方不明になって約1年後の16年3月、捜査に加わった。「今度は必ず見つけ出してやる」と臨んだが、捜査は難航。解決の糸口さえもつかめずにいた。


情報提供を呼び掛けるチラシを配る
吉川友梨さんの父永明さん。
小学4年だった友梨さんは03年5月、
大阪府熊取町で下校途中に行方不明となった。
配布には約25人が参加
(10日、阪和道岸和田サービスエリア)
 それでもあきらめずに一人ずつ住民を訪ねた。地元にアパートを借りて住み込みながら聞き込みを続けるうちに、やがて食事に呼ばれ、とれたての野菜を届けてくれるような間柄になった。住民との信頼を順調に築いていた矢先の昨年9月のことだった。

 「相談したいことがあります」。友梨さんの父、永明さん(48)が切り出してきた。友梨さんの救出話をちらつかせる男女から、4年間で約7000万円をだまし取られたと打ち明けられたのだ。

 当初から何かがあると感じていたが、真正面から問えずにいた。「私の力不足。もっとしっかりと話を聞かねばならなかった」と今も悔やむ。永明さんは「私のほうこそ、ちゃんと言えず申し訳なかった。力になってくれたことに感謝している」と話す。

 友梨さんは本当なら、この春から高校生活を送っているはずだ。「背が高い両親に似て、今ごろはすらっとした女の子になっていると思う。同じ年代の子を見ると、『友梨ちゃん』と呼んでしまいそうになる」

 小川さんは現在、行政書士として再出発しようとしているが、事件の情報を集めやすいように友梨さんの自宅近くの泉佐野市に事務所を構える予定だという。

     ◇

 ビラ配りは10日午後、岸和田市の阪和道岸和田SAで行われる。情報提供は、泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事・写真:産経新聞 2009/05/10>
共犯女に懲役2年求刑 友梨さん救出詐欺「親心つけ込む」 地裁堺支部

 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(15)を捜すと偽り、家族から金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた川上佳代被告(38)の公判が1日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)で開かれた。友梨さんの父親、永明さん(48)が「友梨を保護したといううそに振り回され、多くの金を払ってしまった」と意見陳述。検察側は「親心につけこんだ卑劣極まりない犯行」として懲役2年を求刑し結審した。判決は5月22日。

 この事件では、川上被告の内縁の夫、中谷浩氣被告(39)=分離公判中=が平成16年7月以降、計約7300万円を詐取したとして起訴されている。川上被告は中谷被告とともに、行方調査の交通費名目に10万円を詐取した事実のみで起訴された。

 両被告は2月13日の初公判で起訴事実を全面的に認めている。

 1日の公判で意見陳述した永明さんは、当時友梨さんの祖父が病で余命1年を宣告され、今年3月に亡くなったことに触れ「(祖父は)友梨が帰ってくることを信じ続けていた。早く(友梨に)会わせたいという気持ちがあり、すべてをなげうってきた」と涙ながらに思いを述べた。

 弁護側は最終弁論で「犯行計画を立案したのは中谷被告で、従属的な立場だった」と主張し、執行猶予付き判決を求めた。

<記事:産経新聞 2009/05/01>
吉川友梨さん救出詐欺、共犯の女に2年求刑

検察側「親心につけ込み卑劣」

 大阪府熊取町で2003年5月から行方不明になっている吉川友梨さん(15)の救出をかたり、父親(48)から金を詐取したとして詐欺罪に問われた堺市堺区の無職川上佳代被告(38)の論告求刑公判が1日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)であり、検察側は懲役2年を求刑した。詐取総額約7355万円のうち、川上被告が問われているのは10万円だが、「苦しんでいる親心につけ込んだ卑劣な犯行。被害全体に対する寄与の程度は軽視できない」と指摘した。

 起訴状では、川上被告は同居していた無職中谷浩気被告(39)と共謀して、04年7月、父親を電話で呼び出し、川上被告が「弟が監禁された時に助けてくれた」と中谷被告を紹介、調査費名目で10万円をだまし取ったとされる。中谷被告は、その後も父親をだまし続け、総額約7355万円の詐欺罪に問われている。

 川上被告は事実関係を認めており、弁護側は最終弁論で、「協力をいったん断るなど、従属的な立場だった」と、保護観察付きの執行猶予判決を求めた。判決公判は22日に開かれる。

友梨さん父親「憤り感じる」
 公判では、論告に先立って父親が意見陳述した。

 証言台で用意した紙に目を落としながら、「布団のそばに電話を置き、片時も電話から離れなかったが、情報の多くは『娘は殺されている』『埋められている』というもので、話を聞くのは苦痛だった。しかし、あなたの話は今も生きていることをにおわすものだった」と、川上被告から連絡を受けた時の心境を語った。

 さらに、友梨さん救出を中谷被告らに頼んでいることを打ち明けていた自分の父親が3月に病死したことを明かし、「父に『中谷被告とは縁を切ったほうがいい。友梨は死んだものと心構えを持っておけ』と言われたが、私は中谷被告を信じ込んでいた。苦しいのは、長年苦労して作った父の金がだまし取られたことを、打ち明けられず今日に至ったこと」と訴えた。

 川上被告に対しては「中谷被告の詐欺には欠かせない存在で、同じくらい憤りを感じている。中谷被告と一切縁を切ってほしい。それができなければ更生したとは認めない」と、強い口調で指摘。最後に、「友梨は助けに来てくれない私のことを忘れているかもしれない。友梨と一刻も早く会いたい」と涙ながらに話した。

<記事:読売新聞 2009/05/01>
友梨さんの父親が意見陳述 大阪、詐欺事件の公判

 大阪府熊取町で2003年に9歳で行方不明になった吉川友梨さん(15)を捜すと偽り、家族から金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職川上佳代被告(38)の公判が1日、大阪地裁堺支部(向井敬二(裁判官)であり、友梨さんの父親(48)が意見陳述した。

 父親は「わたしの命に代えてでも(友梨さんを)取り戻したい。あなたにこのもどかしさは理解できないでしょう」と、泣きながら被告を厳しく非難した。

 検察側も同日、論告求刑。弁護側も最終弁論をして結審する予定。

 起訴状によると、川上被告は無職中谷浩気被告(39)=公判中=と共謀。04年7月、堺市の広場に呼び出した友梨さんの家族に「友梨さんは三重県にいたはず」とうそを言い、調査費として10万円を詐取したとしている。

<記事:共同通信 2009/05/01>
大阪府警の名物刑事が定年退職 事件担当、悔しさにじませ

 殺人などの凶悪事件を担当する大阪府警捜査1課に通算22年在籍した警部補小川光正さん(60)が31日、定年退職した。数々の事件を解決し名物刑事とうたわれたが、最後に担当した吉川友梨さん(15)失跡事件は未解決のまま。家族に対する多額の詐欺事件も起き、悔しさをにじませて府警を去った。

 情を大切にした。堺市で1991年に起きた女児誘拐。容疑者の男を取り調べたが話さない。男の先祖の墓に自ら赴いて拝み、それを聞かせた。「墓の下で泣いとるぞ」。せきを切ったよう泣きながら全面自供した。

 取調室にはいつも手製の数珠を携えた。もとは薄い肌色だったが、容疑者を何人も取り調べ、握り締めるうちに赤茶色に。「殺人犯はこれを見ると表情が変わった。被害者の顔が見えるのかも」

 「多くの後輩に慕われ、小川学校といわれるほどだった。人情職人刑事がまた1人いなくなる」。共に捜査をした元府警幹部は退職を惜しむ。

 最後に手掛けたのが府警の最大懸案とされる友梨さん失跡事件。発生当初は周辺住民と警察の関係が冷えきっており、聞き込み捜査は難航した。

<記事:共同通信 2009/03/31>
「少しずつお金返す」

友梨さん救出詐欺 公判で川上被告

 熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)の救出をかたり、父親(48)から金を詐取したとして詐欺罪に問われた堺市堺区の無職川上佳代被告(38)の第3回公判が27日、地裁堺支部(向井敬二裁判官)であった。この日は被告人質問があり、川上被告は「本当に悪いことをした。ちゃんと更生してがむしゃらに働き、少しずつでもお金を返していく」と述べた。公判は5月1日に結審する。

 川上被告は、父親を最初にだます際、同居していた無職中谷浩気被告(39)に協力し、共謀して10万円をだまし取った罪に問われている。被告人質問では、「いったん断ったが、生活苦から逃れたくて最終的に引き受けた」と語った。

 その後、中谷被告が繰り返したとされる犯行については、「(金回りが良くなり)心の中では吉川さんからだまし取ったお金ではと思ったが、中谷被告に嫌われるのが嫌で『仕事で得た金』との説明を信じて追及しなかった」と述べた。

<記事:読売新聞 2009/03/28>
友梨ちゃん家族への詐欺事件、4回目の起訴で捜査終結

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の家族に対する詐欺事件で、大阪地検堺支部は27日、友梨さんの父親(48)から05年7月からの約3年間で計約6800万円をだまし取ったとして、無職の中谷浩気被告(39)を詐欺罪で追起訴した。中谷被告の起訴は4回目。立件した詐取総額は約7400万円となり、同支部は一連の捜査を終えた。

 起訴状や同支部の説明などによると、中谷被告は05年7月〜08年11月、友梨さんを救出して保護したとうそをつき、生活費などの名目で、知人から借りた三つの預金口座に計464回にわたって1回あたり5千〜200万円を振り込ませたという。中谷被告はこの間、携帯電話を使い分け、「救出のプロ」や「誘拐犯」など複数の人物を装って父親の携帯に299回メールなどで連絡。「お父さん、ちゃんとしてあげて」などと友梨さんを装ったメールも送り、だまし続けたという。

 これまでの公判で、同支部は、中谷被告が「1億円近くだまし取った」と供述したと説明している。同支部は27日、処分保留となっていた内縁の妻の川上佳代被告(38)=詐欺罪で公判中=の再逮捕容疑について「関与の度合いが低い」として不起訴処分(起訴猶予)にした。

<記事:朝日新聞 2009/03/27>
「友梨さん救出」詐欺、約6800万円詐取で男を追起訴 大阪地検

 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の救出話をめぐる詐欺事件で、大阪地検堺支部は27日、約6800万円をだまし取った詐欺罪で、堺市堺区の無職、中谷浩氣被告(39)=公判中=を追起訴した。

 今回の起訴で捜査は終結。起訴された詐取額は計7355万円で、手渡しで受け取ったとみられる約3000万円は裏付けが困難なため立件は見送られた。

 起訴状によると、中谷被告は平成17年7月〜昨年11月、精神不安定になった友梨さんを保護していると装ったうえで友梨さんになりすまし、「生活費を口座に振り込んで」といったメールを友梨さんの家族の携帯電話に送信。464回にわたり、計6795万6000円を預貯金口座に振り込ませたとしている。

<記事:産経新聞 2009/03/27>
友梨さん詐欺事件で39歳被告を追起訴

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の捜索や保護を装った詐欺事件で、大阪地検堺支部は27日、計約6800万円の詐欺罪で、無職中谷浩気被告(39=公判中)を追起訴した。

 捜査はこれで終結、起訴された事件の被害額は計約7400万円となった。捜査関係者によると、友梨さんの家族は総額約9400万円を中谷被告に詐取されたと説明しているが、手渡しした現金もあり、約2000万円分は裏付けが取れず立件できなかった。

 起訴状によると、中谷被告は05年7月−昨年11月、友梨さんの家族の携帯電話に友梨さんを装うなどして計約300回、メールを送信。生活費名目などで464回にわたり、計約6800万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。(共同)

<日刊スポーツ 2009/03/27>
集団下校見直しの動き 大阪・熊取町の小学校 授業時間増に対応

 平成15年5月、熊取町内で帰宅途中の吉川友梨さん(14)が行方不明となって以来続けていた町立小学校の学年ごとの集団下校に見直す動きが広がっている。全5小学校で、4月から新学習指導要領の前倒し実施に伴い、下校時間を遅くすることで、増加する授業時間を確保しようという狙いだ。複数学年での下校態勢を検討するなど、安全と学習の両立に腐心している。

 各小学校では友梨さんが不明となった後、原則として家が近い児童が集団で登校。終業時間が同じ学年ごとに下校し、保護者が出迎える形式で行われている。通学路には保護者や地域住民でつくる「子ども見守り隊」が巡回するなどして安全確保を図っている。

 新年度から始まる新学習指導要領の移行措置では、授業時間が小学校で週1時間程度増加する。

 各校とも増加分の授業のほか、学力向上策として放課後の補習などの時間を捻出(ねんしゅつ)するため、下校時間を遅くする方向で検討を始めた。「集団下校という形は残す方針」(南小)だが、複数学年で一緒に下校するなどの形式が考えられている。

 友梨さんの在籍した北小では「新しい集団下校のあり方や保護者との連絡の取り方などを今後、PTAなどと協議していきたい」。

 各校とも、保護者との本格的な相談は時間割などが決まる4月以降になりそうだ。

 ただ、保護者の不安は消えたわけではなく、男子児童を町立南小学校に通わせる主婦(39)は「子供の安全確保と学力向上が両立できるよう配慮してほしい」と話している。

<記事:産経新聞 2009/03/18>
「ずーっと待ってる」…友梨さん在籍の中学校で卒業式

卒業文集にメッセージ 母親に手渡す

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)が在籍する町立熊取北中で13日、卒業式が行われ、同級生が学舎(まなびや)を巣立った。「友梨さんが3年間在籍した証しを残したい」との思いから、同級生約70人が卒業文集に友梨さんへのメッセージをつづり、式に出席した母、美和子さん(48)に文集を手渡した。

 メッセージは卒業文集の最後の12ページに書き込まれた。最初のページには「吉川友梨さんへ 29期生有志一同より」と記され、同中の制服を着た友梨さんの似顔絵を描いた。

 〈帰ってきたら、友梨がいなかった分の勉強教えるから!〉

 入学当初から、教室には友梨さんの机が置かれ、生徒手帳や名札も用意された。毎年、春になると、真新しい教科書が両親のもとに届けられてきた。

 〈友梨は帰ってくるって信じてるから……。帰ってきたら、みんなで(小、中学校の修学旅行で訪れた)伊勢と東京に行こうな!〉

 昨年5月の修学旅行。「次こそは一緒に」。友人たちは東京ディズニーランドの土産を持って、友梨さん宅を訪ねた。

 〈友梨は1人じゃないんやで!みんな友梨の無事を願ってる。夢でもいいから会いたいな〉

 救出を願い、同級生らは何度も情報提供を求めるチラシ配りなどに参加してきた。今月7日にも、泉南市内のショッピングセンターでチラシを買い物客らに手渡した。

 〈高校生になってそれぞれの道、進んでいくけど、友梨の事絶対忘れへんから。帰ってくるのみんなずーっと待ってるから〉

 折り鶴やハートのイラストも添えられ、メッセージの一つひとつに友梨さんへの思いがあふれている。

 この日の卒業式では、野口正博校長が「みなさんと一緒に3年間在籍した友梨さんが、一日も早くご両親のもとに帰れることを祈り続けてください」とあいさつ。同級生らに卒業証書を手渡した。

 学校教育法の規定では、出席日数が足りない友梨さんの卒業は認められない。同町教委は3年生として留年させることも検討したが、両親が「学校に迷惑がかかる」と固辞し、学籍簿から除籍されることになった。20歳までは復学も可能だという。

 友梨さんに関する情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2009/03/13>
卒業文集に同級生ら「早く帰って」 友梨さん不明事件

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)が在籍する町立熊取北中学校の同級生111人が13日、卒業式を迎えた。これまで1日も通うことができなかった友梨さんが「3年3組」にいた証しを残そう――。同級生約70人が卒業文集に友梨さんへの思いをつづった。

 町立北小学校4年生だった友梨さんは、03年5月20日午後3時ごろ、遠足からの下校途中に失跡した。

 昨年12月、担任教師らが呼びかけ、約70人の生徒がメッセージを寄せた。43ページの文集のうち後半の12ページは、生徒たちの友梨さんへの思いであふれている。

 仲が良く、毎日一緒に小学校から下校していた女子生徒は、こうつづった。

 「大好きな友梨へ 友梨……友梨は1人じゃないんやで みんな友梨の無事を願ってる。もし今この想(おも)いが伝わるならば……伝わったならば……夢でもいいから会いたいな」

 修学旅行は、北小では三重・伊勢へ、北中では東京へ行った。男子生徒が昨年5月の修学旅行後、国語の時間に詠んだ俳句も掲載された。


卒業文集に同級生たちが寄せた吉川友梨さんへのメッセージ
 「修学旅行 百十二人 揃(そろ)わない」

 みんな、いつも友梨さんのことを気にかけている。

 「友梨がいなくなってから、作った千羽づるとか、みんなで演奏した『窓の外には』とかは、友梨に届いたかなあ」

 「いつまでも友達やから、これからもずっと友梨のこと待ち続けるよ」「帰ってきたら、ゆりがいなかった分の勉強教えるから」

 最も多かったメッセージは「早く帰ってきて」。同級生が描いた友梨さんの似顔絵は北中の制服姿だ。文集は友梨さんの母親の美和子さん(48)にも手渡された。

 美和子さんは13日の卒業式に出席。野口正博校長は式辞の中で「吉川友梨さんが、一日も早く元気にご両親のもとに帰れることをみなさんと一緒に祈りたい」と話した。友梨さんの両親は、3月末で友梨さんを学籍簿から除籍してもらうことにしている。。(滝坪潤一)

友梨さんに関する情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:朝日新聞 2009/03/13>
友梨さんの中学、卒業式――熊取女児不明、同級生ら文集にメッセージ

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年だった当時の下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)が在籍する町立熊取北中学校で13日、卒業式が行われた。

 同級生らが作った卒業文集には友梨さんへのメッセージが12ページにわたって寄せられた。「高校になってそれぞれの道進んでいくけど、友梨のこと絶対忘れへんから」などと書かれ、事件当日に友梨さんと一緒にいた際の様子をつづったものもあった。

 野口正博校長は式辞で「1日も早く元気にご両親の元に帰ってくるのを、卒業生の皆さんと一緒に祈りたい」と話した。野口校長らによると、式には友梨さんの母、美和子さん(48)も出席。文集は数日前に美和子さんにも贈られた。

 町教育委員会によると、卒業してしまうと中学の教育を受けられなくなるため、今月31日までに友梨さんが見つからなかった場合、中学生への復帰が可能な除籍にする。(共同通信)

<記事:日経ネット 2009/03/13>
「早く帰ってきて」 行方不明の女生徒に卒業式の同級生が寄せ書き

 友梨さんへ思いが込められ卒業文集の寄せ書きの扉絵 「みんな無事を願ってる。早く帰ってきてな!!」。平成15年5月、下校途中に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)が在籍する町立熊取北中学校で13日、卒業式が行われた。同級生111人は友梨さんへの思いを卒業文集の寄せ書きにしたため、学舎(まなびや)を巣立っていった。

 卒業文集の巻末に収められた寄せ書きは12ページにも及ぶ。教職員が2学期末に有志を募り、ほぼ全員が寄稿した。扉絵に熊取北中の制服を着た友梨さんが花畑を背景に笑顔でポーズをとる絵が配されている。

 行方不明になる直前まで一緒だった女子生徒の1人は「大好きな友梨へ♪」と題し、親友がいない悲しみをこんな風に表現した。


友梨さんへ思いが込められ卒業文集の寄せ書きの扉絵
 《友梨…今何してるん? 中学校の入学式も修学旅行も一緒に迎えることが出来ひんかった。悲しすぎた。中学校には友梨のこと知らん子いっぱいおるけど、みんな友梨のこと思ってくれてる。友梨…友梨は1人じゃないんやで。この思い伝わってるかな…、夢でもいいから会いたいな。思いはただ一つ。「早く帰ってきてな!!」》

 また、小学校入学前から仲良しだった女子生徒の1人は《戻ってきたら友達紹介してみんなで遊びたいな。ひょっこり戻ってくるのをずっと待ってるから》と記した。小学校時代のクラスメートの女子生徒も《卒業したらみんなバラバラになるけど同窓会でそろったときは友梨も来てな。絶対全員そろってしゃべろうな》とつづっていた。(すべて一部抜粋)

熊取北中によると、生徒たちは早期発見を祈って千羽鶴を折ったり、友梨さんのために修学旅行のお土産を買ったりと折に触れて友梨さんを思いだし、きずなを深めていたという。

 卒業式は午前9時半に始まり、友梨さんの母、美和子さん(48)も出席。野口正博校長が友梨さんのことを忘れないようにと呼びかける場面もあったという。

 熊取町教委によると、友梨さんは卒業できないものの、無事に帰ってきたときに復学できるよう除籍となる見通しという。

<記事・写真:産経新聞 2009/03/13>
大阪女児不明 「事件風化させないで」街頭で呼びかけ

 大阪府熊取町で03年5月に行方不明となった吉川友梨さん(14)=当時小学4年生=の同級生が今月、中学校を卒業する。「事件を風化させないで」と7日、在籍した町立北小や、同級生の通う町立熊取北中のPTAのメンバーら約100人が同府泉南市の街頭でチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅近くで同級生とすれ違ったのを最後に行方が分からなくなった。中学3年として在籍する熊取北中では今月13日が卒業式だ。父永明さん(48)は「これからも力を貸してください」とあいさつ。熊取北中PTA会長の谷川勝さん(51)は「少しでも新しい情報が寄せられ、捜査が進展してほしい」と話した。情報提供は大阪府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。【平野光芳、遠藤孝康】


<記事・写真:毎日新聞 2009/03/07>

街頭で吉川友梨さんに関する情報提供を求めるチラシを配る、父永明さん(右)
友梨さん情報求めビラ7000枚──熊取女児不明で同級生の保護者ら

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年生の吉川友梨さん(14)について、父親の永明さん(48)と地元住民らが7日、同府泉南市の商業施設「イオンモールりんくう泉南」周辺で、情報提供を呼び掛けるビラ約7000枚を配った。

 友梨さんの同級生が今春、中学校を卒業するのを前にPTAなどが計画。保護者ら約120人が買い物客に「友梨さんの発見にあなたの力を」と書いたビラを手渡した。









<記事・写真:日経ネット 2009/03/07>

行方不明の吉川友梨さんの情報提供を求める
ビラを配る地元住民ら(7日午前、大阪府泉南市)
情報求め、保護者らチラシ配布 友梨さん不明 卒業式を前に

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)が在籍する町立熊取北中学校の卒業式を前に、同中学校と町立北小学校のPTA会員ら約100人が7日、同府泉南市のショッピングセンターで買い物客らに情報提供を求めるチラシを配布した。

 当時同小4年生だった友梨さんは現在中学3年生。卒業してしまうと中学校教育を受けられなくなることから、町教育委員会は今月31日までに友梨さんが見つからなかった場合、中学生への復帰が可能な除籍にする方針。

 事件は公的懸賞金の対象となっているが、これまでに有力な手掛かりは得られていない。こうした中、友梨さんの捜索や保護を装い家族から現金をだまし取る詐欺事件も発生した。

 友梨さんの父永明さん(48)は「今、考えると、いてもたってもいられなくなってあんなことをしてしまった。これからも皆さんの力を貸していただきたいと思います」と話した。

 情報は泉佐野署捜査本部、TEL072(464)1234まで。(共同通信)

<記事:京都新聞 2009/03/07>
卒業間近、無事祈り=大阪・熊取の女児失跡でビラ配り

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(14)が行方不明になった事件で、父永明さん(48)と母美和子さん(48)や在籍する町立熊取北中学校PTAら約110人が7日、同府泉南市の商業施設でビラを配布し情報提供を求めた。友梨さんの同級生は13日、中学校を卒業する。

 永明さんは「皆さんの力をお借りしたい」と、買い物客らにビラを手渡していた。谷川勝同校PTA会長(51)は「1日も早く戻ってくることを祈っている」と話した。

 同校は「帰ってきたらいつでも教育を受けられるように」と友梨さんの卒業認定はしない方針。情報提供は府警泉佐野署捜査本部072(464)1234。

<記事:時事通信 2009/03/07>
【がんばって友梨さん】出席日数足りず除籍へ 中学教員ら卒業式前にチラシ配布

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(14)が下校途中に行方不明になった事件で、友梨さんの両親や在籍中の町立熊取北中の父母、教職員らが7日、同府泉南市のショッピングセンターで情報提供を求めるチラシ約7000枚を配った。

 友梨さんの父、永明さん(48)は、友梨さんの救出をかたった詐欺被害にあったことを支援者らに報告。「いてもたってもいられず、だまされてしまった。反省する毎日です」と話した。父母らは「友梨さんを一日も早く無事に両親の元へ返してあげたい」と買い物客に訴え、早期発見への協力を求めた。

 一方、友梨さんは現在、町立熊取北中3年3組に在籍。今月13日に卒業式があるが、除籍になる見通し。

 友梨さんの卒業を控え、町教委が文部科学省などに問い合わせたところ、教育基本法の規定で出席日数が足りていないため卒業できないことが判明。除籍か、3年生としての籍を存続させるかを検討した結果、「学校に迷惑をかけてしまう」との意向を受け除籍を選択するという。


吉川友梨さんの情報提供を求めるチラシを配る
父の永明さん(右)=7日午前、大阪府泉南
 ただ、町教委は友梨さんが救出され次第、いつでも迎え入れる準備を整えており、担当者は「除籍は友梨さんが帰ってきた後、復学できるようにするための措置。早く帰ってくることを願っている」と話している。

 情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2009/03/07>
中学「卒業」の季節、両親らビラ配り 吉川友梨さん不明

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)が在籍する町立熊取北中学校の同級生たちが、13日に卒業式を迎える。友梨さんも無事に戻って一緒に卒業してほしいとの願いを込め、同校に通う生徒の保護者ら約100人が7日、同府泉南市のショッピングセンターでビラを配り、情報提供を求めた。

 昨年12月、友梨さんの救出を装って堺市の無職の男(39)らが家族から約4年間で総額約7千万円をだまし取ったとされる事件が発覚。その事件後初めて、両親の永明(ながあき)さん(48)と美和子さん(48)がビラ配りに参加した。

 永明さんは集まった保護者らへのあいさつで事件について触れ、「居ても立ってもいられず、被害に遭ってしまった。どういう顔でみなさんの前に来たらいいのかわからなかったが、気持ちを奮い立たせた。もう一度、お力を借りて友梨を探したい」と話した。

 同校PTA会長の谷川勝さん(51)が友梨さんの母校の町立北小学校のPTA会長らと話し合い、ビラ配りを計画。「元気でいてくれたら同級生と一緒に卒業するはずの年。事件の風化を何とか防ぎたい」との思いからだった。

情報提供を求めるビラを配る吉川友梨さんの
父、永明さん(右)=7日午前11時8分、大阪府泉南市
 今年2月、両校の保護者に文書で呼びかけると次々に参加の申し出があり、町内の他校のPTA関係者にも伝えると有志が集まってくれた。用意した約8千枚のビラは、これまでに府警泉佐野署や友梨さんの地元・七山地区の住民らが作ったもの。「多くの人に思い出してほしい」と谷川さんらが集めた。

友梨さんが卒業式までに戻らなかった場合、卒業はかなわない。町教委が文部科学省や府教委に問い合わせたところ、「一日も中学に通っていないので卒業認定は難しい」と回答があったという

 ともに中学教諭の友梨さんの両親は、3月末で友梨さんを学籍簿から除籍してもらうことにしている。戻ってきたら復帰することも、夜間中学に通うこともできる。「毎年、席や机を残してもらうのは学校に世話をかける。友梨が戻ってきた時に学べる選択肢が多くあるならいい」との意向が町教委に伝えられたという。

 友梨さんは町立北小4年だった03年5月20日午後3時ごろ、遠足を終えて帰宅途中に行方不明になった。府警は何者かが連れ去った可能性が高いとみて捜査している。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。(滝坪潤一)

<記事・写真:朝日新聞 2009/03/07>
友梨さん詐欺、両被告認める 大阪地裁堺支部初公判

 大阪府熊取町で2003年に9歳で行方不明になった吉川友梨さん(14)を捜すと偽り、家族から金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたいずれも無職中谷浩気(39)、川上佳代(38)両被告は13日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)の初公判で起訴状の内容を認めた。

 検察側は、計画を打ち明けられた川上被告が「あまりにも卑劣だ」と一度は協力を拒んだと明らかにした。

 大阪府警は2人が計7000万円をだまし取ったとみて捜査を継続中。この日の公判は、最初に起訴された10万円分だけが対象。中谷被告は別に150万円をだまし取ったとして追起訴されている。

 検察側は冒頭陳述で「家族を信用させるために、女性の川上被告が電話し、中谷被告を人捜しのプロだと信じ込ませようとした」と近づいた手口を指摘。いったん断られたが、同じ日に再度電話をかけ「一度だけでも話を聞いてほしい」と言って呼び出した。電話番号はNTTの番号案内で調べ、10万円は野宿生活をしていた2人の宿泊や飲食に使った。

 この日、友梨さんの両親も傍聴席に座り、被告の背中に時折厳しい視線を向けていた。

 起訴状によると、2人は共謀し04年7月、友梨さんの家族に「監禁された弟を助けてくれた人がいる」と電話。堺市の広場に呼び出し「友梨さんは三重県にいたはず。調べるため10万円もらえますか」とうそをつき、だまし取ったとされる。

<記事:共同通信 2009/02/13>
「間違いありません」初公判で罪認める 友梨さん救出詐欺

送検される中谷浩氣容疑者=2008年12月7日午後0時28分、大阪府泉佐野市の泉佐野署 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の救出話をめぐる詐欺事件で、詐欺罪に問われた中谷浩氣(39)と内縁の妻、川上佳代(38)両被告に対する初公判が13日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)で開かれた。友梨さんの行方調査の交通費名目で10万円を詐取した起訴事実の罪状認否があり、両被告は「間違いありません」と認めた。

 この事件では、救出役と誘拐役を装って友梨さんの家族から身代金名目などで計約150万円を詐取したとする詐欺罪で中谷被告が追起訴されており、次回公判で審理する。大阪府警は平成16年7月以降、約500回にわたって計約7000万円を友梨さんの家族から詐取したとみており、捜査を継続している。

 起訴状によると、川上被告は16年7月18日、友梨さん宅に電話で「私の弟もトラブルに巻き込まれて監禁されたが、助けてくれた人がいる」と持ちかけた。さらに、中谷被告が電話で堺市内の広場に家族を呼び出し、「友梨さんは連れて行かれてしばらくは三重県尾鷲市にいたはず。今もそこにいるか調べてくる」などとうそをつき、交通費名目で現金10万円を詐取したとされる。

<記事:産経新聞 2009/02/13>
「友梨さん捜す」と家族に詐欺 両被告、起訴事実認める

 03年5月から行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の家族に対する詐欺の罪に問われた無職中谷浩気被告(39)と、内縁の妻の川上佳代被告(38)の初公判が13日、大阪地裁堺支部(向井敬二裁判官)であった。2人は起訴事実を認めた。

 起訴事実は、2人が共謀し、04年7月18日、友梨さんの安否を心配している家族を堺市内に呼び出し、所在調査費名目で10万円をだまし取ったとする内容。

 中谷被告は04年7月23、27日にも、友梨さんの家族に「友梨ちゃんのことで犯人と話をつけてきます」などと電話をかけ、いずれも翌日に身代金名目で計150万円をだまし取ったとして別の詐欺罪でも起訴されている。

 捜査当局によると、2人は人捜しのプロや誘拐犯など複数の役割を演じ分けながら、調査費や交通費、友梨さんの生活費などの名目で約4年間で約500回にわたって友梨さんの家族をだまし続け、被害総額は計7千万円に上るという。

 中谷被告は、友梨さんの家族が04年7月5日、発見につながる有力情報の提供者に謝礼金200万円を支払うと公表したのを知って犯行を思いつき、川上被告に計画を持ちかけたとされる。友梨さん宅の電話番号をNTTの番号案内で調べ、その約2週間後には、家族に接触。情報提供を呼び掛けるポスターの友梨さんの写真を加工し、今の友梨さんだと偽って家族に携帯電話のメールで送ることもあったという。

<記事:朝日新聞 2009/02/13>
友梨さん捜索詐欺:起訴内容認める 大阪地裁支部初公判

 大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さん(14)の捜索を偽装して父親から現金をだまし取ったとして詐欺罪に問われた堺市堺区、無職、中谷浩気(39)と内妻の川上佳代(38)両被告の初公判が13日午前、大阪地裁堺支部であった。両被告とも起訴内容について「間違いはありません」として認めた。

 起訴状によると、両被告は04年7月18日、吉川さん方に電話して父親を堺市内の広場に呼び出し、「友梨さんは三重県尾鷲市にいたはず。今もいるか調べてきます」などと持ちかけ、調査費名目で現金10万円をだまし取ったとされる。

 大阪地検堺支部によると、両被告が詐取した金額は04年7月からの4年間で約7000万円。調査費や交通費名目などで500回以上、金を振り込ませるなどしていたという。

 両被告は今回の起訴内容のほかに、04年7月下旬、誘拐犯を装って携帯メールを送るなどして身代金名目で計150万円を詐取したとして、今年1月に詐欺容疑で再逮捕。中谷被告は起訴され、川上被告は処分保留とされている。

<記事:毎日新聞 2009/02/13>
【友梨さん救出詐欺】「警察に…」犯人役まで演じる 男女を再逮捕

 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の救出話を装った詐欺事件で、府警泉佐野署捜査本部は9日、救出役と犯人役を装って、現金約150万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で住所不定、無職、中谷浩氣(39)と内縁の妻、川上佳代(38)の両被告=いずれも詐欺罪で起訴=を再逮捕した。中谷容疑者は「自分1人でやった」と供述。川上容疑者は「中谷が1人でしたこと」と否認している。

 調べでは、2人は共謀し、中谷容疑者は平成16年7月23日、友梨さんの家族に電話で「友梨さんは京都市内にいる。犯人と話をつけてくる。それには50万円が必要」とだまし、翌24日、大阪府岸和田市内で友梨さんの家族から現金をだまし取った疑い。

 さらに、中谷容疑者は人捜しのプロとして「カワカミ」と名乗っていたが、家族を信用させるため、中谷容疑者は友梨さんを誘拐した犯人を偽装。「警察に言わんかったら子供返したる。カワカミに100万円渡して持ってこさせろ」と別の携帯電話でうその内容をメールで家族に送信し、同月28日未明、堺市堺区内で家族から現金をだまし取った疑い。

 捜査本部は昨年12月に2人を逮捕した際の家宅捜索で、約10台の携帯電話を押収。2人が携帯電話を詐欺事件に悪用していたとみて調べている。

 これまでの調べでは、2人は16年7月から4年にわたって500回以上、計約7000万円を家族から詐取していたが、高級ホテル暮らしなどの豪遊生活ですべて使い果たしたとみられている。

<記事:産経新聞 2009/01/09>
大阪、詐欺容疑で男女再逮捕 誘拐犯装うメールも

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の捜索や保護を装った詐欺事件で、泉佐野署捜査本部は9日、友梨さん誘拐犯を装うメールを出し、身代金名目で計150万円を家族からだまし取ったとして詐欺容疑で、無職中谷浩気(39)と無職川上佳代(38)の両容疑者を再逮捕した。

 中谷容疑者は「犯人を装ってメールを送れば信ぴょう性が高まり、金を出すと思った」と供述。川上容疑者は「事件のことは知らない」と否認しているという。

 捜査本部は約4年間で計約7000万円をだまし取ったとみており、さらに余罪を立件する方針。

 調べでは、2人は共謀。04年7月23日、「人捜しのプロ」として友梨さんの家族に電話し「犯人と連絡が取れた。京都府内にいるかもしれない。50万円を用意しろと言っている」とうそをつき、翌24日、大阪府岸和田市内の路上に呼び出し、現金50万円を詐取。

 さらに同7月下旬、電話で「友梨さんと犯人に会ってきた」とだました上、「警察に言わなかったら子どもを返す。(中谷容疑者に)100万円を持って来させろ」と犯人を装ったメールを家族に送り、同月28日、堺市内の路上で身代金名目で現金100万円を詐取した疑い。

<記事:共同通信 2009/01/09>
不明女児捜索詐欺、容疑の男女再逮捕 誘拐犯装いメール

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の捜索を装った詐欺事件で、友梨さんの誘拐犯を装うメールを送るなどして、身代金名目で家族から計150万円をだまし取ったとして、府警泉佐野署捜査本部は9日、無職、中谷浩気被告(39)=詐欺罪で起訴=と川上佳代被告(38)=同=を詐欺容疑で再逮捕した。

 中谷容疑者は「犯人を装って家族に連絡すれば、信ぴょう性が高まり、金を出すと思った」と容疑を認めている一方、川上容疑者は「中谷容疑者が1人でやったこと」と容疑を否認しているという。

 調べによると、2人は共謀し、04年7月23日、「人捜しのプロ」などと友梨さんの家族に電話。「友梨さんは京都府内にいるかもしれない。連絡が取れた犯人は『50万円用意しろ』と言っている」とうそをつき、同24日、大阪府岸和田市の路上に呼び出して現金50万円を詐取。(07:00)

<記事:日経ネット 2009/01/09>
身代金名目でも詐取=不明少女捜索装う男女再逮捕−大阪府警

 2003年5月に大阪府熊取町で行方不明となった吉川友梨さん(14)=当時小学4年生=の捜索をかたった詐欺事件で、府警捜査1課などは9日、誘拐犯を装って友梨さんの家族から身代金名目で現金をだまし取ったなどとして、詐欺容疑で無職中谷浩気(39)=詐欺罪で起訴=、内縁の妻川上佳代(38)=同=両容疑者を再逮捕した。
 中谷容疑者は容疑をほぼ認めているが、川上容疑者は否認しているという。
 調べでは、2人は共謀し、友梨さんが京都市内にいると家族にうその電話をかけ、誘拐犯と交渉する必要経費として、04年7月24日、同府岸和田市内で現金50万円を詐取。さらに誘拐犯を装い、家族の携帯電話に「警察に言わなかったら子供を返す」などとメールを送信し、同月28日、堺市内で誘拐犯に渡す身代金の名目で現金100万円をだまし取った疑い。2人は04年夏から500回以上、計約7000万円を詐取していたとみられる。(2009/01/09-17:26)

<記事:時事通信 2009/01/09>
衝撃事件『未解決』の核心】忽然と消えた少女は今…大阪・熊取の「吉川友梨ちゃん行方不明事件」
 
 5年前の5月、1人の少女が忽然と姿を消した。大阪府熊取町七山の吉川友梨さん(14)。当時は小学校4年生で9歳だった。今年12月には友梨さんの救出話をでっちあげ、家族から7000万円もだまし取った男女が逮捕される詐欺事件が発覚。比類無き事件の悪質性に関係者だけでなく一般市民にも言いようのない怒りが渦巻いた。
 
最重要の未解決事件
 大阪府警が府警最重要の未解決事件と位置づけ、未成年者略取事件として泉佐野署に捜査本部を設置し、捜査を続ける「友梨さん不明事件」とは、どういった事件だったのか。
 平成15年5月20日午後3時ごろ、熊取町七山で、当時小学4年生だった友梨さんが突然姿を消した。社会見学からの帰宅途中。自宅から約400メートル先で同級生とあいさつして以降、友梨さんの行方がわからなくなった。
 発生から5年後の今年7月中旬、捜査本部に緊張が走った。
 「友梨さんは町内のダムのそばに埋められたのではないか」
 突然の情報提供だった。捜査員たちはスコップを手にあたりを掘ったが結局は何も出なかった。捜査員たちは胸をなでおろしたという。
 友梨さんの行方に関して寄せられた情報はこれまでに約2800件。捜査本部は、それらを一つ一つ精査して、当時目撃された不審車両の洗い出しや聞き込み捜査などを地道に進めている。
 
目的がわからない
 5年前の5月20日、友梨さんは午後2時40分ごろに同級生3人と一緒に下校した。その日は町立北小学校の社会見学だった。自宅まで約560メートルの路上で3人と別れた。午後2時59分、自宅まで約400メートルの路上で同級生の男児とすれ違い、「バイバイ」と手を振った。
 この2分後には帰宅するはずの友梨さんが、消えた。
約100メートル先の商店の近くを歩いていた親子は友梨さんを見ていない。通学路の道幅は約5メートル。
車同士がすれ違うことができるかどうかという幅で見通しはよくない。同級生とすれ違ってから商店までの間に友梨さんの身に何かが起きた。
 友梨さんの性格はおとなしく、人見知りするタイプという。知らない人についていくことは考えにくく、府警は何者かに連れ去られたとみている。しかし何を目的に連れ去ったのかはわかっていない。
 友梨さんがいなくなった当日には自宅などに身代金を要求する電話はなかった。わいせつ目的についても、この付近でわいせつ目的の事件はこのころなかったという。祖父母、両親とも大きなトラブルは抱えていない。
 ひき逃げなど交通事故の可能性については発生当初の現場検証の結果、事故の痕跡は見つからなかった。
 現在、捜査の中心となっているのは当時七山地区で目撃された車の洗い出し作業。赤色の車、黒っぽい車、白いバン、白っぽい乗用車の4台のほか、友梨さんが通った自宅近くの通学路を猛スピードで横断する車の走行音を聞いている住民もいる。
 
特別報奨金
 一方で、友梨さんの両親や地域住民、NPO法人らの情報提供を求める活動も続けられている。友梨さんが行方不明になった5月20日などさまざまな機会に駅や街頭でチラシ配りをしている。
 警察庁は19年7月から友梨さん発見に結びつく情報提供に対し、上限300万円の特別報奨金を出すことにした。期限は1年間だったが、さらに1年延長。初めて期間が延長された。
 警察OBらを主体とするNPO法人「POLICEチャンネル」のホームページでは、今年1月から友梨さんの情報提供を求める17分間の動画を配信。担当捜査員が友梨さんが行方不明になった当時の状況や服装などを詳しく説明している。
 情報提供は泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)。

<記事:産経新聞 2008/12/31>
報道で謝礼金知り計画、2容疑者起訴 友梨さん家族詐欺

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の家族に対する詐欺事件で、無職中谷浩気(39)と内縁の妻川上佳代(38)の両容疑者=いずれも堺市堺区=が「友梨さんの家族が有力情報に謝礼金を出すことを知り、犯行を計画した」と供述していることが府警への取材でわかった。大阪地検堺支部は26日、2人を詐欺罪で起訴した。

 起訴状によると、2人は04年7月18日、友梨さんを捜しに行く旅費の名目で現金10万円をだまし取ったとされる。府警は、約4年間で計約7千万円を詐取したとみており、裏付けが取れた容疑について再逮捕する方針。2人は起訴事実については認めているが、川上容疑者は「最初に手伝っただけ」と供述しているという。

 府警や同支部によると、友梨さんの家族は同5日、発見につながる有力情報の提供者に200万円の謝礼金を支払うと発表。報道でこれを知った中谷容疑者が、川上容疑者に計画を持ちかけたという。

 川上容疑者は同18日午後3時ごろ友梨さんの自宅に電話。「私の弟も監禁されたことがあり、助けてくれた人がいる。会って話してみて」と家族を誘い出した。

 同日午後7時ごろ、2人は内縁関係であることを隠して堺市内で家族と会い、川上容疑者が「友梨ちゃんのことがずっと気になっていて、何とか助けてあげてと、この人に言った」と言い、救出のプロを装った中谷容疑者を紹介。中谷容疑者が「友梨ちゃんは最近まで三重県尾鷲市にいた。今もいるか調べてくる」と持ちかけ、10万円を受け取ったという。

 2人はその後も「犯人と交渉している」などとうそを言い、「警察を信用してはいけない。このことは言わないで欲しい」と口止めしながら、4年間で約500回にわたり金をだまし取っていたと府警はみている。

 府警のこれまでの調べでは、2人は友梨さんの家族との接触後は生活費と遊興費をほとんど家族からの金でまかない、大阪市や堺市の高級ホテルに泊まっていた。金がなくなると、路上生活をすることもあったという。

<記事:朝日新聞 2008/12/27>
不明少女捜索詐欺、謝礼出すと知り計画 容疑の男女再逮捕へ

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の家族が捜索の費用名目で現金をだまし取られた事件で、無職、中谷浩気容疑者(39)=詐欺容疑で逮捕=が府警泉佐野署捜査本部の調べに対し、「友梨さんの家族が情報提供者に200万円の謝礼金を出すと知って犯行を思いついた」と供述していることが26日、分かった。

 捜査本部は、中谷容疑者と内縁の妻の川上佳代容疑者(38)=同=が、友梨さんの家族に資産があることを見込んで犯行に及んだとみている。2人は04年夏以降の約4年間で、約500回にわたり計約7000万円をだまし取ったとみられ、捜査本部は2人を詐欺容疑で再逮捕する方針。大阪地検は同日、2人を同罪で起訴した。

<記事:日経ネット 2008/12/27>
少女捜索詐欺で男女起訴=謝礼金知り計画−大阪

 大阪府熊取町で2003年5月に行方不明となった吉川友梨さん(14)の捜索を装った詐欺事件で、大阪地検堺支部は26日、無職中谷浩気(39)と内縁の妻川上佳代(38)の両容疑者を詐欺罪で起訴した。2人とも起訴事実を認めているという。
 2人は04年7月から4年以上にわたり、友梨さんの家族から計約500回、約7000万円を詐取した疑いがあり、府警はさらに捜査を進める。(

<記事:時事通信 2008/12/26>
【友梨ちゃん詐欺】救出話装って家族だました男女を起訴

 大阪地検堺支部は26日、大阪府熊取町で平成15年5月に下校途中に行方不明になった当時小学4年生だった吉川友梨さん(14)の家族に救出話を持ちかけ、現金10万円を詐取した詐欺罪で、中谷浩氣(39)と内縁の妻、川上佳代(38)の両容疑者を起訴した。

 両被告は16年7月から4年以上にわたって計7000万円を詐取していたとみられ、府警捜査1課は余罪を追及。容疑が固まり次第再逮捕する方針。

 起訴状によると、2人は共謀し、友梨さん失跡から1年後の16年7月、友梨さん宅に電話で川上被告が「私の弟も誘拐されたが助かった。助けてくれたプロを紹介する」と持ちかけた。さらに、中谷被告が電話で堺市堺区内の広場に家族を呼び出し「友梨さんは三重県にいる。確認に行ってくる」などとだまし、交通費名目に現金10万円を詐取した。

 中谷被告は「金がなく、借金まみれになって貸してくれるところがなくなった。金は遊興費に使った」と供述。川上被告は「手伝っただけ」と話しているといい、2人とも友梨さんの家族に対する謝罪の言葉は全くないという。

 府警は、友梨さんを取り戻したいと願う家族の弱みにつけ込んだ上、警察への信頼をそぐ口ぶりで自分たちを頼らせる卑劣な犯行として、厳重処分の意見を付けて送致していた。

<記事:産経新聞 2008/12/26>
友梨さん救出詐欺、「豪遊続けるため」と容疑者供述

 大阪府熊取町で2003年5月に行方不明になった吉川友梨さん(14)の救出をかたった詐欺事件で、無職中谷浩気容疑者(39)(逮捕)が府警の調べに対し、詐取を続けた4年以上の間、「(友梨さんの家族に)申し訳ないとは思わなかった」と供述していることがわかった。事件を起こすまでは路上で暮らすなどしていたが、だまし取った金で高級ホテルに長期滞在したり、ギャンブルを繰り返したりしており、「豪遊を続けるため、詐欺を繰り返した」とも供述。事件の卑劣さが改めて明らかになった。

 捜査関係者によると、中谷容疑者は逮捕容疑となった04年7月の10万円以降、今秋まで友梨さんの父親(48)から約470回にわたり、計6800万円以上をだまし取った、とされる。中谷容疑者は前妻との間に子供もいるが、娘の無事を願う親の心情につけ込んだ犯行について、調べには罪悪感はなかったとし、現在まで謝罪の言葉もないという。

 中谷容疑者は、共犯の同川上佳代容疑者(38)(同)とともに04年7月頃まで路上生活をしていたが、同月、友梨さん発見につながる情報提供者に、父親が「謝礼金200万円を出す」と発表。これを報道で知った中谷容疑者が、川上容疑者に計画を持ちかけ、父親から金をだまし取っていったという。

 2人は、同月から約2年間、府内の高級ホテルに滞在。パチンコ店や競艇場に頻繁に出かけていたこともわかっているが、中谷容疑者は「生活費もままならない、苦しい生活には絶対に戻りたくなかった。だから、だまし続けた」と供述している。

 一方、川上容疑者は、「(中谷容疑者が友梨さんの父親から)金を受け取っていたのは知っているが、どう使っていたのかは知らない」と、逮捕当初から否認の姿勢を変えていない。府警は、川上容疑者がどのように関与していたかなどを詳しく調べている。 

<記事:読売新聞 2008/12/22>
【衝撃事件の核心】友梨さん詐欺 豪遊の果て、5000円でいいから…


 1年半もの高級ホテル暮らしから一転、最後は「5000円貸してくれ」

 平成15年5月から大阪府熊取町で行方不明になっている当時小学4年生だった吉川友梨さん(14)の家族に、4年間にわたって救出話をもちかけては現金を詐取し続けた男女が6日、大阪府警に逮捕された。わらにもすがる思いで家族が支払い続けた金は総額7000万円にものぼる。2人は友梨さんの居場所を調査するどころか、高級ホテルでギャンブル三昧(ざんまい)の生活を送り、最後は自滅した。

 「誘拐された弟を助けてくれた事情に明るい人を紹介してあげる」。友梨さんが行方不明になって1年あまりたった16年7月18日、吉川さん宅に女から電話がかかってきた。続けて男から電話で「女性の弟を助けたのは私。友梨さんの居場所はわかっている。会って話をしたい」と誘われた。

 結局その日の晩に堺市堺区内の広場で落ち合った。男は「カワカミ」と名乗った。「友梨さんは三重県にいる。行って調べてくるから交通費をくれ」。家族は現金10万円を男に渡した。

 この10万円を詐取した容疑で逮捕されたのが、いずれも堺市堺区大浜中町、無職、中谷浩氣(39)と内縁の妻で無職、川上佳代(38)の両容疑者。

 中谷容疑者はその後間もなく電話で「友梨さんを保護した」と連絡。「会わせてほしい」と言う家族には「今は精神的に不安定。自分がみているから」と言い逃れた。ぼかして撮影された友梨さんの写真や「九州のテーマパークに連れてきてもらった」と友梨さんが書いたような携帯電話のメールを送りつけてくることもあった。

「生活費がいる」「タクシー代を送ってくれ」。メールで送られてくる要求は次第にエスカレート。家族には「警察は見つけ出せない。身内を疑っている」などと警察に不信感を抱くように仕向けた。家族は約470回にわたってだまし取られ、府警に相談したのは今年10月になってからだった。

 2人は詐取した金を湯水のように使い、でたらめな生活を送った。犯行直後に大阪市内や堺市内の高級ホテルで計1年半生活し、500万円以上を支払った。18年4月からは堺市堺区内のマンションに引っ越し。

 服装はブランド品で着飾り、移動はすべてタクシー。徒歩15分程度のスーパーへの買い物でさえタクシーを呼び、買い物中は待たせた。満杯にした買い物袋を持って帰り、近所の住民に高級食材を配って歩いて困惑させた。

 ギャンブルにものめり込み、昼間はパチンコに熱中。ホテル関係者は「午前中に出て夜遅く帰ってきた。『今日はいくら勝った』とかよく話していた」という。タクシーで馬券や舟券を買ったが、運転手に買いに行かせたこともあった。

 マンションに移ったころから、中谷容疑者は近くで貸金業を経営。主に生活保護受給者やタクシー運転手を顧客に、法外な利息で貸した。

 返済代わりに顧客にプリペイド式携帯電話や銀行口座を求めたこともあった。中谷容疑者に預金通帳を渡したタクシー運転手の男性は「中谷容疑者から『客から振り込んでもらう通帳が必要だが、住所不定で作れない』と頼まれた」と話す。

 逮捕後の家宅捜索では他人名義の携帯電話十数台と預金通帳が押収され、今回の事件の犯行に使用されたとみられる。家族への電話番号はたびたび変わり、振込先の名義人も変わっていたという。

 顧客をばかにするなど評判が悪くて客はほとんど来ず、結局貸金業はうまくいかなかった。6月ごろからタクシーに乗る姿はみられず、徒歩や自転車で移動するようになった。マンションの家賃も払えなくなり、約50万円を滞納。逮捕3日前、中谷容疑者は知人に「5000円でいいから貸してくれ」と懇願していた。

<記事:産経新聞 2008/12/14>
【友梨ちゃん詐欺】救出願う家族の心情を食い物にした犯行実態

 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の救出話を装った詐欺事件で、逮捕された中谷浩氣(39)と川上佳代(38)の両容疑者は、まったく捜索活動をせず、救出を装うなどして家族を信用させていた。4年間にだまし取った7000万円は豪遊やギャンブルで使い果たした。わらにもすがる思いで娘を探してきた家族の心理をもてあそんだ犯行に「なぜ警察に相談してもらえなかったのか。検証が必要だ」と、警察庁幹部も驚きを隠せない。

 ■生存偽装

 「弟も誘拐されたことがある。プロに相談すればいい」。2人が接触を図ってきたのは、友梨さんが行方不明となって1年がたった平成16年7月、父親らが記者会見で有力情報提供者に200万円の謝礼金を出すことを表明した直後だった。

 川上容疑者が電話し、中谷容疑者を紹介。「私がプロ。居場所はだいたい分かる」とし、堺市の広場に誘い出した。「三重に最近までいたはず。行って確認する」と、交通費名目に10万円をだまし取った。

 その後、要求はエスカレート。「友梨さんを助け出した」「生活費が必要」と数十万単位の振り込みを要求し続けた。家族が会わせてほしいと頼むと「精神的に参っていて帰せない」とうそを突き通した。友梨さんになりすまし、「もう少し時間をかけてから帰る」「九州のテーマパークに連れてきてもらった」とメールも送信した。


 父親は土地を売り、学資保険を切り崩して現金を工面した。「身内を疑っている」と吹聴し、警察に相談させないよう仕向けた。

 警察庁幹部によると、大阪府警の家族への連絡や配慮には問題がなかったという。役割分担が徹底された手口に、この幹部は「振り込め詐欺を原型とする進化型。通常の振り込めは架空の事件が舞台だが、今回は本当に実在する事件。それだけに卑劣だ」と話す。

 ■豪遊生活

 2人は接触直後から、大阪市内の高級ホテルでの生活を始めた。その後、1泊1万4000円の堺市のホテルに移動。宿泊代は1年半で500万円に上った。

 捜索活動はせず、ホテルには連日タクシーを呼び、競馬や競艇、パチンコに出かけた。関係者は「『今日は何万円負けた』とかよく話していた」とする。常に羽振りがよかった。

 18年4月からは堺市の家賃月6万5000円の1LDKのマンションに転居した。管理人は「高級食材を差し入れてくれた」とする。ブランド品を身につけ、近所のスーパーやクリーニング店に出かける際にもタクシーを利用、買い物中待たせていた。


 2人は偽ブランド品の販売や貸金業で生計を立てていたが、現金を要求し始めてからは「働いている様子はなかった」(住民)。

 ただ最近では、資金が底をつき、家賃の滞納が続いて、水道料金も払えなくなり、自転車などでの外出が目立つようになっていた。

 ■今も沈む家族

 父親は現金を要求され始めて以降、ちょっとした情報にも過敏になるなど、精神的に不安定だったという。支援を続ける特定非営利活動法人「あいうえお」の郡山貴裕事務局長は「人の心が分からない容疑者だ」と憤る。

 娘が行方不明になり、同じような現金を要求する電話などを受けたことがある拉致被害者、横田めぐみさんの母、早紀江さん(72)は「命のことを言われ、(お金を)持ってこいといわれれば、どうしようかと思う。本当に許せない」と話す。

 「心配をかけました」。9日夜、父親は「あいうえお」に短く電話をかけてきた。声は沈んでいた。

<記事:産経新聞 2008/12/10>
「娘探す」詐欺で容疑の男女、詐取の金をギャンブルに

 大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さん(14)の父親(48)が捜索の費用名目で現金を詐取された事件で、無職、中谷浩気容疑者(39)=詐欺容疑で逮捕=ら2人が父親からだまし取った現金の多くをギャンブルに投じていたことが8日、府警泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 逮捕時、利用していた銀行口座にはほとんど残高がなかったことも判明。中谷容疑者らが友梨さんの父親から詐取した現金は約7000万円に上るとみられるが、捜査本部はギャンブルや生活費にすべて使い果たしたとみて、詳しい生活実態の把握を進める。(16:00)

<記事:日経ネット 2008/12/08>
友梨さん詐欺、豪遊の一方で6月から家賃滞納

 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の救出話を装った詐欺事件で、逮捕された無職、中谷浩氣(39)と川上佳代(38)の両容疑者が、堺市内のマンションの家賃を今年6月から計約50万円滞納していたことが8日、わかった。泉佐野署捜査本部は、2人が友梨さんの家族から4年間に詐取した7000万円を、ギャンブルや豪遊生活で使い果たしたとみている。

 中谷容疑者らは詐欺を始めた直後から大阪市内の高級ホテルなどで1年半生活し、500万円以上を散財。平成18年4月からは堺市堺区の家賃6万5000円のマンションの一室(1DK)に移り住んだが、今年6月からは家賃も払えなくなり、滞納額は計約50万円に上っていた。

 このため、タクシーも呼べなくなり、最近は自転車や徒歩で外出する姿が目立ち、水道料金も滞納するようになったという。

 2人がギャンブルにのめり込むようになったのはホテルで豪遊生活するようになってからといい、馬券や舟券をタクシーを呼んで運転手に買いに行かせていた。川上容疑者はパチンコに連日出かけ、ホテル関係者によると、「『今日は何万円負けた』とかよく話していた」という。

<記事:産経新聞 2008/12/08>
2容疑者、7千万円使い切る 友梨さん不明・詐欺事件

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)を捜し出すと持ちかけ、家族から現金をだまし取ったとして詐欺容疑で6日逮捕された無職、中谷浩気(39)と内縁の妻の自称・川上佳代(38)の両容疑者=いずれも堺市堺区=が逮捕時、ほとんど蓄えがなく、友梨さんの家族から得た計約7千万円をほぼ使い切っていたことが府警への取材でわかった。逮捕直前には、知人から5千円を借りていたという。

 府警は7日、両容疑者を大阪地検に送検した。

 2人を知る複数の関係者によると、2人が知人から借金をしたのは11月中旬。中谷容疑者が電話で「3千円でも5千円でもいいから金を貸してほしい」と申し入れ、5千円を借りたという。中谷容疑者は一時、「生活保護の受給者らに金を貸している人物」として知られていたが、この借金を申し入れた際は、「持っていた金を全部貸してしまった」と話していたという。

 2人は、大阪・南港や堺市内のホテルで数年間暮らし、06年5月に同市のマンションに移ってからも買い物など日常の移動でタクシーを使ったり、ブランド品を持ち歩いたりと派手さで知られていた。タクシー代は多いときで月20万円前後にのぼったという。ところが、数カ月前からタクシー利用が減り、自転車で移動する姿が見られるようになったという。

 府警によると、友梨さんの家族は04年7月から、計約7千万円を約470回にわたって2人に支払ったという。家族が中谷容疑者らについて府警に相談したのは今年10月で、中谷容疑者の生活が悪化したのはその前後とみられている。

 また、友梨さんの家族は04年7月5日に記者会見し、発見につながる情報の提供者には200万円の謝礼金を出すことを表明していた。2人はその13日後の同18日に家族に接触してきたとみられる。


<記事:朝日新聞 2008/12/08>
大阪女児不明詐欺:友梨さん装いメール 謝礼公表で接触か

 大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さん(14)=当時、小学4年生=の捜索を装った詐欺事件で、堺市の無職、中谷浩気容疑者(39)ら2人が、友梨さんを装って父親(48)にメールを送り付けていたことが分かった。また、被害額が4年間で1億円近くに上ることも判明。2人が家族に接触を始めたのは、家族が有力情報提供者に謝礼金を贈ることを公表した直後で、府警泉佐野署捜査本部は、謝礼金報道をきっかけに、友梨さん救出を信じ込ませる手口を思いついたとみて追及している。

 友梨さんは03年5月20日、下校途中に行方不明になった。翌年7月5日、父親らが友梨さん発見につながる情報提供者に謝礼金200万円を出すことを公表した。

 調べでは、2人が友梨さん宅に最初に電話をしたのは、その数日後。中谷容疑者の内縁の妻で無職の自称、川上佳代容疑者(38)が「私の弟も誘拐されたが、プロに助けてもらった」と持ちかけ、中谷容疑者を紹介。2人は「友梨さんを助けた。生活費が必要」などと現金を要求し、友梨さんを装って「九州のテーマパークに連れてきてもらった」と偽メールまで送っていた。また「警察は身内を疑っている」などと、警察に相談しないよう仕向けていた。

 2人は以前から偽名を使って偽ブランド品の販売や貸金業で生計を立てていたという。

 捜査本部は7日、中谷、川上の両容疑者を詐欺容疑で大阪地検堺支部に送検した。【遠藤孝康、堀江拓哉、村松洋】

<記事:毎日新聞 2008/12/08>
振込先たびたび変更 友梨さん家族への詐欺事件

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の救出を装った詐欺事件で、無職の中谷浩気(39)と内縁の妻の川上佳代(38)の両容疑者が家族から現金を受け取る際、複数の銀行口座を使い、次々と振込先を変えていたことが府警への取材でわかった。これらの口座は他人名義だったという。府警は身元を知られないための方策だったとみて、入手した経緯を調べている。

 府警は6日に堺市堺区の2人の自宅を捜索し、大手銀行や信用金庫の預金通帳を押収した。捜査関係者によると、他人名義のものが複数あったという。

 捜査1課の調べでは、2人は友梨さんの家族に対して本名を名乗らず、内縁関係であることも隠すなど身元を偽り続けていたという。そのうえで友梨さんの家族に電話などで連絡し、「友梨さんの生活費が必要」などとうそを言って、約4年間で約470回、計約7千万円を指定した銀行口座などに振り込ませていた疑いがあるという。

 府警が振り込み記録を確認するなどしたところ、振込先の口座はたびたび変わっており、名義人もそのつど違っていた。振り込まれた金は2人の自宅近くのコンビニエンスストアなどで引き出されていたという。

 2人を知る複数の関係者によると、中谷容疑者は「生活保護の受給者に金を貸す人物」として知られており、「通帳を持っていけば貸してくれる」と言われていた。「通帳を貸してほしい」と知人に申し入れることもあり、透明の袋に入った他人名義の約10人分の通帳を持っているのを目撃した人もいるという。

 06年の春ごろに通帳を貸したという男性は、「友人から振り込みがあるが、住所不定だから通帳が持てない」と頼まれたという。ほとんど残高がなかったため、キャッシュカードも貸して暗証番号を教えたが、返却されていないという。府警は、これらの通帳類が事件に悪用された疑いがあるとみている。

<記事:朝日新聞 2008/12/08>
大阪・不明女児現金詐取事件 被害総額は7,000万円近くに 容疑者宅から他人名義携帯

 行方不明になっている吉川友梨さん(当時9)の家族から金をだまし取ったとして、大阪府の男女2人が逮捕された事件で、被害総額が7,000万円近くにのぼることがわかった。
 自宅からは、他人名義の携帯電話や通帳が多数押収されている。
 中谷浩気容疑者(39)と川上佳代容疑者(38)は2004年7月、大阪・熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さんを見つけたとうそをつき、父親から10万円をだまし取った疑いが持たれている。
 その後の調べで、2人は必要経費などとして、父親からおよそ470回、あわせて7,000万円近くを口座に振り込ませていたことがわかった。
 また、警察は2人の自宅マンションを捜索を行い、多数の預金通帳や他人名義の携帯電話10台前後を押収している。
 捜索に立ち会ったマンション管理人は「(携帯電話が)あっちゃこっちゃ、部屋中に散らばっていた。10個あるかないか」と話した。
 警察では、被害総額の特定を急ぎ、携帯電話の使い道についても追及している。

<記事:FNNネットワーク 2008/12/08>
中谷容疑者、友梨さん宅訪問 「保護」信じさせる狙いか

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の父親(48)が友梨さん捜索の交通費名目で現金を詐取された事件で、中谷浩気容疑者(39)が友梨さんの自宅を訪れていたことが8日、泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 中谷容疑者と同居の自称川上佳代容疑者(38)は04年7月以降、友梨さんを保護したとして生活費なども要求、約7000万円を詐取したとされる。捜査本部は父親と直接会うことで友梨さん保護を巧妙に信じ込ませようとした疑いがあるとみて、経緯を調べている。

 調べでは、中谷容疑者は04年夏ごろ、友梨さん宅を数回訪れ、父親に「友梨さんを奪い返したが帰る家を見ておきたい」と話していた。

 中谷容疑者と川上容疑者は04年8月から約半年、大阪市内の高級ホテルに宿泊、約300万円を支払っていた。2人はパチンコ店や競艇場に出入りする姿が頻繁に目撃されており、詐取したとされる7000万円をギャンブルにも使っていたとみられる。

<記事:共同通信 2008/12/08>
友梨さん救出詐欺、2容疑者ギャンブルで浪費か

 大阪府熊取町で2003年5月に行方不明になった吉川友梨さん(14)の救出名目の詐欺事件で、逮捕された無職中谷浩気(39)と同川上佳代(38)の両容疑者が、パチンコ店や競艇場に頻繁に出入りしていたことが、府警の調べでわかった。4年間に父親(48)からだまし取った金は約6800万円にのぼるとされるが、2人が利用していた複数の口座に残高がほとんどなかったことも判明。府警は詐取金の大半は、ギャンブルなどで使い果たしたとみている。

 捜査関係者らによると、2人は父親から金を受け取るようになった04年7月以降、高級ホテルを転々として長期滞在する一方、毎日のように堺市や大阪市内のパチンコ店、競艇場にタクシーで出かけていた。約2年間滞在していたホテルの関係者は「パチンコなどギャンブルでの勝ち負けをよく口にしていた」と話した。

 府警によると、その後入居した堺市内のマンションから押収した複数の通帳を調べたところ、残高はほとんどなかった。今年6月以降は、マンションの家賃と、同市内で借りていたビル一室の賃料計約80万円を滞納していたという。2人は周囲に「ヤミ金融や偽ブランドバッグの販売をしている」と話していたといい、府警は、豪遊の一方、こうした“ビジネス”にも詐取金をつぎ込んだとみて調べている。府警は7日、2人を大阪地検堺支部に送検した。

<記事:読売新聞 2008/12/08>
大阪・熊取町の女児不明:捜索偽装詐欺 1億円ほぼ使い切る 2容疑者、送検

 ◇大半はギャンブル
 大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さん(14)=当時、小学4年=の捜索を装った詐欺事件で、堺市の無職、中谷浩気容疑者(39)ら2人が、詐取した約1億円の大半をギャンブルなどで使っていたことが分かった。友梨さんの家族に接触を始めたのは、家族が有力情報提供者に謝礼金を贈ることを呼びかけた直後だったことも判明。府警泉佐野署捜査本部は、2人が謝礼金に関する情報を知り、詐欺を思い立った可能性があるとみて追及している。

 調べなどでは、2人は以前から偽名を使って偽ブランド品の販売や貸金業で生計を立てていたが、事件中はホテル暮らしで、毎日のようにタクシーを使い出歩くなど派手な生活をしていた。競馬やパチンコなどに興じ、口座には、ほとんど残高がなかったという。

 中谷容疑者はコンビニエンスストアの現金自動受払機(ATM)で現金を引き出す際、ベレー帽をかぶり顔を隠していた。また、友梨さんを装って「九州のテーマパークに連れてきてもらった」とメールをしたり、ポスターを接写したとみられる友梨さんの顔写真入りのメールを送ることもあったという。

 捜査本部は7日、2人を詐欺容疑で大阪地検堺支部に送検した。【遠藤孝康、堀江拓哉、村松洋】

<記事:毎日新聞 2008/12/08 東京朝刊>
友梨さん救出詐欺、2容疑者「謝礼金」発表直後に接触

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)の救出名目で、父親(48)が金をだまし取られた事件で、詐欺容疑で逮捕された無職中谷浩気(39)と同川上佳代(38)の両容疑者が、最初に父親に接触したのは、友梨さん発見につながる情報提供者に謝礼金200万円を出すことを、父親が発表した直後だったことが、大阪府警の調べでわかった。府警は、2人が謝礼金に関する報道に目をつけ、犯行を計画した疑いがあるとみている。

 捜査関係者によると、父親が謝礼金についての記者会見を開いたのは、04年7月5日。その数日後、川上容疑者が友梨さん宅に「自分の弟も以前、誘拐された。その時に助けてくれた人を紹介しましょうか」と電話をかけ、同月18日夜に中谷容疑者が堺市内で父親と初めて面会。この場で10万円を詐取した疑いが持たれている。接触に際し、中谷容疑者は「(行方不明者を捜す)プロ」と偽っており、府警は、2人が事前に役割分担を決めて犯行に及んだとみている。

 これまでの調べに対し、中谷容疑者は容疑を認めたが、川上容疑者は「(中谷容疑者が)金を受け取っていたことは知っているが、どう使われたのか知らない」と否認しているという。

 関係者によると、2人は府内の複数の高級ホテルで長期滞在を繰り返し、約2年前からは堺市内の賃貸マンションに入居。外出時に必ずタクシーを呼ぶなど羽振りがよかったという。周囲に「偽ブランドのバッグを売っている」と話し、同市内でビルの一室を借りていた。一方、2人が頻繁に利用していたタクシー会社の運転手によると、中谷容疑者はいつも札束を入れたボストンバッグを持ち歩き、「ヤミ金融をやっている」と話していたという。

 府警は6日、このマンションの部屋を捜索し、プリペイド式の携帯電話約10台と通帳2〜3通、偽ブランド品とみられるバッグ約30個などを押収した。

<記事:読売新聞 2008/12/07>
友梨さん装いメール、7千万円詐取か 熊取不明詐欺事件

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)を捜し出すと持ちかけ、家族から現金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された男女が、友梨さんを装って家族の携帯電話に「元気です」などとうそのメールを送信するなどし、友梨さんが保護されたように偽装していたことが大阪府警への取材でわかった。府警は約4年間で約470回にわたり、家族に計約7千万円を支払わせていた疑いがあるとみている。

 府警の発表では、6日逮捕されたのは堺市堺区大浜中町3丁の無職、中谷浩気(39)と内縁の妻の自称・川上佳代(38)の両容疑者。

 捜査1課によると、2人は不明から1年余後の04年7月18日、友梨さんを捜しに行く旅費の名目で現金10万円をだまし取った疑いが持たれている。中谷容疑者は容疑を認めているが、川上容疑者は「中谷容疑者が金を受け取ったと聞いたが、私は事情を知らない」と否認しているという。

 捜査関係者によると、2人は友梨さんの家族に電話して「自分の弟も誘拐されたことがあり、プロの人に助けられた。その人を紹介する」と近づき、同日中に堺市内に家族を呼び出して現金をだまし取ったという。

 その後も電話などで「友梨さんが見つかった」とうそをつき、「警察は友梨さんの身内を疑っている」などと警察不信をあおりながら、「犯人から保護する際に金が必要になった」「精神的に参っていて、治療費がかかる」「生活費がいる」などと言って、たびたび指定した口座に金を振り込ませていたという。

 友梨さんの名前を使って携帯電話に送ったメールには「九州のテーマパークに行ってきた。元気です」と書き、公開された友梨さんの写真を接写したような不鮮明な写真を添付していたという。友梨さんがそばにいると見せかけるためと府警はみている。

 家族が「友梨に会わせてほしい」と言うと、「今は静養が必要」などとかわしていたという。家族は積み立てた学資保険を取り崩すなどして支払いを続けていたが、今年10月、府警に相談して事件が発覚した。このとき、積立額はほとんどなくなっていたという。

<記事:朝日新聞 2008/12/07>
大阪・熊取町の女児不明:「娘保護」と1億円詐取、父から4年間 容疑の男女逮捕

 大阪府熊取町で03年、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)=当時、小学4年生=の父親(48)に「娘を助けられる」などと持ちかけ、捜索費名目で現金をだまし取ったとして、府警捜査1課と泉佐野署は6日、堺市堺区大浜中町3丁、無職、中谷浩気(39)と内縁の妻で自称、川上佳代(38)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。府警は、2人が約4年間にわたり父親から1億円近くをだまし取った疑いがあるとみて調べている。

 中谷容疑者は容疑を認め、川上容疑者は「私は利用されただけ」と否認しているという。

 調べでは、2人は友梨さんの安否を心配する家族から現金をだまし取ろうと計画。04年7月中旬、川上容疑者が友梨さん宅に電話をかけ、「私の弟も誘拐されたが、プロに助けてもらった」などと持ちかけ、中谷容疑者を紹介した。数日後、中谷容疑者が友梨さんの父親を呼び出し、「川上」と名乗った上で「友梨さんは三重県にいるみたいだ。行って確認するから金がかかる」とうそを言い、必要経費として10万円をだまし取った疑い。

 府警泉佐野署捜査本部は10月中旬、家族から相談を受け、捜査を始めた。中谷容疑者らが自宅近くのコンビニエンスストアの現金自動受払機(ATM)コーナーで、父親が振り込んだ現金を引き出す姿が防犯カメラに映っていた。振込先は複数の借名口座だった。

 中谷容疑者らは電話やメールなどで頻繁に父親と接触。「友梨さんを助けた。生活費が必要だ」などと言葉巧みに金を要求していた。父親が「友梨に会わせてほしい」と頼むと「精神的に参っていて今は会えない」などと答えたという。【遠藤孝康、堀江拓哉】

 ◇容疑者「ヤクザと付き合い」
 中谷、川上両容疑者が住む堺市堺区の1DKのマンションの関係者によると、2人は06年5月、「木野広治とその妻」と名乗り入居した。中谷容疑者は「個人で金融業をしている。妻は趣味でカバン屋をしている」「ヤクザ関係と付き合いがある」と語っていた。

 2人は03〜04年ごろまで大阪市内の高級ホテルに滞在。詐欺事件当時の04年7月から06年3月には、堺市内のビジネスホテルのツインルームに暮らし、宿泊費は計500万円以上に上った。1日に2、3回タクシーを呼び、近所のスーパーやクリーニング店に行っていたという。堺区のマンションへ転居後も、タクシーでの買い物は続き、羽振りが良さそうだったという。

 友梨さんの母親(48)らと情報提供を求めるビラ配りを続けているNPO法人「あいうえお」(大阪府貝塚市)理事の井上普(ひろ)子(こ)さん(51)は「お父さんはいつも電話を枕元に置いていたと聞いた。少しでも情報があれば、すがりたくなるのが親心。その気持ちにつけ込み、金をだまし取るなんて絶対に許せない」と憤った。

 ◇家族にも相談せず
 府警は週1度、担当の捜査員が友梨さんの母親と連絡を取っていたが、父親は家族にも相談していなかったため、今年10月中旬に相談を受けて初めて被害に気付いたという。

<記事:毎日新聞 2008/12/07 東京朝刊>
派手な生活、ギャンブルも=支援者ら「卑劣だ」−不明女児父から現金詐取・大阪

 逮捕された無職中谷浩気容疑者(39)は周囲に「金融の仕事をしている」と話し、派手な生活を送っていた。
 中谷容疑者は2年半ほど前から、堺市堺区のマンションで川上佳代容疑者(38)と同居。マンションの関係者によると、中谷容疑者は高級ブランド品を身に着けて毎日のようにタクシーで外出し、ギャンブルにも金をつぎ込んでいる様子だったという。しかし半年ほど前から生活が地味になり、「警察に目を付けられた。いつ捕まるか分からない」などと漏らしていたという。
 一方、吉川友梨さんの家族を支援する関係者からは、親の心情を踏みにじった卑劣さを非難する言葉が相次いだ。
 友梨さんが当時通っていた小学校の校長だった武田薫さん(59)は「親の心のすきを狙い、ひきょうだ」と非難。地元七山地区の西川静雄区長(65)は「詐欺の規模が想像を絶している。卑劣だ」と話した。

<記事:時事通信 2008/12/07>
1年半、高級ホテルを定宿 大阪の友梨さん事件詐欺 

 行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の救出話をめぐる詐欺事件で、逮捕された無職、中谷浩氣(39)と内縁の妻で自称、川上佳代(38)の両容疑者が家族から金をだまし取り始めたころから約1年半の間、大阪市内の高級ホテルなどを定宿にしていたことが6日、わかった。2人は友梨さんの家族から詐取した約7000万円をほとんど遊興費に充てていたとみられ、捜査1課は泉佐野署に捜査本部を設置し、事件の全容解明を進める。

 中谷容疑者は調べに「友梨ちゃんを知っているように装って現金を詐取した」と容疑を認め、川上容疑者は「中谷容疑者がどこで何をしていたか知らない。私も利用されていたかも」と否認しているという。

 調べでは、2人は友梨さんが行方不明になった約1年後に家族から金をだまし取り始めた。知人によると、その直後の平成16年夏ごろから大阪市内の高級ホテルで暮らすようになり、17年3月に堺市内のホテルに移動。18年4月に堺市堺区のマンションに移り住んだ。

 2つのホテルの料金は500万円は超えていたとみられ、中谷容疑者は別の知人に「高級ホテル暮らしだ」と自慢したこともあった。ホテルには連日タクシーを呼んで出掛けていた。

 マンションに移ってからも生活は派手で、十数分の距離にあるスーパーに出かける際もタクシーを利用。買い物中も待たせて帰宅し、高額の運賃を支払っていたという。

 近所の住民は「2人とも働いている様子はなかったが、羽振りがよさそうだった」。マンション管理人の男性は「すじこなどの高級食材を差し入れてくれたこともあった」と話した。

 しかし、最近は家賃なども滞納するようになり、中谷容疑者が9月ごろ、近所の住民に「銀行口座を警察に差し押さえられた。自分はヤミ金をやっている。警察に事情を聴かれたら知らないふりをしてほしい」と懇願していたという。

<記事:産経新聞 2008/12/06>
4年以上470回振り込ませる…「友梨さん保護」詐欺

 大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)失跡から5年半。帰りを待ち望む父親(48)らの思いを引き裂く事件が起きた。府警が6日、詐欺容疑で逮捕した堺市堺区の無職中谷浩気容疑者(39)ら2人は、4年以上にわたって平均して3〜4日に一度、父親に調査費や救出費名目で総額6800万円の振り込みを続けさせたとされる。捜査員らは「『わらにもすがる思い』につけ込む卑劣極まりない犯行」と怒りをあらわにし、友梨さん発見に全力を挙げることを改めて誓った。

本人装うメールも
  「友梨さんは何者かに三重県内に連れ去られ、そこで生活を送っている」「犯人と引き渡しの交渉をしなければならない。救出には時間がかかる」。中谷容疑者らは、そう言うなどして約470回にわたって次々と金を振り込ませた。

 父親には、「保護」の連絡さえなされた。「友梨さんは心に深い傷を負っており、今、会うと逆効果になる」「落ち着かせるために静養している」。中谷容疑者らは言葉巧みに、父親の再会への願いをかわしていたという。

 〈九州のテーマパークに連れてきてもらったよ〉


 やがて、父親の携帯電話には「友梨さんから」と偽り、そんなメールまで届いた。メールには、友梨さんの顔写真が添付されていることもあったが、捜査関係者によると、公開された写真を、携帯電話のカメラでぼかして撮影したとみられるという。

 一方で、中谷容疑者らは事件発覚を防ぐため、父親が警察に不信感を持つように仕向けてもいた。

 「警察の捜査力では発見できない」「警察は身内を疑っている」。何度もそう聞かされた父親は、自由に使える資金が底をつくまで誰にも相談せず、金を払い続けた。

 長期間、事件を察知できなかった捜査員は、「信頼関係を再構築したい」と苦渋の表情を浮かべた。

            ◇

 友梨さんの両親は失跡以来、捜査の進展を待つだけでなく、あらゆる手段で娘を捜し続けてきた。

 失跡の12日後、初めて記者会見に臨んで以降、報道各社の取材に連日応じた。2003年9月には、「超能力者」が行方不明者を捜すテレビ番組にも生出演し、情報提供を呼びかけた。さらに、友梨さんの写真を載せたポスターとビラを自費で作製し、地元住民らとともに街頭で配布した。

 その姿が目について狙われたのか。中谷容疑者らが言い寄ってきたのは、両親らによる必死の活動が1年余り続いた頃だった。

<記事:読売新聞 2008/12/06>
「友梨さん捜す」と詐欺 父から現金、容疑者逮捕

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の父親(48)から、友梨さんの行方を捜すための交通費名目で現金10万円をだまし取ったとして、大阪府警捜査1課は6日、詐欺容疑で堺市の男女を逮捕した。

 同課は、2人が失跡事件に便乗し、約4年前から計7000万円を詐取した疑いがあるとみて泉佐野署に捜査本部を設置、裏付けを進める。

 調べでは、2人は共謀し2004年7月、友梨さんの父親に「自分の弟も暴力団に監禁された。それを助けてくれた人がいるが、相談してみたらどうか」と電話。

 堺市堺区の広場に呼び出し「友梨さんは三重県に最近までいたはず。調べるため交通費もらえますか」などとうそをつき、10万円をだまし取った疑い。「警察を信用したらいけない」などと巧妙にだましていたという。

 友梨さんは小学4年だった03年5月20日、学校から帰宅する途中に足取りが途絶えた。

<記事:共同通信 2008/12/06>
大阪女児不明:親から数千万円 詐欺容疑で男女逮捕

吉川友梨さん発見を呼びかける看板=大阪府熊取町で2008年12月6日午後4時、三村政司撮影 大阪府熊取町で03年、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)=当時、小学4年=の父親(48)に「娘を助けられる」などと持ちかけ、捜索費名目で現金をだまし取ったとして、府警捜査1課と泉佐野署は6日、堺市堺区大浜中町3丁、無職、中谷浩気(39)と内縁の妻、自称川上佳代(38)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。2人は約4年間にわたり父親から数千万円をだまし取った疑いがあるとみて調べている。

 中谷容疑者は容疑を認め、川上容疑者は「私は利用されただけ」と否認しているという。

 調べでは、2人は共謀し、友梨さんの安否を心配する家族から現金をだまし取ろうと計画。04年7月中旬、川上容疑者が友梨さん宅に電話をかけ、「私の弟も誘拐されたが、プロに助けてもらった」などと持ちかけ、中谷容疑者を紹介した。数日後、中谷容疑者が友梨さんの父親を堺市堺区の南海本線堺駅前の広場に呼び出し、「川上」と名乗った上で「友梨さんは三重県にいるみたいだ。行って確認するから金がかかる」とうそを言い、必要経費として10万円をだまし取った疑い。

 府警泉佐野署の捜査本部は10月中旬、家族から初めて相談を受け、捜査を始めた。中谷容疑者らが自宅近くのコンビニエンスストアのATMコーナーで、父親が振り込んだ現金を引き出す姿が防犯カメラに映っていた。

 中谷容疑者らは電話やメールなどで頻繁に父親と接触。「友梨さんを助けたが、今は会えない」などと言葉巧みに要求を繰り返していたとみられる。

 友梨さんは帰宅途中の03年5月20日午後3時ごろ、自宅近くで同級生に目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。【遠藤孝康、堀江拓哉】
    【吉川友梨さん略取誘拐事件の経過】

03年5月20日 午後3時ごろ、下校途中に自宅近くで行方不明に
    21日 大阪府警が公開捜査に踏み切る
    22日 府警捜査1課が泉佐野署に捜査本部設置
  6月1日 両親が記者会見で心情を訴える
    26日 捜査本部が情報提供を求めるポスター2万枚を作製し、全国に配布
  12月25日 誘拐犯を装って吉川さん宅に電話し、現金300万円をだまし取ろうとした恐喝未遂容疑で、府警が58歳の男を逮捕
04年7月5日 父親ら親族が謝礼金200万円を用意し、会見で情報提供を呼びかける
06年3月   長期欠席扱いで熊取町立北小を卒業
  4月   町立北中に進学
07年6月   警察庁が、公費懸賞金制度の対象に指定
08年6月   公費懸賞金制度の期間が1年延長される
  12月6日 捜索費名目で現金をだまし取ったとして、府警が男女を詐欺容疑で逮捕

吉川友梨さん発見を呼びかける看板=大阪府熊取町で2008年12月6日午後4時、三村政司撮影

<記事・写真:毎日新聞 2008/12/06>
大阪の不明女児父から詐取 「捜す」と現金、容疑の男女逮捕

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の父親(48)から、友梨さんを捜すための交通費名目で現金10万円をだまし取ったとして、府警捜査一課などは6日、堺市堺区大浜中町3、無職、中谷浩気容疑者(39)と同居の内縁の妻で無職、自称川上佳代容疑者(38)を詐欺の疑いで逮捕した。

 同課によると、中谷容疑者ら2人は4年ほど前から約470回にわたって計約7000万円を銀行口座へ振り込ませたとみられ、同課は泉佐野署に捜査本部を設置し、裏付けを急ぐ。

 中谷容疑者は「女の子(友梨さん)を知っているように装って現金をだまし取った」と容疑を認め、川上容疑者は「(家族に)電話を掛け、中谷(容疑者)が10万円を受け取ったことは知っているが、中谷が何をしたかは分からない」と容疑を否認しているという。

<記事:日経ネット 2008/12/06>
不明女児の父から現金詐取=「居所分かる」男女2人逮捕−被害数百万円超か・大阪

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)=当時小学4年=を捜し出すとうそをつき、父親(48)から現金をだまし取ったとして、府警捜査一課は6日、詐欺容疑で堺市堺区大浜中町、無職中谷浩気容疑者(39)と内縁の妻で無職の自称川上佳代容疑者(38)を逮捕した。中谷容疑者は容疑を認め、川上容疑者は「中谷容疑者に利用されていたかもしれない」と話しているという。

 被害は少なくとも数百万円に及ぶとみられ、同課は親の心情につけ込んだ悪質な事件として、泉佐野署に捜査本部を設置。動機や経緯を詳しく調べる。

 調べでは、中谷容疑者らは04年7月、友梨さんの自宅に電話をかけ、「わたしはプロだ。だいたいの居所が分かる」と調査を持ち掛けて、父親を堺区内の広場に呼び出し、必要経費として現金10万円をだまし取った疑い。(2008/12/06-17:00)

<記事:時事通信 2008/12/06>
友梨さん保護装い生活費も詐取か 大阪の少女不明事件

 大阪府熊取町で2003年に行方不明になった吉川友梨さん(14)の父親(48)が友梨さん捜索の交通費名目で現金を詐取された事件で、詐欺の疑いで逮捕された男女は「犯人と交渉して友梨さんを保護した」と偽り、生活費名目でも現金を詐取したとみられることが6日、泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 友梨さんになりすまし「もう少し時間をかけてから帰ろうと思う」などとうその携帯メールを送っていたことも判明。捜査本部は娘を救いたいという父親の心情に付け込んだ悪質な犯行とみて、全容解明を進める。

 詐取したとみられる現金計約7000万円は約470回にわたり銀行口座に振り込ませていた。

 男女は堺市堺区大浜中町三丁、無職中谷浩気容疑者(39)と同居の無職自称川上佳代容疑者(38)。中谷容疑者は容疑を認め、川上容疑者は「電話はかけたが金を取ったことは知らない」と否認しているという。

 調べでは、2人は04年7月、「友梨さんの居場所を調べるため交通費をもらえるか」と持ち掛け、10万円をだまし取った疑い。

 捜査本部によると、この事件後、犯行はエスカレート。「警察を信じてはいけない。娘さんは精神的に参って帰せない。わたしに任せて」などと電話し、巧妙に誘い込んでいた。

 父親は土地を売ったり学資保険を取り崩したりして金を工面。今年10月、支払いに窮して府警に打ち明けたという。

<記事:共同通信 2008/12/06>
不明の小4「捜してあげる」7千万円?家族から詐取容疑

 03年5月に小学4年で行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)の家族に対し「友梨さんを捜してあげる」などとうそをついて金をだまし取ったとして、大阪府警は6日、堺市堺区大浜中町3丁の無職、中谷浩気容疑者(39)と内縁の妻の自称・川上佳代容疑者(38)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。府警は、2人が友梨さんの家族に約4年間で約470回にわたり計約7千万円を支払わせていた疑いがあるとみている。

 府警によると、中谷容疑者は容疑を認めているが、川上容疑者は「中谷容疑者が金を受け取ったと聞いたが、私は事情を知らない」と否認しているという。

 捜査1課によると、2人は04年7月18日、友梨さんの家族に電話し、「自分の弟も誘拐されたことがあり、プロの人に助けられた。その人を紹介する」と持ちかけ、同日中に堺市内に呼び出して「友梨さんが三重県にいることがわかった。捜しにいく旅費がかかる」とうそをついて現金10万円をだまし取った疑いが持たれている。

 府警によると、2人はその後も電話などで「友梨さんが見つかった」「犯人から保護する際に金が必要になった」「精神的に参っていて、治療費が必要」「生活費がいる」などとうそをつき、指定した口座に金を振り込ませていた。家族が「友梨に会わせてほしい」と言うと、「今は静養が必要」などとかわしていたという。

 さらに、「警察は友梨さんの身内を疑っている」などと警察不信をあおり、友梨さんがそばにいるよう見せかけるため、友梨さんの名前を使って「九州のテーマパークに行ってきた。元気です」などと家族の携帯電話のメールにうそのメッセージを送信していたという。

 家族は積み立てた預金を取り崩すなどして支払いを続けていたが、今年10月、府警に相談して事件が発覚した。このとき、預金はほとんどなくなっていたという。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、小学校からの帰宅途中に自宅から約200メートルの路上で目撃されたのを最後に行方がわからなくなった。府警は何者かが車を使って連れ去ったとみて捜査。警察庁は有力情報提供者に最大300万円の懸賞金を出すことを決めている。

<記事:朝日新聞 2008/12/06>
友梨さん不明事件 家族だまし7000万円搾取 男女逮捕「救出に費用」

 大阪府熊取町で平成15年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年生の吉川友梨さん(14)の家族に、「友梨さんを助けた。犯人から奪回した際に費用がかかった」などと持ちかけ、現金をだまし取ったとして、府警捜査1課と泉佐野署は6日、詐欺の疑いで、堺市内のいずれも無職で自称、中谷浩氣容疑者(39)と川上加代容疑者(38)を逮捕した。2人は容疑を否認しているという。中谷容疑者らは4年間で友梨さんの家族から総額約7000万円を詐取したとみられ、捜査1課は、娘を救い出したいという家族のわらにもすがる心情につけ込んだ悪質な犯行とみて追及する。

 調べでは、2人は共謀し16年7月、友梨さん宅に電話し、川上容疑者が「私の弟も誘拐されたが助かった。助けてくれた男の人を紹介する」と持ちかけた。さらに、堺市内の駅を待ち合わせ場所に指定して友梨さんの家族を呼び出し、中谷容疑者が「友梨さんを助けるには現金が必要」などとして現金10万円をだまし取った疑い。

 また、友梨さんを装って家族に電話するなどして信用させ、友梨さんを救出したように見せかけていたという。さらに中谷容疑者は「友梨さんを助け、今は安全な場所にいる。犯人から奪い返した際に費用がかかった」などと現金の要求をエスカレートさせ、その後も友梨さんの交通費や生活費を名目に金を繰り返しだまし取ったとみられる。

 2人が今年までの4年間で家族から詐取した金額は総額で計7000万円にも及ぶといい、家族は子供たちの学資保険を切り崩すなどして資金を工面していたという。

 友梨さんは15年5月20日午後3時ごろ、熊取町七山で遠足からの下校途中、自宅から約400メートル離れた場所で目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。府警は、未成年者略取誘拐事件として泉佐野署に捜査本部を設置し行方を捜査している。

<記事:産経新聞 2008/12/06>
不明女児捜すと詐欺=家族から現金、2人逮捕−大阪府警

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(14)=当時小学4年生=を捜し出すとうそをつき、家族から現金をだまし取ったとして、大阪府警は詐欺容疑で堺市の無職の男(39)ら2人を逮捕した。 

<記事:時事通信 2008/12/06>
不明娘思う父につけこむ、6800万円詐取容疑の男女逮捕

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨(ゆり)さん(14)(当時小学4年生)を捜し出すと偽り、父親(48)から調査費などの名目で金を詐取したとして、大阪府警は6日、堺市堺区の無職中谷浩気容疑者(39)と同居の無職川上佳代容疑者(38)を詐欺容疑で逮捕した。

 2人は連れ去った犯人と交渉して友梨さんを保護したと偽り、「精神的に不安定でまだ会えない。治療が必要」などとだまし、04年7月から今年11月の間、約470回にわたり計約6800万円を父親に支払わせていたという。

 2人は「金はもらったが、調査はしていた」と否認しているという。府警は、娘の無事を願う心情につけ込んだ悪質な犯行とみて裏付けを急ぐ。

 捜査関係者によると、2人は共謀して04年7月、友梨さんの自宅に電話をかけ、応対した父親に「以前、行方不明になった親類を捜し出してくれた人がいる。紹介しましょうか」と持ちかけ、調査費などとして10万円をだまし取った疑い。

 2人は、調査を請け負ってしばらくした後、父親に「犯人と交渉をしている」「保護に成功した」とウソをつき、「会わせてほしい」と懇願する父親に、「連れ去りのショックで、心の傷が癒えていない」などとだまし、「交渉費」や「友梨さんの生活費、治療費」などと称して頻繁に金を要求した。

 また、父親の携帯電話には「九州のテーマパークに連れてきてもらったよ」という、友梨さんからの偽りのメールが送られた。友梨さんの顔写真が添付されていることもあったが、捜査関係者によると、公開された写真を、ぼかして撮影したとみられるという。

 父親は、2人が警察への不信感を巧みにあおっていたため、誰にも相談せず、指定された銀行口座に振り込みを続けていたという。

 支払いに窮するようになった先月になって、父親が初めて家族や府警に打ち明け、事件が発覚した。

<記事:読売新聞 2008/12/06>
不明女児の捜索かたり現金詐取 男女を逮捕

 大阪・熊取町で03年に当時小学4年の女児が行方不明になった事件につけこみ、女児を捜す費用として父親から現金をだまし取った男女が6日、詐欺の疑いで逮捕された。

 逮捕されたのは、堺市に住む無職・中谷浩気容疑者(39)と自称・川上佳代容疑者(38)。熊取町では03年、吉川友梨さん(14)が自宅近くで行方不明となった。2人は事件発生の翌年に吉川さんの自宅に電話をかけ、「ほかの県にいるみたいで、行くには約10万円いる」と持ちかけ、父親から現金10万円をだまし取ったとされている。

 調べに対し、中谷容疑者は容疑を認めているが、川上容疑者は否認している。これまでの調べで、2人は少なくとも数百万円をだまし取っていたことがわかっているが、警察はさらに余罪があるとみて調べを進めている。

<記事:日本テレビ 2008/12/06>
「友梨さん捜す」と父親から現金詐取

 大阪で5年前から行方不明になっている吉川友梨さんの行方を捜すなどとうそを言って、父親から現金をだまし取ったとして、男女2人が逮捕されました。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪府堺市の無職・中谷浩氣容疑者(39)と川上佳代容疑者(38)です。

 調べによりますと、中谷容疑者らは、2003年から行方がわからなくなっている大阪府熊取町の吉川友梨さんの父親から、現金10万円をだまし取った疑いがもたれています。

 2人は、行方不明になった翌2004年7月に電話して、「友梨さんの大体の居場所はわかっている」などとうそを言い、交通費などとして、たびたび金を要求していました。

 「買い物に行ったりするのにタクシーをずっと使ってた。服装もそこそこ。仕事している様子はなかった」(近所の人)

 「お父さんに対して、本当に気の毒だと。腹が立ちますね」(友梨さんの地元支援者 郡山貴裕さん)

 中谷容疑者は、友梨さんの居場所を知っているかのように装って現金をだまし取ったと、容疑を認めていて、川上容疑者は否認しているということです。警察は、被害額が数百万円はあるとみて調べています。

<記事:TBS 2008/12/06>
「行方不明の友梨さん探す」 父親から現金詐取

 大阪で5年前から行方不明になっている吉川友梨さんの行方を捜すなどとウソを言って、父親から現金をだまし取った疑いで男女2人が逮捕されました。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪府堺市の無職・中谷浩氣容疑者(39)と川上佳代容疑者(38)です。

 調べによりますと、中谷容疑者らは、2003年から行方がわからなくなっている大阪府熊取町の吉川友梨さんの父親から現金10万円をだまし取った疑いがもたれています。

 2人は、行方不明になった翌2004年7月に電話して、「友梨さんの大体の居場所はわかっている」などとウソを言い、その後も交通費などとして度々金を要求していました。

「買い物行ったりするのにタクシーをずっと使ってた。服装もそこそこ。仕事してる様子はなかった」(近所の人)
「お父さんに対して、ほんとに気の毒だと。腹が立ちますね」(友梨さんの地元支援者・郡山貴裕さん)

 中谷容疑者は、「友梨さんの居場所を知っているかのように装って現金をだまし取った」と容疑を認めていて、川上容疑者は否認しているということです。

 警察は、被害額が数百万円はあるとみて調べています。

<記事:MBSニュース 2008/12/06>
大阪・熊取町小4女児不明事件で「女児を捜す」とうそをつき両親から現金詐取、男女逮捕

 2003年、大阪・熊取町で吉川友梨さん(当時9)が行方不明になった事件で、「友梨さんを捜し出す」とうそをつき、両親から現金をだまし取ったとして、男女
 2人が逮捕された。被害総額は、およそ数百万円にのぼるとみられている。

 2003年、大阪・熊取町で小学校から下校途中に行方不明になった吉川友梨さん。

 帰りを待ちわびる親の思いを踏みにじる、卑劣な犯行が明らかになった。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、堺市の無職・中谷浩気容疑者(39)と川上佳代容疑者(38)。

 調べによると、川上容疑者は、友梨さんが行方不明になった1年後の2004年7月、友梨さんの自宅に電話をかけた。

 川上容疑者は「自分の弟も誘拐されたけど、助けてくれた人がいる。あなたも相談してみたらどうですか」と電話した。

 川上容疑者は、友梨さんの父親に中谷容疑者を紹介し、駅前に呼び出した。

 そして、中谷容疑者は「友梨さんは三重県にいるみたいです。会ってくるには、お金がいります」と話した。

 2人は10万円をだまし取ったあと、2008年10月までの4年間に、少なくともおよそ数百万円を振り込ませたとみられる。

 2人を知る人は「普通の暮らしじゃなくて、ちょっと派手な感じはしましたね」と話した。

 調べに対し、中谷容疑者は容疑を認めているが、川上容疑者は否認している。

<記事:フジテレビ 2008/12/06>
「不明の友梨さん捜す」と父親から詐取の男女を逮捕

 2003年に大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さん(14)の父親に「友梨さんを捜す」などと持ちかけ、現金をだまし取った男女が逮捕されました。被害総額は7000万円とみられています。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、堺市堺区の中谷浩気容疑者(39)と川上佳代容疑者(38)の2人です。友梨さんは小学4年だった2003年5月、下校途中に自宅付近で目撃されたのを最後に行方が分からなくなり、警察が誘拐事件として捜査しています。中谷容疑者らは行方不明から1年2カ月後の2004年の7月、友梨さんの自宅に電話し、応対した父親に「プロに頼んだらどうや」などと嘘の捜索話を持ちかけ、交通費などの名目で10万円をだまし取った疑いが持たれています。中谷容疑者らは「友梨さんは三重県内にいる」などと言って父親を信用させ、最近までの4年間に総額7000万円近くをだまし取ったとみられています。中谷容疑者は「だますつもりだった」と容疑を認め、川上容疑者は「10万円は費用として受け取った」と容疑を否認しています。

<記事:テレビ朝日 2008/12/06>
熊取町の女児不明:一日も早く見つけたい 母美和子さんら、情報提供呼びかけ /大阪

 熊取町で03年、当時小学4年だった吉川友梨さん(14)が行方不明になってから5年半となる20日、母美和子さん(47)や支援者らが南海難波駅(大阪市中央区)前で情報提供を呼びかけるチラシを配った。関係者は「一日も早く見つけたい」との思いを新たにした。

 ◇不明5年半
 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、下校途中に自宅近くで同級生とすれ違ったのを最後に、行方が分からなくなった。車で連れ去られたとみられ、府警泉佐野署捜査本部が情報収集を続けている。美和子さんと貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーら約15人が、友梨さんの写真入りのチラシ約3000枚を通行人に配りながら、「友梨さんを捜しています」と呼びかけた。

 情報は同本部(072・464・1234)へ。【堀江拓哉】

<記事:毎日新聞 2008/11/21>
友梨さん行方不明母ら情報求める

 熊取町で当時、小学4年の吉川友梨さん(14)が行方不明になって5年半の20日、母の美和子さん(47)と貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバー14人が、大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を求めるビラを配った。

 美和子さんらは「友梨ちゃんを捜しています」「情報を待ってます」と道行く人に声をかけ、友梨さんの写真入りビラ約3000枚を手渡した。

 同NPOの三本松義春代表は「元気で帰って来る日まで呼びかけ続けたい」と話していた。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2008/11/21> 友梨さんの情報提供を呼びかけるメンバーら(大阪市中央区で)
忘れない:心にぽっかりと穴 下校途中の「神隠し」 大阪小4女児不明

 「バイバーイ。またね」。同級生女児3人と別れ、手を振りながら自宅へ向かった吉川友梨(ゆり)さん。あの日から5年4カ月。当時小学4年生だった同級生たちは、中学3年生となり、高校受験の準備に追われている。だが、ふと浮かぶ脳裏には、今も友梨さんの姿が焼き付いている。「大切な友達を、早く返して」。連れ去った犯人への怒りは、そのたびに募る。【遠藤孝康】

 和歌山県に近い大阪府南部の熊取町。森林や田畑が広がる起伏のある丘陵地に、古い集落と新しく開発されたベッドタウンが点在し、約4万人が暮らす。

 友梨さんと3人は仲良し4人組だった。友梨さんの家で愛犬「ロン」とじゃれあったり、電子オルガンを一緒に弾いたり、「ハリー・ポッター」の映画を見たり……。

 友梨さんがいなくなった日も、一緒に学校を出て、いつもの交差点で別れ、普段通りに帰宅したはずだった。しかし、夜になって3人の自宅の電話が次々と鳴った。「友梨が家に帰っていない」。母親らも深夜まで捜したが見つからなかった。


行方不明となっている吉川友梨さん
 友梨さんが消えた通学路には広い敷地の旧家が並ぶ。道幅は約5メートル。車がすれ違うのもやっとだ。消息は3人と別れた後、自転車の同級生男児とすれ違ったのを最後に途絶えた。約180メートル先の商店前で作業中だった男性は姿に気付いておらず、わずか1〜2分の間に何者かに連れ去られた可能性が高い。

 仲良し3人のうち、保育所時代から幼なじみの女子生徒は、心にぽっかりと穴が開いたような気がした。「いつも4人で一緒だったのに、急に友梨が欠けた。何かがずっと足りなかった」。別の女子生徒の夢には、友梨さんが出てきた。「ゲームセンターにいた友梨が、校長先生に『何で友梨がおらんくなったこと皆に言うんよ』と怒っていた」。目が覚めて夢と分かり、がっくりした。もう一人は「いなくなった時、現実とは思えず、信じられなかった。あれから5年。長いな。つらいだろうなあ」と話す。

 小学校では全員で千羽鶴を折り、音楽会や運動会など行事のたびに「頑張って」とメッセージを送った。学年が上がっても、教室には友梨さんの机と椅子が、ずっとあった。しかし、待ち望んだ卒業式には戻らなかった。

 友梨さんの父永明さん(48)と母美和子さん(47)は毎年5月、地元住民らと情報提供を求めるビラを配る。情報提供を呼びかける看板を設置した地元の西川静雄区長(65)は「看板は犯人に対する訴えでもある。悪いことしたな、と出てきてほしい」。泉佐野署捜査本部の小川光正警部補(60)も「子どもの事件は絶対に解決しないといけない。早く友梨さんを見つけ出したい」と語る。皆が友梨さんを待っている。

 ◇
 <友梨さんの情報>

■身体特徴 身長135センチ、細身(当時)。右小鼻に1ミリ大のホクロ

■当時の服装 白ブラウス、紺色スカート(小学校の制服)。ピンクの靴下。アディダス製の紺色運動靴(22センチ)サンリオ製「コロコロクリリン」のリュック(薄い黄色)。

【動画】地元区長が吉川友梨さんが下校した道を案内した

<記事・写真:毎日新聞 2008/09/30>
熊取町の女児不明:「友梨さんの情報提供を」 ビラを配り呼びかけ /大阪

◇公費懸賞金制度の対象1年延長受け

 熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(14)が下校途中に行方不明になった事件が、引き続き警察庁の公費懸賞金制度の対象となったのを受け、泉佐野署捜査本部員らは2日、JR阪和線熊取駅などでビラを配布し、改めて情報の提供を呼びかけた。

 事件解決に結びつく情報の提供者に公費で上限300万円の懸賞金を支払う制度。吉川友梨さんの事件は昨年7月に対象となった。原則1年間として情報提供を呼びかけていたが、今回、警察庁は期間をさらに1年延長し、来年7月1日まで対象事件とすることになった。

 この日は、捜査本部員ら約20人が同駅前など2カ所で約1万枚のビラを配った。母美和子さん(47)も参加し「友梨が一日も早く帰ってくるようご協力をお願いします」とコメントした。

 情報は捜査本部(072・464・1234)へ。【遠藤孝康】




<記事・写真:毎日新聞 2008/07/03 地方版>

ビラを配って情報提供を求める吉川友梨さんの母美和子さん(左)
=熊取町のJR阪和線熊取駅で
懸賞金延長し情報提供求める 大阪・吉川友梨さん行方不明事件

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(14)が行方不明となった事件について、警察庁が有力な情報提供への懸賞金制度を1年間延長したことを受け、熊取町のJR熊取駅などで2日、府警捜査員らが情報を求めてビラ配りをした。

 当初は昨年7月2日から今月1日までの1年間だったが、現在も関心が高く解決への効果が期待できるとして府警が期間延長を要望していた。懸賞金は上限300万円が支払われる。

 午前6時半から熊取駅など2カ所で通勤客らに捜査員25人がビラ1万枚を配布。熊取駅で参加した友梨さんの母、美和子さん(47)は「友梨が1日も早く帰ってくるよう、みなさんご協力をお願いします」と話していた。情報提供は、捜査本部(電)072・464・1234へ。

情報提供を求めてチラシを配る吉川友梨ちゃんの母=午前7時、JR熊取駅

<記事・写真:産経新聞 2008/07/02>
懸賞金1年延長、情報求めビラ 熊取・吉川友梨さん不明

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(14)が行方不明になった事件で、解決に結びつく情報を寄せた人に上限300万円の懸賞金を出す期間が2日から1年延長された。JRの熊取駅と日根野駅(同府泉佐野市)ではこの日、大阪府警の捜査員ら21人と母親の美和子さん(47)が、情報を求めるビラを配った。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

 美和子さんは、熊取駅前で通勤・通学客にビラを手渡しながら、「ご協力お願いします」と声をかけた。ビラは府警が新たに作製したもので、この日1万枚が配られた。「あなたの近くに気になる少女はいませんか? その少女が友梨さんかもしれません」と記されている。府警は携帯電話で読み取れる2次元コード入りのポスターも1万枚作った。府警の携帯ホームページ(http//www.police.pref.osaka.jp/keitai)につながり、事件の概要などを知ることができる。(滝坪潤一)

<記事:朝日新聞 2008/07/02>
警察庁:未解決事件、懸賞金を新たに3件 講師殺害など延長

 警察庁は27日、殺人など重要未解決事件に公費で懸賞金を支払う対象事件として、06年12月に北海道函館市でタクシー運転手(当時42歳)が殺害された事件など3件を新たに指定する。また07年6月に対象事件に指定した千葉県市川市の英会話講師殺人事件と大阪府熊取町の小学生女児誘拐事件の両事件は期間をさらに1年延長する。指定の延長は今回が初めて。

 公費懸賞金制度は07年5月1日にスタートし、今回が7度目の指定。対象事件はこれで計21事件(27日現在)になる。懸賞期間は27日から原則1年間。市川市の事件などは懸賞金の効果とみられる情報提供も続いており、効果が期待できるとして期間を延長する。

 懸賞金は容疑者が判明した市川市の事件が上限100万円、他の4件は同300万円。同庁などのホームページに広告を掲載し、各警察本部で情報を受け付ける。【遠山和彦】

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 ■公費懸賞金の対象となった事件■

 03年 5月 大阪府熊取町で小学4年の吉川友梨さん(当時9歳)が学校から帰宅途中に自宅近くで行方不明になった。(大阪府警、懸賞は7月2日から)

 06年 7月 岩手県一関市の無職、及川正雄さん(当時59歳)が自宅のベッドの上で首を絞められて殺害された。(岩手県警)

 06年12月 北海道函館市で駐車中のタクシーのトランクから運転手の八木橋朋弘さん(当時42歳)が胸を刺されて殺害されているのが見つかった。(北海道警)

 07年 3月 千葉県市川市で英国籍の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)が他殺体で見つかる。死体遺棄容疑で、無職、市橋達也容疑者(29歳)を全国指名手配。(千葉県警、懸賞は今月29日から)

 07年 5月 愛知県豊川市のゴルフ場管理棟で警備員の佐々木健さん(当時60歳)が鈍器のようなもので殴られ殺害された。(愛知県警)

   ◇

 03年5月、大阪府熊取町の吉川友梨さんが行方不明になった事件も1年延長された。情報提供を求めるビラ配りをしているNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)の井上普子理事は「多くの情報が寄せられる。解決に結びつけば」と話した。【小林慎、遠藤孝康】

<記事:毎日新聞 2008/06/27 大阪朝刊>
英女性講師殺害など2事件の情報提供懸賞金延長 警察庁

 警察庁は27日付で、未解決事件への情報提供を呼びかける公費による懸賞金「捜査特別報奨金」の対象としている千葉県市川市で発生した英国人女性英会話講師の殺人・死体遺棄事件と、大阪府熊取町で小学4年だった吉川友梨さんが下校中に行方不明になった事件について、応募期間を1年間延長した。

 昨年5月以降に指定された23事件は、いずれも事件の解決には結びついていない。同庁は5月末までに5事件の募集を打ち切ったほか、さらに3事件が7月までに終了する。同庁は「延長する2事件は今でも多数の情報が寄せられるなど効果があると判断した」としている。

 今回は、06年12月に函館市でタクシーのトランクから男性運転手(当時42)の他殺体が見つかった事件▽同年7月、岩手県一関市の民家で男性(同59)が絞殺された事件▽07年5月、愛知県豊川市のゴルフ場管理棟で男性警備員(同60)が殺害された事件が追加された。

 応募期間、情報の受け付け警察署の連絡先などは警察庁のホームページ(http://www.npa.go.jp/)に掲載されている。

<記事:朝日新聞 2008/06/27>
吉川友梨さん不明事件、懸賞金を1年間延長

 大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)が03年5月に行方不明になった事件で、警察庁は26日、有力な情報提供者に上限300万円の懸賞金を出す期間を7月2日から1年間延長することを決めた。今も多くの情報が寄せられていることから、事件解決に向け、効果が期待できると判断したとみられる。

 事件は03年5月20日に発生。当時熊取町立北小学校4年生だった友梨さんが下校途中、行方不明になった。大阪府警は何者かが車で連れ去ったとみて、現場付近で目撃された不審車両4種類の特定を急いでいる。これまで延べ約4万6千人の捜査員(5月末現在)が投入され、情報提供は約2600件(同)にのぼっている。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2008/06/27>
<大阪・小4不明>公費懸賞金、初の期間延長へ

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(14)が下校途中に行方不明になった未成年者略取誘拐事件で警察庁は、公費懸賞金制度(上限300万円)指定期間を1年間延長する方向で調整を始めた。同制度の指定事件はこれまで全国で23件。懸賞期間は原則1年で、延長されれば初めてのケースとなる。友梨さん事件の指定は07年7月だが現在も多くの情報が寄せられていることから、延長の効果があると判断した。

 犯人逮捕につながる有力情報に公費で懸賞金を出す制度で同年5月、導入された。それまで懸賞金は被害者遺族らが出していたが、経済状態の差などに配慮した。有力情報は▽1年間あれば十分期待できる▽なるべく多くの事件に懸賞金をかける−−との理由で、指定期間は原則1年とされた。これまでの23件のうち、4件は既に期限が切れている。友梨さん事件は通常なら7月1日で指定期間が終わる。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅近くで同級生とすれ違ったのを最後に行方不明になった。大阪府警は、車で連れ去られたとみて捜査を続けている。

<記事:毎日新聞 2008/05/28>
熊取町の女児不明:不明5年 「友梨さん、笑顔待ってる」励ましの絵手紙展 /大阪

 ◇講座生30人が50点のメッセージ

 熊取町で03年5月20日から行方がわからなくなっている吉川友梨さん(14)を応援し、情報提供を呼びかけようと、絵手紙教室講師の新井徹さん(70)=同町自由が丘1=らがJR熊取駅コンコースで絵手紙展を開いている。29日まで。

 昨年に続いて2回目。新井さんが町内で開いている二つの教室の生徒約30人が約50点を出品した。生徒は友梨さんの祖父母にあたる世代が多く、花や動物に「あの笑顔を待っています」「元気な友梨ちゃんに会いたい」−−などのメッセージを添えている。

 当時小学4年生だった友梨さんが下校途中で行方不明になって5年がたった。新井さんは「いろいろな人の目に留まって情報が寄せられるようにこの場所を選んだ。早く元気な姿で見つかり、今年で最後の展示会にしたい」と話している。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。【酒井雅浩】

<記事:毎日新聞 2008/05/23>
一日も早く友梨見つけて

 熊取町で2003年5月、町立北小4年だった吉川友梨さん(14)が行方不明になって丸5年の20日、母の美和子さん(47)や、地域安全運動に取り組むNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら約10人が、大阪市中央区の南海難波駅前で情報提供を求めるチラシ1万枚を配った。メンバーらは、そろいの白いジャンパーを着て街頭に立ち、買い物客らに手渡した。

 「あいうえお」は、友梨さんの誕生日にもチラシを配るなどしている。三本松義春代表理事は「友梨さんと同年代の人は関心が高い。どんな小さな手掛かりでも見つかれば」と協力を呼びかけ、美和子さんは支援に感謝しながら「一日も早く友梨を見つけてあげたい」と話していた。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。




<記事・写真:読売新聞 2008/05/21>

情報提供を求めるチラシを配るメンバー
(大阪市中央区で)
大阪・熊取町の女児不明:友梨さん不明5年 大衆演劇の劇団が全国にチラシ /和歌山

 ◇情報待ってます 各興行地へ1000枚−−和歌山市の「紀の国ぶらくり劇場」

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(14)が行方不明になってから20日で丸5年がたった。和歌山市の大衆劇場「紀の国ぶらくり劇場」は、大衆劇団の協力で、情報提供を呼びかけるチラシを全国に運ぶ活動を始めた。【奥村隆】

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、下校途中に自宅近くから、何者かに車で連れ去られたとみられる。府警泉佐野署の捜査本部が不審車両割り出しなどの捜査を続けているが、有力な手掛かりはなく、この春には長期欠席扱いで熊取北中3年に進級した。

 泉州地域に隣接する県北部でも、支援者らが捜索ポスターを張るなどしてきた。しかし、友梨さんは遠く離れた土地に連れて行かれた可能性もある。

 同劇場の村野一彦社長(45)は「興行で全国を回る大衆劇団なら、チラシを各地に届けられる」と考え、公演中の「劇団九州男(くすお)」(大川良太郎座長)に協力を依頼。チラシ1000枚を準備し、今後1カ月ごとに公演する佐賀や広島など全国各地で、人目につく場所に置いてもらうことにした。

 大衆演劇ファンは役者の表情を凝視することから、顔を大写しにしたチラシは記憶に訴える力が強いという。村野社長は「これまで友梨さんのことが知られていなかった地方で目撃情報が得られれば」と期待している。情報は捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:毎日新聞 2008/05/21>
熊取町の女児不明:吉川友梨さん不明5年 情報提供呼びかけ地元でビラを配る /大阪

 ◇「一日も早く見つけてあげたい」

 熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(14)が下校途中に行方不明になって20日で5年。府警泉佐野署捜査本部員らは、JR阪和線熊取駅前などに立ち、情報提供を呼びかけた。母美和子さん(47)も支援者とともに南海難波駅(大阪市中央区)周辺でビラを配り、「一日も早く見つけてあげたい」と語った。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅近くで同級生とすれ違ったのを最後に行方が分からなくなった。車で連れ去られたとみられるが、有力な手がかりがないまま丸5年を迎えた。

 この日は、捜査本部員ら延べ45人が、熊取駅前や地元公民館などで友梨さんの写真入りのビラ約6000枚を配布=写真。付近で目撃された4台の不審車両につながる情報を求めた。

 友梨さん捜しに協力する貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーらも美和子さんと一緒に街頭に立ち、「友梨さんを捜しています。協力をお願いします」と呼びかけた。

 情報は同本部(072・464・1234)。【遠藤孝康】

<記事:毎日新聞 2008/05/21>
大阪・小4行方不明から5年 服を毎年新調し母は待つ

 大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さん(14)が下校途中に行方が分からなくなってから20日で丸5年となった。母親の美和子さん(47)は事件の風化を感じながらも、いつ帰ってきてもいいように、友梨さんの服を新調して待ち続けている。(滝坪潤一)

 友梨さんは町立熊取北中学の3年生に在籍している。養護教諭の美和子さんは昨春から、町内の別の中学に勤めている。

 衣替えの時期、美和子さんは毎回、サイズを少しずつ大きくしながら新しい普段着を買っている。いつでも迎えに行けるよう、車のトランクには、着替えの服一式を入れたボストンバッグを積んでいる。

 11日夜、雨の中、熊取北中の同級生の男の子が自宅を訪ねてきてくれた。同校の修学旅行から帰ってきたという。


街頭で、情報提供を求めるビラを配る吉川友梨さんの母、
美和子さん=20日午後、大阪市中央区、小玉重隆撮影


 「友梨ちゃん、一緒に行けへんかったからおみやげ買ってきたで」と袋を手渡してくれた。開けると、旅行先で買った山梨特産のブドウをキャラクターにしたキーホルダーだった。

 「今でもビラ配りを続けたり、ホームページで捜索を呼びかけたりして下さっている方がおり、申し訳ないほどありがたく思っています。学校で生徒たちと接していて、つらいと思ったことはありません。むしろエネルギーをもらっています」

 それでも時折、友達同士で楽しそうに話している生徒たちを見て、友梨もこの子たちのように普通の学校生活を送れたら、との思いがよぎる。

 「この5年間で友梨には楽しいことがたくさん待っていたはずなのに。リセットできるのなら、してあげたい」

 美和子さんは昨春、修学旅行の引率で東京・浅草寺に行った。入り口の掲示板に懸賞金をかけて情報を求める事件のポスターがいくつか張ってあった。じっと見て探したが、友梨さんのはなかった。

 「世間が関心を失っていくのは、仕方のないことだと思います。ただ、友梨のことを忘れずにいてくれている人は、いると感じます」

 美和子さんは20日、支援するNPOのメンバーとともに大阪市中央区の南海難波駅前で、友梨さんの顔写真や特徴が記されたビラを配り、情報提供を求めた。

<記事・写真:朝日新聞 2008/05/20>
吉川友梨さん行方不明、きょうで丸5年 情報提供求めチラシ配り

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(14)が行方不明になって丸5年を迎えた20日、府警の捜査員やNPO法人のメンバーらが地元の熊取町などの街頭で情報提供を求めるチラシを配った。

 午前6時半ごろから、熊取町のJR熊取駅など3カ所で捜査員25人が約6000枚のチラシを配布。この日は5年前の事件当日と同じ第3火曜日にあたり、捜査員は通勤客にチラシを手渡しながら「お願いします」と呼びかけた。

 友梨さんの自宅がある同町七山地区の区長、西川静雄さん(65)もチラシ配りに参加。「あれから5年もたつが、私たち住民には忘れたらいかんという思いがある。子供に罪はない。何とか助け出してあげたい」と話した。

 正午からは大阪・ミナミの南海難波駅前で、地域安全活動を行う貝塚市のNPO法人「あいうえお」のメンバーや友梨さんの母、美和子さん(47)がチラシ配りをし、情報提供を求める。

吉川友梨ちゃん失踪から丸5年となった20日、
JR熊取駅前では警察官らにより友梨ちゃん
の情報を求めてチラシ配りが行われた=午前6時48分、大阪府泉南郡熊取町

<記事・写真:産経新聞 2008/05/20>
友梨さん不明あすで5年 中3の似顔絵 チラシに 

熊取北中生描く 地元住民が8000枚配布


 熊取町で当時小学4年の吉川友梨さん(14)が行方不明になって20日で5年を迎えるのを前に、地元住民約70人が18日、泉南市のショッピングセンターで情報提供を呼びかけるチラシを配った。

 友梨さんは町立熊取北中3年に籍を置いており、チラシには、同中の生徒が描いた同中の制服を着た友梨さんの似顔絵を掲載。地元の同町七山地区の住民が「友梨さんを捜しています。情報提供をお願いします」と買い物客に声をかけながら、約8000枚を配布した。

 区長の西川静雄さん(65)は、「少しでも手がかりがほしい」と話した。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

情報提供を求めるチラシ

<記事・写真:読売新聞 2008/05/19>
「待ってるから」と同級生 熊取の女児不明、5年

 大阪府熊取町で2003年5月、当時町立北小4年の吉川友梨さん(14)が下校中に行方不明になってから、20日で丸5年を迎える。有力情報はなく、いまだに解決の糸口が見えないままだ。不明になる直前まで一緒に下校していた親友3人が、「笑顔で早く帰ってきて」と友梨さんへのメッセージを色紙にしたため、読売新聞に寄せた。

 友梨さんが通うはずだった町立熊取北中学3年生の女子生徒3人。イラストを添えて、それぞれの思いをつづった。

 <ゆりーっ。帰ってきたらまた前みたいに一緒に遊んだりしようなあっ>

 3年生は5月8日から2泊3日で東京に修学旅行に行った。友梨さんが在籍する3組のクラスメート(14)は「楽しかったけど、新幹線やバスの座席が友梨の分だけ空いていてむなしかった」と振り返る。

 <なにがあっても、どんなときも友達やで!!>


親友3人が友梨さんへの
思いをつづった色紙の一部
 ミッキーマウスのキーホルダーなどを友梨さんへの土産に買ってきた生徒(14)は、今後も友梨さんのことを新しい友達に伝えていこうと考えている。「きっと誰かが友梨につながる情報を持っている」。そう、信じているからだ。

 <応援してるでー。いつでも待ってるから。ゆり がんばれ〜>

 一番の親友だったという生徒(14)は友梨さんの安否を気遣いながら、「どんな境遇にいるのかわからない友梨に、『ずっと応援してるよ』と伝えたかった。この思いは変わりません」と話した。

 この色紙は、友梨さんの家族に届けられる。

     ◇

 一方、友梨さんの母・美和子さん(47)は取材に対して「最近、5年前の、あの日を思い返すことが多くなった」と心情を語った。

 「行ってきます」と元気よく出かけた笑顔、「友梨が帰らない」と連絡を受けた瞬間――。「今の私に『(事件を)忘れない』は必要ないのです。四六時中、友梨は私の中にいるから」

 美和子さんは20日、情報提供を求めるチラシ配りに参加しながら、娘の帰りを待つという。情報提供は捜査本部(072・464・1234)へ。

 吉川友梨さん失跡

 大阪府熊取町七山で03年5月20日午後3時ごろ、歩いて帰宅中の友梨さんが、自宅手前約400メートルで目撃されたのを最後に行方不明となった。府警は未成年者略取誘拐事件として泉佐野署に捜査本部を設置。延べ約4万5200人の捜査員を投入し、これまでに2580件(5月1日時点)の情報が寄せられたが解決には至っていない。

<記事・写真:読売新聞 2008/05/19>
<小4女児不明5年>住民らが情報提供呼びかけ 大阪

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(14)が下校途中に行方不明になった未成年者略取誘拐事件は20日、発生から5年を迎える。しかし、「必ずどこかで頑張っている」という知人や学校関係者らの願いは風化しない。地元住民約70人は18日、父の永明さん(47)と同府泉南市でビラ約8000枚を配って情報提供を呼び掛けた。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅近くで同級生とすれ違ったのを最後に行方不明に。車で連れ去られたとみられる。府警泉佐野署捜査本部は捜査員延べ約4万5200人を投入し、今も17人の専従捜査員を配置する。これまでに2580件の情報があった。昨年7月には警察庁公的懸賞金制度の対象になった。

 友梨さんは今春、長期欠席のまま同町立熊取北中3年に進級した扱いとなった。同校3年の教室には友梨さんの机が確保され、教科書やプリントも両親に渡されている。

 当時の小学校の校長だった武田薫さん(58)は、「一時も忘れたことはない」と語る。友梨さん卒業まで異動せず、同じ学校の校長を異例とも言える通算5年間にわたって務めた。今は別の小学校に移ったが、友梨さんの同級生が中学で頑張っている様子をよく耳にするという。「進学先を決める学年になってしまった。友梨さんの近況も聞きたい」

 地元住民が配ったビラには、同級生らが昨秋、中学生に成長した友梨さんを想像して描いた似顔絵を描き入れた。地元区長の西川静雄さん(65)は「早く戻ってきてほしい。ビラ配りは今年が最後になれば」と話した。情報提供は捜査本部(072・464・1234)へ。【小林慎、遠藤孝康、酒井雅浩】

<記事:毎日新聞 2008/05/19>
「その笑顔、待ってる」/同じ中学の生徒が描いた「今の友梨さん」ビラに/大阪・熊取の吉川友梨さん不明から5年

 大阪府熊取町の吉川友梨さん(14)が下校途中に行方が分からなくなってから18日で5年となる。父親の永明さん(47)は18日、地元の住民らと一緒に同府泉南市のショッピングセンターで情報提供を求めてビラを配った。ビラには、ブレザー姿の少し大人びた友梨さんの似顔絵があった。「友梨ちゃんに中学の制服を着せてあげたい」と、友梨さんが3年生として在籍する中学に通う生徒たちが、今の姿を想像して描いた。みんな待っているから――。そんな願いが笑顔に込められている。

 紺のブレザーにチェック柄のスカート。町立熊取北中学校の制服を着た友梨さんがピースサインをし、花畑の前で笑みを浮かべている。

 ビラに掲載された似顔絵は、もとは縦1・5b、横2bほどの水彩画だ。同中の1〜3年生13人が作成し、昨年11月の文化祭で発表した。


同じ中学の生徒たちが今の姿を
想像して描いた吉川友梨さん
 同中では、全生徒がいくつかのグループに分かれて文化祭に取り組んでおり、13人はそのうちの1グループのメンバー。「友梨ちゃんのために何かできないか」「メッセージを送ろう」「中学校の制服を着せてあげたい」――。教室で話し合い、絵を描くことを決めた。

 絵の得意な数人の生徒が、9歳のころの友梨さんの写真をもとに鉛筆で下絵を描いた。顔、髪、制服……。13人が交代で絵の具を塗り、仕上げていった。「友梨ちゃん、どうしてるんかな」。放課後になると、グループ以外の生徒も輪に加わった。

 絵に添える言葉も考えた。「頑張れ」という意見も多かったが、みんなの思いを表すこの言葉に決めた。

 「みんなが待ってる その笑顔」

 友梨さんは行方不明になった後の06年春、同中に入学した。いまは「3年3組」に机がある。担任教諭は「欠席」の印をつけ続けている。


 友梨さん失跡事件 大阪府熊取町七山で03年5月20日午後3時ごろ、町立北小学校4年だった吉川友梨さんが、遠足を終えて学校から帰宅途中、自宅から約200b離れた商店街で目撃されたのを最後に行方不明になった。府警は、何者かが車を使って友梨さんを連れ去った可能性が高いとみており、現場付近で目撃された4種類の不審車両の特定を進めている。

 警察庁は昨年7月、有力情報提供者に300万円の懸賞金を出すことを決めている。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事提供:朝日新聞 大阪朝刊 2008/05/18>
大阪の小4女児不明から5年 新たな不審車両情報も

 大阪府熊取町で平成15年、当時小学4年生だった吉川友梨さん(14)が下校途中に行方不明になってから20日で丸5年を迎える。泉佐野署捜査本部は車で連れ去られたとみて、不審車両の特定を急いでいるが、有力な手がかりはつかめていない。ただ、これまでに浮上した4台の不審車両のほかに通学路と交差する脇道を走り去る不審な車があったとの情報も寄せられている。友梨さんは今春、中学3年生になった。関係者らは懸命に情報提供を呼びかけている。

 父親の永明さん(47)と地元住民約70人が18日午後、泉南市のイオンりんくう泉南ショッピングセンターで、「もう一度思いだしてください!」などと書かれたチラシ約8000枚を買い物客に配った。

 センター内の家電販売店では、友梨さんの情報提供を求める動画が繰り返し大型テレビで流された。チラシを受け取った主婦(58)は「本当に1日でも早く解決することを願っています」と話していた。

 友梨さんの通学路の風景は、失跡当時とほとんど変わっていない。行方不明になったのは5月20日午後3時ごろ、同町七山での下校途中だった。自宅まで約400メートルの場所で同級生と出合ったのが最後の目撃。この地点から約100メートル先の商店前は通っておらず、この間に連れ去られた可能性が高いという。

 捜査本部は、近くを通ったり停車したりしていた車両4台を特定するため、聞き込みを継続。友梨さんが姿を消した付近から北に抜ける細い脇道があり、この道を猛スピードで走り抜ける車の音を住民が聞いていたとの情報が寄せられた。

 昨年7月、事件は警察庁の公的懸賞金制度の対象になった。今年1月には警察OBらによるNPO法人「POLICEチャンネル」(東京)のホームページで事件概要をまとめた動画配信も始まり、支援の輪は広がり続けている。

 発生後に寄せられた情報は約2580件。捜査本部は延べ約4万5200人を投入し、現在も専属捜査員17人で捜査を続けている。情報は捜査本部((電)072・464・1234)へ。

<記事:産経新聞 2008/05/18>
無事願い、チラシ配る 友梨さん失跡から5年に

  大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年だった吉川友梨さん(14)が下校途中に行方不明になって20日で5年。有力な手掛かりは依然なく、地元の支援者や捜査員計約90人が18日、同府泉南市のショッピングセンターで買い物客に情報提供を呼び掛けるチラシ約1万枚を配った。

 友梨さんの父親永明さん(47)も出入り口に立ち、黙々と1人1人に頭を下げながらチラシを配布。「無事戻るといいですね」と話し掛けられると「その通りです」と沈痛な表情で答えた。

 地元区長の西川静雄さん(65)は「1日も早く無事帰ってくることを願っている。チラシが事件の風化を防ぎ、少しでも捜査の進展につながれば」と話した。

 捜査本部にはこれまで約2580件の情報が寄せられ、延べ約4万5200人が捜査。現在は17人が専従している。情報は泉佐野署捜査本部、電話0724(64)1234へ。

行方不明になっている吉川友梨さんに関する情報提供を
呼び掛けるちらしを配る地元の支援者ら=18日午後、大阪府泉南市

<記事・写真:共同通信 2008/05/18>
空白の400メートル埋まらず=小4女児失跡から5年−大阪

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中の吉川友梨さん(14)=当時小学4年生=が行方不明になってから20日で丸5年を迎える。家族らは一日も早い帰宅を願い、府警は懸命の捜査を続けるが、解決の糸口は見えない。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、下校途中の三差路で同級生の男子児童と会話を交わしたのを最後に足取りが途絶えた。自宅まで約400メートルの距離だった。

 府警はこれまでに延べ約4万5200人の捜査員を投入。不審車両の洗い出しなどを進めている。警察庁も07年7月、未成年者略取誘拐事件として、有力情報提供者に懸賞金(300万円)を用意。しかし、有力な情報は少なく、ある捜査員は「たった1つでいい。解決に結び付く情報が欲しい」と話す。

<記事・写真:時事通信 2008/05/18>
絵手紙 祈りつづる 熊取駅に50通展示

 03年5月、下校途中に行方不明になった熊取町の中学3年、吉川友梨さん(14)への応援メッセージを添えた絵手紙展が8日、JR熊取駅コンコースで始まった。町内の絵手紙教室に通う生徒たち約35人が開いた。薄れゆく記憶の風化を防ぎ、少しでも発見の糸口になれば、と願う。友梨さんの行方がわからなくなってから、20日で丸5年――。

 「5年間ずっと待ってるよ。一度顔見せて」

 「母の祈り」

 約50通のはがきに、友梨さんへの思いが毛筆で書き込まれている。描かれているのは、色鮮やかなリボンの付いた帽子やヒマワリなどだ。

 新井徹さん(70)が手ほどきする絵手紙教室の生徒が、友梨さんのことを一人でも多くの人に思い出してもらおうと、企画した。昨年に続いて2回目。新井さん自身も事件の風化が気になる。出会った人に友梨さんのことを話した時、「そんな事件があったなあ」「今年で何年になるの?」という反応が多くなった。「同じ地元だからこそ、時がたつにつれて忘れずに、応援しないと」と新井さんは話す。

 実家が熊取町で、堺市東区の会社員女性(29)は今年初めて出展した。ヒマワリの絵とともに「元気な姿を見せて下さい」とつづった。「さりげない言葉で友梨さんを応援したかった。絵手紙を見た人に、どんなささいな記憶でも思い出してもらえたら」

 展示は5月29日まで。情報は、泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

「友梨さん、待っています」
応援メッセージを添えた絵手紙と新井徹さん

<記事・写真:朝日新聞 2008/05/10>
吉川友梨さん14歳誕生日

母親ら情報提供呼びかけ

 熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(当時小学4年)が31日、14歳の誕生日を迎え、母の美和子さん(47)や支援者らが大阪市中央区の高島屋大阪店前で情報提供を求めるチラシ約2万枚を配り、早期発見を願った。

 地域安全運動に取り組むNPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら約20人が、友梨さんの写真を添えたチラシを買い物客らに手渡した。

 参加した大阪市東住吉区の中学2年、郡山宥喜さん(14)は「早く見つかってほしい」、美和子さんは「誕生日を一緒に祝いたいが、見つけてやれず申し訳ない思い」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

チラシを配る吉川美和子さん
(大阪市中央区で)

<記事・写真:読売新聞 2008/04/01>
吉川友梨さん14歳に ミナミでビラ配り

 03年5月20日、熊取町で下校途中に行方不明になった吉川友梨さんが31日、14歳の誕生日を迎えた。もうすぐ5年の月日が流れるが、友梨さんは見つかっていない。この日、地域で子どもを守る活動などをしているNPO「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら二十数人が、大阪・南海難波駅前で友梨さんの情報を求めるビラを配った。

 友梨さんの母美和子さん(47)も参加し、「もう5年も誕生日を祝ってあげられなくて申し訳ない気持ち。早く見つけてあげたい。成長しているとは思うが、特徴を記憶の片隅にでも置いてもらえたら」と話した。当時小学4年だった友梨さんは4月、中学3年に進級する。

 春休み中ということもあり、友梨さんと同世代の小中学生や高校生も参加した。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。


吉川友梨ちゃんの情報を求めるビラを配る
母の美和子さん(中央)=南海難波駅前

<記事・写真:朝日新聞 2008/04/01>
大阪・熊取町の女児不明:友梨さん、中2修了式

 03年5月に行方不明になった吉川友梨さん(13)が在籍する大阪府熊取町立熊取北中学校で24日、今年度の修了式があった。友梨さんは現在2年生で長期欠席扱いだが、4月には3年生に進級する。生徒らは、無事に帰ってくるよう願った。野口正博校長は「一日も早く、ご両親のもとに戻り、学校に通うことを祈りたい」と話した。修了証書は後日、友梨さんの両親に手渡される。

 友梨さんが行方不明になった事件は昨年6月、警察庁が公費懸賞金制度の対象事件に指定。情報は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:毎日新聞 2008/03/24 大阪夕刊>
この顔いつまでも追い続ける

 ◇発生24年 キツネ目の男目撃の刑事、今月で勇退

 グリコ・森永(GM)事件で「キツネ目の男」=写真=を目撃した“7人の刑事”の1人、大阪府警鶴見署長の前和博警視(59)が今月31日に勇退する予定だ。捜査1課で16年にわたり誘拐などを担当した「特殊事件のエキスパート」。GM事件は18日で発生からちょうど24年。キツネ目の男の顔は今でもまぶたに鮮明に焼き付いている。「辞めても、やつの姿を追い続けたい」。3年前にがんを克服した猛者が現場を去る。キツネ目を見た現役は3人になる。【堀川剛護】

 警察官だった父親や刑事ドラマの影響で、警察官を目指した。1967年に採用され、83年秋、捜査1課に配属。半年後の84年3月、GM事件が発生した。同年6月28日夜、旧国鉄京都駅で、不審な男を同僚らと尾行した。このキツネ目の男との出会いが、刑事としての第一歩だった。

 身長180センチ、体重95キロの新米刑事はすれ違いざまに男を「自分より数センチ低い、がっちり形」とみた。「目が合うと、怖いほど鋭い目つきやった。あの顔は今、見ても分かる。絶対忘れられん」。机の引き出しには男の似顔絵写真を忍ばせている。「あの男に会えるなら、真相を聞きたい」。今も悔しさは変わらない。


机の引き出しから「キツネ目の男」の似顔絵を取り出す前和博警視=大阪府警鶴見署で大橋公一撮影 捜査1課では、雪印乳業食中毒事件(00年)や大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件(01年)なども指揮し、課長に次ぐ調査官を務めた。05年にがんで入院。体重が20キロ減ったが10カ月で現場復帰した。

 大阪府熊取町で03年に小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった略取誘拐事件も頭から離れない。「現場を去るのは寂しい。でも、後輩らに期待している」。犯罪者を追ってきた険しい視線は後進らを温かく見守る。

 ◇グリコ・森永事件

 1984年3月18日の江崎グリコ社長誘拐から85年8月12日の終結宣言までの間、「かい人21面相」の名で食品会社を次々と恐喝し、現金奪取を図った一連の事件。警察庁は広域114号事件に指定。新聞社や警察に「挑戦状」を多数送りつけて情報を操作、「劇場犯罪」と呼ばれた。誘拐や殺人未遂、恐喝未遂など計28事件のすべてが、00年2月13日に完全時効を迎えた。

<記事:毎日新聞 2008/03/20>
[目を向けよう!子どもの安全](3) 地域と保護者 防犯で連携.

◆愛犬家や警察OBが協力

 子どもの安全を守るには、「自分で自分を守る」技能を身につけるための安全教育だけでなく、保護者と地域、行政が手を結んで子どもを守る機運を作ることが大切だ。バラバラに取り組むのでなく、気になる情報などを交換しあう「開かれた防犯対策」が求められている。

 大阪府南部の熊取町。一昨年5月、当時小学4年だった吉川友梨ちゃんが下校途中に行方不明になり、まだ見つかっていない。このことは、地域住民たちが子どもたちの安全に目を向ける大きな契機になった。

 愛犬家約70人でつくる「わんだふるくらぶ」は朝夕の散歩時に、愛犬に目立つ薄緑色のウエアを羽織らせ、不審者などに気を配る「わんわんパトロール」を昨年春から行っている。動く「子ども110番の家」だ。

 地域の警察署や防犯協会と連携し、「女子中学生が車で連れ去られそうになった」などの情報があるたびに、会員間でファクスをやりとりし、目配りの参考にしている。代表の伊藤節夫さん(65)は「朝夕の散歩を、登下校の時間に合わせ、子どもたちに安心してもらえるようにしています」と話す。妻郁子さん(57)も「最近は『あっ、わんわんパトロールや』と幼い子から声がかかるようになりました」と定着に自信を見せる。


 不審者などの発見とともに、危険個所の把握も重要だ。同町では、子どもたちの意見を参考に、小学校区ごとの「安全マップ」作りを行っている。これまでにひやりとした事件が起きた場所や、万一のときに駆け込む「子ども110番の家」はどこにあるのか、などを地図に書き入れ、学校内に掲示するなどしている。

 下校時の通学路では、保護者らが交差点などに立つ。交代とはいえ、毎日の立ち番は負担だ。保護者らの自助努力だけに任せるわけにはいかない、と町の旗振りで、警察OBらでつくる「熊取安全パトロール隊」も発足した。2人一組で専用車2台に乗り、通学路や人通りの少ない道などを毎日、回る。

 「プロの目から、さまざまな視点でチェックしています」と同隊の久保慶典さん(61)。公園周辺で見かけた見知らぬ人、物陰などに不自然に止められた車やバイク、自転車などに目を光らせ、ゴミの不法投棄などもチェックする。


 未解決のまま、張り詰めた警戒状態が続くなか、ボランティアらの負担感も少なくない。「いつまで緊急対策を続けるのか」「そこまで必要があるのか」との声もある。

 「うまく交代しあったり、引き継ぎしたりで、いい意味での平常化を図りたい」と同町教育次長の田中豊一さん。「複数の取り組みが網のように重なることが、犯罪者が近寄りがたいムードに結びつく」と理解を求める。

 取り組みが始まった2003年度は、町内での犯罪発生率が前年度比で約3割も減った。現在も、「犯罪者が近寄りがたいムード作り」は続いている。

<記事:読売新聞 2008/03/10>
映像で記憶呼び覚まし情報提供を 吉川友梨さん不明事件

 大阪府熊取町で03年5月20日、当時小学4年の吉川友梨さん(13)が帰宅途中に行方不明になった事件で、府警泉佐野署捜査本部が、当日の友梨さんの足取りをたどる通学路の風景や服装を再現した映像の配信を始めた。警察OBらが運営するNPO法人「ポリスチャンネル」(東京)のホームページで、無料で見ることができる。

 事件から5年となる5月を前に、当時現場を通りかかった人や、一般の人に再度事件の記憶を呼び覚ましてもらうのが狙い。同事件は昨年6月、警察庁の「捜査特別報奨金」(上限300万円)の対象となった。情報提供は捜査本部(072・464・1234)まで。

<記事:朝日新聞 2008/01/25>
「GyaO」で「吉川友梨さん行方不明事件」の情報を公開中

 ブロードバンド放送「GyaO」が配信する「ニュース&ドキュメンタリーチャンネル」の「ポリスチャンネル」では、「吉川友梨さん行方不明事件」の情報を公開している。

 「吉川友梨さんを捜しています〜吉川友梨さん行方不明事件〜」では、2003年5月20日15時ごろ、当時小学4年生の吉川友梨さんが、学校からの帰宅中、行方不明になった事件の情報を公開している。

 社会見学だったこの日は、一度学校へ戻り解散。最終目撃地点から自宅までの間に、何者かに連れ去られたとみられる。「GyaO」では「ポリスチャンネル」でこの事件の情報を公開し、その当時の情報提供を呼びかけている。

<記事:RBB TODAY 2008/01/24>
<大阪>吉川友梨さんの情報提供呼びかけ動画配信

 大阪府熊取町の吉川友梨さんが行方不明になっている事件で、情報提供を呼びかける動画がインターネット上で配信されています。

 吉川友梨さんは、小学4年生だった2003年5月大阪府熊取町で下校途中に行方が分からなくなりました。警察は、捜査員のべ4万3800人を動員して、友梨さんの行方を探していて、有力な情報に対しては300万円を上限とする報奨金が支払われます。

 警察とNPO法人「POLICEチャンネル」は、事件の概要を説明し、情報提供を呼びかける動画を作成して、23日からインターネット上で配信しています。

 友梨さんに関する情報は大阪府警泉佐野署(電話072−464−1234)までご連絡ください。

<記事:朝日放送 2008/01/24>
大阪:吉川友梨ちゃんの動画配信 情報提供を期待

 5年前、大阪府熊取町の小学生、吉川友梨さんが行方不明になった事件で情報提供を呼びかける動画の配信が23日からインターネット上で始まった。動画を配信しているのは警察OBらで作るNPO法人「ポリスチャンネル」のホームページ。

 友梨さんは小学4年生だった2003年の5月、下校途中に姿を消したまま現在も行方がわかっていない。配信されている動画には、友梨さんの事件当日の足取りや服装のほか、大阪府警の捜査員による捜査の現状説明などが約17分にまとめられており、警察は新たな情報提供に期待を寄せている。

 HPのアドレスはhttp://www.police−ch.jp/ (01/23 12:18)

<記事:よみうりテレビ 2008/01/23>
違法ドラッグはこんなに怖い……中高生など若年層の薬物中毒の恐ろしさを描く

 NPO法人ポリスチャンネルでは、違法ドラッグの恐ろしさを描いた「違法ドラッグにNO!〜未来はキミが思うほど悪くない〜」などの動画を配信中。中高生向けの薬物対策も盛り込まれている。

 「飲むだけで痩せられる!」などの宣伝文句でネットや携帯サイトに出回る違法ドラッグ。手に入れるのも使用するのも簡単。しかしその後、何十倍もの苦しみが襲ってくる。「違法ドラッグにNO!〜未来はキミが思うほど悪くない〜」では薬物の恐ろしさだけでなく、中高生がどんな悩みをもち、どうして危険に近づいてしまうのか、どうすれば危険を回避できるのかなど、3作品にまとめご紹介している。指導者向けに日本学校薬剤師会会長・杉下順一郎氏のインタビューも収録されている。

 2003年5月20日、当時小学4年生(9歳)の吉川友梨さんが、学校からの帰宅中、行方不明になった事件を取り上げた「吉川友梨さんを捜しています〜吉川友梨さん行方不明事件〜」も配信。最終目撃地点から自宅までの間に、何者かに連れ去られたとみられている吉川友梨さん。この日、付近を通った方、または事件前後に気にかかったことがあれば、ぜひとも大阪府泉佐野警察署捜査本部まで情報をお寄せくださいと呼びかけている。

 このほか1月10日「110番の日」に超速戦士「G-FIVE」を招いて行われた広報活動「群馬県警察110番の日」や懸賞論文「社会の安全とそれぞれの役割」授賞式の模様も同時配信中だ。

<記事:RBB TODAY 2008/01/23>
吉川友梨さん不明事件 情報求め動画配信

 5年前に大阪府熊取町で当時9歳の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、警察は情報提供を呼びかけるため、インターネットで当時の状況を説明した動画の配信を始めます。

 2003年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さんは、学校から帰る途中に行方不明になりました。

 警察は、友梨さんが何者かに連れ去られたとみて捜査していますが、有力な手がかりがないため、友梨さんが行方不明になった現場など当時の状況について説明し、情報提供を求める動画をインターネットで23日正午から配信します。

 事件を担当している現役の大阪府警捜査員も、これまでの捜査状況を説明しています。

 警察は市民に対して情報提供を呼びかけるとともに、これまでのべ4万3,800人の捜査員を投入してきました。

 捜査本部がある泉佐野警察署の電話番号は『072−464−1234』です。

<記事:毎日放送 2008/01/23>
<未成年者誘拐>不明の吉川さん情報求め動画配信 大阪府警

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(13)が下校途中に行方不明になった未成年者略取誘拐事件で、府警泉佐野署捜査本部が情報提供を呼びかける動画を製作した。23日正午から、NPO法人「POLICEチャンネル」(東京都)のホームページ(HP)上で配信を始めた。

 動画は約17分間。友梨さんが学校を出てから、最後に目撃された場所までの足取りをたどり、専従捜査員が現在までの捜査状況を説明。不審車両や友梨さんの服装の特徴などを紹介し、失跡当日に現場付近を通った人の情報提供などを求めている。

<記事:毎日新聞 2008/01/23>
吉川友梨さん不明、ネット動画で情報提供求める──大阪府警など

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年だった吉川友梨さん(13)が下校中に行方不明になった事件で、府警泉佐野署捜査本部と特定非営利活動法人(NPO法人)「POLICEチャンネル」(東京)は23日正午から、事件の情報提供を求める無料動画を公開する。

 同法人が運営するホームページ「ポリスチャンネル」(http://www.police−ch.jp)の中の「ビデオライブラリー」から「捜査本部事件」を選択。「吉川友梨さんを捜しています」をクリックすると約17分の動画が始まる。担当捜査員が出演し、事件当日の友梨さんの服装、所持品、現場周辺の状況などを説明。友梨さんが帰宅途中、何者かに車で連れ去られた可能性が高いことなども指摘している。

 調べによると、遠足を終えて下校途中だった友梨さんが最後に目撃されたのは、03年5月20日午後3時ごろ。捜査本部はこれまで延べ4万3800人の捜査員を投入。2525件の情報が寄せられているが、解決につながる有力なものはないという。情報は泉佐野署捜査本部(電話0724・64・1234)まで。

<記事:日経ネット 2008/01/23>
大阪・熊取町の女児不明:吉川友梨さんの足取りや捜査状況説明 大阪府警がHPに動画

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(13)が下校途中に行方不明になった未成年者略取誘拐事件で、府警泉佐野署捜査本部が情報提供を呼びかける動画を制作した。23日正午から、NPO法人「POLICEチャンネル」(東京都)のホームページ(HP)上で配信する。

 動画は約17分間。友梨さんが学校を出てから最後に目撃された場所までの足取りをたどり、捜査員が現在までの捜査状況を説明。不審車両や友梨さんの服装の特徴などを紹介し、失跡当日に現場付近を通った人の情報提供などを求めている。

 調べでは、友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅近くの路上で同級生と会話したのを最後に行方が分からなくなった。現場の状況から車で連れ去られたとみられる。捜査本部は延べ約4万3800人の捜査員を投入。これまでに約2500件の情報が寄せられ、昨年6月からは警察庁の公費懸賞金制度(上限300万円)の対象となった。

 動画は同HPの「ビデオライブラリー」内の「捜査本部事件」コーナーで閲覧できる。HPアドレスは「http://www.police‐ch.jp/」。情報は捜査本部(072・464・1234)。【隅俊之、小林慎】

<記事:毎日新聞 大阪朝刊 2008/01/23>
小4女児不明事件の動画配信 大阪府警がNPO法人のサイトで

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さん(13)が行方不明になってから丸5年を迎えるのを前に、府警泉佐野署捜査本部は23日正午から、警察OBらが主体となって立ち上げたNPO法人「POLICEチャンネル」(東京都)のホームページで、事件の概要をまとめた動画配信を始める。

 動画は約17分。友梨さんが姿を消した通学路の映像が繰り返し流れ、担当捜査員が当時の友梨さんの服装や所持品、現場周辺の状況について詳細に説明している。友梨さんが車で連れ去られた可能性が高いことや、事件当日に通学路付近で目撃された車の特徴についても映像の中で言及されている。

 捜査本部はこれまでに捜査員延べ約4万3800人を投入。昨年6月から公的懸賞金制度が適用され、その後約150件の情報が寄せられたが、発見には至っていない。

 同NPO法人はこれまでにもHP上で、東京・世田谷一家殺害事件や栃木県今市市(現・日光市)の小1女児殺害事件などで情報提供を求めるため、ビデオ映像を公開している。

 動画はホームページ(http://www.police−ch.jp/)内の「捜査本部事件」コーナーから起動する。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:産経新聞 2008/01/22>
ネット動画で情報提供呼び掛け=吉川友梨さん失跡事件−大阪府警

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年の吉川友梨さん(13)が下校中に行方不明になった事件で、府警泉佐野署捜査本部はインターネット上で情報提供を呼び掛ける動画を制作した。警察OBらで作るNPO法人「POLICEチャンネル」(東京)のホームページ(HP)で23日正午から公開を始める。
 
 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅まで約400メートルの路上で、同級生と話したのを最後に行方が分からなくなった。
 
 動画は約17分。友梨さんの帰宅経路をたどり、専従捜査員が捜査状況を説明。友梨さんの失跡当日の服装や、周辺で目撃された不審車両の特徴を紹介している。

<記事・写真:時事通信 2008/01/22>
映像配信で情報提供求める 行方不明の吉川友梨ちゃん

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨ちゃん(13)が下校中に行方不明になった事件で、警察OBらでつくる特定非営利活動法人(NPO法人)が23日正午からインターネットのホームページに、事件概要を説明し、情報提供を呼び掛ける映像を掲載する。

 映像は17分間。事件を時系列で検証し、発生当初から捜査を担当する大阪府警捜査1課の小川光正警部補(59)が当時の友梨ちゃんの着衣や捜査状況を説明。「車で連れ去られた可能性が高い」と話している。

 NPO法人は「POLICEチャンネル」(東京)。栃木県今市市(現日光市)の小1女児殺害や、東京都世田谷区で起きた一家殺害などの未解決事件も映像で紹介している。

 HPのアドレスは、http://police−ch.jp/

<記事:西日本新聞 2008/01/22>
吉川友梨さん行方不明4年半 情報求む

 03年5月20日、熊取町の吉川友梨さん(13)が下校途中に行方不明になってから20日で4年半になる。地域で子どもを守る活動などをしているNPO「あいうえお」(貝塚市)のメンバーら二十数人は、南海の難波駅前と貝塚駅前で情報を求めるビラ約1万5千枚を配った。友梨さんの母美和子さん(46)も街頭に立ち、道行く人に深く頭を下げながらビラを差し出し、協力を呼びかけた。

 当時小学4年生だった友梨さんは、現在は中学2年生になる。美和子さんは「(友梨さんの)中学校生活も半分は終わってしまった。1日でも早く戻り、ちょっとでも中学校生活に入ることができたらなと思っています」と話した。

 あいうえおの代表理事三本松義春さん(61)は17歳の男性に「希望を持って捜して下さい」と話しかけられた。「皆さんの記憶に友梨ちゃんが残っている。地域のきずなで子どもを守る意識を広げたい」

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2007/11/21>
吉川友梨さんの情報求めチラシを配布 行方不明から4年半

 熊取町で平成15年5月、当時小学4年生だった吉川友梨さんが行方不明になってから丸4年半の20日、児童を支援するNPO法人「あいうえお」(事務局・貝塚市)のメンバーが南海難波駅前などで、情報提供を求めるチラシを配った。

 同法人は、友梨さんが行方不明となって以来、友梨さんの誕生日(3月31日)など節目の日にチラシを配るなどして協力を呼びかけてきた。

 この日正午から、白いウインドブレーカーを着たメンバー約15人が、難波駅前でチラシを配布。「友梨ちゃんを探しています」と声をかけながら、約1万枚を配った。貝塚市内でも7人が5000枚を配布した。

 チラシ配布に参加した友梨さんの母、美和子さん(46)は「(友梨さんの)中学校生活も半分を折り返した。ちょっとでも学生生活を送ってもらいたい」と話した。情報提供は、泉佐野署捜査本部((電)072・464・1234)へ

<記事:産経新聞 2007/11/21>
縄田・府警本部長:「地域と連携し取り組む」 街頭犯罪や歓楽街対策 /大阪

 ◇インタビュー

 街頭での犯罪や歓楽街対策、未解決の凶悪事件、潜在化する暴力団犯罪など、府警が直面する課題は多い。9月に着任した縄田修・府警本部長に対応を聞いた。【佐々木雅彦】

 −−昨年まで連続全国最多だったひったくりは今年上半期、前年同期比で減った。

 今年の街頭犯罪全体は9月末時点で前年比12%減ったが、増減の議論にはあまり意味がない。問題は中身。自動販売機狙いは増え、少年が多い。自動車盗は東京で、駐車場のブロック塀が網フェンスになり、街灯も明るくなるにつれて減った。大阪の特徴を分析し、犯人を追い込んでいく。

 −−ミナミの歓楽街環境改善対策が実を結んで客引きが減る一方で、派手な看板の風俗無料案内所が増えている。

 05年12月施行の改正府迷惑防止条例など各種法令を活用し、取り締まりを強めてきた。しかし、無料案内所があれだけあるのには驚いた。ミナミは自転車の違法駐車も多く歩きづらい。ミナミ歓楽街環境浄化推進協議会や地域の人たちと引き続き連携して取り組む。

 −−警察庁の公費懸賞金制度に、03年に熊取町で当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった事件など府内3件が指定された。未解決凶悪事件にどう取り組むか。

 地道に情報提供を求め、一つ一ついろんな角度からつぶしていくしかない。DNA型鑑定など科学捜査の観点も重要だ。今月17日には殺人容疑で指名手配中の尹麗娜容疑者を潜伏先の東京で逮捕できた。凶悪事件検挙は、府民の府警への信頼の柱だ。

 −−暴力団犯罪は年々、巧妙化している。

 暴力団の資金源は何か。不動産や証券取引など資金獲得方法は時代とともに変わる。公共事業にも下請け企業として関与することが多い。社会全体が暴力団を容認しない姿勢を強めていくことが重要で、府警も積極的に事件化していきたい。

<記事:毎日新聞 2007/10/24>
兵庫・加古川の女児刺殺:地域防犯体制の難しさ浮き彫り 巡回増や警備員配置 /大阪

 ◇子ども見守り隊発足
 兵庫県加古川市の市立別府小2年、鵜瀬柚希ちゃん(7)が自宅前で刺殺された事件は、地域の防犯体制を整備する難しさを浮き彫りにした。府内でも過去に子どもが巻き込まれた事件を受け、さまざまな取り組みが進められている。

 01年に児童8人の命が奪われた乱入殺傷事件が起きた大阪教育大付属池田小学校(池田市)は今回の事件を受け、児童の登下校時、通学路を巡回する教員を2人から8人に増やした。

 同校は原則として午前7時半〜午後7時半に正門前に警備員を配置。登校時には保護者7人が通学路で子どもたちを見守る。校舎内外に非常用押しボタンや警報ブザーなどを設置。03年度には緊急時の携帯メールも導入した。不審者情報があったり、学校行事で児童の下校が遅れる際などに保護者に連絡している。昨年度からは、児童が無事に小学校に到着すると、保護者にメールが届くシステムも取り入れた。

 03年5月、当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になった熊取町は事件後、地域住民や保護者らが登下校時などに通学路に立つ「子ども見まもり隊」を発足させた。約200人が登録している。また青色回転灯を取り付けた専用パトロールカーで町内を巡回する「安全パトロール隊」も実施。嘱託町職員として採用した警察官OB4人と、公募した有償ボランティアの住民が一緒に乗り込んで、月〜金曜日の日中に巡回している。

 子どもを取り巻くさまざまな危険を研究しているNPO法人「子どもの危険回避研究所」(東京都港区)の横矢真理所長は「子どもの安全を見守る活動は登下校の時間に集中しがち。最近は日没が早く、子どもが遊びから帰宅する時間帯にも注意が必要」と訴えている。

<記事:毎日新聞 2007/10/19>
大阪・熊取町の女児不明:公費懸賞、追い風に 友梨さんの母らビラ配布

 03年5月に大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さん(13)が行方不明になった事件が警察庁の公費懸賞金制度の対象として追加され、情報受け付け開始の2日、府警泉佐野署捜査本部員らがJR阪和線熊取駅などでビラを配布した。同駅前で母美和子さん(46)は「できるだけ早く見つかってほしい」と話した。

 父永明さん(46)ら親族が謝礼金200万円を用意して解決への協力を呼びかけてきたが、期間が1日に終了したため、制度の対象となった。

 情報を求めるチラシを全国に無料配布しているNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)スタッフの林仁美さん(31)は「一日も早い発見に役立ってほしい」。

 府警は今回、友梨さんが失跡する理由がないと判断し、事件名を未成年者略取誘拐事件とした。全国で公費懸賞金制度に指定されたのは10件で、関西では、堺市西区の母娘殺傷事件と同府茨木市のスーパー店員刺殺事件も対象になった。府警によると、2件とも5月の指定から先月までに、ほとんどなくなっていた情報提供が計約40件に激増した。【小林慎、江畑佳明】

<記事:毎日新聞 大阪夕刊 2007/07/02>
吉川友梨さん事件、特別報奨金の対象に 母らチラシ配り

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(13)が帰宅途中に行方不明になった事件が、警察庁の捜査特別報奨金制度の対象となったことを受け、大阪府警は2日、JR熊取駅などで、友梨さんに関する情報提供を求めるチラシを配った。友梨さんの母、美和子さん(46)も参加し、早期発見を訴えた。

 午前7時から、府警の捜査員ら24人が府南部の4駅で、通勤客らに約1万枚のチラシを配った。友梨さんの顔写真と全身のイラストのほか、失跡当時の着衣などを掲載。報奨金の上限額300万円も記している。熊取駅前でチラシを配った美和子さんは「できるだけ早く見つかって欲しい」と話した。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)まで。

<記事:朝日新聞 2007/07/02>
大阪の友梨さん不明事件、公費懸賞金制度の対象に

◆母親ら、情報提供を呼びかけ

 大阪府熊取町で2003年に当時小学4年の吉川友梨さん(13)が行方不明になった事案が警察庁の公費懸賞金制度の対象となったのを受け、泉佐野署捜査本部は2日、母の美和子さん(46)とともに同町など4か所でチラシ計1万枚を配り、情報提供を呼びかけた。

 国費から懸賞金を出して情報提供を呼びかける制度で、友梨さんのケースでは来年7月1日までに寄せた有力情報の提供者に上限300万円が支払われる。

 この日午前7時から、捜査員24人が同町や隣接する泉佐野、貝塚両市で出勤途中の会社員らに「協力をお願いします」と声をかけ、制度の概要や友梨さんの顔写真、当時の服装などを記したチラシを手渡した。同町のJR熊取駅前でチラシを配った美和子さんは「できるだけ早く無事で見つかってほしい。ただ、それだけです」と話していた。

 情報提供は同捜査本部(072・464・1234)へ。


吉川友梨さん(円内)のチラシを配る
母親美和子さん(中央)ら
(2日午前9時大阪府熊取町で) 
<記事・写真:読売新聞 2007/07/02>
友梨さん事件で情報求める 公的懸賞金制度の対象に

 大阪府熊取町で2003年に吉川友梨さん(13)=当時小学4年=が行方不明になった事件が公的懸賞金制度の対象となったことを受け、大阪府警は2日午前、地元の駅前4カ所でチラシを配布し情報提供を呼び掛けた。

 家族はこれまで懸賞金200万円を私費で用意していたが、2日から公費による公的懸賞金に切り替わった。

 JR阪和線熊取駅前では、午前7時から泉佐野署捜査本部の捜査員ら約12人が雨の中、通勤客らにチラシを配布。一緒に情報提供を呼び掛けた友梨さんの母親美和子さん(46)は「(娘が)できるだけ早く見つかってほしい」と話した。

 府警本部(大阪市中央区)玄関前や、泉佐野署(同府泉佐野市)の掲示板には、新たに作成されたポスターが張られた。

 捜査本部の調べでは、友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、学校から帰宅途中に足取りが途絶えた。

<記事:共同通信 2007/07/02>
警察庁:懸賞金さらに5件 英国人講師殺害など

 公費懸賞金制度の対象事件として、警察庁は29日、千葉県市川市の英国人英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)殺人事件など5件を追加指定する。5月の5件と合わせ対象は計10件になった。今後も順次追加し、今年度中に約40件を指定する方針。

 同庁は当初、容疑者が指名手配されている事件については、11月の指名手配容疑者捜査強化月間に合わせて指定し、容疑者が分からない未解決事件を優先させる方針だった。しかし、リンゼイさん事件で逃走している無職、市橋達也容疑者(28)=死体遺棄容疑で指名手配=は国内に潜伏している可能性が高く、社会的関心も高いことから、今回対象事件に加えた。

 その他の指定は、▽03年5月、大阪府熊取町で小学4年の吉川友梨ちゃん(当時9歳)が行方不明になった事件▽03年7月、茨城県五霞町で東京都足立区の都立高校1年、佐藤麻衣さん(当時15歳)が他殺体で見つかった事件▽04年9月、東京都中央区のチケットショップで店員の東口孝子さん(当時37歳)が刺殺された事件▽04年11月、静岡県沼津市で富士川町の会社員、望月敏子さん(当時25歳)が他殺体で見つかった事件。

 懸賞金の上限は、リンゼイさん事件は100万円、その他の事件は300万円。大阪と茨城の事件は被害者家族らが懸賞金を出して情報収集を既に始めており、期間が終了した後の7月2日から開始。その他の事件は29日から懸賞金制度を始める。期間は原則1年。情報は各警察本部で受け付ける。【遠山和彦】

<記事:毎日新聞 東京朝刊 2007/06/29>
吉川友梨さん事件に公的懸賞金
 
未解決事件の情報提供を求める公的懸賞金制度の対象に大阪府熊取町の小学生、吉川友梨さんが行方不明になった事件が新たに加わりました。

 この事件は4年前の5月に、大阪府熊取町で当時小学4年生だった吉川友梨さん(当時9)が行方不明になったもので、警察庁は何者かに連れ去られた誘拐事件として、新たに公的懸賞金制度の対象に指定しました。

 この事件では友梨さんの家族らが懸賞金をかけていましたが、その期限が切れる7月2日から1年間、事件解決につながる有力な情報提供に対して最高300万円が支払われます。
 
 友梨さんが行方不明になった直後の2003年には約1000件の情報が寄せられましたが、去年は1年間で約270件に減り、事件の風化が懸念されています。

 公的懸賞金制度は、発生から半年以上経った特異で重要な事件などが対象ですが、誘拐事件に適用されるのは初めてです。

 情報提供は大阪府泉佐野警察署捜査本部072−464−1234まで。

<記事・写真:関西テレビ放送 2007/06/29>
<大阪>公的懸賞金300万円 吉川友梨さん情報を

 大阪府熊取町の吉川友梨さんが行方不明になっている事件で、警察庁は、有力な情報に対する報奨金300万円を支払うことを明らかにしました。

 吉川友梨さんは、小学4年生だった2003年5月20日、大阪府熊取町で、下校途中に行方がわからなくなりました。大阪府警は、未成年者略取誘拐事件として、これまでにのべおよそ4万人の捜査員を投入し、捜査を続けてきましたが、有力な情報はありません。

 警察庁はきょう、事件の解決に結びつく有力な情報に対し、300万円を上限とする捜査報奨金を支払うことを決めました。大阪府警は、現在も16人体制で捜査を続けていて、6000枚のポスターと1万枚のチラシを新たに作成し、情報提供を呼びかけています。

 情報提供先は、(泉佐野警察署捜査本部)072−464−1234となっています。

<記事:ABC WEBNEWS 2007/06/29>

03年熊取で行方不明 友梨さんの情報を

 03年に大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さん(13)の情報提供を求めるため、児童を支援するNPO「あいうえお」(貝塚市)が、友梨さんのポスターやビラを全国の希望者に無料で発送する取り組みを始めた。事件発生後、各地の街頭でビラまきなどをしてきたが、府外では事件があまり知られていない、と感じたためという。同NPOは「一人でも多くの人に友梨さんを知ってもらい、事件の解決につなげたい」としている。

 無料で発送するのは、ポスター(A3判)とビラ(B5判)=写真=の2種類。いずれも同じ図柄で、友梨さんの写真と、捜査本部がある大阪府警泉佐野署の電話番号(072・464・1234)が紹介されている。

 友梨さんは小学4年だった03年5月、遠足を終えて学校から帰る途中、自宅近くの路上で目撃されたのを最後に行方不明になっている。

 同NPOは、友梨さんの誕生日の3月31日や、行方不明になった5月20日を中心に、大阪府内や東京、名古屋などの街頭で情報提供を呼びかけるビラまきなどをしてきたが、府外では事件を全く知らない人も少なくなかった。

 スタッフの林仁美さん(31)は「友梨さんのことを知らないと、どこかの街で出会ったとしても、気づかないで過ぎてしまう。ポスターやビラを受け取ったら、周りの人にも知らせてほしい」と話している。

 希望者は、同NPOのファクス(072・433・5307)か、メール(npo-aiueo@joy.ocn.ne.jp)へ連絡を。

<記事:asahii.com 2007/05/26>

友梨さんどこに…──不明から4年、両親らが街頭でチラシ配り

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年だった吉川友梨さん(13)が下校途中に行方不明になってから20日で丸4年を迎えた。府警はこれまで延べ4万人の捜査員を投入したが、友梨さんの足取りはつかめないままだ。「無事に帰って来てほしい」と願い続ける両親はこの日、同府泉南市のショッピングセンターなどでチラシ約1万枚を配った。

 午後1時から、父親の永明さん(46)は支援者ら約110人とチラシや友梨さんの顔写真が入ったハンドタオルを買い物客に手渡した。永明さんは支援者らに「4年間は長かったが、支援のおかげでこれからもやっていけます」と訴えた。

 小学3年の孫娘(8)と買い物に来た泉南市の主婦、角辻チエ子さん(55)は「情報提供を呼びかけるポスターを見るたびに胸が痛む。ご両親の気持ちは察するに余りある。早く見つかってほしい」と話していた。

 泉佐野署捜査本部によると、これまで約2300件の情報提供があったが、有力な手がかりはない。情報は捜査本部(電話072・464・1234)まで。

街頭で吉川友梨さんの情報を求めるチラシ
を配る父親の永明さん(20日、大阪府泉南市

<記事・写真:日経ネット 2007/05/21>
吉川友梨さん不明から4年 両親らビラ配り 大阪・熊取

 大阪府熊取町の吉川友梨さん(13)が、下校途中に行方不明になってから4年たった20日、両親や地元住民らが街頭に立ち、情報提供を求めるビラを配った。

 同府泉南市の大型商業施設では、父親の永明さん(46)が近所の住民ら約110人とともにビラ約1万枚を買い物客に手渡した。

 永明さんは終了後、「4年は長いが、支えて頂いたおかげで希望を持ってやっていけます」と参加者にあいさつ。ビラを受け取った和歌山市の男性公務員(33)は「ビラは事件を思い出すきっかけになる。解決に向けてがんばって続けてほしい」と話した。

 大阪府貝塚市の児童支援NPO「あいうえお」のメンバーらも同日、大阪市の南海難波駅前や名古屋市などでビラを配った。難波駅前には母親の美和子さん(46)が参加した。メンバーの林仁美さん(31)は「友梨さんが見つかるまで活動を続けます」。ビラを全国の希望者に無料で送る活動も始めるという。

<記事:朝日新聞 2007/05/20>
吉川友梨さん不明4年 両親が情報提供呼びかけ

 大阪府熊取町の小学生、吉川友梨さんが行方不明になってから20日で4年になります。
 
 有梨さんの両親や地元の支援者らが、情報提供を求めるビラを配りました。

 大阪・泉南市のスーパーマーケットでは、行方不明になっている吉川友梨さんの父・永明さんと地元の自治会の支援者ら100人が情報提供を呼びかけるビラを配りました。

 当時、小学4年生だった有梨さんは(当時9歳)4年前の20日、下校途中に何者かに連れ去られ、行方不明になりました。

 去年もビラを配り200件ほど情報が寄せられたということですが、いまだ有力な情報は得られておらず、今年も1万枚のビラを用意しました。

「だんだんと忘れていくのが一番気になる。風化しないように今年も頑張るんですけど」(支援者)

 支援者らは「どんな些細な情報でも提供して欲しい」と呼びかけています。

       泉佐野署捜査本部0724・64・1234

<記事・写真:MBSニュース 2007/05/20>
「記憶呼び起こして」とビラ配り=少女不明4年で父親ら−大阪

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(13)が下校途中に姿を消してから丸4年を迎えた20日、父永明さん(46)と支援者ら約100人が同府泉南市のショッピングセンターで約1万枚のビラを配り、情報提供を呼び掛けた。

 ビラ配りは午後1時から2時間行われ、友梨さんの写真が印刷されたタオル約450枚も配られた。永明さんの手を握り、励ましの言葉を掛ける買い物客もいた。

 永明さんは支援者らを前に「たくさんの方に長い間支えていただき、希望を持ってやっていけます」とあいさつした。

 友梨さんの自宅がある同町七山地区の区長佐々木茂之さん(64)は「地元の人々の記憶も薄れつつある。ビラ配りが記憶の呼び起こしにつながれば」と期待した。 
<記事・写真:時事通信社 2007/05/20>
大阪・熊取で不明4年、友梨さんの母が思い綴る

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(13)が下校中に行方不明になってから、20日で丸4年になるのを前に、母親の美和子さん(46)が読売新聞の取材に応じ、娘への思いを語った。「友梨と同年代の子どもたちと接したい」。そう願って今春、教諭として10年間勤めた小学校から中学校に転身した美和子さんは、「いつまでも待っている」と友梨さんへのメッセージも寄せた。

 あの朝の何気ない会話を、美和子さんは忘れたことはない。友梨さんが楽しみにしていた社会見学の当日。早朝からはしゃぎ回る娘のため、お弁当用のコロッケを揚げた。「傘、持った?」と声を掛けると、友梨さんは笑顔で応えた。「いらん、いらん。行ってきます」

 半日後の午後6時半。勤め先の小学校に家族から電話が入った。「友梨が帰らない」。内気な友梨さんに、以前から「知らない人について行ったらあかんよ」と注意していたことが頭の中を巡った。自宅周辺を捜し、110番通報した。5月にしては寒い日だった。

 3歳上の長男に続いて授かった待望の長女。ぬいぐるみが好きだった。毎晩抱いて寝ていた黄色いウサギは今も、友梨さんのピアノの上に座っている。

 美和子さんは衣替えのたび、成長期の友梨さんに合わせて普段着を買い替え、夜は娘のベッドで眠りに就いた。中学校への異動を志願したのは、「いつ戻っても、同世代の女の子がどんな服を好み、何を学んでいるか、すぐに教えてあげられる」と思ったからだ。

 これまで夫の永明さん(46)とともに記者会見に臨んだことはあるが、単独取材に応じたのは初めて。美和子さんは「4年間も見つけてあげられないことを、友梨はどう感じているだろう。私は帰りを待つことしかできない」と悔しさをにじませた。

◆美和子さんのメッセージ

 ゆりへ

 4年もの長い年月、苦しんでいるあなたに、どんな励ましの言葉をかけてあげればいいのか、わかりません。もう十分すぎるほど、頑張ってきたよね。

 詩人のごとうやすゆきさんの本に「涙は種 いつの日か 陽ざしの中 たくさんの花を咲かせるための」という言葉があります。今も変わらずたくさんの人やお友だちが応援してくれています。だから、絶対に希望を失わないで。あきらめないで。この詩の言葉のように、こころの中に大きなお花畑をつくろうよ。

 衣替えの季節です。ゆりの分も衣替えしましたよ。いつまでも、いつまでも待ってるからね。

◆吉川友梨さん失跡 

 大阪府熊取町七山で2003年5月20日午後、町立北小4年(当時)の友梨さんが帰宅途中、行方不明になった。府警は何者かに連れ去られた可能性が高いとみて、これまで延べ約4万500人の捜査員を投入。約2300件の情報も寄せられたが、解決に結びついていない。情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 2007/05/20>
吉川友梨さんはどこに 事件から20日で4年、続く支援

 大阪府熊取町で03年5月、吉川友梨さん(13)が行方不明になった事件から、20日で4年になる。事件の風化が懸念されるなか、地元では多くの人たちが友梨さんの家族を今も支える。この春は、絵手紙をつづったグループも現れた。友梨さんの帰りを待ちわびている。

 「はじける笑顔 きっときっと信じています」「『ただいま』の声を一日も早く聞かせて」――。JR熊取駅コンコースに7日、こんな文が書かれた絵手紙約50通が張り出された。色鮮やかな花や果物、人形などの絵が添えられている。21日午後3時まで。

 町内で絵手紙教室を開く新井徹さん(69)の生徒約30人が書いた。友梨さんと同年代の孫がいる高齢者が多い。

 

吉川友梨さんへあてて書かれた絵手紙
=大阪府熊取町のJR熊取駅で
 1月下旬、「友梨さん、どうしているのかな」と雑談が始まった。「事件からもう4年」と誰かが言うと、驚きが広がった。「自分たちも何かしよう」。生徒たちは自宅で絵手紙を仕上げ、展示することを決めた。

 「絶対に風化させたくないという思いが伝わってきました」と新井さん。友梨さんの家族からもお礼の電話があった。

 友梨さん一家が住む同町七山地区の住民たちは20日、同府泉南市の大型商業施設で情報提供を求めるビラを配る。父の永明さん(46)と母の美和子さん(46)も参加する予定だ。同地区は事件発生後からビラまきなどを続けてきた。今年はビラを作り替え、地元の国会議員らにも参加を呼びかけた。

 「この20日は、本当に重要になってきます」。和歌山市の会社員○○○さん(47)は今月、自らのホームページ(HP)「吉川友梨ちゃん捜索の輪!!」の日記に書き込んだ。

 事件直後にHPを開いた。自分にも娘がおり、いてもたってもいられなかった。友梨さんの写真、関連報道など、必要と思われる材料はすべて盛り込んできた。

 昨年夏ごろまで1日400件を超えていたアクセスは最近、200件ほどに減った。だが○○さんは今もほぼ毎日、仕事から帰宅した後に日記などを更新している。「更新を止めたら、見てくれた人に、事件も止まっているのかと思われる。現在進行形の事件であることを伝えていきたい」

 <事件の概要> 03年5月20日午後3時ごろ、町立北小学校4年だった吉川友梨さんが、遠足を終えて学校から帰る途中、自宅から約200メートル離れた商店街で目撃されたのを最後に行方不明になった。府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)は延べ約4万500人の捜査員を動員し、現場付近で目撃された不審車などの捜査を継続している。約2300件の情報が寄せられたが、有力な手がかりは出ていない。

<記事・写真:朝日新聞 2007/05/19>
熊取町の女児不明:友梨さん不明、20日で4年 励ます絵手紙展示−−熊取駅 /大阪

 ◇「早く帰ってきて」「応援してるよ」絵手紙50点展示−−JR熊取駅

 熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(13)が行方不明になって、20日で丸4年。JR阪和線熊取駅構内で、友梨さんを励ますメッセージを書いた絵手紙約50点が展示されている=写真。21日まで。

 絵手紙講師、新井徹さん(69)=同町自由が丘1=が受け持つ絵手紙クラブの会員約50人。地域やクラブの会合などで「友梨さんの行方はどうなったのか」との声が多く、企画した。ヒマワリやヘチマなどの絵に「早く帰ってきて」「みんなが応援してるよ」などと温かいメッセージを添えた。

 新井さんは「友梨ちゃんの無事発見に、少しでも役立てば」と話している。情報は泉佐野署の捜査本部(0724・64・1234)まで。【江畑佳明】

<記事:毎日新聞 朝刊 2007/05/17>
 ◆父親の同窓生がステッカー、会社DMにチラシ折り込み、専用サイトで情報呼びかけ 

 大阪府熊取町で2003年、下校途中に行方がわからなくなった吉川友梨さん(13)を支援する動きがつづいている。この春には、父親の同窓生らが費用を出し合って友梨さんの写真入りステッカー8000枚を作った。地元の男性は定期的に勤務先のダイレクトメールに情報を募るチラシを折り込む。インターネットに専用サイトを開いて協力を呼びかけている人もいる。「どんなに小さな手がかりでも」。家族や支援する人たちが思いを募らせるなか、彼女がいなくなってから、20日で4年が巡ろうとしている。

 今年3月、同府岸和田市内で、友梨さんの父、永明さん(46)の出身高校の同窓会が、卒業後初めて開かれた。幹事が「友梨さんステッカー」の作成を提案すると、出席した約170人全員が賛成。制作費として18万9000円の寄付が即座に集まった。

 ステッカーは縦7センチ、横15センチ。なつかしい笑顔の写真は永明さんが選んだ。情報提供の連絡先も印字してある。同窓生らは、それぞれマイカーなどに張り付け、友梨さんが在籍する中学校や通っていた小学校、地域の団体などにも配った。

 永明さんは同窓会には欠席したが、「すごくうれしい。友梨のためにありがとう」と旧友たちにメッセージを寄せたという。

 幹事を務めた大江敏之さん(47)は「人々の記憶を風化させないよう何かしたいという気持ちだった。仲間として少しでも力になれれば」と話す。

 熊取町の会社員田中昭二さん(37)は友梨さん一家と面識はない。だが、娘を持つ親としてじっとしてはいられなかった。

 行方不明になった年の秋、勤務先の事務用品販売会社の了解をもらい、近畿各地に郵送する商品パンフレットのダイレクトメール3000通に、友梨さんの情報を募るチラシを折り込んだ。印刷は取引先の業者が無償で引き受けてくれ、以後も年に3〜4回のペースで続けている。

 昨年2月には、電柱に張られた捜査本部のポスターが色あせているのを見て、約7000枚を寄付した。

 田中さんは「きっと友梨ちゃんはどこかにいる。家に帰れるまで、できることをしていきたい」と言う。

 情報を呼びかけるサイト「吉川友梨ちゃん捜索の輪」を運営するのは、和歌山市の会社員○○○さん(47)。開設した03年6月からのアクセス数は約89万件にのぼる。府警と相談して、サイトを見た人が捜査本部にメールで情報を送れる仕組みも加えた。

 ただ、多い日に4万件以上あったアクセス数は、200件程度にまで減った。○○さんは「何が手がかりになるかわからない。関心を失わず、どんな情報でも寄せて」と訴えている。

 友梨さんに関する情報は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:読売新聞 夕刊 2007/05/16>
吉川友梨さん不明4年 絵手紙に祈る無事 大阪・熊取駅で展示

 大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さん(13)が行方不明となってから20日で4年となるのを前に、友梨さんの無事を願うメッセージをつづった約60枚の絵手紙が8日、同町のJR熊取駅コンコースに展示された。21日まで。

 同町で絵手紙教室を開く新井徹さん(69)と生徒約30人が「友梨さんを忘れないように」と2月から準備。はがきに、こいのぼりやヒマワリなどを絵の具で描き、「友梨ちゃんがんばれ みんなが応援しているよ」「元気な笑顔待ってます」などと書き添えた。

 新井さんは「4年たち、情報が少なくなっていると聞く。絵手紙を見て友梨さんを思い出してもらい、新たな情報の掘り起こしにつながれば」と話している。
 情報提供は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2007/05/08>
行方不明から4年…友梨さん13歳誕生日 母親らチラシ配る/大阪・熊取

大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方がわからなくなった当時小学4年の吉川友梨さんが31日、13歳の誕生日を迎えた。安否の手がかりが得られないまま、行方不明になって間もなく4年。この日、友梨さんの母の美和子さん(46)や支援者らは大阪市内など3か所で情報提供を求めるチラシを配り、「早く無事に帰ってきて」と祈る思いを募らせた。

 同市中央区の南海難波駅前では正午から、地域安全運動に取り組むNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)のメンバー約20人が、友梨さんの写真を等身大に引き伸ばした看板を並べ、「ご協力をお願いします」と訴えながら、買い物客らにチラシを手渡した。美和子さんは「少しでも多くの人に友梨の顔を覚えてもらえれば」と話していた。

 情報提供は、泉佐野署捜査本部(072・464・1234)。

<※記事:読売新聞 2007/03/31>
誕生日に合わせ、情報提供を呼びかけ 小4少女失踪事件

 03年5月20日に大阪府熊取町で下校中に行方不明になった、当時小4の吉川友梨さん(13)の誕生日の31日、児童支援NPO「あいうえお」(大阪府貝塚市)のメンバーら約40人が、大阪市と貝塚市、名古屋市の3カ所で、情報提供を呼びかけるビラ計約1万枚を配った。

 大阪・ミナミの南海難波駅前では、友梨さんの母美和子さん(46)や同団体のスタッフ林仁美さん(31)らが配布。林さんは「活動を手伝いたい、と言って新たに参加してくれる人が今でもいる。根強い活動になりつつあり、見つかるまで続けたい」と話している。情報は同府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2007/03/31>
吉川友梨さんの誕生日、情報提供呼びかけるビラ配り

 03年5月20日に大阪府熊取町で下校中に行方不明になった、当時小4の吉川友梨さん(13)の誕生日の31日、児童支援NPO「あいうえお」(大阪府貝塚市)のメンバーら約40人が、大阪市と貝塚市、名古屋市の3カ所で、情報提供を呼びかけるビラ計約1万枚を配った。

 大阪・ミナミの南海難波駅前では、友梨さんの母美和子さん(46)や同団体のスタッフ林仁美さん(31)らが配布。林さんは「活動を手伝いたい、と言って新たに参加してくれる人が今でもいる。根強い活動になりつつあり、見つかるまで続けたい」と話している。情報は同府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:朝日新聞 2007/03/31>
不明から4年 吉川友梨さん13歳誕生日

 4年前から行方がわからなくなっている大阪府熊取町の吉川友梨さんが、31日、13歳の誕生日を迎え、支援者らがあらためて情報提供を呼びかけました。

「吉川友梨ちゃんを探しています」(支援者)

 行方不明になっている吉川友梨さんの支援者らおよそ10人が、貝塚市内で情報提供を求めるビラを配りました。

 2003年5月、当時小学4年生だった友梨さん(当時9歳)は、下校途中に自宅近くで何者かに連れ去られ、行方不明になりました。

 警察はこれまで3万5千人を超える捜査員を投入して行方を捜していますが、未だ有力な手がかりは得られていません。

 友梨さんが13歳の誕生日を迎えた31日は、大阪市内や名古屋でもビラが配られ、支援者らは「どんな些細な情報でも提供してほしい」と呼びかけています。

情報提供 泉佐野署捜査本部  0724−64−1234 (03/31 19:10)

<記事:MBSニュース 2007/03/31>
13歳の誕生日前に…「友梨さんどこ?」 女児不明でチラシ配り/大阪

 2003年5月、大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨さんが31日に13歳の誕生日を迎えるのを前に、両親と友梨さんが在籍する町立熊取北中学校の保護者ら計70人が24日、同府貝塚市でチラシ2000枚を配って情報提供を求めた。

 03年当時、同町立北小学校4年だった友梨さんは昨春、同小を卒業。現在、同中1年3組に在籍しており、長期欠席のまま来月、2年生に進級する。

 保護者や教員らは午前11時から同市内のスーパー前で「友梨さんを捜しています」と呼びかけながら、友梨さんの特徴などを記したチラシを買い物客に配った。同級生の父親、田中直寿さん(52)は「娘と友梨さんは小学校からずっと一緒。早く帰ってきてほしいという一心で参加した」と話した。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。
 
<※記事:読売新聞 2007/03/24>
不明「友梨さんの情報を」 橋本小児童、ポスターで訴え=和歌山

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(12)の情報を求めて、橋本市立橋本小の児童会の5人が21日、JR橋本駅構内で、府警泉佐野署の捜査本部と県警橋本署、同駅の駅員らとともに手作りのポスター11枚を掲げ、乗降客に協力を呼びかけた。

 ポスターは、児童会メンバーがパソコンとフェルトペンを使って作成。ヒマワリの前でVサインして笑う友梨さんの写真に、「みんな待ってるよ」「忘れてないよ」などの言葉を添えた。児童会長の田川亮平君(12)は「元気でいてほしい」と祈るように話した。

 捜査本部は「大阪・泉南と和歌山は人の行き来が盛んなので、少しでも手がかりになる情報があれば、寄せてほしい」としている。

<※記事:読売新聞 2007/02/22> 
吉川友梨さん不明3年半 情報求めチラシ配布/大阪

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年だった吉川友梨さん(12)が下校途中に行方不明になって3年半となる20日、地域安全活動に取り組むNPO法人「あいうえお」(三本松義春代表)などが各地で情報提供を求めるチラシを配った。

 大阪市中央区の南海難波駅前では、友梨さんの母の美和子さん(45)も参加。友梨さんの等身大の看板を置いた横で、そろいの白いTシャツやジャンパーの約20人とともに「ご協力を」と訴え、約2万枚のチラシを買い物客らに手渡した。東京、名古屋でも1万枚ずつを配布。美和子さんは「友梨が帰ってくるまで、細々とでも(情報提供などの協力を)呼びかけ続けたい」と話した。情報提供は泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2006/11/21>
友梨さんの情報提供呼びかけ 支援団体がビラ配布 大阪

03年5月20日に大阪府熊取町の自宅近くで下校中に行方不明になった、当時小4の吉川友梨さん(12)について情報提供を呼び掛けようと、友梨さんの両親を支援するNPOのメンバーら計約40人が20日、大阪と東京、名古屋の3カ所で、ビラ計4万枚を配った。

 大阪市中央区の高島屋大阪店前では約20人が参加。そろいの白のTシャツやジャンパーを着て、「吉川友梨ちゃんを捜しています」「情報提供お願いします」などと訴えながら、正午から1時間かけて道行く買い物客らにビラを手渡した。

 企画した大阪府貝塚市のNPO「あいうえお」代表理事の三本松義春さん(60)は「地域で子どもを守ろうという空気が盛り上がりを見せている中、活動を継続して関心を持ってもらうことが大切。友梨ちゃんが見つかるまで続けたい」と話している。

 情報提供先は大阪府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234)へ。

<記事:asahii.com 2006/11/20>
不明女児を異例のDNA登録 事件捜査の「切り札」に

 大阪府熊取町で平成15年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(12)が下校途中に行方不明になった事件で、泉佐野署捜査本部は、自宅に残された友梨さんの細胞片から採取したDNA型を、近く捜査資料として警察庁の「DNAデータベース」に登録する方針を固めた。わずかな遺留物からでも個人を特定できるDNA情報を利用し、難航する捜査の「切り札」にしたい考えだ。犯罪現場に残された血液などの遺留資料ではなく、失踪(しっそう)者に関するDNA情報の登録は異例という。

 捜査本部は、友梨さんの両親から細胞片の提供を受けDNA型を採取。友梨さんの遺留品などが見つかった場合にすぐに照合できるようにしていた。しかし、対象は大阪府内に限られていたことから、対象エリアが全国の警察庁のデータベースに捜査資料の一つとして友梨さんのDNA情報を登録することを決めた。

 警察庁のDNAデータベースは、各都道府県警から送られてくる容疑者のDNA型と犯罪現場などに残されたDNA型を保存。新たに逮捕された容疑者や現場で採取されたDNA型と照合し、主に余罪捜査で利用されている。

 失踪事件で行方不明者のDNA情報を登録し、遺留品などから得たDNA型と照会して失踪者の足取りの特定などに利用するのは異例という。

 友梨さんは15年5月20日午後3時ごろ、下校途中に自宅近くの路上で目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。捜査本部はこれまで延べ約3万5000人の捜査員を投入、周辺5000世帯の聞き込みや性犯罪事件の前歴者の洗い出し、不審車両の特定などを進めたが、有力な手掛かりはなく、友梨さんのリュックや衣服など所持品もまだ見つかっていない。

 また全国各地から「よく似た女の子を見た」などという情報提供もこれまでに約2000件寄せられたが、友梨さんの所在に関する有力な情報も得られていないという。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

<記事:産経新聞 大阪夕刊 2006/09/12>
暴力避ける力、子供に


 子供の安全への関心が高まる中、子供の自衛能力を高めたり、子供を暴力から遠ざけたりするための教師向け教育プログラムを、大阪府教育委員会が、NPOの協力を得て開発した。今夏から、本格的な研修を始めている。

 先月6日、大阪府熊取町内の施設で行われた公開研修には、町立中央小の教師ら約30人が参加した。同町では、2003年5月、当時、町立北小4年だった吉川友梨さん(12)が下校途中に行方不明になった。何者かに車で連れ去られたとみられるだけに参加者の表情も真剣だった。

 ◆大阪府教委とNPOが教師向けプログラム開発

 プログラムは、府教委が兵庫県宝塚市のNPO法人「女性と子どものエンパワメント関西」(田上時子理事長)に委託して作成。子供を暴力から遠ざける要点として、〈1〉自分がどこかに所属できているという感情を満たす〈2〉他人との間に踏み込んではならない境界線があることを伝える〈3〉感情の特性や扱い方を学ぶ〈4〉いざという時の対処法を日ごろから考える――の4点を挙げ、具体的な研修の方法を紹介している。

 例えば、〈1〉については、「子供は成長期に存在を認められ、どこかに属している安心した気持ちを得ることが大事」と指摘したうえで、教室で子供同士で互いの長所をほめあったり、人の短所を長所に言い換えたりする練習を重ねることを提唱している。

 2人が向き合い、一方が次第に近づいていく研修も盛り込まれている。これ以上近づかれたくないと思ったら「ストップ」と声をあげる。他人との境界線の存在を意識する訓練で、境界線を越えて近づきすぎると、相手を傷つけることもあると教える、という。

 「犯人は子供が1人きりになる機会を狙っている。子供は日ごろから自衛のための正しい知識と方法を学ばねばならない」と田上理事長。境界線の訓練でもわかるように、子供が暴力をふるって加害者となることのないようにするという観点も重視している。激しい感情を静める方法として、「音楽を聴く」「手をぶらぶらさせる」「お風呂に入る」なども紹介している。

 子供自身が暴力から身を守る能力を高める訓練としては、米国で開発された教育プログラムのCAP(子供への暴力防止)が知られている。CAPは、養成講座を修了した専門家が子供に直接研修を行うことを重視しているのに対し、府教委のプログラムでは、研修を受けた教師が、学んだノウハウを子供たちに伝えることを目指している。

 当面の研修対象は、府内の小学校の1、2年生の担任ら。府教委は「日常的に児童と接する教師が体系的に安全教育を学ぶ意義は大きい。専門家による研修には及ばない部分もあるが、短期間でより多くの児童にノウハウを広められる」としている。(水野広宣)

<記事:読売新聞 2006/08/18>

通学路 歩いて点検 熊取の親子に同行

 03年5月に下校中の女児が行方不明になって以来、児童の安全に対する様々な取り組みに力を入れている熊取町で4日、町立全5小学校の児童と保護者、地域住民らが一緒に通学路を歩き、危険な場所を再点検した。親子で情報を共有することで安全意識を高めるとともに、地域と交流して連携を深めることが狙い。通学路にはどんな危険があるのか。ある親子に同行した。

 町立西小学校5年の西山かおりさん(10)と母のさゆりさん(44)は、西小学校の北西約1キロの同町大久保西に住む。かおりさんは毎日、集団登校しており、この日も自宅から100メートルほど離れたいつもの集合場所から、他の親子や地域の自治会長ら13人で学校に向かった。

 出発直後、JR線の下をくぐる地下通路にさしかかる。幅は2メートルほどと狭い。電気はついているが、じめじめしてやや気味が悪い。さゆりさんは「子どもたちが別々に帰る下校時は、手の空いている保護者が通路の向こう側まで迎えに行く」と話す。

 さゆりさんが子どもの安全に特に気を配り始めたのは、町立北小学校4年だった吉川友梨さん(12)が行方不明になった03年5月からだという。かおりさんに寄り道をしないよう言い、迎えに出るようにもした。

 しかし、安全の優先は、子どもが自由に遊ぶことを制限するという面もある。かわいそうだと思う一方、安全面を考えると、線引きが難しい時もあるという。

    ◇  ◇

 通路を抜けて数分、廃屋があった。はがれた板塀脇に高さ1・6メートルほどの石灯籠(とうろう)が立っており、弱い地震でも倒れそうだ。「灯籠の脇は通らないようにしよう」。参加者の1人が声をかけた。

 廃屋周辺は民家がある一方、川や畑もあり、人気はやや少ない。だがここを抜けると、車の往来が激しい道路に出る。小さな川にかかる10メートルほどの橋を渡るとT字路があった。道路を渡る必要があるが、横断歩道や信号はない。さゆりさんは「登校時間は決まっている。その間だけでもお巡りさんが立ってくれれば」とこぼす。

    ◇  ◇

 この後、しばらくはなだらかな上り坂。だが歩道はなく、車道わきの側溝に、雑草が覆いかぶさっているところもある。「側溝と車道に挟まれて歩いている。坂道だから車はスピードが出ているし、気をつけてます」とかおりさんは言う。

 「通学路には危ないところはあるが、それはどこにでもある程度。親が安全に気を配っていることを子どもが分かってくれることが大切だと思う」とさゆりさん。結局、子どもがどれだけ自発的に気をつけるかが、安全を左右すると考えているという。そんな母親に対し、かおりさんが言った。「気をつかってくれているのは分かっている。うれしいし、まず自分たちがちゃんとしないといけないと思います」

    ◇  ◇

 点検しながら約30分、西小学校に到着した。学校では全参加者約220人が体育館に集まり、それぞれ気づいた点を五つの地区ごとに話し合った。西山さん親子が所属する「大久保7区・泉陽ケ丘」では20カ所ほど「危険では」という指摘があった。町教委によると、寄せられた指摘は今後、各小学校が持っている「安全マップ」更新の際などに活用するという。

●西川さん親子が歩いた通学路と危険な場所
(1)集合場所
(2)地下通路
(3)石灯籠のある廃屋
(4)やや人気の少ない場所
(5)橋の先にある信号と横断歩道のないT字路
(6)側溝と車道の間を歩く道路

<記事:asahii.com 2006/06/05>

友梨さん不明3年 通学路800人で一斉点検…大阪・熊取

児童ら「思い」継続

2003年5月に当時小学4年だった吉川友梨さん(12)が行方不明になってから丸3年が過ぎた大阪府熊取町で4日、町内の全5小学校の児童、保護者、住民ら計約800人が、通学路の一斉点検を行った。

 同町では、友梨さんが不明になって以降、「子ども見まもり隊」などのボランティア組織が発足しており、3年を機に、学校と地域の連携や地域の安全への意識を改めて確認した。

 友梨さんの通っていた町立北小では午前9時半から、地域ごとの10グループに分かれ、集団登校の集合地点から学校までを歩いた。保護者らは、児童たちに「どれぐらいの速さで歩くの」「朝は誰か立っているの」などと尋ねながら、交通量の多い交差点や人目の少ない通りをチェック。その後、各グループが結果を持ち寄り、新しい校区安全マップを作った。

子どもたちと話をしながら、通学路の危険個所を
地図に書き込む保護者ら(熊取町で)

 町教委の田中豊一教育次長は「友梨さんへの思いを風化させず、地域安全活動を継続するためにも、定期的にこうした活動に取り組んでいきたい」と話した。

<記事・写真:読売新聞 2006/06/05>
[まちかど]宮本淳介さん、太田宏一さん、小林由美子さん=和歌山

 ◆少年に「J」の夢を
 「和歌山のサッカー少年に、プロの道をあきらめてほしくないんです」。和歌山市内の少年サッカークラブ監督で、「和歌山からJリーグチームをつくる会」代表の宮本淳介さん(43)は、5年後のJリーグチーム誕生を目指している。

 高校時代に全国選抜チームに選ばれたこともあるが、卒業後は地元企業に就職。「和歌山はプロを目指せる環境じゃない。それなら、自分で作ってしまおう」と、地元サッカー関係者らに呼びかけて会を立ち上げた。スタッフは約30人で、選手や資金、グラウンドのめどもつき、徐々に現実味を帯びてきた。

 周囲から「無理に決まっている」との声も。しかし「小5の息子と勝負してるんです。お父さんのチームが先にJリーグ入りするか、息子が先にJリーガーになるか」と前向きな姿勢は揺るがない。

 ◆文献や資料から歴史掘り起こす
 和歌山市立博物館で開催中の写真展「古写真―よみがえる和歌山の姿―」の会場には、明治後期〜昭和前期の市内の観光名所を撮影した写真や絵はがきなど約500点が並ぶ。企画した同館の学芸員太田宏一さん(49)は「同じアングルで撮影した写真を時代ごとに見比べると、町の開発過程や歴史がわかるんです」と話す。

 大阪府内の私立高校で3年間、社会科の非常勤講師を務めた後、同館の学芸員に。1985年の開館以来、「文献や資料から歴史を掘り起こすのが魅力」と、主に戦国時代の鉄砲集団・雑賀衆を研究してきた。

 高校生のころから変わらないという歴史への旺盛な探求心で、次の企画の構想を進める。「紀州の武術の歴史を明らかにしたい」と熱っぽく語った。

 ◆防犯へ絵で一役
 警察や高校で約10年間、交通安全・犯罪防止のイラスト指導を続けている橋本市の元デザイナー小林由美子さん(45)。

 似顔絵講習会を開き、署員や生徒たちに犯人の特徴の描き方を指導。橋本駅前交番では新任警官の似顔絵を描いて紹介、「困ったことがあれば、この人に」と地元の高齢者に配った。

 2003年5月に行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(当時小学4年)の情報提供を求める電車内のつり広告のほか、橋本駅などで貸し出す置き傘などにも、高校生らとイラストを描いてきた。農業と主婦業をこなしながらのボランティア活動だが、「できるだけ持てる力を使えれば」と謙虚に話した。
 
<※記事:読売新聞 2006/05/29>
友梨さん不明から3年 母「いつか帰ってくる」 ビラ配り情報提供訴え
 
 熊取町で当時小学4年の吉川友梨さん(12)が行方不明になり、丸3年にあたる20日、母の美和子さん(45)と貝塚市のNPO法人「あいうえお」(三本松義春代表)のメンバーらが、大阪市内などで情報提供を求めるビラを配った。

 南海難波駅前では正午から約1時間、白のそろいのジャンパーを着た約30人が、「友梨さんの支援をお願いします」「情報を寄せてください」と声をかけながら、約1万枚のビラを買い物客らに手渡した。

 美和子さんは「今でもたくさんの人に支援をいただき、本当にありがたい。友梨がいつか帰ってきてくれるという思いは、3年間変わっていません」と話した。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2006/05/21>

支援を呼びかける友梨さんの
母・美和子さん(南海難波駅前で)
不明3年…友梨さん忘れないで 支援者きょうビラ配り/大阪

 大阪府熊取町で2003年5月、当時小学4年だった吉川友梨さん(12)が行方不明になって、20日で3年を迎える。警察官延べ約3万4700人を動員した府警の捜査でも、有力な手がかりは得られないままだ。無事を願って続けられてきた学校行事は、今春の小学校卒業を機に打ち切られた。風化を懸念する支援者らは「友梨さんを忘れないで」と、市民に情報提供を訴えている。

 友梨さんが通っていた町立北小は、行方不明当日の5月20日に毎年、全校集会を開いてきたが、「卒業を一つの区切りにした」として、今年は、4月から在籍する町立熊取北中とも特に行事は行わない。

 情報提供を求めてビラ配りを続けてきた父、永明さん(45)は最近、心労で体調を崩しがちだという。

 秋田県で男児が殺害されるなど、子供が犠牲になる事件が後を絶たない中、支援を続けるNPO法人「あいうえお」(同府貝塚市)の三本松義春代表は「友梨さんを捜し続けることが、子供の安全と向き合うことにつながる」と訴え、20日、大阪の主要ターミナル駅などでビラ配りを行う。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。
 
<※記事:読売新聞 2006/05/20>
情報求め、チラシ配布=熊取少女不明から3年−大阪

 2003年、大阪府熊取町で吉川友梨さん(12)=当時小学4年生=が、下校途中に行方不明になってから20日で3年。
母美和子さん(45)や支援者が、大阪市中央区の南海難波駅前などでチラシ4000枚を配り、情報提供と風化防止を呼び掛けた。

 友梨ちゃんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅から約400メートルの路上で、同級生と会話したのを最後に行方が分からなくなった。

 捜査本部への情報提供は0724(64)1234







<記事・写真:時事通信社 2006/05/20>
友梨ちゃんの情報を求める美和子さん (20日午後、大阪市・南海難波駅前)
吉川友梨さん失跡から3年 「風化させぬ」取り組み続く

 大阪府熊取町の吉川友梨さん(12)が下校途中に行方が分からなくなってから20日で3年。 友梨さんが連れ去られたとみられる「空白の90秒」が埋まらぬまま、捜査は長期化 している。 「手がかりがほしい」。家族や関係者は訴え続けている。

  「気をつけて帰ってくださいね」。 教諭の掛け声で児童が数十人ずつ正門を飛び出していく。
午後2時45分、友梨さんが通っていた町立北小学校で集団下校が始まった。

 〈3年前の同時刻ごろ、当時4年生の友梨さんは遠足から戻った後、同級生3人と学校を出た。自宅までの道のりは約1.8キロ〉

  同級生は友梨さんが「少し疲れた様子だった」と捜査本部に証言している。帰宅途中に「遊びに行く人!」と呼びかけられても、小さく片手を上げただけだった。  捜査幹部は「寄り道したとは考えにくい」と話す。

  〈同級生と別れた直後の午後3時ごろ、学校から1.4キロの路上で友梨さんの目撃は途絶えた。
ここから192メートル先にある商店までの間で拉致された可能性が高い。子どもの足で約90秒。自宅は目前だった〉
 道幅は5メートルほど。路地が枝分かれして、人通りはほとんどない。
  友梨さんの自宅前では紡績工場が取り壊され、宅地造成が始まっていた。

吉川友梨さんが最後に目撃された場所付近に
立てられた、情報提供を呼びかける看板
=大阪府熊取町で
 
 近くで米穀店を営む女性(56)は、情報提供を呼びかけるビラ配りに夫婦でほぼ毎回参加している。「受け取った人が『まだ見つかってないんやなあ』と思い出してくれるから」  自宅から南約1キロに友梨さんが現在籍を置く町立熊取北中学校がある。クラスは1年3組。机は教室の後方にあり、担任が毎朝、友梨さんの出席簿に「欠席」をつける。同校は19日、事件から3年を迎えることを全生徒に伝え、「人気が少ない」など危険場所を記した校区の地図を1年生に配った。

 捜査本部は27人態勢で、現場付近で目撃された不審車両などを捜査している。特定できた車種は10車種。5車種の捜査は終え、残る5車種計数百台の所有者に一人ひとりあたる作業が続く。

 友梨さんの母美和子さん(45)や支援者らは20日、大阪・ミナミの南海難波駅前などで情報を求めるビラ配りをした。

 情報提供は捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事・写真:asahii.com 2006/05/20>
吉川友梨さん不明から3年、「空白の90秒」なお埋まらず

 大阪府熊取町で2003年5月、小学4年だった吉川友梨さん(12)が下校中に行方不明になってから20日で3年。府警泉佐野署捜査本部は、最後の目撃情報から足取りが途絶えるまでの「空白の1分半」の解明に全力を挙げている。

 調べによると、友梨さんは、自宅から南西約400メートルの交差点で同級生の女児3人と別れた。直後の午後2時59分30秒ごろに同級生の男児が友梨さんとすれ違ったが、午後3時すぎ、そこから約200メートル先のたばこ店付近にいた親子は友梨さんの姿を見ていない。

 連れ去られた地点と推測されているのは、最後の目撃場所とたばこ店の中間地点にある通学路と脇道がほぼ直角に交差した路上。捜査幹部は「数秒で車内に連れ込まれた可能性が高い」としており、不審車両など新たな情報の提供を呼び掛けている。捜査本部への電話は0724・64・1234。

<記事:日経NET 2006/05/20>
地元学生が「見守り隊」 大阪・熊取 友梨さん不明3年    

今夏以降通学途中にパトロール

 大阪府熊取町で03年5月、当時小学4年の吉川友梨さん(12)=町立熊取北中1年=が行方不明になって20日で丸3年。地域ぐるみで子供を見守り、ビラ配りやホームページで情報提供を呼びかける取り組みに加え、地元学生達も新たに「見守り隊」を結成。今夏以降、パトロールに参加する予定だ。有力な手がかりがない中、子どもたちを守る地道な活動が広がっている。

 学生たちは同町内の大阪観光大、大阪体育大、関西鍼灸大の有志約15人。同町では地域住民が登下校時に通学路に立ち、不審者を通報する活動を続けており学生らは大学への行き帰りやランニングなどの最中に見守りをすることを計画。まず、小学校と遊ぶイベントを8月に開き、その後、活動を本格化させる予定。大阪観光大3年の糸瀬繋貴さん(20)は「子供たちの身近は存在になりたい」を話す。

 03年6月に情報を求めるホームページを開設した和歌山市の会社員、○○○さん(46)は今春、地図付きの通学路写真の掲載も始めた。
「無事に戻るまで更新したい」

 ビラ配りを続ける児童支援NPO「あいうえお」(同府貝塚市)は20日も正午から、南海難波駅などでビラをまく。スタッフの林仁美さん(30)は「子供が犠牲になる事件が続く。人ごとではない」と力を込めた。

 府警泉佐野署捜査本部(専従捜査員27人)は、友梨さんが行方不明になったのは、午後3時ごろと断定。その数十秒前に自宅から約400メートルの場所での目撃証言が最後をなっている。捜査本部は周辺で目撃されるなどした「黒のセダン」など5車種の割り出しを継続。大阪、奈良、和歌山での強制わいせつ事件の被疑者ら約40人を調べたが無関係だった。

 情報は同本部(0724−64−1234)。【奥村隆・石川隆宣・隈俊之】

(データ変換協力:てと様)
<記事:毎日新聞 夕刊 2006/05/19> 
数秒間に連れ去りか 友梨さん不明から3年

 
大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明になった当時小学4年生の吉川 友梨さん(12)が、通学路と脇道の交差点付近でわずか数秒の間に事件に巻き込まれた可能性があることが19日、府警泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 行方不明から20日で3年。 捜査本部にはこれまで約2060件の情報が寄せられ、延べ約3万4700人が捜査に当たったが、解決につながる有力な手掛かりはないまま。捜査本部は不審車両の割り出しを中心に地道な捜査を続けている。

 連れ去り地点として浮上しているのは、友梨さんが同級生の男児に最後に目撃された場所から約100メートル先で、通学路と脇道がほぼ直角に交差。2つのカーブに挟まれて死角になっている上、脇道は車が擦れ違う幅はなく、人通りや車の交通量も少ない。

<記事:共同通信 2006/05/19>
大阪・熊取の女児不明3年 友梨さん情報呼びかけ 母らチラシ配布

 大阪府熊取町で2003年5月20日、当時小学4年だった町立熊取北中1年、吉川友梨さん(12)が下校途中に行方不明になってから丸3年になるのを前に地元の同町七山地区の住民ら約130人が14日、母親の美和子さん(45)とともに同府泉南市のショッピングセンターなどで情報提供を求めるチラシを配布した。

 同地区ではこれまでから支援活動を続けており、区長の佐々木茂之さん(63)が今春、友梨さん不在で行われた中学の入学式に出席、同級生らの姿に時間の経過を実感して「行方不明になる前に地域として何か出来たのではと思うと悔しい。両親の力になれれば」とチラシ配布を呼びかけた。

 計約1万7000枚を府内7か所で配布。同地区の主婦西川好美さん(55)は「子を持つ親として、ご両親の気持ちを思うと、いたたまれない。一刻も早く戻ってきて」と話した。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2006/05/15> 
吉川友梨さん失跡から3年 支援者らチラシ配布

 大阪府熊取町の吉川友梨さん(12)が下校途中に行方不明になって20日で丸3年になる。地元の支援者ら約140人は14日、同府泉佐野市や泉南市などのショッピングセンターで情報提供を求めるチラシを配った。

 この日用意したのは約1万7000枚。母親の美和子さん(45)は支援者らとともに「よろしくお願いします」とチラシを手渡した。20日には支援者らが南海電鉄なんば駅近くでチラシを配る予定。現在までに有力な手掛かりは得られていない。

 情報は泉佐野署捜査本部=電話=0724(64)1234。

<記事:スポニチアネックスOSAKA 社会  2006/05/15>
熊取町の女児不明:友梨さんの情報求めビラ配り−−まもなく3年 /大阪

 熊取町の吉川友梨さん(12)が下校途中に行方不明になって間もなく3年になるのを前に、同町七山区の住民やPTA、近隣の病院関係者ら約140人が14日、泉南市や泉佐野市などの大型商業施設などで「みなさんの力を貸して」と情報提供を求め、ビラを配った。

 小学4年生だった友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、下校途中に行方不明になった。泉佐野署捜査本部は何者かが車で連れ去ったとみて、不審車両の割り出しなどを進めているが、有力な手がかりは見つかっていない。【石川隆宣】

<記事:毎日新聞 朝刊 2006/05/15>
友梨さんの情報を…──近く不明3年、街頭でチラシ

大阪府熊取町の吉川友梨さん(12)が下校途中に行方不明になって20日で3年になるのを前に、地元の支援者ら約140人が14日、同府泉佐野市や泉南市などのショッピングセンターで情報提供を求めるチラシを配った。

 用意したのは約1万7000枚。イオンりんくう泉南ショッピングセンター(同府泉南市)には母親の美和子さん(45)も姿を見せ、支援者らとともに「よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 大阪府警にはこれまで2000件を超える情報が寄せられたが、有力な手掛かりは得られていない。情報は泉佐野署捜査本部(電話0724・64・1234)まで。


<記事・写真:共同通信 2006/05/15>

吉川友梨さんに関するチラシを
配る母親の美和子さん
(14日午後、大阪府泉南市)=共同
手がかり求め、支援者らビラ配り 友梨さん不明から3年

大阪府熊取町立熊取北中学校1年の吉川友梨さん(12)が行方不明になってから、20日で3年になる。友梨さんの母美和子さん(45)や支援者ら約130人が14日、同町や同府泉南市など計7カ所でビラ約1万6千枚を配って情報提供を呼びかけた。「ご協力お願いします」。手がかりを求めて買い物客らに懸命に呼びかけた。ビラ配りは20日に大阪・ミナミなどでも予定されている。

 泉南市内のショッピングセンター前では午後1時半からビラ配りが始まった。美和子さんや、熊取町の地元住民ら約90人が、情報提供先(泉佐野署捜査本部 0724・64・1234)などが書かれたビラを約2時間かけて配った。美和子さんは同府泉佐野市内のスーパー前でもビラを配った。受け取った同町の男性(40)は「この3年間の家族の思いは想像を絶する。風化させたくないという思いは痛いほど分かる。早く解決して欲しい」と話していた。

 20日のビラ配りは、大阪・ミナミの南海難波駅前と同府貝塚市の南海貝塚駅、堺市の泉北高速鉄道泉ケ丘駅でいずれも正午から行われる。

 企画したのは貝塚市の児童支援NPO「あいうえお」。スタッフの林仁美さん(30)は、友梨さんの父永明さん(45)のメッセージをホームページ上で公開する活動を続け、昨年5月まで計11本を掲載してきた。

 「時間がたてばたつほど、やりきれない気持ちが強くなってきています。どうか友梨のことを忘れないでください。助けてください。情報をください」(04年8月)
吉川友梨さんの情報提供を求める
ビラを配る母の美和子さん
=14日午後、大阪府泉南市で

「当たり前のように来るはずの娘の卒業式。その姿を、今はまるで叶(かな)わぬ遠い遠い夢のように感じています。はたして、この夢は叶うのでしょうか」(05年3月)

 林さんは「子どもが被害にあう事件の連鎖を断ち切るには人に伝えないといけないと思う」と話す。

 熊取町では事件後、町民の防犯組織が相次いで誕生した。児童の登下校時に沿道に立つボランティア「子ども見まもり隊」や、犬の散歩がてらパトロールする組織など主に7団体が活動中だ。

 だが、保護者世代の関心の低下を心配する声もある。見まもり隊のメンバー佐古員規さん(40)は「いつか事件に関心を持たない状況になってしまうのではないか。3年になる今、それが一番怖い」と言う。

<記事・写真:asahi.com 2006/05/14>
吉川友梨さん不明3年…通学路の安全 再点検

大人と子ども300人歩き…熊取町 来月4日

 2003年5月20日に大阪府熊取町で当時小学4年だった町立熊取北中1年、吉川 梨さん(12)が行方不明になり、丸3年を迎えるのを機に、同町教委は町民に呼 びかけ、6月4日、全小学校の通学路について、大人と子どもが一緒に歩いて安全かどうかを再点検することを決めた。もう一度、町全体で子どもの安全に対する意識を高めることで、友梨さん支援の思いを新たにしたいという。

 吉川友梨さん 熊取町では、友梨さんの行方不明以降、町内5小学校で安全マップを作るなどし、自治会や「子ども見まもり隊」など主要7団体が中心となって通学路に立つなどしてきた。

 しかし、最近、こうした地域防犯活動に対し、「各団体の連携が取れていない」との指摘があり、町教委が調べたところ、一つの交差点に複数の団体から10人以上が集まる一方、他が手薄だったり、下校時に人手不足になったりしていた。
行方不明当時、現在の小学生の半数はまだ入学しておらず、あのころの切迫感を知らない保護者も増加。
PTAや自治会など関係団体の役員なども交代を繰り返す中で、互いの連絡が次第に取りにくい状況になっていたという。

 このため、町教委は関係団体や町民による安全マップの一斉点検を提案した。
300人以上の参加を見込んでおり、子どもたちと通学路を歩き、宅地開発や道路建設でマップ作成時と景観が変わった地点などを確認。
登下校時の安全に役立てるとともに、関係団体で今後の対応を話し合い、協力体制を再構築する。

 町教委は「友梨さんを励まし続けるためにも、改めて町ぐるみで子どもの安全をしっかりと考えたい」としている。

14、20日は、友梨さんの情報を求めるチラシの配布も府内各地で行われる。

情報は泉佐野警察署(0724・64・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2006/05/11>
[紀州・人紀行]橋本市の地域ボランティア 阪口繁昭さん77=和歌山

 《聞き書き》
 ◇同市古佐田
 ◆郷土に奉仕、初志貫く 「復員58年もらった命生かし」大勢の協力あってこそ
 戦時中。尋常高等小高等科2年の15歳。満蒙開拓青年義勇軍として、旧満州に渡りました。旧満州、旧ソ連の国境警備にあたりましたが、戦闘の末、捕虜となり2年間、シベリアに抑留されました。

 国境警備の潜伏斥候中、手投げ弾の破片を後頭部に受けて、左耳の聴力を失いました。極寒のシベリアへの連行途中、寒さと疲労で生死の境をさまよいました。が、道に落ちていたあめ玉を食べた瞬間、全身が熱くなり、力がみなぎってきたのです。

 1947年の冬に復員。郷土の橋本は、まちも、人の心も、大変すさんでいました。「助けてもらった命。今後は郷土のために命をささげよう」と心に決めました。

 戦後の混乱期。物心両面で立ち直れない復員兵が多く、覚せい剤がまん延、まちは乱れきっていました。そこで、同世代の若者たちに呼びかけて「青年防犯隊」を結成し、撲滅活動を展開。地域の人らも共鳴してくれ「防火防犯自治会」にまで発展しました。
     ◇
 旧橋本町内で51年、赤痢が大流行しました。大量発生したネズミの駆除はもちろんのこと、畳の天日干し、手洗い励行などの啓発活動に走り回りました。

 2年後の「7・18紀州大水害」でも、苦労の連続でした。多くの犠牲者が出た有田川上流の花園村、下流の有田地方……。20人で「食料輸送隊」を編成し、米、みそ、しょうゆ、梅干しなどを詰めたリュックを背負い、橋本から花園へは徒歩で山越え。有田へは汽車と船、徒歩で被災地を回りました。あの時の無残な状況、悲しむ家族の姿は、今も目に焼き付いています。
     ◇
 最近、子どもたちが犯罪に巻き込まれるケースが目立ちます。2003年5月、大阪府熊取町の吉川友梨さん(当時小学4年)が行方不明になった事件では、JR和歌山線の車内にポスターを掲示。橋本市の丸山公園の木々に短冊をつるすなど、広く情報提供を呼びかけました。消息は今もつかめませんが、絶対に風化させてはいけません。

 交通安全の啓発活動も十数年来、続けてきました。元デザイナー小林由美子さんの指導で、橋本高校の野球部員らが傘に標語やイラストを描き、駅や通勤・通学路の置き傘になっています。私たちの思いは、確実に地域の人たちに伝わっていると信じます。

 「日本善行会」(東京)や「小さな親切運動推進本部」(同)などの表彰対象者に、地域の方々を推薦するのも、私たちの活動の一つです。例えば、猛暑で軒下に落ちたツバメを助けた子ども、障害者を支える点字・手話サークル、菓子の贈り物を続けるまちのサンタクロースなどです。
     ◇
 復員から、58年――。「初志貫徹を」と早朝から深夜まで、ボランティア活動に徹してきました。現在、私の肩書は20以上。国や知事、市長、警察署長、保健所長、学校長……。表彰状は約80枚に上りますが、皆さんの協力あってのたまものです。肩書を羅列した名刺は作りませんし、賞状はどこにも飾らず、保存しています。皆さん、今後も私に力を貸してください。
 (聞き手 曽我一豊)
 
 ◇さかぐち・しげあき 1928年5月、橋本市生まれ。元関西電力技術員。市地域交通安全活動推進委員、市地域安全協議会副会長、日本善行会調査員、JR橋本駅「ゆかいな図書館」世話人、伊都橋本「小さな親切」運動を広げる会・代表などを務める。交通安全啓発に協力する橋本高野球部の広畑良次監督(58)は「心配りを忘れず、懸命に働き、まちを元気にしてくれる。頭が下がります」。

<※記事:読売新聞 2006/04/09> 
熊取町の女児不明:「1年3組32番」だよ 不明の吉川さん、熊取北中入学 /大阪

 小学4年生だった吉川友梨さん(12)が03年5月に消息が途絶えてから2年10カ月余り。6日に入学式が行われた熊取町立熊取北中学校では、友梨さんが今すぐ戻ってきても大丈夫なように準備が整えられていた。

 新入生113人は3クラスに分かれた。友梨さんは1年3組に決まり、出席番号は男女混合・五十音順で32番。机や椅子、名札、靴箱から各種書類にいたるまで、他のクラスメートと同様に用意された。中学生活初日は欠席となったが、真新しい教科書一式を両親のもとに届け、いつでも迎えられる状態で友梨さんの登校を待つ。

 入学式の式辞で「北小を卒業した友梨さんがここにいないのはとても残念です」と述べた野口正博校長は、式後に記者会見。友梨さんの不在に対する同級生らの反応を「重く深くとらえていると思う。心遣いしていることを感じる」と話し、学校としての取り組みについては「風化させてはならず、(帰宅を願う活動を)何らかの形で続けていきたい」と話した。

 情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。【奥村隆】

<記事:毎日新聞 朝刊 2006/04/07>
不明の吉川友梨さん、中学入学/大阪・熊取

 2003年5月から行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さん(12)が進学した町立熊取北中学校で6日、入学式があった。友達と同じように、真新しい生徒手帳や名札、机が用意され、「一日も早く戻ってきてほしい」とみんなが願った。

 入学式は体育館で行われ、友梨さんを含め新1年生113人の名前が会場に張り出された。

 友梨さんは3月、長期欠席扱いになっていた町立北小を卒業。両親の希望を受け、町教委が同中への進学を認めた。今後も両親の意向や帰ってきた時の修学環境を考慮しながら、進級などを判断していくという。

 小学校からの同級生の女子生徒(12)は「学校生活は楽しみだけど、やっぱりさみしい。一緒に勉強やクラブ活動をしたい」と話した。

 情報提供は、大阪府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2006/04/06>
級友「ずっと待ってる」──熊取町、不明の友梨さん 中学で入学式

 2003年5月、下校中に行方不明になった吉川友梨さん(12)が行方が分からないまま進学する大阪府熊取町の町立熊取北中学校で6日、入学式が開かれた。新入生の約半数は小学校からの同級生。「一緒に入学式に出たかった」「これからもずっと待っている」などと友梨さんの無事を気遣った。

 午前10時に体育館で始まった入学式には、真新しい学生服に身を包んだ新入生112人と保護者らが出席。野口正博校長が「(友梨さんが)早くみんなといっしょに登校できることを願っています」などと話した。

<記事:日経ネット 2006/04/06>
<大阪>行方不明の吉川友梨さん 中学に進学

2003年5月から行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さんが中学校に進学することになりきょう入学式が行われました。

吉川友梨さんは、2003年、大阪府熊取町で下校途中に行方がわからなくなりました。警察は、何者かが連れ去ったとみて捜査を続けています。友梨さんは、先月、行方不明のまま在籍していた小学校を卒業しましたが、両親の意向もあり、熊取北中学に入学することになりました。教室には、机といすも用意されているということです。捜査本部には、これまでにおよそ2000件の情報が寄せられましたが、いまだに犯人につながる有力な手がかりはありません。

<記事:朝日放送 2006/04/06>
友梨さん 不明のまま中学入学

下校途中に行方不明になってまもなく3年となる大阪・熊取町の吉川友梨さんが中学に進学し、6日、入学式が行われました。友梨さんは1年3組の一員となり、中学校は机やいすを用意して友梨さんの帰りを待つということです。

<記事:NHKニュース 2006/04/06>
友梨ちゃん、中学生に 大阪の不明女児 教室に机を用意

 大阪府熊取町で2003年5月、下校中に行方不明になった当時小学4年吉川友梨さん(12)の中学入学式が6日、本人不在のまま町立熊取北中学校で開かれた。入学式には友梨さんを除く112人の新入生が出席。学校は友梨さんがいつ戻ってきてもいいように1年3組の教室に机を用意。

 野口正博校長は式辞で「友梨さんが1日も早く元気に登校できるように心から願っています」と述べた。

 友梨さんは3月、長期欠席扱いで町立北小学校を卒業。町教育委員会は両親の要望もあり進学を認めた。今後の進級は「状況を見ながら両親と話し合って決めたい」としている。

 行方不明当時、友梨さんと同じクラスだった新入生の女子生徒(12)は「たまに当時のことを思い出す。(入学式を)そろって迎えたかった」と残念そうに話した。

 行方不明から3年を迎える5月には、住民らが友梨さんに関する情報提供を求め、チラシを配る予定。情報は泉佐野署捜査本部へ。電話0724(64)1234。

<記事:共同通信 2006/04/06>

行方不明の吉川友梨さん中学生に 大阪・熊取町

 大阪府熊取町で03年5月、下校途中に行方が分からなくなった吉川友梨さん(12)が6日、町立熊取北中学校(野口正博校長、生徒数361人)の新1年生になった。事件からまもなく3年。友梨さんは3月に長期欠席扱いのまま小学校を卒業し、この日の入学式にも参加できなかったが、同中学は教室に友梨さんの机を準備して帰りを待ち続ける。

 同中学校の入学式はこの日午前に開かれ、友梨さんの同級生は112人。式に出席した、友梨さんと同じ町立北小学校出身の女子生徒(12)は「中学でも今までと同じように帰ってくることを祈っていたい。一緒に勉強やクラブをがんばりたい」。別の女子生徒(12)も「友梨ちゃんをずっと応援している」。

 入学式にあわせて友梨さんのクラスを「1年3組」に決め、名札や生徒手帳、教科書もすぐに渡せるように準備。野口校長は「いつ帰ってきてもいいように準備している。早く帰ってきてほしい」と話した。

 同町教委は、友梨さんが復学した後は学力に応じた補習や、教師やスクールカウンセラーらによる心のケアを考えているという。
友梨さんに関する情報提供は大阪府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事:朝日新聞  2006/04/06>

不明の友梨さん、中学校進学・大阪の熊取町で入学式

 2003年5月、下校中に行方不明になった吉川友梨さん(12)が行方が分からないまま進学する大阪府熊取町の町立熊取北中学校で6日、入学式が開かれた。新入生の約半数は小学校からの同級生。「一緒に入学式に出たかった」「これからもずっと待っている」などと友梨さんの無事を気遣った。

 午前10時に体育館で始まった入学式には、真新しい学生服に身を包んだ新入生112人と保護者らが出席。野口正博校長が「(友梨さんが)早くみんなといっしょに登校できることを願っています」などと話した。

 小学4年で同じクラスだったという女子生徒(12)は「入学式に友梨ちゃんがいないのは残念」とぽつり。別の女子生徒(12)は「帰ってきたら一緒に勉強を頑張りたい」と話していた。

 友梨さんは長期欠席扱いのまま入学し、クラス分けでは1年3組に。教室に机とイスも用意された。教科書なども後日、学校から両親へ渡されるという。

<記事:NIKKEI NET 2006/04/06>

行方不明の吉川友梨さん、不在のまま中学入学式──熊取町で6日、町教委が進学認める

大阪府熊取町で2003年5月、下校中に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さん(12)が中学へ進学し、町立熊取北中学校で6日、本人が不在のまま入学式が開かれる。

 友梨さんは3月、長期欠席扱いで町立北小学校を卒業。両親の要望もあり、町教育委員会が中学への進学を認めた。

 熊取北中は新入生113人の1人として、新1年生の教室に友梨さんのため机を用意。「無事に戻ってくるのを待ちたい」としている。

 友梨さんは、03年5月20日午後、帰宅途中に自宅近くの通学路で同級生と擦れ違ったのを最後に、行方が分からなくなった。大阪府警の捜査本部にはこれまで約2000件の情報が寄せられたが、有力な手掛かりは得られていない。

 情報は泉佐野署捜査本部(電話0724・64・1234)へ。

<記事:共同通信 2006/04/05>
行方不明の友梨さん中学生に 6日に入学式

 大阪府熊取町で2003年5月、下校中に行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さん(12)が中学へ進学することになり、町立熊取北中学校で6日、本人が不在のまま入学式が開かれる。
 友梨さんは3月、長期欠席扱いで町立北小学校を卒業。両親の要望もあり、町教育委員会が中学への進学を認めた。
 熊取北中は新入生113人の一人として、新1年生の教室に友梨さんのため机を用意。「無事に戻ってくるのを待ちたい」としている。
 友梨さんは、03年5月20日午後、帰宅途中に自宅近くの通学路で同級生と擦れ違ったのを最後に、行方が分からなくなった。

<記事:共同通信 2006/04/04>
大阪・熊取町の女児不明:吉川友梨さん、12歳の誕生日 情報求めビラ配り /大阪

 ◇12歳の誕生日、母の呼びかけで支援者らとビラ配り−−南海難波駅
 熊取町で03年5月20日、下校途中に行方不明になった吉川友梨さんが31日、12歳の誕生日を迎えた。友梨さんの母、美和子さん(45)や支援者らはこの日、南海難波駅(大阪市中央区)周辺で友梨さんの写真が載ったビラを配り、情報提供を呼びかけた。
 行方不明から間もなく3年。町立北小4年だった友梨さんは今春に同小を卒業。町立熊取北中に進学することが決まっている。美和子さんは「地域の方々が誕生日プレゼントをくださったり、小学校の当時の担任の先生が折り鶴を持ってきてくださったりと、時間が過ぎても多くの方々に支援していただき感謝しています。家族は友梨がいた3年前と何も変わっていません」と話した。
 情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。【隅俊之】

<記事:毎日新聞 朝刊 2006/04/01>
大阪・熊取町で不明 友梨さん12歳の誕生日、母「気持ち変わらない」

 2003年5月に大阪府熊取町で行方不明になった当時小学4年の吉川友梨さん=写真=が31日、12歳の誕生日を迎えた。行方不明からまもなく3年。友梨さんの母、美和子さん(45)や支援者らは同日、情報提供を求めるチラシを配布しながら、「一日も早く帰ってきてほしい」と、祈るような思いを募らせた。町立熊取北中では4月6日、友梨さんらを新1年生として迎える入学式が行われる予定だ。

 31日、NPO法人「あいうえお」(貝塚市)のメンバーが、南海本線の難波、貝塚両駅前で情報を求めるチラシを配布した。

 一緒に街頭に立った美和子さんは「あの子を思う気持ちは少しも変わらない。地域の皆さんが誕生日プレゼントを持ってきてくださるなど、本当にありがたく思っています」と話した。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。
 
<※記事:読売新聞 2006/03/31>
友梨さんの情報求め、天王寺駅でチラシ配布/大阪

 2003年5月から行方不明になっている熊取町の吉川友梨さん(11)に関する情報提供を呼びかけようと、岸和田市青少年指導員協議会と熊取町小中学校PTA連絡協議会が26日、JR天王寺駅前などで友梨さんの顔写真などを載せたチラシを配布した。

 岸和田市青少年指導員協が企画し、約300人が参加。2万6000枚のチラシを、岸和田市内のショッピングセンターなどでも配布した。鈴木泰典・PTA連絡協議会長は「すこしでも友梨さんの手がかりが得られれば」と話していた。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2006/03/27>
手作りオルゴール、友梨ちゃんに届け クラスメートら母親に渡す/大阪・熊取

 「みんなずっと待ってるよ」。2003年5月に下校中に行方不明になった吉川友梨ちゃん(11)が通った大阪府熊取町立北小で卒業式が行われた17日、6年3組のクラスメート32人がメッセージを記した色紙と手づくりオルゴールが友梨ちゃんの母親に渡された。

 「友梨へ」と書かれた色紙には、友梨ちゃんの帰りを待つ思いのほか、「だんじり楽しかったな」「6人でやった交換ノートめっちゃ楽しかった」などの思い出もつづられた。

 オルゴールは6年生がそれぞれ卒業記念に作り、友梨ちゃんの分をクラスメートが製作した。木製で、クラスで参加した大縄跳び大会のチーム名「ファイト!友梨 イエロー・スター33☆」を側面に彫り込み、33人の名前を書いた。

 式後、学校を訪れた友梨ちゃんの母親に手渡した武田薫校長は「みんなの思いやりや優しさ、助け合いの心などすべてが含まれている贈り物。友梨ちゃんにもきっと気持ちが伝わると思う」と話した。
  
<※記事:読売新聞 2006/03/18>

友梨さん卒業、一緒だよ

 みんなと一緒に卒業だよ――。熊取町で03年5月、下校途中に行方不明になったままの吉川友梨さん(11)が17日同町立北小学校で卒業式を迎えた。友梨さんが戻ることを願い続け、卒業生は友梨さんのオルゴールを制作。中学生  活を共に過ごしたいという思いを込めた色紙といっしょに、母親に渡された。
 
 「交かんノートめっちゃ楽しかったな。できたら中学でもやろな」「いっしょにクラブ、勉強がんばろう」

 友梨さんが在籍する6年3組の卒業生が作った色紙。「友梨へ」と題した寄せ書きには、ともに進学する中学生活を楽しみにする言葉であふれていた。

 6年生は、卒業制作として木製のオルゴールを作った。友梨さんの分も用意され、ふたには「みんなずっとまってるよ」の文字。内ぶたにも友梨さんを含めた33人の名前と担任教諭の名を記した。

 同小学校では友梨さんが行方不明になって以降、折り鶴を作り続け、音楽会の会場で呼びかけをしたり、クラスメートがチーム名に友梨さんの名前を冠して、なわとび大会に出場したりと、無事を祈る活動を続けてきた。

 小学校生活最後となったこの日も式後、応援メッセージを書いた紙風船約100個を空に向けて飛ばした。クラスメートの女子児童(12)は「ずっと待っているから。早く帰ってきてほしい」と話した。
 
 武田薫校長も「卒業したからといって解決したわけでない。戻ってくるという思いは変わらない」と語った。

報道陣に公開されたクラスメートが吉川友梨さんへのメッセージをつづった色紙とオルゴール=熊取町の北小学校で

<記事:asahi.com 2006/03/18>

熊取町の女児不明:吉川友梨さんの母親に卒業証書 無事を祈り、級友が紙風船 /大阪

 熊取町立北小学校で17日行われた卒業式の後、行方不明となっている吉川友梨さん(11)の同級生たちは、無事を祈る紙風船をグラウンドから空に放った。友梨さんの卒業証書は同日午後、母親の美和子さん(45)が同小を訪れて受け取った。
 紙風船には一つずつ手書きで「友梨ちゃん、早く帰ってきて」「みんな待ってるよ」などのメッセージと、泉佐野署捜査本部の電話番号(0724・64・1234)が書き込まれ、同級生らは空のかなたに消えるまで見送った。友梨さんのクラスメートだった古沢奈々さん(12)は「一緒に卒業したかった。早く一緒に中学校に通いたい」と話していた。【奥村隆】

<記事:毎日新聞 朝刊 2006/03/18>
大阪・熊取の女児不明 「友梨ちゃん頑張れ」 卒業式に同級生が願い託す風船

 ◆「待ってるよ 一緒に中学へ行こう」 
 「一緒に中学へ行こう」――。2003年5月20日、下校中に行方不明になった大阪府熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)が17日、卒業の日を迎えた。当時は小学4年生。この日、友梨ちゃんの無事を信じながら母校を巣立った同級生たちは、卒業式の後、校庭に集まり、「早く帰ってきて」との願いを込めたメッセージを風船に託して、大空に飛ばした。

 卒業式は午前9時半から体育館で行われ、担任教諭らが、友梨ちゃんを含む97人の名前を読み上げた。両親は出席せず、午後、武田薫校長と担任から、卒業証書や卒業アルバム、同級生たちが作ったオルゴールなどを受け取るという。

 式では同級生たちが、全員で順番に読み上げる「お別れの言葉」に、友梨ちゃんへの思いを織り込んだ。
 ――みんなでつる文字(折り鶴で描いた文字)を作った4年生 友梨ちゃんが一日も早く帰って来るように全校のみんなで協力しました 友梨 がんばれ!! 千羽鶴もたくさん作りました
 ――音楽会 「みなさんも優しい心になって友梨ちゃんの無事を祈ってください」 このように会場の方々に私たちのメッセージを伝えました
 ――ただ一つ残念なことは ここに友梨ちゃんがいないことです だけど 友梨ちゃんは必ず戻ってきます 私たちはそう信じています

 式の後、同級生と担任教諭らは、思い出があふれる校庭に集合。「みんなが待っています」「無事に帰ってこいよ」。それぞれのメッセージを託した赤、青、黄、緑、白、100個の風船は、友梨ちゃんの姿を探し求めるように、学校の空に高く舞い上がった。

 熊取町教委は、4月から友梨ちゃんの熊取北中学への進学を認めており、同じクラスの女子児童は、「中学に行ったら一緒に勉強やクラブで頑張ろうと思って風船を飛ばしました」と話し、別の同級生の母親(37)は「卒業してもずっと頑張れって、エールを送り続けたい」と言葉を詰まらせていた。
 武田校長は「手書きのメッセージをかいた風船で、子供たちの思いは、きっと友梨ちゃんに届いたはず」と語った。

     ◇
 大阪府警捜査1課の泉佐野署捜査本部には、友梨ちゃんに関する約2000件の情報が寄せられている。これまでに延べ約3万3200人の捜査員を投入。車で連れ去られた可能性が高いとみて、不審車両の割り出しを進めるなどしてきたが、有力な手がかりは得られていない。友梨ちゃんは失跡当時、身長1・35メートル、体重25キロ。右小鼻に小さなホクロがある。情報提供は同捜査本部(0724・64・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2006/03/17>

友梨ちゃん、きょう小学校を卒業―大阪

2003年5月に下校途中に失跡した吉川友梨ちゃんのために用意された卒業生席(最後列左)
(17日午前、大阪府熊取町の町立北小学校)



<記事・写真:時事通信社 2006/03/17>

友梨さん・紗也乃さんも卒業 各地の公立小で卒業式

写真  卒業式の後、吉川友梨さんの無事を祈ってメッセージを書いた風船を飛ばす同級生たち=17日、大阪府熊取町の北小学校で

 近畿各地の公立小学校で17日、卒業式があった。3年前に女子児童が行方不明になった大阪府熊取町や、昨年12月に学習塾で殺害された6年生が通っていた京都府宇治市の学校でも、式場にいない同級生への友情を胸に、卒業生が巣立った。

大阪・熊取町 無事祈り風船空へ

 大阪府熊取町で03年5月、下校途中に行方が分からなくなったままの吉川友梨さん(11)が在籍する町立北小では、友梨さんを含む97人が卒業した。長期欠席扱いの友梨さんは同級生らと4月から、町立熊取北中学に進学する。式のあと、友梨さんの無事を祈って卒業生や保護者らが、運動場で紙風船を飛ばした。

 

 在校生との「お別れの言葉」。式で、卒業生らが語りかけた。

 「友梨、がんばれ!!」「(無事を祈って)千羽鶴もたくさん作りました」「私たちの元気をみんなに。そして、友梨ちゃんに届くように。(運動会でダンスを)力いっぱい踊りました」「ただ一つ残念なことは、ここに友梨ちゃんがいないことです。だけど、友梨ちゃんは必ず戻ってきます。私たちはそう信じています」

 4年生で行方不明になった友梨さんは、両親の要望もあって進級し、6年3組に在籍する。卒業証書の授与で、担任教諭が友梨さんの名を一番最後に呼んだ。武田薫校長は式辞の際、卒業制作のオルゴールを見せ、「みなさんの優しさや思いやり、助け合いがすべて含まれています」と話した。校長らは友梨さんの顔写真が入った卒業アルバムやオルゴールとともに、卒業証書を渡す。

 式後、卒業生は保護者らと再び運動場に集合。「早く帰ってきてね」「ずっと待ってるよ」「見かけた人は知らせてください」などと書いた赤や青など5色の紙風船約100個を大空に向けて一斉に飛ばした。

 大阪府警の捜査本部には、これまで約2千件の情報が寄せられ、現在34人態勢で捜査している。延べ約3万3千人の捜査員を投入しているが、友梨さんはまだ見つかっていない。情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

京都・神明小 紗也乃さんの父、証書受け取る

 京都府宇治市の学習塾で昨年12月、アルバイト講師に刺殺された小学6年の堀本紗也乃(さやの)さん(当時12)が通っていた同市立神明小学校では、同級生が紗也乃さんの遺影を持って卒業式に臨み、父恒秀さん(42)が卒業証書を受け取った。

 午前9時からの式には6年生104人が参加。紗也乃さんがほほ笑む遺影を同じクラスの女子児童が胸に抱き、拍手を浴びて入場した。担任教諭が紗也乃さんの名前を読み上げると、保護者席にいた恒秀さんが「はい」と返事。同級生が持つ遺影と一緒に壇上に上がり、福山治校長から卒業証書を受けた。

 福山校長は式辞で「堀本紗也乃さんと一緒に卒業するんだという強い気持ちを秘めた卒業生と在校生や保護者、地域の皆さんの出席で、深い悲しみを乗り越えて挙式することが出来ました。天国の紗也乃さんは、その様子をあの優しい笑顔で見ていてくれたことと思います」と述べた。

<記事・写真:asahi.com 2006/03/17>

友梨ちゃんが卒業式 不明3年、友情の風船

行方不明の吉川友梨ちゃんへのメッセージを書いた風船を手にする熊取町立北小学校の卒業生ら=17日午後0時2分、大阪府熊取町
 大阪府熊取町で2003年5月、下校中に行方不明になった当時小学4年吉川友梨ちゃん(11)が17日、町立北小学校で同級生96人と一緒に卒業式を迎え、担任の女性教諭が卒業証書授与の最後に友梨ちゃんの名前を読み上げた。
 武田薫校長は式辞で「友梨ちゃんがいなくなって約1030日。みんなで(友梨ちゃんのために)折り鶴を折ったり、音楽会で(戻ってきてくれるよう)呼び掛けたりした」と振り返った。
 卒業生は「残念なのはここに友梨ちゃんがいないこと」「友梨ちゃんは必ず戻ってきます」などと悲しみを語った。
 式の後、卒業生と教諭は友梨ちゃんへの応援メッセージを書いた風船を校庭から空へ飛ばした。


<記事・写真:共同通信 2006/03/17>
「友梨ちゃん戻ってくる」=同級生と小学校卒業−03年、下校途中に失跡・大阪

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方不明となった町立北小学校6年吉川友梨ちゃん(11)=失跡後に進級=が17日、同級生96人とともに同校を卒業した。同級生は「友梨ちゃんは必ず戻ってくる」と願い、友梨ちゃんへのメッセージを書いた紙風船を大空へ放った。
 午前9時半から始まった卒業式では、担任が友梨ちゃんの名前を一緒に読み上げた。卒業証書は武田薫校長と担任が家族に手渡す。
 同級生は学校へのお別れの言葉の中で、「ただ一つ残念なことは、ここに友梨ちゃんがいないことです。友梨ちゃんは必ず戻ってきます。私たちはそう信じています」と呼び掛けた。
 式終了後、同級生は運動場から「友梨頑張れ。いつまでも待ってるよ」などとメッセージを書いた5色の紙風船計100個を一斉に空に放った。武田校長は「吉川さんも出席して卒業式ができることを願っていた。風船を飛ばした思いはきっと伝わると思う」と話した。

<記事:時事通信 2006/03/17> 
<大阪>行方不明から3年 吉川友梨さんに卒業証書

3年前から行方不明になっている大阪府熊取町の吉川友梨さんが、きょう、同級生と一緒に小学校の卒業式を迎えました。

卒業式は、午前9時半から始まり、吉川友梨さんを含めた6年生97人の卒業証書が用意されました。式では6年生が『お別れの言葉』で「友梨ちゃんが1日も早く帰って来るように。友梨ちゃんは必ず戻ってきます」などと呼びかけ、みんなで無事を祈りました。友梨さんの卒業証書は、校長と担任が家に届けるということです。友梨さんは、2003年5月、下校途中に行方がわからなくなり、警察が連れ去り事件として捜査を続けています。捜査本部にはこれまで、およそ2000件の情報が寄せられていますが、いまだに犯人につながる有力な手がかりはありません。

<記事:朝日放送 -2006/03/17>

友梨ちゃん卒業式 不明3年、同級生と一緒に

 大阪府熊取町で2003年5月、下校中に行方不明になった当時小学4年吉川友梨ちゃん(11)が17日、町立北小学校で同級生96人と一緒に卒業式を迎えた。

式は同小体育館で行われ、卒業証書授与で担任の女性教諭が最後に友梨ちゃんの名前も読み上げる。

式終了後には、卒業生と教諭が、友梨ちゃんへの応援メッセージを書いた風船を校庭から空へ飛ばす。

友梨ちゃんの両親には、武田薫校長と担任教諭から卒業証書と、友梨ちゃんの顔写真が載った卒業文集が渡される。友梨ちゃんは4月以降、町立熊取北中1年に学籍を移す。

<記事:共同通信 2006/03/17>
【がんばって友梨ちゃん】同級生「待っているよ」

熊取で卒業式
応援メッセージ 風船で飛ばす


平成十五年五月、下校途中に行方不明となった大阪府熊取町の吉川友梨ちゃん(11)が在籍する町立北小学校で十七日、

卒業式が行われた。友梨ちゃんにも卒業証書や卒業アルバムが用意され、同級生九十六人と一緒に卒業した。
「必ず戻ってくる。待っているよ」。式後、同級生たちは友梨ちゃんへの応援メッセージを書いた風船を飛ばし、大空に思いを託した。
 卒業式は午前九時半から同小体育館で始まった。卒業生と保護者、在校生ら約四百人が出席。
卒業証書の授与では六年三組の担任教諭が友梨ちゃんの名前を呼んだ。
卒業生はお別れの言葉の中で、入学以来の思い出を振り返った。

友梨ちゃんが行方不明になった四年生以降は、数多くの千羽鶴を折ったことや、
運動会のダンスで「私たちの元気が友梨ちゃんに届くように」と力いっぱい踊ったことなどを語った。
「ただ一つ残念なのは、ここに友梨ちゃんがいないこと。

だけど、友梨ちゃんは必ず戻ってきます。私たちはそう信じています」と呼びかけた。
式終了後、卒業生らは運動場で、友梨ちゃんが一日でも早く戻ってきてほしいというメッセージを書いた風船を一斉に飛ばした。
友梨ちゃんと同じクラスの女児(12)は「これまで毎日友梨ちゃんのことを考えていた。

一緒に勉強やクラブをしたいので中学校で待っている」。
また、四年生のときに同クラスだった男児(11)は「行方不明になったときは悲しかった。早く見つかってほしい」と話した。
友梨ちゃんの母親は卒業式後、学校を訪れ、武田薫校長らから卒業証書と卒業アルバムなどを受け取った。
友梨ちゃんは長期欠席扱いで五年、六年と進級。町教委は両親の意向に沿って町立熊取北中に入学できるよう手続きを進めている。
町教委の担当者は「いつ友梨ちゃんが戻ってきてもいいように環境を整えたい」と話している。

≪有力情報つかめず 捜査本部≫

泉佐野署捜査本部は、吉川友梨ちゃんが何者かに連れ去られた可能性が高いとみて懸命の捜査を続けているが、

友梨ちゃんの所在に直結するような有力な情報はつかめていない。
友梨ちゃんが行方不明になったのは平成十五年五月二十日午後三時ごろ。
下校途中に自宅近くで目撃されたのが最後だ。捜査本部はこれまで延べ約三万三千二百人の捜査員を投入、
周辺五千世帯の聞き込みや前歴者の洗い出しを進めるなどしたが、リュックや衣服など友梨ちゃんの所持品すら見つかっていない。
また、全国各地から「よく似た女の子を見た」などという情報提供もこれまでに約二千件寄せられたが、

有力な情報は得られていないという。
物証の少なさに加え、昼間の発生にもかかわらず目撃情報が乏しいことも捜査の大きな障壁になっており、
ある捜査幹部は「今後は時間の経過とともに薄れていく関心をいかに持続させるかも重要になる」と話す。
捜査本部は今後も聞き込み捜査を軸に情報収集を進める。
情報提供は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)。

<記事:産経新聞 夕刊 2006/03/17>
吉川友梨さん、中学へ 大阪・熊取で小4から不明


 大阪府熊取町教委は3日、町内で03年5月、下校中に行方不明になった吉川友梨さん(11)の小学校の卒業を認定し、中学校へ進学の手続きを取ると発表した。友梨さんは17日、同級生96人とともに町立北小学校を卒業し、町立熊取北中学校に在籍することになる。町教委は「両親の意見を尊重し、戻ってきた時に本人にとって何が最良なのかを考慮した」と話している。

 町教委によると、小学4年生で行方が分からなくなった友梨さんは、学校教育法に基づく長期欠席と同様の扱いで5、6年と進級。両親から「可能ならば卒業させてほしい」との意向が寄せられていたという。友梨さんが戻ってきた際は、学校側と町教委が学力補習を全面的にバックアップするという。

<記事:asahi.com 2006/03/04>
不明の友梨ちゃん 中学校に進学  熊取町認める

2003年5月に下校途中に行方不明になった大阪府熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)について同町教委は今春の町立熊取北中学校への進学を認めることを3日、決めた。友梨ちゃんは17日、同級生96人と一緒に同小を卒業する。

学校教育法は、病気などで長期欠席した児童の進学などに関して、保護者の意見を尊重して決めるように定めており、同町教委は友梨ちゃんの両親から同中学への進学の意向を確認した。

同小は友梨ちゃんの無事を願って卒業アルバムに写真を掲載したり、卒業証書を発行したりするほか、式では同級生が友梨ちゃんを励ます呼びかけを行う。

町教委の田中豊一教育次長は「同級生らも一緒に卒業、進学したいと思い続けてきた。いつ友梨ちゃんが戻って来てもいいように環境を整え、待ち続けたい」と話している。

<記事:読売新聞 朝刊 2006/3/4>
不明の友梨ちゃん、中学生に 大阪・熊取町教委が手続き

 大阪府熊取町教育委員会は3日、同町で2003年5月、下校中に行方不明になった町立北小6年、吉川友梨(よしかわ・ゆり)ちゃん(11)が4月から町立熊取北中1年になれるよう進学手続きを取る考えを明らかにした。

 友梨ちゃんの両親が「進学させてやりたい」と希望。町教委が検討していた。

 北小の卒業式は17日に行われる予定で、友梨ちゃんの卒業証書は校長か担任が両親に会って手渡す方針。

 町教委は「友梨ちゃんが帰ってきたら、すぐに迎えられるようにしておきたい」としている。

 友梨ちゃんの情報は泉佐野署捜査本部、電話0724(64)1234まで。

<記事:sankei.web  2006/03/03>

友梨ちゃんにも卒業証書 熊取町教育委員会


大阪府熊取町教育委員会は24日、2003年5月に下校中に行方不明になった町立北小6年、吉川友梨ちゃん(11)に、卒業証書を発行する方針を明らかにした。

 来月3日の定例町教委で正式決定する。同小の武田薫校長が3月17日の卒業式当日に発行し、校長か担任が友梨ちゃんの両親に渡すことを検討している。

 行方不明になってもうすぐ3年。同町教委は友梨ちゃんの中学進学について「卒業式までに方針を決めたい」としている。

 卒業式を控え、同級生らは友梨ちゃんの無事を祈って千羽鶴を折り続けており、卒業式当日には卒業生と在校生が友梨ちゃんへの呼び掛けを行うという。

 友梨ちゃんの情報は泉佐野署捜査本部、電話0724(64)1234まで。

<記事:共同通信 2006/02/24>
熊取の小学校で対策視察/大阪府教委

 ◇子どもの安全
 2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨ちゃん(11)の通う熊取町立北小(武田薫校長)で、府教委幹部らが16日、子どもの安全を守る取り組みを視察した。

 府教委幹部や教育委員が今月1日から、今年度に府内の小学校で実施した学校安全緊急対策事業の視察を続けており、同小が最後の視察先になる。

 この日は、島善信・市町村教育室長ら4人が、校長や校門で人の出入りをチェックする受付員から、登下校時の校区巡回方法や緊急時の保護者との連絡の取り方、地域と連携した取り組みなどについて説明を受けた後、実際に児童が下校する様子を見守った。島室長は「熊取町は、安全確保に対する意識が高く、参考になる点も多かった。今後の府教委としての取り組みにも生かしたい」と話した。
  
<※記事:読売新聞 2006/02/17>
ファイト!友梨ちゃんをチーム名に 級友ら、縄跳び大阪府大会にきょう出場

 ◆熊取・北小の級友ら  
 2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨ちゃん(11)の通う熊取町立北小の児童が、26日に門真市で開かれる縄跳びの「第3回おおさか子どもジャンプアップ大会」(府教委など主催)に、「ファイト!友梨 イエロー・スター33☆」のチーム名で出場する。

 友梨ちゃんの在籍する6年3組の児童が予選を勝ち抜いた。チーム名には「友梨ちゃんが1日も早く、無事に戻って来られるように」との願いを込め、「33」は、友梨ちゃんを含むクラスの人数を表しているという。

 26日は、大勢が一斉に跳んで回数を競う大縄跳び部門に、同小6年2組のチームとともに挑戦する。体育館で練習を重ねてきた児童たちは「友梨ちゃんのために頑張って上位を」と張り切っている。

 武田薫・同小校長は「大会では、子どもたちが心を一つにして頑張っている姿をみんなに見てもらえれば」と話している。

<※記事:読売新聞 2005/12/26>
<大阪>友梨さんの友人 大縄跳び大会でメッセージ

おととし5月から行方不明になっている大阪府熊取町の小学6年生、吉川友梨さんのクラスメートが大縄跳びの大会に参加し、友梨さんにメッセージを送りました。

吉川友梨さんは、おととし5月、下校途中に行方がわからなくなり、警察は、何者かに連れ去られたと見て捜査が続けられています。そんな友梨さんに応援メッセージを送ろうと、6年3組のクラスメートが大縄跳び大会に出場しました。チーム名は「ファイト!友梨イエロースター33☆」。友梨さんも含めたクラス33人が、心をひとつにしてそれぞれが輝く星であるようにという意味が込められています。惜しくも予選ラウンドでの敗退となってしまいましたがみんなが心をひとつにしてがんばりました。校長は「きっと、この思いはどこかでがんばっている友梨ちゃんに伝わると思います・・・」と話していました。友梨さんに関する有力な手がかりはいまだ見つかっていないため、捜査本部などは情報の提供を呼びかけています。

【情報提供連絡先】 泉佐野警察署捜査本部 電話:0724−64−1234

<記事:朝日放送 2005/12/26>

不明女児への思い込め、級友が大縄跳び大会出場へ 大阪

 03年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さんが在籍している大阪府熊取町立北小(武田薫校長)の6年3組のクラスメートが26日、同府門真市である縄跳び大会に初出場する。チーム名に友梨さんへの思いを込め、練習に励んでいる。

 チーム名は「ファイト!友梨 イエロー・スター33☆」。友梨さんも含むクラス33人が心を一つにし、それぞれが輝く星であるように、との意味を込めた。「第3回おおさか子どもジャンプアップ大会」で、小学生が20人以上で跳んだ回数を競う大縄跳び部門に出る。

 昨年の大会で豊中市の小学校チームがほかの参加チームに呼びかけ、友梨さんへのメッセージを北小に届けた。それをきっかけに、クラスメートも大会に挑戦することになった。同小は「大会に出ることで友梨ちゃんを応援すると同時に、一人ひとりの子どもが自分の力を伸ばそうと頑張っている。その姿を見てほしい」と話している。


<記事:asahi..com 2005/12/24>
友情の大縄跳び 友梨さんファイト

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町立北小の吉川友梨さん(11)が所属する6年3組が、同府門真市の府立門真スポーツセンターで26日にある「第3回おおさか子どもジャンプアップ大会(府教委など主催)の「大縄跳び部門」に初出場する。チーム名は、友梨さんも含めたクラス33人全員で跳びたいとの願いを込めた「ファイト!友梨 イエロー・スター33☆」だ。

 同大会は、小学校のクラス単位で1チーム(20人以上)とし、自己申告の跳躍回数上位30チームが出場する。昨年大会に出たチームの児童らが友梨さんへの応援の言葉を書いた色紙が今年2月、北小に届いたのをきっかけに、北小も挑戦することにした。

 同級生らは「元気な姿を見せることで色紙のお礼を」と9月に練習開始。チーム名のイエローはクラスカラー。
「一人一人がスターだ」との思いも込めた。武田薫校長(56)は「全員が、いつも友梨さんと一緒だと思いながら勉強や行事に取り組んできた。友梨さんにエールを送りたいという皆の気持ちは大縄跳びでも変わらない」と話している。

友梨さんに関する情報は府警泉佐野捜査本部(0724・64・1234)
記者【佐々木雅彦】

<記事:毎日新聞 朝刊 2005/12/22>

【子どもを守る】惨劇防ぐ思い強く

学習塾の教室が犯行現場となった京都府宇治市の小6女児殺害事件から17日で1週間がたった。広島や栃木で幼い子どもの命が奪われ、さらに起きた今回の事件。その衝撃に大人たちは打ちのめされた。だが、悲しみを乗り越え、子どもを守る決意を新たにする人々がいる。地域が一体になって活動することの大切さをかみしめながら。

 学習塾から北約4キロにある市立宇治小学校で、教室に侵入した男に男児2人が切りつけられ、けがをした事件から18日で2年になる。この間、同校は「開いて守る学校」を掲げ、教職員と保護者、地域がスクラムを組んで「不審者情報の共有化」を目指してきた。

 今回の事件で教職員に動揺もあったが、小松美恵子校長は「安全に完璧(かんぺき)はないが、ささいな情報も共有することで事件はくい止められる」。

 事件に遭った1年生はいま3年生に。教職員は児童らに「警戒心が備わった」と口をそろえる。今月初旬、集団下校の児童たちの後を付ける人影があった。子どもたちは帰宅後すぐ父母らに報告、保護者は電話で学校に。学校は宇治署に通報、保護者連絡ルートにも流した。児童が帰宅して1時間後には、不審者情報は保護者間で共有できていたという。校門には朝8時ごろから下校時まで、住民が務めるスクールサポーターが立つ。

 宇治市に隣接する京都市伏見区の市立日野小学校では99年12月、校庭に侵入してきた男に小学2年の男児が殺害された。

 今年6月、住民による登下校の「子ども見守り隊」が発足した。隊長の西正勝さん(67)は「今回の事件で、子どもを守るには危機意識を持っていることが大切だという思いを強くした。地域の人にも再度呼びかけて、学校や保護者との連携を強めていきたい」と話している。

●見守り活動地道に

 高校1年だった長男を集団暴行事件で亡くした兵庫県稲美町の高松由美子さん(51)は、神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件の被害者遺族の土師守さん(49)らと、犯罪被害者遺族の自助グループ「六甲友の会」で活動を続ける。「小さな被害者や家族が抱える痛みを想像できなかったのか」と犯人たちの無情さに憤る。

 長男の聡至君(当時15)は97年、自宅近くの神社で、中学時代の同級生ら少年10人から暴行を受けた。高松さんは今年秋から、少年院で再犯防止のために、少年たちに、遺族の心情について話している。奈良や広島、京都の事件の容疑者はいずれも犯罪歴がある。

 「10人が暴行すれば、10倍の痛さ。10倍の恐怖。どれほど怖かったか」。泣いて声が震えた。何人かの少年も泣いていた。「つらくても私の受けた痛みを語り続けたい」

 昨春から和歌山市松江地区で、下校時の児童を見守る「松江地区お帰りパトロール隊」の山本健児副隊長(72)は「町全体が子どもたちを見守っているという姿勢を、不審者に分からせることが大事」と強調する。「滋賀県子ども安全リーダー連絡協議会」の井上源太郎会長(68)も「子どもがいる、いないは関係ない。普段から近所の子どもに目を向けることが必要だ」。

 03年5月に小学4年生の吉川友梨さんが下校中に行方不明になった大阪府熊取町。地元の「子ども見まもり隊」で活動する主婦吉田清美さん(46)の長女は、京都の被害者と同じ小6。女児の親の気持ちを思うと涙が出る。やるせない思いを抱きながら活動を地道に続けるつもりだ。「行動しないことには何も始まらない」

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 ご意見や、関連する情報などをお寄せください。〒530・8211 朝日新聞社会部「子どもを守る」取材班。ファクス(06・6201・3958)、メール(o-syakai2@asahi.com)へ。住所、氏名、年齢、電話番号もお願いします。

<記事:asahi.com 2005/12/17>

熊取、緩めぬ警戒 安全デー「見守り」

熊取町では毎月8日が「子ども安全デー」。広島と栃木で小学1年生が犠牲になる事件が相次ぐ中、8日の「見守り活動」には普段の日よりも多い500人以上の大人が参加した。「安全デー」は03年7月、小学4年生だった吉川友梨さんが下校中に行方不明になった事件をきっかけに始まった。それから約2年半。同町では問題意識が薄くなっていくことを警戒する声もあり、参加者を増やそうという試みが続いている。

 この日は、早朝の通学、午後の下校時間帯にボランティア組織「子ども見まもり隊」のメンバーや地域住民のほか、町職員らが「子ども安全デー」と書かれたのぼりを持って沿道に立った。

 同町では友梨さんの事件後、子どもを守る取り組みが強化された。現在、計7団体が見守り活動や町内パトロールなどにあたっている。

 「親の中には、やはりひとごとと思う人もいる」。2人の小学生を持つ母親は、参加者が固定してしまう問題を指摘。別の女性は「下校時は時間が分散するので、見まもり活動は難しい」と話した。

 見まもり隊の二俣則夫さん(72)は、口コミでボランティア仲間を増やそうと、積極的に知人を誘う努力を今も続けている。「もっとたくさんの人が参加すれば、一人ひとりの負担も減るし、地域の中で顔見知りも増える」。同隊の込山宏さん(72)は「下校時間には、地域の人が玄関先に出て立ってもらうだけでもいい」。町教委は「活動を継続し『熊取では、何かすればすぐに見つかる』というイメージを作ることが重要」としている。

<記事:asahi.com 2005/12/9>

【子どもを守る】 町ぐるみパトロールで事件減少

 子どもたちを守る取り組みの成果が、形に表れ始めた地域がある。03年5月、小学4年生だった吉川友梨さんが下校中に行方不明になる事件があった大阪府熊取町。友梨さんは見つからないままだが、事件を機に行政や地域住民、警察が緊密に連絡を取り合い、子どもの安全を守る町ぐるみの取り組みが始まった。以来、同町での刑法犯認知件数は年々減っている。

 「おはよう」。8日午前8時すぎ、登校する児童に、白い帽子に名札をつけた男性らが声をかけた。町立南小学校の通学路。歩行の安全確認や誘導にあたるボランティア組織「子ども見まもり隊」のメンバーだ。この日は、友梨さんの事件などを受けて2年前、同町が月に1回設けた「子ども安全デー」にあたる。住民らに加え、町職員らも「子ども安全デー」と書かれた黄色ののぼりを持って沿道に立った。

 見まもり隊は昨年11月に結成された。PTAの役員経験者ら年配者を中心に、町内五つの小学校区ごとに登録された計128人で活動する。町教委が事務局となり、登下校の時間変更や不審者情報を伝える。西小区の佐古員規(かずのり)さん(39)は「広島、栃木で事件が続いたのはショックだったが、どこでも起こりうる話。保護者も危機感を持ってほしい」と話す。

 同町では友梨さんの事件後、警察OBらでつくる「安全パトロール隊」(03年12月)、地域住民が犬の散歩をかねて不審者をチェックし、見かければ警察に通報する「愛犬パトロール隊」(04年4月)が発足。計7団体が「見守り活動」や町内の巡回などを続ける。

 「事件を謙虚に受け止めて反省し、どういう町づくりをするのかを考えた」と、町教委の田中豊一教育次長は語る。

 取り組みの成果は数字にも表れた。大阪府警によると、友梨さんの事件があった03年は768件だった同町の刑法犯認知件数は、04年に684件に減少。05年も11月末までに580件と前年を下回るペースだ。

 大阪市内から快速電車で約30分の通勤圏にある同町は、人口約4万4千人。町教委は「学校数が少なく、自治会活動は盛ん。住民同士がある程度、顔が見えるという利点がある」と話す。

 ただ、「これをすれば万全、というものはない」と気をひきしめる。同町には大阪体育大学など四つの大学・機関があり、学生たちにも見まもり活動への参加を呼びかけている。

 小宮信夫・立正大助教授(犯罪社会学)は「見守り活動自体が犯罪を抑えているというよりも、活動を通して住民の防犯意識と連帯感が強まり、犯罪者が町に入りにくくなる効果が出ているのではないか」とみている。


<記事:asahi.com 2005/12/08>
[今日のノート]女児殺害事件

 どうすれば、子供を犯罪から守れるのか。
 広島市立矢野西小1年、木下あいりちゃん(7)が下校中に殺害された事件以来、その重い課題が頭から離れない。

 登下校中の児童の安全を守る自主防犯の取り組みは各地で進んでいる。矢野西小でも10月中旬から、住民ら55人でボランティアのパトロール隊を作り、活動を始めたところだった。

 それでも事件は起きた。
 「朝は出てくれる人が多いけど、下校時間帯に人を集めるのは至難の業です」

 大阪で、子供見守り隊のリーダーを務める男性から悩みを聞いたことがある。

 小学校では、上級生と下級生で、下校時間は差がある。学校行事によって、時間が変わることも多い。それに対応して、巡回活動を行うのは限界がある。

 だが、事件が起きるのは圧倒的に下校中だ。警察庁が2003年に、子供が被害に遭った連れ去り事件を分析した調査結果では「下校中」の発生は「登校中」の3倍近くに上っていた。昨年11月の奈良市の小1女児殺害誘拐事件も、行方不明になって2年半がたつ大阪府熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃんも下校中だった。

 結局は集団下校しかないという声もあるが、最後の子供が自宅に入るまで見届ける大人が必要だろう。

 地域の取り組みの間隙(かんげき)をついた非情な犯人のために無力感にかられ、活動が衰えることが一番よくない。子供を守る努力は際限がない。それでも広げていかなければならない。そう、かみしめたい。(井手裕彦)

<※記事:読売新聞 2005/11/27>
友梨ちゃん不明から2年半 NPOメンバーが情報提供訴え/大阪・中央

 熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)が、2003年5月に行方不明になって2年半に当たる20日、地域安全活動に取り組むNPO法人「あいうえお」(三本松義春代表)のメンバーら約15人が、中央区の南海難波駅前で、友梨ちゃんの顔写真を載せたチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 大阪市内の広告看板製作会社から寄贈された友梨ちゃんの等身大看板を3か所に設置し、「友梨ちゃんを捜しています」と声を張り上げた。三本松さんは「友梨ちゃんはきっと無事でいる。風化させずに、少しでも力になれれば」と懸命に訴えていた。情報提供は、泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2005/11/21>

行方不明少女の捜索に協力を「友梨セーバー」v1.0.0.0

大阪府で失踪した吉川 友梨ちゃんの捜索活動を支援するスクリーンセーバー

「友梨セーバー」v1.0.0.0
「友梨セーバー」v1.0.0.0
 2003年5月に大阪府で行方不明になった吉川 友梨ちゃん(当時9歳)の捜索活動を支援する目的で作成されたスクリーンセーバー。黒地に白の大きな文字で事件の概要説明と情報提供の呼びかけのほか、カラーの顔写真を含む捜索ポスター画像が切り替わりながらフルスクリーンで表示される。動きがあるため紙のポスターよりも目につきやすく、スクリーンセーバーという形なので誰でも簡単に利用できるため、個人でも法人でも捜査協力しやすい。作者によれば、ソフト名の“セーバー”には友梨ちゃんを“助ける”という願いも込められているそうだ。職場やお店の店頭、なにかの展示会など、できれば多くの人の目に触れる場所に置いたパソコンにインストールするといいだろう。友梨ちゃんの捜索に協力するという意味はもちろん、今後オンラインソフトを使ってできる身近なボランティアを考える意味でも、注目したいソフトだ。

【著作権者】cougar 氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.0.0

□the Fang of Sky
http://fos.qp.land.to/

<記事:窓の杜 2005/11/15>

行方不明の吉川友梨さん同級生、橋本署と駅を訪問 ポスター掲示にお礼=和歌山

 2003年5月、下校途中に行方不明になった大阪府熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)について、JR和歌山線の車内に情報を求めるポスターを掲示していることへのお礼にと、友梨ちゃんの同級生ら同小6年児童ら9人が、JR橋本駅と橋本署を訪問した。

 同署では、同小の武田薫校長が「この子らが卒業する時までに、ぜひ帰ってほしい」と思いを吐露。児童らは「千羽鶴を折っています」「まちでビラを配っています」などと、同小の取り組みを説明した。

 東山均・橋本署長は「隣接する和歌山県警でも捜索に懸命です。皆さんの気持ちが通じ、発見できるよう頑張ります」と応えた。

 ポスターは縦40センチ、横50センチ。同署などの要請で、橋本、城山両小6年の児童らが約100枚を製作。画用紙に友梨ちゃんの写真が張られ、「みんな心配しています、がんばれ」などのメッセージが書かれている。

<※記事:読売新聞 2005/11/04>
友梨ちゃん無事祈り、大阪・熊取北小で運動会 「折り鶴」組み体操演じる

 2003年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨ちゃん(11)が通っていた大阪府熊取町立北小で25日、運動会が開かれ、同級生の6年生が、友梨ちゃんを励ますメッセージを込めた「組立体操」を演じた。来年3月には卒業式を迎える同級生たちは、「必ず帰ってきて」「一緒に卒業しようね」と改めて願った。

 「組立体操」は、友梨ちゃんを待ち続けた約2年4か月の日々を、数人1組のポーズで表現。「楽しい遠足の後、思いもしない悲しい出来事が起き、みんなで鶴を折りました」とのナレーションに合わせて折り鶴のポーズをとった=写真。フィナーレでは、全員が肩に乗ったり手をつないだりしてタワーを作り、友梨ちゃんの無事を祈る同級生や学校、地域のつながりを表した。

<※記事:読売新聞 2005/09/26>

友梨さん情報求めてJR電車にポスター

吉川友梨さんの情報提供を呼びかけるポスターをつり下げる児童=橋本市のJR橋本駅で
 2年前から行方不明になっている大阪府熊取町の小学6年生吉川友梨さん(11)の情報提供を呼びかけようと、橋本市の小学生たちが29日、JR和歌山線の車両に自らが描いたポスターをつりさげた。

 同市は熊取町と地理的にも近く、市人権啓発橋本地区会(阪口繁昭代表)などが発案、JRに空いているつり広告のスペースを無償で提供してもらった。

 ポスターは、橋本小学校6年生87人と城山小学校6年生55人らが計100枚を描いた。大阪府警の捜査本部から友梨ちゃんの写真を送ってもらい、画用紙に張りつけたうえで「がんばって友梨ちゃん」「この笑顔!もう一度みせて!」など、それぞれの思いの言葉をフェルトペンで書き込んだ。

 この日は午前9時前、橋本駅に着いた五条発和歌山行きの電車に児童代表らが乗り込み、発車までの10分の間で11カ所の裏表に計22枚をつり下げた。友梨ちゃんと同級生の児童らは「早く見つかってほしい」と話していた。残ったポスターはJR職員が他の車両につり下げる。


<記事・写真:朝日新聞 2005/08/01>

友梨ちゃん、がんばれ…和歌山の児童が手作りポスター

 2003年5月、下校途中に行方不明になった大阪府熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)と同学年の和歌山県橋本市立橋本、城山両小6年の児童が情報提供を求めるポスター100枚を作り、29日、JR和歌山線の電車につるした。

 両小児童ら約150人が5月から製作。画用紙に友梨ちゃんの写真を張り、「みんな心配しています、がんばれ」などのメッセージを書いている。

 この日、児童約10人は橋本駅で、五条発和歌山行き普通電車(2両)に乗り込み、脚立を使って50枚を次々につるした。橋本小6年野中雅さん(12)は「一日も早く無事に見つかってほしい」と祈った。

吉川友梨ちゃんの情報提供を訴える手作りポスターを電車につるす児童ら(和歌山県橋本市のJR橋本駅で)
吉川友梨ちゃんの情報提供を
訴える手作りポスターを電車に
つるす児童ら
(橋本市のJR橋本駅で)
<記事・写真:読売新聞 2005/07/29>
友梨ちゃん情報寄せて 大阪・旭の会社が等身大の立て看板を製作、寄贈

 ◆NPOに10枚寄贈
 2003年5月20日、帰宅途中に行方不明となった熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)の情報を求めるため、大阪市内の広告看板製作会社が、友梨ちゃんの等身大写真を使った立て看板=写真=を製作し、ビラ配りなどを続けている貝塚市のNPO法人「あいうえお」(三本松義春代表)に寄贈した。

 看板を製作したのは、旭区の「サインマーケット」。友梨ちゃんの報道を見た同社社員が、渡辺法知社長(51)に「何か自分たちも協力できることはないか」と相談、10枚を製作した。

 看板は、友梨ちゃんが行方不明になった当時の身長と同じ高さ1・35メートルで、泉佐野署捜査本部の連絡先のほか、「助けて!」との文字が書かれている。情報は同本部(0724・64・1234)へ。

<※記事:読売新聞 2005/07/20>
地域ぐるみで子ども守れ 大阪・貝塚市で防犯講習会

 地域で子どもを守る防犯活動の方法を学ぼうと、貝塚市のNPO法人「あいうえお」(三本松義春代表)のメンバーらが9日、同市二色の関空交流館で講習会を開いた。

 同法人は、2003年5月に熊取町で帰宅途中に行方不明になった同町立北小6年、吉川友梨ちゃん(11)の情報提供を呼びかけるビラ配りを全国で続けており、講習会には、活動に賛同した大阪市内の清掃会社や通信工事会社の社員ら約30人が初めて参加した。

 講習では、貝塚署の小森正治・生活安全課長が「子どもに声をかける時は、子どもの目線で」「不審者を見つけた時は、すぐに110番して」などとアドバイス。三本松代表は「企業が活動に参加してくれて心強い。今後も地域での防犯活動を広げていきたい」と話していた。

<※記事:読売新聞 2005/07/10>

吉川友梨さん 行方不明2年


6年生がステージで掲げた友梨さんの写真と千羽鶴
「友梨がんばれ」。友達は折り鶴を作って無事を祈った。「発見に協力を」。支援する市民は街頭でビラをまいた。熊取町の小学生吉川友梨さん(11)が行方不明になって2年。友梨さんを支える動きは、しっかりと続いている。

●通学の小学校 顔写真掲げ集会

 吉川友梨さんが通う熊取町立北小学校では20日朝、全校集会が開かれた。武田薫校長は児童たちに「みんなで心を一つにして、友梨ちゃんに声援を送ろう」と話した。友梨さんの同級生の6年生は、新1年生たちに「一緒に友梨ちゃんが無事帰ってくるように祈っていてください」と訴えた。
 
 体育館で開かれた集会では、6年生の代表約30人がステージに上った。ポスター大に拡大した友梨さんの顔写真と、これまで無事帰宅を願って折った千羽鶴を掲げ、友梨さんへの思いや続けてきたビラ配り活動などについて、一人ずつ話した。ステージ上には友梨さんの机といすが置かれていた。
 
 これまで児童らは約8万羽の千羽鶴を折った。このうち4万羽で「友梨がんばれ」の文字を作り、小学校の玄関に掲げた。残りの4万羽は友梨さんの自宅に届けた。6年生は19日、1年生の各教室を訪ね、折り鶴の折り方を教えた。今後も、全児童で祈りを込めて折り続けていくという。

●貝塚のNPO 情報求めてビラ

 「事件を風化させないためにも、解決までビラまきを続けたい」。NPO法人「あいうえお」(事務局・貝塚市)の代表、三本松義春さん(58)は20日、約100人の会員とともに街に出てビラをまいた。この日、会員らは府内4カ所だけでなく、山口市や前橋市でも計2万枚を配った。

 中央区の南海難波駅前。三本松さんは「地域の手で子供を守る」と書いたジャンパーを着て、通行人や停車中のタクシー運転手に手渡した。中には「事件は、どうなっているの」と立ち止まって話し込む人もいた。

 三本松さんが、友梨さんのビラまきを始めたのは昨年3月。少しでも手がかりを得るきっかけをつくりたいと思ったからだ。夏には、貝塚市で興業中のサーカス団体に情報提供を呼びかける立て看板を送り、全国の興行場所で掲げてもらうようにお願いした。

 三本松さんは「子どもを持つ年齢の人たちは、特に関心を持っていてくれる」と話す。今後も事件が忘れ去られないよう、繰り返し情報提供を訴えたいという。

 「あいうえお」は、保育室や介護支援センターの運営のほか、家庭内や育児、介護などにかかわる市民相談にも乗っている。子供の安全に関心が高い会員らが多く、折に触れ、ビラをまき情報提供を呼びかけている。

<記事・写真:asahi.com 2005/05/21>
大阪・熊取の友梨ちゃん不明から2年 「解決への希望持ち続ける」父親が会見

 大阪府熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)が下校途中に行方不明になってから、20日で2年。中学教諭で父親の永明さん(44)は19日、同町内の公民館で会見し、娘の安否すら分からないまま過ぎて行く日々の苦悩を語り、「私たちは、ひたすら待ち続けることしかできない。友梨を連れ去った人がいるなら、とにかく早く返してほしい」と訴えた。

 永明さんは、娘が突然、消えてしまった〈あの日〉から「時間がたった感覚があまりない」という。「捜査に進展があるかもしれない」。期待を裏切られながら、毎日、そう言い聞かせて望みをつないできた。

 6年生になり、随分と身長も伸びたはずの娘の姿を思い浮かべない日はない。奈良市の女児誘拐殺人事件など子供が犠牲になるニュースを見る度、「どうしても娘とだぶらせて考えてしまう」ともいう。だが、「友梨のつらさを思うと弱音を吐いてはいられない。捜査を信じ、解決への希望を持ち続けたい」と自分を奮い立たせるように語った。
     ◇
 府警捜査1課の泉佐野署捜査本部は、これまでに延べ約2万6000人の捜査員を投入。聞き込み対象者は延べ約9000人、寄せられた情報も約1750件にのぼるが、有力な手がかりは得られていない。情報は同捜査本部(0724・64・1234)へ。
 
<※記事:読売新聞 2006/05/20>
大阪・熊取町の吉川友梨ちゃん不明から丸2年 捜査は難航

 大阪・熊取町の小学生・吉川友梨ちゃんの行方がわからなくなってから20日で丸2年となる。懸命の捜査や情報提供の呼びかけにもかかわらず、有力な手がかりはなく、捜査は難航している。

 熊取町の小学生・吉川友梨ちゃんは03年5月20日午後、自宅まで約400メートルの場所で、同級生の男児に家に帰る姿を目撃されたのを最後に不明となった。車の通りが多い場所だったにもかかわらず、その後、友梨ちゃん見た人も声を聞いた人もまだ見つかっていない。

 友梨ちゃんの両親は、今も街頭に立ち、情報提供を呼びかけている。警察は何者かに連れ去られたとみて、2年間で延べ2万6000人の捜査員を動員し、聴き込みや不審車両の割り出しにあたったが、いまだ解決に結びつく有力な手がかりはつかめていない。

<記事・写真:NNN24.COM 2005/05/20>

友梨ちゃん帰ってきて、同級生らメッセージ…不明2年

 大阪府熊取町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)が行方不明になってから20日で2年を迎えた。この日、同小では全校集会が開かれ、友梨ちゃんの同級生らが「一緒に友梨ちゃんが無事帰ってくるように祈ってください」と下級生らに語りかけ、大阪市内などでは市民団体が情報を求めるビラを配った。「友梨ちゃんがんばれ」「きっと戻ってくる」。みんなが友梨ちゃんの笑顔に会えるその日を、今も待ち続けている。

 全校集会では同級生の6年生約30人が体育館の壇上で、友梨ちゃんの無事を祈り続けた2年間を、一人ずつ話していった。

 「吉川友梨ちゃんは私たち6年生の大切な仲間ですが、今はここにいません」「2年前、下校途中でいなくなりました」「一日も早く帰ってくるように祈りながら、いろんなことをしてきました」

 同級生らはこの2年間、全校児童で千羽鶴を折ってきたこと、1羽ずつ思いを込めた鶴が約8万羽にもなり、今でも折り続けていることなどを紹介した。

 「地域の人たちと難波や天王寺でビラ配りをしました」「昨年は音楽会にも出場し、もっともっとたくさんの人たちに知ってもらえるように、友梨ちゃんのことを伝えました」

 次々と友梨ちゃんへの思いをメッセージでつなぎ、「優しい心をみんなが持てば、友梨ちゃんはきっと帰ってくる」という思いを込め、音楽会で歌った「窓の外には」を合唱した。

 ―たとえどんなことがあっても 希望を見つけて生きていけば笑顔はきっと戻ってくる――

 そして最後に、下級生にこう呼びかけた。「友梨ちゃんが早く帰ってくるよう私たちは今も鶴を折っています」「皆さんも無事に帰ってくるよう祈っていてください」

 集会は同級生が中心になって企画したといい、武田薫校長は「子どもたちの思いがきっとどこかにいる友梨ちゃんに届くと確信している。全員を一緒に卒業させてあげたい」と話した。

 ◆市民団体、情報求めビラ配り

 一方、貝塚市の市民団体「あいうえお」のメンバーや支援者ら約100人は、大阪・ミナミや山口、群馬両県内など計6か所で約2万枚のビラを配り、情報提供を呼びかけた。

 情報は、泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事:読売新聞 2005/05/20>

大阪・熊取町の女児不明:心一つに帰り待つ 校長が集会で訴え−−不明2年

 大阪府熊取町の町立北小学校6年、吉川友梨さん(11)が下校途中に行方不明になって20日で2年。同小では全校集会を開き、児童全員で共に学べる日を願った。集会で武田薫校長(55)は「心を一つにして帰りを待つ気持ちはきっと届くと確信しています」と語りかけた。壇上には主(あるじ)のいない机と椅子が飾られ、同級生らが「今も鶴を折り続けています。みんなも友梨ちゃんが無事に帰るのを祈ってください」と呼びかけた。

 一方、支援活動を続けているNPO「あいうえお」のメンバーらはこの日午後、南海難波駅前などで捜索ビラを配布。山口、群馬両県でも支援者が配布するという。

 情報は捜査本部(0724・64・1234)。【奥村隆、勝野俊一郎】

<記事:毎日新聞 2005/05/20 大阪夕刊>
<大阪>吉川友梨さん 不明から2年

大阪府熊取町の小学6年生、吉川友梨さんが行方不明になって、きょうで2年になります。地元の小学校では、児童らがあらためて友梨さんの無事を祈りました。

吉川友梨さんは、おととし5月、学校から帰る途中に行方がわからなくなり、警察は、何者かに連れ去られたとみて捜査しています。友梨さんが通う熊取町立北小学校では、けさも全校集会であらためて友梨さんの無事を祈りました。武田薫校長は、「子どもたちは、今も折り鶴を折り続けています。この思いは、きっとどこかで頑張っている友梨さんに届くと確信しています。」と話しました。また、父親の永明さんは現在の心境について、「きょう見つかるのでは、あすこそ進展があるのではと、その繰り返しの毎日です」と話しています。警察は、これまでにのべ2万6000人の警察官を動員し、聞き込み捜査などを進めてきました。しかし、いまだ、有力なてがかりはなく、引き続き情報提供を呼びかけています。

【情報提供は泉佐野署捜査本部0724−64−1234まで】

<記事:朝日放送 2005/05/20>

吉川友梨さん行方不明から2年 父親心境語る

 大阪府熊取町の町立北小6年、吉川友梨さん(11)が帰宅途中に行方不明になって20日でまる2年になるのを前に、父親の永明さん(44)が心境を語った。「今日には見つかるかも。明日は進展があるかもしれない」と無事の帰宅を待ちわびる日々。「非常につらいが、一番しんどいのはあの子です」と我が子に思いをはせている。

 友梨さんは03年5月20日午後3時ごろ、自宅近くで行方がわからなくなった。府警捜査1課の泉佐野署捜査本部は何者かに連れ去られたとみて、現在も34人態勢で捜査を続け、周辺5千世帯への聞き込みや前歴者の洗い出しを進めている。

 永明さんは、子どもが被害者になる事件の報道を見聞きするたび、娘と重ね合わせて思い悩むという。「考えないように思考をまひさせる時もある」と話す。

 母親の美和子さん(44)は、友梨さんの担任教諭がたびたび届けてくれる同級生らのメッセージを添えた折り鶴などを、大切に整理しているという。また、友梨さんが保護された時にすぐに駆けつけるため、娘の服をかばんに詰めて用意し、季節が変わるたびに衣替えをしている。

 「背丈が伸び、服は小さくなっているかもしれない」と永明さん。犯人に対しては「とにかく早く解放してくれ。それだけです」と語った。

 情報提供は泉佐野署(0724・64・1234)へ。

<記事:asahi.com 2005/05/20>

大阪・熊取町の女児不明:きょう丸2年 吉川友梨さんの父が会見、苦悩を吐露

 ◇「とにかく返して」−−1750件の情報、決め手なし

写真

吉川友梨さん

 大阪府熊取町の町立北小学校6年、吉川友梨さん(11)が下校途中に行方不明になって、20日で丸2年になる。府警泉佐野署捜査本部に寄せられた情報は1750件に上るが、有力情報はないという。父永明さん(44)は19日会見し、「今日こそ、明日こそ進展があるのでは、と繰り返し思った2年だった」と苦悩を語り、拉致された可能性があることから「とにかく早く返してくれ、という気持ちです」と訴えた。

 捜査本部によると、これまでに印刷したポスターは約11万4000枚、ビラは約21万枚。聞き込み捜査は約5000世帯に及んだ。「よく似た女の子を見た」「近所に不審な男が住んでいる」など具体的な情報もあったが、捜査の結果、発見につながる手がかりはなかった。捜査幹部は「行方不明時の目撃情報がないため、捜査方針を絞り込めないのが一番の障害だ」と話す。

 会見した永明さんは、最近の心境について「食事の時も、(娘は)食事はできてるのかなと考えてしまう。普段通りの生活をしようと思えば思うほど、あの子の今を考え、何も手につかなくなる」と親心を吐露した。

 情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。【高橋一隆、石川隆宣、勝野俊一郎】

<記事・写真:毎日新聞 2005/05/20 大阪朝刊
同級生無事祈るメッセージ 友梨ちゃん不明から2年

 大阪府熊取町で2003年5月、町立北小6年(当時4年)吉川友梨ちゃん(11)が行方不明になってから丸2年となった20日、同小は友梨ちゃんの無事を祈る全校集会を開いた。

 体育館で行われた集会では、舞台に友梨ちゃんの使っていた机といすを置き、同級生の6年生約30人が友梨ちゃんのポスター大の顔写真を掲げて「大切な仲間が今ここにいません。一緒に無事を祈ってください」とのメッセージを読み上げた。

 同校の武田薫校長は集会後、「子どもたちが折り続けてきた千羽鶴も8万羽を超えた。この思いがどこかで友梨ちゃんに届くはずだ」と話した。

<記事:共同通信 2005/05/20>

友梨さん行方不明から2年 学校で児童ら集会

 大阪府熊取町の小学生吉川友梨さん(11)が行方不明になってから20日で2年。友梨さんが通っていた同町立北小学校ではこの日、全校集会が開かれ、友梨さんの無事の帰宅を祈った。大阪市内などでは市民団体がビラを配って情報提供を呼びかけた。

<記事:asahi.com 2005/05/20>

「きょうか、あしたか」と父=背丈伸びたろうと服用意−友梨ちゃん不明2年・大阪

 大阪府熊取町で2003年5月、町立北小6年吉川友梨ちゃん(11)=失跡後に進級=が行方不明になった事件は20日で丸2年。父永明さん(44)は19日、会見し「きょう見つかるか、あした進展があるのかの繰り返しだった」と心境を語り、一刻も早い帰宅を待ちわびている。

 泉佐野署捜査本部は友梨ちゃんが下校途中、何者かが連れ去った可能性が高いとみて、延べ2万6000人を投入して捜査。約1750件の情報が寄せられたが、有力な手掛かりはない。

 永明さんは「なぜ2年もたってしまうのか。(犯人には)とにかく早く解放してほしい」と訴える。子供が巻き込まれる事件のニュースを目にするたびに「自分の娘と結び付けてしまう」という。

 「目の前で苦しんでいるなら、同じ苦しみを味わえるが、ただ想像するしかない」。永明さんは募るもどかしさも口に。

 家族は2年で背丈も伸びた姿を思い浮かべ、服などを用意して待ち続けている。

 同署捜査本部への情報提供は0724(64)1234まで。 

<記事:時事通信 2005/05/19>
友梨ちゃん不明から2年 「早く娘帰して」と父

 大阪府熊取町で2003年5月、町立北小6年(当時4年)吉川友梨ちゃん(11)が行方不明になってから20日で丸2年。父で中学校教諭永明さん(44)は19日、自宅近くの公民館で会見し、「とにかく早く娘を帰してほしい」と訴えた。

 「今日が駄目なら明日は進展があると思う気持ちは、2年間変わらなかった」と永明さん。「ビラ配りなど、できることは全部やったが、普段通りの生活をしようとしても手に付かなくなることもある。平静を維持しながら待つのはしんどい」と疲れた様子を見せた。

 また奈良市の女児誘拐殺人事件など、子供が被害にあう事件について「ニュースを見るとだぶらせてしまい、つらくなる」と話した。

<記事:共同通信 2005/05/19>

「友梨ちゃんを返せ」地元住民ら決起集会…大阪・熊取

 大阪府熊取町立北小6年、吉川友梨ちゃん(11)が2003年5月20日の下校途中に行方不明になってから2年がたつのを前に、地元の同町七山地区(松本吉史区長)の自治会が15日、公民館で「友梨ちゃんを返せ 5・15決起集会」を開いた。

 地元住民や上垣正純町長、長島一三・泉佐野署長ら約80人が参加。全員で声を合わせて「友梨ちゃんを帰せ」と繰り返した。

 父親の永明さん(44)は、「私たちには友梨が帰ってくることを信じて、一日一日を過ごすことしかできない。くじけそうになる時もあるが、多くの人に支えてもらっていることを実感した」と、参加者らに深々と頭を下げた。

 集会後は、阪和自動車道の岸和田サービスエリアと関西空港で、情報提供を呼びかけるチラシ約1万5000枚を配布した。情報は、泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)。

地元自治会が開いた決起集会後、友梨ちゃんの写真を胸に情報を求めるチラシを配る父の永明さん(15日午後3時30分、関西空港で)
地元自治会が開いた決起集会後、
友梨ちゃんの写真を胸に情報を求め
るチラシを配る父の永明さん(15日午
後3時30分、関西空港で)
<記事:読売新聞 2005/05/16>

登下校の「安全」、子供自ら工夫…大阪・熊取

通学路危険個所チェックや万一の場合の対応話し合い

 集団登校を通して相手を気遣うことを学ばせたり、授業で身の回りの危険について自己点検させたりするなど、子ども自身に考えさせることを重視する安全教育が、効果をあげているという。大阪府熊取町の小中学校の取り組みを見た。(吉田 誠一)

 同町では、下校中だった町立北小6年の吉川友梨ちゃん(11)が2年前に行方不明になり、それ以来、町内の8小中学校は安全教育に一層工夫を凝らすようになった。

 東小(504人)では、近所の1〜6年生約10人が班を作って集団登校している。下級生の前後を5、6年生が挟み、守るように歩く。登校時の心構えや、自分たちの通学コースでどこに注意すべきかなどを日々考えさせているという。

 毎月1回、班ごとにクラス分けして学ぶ2時間の総合学習「地区なかよし会」では、上級生と下級生が一緒になって、通学の中で考えた意見を出し合う。

 「まわりが田んぼばかりで家がなく、寂しい場所があるよ」「早歩きで通ろうか」「小さい子の速さに合わせて歩かないと」

 参考になる意見は、翌日から、すぐに取り入れる。

 会では、このほか、地域住民を講師に招いて手工芸品などの作り方を学ぶモノづくり教室や、遠足なども行っている。内容は各班で意見を出し合って決めており、話し合う中で、児童たちの仲間意識はより深まっていくという。

 野口正博校長は「学年の異なる近所の子ども同士が総合学習などを通じて関係が深まるにつれ、集団登校の安全度もさらに増しているように思う」と手応えを感じている。

 一方、熊取中(541人)は、安全について毎回違うテーマで生徒に自己点検させる「ワークシート」作りに取り組んでいる。

 学期ごとに数回、年間を通して行う。全学年とも、最初は「通学路点検」のテーマで、生徒に通学コースを地図上でなぞらせ通過時間をチェック、危険だと思う場所と理由を書かせる。

 次に、その通学路を通る中で、「自分で心がけられること」をテーマに考えさせる。過去には「襲われたときの対応を考えながら通学する」「登下校では、できるだけ友達と一緒にいる」などの意見があった。

 内容は毎回、教師がまとめて生徒や保護者に紹介。級友の意見をどう思ったかについては、「ふだん口に出さなくても、みんな心の中では色々考えていることがわかった」「気づかなかったことがわかり、参考にしたい」などの感想を寄せる生徒が目立つという。

 学年末のワークシートでは、「万一の場合、どう対応すればいいか自信がついた」「周囲の大人からどう守られているかがわかり、安心した」など、1年間の成果を表現してくる生徒が少なくないという。

 ワークシートの作成や、まとめの中心になっている生徒指導担当の吉田茂昭教諭は「校外で、生徒だけで行動する場面はたくさんあり、自分を守る技術を鍛えることは不可欠。さらに、生徒の意見などをもとに大人が意見交換して対策を考えることで、地域の安全はさらに高まる」と話す。

 また、この2年間で、町内の小学生の約6割が授業の一環で、不審者に襲われた場合の対応を訓練する教育プログラム(CAP)を受けたといい、安全教育に取り組む意識は高い。

 町教委は「子どもたちに日常生活を振り返らせ、どうしたら自分の安全を守れるかを考えさせるのは、学校の大きな役割。防犯上、重要なだけでなく、子どもたちの生きる力を養うことにもつながる」と強調している。

<記事:読売新聞 2005/05/16>
吉川友梨ちゃん、不明2年に 住民が集会やビラ配り

 行方不明になって20日で2年になる大阪府熊取町の町立北小6年、吉川友梨さん(11)の無事帰宅を願う集会が15日、同町内の集会所で催された。

友梨さんの自宅がある七山地区の住民が主催。集会後には約1万5千枚のビラを配り、情報提供を改めて求めた。
 集会で、友梨さんの父永明さん(44)は「つらいけれど、娘のために、これだけの方々に集まってもらった。
がんばらねばという気持ちになる」とあいさつ。約100人の参加者は「友梨ちゃんを帰せ」と声を合わせ、一日も早く元気な姿で見つかることを願った。

友梨ちゃんの情報提供を呼びかけるビラを配る吉川永明さん

友梨ちゃんの情報提供を呼びかけるビラを配る吉川永明さん=15日午後、関西空港駅で

<記事:朝日新聞 2005/05/16>
吉川友梨さん 行方不明から2年 支援集会で父があいさつ


吉川友梨さん 
 
 大阪府熊取町立北小6年、吉川友梨さん(11)が行方不明になって間もなく2年。15日、同町で支援集会が開かれ、父永明さん(44)らが参加して風化防止を誓った。永明さんはしょうすいした表情で「必ず帰ってくると信じて過ごすしかないんです」とあいさつで声を絞り出した。

 府警泉佐野署捜査本部の調べでは、行方不明となったのは03年5月20日の午後3時ごろ。遠足の社会見学の帰りだった。最後に目撃されたのは自宅から約400メートル離れた通学路。遺留品などがなく、その後の目撃証言が全くないことなどから、何者かが車で連れ去った可能性が高いとみている。捜査本部は警察官延べ約2万6000人を投入して捜査しているが、有力な手がかりはない。

 情報は泉佐野署(0724・64・1234)へ。

<記事:毎日新聞 2005/05/16>

吉川友梨さん:行方不明から2年 支援集会が父があいさつ

 大阪府熊取町立北小6年、吉川友梨さん(11)が行方不明になって間もなく2年。15日、同町で支援集会が開かれ、父永明さん(44)らが参加して風化防止を誓った。永明さんはしょうすいした表情で「必ず帰ってくると信じて過ごすしかないんです」とあいさつで声を絞り出した。

 府警泉佐野署捜査本部の調べでは、行方不明となったのは03年5月20日の午後3時ごろ。遠足の社会見学の帰りだった。最後に目撃されたのは自宅から約400メートル離れた通学路。遺留品などがなく、その後の目撃証言が全くないことなどから、何者かが車で連れ去った可能性が高いとみている。捜査本部は警察官延べ約2万6000人を投入して捜査しているが、有力な手がかりはない。

 情報は泉佐野署(0724・64・1234)へ。

<記事:毎日新聞 2005/05/15>

「絶対大丈夫や」と励まされ=友梨ちゃん失跡2年、父ビラ配り−大阪

 大阪府熊取町の小学6年吉川友梨ちゃん(11)=失跡後に進級=が2003年5月、下校途中に行方不明になって20日で2年になるのを前に、父永明さん(44)と地元の支援者約80人が15日、関西国際空港などで1万枚のビラを用意し、情報提供を呼び掛けた。

 永明さんがJR関西空港駅の改札前で、行き交う乗降客らにビラを手渡し「お願いします」と頭を下げると、「お父さんですか。頑張ってください」「絶対大丈夫や」と手を握って励ます人もいた。 

<記事:時事通信 2005/05/15>
「必ず帰る」と父親 友梨ちゃん不明2年を前に

 大阪府熊取町立北小6年(当時4年)、吉川友梨ちゃん(11)が下校途中に行方不明になってから20日で丸2年になるのを前に15日、友梨ちゃんの自宅近くの公民館で支援集会が開かれ、父永明さん(44)は「あの子が必ず帰ってくると信じて一日一日過ごしています」とあいさつした。

 集会には地元の住民ら約100人が参加。永明さんは「2年になり、正直非常につらい。くじけそうになることもある」と疲れた表情で胸中を明かした。一方で「みなさんに励ましをいただき、頑張らなければいけないと思った」と話した。

 捜査本部がある泉佐野署の長嶋一三署長は「(捜査)態勢は変わっていない。心を一つに全力で取り組む」と語った。

<記事:共同通信 2005/05/15>

子どもの未来 奪わないで

  もうすぐ2年がたつ。熊取町立北小学校の吉川友梨さん(11)は、03年5月20日に行方不明になった。友梨さんは今春、戻らぬまま6年生に進級した。待ちわびる両親や親族の気持ちを思うと、身につまされる思いだ。

  この春まで2年間、殺人や誘拐事件を専門とする府警捜査1課を担当した。40を超える捜査本部が設置されたが、最初の捜査本部が、友梨さんの失跡だった。

  その日、友梨さんは社会見学の遠足だった。前の晩から何度も荷物を確かめていた娘の姿を、父親の永明さんは覚えている。当日の朝、空模様が気になり、友梨さんをバイクで追いかけた。「持っていき」。傘を差し出したが、友梨さんは「いらんよ」と受け取らなかった。それが父と娘が交わした最後の会話だ。

  半年、1年、1年半と節目の度に、報道各社の要請で、永明さんには会見に臨んでいただいた。「あの子は人の悪口を言ったこともなく、何の罪もない。私らに恨みがあるのなら、私らにやってほしい」。切実な訴えに胸が痛んだ。

  これまでの捜査で、友梨さんは自宅から約400メートル離れた通学路で、何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみられている。ほんのわずかな死角だった。最後に目撃された午後3時前後に5種類の車が目撃されているが、特定されていない。有力情報に両親らが200万円の謝礼金をかけているが、時がたつにつれ情報は減り、捜査は厳しい状況にある。

  友梨さんを連れ去った人物に言いたい。いい加減、両親に友梨さんを返してあげてほしい。母親の美和子さんは、いつでも娘の元に駆けつけられるように、ボストンバッグに友梨さんの着替えを用意し、季節が変わる度に衣替えしている。「親思う心に勝る親心」というが、その思いを少しでもくんでほしい。

  昨年11月には奈良市の小学1年の女の子が連れ去られ、命を絶たれた。先月は東大阪市の公園で、4歳の男の子がいきなりハンマーで頭を殴られた。

  どんな容疑者であれ、弁解する余地は与えられるべきだとは思う。だが、抵抗できない子どもを狙うのは絶対に許せない。同じ過ちを繰り返さないためにも、容疑者の生い立ちや置かれた状況を社会に示していく責務が、捜査当局にも記者にもあると思う。

  「未来そのものが 今目の前にゐるのだと この子らをみて いふ人のあり」

  子どもの安全を専門とする関西福祉科学大の南哲教授はいつもこの言葉で講演を締めくくるという。「授業の名人」として知られる教育学者で、歌人でもあった斎藤喜博の作で、兵庫県宝塚市の市立逆瀬台小学校の記念碑に刻まれている。

  目の前の子どもたちには無限の可能性が広がっている。どんな理由であれ、その未来を閉ざす権利はだれにもない。

<記事:asahi.com 2005/5/11>

市民挙げての防犯活動:和泉・ICPCの挑戦/中 「自分たちで守る」 /大阪

 ◇16〜24日「毎日ウイーク・イン・いずみ」

 ◇「身近な犯罪」へ危機感

 警備業界で作る府警備協会の視察団が先月、和泉市の自主防犯組織「和泉総合防犯センター(ICPC)」事務局を訪れた。事務局に勤務する元警察官の細川亮二さん(63)は「携帯電話を利用した防犯情報の提供に、興味津々といった感じだった」と満足そうに振り返った。しかし、ここまでの道のりは順風満帆だったわけではない。

 ICPCの設立初年度、市民レベルの反応は芳しくなかった。会員で社会福祉法人理事長の藤原安雄さん(60)は当初、法人職員らと巡回活動していると、市民から「何かの集まりでもあるのか」と尋ねられたという。

 転機は、会員の携帯メールに配信される防犯情報の数の多さだった。細川さんは「テレビで見たり、新聞で読んだりするものだった犯罪が、身近だと実感してもらえた」と語る。

 全国各地で子どもが被害に遭う事件も相次ぎ、市民の間に不安感も広がった。配信情報は、メールを受信していない人たちにも瞬く間に口コミで広がり、「自分たちで守る」機運は高まっていった。女性会員による「チカンやめさせ隊」の結成や、行方不明の熊取町立北小6年の吉川友梨さんの情報提供を呼びかけるステッカーの作製などの動きは、今も続いている。

 府は04年度、府内各地の47商店街に計433台の防犯カメラを設置する費用助成として約7000万円をかけた。これに対し、ICPC会員は、大金を必要としない防犯ボランティアだ。

 細川さんは「PTAなどを通じて若い世代の参加も増えた。草の根活動として末永く地域を守ってほしい」と願い、今後の新たな展開を考え始めている。【平川哲也】

<記事提供:毎日新聞 2005/04/15>
始業式:近畿各地で新学年スタート 塩じい・つんく作成、大阪・かわち野高で校歌披露

 近畿の多くの小中学校と高校で8日、新学期の始業式があり、子どもたちは友人らと元気に登校し、1年のスタートを切った。

 03年5月に4年生だった吉川友梨さん(11)が下校途中に行方不明となった大阪 府熊取町立北小では、6年生に進級した友梨さんが3組に決まった。式で武田薫校長は 「友梨さんは6年生の始業式にも出られませんでした。修学旅行や楽しい行事もたくさ んあります。一日も早く戻ってきて、みんなと一緒に卒業式に参加できるよう声援しま しょう」と子どもたちに語りかけた。
友梨さんの情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

 教職員殺傷事件があった同府寝屋川市立中央小でも、新たに配置された男性警備員に 見守られながら、午前8時ごろから児童が相次いで集団登校。坂根博一校長は体育館で 行われた式で「いろいろな人に君たちの安全を見守ってもらっている」と強調した。

 ◇塩じい、つんくが作成の校歌披露−−大阪府立かわち野高

 一方、元財務相の塩川正十郎さんと、音楽プロデューサーのつんくさんの異色のコン ビが作詞作曲した府立かわち野高校(東大阪市、東條隆平校長)校歌が、この日の始業式で初披露され、同校ゴスペル部員15人が情感たっぷりに歌い上げた。

 同校は昨春、盾津、加納両府立高校が統合して普通科総合選択制としてスタート。同 市出身の2人に創作を依頼していた。
【奥村隆、川上克己、中尾卓英】

<記事提供:毎日新聞 2005/04/08 大阪夕刊>
行方不明の友梨ちゃん、11歳の誕生日

友梨ちゃんの情報を求めてチラシを配る父親の永明さんら(31日午後0時10分、大阪市中央区難波「高島屋」前で)
友梨ちゃんの情報を求めてチラシを配る父親の永明さんら(31日午後0時10分、大阪市中央区難波「高島屋」前で)
◆「生きて帰ってくる」と父コメント、ミナミでチラシ配る

 2003年5月、下校途中に行方不明となった大阪府熊取町立北小5年、吉川友梨ちゃんが31日、11歳の誕生日を迎えた。依然、安否の手がかりが得られない中、父親の永明さん(44)が読売新聞に文書でコメントを寄せ、「絶対に生きて帰ってくる。それ以外考えられません」と悲痛な思いを明かした。

 また、永明さんと母親の美和子さん(44)は同日午後、大阪・難波の路上で、支援団体のメンバーらとともに、友梨ちゃんの顔写真や特徴を記したチラシを通行人に配り、情報提供を呼びかけた。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

            ◇           ◇

【永明さんのコメント要旨】

 友梨がいなくなって2回目の誕生日です。毎日のように新聞やテレビで報道され、たくさんの捜査員が連日捜査をしてくださったのが随分昔のことのように思います。友梨は普通なら4月から6年生。来年は卒業式。当たり前のように思っていた娘の卒業式の姿を今は、かなわぬ遠い遠い事のように感じています。

 しかし、私たち家族は、絶対に友梨は生きて帰ってくると信じています。1年と10か月あまり、1日たりとも変わっていない気持ちです。友梨が一刻も早く戻って来られるよう、皆様のお力を貸していただけたらと思います。よろしく、よろしくお願い致します。

<記事:読売新聞 2005/03/31>

大阪・熊取町の女児不明:吉川友梨さん、11歳の誕生日

 大阪府熊取町で03年5月20日、下校途中に行方不明となった町立北小5年、吉川友梨さんが31日、11歳の誕生日を迎えた。父永明さん(44)はこの日、支援団体のメンバーらと南海難波駅(大阪市中央区)周辺で、友梨さんの顔写真付きのビラを配り、情報提供を呼びかけた。永明さんは「私たち家族は絶対に友梨が生きて帰ってくると信じています」とコメントした。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:毎日新聞 2005/03/31 大阪夕刊

「ここにいる」友梨叫んで 同級生、無事祈り詩

大阪府熊取町の小学生吉川友梨さんが03年5月に行方不明になってから、2度目の春が巡ってきた。31日は友梨さんの11歳の誕生日で、6年生への進級も決まった。同級生らは千羽鶴や詩に思いを込めて無事を祈り、地域では子どもを守る取り組みが続いている。

 ここにいるよ と叫んでください なんで私だけが…とくやしがってください つる文字きれいだな とうっとりしてください ここはどこ?と首をかしげてください 思いっきりおしゃべりしてください 帰れる日までがんばってください 伝えてください あなたを

 町立北小学校の5年3組の教室の壁に、友梨さんの同級生らがつくった詩が掲げられてきた。毎朝、担任教諭が欠席者を確認するたびに、「友梨さん」と返事をしてきた。休み時間などを利用して千羽鶴を折った。学校の玄関には、千羽鶴でつくった「友梨がんばれ」の大きなつる文字がある。

 この半年、奈良市の小1女児誘拐殺人事件や、大阪府寝屋川市立中央小での教職員殺傷事件などが相次いで起きた。

 北小では1月から、保護者の携帯電話に不審者情報などのメール配信を始めた。保護者500人が登録している。

 ボランティア組織「子ども見まもり隊」は昨年11月に発足し、登下校時に通学路に立つ。当初50人だった会員は4月には100人を超える見込みだ。会員の一人、林たかねさん(44)は「会員が少ない地域は、知り合いに声をかけて協力を呼びかけました」。

 ●情報求めて大阪でビラまき

 事件を風化させまいとする活動も続く。父親の永明さん(44)と貝塚市の市民団体のメンバーらは31日、南海難波駅やJR大阪駅などで約2万枚のビラをまいた。

 大阪府警は、自宅周辺で目撃された不審車両の洗い出し捜査のほか、性犯罪の前歴者らについても関連を調べている。3月24日に着任した福居敬二・捜査1課長は「時間が経過しても最も重要な事件であることに変わりはない。全力で取り組む」と話している。

 ●誕生日に父親が手記

 父親の吉川永明さんは友梨さんの誕生日に際し、朝日新聞などに手記を寄せた。

 今日は3月31日です。友梨がいなくなって2回目の誕生日です。今年も、たくさんの支援者の方々がビラ配りをあちこちでしてくださるという事で、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして、この1年と10カ月あまり、時間が経(た)つにつれ支援してくださる方がどんどん増えていく一方で、あれほど事件発生当初、毎日のように新聞やテレビで報道され、たくさんの捜査員の方々で連日捜査をしてくださったのがずいぶん昔のことのように思います。今はどこまで捜査は進んでいるのでしょうか?というよりどこまでで捜査はストップしているのでしょうか?

 友梨は普通ならこの4月から6年生になります。来年は小学校卒業です。当たり前のことのようにくるべきと思っていた娘の卒業式の姿を今は、まるでかなわぬ遠い遠い夢の事のように感じています。夢はかなうのでしょうか?これだけ長い時間が経ってくると、口には出さずとも「たぶん亡くなっているんだろうな」と思われる方がほとんどかも知れませんし、それはしかたの無い事だろうとも分かっています。

 しかし、私達家族は、絶対に友梨は生きて帰ってくると信じています。それ以外考えられません。これはこの1年と10カ月あまり、1日たりとも変わっていない気持ちです。お願いです。どうか、友梨が一刻も早く戻って来られるよう、皆様のお力を貸していただけたらと思います。よろしく、よろしくお願い致します。

 平成17年3月31日 父 吉川永明

<記事:asahi.com 2005/03/31>

「絶対帰ってくる」と父 友梨ちゃん11歳の誕生日

 大阪府熊取町で2003年5月、下校途中に行方が分からなくなった町立北小5年(当時4年)、吉川友梨ちゃんが31日、11歳の誕生日を迎えた。行方不明になってから2度目の誕生日。父永明さん(44)は「絶対生きて帰ってくると信じています」とのコメントを出した。

 支援団体は同日、前橋市や大阪市、山口市など全国6カ所で、情報提供を呼び掛けるビラ約1万6000枚を配布。永明さんも大阪・ミナミの南海電鉄なんば駅前でビラ配りに参加する。

 友梨ちゃんは4月から6年生に進級する。コメントの中で永明さんは「当たり前のように来ると思っていた娘の卒業式の姿を、今はかなわぬ遠い遠い夢のことのように感じます」と、心労の重なる胸中を明かした。

<記事:共同通信 2005/03/31>
新学期は笑顔で 近畿の公立小中学校で終業式

 近畿の多くの公立小中学校で24日、3学期の終業式が行われた。各校では命の大切さを訴え、春休みを安全に過ごすように説いた。

 ◆安全の誓い胸に
 ■寝屋川
 卒業生の少年による教職員殺傷事件が2月に起きた大阪府寝屋川市立中央小では、亡くなった鴨崎満明さん(52)が担任していた5年1組の児童を含む約480人が、ほぼそろって式に臨んだ。坂根博一校長は「卒業式で、事件を乗り越え、元気に学校生活を送り、楽しく安全で安心な学校をつくると誓いました。この誓いを胸に刻み、みんなで頑張りましょう」と話した。1年1組では、少年に刺され負傷し、15日に復帰した担任の友村瑞枝さん(57)が児童一人一人に声をかけながら通知表を手渡した。

 ◆友梨ちゃん待とう
 ■熊取
 2003年5月、4年生の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になった大阪府熊取町立北小では、武田薫校長が約530人の児童に「友梨ちゃんが終業式に出られなかったのは残念。新学期に会えるよう、みんなで希望を持って待ちましょう」と呼びかけた。

 同校では、4月には6年生になる友梨ちゃんがいつでも学校生活に戻れるように席替えを行い、プリント類も配布。全児童が無事を祈って作っている折り鶴は3学期だけで2000羽、計約8万羽になった。

 ◆心配尽きない
 ■奈良
 女児誘拐殺人事件で犠牲になった女児が通った奈良市立富雄北小では、楳田勝也校長が「悲しい思いは一生忘れないだろうが、命は大切。夢と希望を持って頑張ってほしい」と児童約790人に語り、生徒指導教諭が「知らない人についていかない」などと春休み中の行動について注意した。

 事件後続いた集団登下校は新年度も継続する見通しで、付き添った1年男児の母親(39)は「子どもは笑顔を取り戻してきているが、心配は尽きない。集団登下校はずっと続けて」と訴えた。

<※記事:読売新聞 2005/03/24>   
<大阪>熊取町・吉川友梨さん不明のまま修了式

おととし5月から行方不明となっている、大阪府熊取町の小学5年生吉川友梨さんが通う町立北小学校でも修了式が行われ、全校児童があらためて友梨さんの無事を祈りました。

友梨さんは、4月から6年生に進級することになっていて、学校は、友梨さんが再び登校できる日を待ち続けたいとしています。

<記事:朝日放送 2005/03/24>

修了式:「安全な学校を」誓い胸に−−大阪・寝屋川、中央小など

 近畿地方の多くの小学校で24日、1年を締めくくる修了式があった。

 教職員殺傷事件があった大阪府寝屋川市立中央小では、坂根博一校長が「私たちは事件を乗り越え、元気に学校生活を送り、楽しい安全で安心な学校つくることを誓いました。君たちもこの誓いをしっかり胸に刻み、みんなで頑張っていきましょう」と呼びかけた。事件の被害に遭い、今月15日に職場復帰した友村瑞枝教諭(57)は、担任の1年1組の児童に通知表を手渡した。

 同府熊取町で03年5月、下校途中に行方不明になった吉川友梨さん(10)が通っていた同町立北小学校では、武田薫校長が児童約530人に「小学校最後の6年生で戻ってくると信じています」と語りかけた。

 友梨さんと同じ学年の5年生は今年度、友梨さんへの気持ちを託した歌を合唱してきた。先月はクラスの仲間が「早く帰ってくるように願っています」というメッセージと詩「友梨へ」を発表。元気で帰ってくる友梨さんを待ち続けている。

 奈良市で昨年11月、下校途中に誘拐・殺害された小1女児(当時7歳)が通っていた市立富雄北小では、卒業した6年生を除く2〜5年生が出席した。同市教委によると、楳田勝也校長は児童らに「大変残念なことが起きて、悲しい思いをしました。一生忘れることはないでしょう」などと話した。春休みの過ごし方について、児童に「知らない人について行かない」など五つの注意点を確認したという。【森本宗明、浜本年弘、松本博子】

<記事提供:毎日新聞 2005/03/24 大阪夕刊
プロ警備実効性「?」 大阪府政策に自治体

3年期限なぜ/他の教育機関は

 大阪府が府内の小学校などを対象に打ち出した「プロの警備」作戦。平成十三年の大教大付属池田小の児童殺傷事件、十五年の熊取町の小学生行方不明事件、そして寝屋川市の小学校で起きた教職員殺傷事件と、悲しい事件のたびに学校や児童の安全対策が問題になってきた。実効性はあるのか。幼稚園や保育園など他の教育機関の安全確保はどうするのか。行政がどこまで責任を持てるのか−。府の新政策に対する各自治体の反応はさまざま。知事はよく決断したという声がある一方、約三分の一が態度を決めかねている。

《独自に安全対策》

 十五年五月、町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9つ)=当時=が下校中、自宅周辺で行方不明になった熊取町。町の担当者は、警備員配置について「効果がどれだけあるのか」と、実効性に疑問を投げかける。

 同町では警察官OBやボランティアなどが小中学校の登下校時を見まわる「子ども見まもり隊」のほか、校門に赤外線センサーを設置するなどの安全対策を実施。十五年度の街頭犯罪は、前年度比約30%減の八百件以下と、飛躍的に減少させた自負がある。

 同町の安全対策費は今年度約一千万円。同町の試算では警備員一人当たり四百万円は下らないとみており、府とは大きな隔たりがある。また、府が三年間の期限を設定していることにも担当者は「安全対策は継続してこそ効果があるのに、なぜ三年か根拠が見えない」と述べる。

 隣接する貝塚市も「警備員一人より、実務にたけた警察官OBの方が有効。小学校だけでなく他の教育機関についても考える必要がある」(吉道勇市長)として、来年度からパトロール専門職員として採用する警察官OBを中心とした独自事業を重視する考えだ。

《顔なじみ警備》

 豊中市では池田小事件を受け、十四年九月から市立小学校四十一校に警備員を配置している。

 同市立南桜塚小学校で、朝七時過ぎから夕方まで、制服姿で目を光らせている石倉弘さん(66)は三年前に警備員として採用され、最初に三日間の講習を受けた。手探りの連続だったという同校での警備も二年目に入り、子供たちともすっかり顔なじみだ。「ようやくやるべきことがわかってきた」と石倉さん。同小の藤本敦久教頭(50)は「一人いるだけで全然違う。保護者からも好評」と効果を語る。五年生の女子児童(11)も「石倉さんがいてくれると安心感がある。先生にも守ってほしい」と話した。

 もっとも石倉さんの時給は七百円ちょっと。業者を決める同市の入札は、府の最低賃金を元にはじき出した警備員一人あたり百六十万円で落札されている。実は、府が新政策を打ち出すさいの根拠にしたのがこの最低賃金だ。プロの警備員といっても、高齢者や退職者が中心で屈強なボディーガードというイメージにはなりそうにない。安全の確立というより安心感に主眼を置くことになりそうだ。

《「対象外」に苦情》

 一方、「政令指定都市として教育分野における独自の権限と財源がある」として、対象外となった大阪市。「厚遇削減で浮いた分を子供のために使え」など三十件前後の苦情や問い合わせが市に寄せられたという。

 池田小事件以降、市立小学校全校二百九十八校にオートロックやモニター付きインターホンを設置、府警との緊急連絡システムの整備などを行ってきた。「府の財源はあてにせず、市単独でも子供の安全対策を進める」と担当者。警備員を校門前に配置することが有効なのかどうかなど、検討を進める方針だ。

                  ◇

 学校や子供の安全に対する皆さんのご意見をお聞かせください。o-news@sankei-net.co.jp FAX06・6456・2844(名前、電話番号など連絡先の明記を)

<記事:Sankei.Web 2005/03/11>

[目を向けよう!子どもの安全](3)地域と保護者、防犯で連携(連載


 ◆愛犬家や警察OBが協力

 子どもの安全を守るには、「自分で自分を守る」技能を身につけるための安全教育だけでなく、保護者と地域、行政が手を結んで子どもを守る機運を作ることが大切だ。バラバラに取り組むのでなく、気になる情報などを交換しあう「開かれた防犯対策」が求められている。

 大阪府南部の熊取町。一昨年5月、当時小学4年だった吉川友梨ちゃんが下校途中に行方不明になり、まだ見つかっていない。このことは、地域住民たちが子どもたちの安全に目を向ける大きな契機になった。

 愛犬家約70人でつくる「わんだふるくらぶ」は朝夕の散歩時に、愛犬に目立つ薄緑色のウエアを羽織らせ、不審者などに気を配る「わんわんパトロール」を昨年春から行っている。動く「子ども110番の家」だ。

 地域の警察署や防犯協会と連携し、「女子中学生が車で連れ去られそうになった」などの情報があるたびに、会員間でファクスをやりとりし、目配りの参考にしている。代表の伊藤節夫さん(65)は「朝夕の散歩を、登下校の時間に合わせ、子どもたちに安心してもらえるようにしています」と話す。妻郁子さん(57)も「最近は『あっ、わんわんパトロールや』と幼い子から声がかかるようになりました」と定着に自信を見せる。
     *
 不審者などの発見とともに、危険個所の把握も重要だ。同町では、子どもたちの意見を参考に、小学校区ごとの「安全マップ」作りを行っている。これまでにひやりとした事件が起きた場所や、万一のときに駆け込む「子ども110番の家」はどこにあるのか、などを地図に書き入れ、学校内に掲示するなどしている。

 下校時の通学路では、保護者らが交差点などに立つ。交代とはいえ、毎日の立ち番は負担だ。保護者らの自助努力だけに任せるわけにはいかない、と町の旗振りで、警察OBらでつくる「熊取安全パトロール隊」も発足した。2人一組で専用車2台に乗り、通学路や人通りの少ない道などを毎日、回る。

 「プロの目から、さまざまな視点でチェックしています」と同隊の久保慶典さん(61)。公園周辺で見かけた見知らぬ人、物陰などに不自然に止められた車やバイク、自転車などに目を光らせ、ゴミの不法投棄などもチェックする。
     *
 未解決のまま、張り詰めた警戒状態が続くなか、ボランティアらの負担感も少なくない。「いつまで緊急対策を続けるのか」「そこまで必要があるのか」との声もある。

 「うまく交代しあったり、引き継ぎしたりで、いい意味での平常化を図りたい」と同町教育次長の田中豊一さん。「複数の取り組みが網のように重なることが、犯罪者が近寄りがたいムードに結びつく」と理解を求める。

 取り組みが始まった2003年度は、町内での犯罪発生率が前年度比で約3割も減った。現在も、「犯罪者が近寄りがたいムード作り」は続いている。

<記事提供:読売新聞 2005/03/10 生活A> 

大阪・熊取町の女児不明:吉川友梨さん同級生、思い込め詩を朗読−−町立北小5

 「友梨へ」 5年3組一同

ここにいるよ と叫んでください

なんで私だけが… と悔しがってください

つる(※折り鶴)文字きれいだな とうっとりしてください

ここはどこ? と首をかしげてください

思いっきりおしゃべりしてください

帰れる日までがんばってください

伝えてください あなたを

………………………………………………………………………………………………………

 ◇ここにいるよ、と叫んでください

 03年5月に行方不明になった大阪府熊取町立北小学校5年、吉川友梨さん(10)と同じクラスの5年3組(児童34人)の仲間が27日、同町民会館で行われた子育て応援イベントに参加し、「友梨の席はいつもあいています。早く帰ってくるように願っています」とのメッセージを読み上げ、友梨さんへの思いをつづった詩を朗読した。

 友梨さんが不明になった4年生当時の同級生の約3分の1が5年3組に進級。教室には、友梨さんがいつ戻っても一緒に学校生活を過ごせるように机と椅子が置かれ、同校玄関には「友梨がんばれ!」の文字が浮かぶ折り鶴の壁飾りがある。折り鶴は8万羽を超えた。

 この日は、児童一人一人が保護者ら約300人に語りかけた。「プリントを配る時、いつも『がんばって!』と言って置きます」「早く帰ってくるように、ビラ配りにも何度も参加しました」「クラスのみんなの思いを伝えたい人、それは…」「友梨!」。

 その後、5年3組で作った詩「友梨へ」を朗読し、横浜市の高校生の詩から作った優しい心のつながりを表現した曲「窓の外には」を合唱。多くの人に伝えようと手話を交え、友梨さんとの再会を祈った。

 出演した男子児童の父親(37)は「心の中で強く(友梨さんの帰りを)願っていることがよく分かった」。女子児童の母親(39)も「メッセージを伝える機会ができて子どももよかったと思う」と話した。

 友梨さんに関する情報は、府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)。【浜本年弘、撮影・貝塚太一】

<記事提供:毎日新聞 2005/2/28 大阪朝刊
【がんばって友梨ちゃん】不明1年9カ月 個人サイトで捜索支援

 ◆和歌山の○○さん「娘を持つ親として…」

 大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が下校途中に行方不明になってから、二十日で一年九カ月。事件直後から、インターネット上に個人サイト「吉川友梨ちゃん捜索の輪!!」を立ち上げ、捜索活動を支援している男性がいる。時間が経過して新たな情報が乏しくなる中、この男性は「何としても解決を」と、事件が風化しないよう訴えている。

 この男性は和歌山市の会社員、○○○さん(四五)。休暇中に立ち寄ったガソリンスタンドで偶然、友梨ちゃんのポスターを見たのをきっかけに、行方がわからなくなってから約一カ月後の平成十五年六月下旬にサイトを立ち上げた。自分にも現在、中学三年の長女(一五)がおり、「娘を持つ親の立場として、何かしなければと思った」という。

 サイトは行方不明になった当時の状況説明をはじめ、情報を集める掲示板、自宅などですぐに印刷してもらえるようにと作製したポスター用画像など内容を次第に拡充し、アクセス数は四十四万件を突破。掲示板に送られてくる投稿にはすべて返信したうえで、定期的に友梨ちゃんの家族や警察に連絡している。

 ○○さんは「今、投げやりになったら、事件が人々から忘れられてしまう。厳しい状況だが、事件を絶対に風化させたくない」と話している。

 アドレスはhttp://www.jtw.zaq.ne.jp/ittyan/yurichan−top.htm。

情報提供は大阪府警泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2005/02/20 大阪朝刊>
近畿の学校、試行錯誤 「安全に限度なし」/文科省・安全管理調査結果

 ◆熊取…防犯予算、前年度比10倍増 奈良…駆け込み場所600か所増設

 文部科学省が十四日発表した学校の安全管理に関する調査で、大阪や奈良、京都など近畿では、防犯システムの整備が高い水準で進んでいるという結果が出た。しかし、奈良市の女児誘拐殺人事件などの影響で、現在では校内だけでなく、通学路を含めた安全対策が求められており、関係者の試行錯誤が続いている。

 防犯監視システムを導入している学校が78・8%と全国で最高の大阪府。池田市では、大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件があった二〇〇一年度中に、全小中学校十六校の校門にモニター付きインターホンを設置するなど、校内の安全対策に重点を置いてきた。
 しかし、今年度は、通学路の安全確保のため、児童約五千百人全員に防犯ブザーを貸与。地域住民や警察との連携も進めているが、市教委の担当者は「ここまでやれば大丈夫、という限度がない」と悩む。

 熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)が二〇〇三年五月、下校途中に行方不明になった同町は、通学路の安全対策を独自で進める。講習を受けたボランティアが登下校時の見回りをする「子ども見まもり隊」を発足させるなど防犯に関する予算は今年度、約2200万円と前年度当初の約十倍に増えた。

 一方、昨年十一月に小学生女児誘拐殺人事件が起きた奈良市では、事件後、緊急時に子供たちが駆け込める「子ども安全の家」を約二千四百か所から約三千か所に増設。「大きな声で助けを求める」など、緊急時の対策五項目をまとめたリーフレット約三万部を市内の小中高に配布した。

 市教委少年指導センターの岡田修所長は「かけがえのない命を失った経験を無駄にしないことが大事で、こうした取り組みを継続していきたい」と言う。

 喜多明人・早稲田大教授(教育法学)の話「学校の安全について、国はこれまで指導・通達をするだけだった。学校や地域だけに責任を負わせるのではなく、学校安全法を制定するなどし、明確な基準を示すことが必要だ」

<記事提供:読売新聞 2005/01/15 2社>
【がんばって友梨ちゃん】不明1年7カ月 同級生ら 音楽会などで励ます

 ◆「元気・やさしさ」届け

 大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が昨年五月、下校途中に行方不明になって二十日で一年七カ月。北小では二学期、「元気」と「やさしさ」を友梨ちゃんに届けようという思いで音楽会や運動会などに取り組んできた。冬休みを前に、武田薫校長(五五)は「子供たちは自分の問題として考えてくれている。学校としても友梨ちゃんを待ち続けるという姿勢は変わらない」と話した。

 友梨ちゃんと同学年の児童たちは今月一日、泉南郡小学校音楽会に出演し、演奏前に「友梨、がんばれ」などと無事を祈って呼びかけた。また、秋の運動会では「元気」をテーマにしたダンスを披露し、友梨ちゃんを励ました。武田校長は「どこかで聞いてくれている、見てくれているという子供たちの思いが伝わってきた」という。

 奈良の女児誘拐殺人事件など子供が巻き込まれる事件が各地で多発している。

 北小では、友梨ちゃんが行方不明になって以来、集団登下校が続けられ、児童の安全確保に努めている。武田校長は「学校は子供を守るとともに育てる場。家庭、地域と連携しながらしっかりやっていきたい」と話した。

 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/12/20 大阪朝刊>
「友梨ちゃん頑張れ」歌に込め 泉佐野で音楽会/大阪

 ◆同級生33人「思いは届くね」

 熊取町で昨年5月、下校途中に行方不明となった町立熊取北小5年吉川友梨ちゃん(10)の同級生が1日、泉佐野市内で開かれた音楽会に出演し、集まった保護者ら約500人に「友梨はきっとどこかで頑張っている。私たちと一緒に無事を祈ってください」と訴え、友梨ちゃんへの思いを込めた歌を披露した。

 音楽会には、熊取、田尻、岬の泉南郡3町の9小学校が参加。熊取北小は5年1組の33人が「優しい心の大切さを伝える曲」として、「窓の外には」を選んだ。

 舞台に立った児童らは「例えどんなことがあっても 希望を見つけて生きていけば笑顔はきっと戻ってくる――」という歌詞の一節を紹介。1人ずつ「みんなが優しい心でつながれば、友梨はきっと帰ってきます」と会場に語りかけ、全員が手話を交えて「友梨、がんばれ」と声を合わせた後、合唱した。同小の武田薫校長は「子供たちの思いは友梨さんに届くはず」と話していた。

情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

 <記事提供:読売新聞 2004/12/02 大阪2>
【がんばって友梨ちゃん】郡音楽会で思い込め熱唱

 ◆みんなが優しい気持ちでつながれば きっと帰ってきます

 昨年五月、下校途中に行方が分からなくなった大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)の同学年の児童たちが一日、同府泉佐野市内で開かれた泉南郡小学校音楽会に出演し、演奏前に友梨ちゃんの無事を祈る呼びかけをした。

 音楽会には泉南郡の岬、田尻、熊取の三町から九校の児童たちが出演。北小は五年一組の三十三人が、歌と楽器で「窓の外には」という曲を演奏した。二学期に入って約三カ月練習してきた。

 同学年の児童たちは、演奏前、曲について「優しい心が一番大切だよという思いを伝えた曲」と紹介し、この思いを友梨ちゃんに伝えたいと話し始めた。そして、「みんなが優しい気持ちでつながれば友梨はきっと帰ってきます」と訴え、手話を交えて「友梨、がんばれ」と締めくくった。演奏中は客席の保護者らのすすり泣きも聞こえた。

 友梨ちゃんの情報は、泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/12/02 大阪朝刊>
「友梨ちゃん必ず帰る」 音楽会で同学年生呼び掛け

 大阪府熊取町で昨年5月、下校途中に行方不明となった吉川友梨ちゃん(10)が通っていた町立北小の児童が1日、大阪府泉佐野市内で開かれた「泉南郡小学校音楽会」に出場し「優しい心で無事を祈ってください。心がつながれば必ず帰ってきます」と友梨ちゃんの無事を願うメッセージを読み上げた。

 出場したのは、友梨ちゃんと同じ5年(不明当時4年)の約30人。
 会場の父母ら約500人に「友梨ちゃんが一日も早く帰ってくるように思いを込めて演奏します」と話し、優しい心の大切さを伝える合唱曲「窓の外には」を演奏した。

 泉南郡小学校音楽会は同府熊取、田尻、岬三町の小学校全9校から一クラスずつが参加し、毎年開かれている。

<記事:共同通信 2004/12/01>

友梨さん情報求めビラまき 行方不明1年半

買い物客らに友梨さんの情報提供を呼びかけ、ビラを配る父親の吉川永明さん=貝塚市のスーパーで
昨年5月の行方不明から1年半が過ぎた熊取町立北小学校5年生、吉川友梨(ゆり)さん(10)の情報提供を呼びかけるため、同町のPTA関係者らが21日、約5千枚のビラをまいた。

  約120人が、近隣の貝塚市と泉南市のショッピングセンターで協力を求めた。このうち貝塚市のスーパーマーケットでは、父親の永明(ながあき)さん(44)や北小学校の児童ら約70人が「よろしくお願いします」と頭を下げ、ビラを手渡した。「がんばって」と励ましの声をかけて受け取る人もいた。

  参加したPTA役員の女性(41)は「少しでも思い出す情報があるのでは、と期待している。友梨ちゃんが早く無事に戻ってほしい」。永明さんは「皆さんが関心を持って受け取ってくれ、ありがたかった」と話した。










<記事:asahi.com 2004/11/23>
吉川友梨ちゃん不明から1年半 父と同級生ら、ビラ配り「情報を」/大阪

 ◆同級生らも参加 貝塚などでビラ配り
 昨年五月、下校途中に行方不明となった熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)の父親、永明さん(44)と同級生ら約百二十人が二十一日、貝塚市のスーパー前など府内三か所で、友梨ちゃんの顔写真や特徴などを載せたビラ計約五千枚を配り、情報提供を呼びかけた=写真。
 貝塚市の「ジャスコ貝塚店」では、この日午後一時半から、父親の永明さんや北小の同級生らが買い物客らに「よろしくお願いします」と声をかけ、一時間にわたりビラを配った。

 行方不明から二十日で一年半を迎えたが、永明さんは「必ず元気で帰ってくると信じている」と話していた。
情報は、泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/11/22 泉州>
【がんばって友梨ちゃん】情報提供呼びかけ 両親らビラ配り

 大阪府熊取町で昨年五月、下校中に行方不明になった町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)の父親、永明さん(四四)と母親、美和子さん(四三)が二十一日、熊取町の隣、貝塚市内のショッピングセンターなどでビラを配り、買い物客らに情報提供を呼びかけた。

 ビラ配りには、熊取町内の児童や保護者ら約百二十人も参加。永明さんは「行方不明になって一年半になりますが、友梨は必ず戻ってくると信じているので、これからもできる限りビラを配り続けていきたい」と話していた。

 友梨ちゃんの情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/11/22 大阪朝刊>
情報求めて両親ビラ配り 吉川友梨ちゃん不明1年半


 行方不明となっている吉川友梨ちゃんの情報提供を求めビラを配る父永明さん=21日午後、大阪府貝塚市
 
大阪府熊取町で昨年5月20日、下校途中に行方不明となった小学5年(当時4年)の吉川友梨ちゃんの父永明さん(44)や母美和子さん(43)が21日、同府貝塚市や泉南市のショッピングセンターで情報提供を求めるビラを配った。
 熊取町内のPTA関係者ら約120人も参加。永明さんらは「よろしくお願いします」と頭を下げながらビラを渡し、受け取った人は「頑張ってください」と声を掛けていた。

 20日で1年半を経過したが、永明さんは「忘れ去られることなく、とにかく関心を持ってもらうのが一番大事。必ず元気で帰ってくると信じている」と話している。



<記事・写真:共同通信 2004/11/21>
【がんばって友梨ちゃん】父親会見「信じて待ち続ける」 不明1年半

 ◆区切り意識せず

 大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が行方不明になって丸一年半の二十日、同町の七山公民館で、父親の中学教諭、吉川永明さん(四四)が記者会見し「一年半という区切りはあまり意識していない。ただ、生きて帰ってくるのを信じているだけ」と心境を語った。泉佐野署捜査本部はこれまで延べ二万二千人を動員、捜査を続けている。

 心労で永明さんは憔悴(しょうすい)しきった様子ながら、友梨ちゃんを心配する言葉には力を込め、「だれかが連れ去ったことに間違いない。犯人には『もういい加減に返していただけたら』と言いたい」と話した。

 奈良市の小学一年、有山楓(かえで)ちゃん(七つ)の誘拐殺人など子供が被害にあう事件が相次いでいることにも触れ、「いろいろ考えることはあるが、娘が手元に帰ってくるまで信じて待ち続けたい」と語った。

 一方、捜査本部は現在も自宅周辺の聞き込みや不審車両の捜査などを進めている。寄せられた情報はこれまでに千五百六十件。友梨ちゃん発見につながる有力情報はまだなく、最近は情報提供も減りつつあるという。

 捜査本部は「何も見ていなくても、当日に現場周辺を通行した人からの話は重要な情報になる。それだけの情報でも知らせてほしい」としている。
                ◇ 
 情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/11/21 大阪朝刊>
大阪の女児不明1年半 「友梨のこと忘れないでほしい」父親会見、風化が心配 

 「時間がたつと、世間から取り残されていくのではと不安になる。友梨のことを忘れないでほしい」。大阪府熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になってから一年半の二十日、中学校教諭の父永明さん(44)が町内の公民館で記者会見した。奈良市の女児誘拐殺人など子供が犠牲になる事件が相次ぐ中で、「友梨はどこかで生きていると信じているので、どうか情報をお願いします」と訴えた。

 時間の経過とともに「風化」の文字が頭をよぎることも。会見で永明さんは、「家族の中での風化はないが、(世間では)友梨のことがもう昔のことだと追いやられてしまうようで……」と言葉を詰まらせた。

 それでも、「友梨には見つけてもらえるまで頑張ってほしい」と望みをつなぎ、「この目で姿を確認するまでは、元気に帰ってくると信じている」と語った。

情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/11/21 社会>
【がんばって友梨ちゃん】熊取町不明1年半 楓ちゃんに黙祷

 ◆「子ども見まもり隊」発足

 大阪府熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(一〇)が下校途中に行方不明になってから一年半の節目を迎えた二十日、同町では子供が被害に遭う犯罪の撲滅を目指した「子ども見まもり隊」が発足し、研修会が開催された。

 「見まもり隊」は、昨年五月の事件発生をきっかけにPTAなどの団体や個人が地域パトロールなどの活動を強化し、互いの連携を深めようと発足。十月からの募集で約五十の個人・団体が集まった。同町では将来的に、隊員を五百人規模に増やして交通安全や学校行事支援などにも活動範囲を広げ、「犯罪が発生しにくい地域環境づくりや子供たちの健全育成につなげたい」としている。

 この日、同町野田の町立図書館で開催された研修会ではまず、友梨ちゃんと同様に何者かに連れ去られた奈良市の小学一年、有山楓ちゃんを悼んで全員で黙祷(もくとう)。続いて、泉佐野署の山下利明生活安全課長が地域での犯罪発生状況などを説明した後、「子ども見まもり隊」のロゴが入った帽子などが隊員に手渡された。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/11/20 大阪夕刊>
「子ども見まもり隊」発足 奈良の女児に黙とう

 1年半前、小学5年(当時4年)の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明となった大阪府熊取町で20日、登下校時などに子どもたちが事件や事故に巻き込まれないように見守るボランティア組織「子ども見まもり隊」が発足した。

 運営は地元のPTAなどでつくる「くまとり地域教育協議会」。この日の発足式には主婦ら50人以上が参加し、17日に誘拐され殺害された奈良市立富雄北小1年の有山楓ちゃん(7つ)に黙とうをささげた。

 同協議会などによると、見まもり隊は友梨ちゃん不明後から続けてきた家の前や交差点などの見回り活動を今後も継続させようと設けた。

 今後は、学校の依頼を受け校外学習などの時にも子どもたちを見守り、講演会などの研修会も定期的に実施する。

<記事:共同通信 2004/11/20>

大阪・熊取町の女児不明:吉川友梨さん不明1年半、「子供見まもり隊」発足

 ◇ボランティア連携強化−−熊取町住民ら

 大阪府熊取町立北小5年、吉川友梨さん(10)が行方不明になってから1年半を迎えた20日、登下校時に町内を巡回するなどして子どもたちを見守ってきた住民らが集まり、ボランティア団体「子ども見まもり隊」を発足させた。

 同町では友梨さんの行方不明後、府警OBらでつくる「安全パトロール隊」や各地区の住民らが通学路に立つなどして、ボランティアで子どもの安全を守る取り組みを行ってきた。この活動を継続させるため、ボランティア同士の連絡体制を強化しようと、各小中学校やPTA、自治会などでつくる地域教育協議会が「子ども見まもり隊」の結成を決め、先月から隊員の募集を始めた。

 この日は町立図書館で、同隊の初めての研修会があり、約50人が参加。奈良県の女児誘拐殺人事件で犠牲になった有山楓(かえで)ちゃん(7)の冥福を祈り黙とうしたあと、府警泉佐野署の山下利明・生活安全課長が「子どもを見守るということ」のテーマで講演した。

 ◇「元気で帰って」−−校長が願い

 一方、町立北小の武田薫校長は20日朝、同小で取材に応じ「1年半たちましたが、私たちも子どもたちも当時から何ら気持ちは変わっていない。友梨さんが元気で頑張っていることを信じて一日も早く帰ってきてほしいと願うだけです」と話した。【高橋慶浩】

<記事提供:毎日新聞 2004/11/20 大阪夕刊>

大阪・熊取町の女児不明:不明から1年…1日でも早く両親の元へ 新たに看板やHP

 ◇新たに看板、HPも更新

 大阪府熊取町立北小5年の吉川友梨さん(10)が下校途中に行方不明になって、20日で丸1年半となる。府警泉佐野署捜査本部は、これまでに延べ約2万2000人の捜査員を投入。有力情報は寄せられていないというが、地元自治会は最近、新たな看板を設置した。情報提供を呼びかける民間のホームページ(HP)には今でも1日平均400〜500件のアクセスがあるという。

 「お願いです、一日も早くご両親の元へ返してください」。友梨さんの自宅から約500メートルの七山交差点に、高さ約2メートル、幅約1・8メートルの看板が立ったのは今年9月。地元自治会が設置した。区長の松本吉史さん(61)は「友梨さんを決して忘れないで、との思いを込めた」と語る。

 行方不明に心を痛めた和歌山市の会社員、○○○さん(44)が昨年6月に開設したHP「吉川友梨ちゃん捜索の輪!」(http://www.jtw.zaq.ne.jp/ittyan/yurichan_top.htm)では、新聞記事や捜索活動の情報などを紹介している。○○さんは「一日も早く、最良の形でサイトを閉鎖したい」と、毎日のようにHPを更新。関心を保つ工夫に余念がない。

 捜査本部はこれまでに、ポスター9万枚、パンフレット21万枚を配った。寄せられた情報は約1560件。現場周辺で目撃された「赤い小型車」「黒いセダン」など5種類の不審車についても、約1300台を割り出し、継続捜査している。捜査幹部は「あの日、七山地区周辺にいた人は、たとえ何も見ていなくても連絡が欲しい。その積み重ねが友梨さんの足取りを描き出す」と訴える。

 情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。【藤田文亮、勝野俊一郎、高橋慶浩】

<記事提供:毎日新聞 2004/11/20 大阪朝刊

「生きて帰ってくる」と父 友梨ちゃん不明から1年半

大阪府熊取町で下校途中の町立北小5年(当時4年)の吉川友梨ちゃん(10)が行方不明となってから1年半となる20日、中学校教諭の父永明さん(44)は自宅近くの公民館で記者会見し「生きて帰ってくることしか考えていない。家族全員が同じ気持ちです」などと心境を語った。
また「1年半という区切りは意識していない。(奈良の女児誘拐殺人事件など)いろんな事件を耳にし、その都度、考えることもあるが、必ずどこかにいる。1年半たって娘に頑張れというのは酷だが、できる限りのことをして見つけたい」と話した。
友梨ちゃんは昨年5月20日午後3時ごろ、自宅近くの通学路を歩いているのを目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。

<記事:共同通信 2004/11/20>
大阪小4少女 不明から1年半

吉川友梨さんは、去年の5月20日、大阪の熊取町で1人で歩いて学校から家に帰る途中に行方がわからなくなり警察は、何者かに連れ去られた疑いが強いと見て捜査を進めています。
20日は、友梨さんの父親の永明さんが自宅近くの公民館で記者会見しました。この中で永明さんは「これだけいろいろな事件が続くと、娘のことが昔の事件として取り残されてしまうのではないかと不安を感じています」と述べたうえで「私たちは1年半などの区切りを意識したことはありません。
どこかで生きていると信じているので、引き続き情報をお願いします」と訴えました。また、友梨さんに対しては「『頑張れ』というには長くて酷だけれども、無事に帰れることを信じて、もうちょっとだけ頑張ってほしい」と話していました。
情報は、大阪の泉佐野警察署で受け付けています。
電話は「0724−64−1234」までお寄せください。

<記事:NHK 2004/11/20>
友梨ちゃん不明から1年半 大阪・熊取町で「見まもり隊」発足

 ◆子供 地域の力で守る

 大阪府熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になってから一年半を迎えた二十日、地元の同町に、登下校時などに児童を見守るボランティア組織「子ども見まもり隊」が発足した。奈良市の女児誘拐殺人事件が起きた直後で、保護者や住民らに不安が広がる中、隊員らは「友梨ちゃんの無事を祈り続け、地域で子どもたちを守ろう」と誓い合った。

 同町では、友梨ちゃん失跡をきっかけに、自治会などが校区内の通学路で見回りを始めた。自主的に立ち番に加わる住民も増えたため、PTAなどがつくる協議会がボランティアを公募して隊を結成した。

 町立図書館で開かれた発足式には、三十―七十歳代の主婦や自営業者ら約五十人が参加。子どもたちの目に留まりやすいように、おそろいの白い帽子と名札が配られ、事務局が「子どもを見守る大人のネットワークを充実させよう」と呼びかけた。二十二日から街角での見守りを始める。

 小学生二人の母親で隊員になった林たかねさん(43)は「奈良のような痛ましい事件が起きないよう、私たちの目で子供たちを守りたい」と誓っていた。

 一方、同小では、友梨ちゃんとの再会を願って児童が折り続けてきた千羽鶴が七万羽を超えた。武田薫校長は「友梨ちゃんはどこかで元気にがんばっているはず。あしたこそは無事な笑顔をと信じて、毎日過ごしている」と話した。
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 府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は、これまでに延べ二万二千人の捜査員を投入。寄せられた情報は約千五百六十件にのぼる。府警は、友梨ちゃんが車で連れ去られた可能性が高いとみているが、有力な手がかりは得られていない。今後も失跡時に目撃された車の割り出しなどを進めていく。

 友梨ちゃんは当時、身長一・三五メートル。右小鼻に小さなホクロがある。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/11/20 夕社会>      
【がんばって友梨ちゃん】熊取の女児不明1年半 父「いないと何も楽しくない」

 大阪府熊取町で昨年五月、町立北小五年、吉川友梨(ゆり)ちゃん(一〇)が下校中に行方不明になってから二十日で一年半になる。父親で中学教諭、永明さん(四四)は「友梨がいつもそばにいた生活を取り戻したい」と祈るような思いを抱き続けている。泉佐野署捜査本部も懸命の捜査を続けているが、手がかりはつかめていない。

 家族の心労は限界に達し、永明さんも眠れない夜が多い。そんな永明さんに微妙な心の変化が出てきた。「無事に戻ることだけを考えたいが良くないことが頭に浮かぶこともある。最近は考えないようにしているが」

 夫婦と中学二年の兄の暮らしは、できるだけ友梨ちゃんが行方不明になる前に戻したいと考えている。「日常生活をきっちりと維持することが友梨を迎える状態をつくることになるから」だという。

 「友梨がいないと何をしても楽しくない。美しい物を見ても感動がない。友梨と一緒でなければおいしいものを食べに行く気にもなれない」。このまま友梨ちゃんの行方不明が続けば昨年同様にクリスマスはなく、正月の行事も一切しない。

 捜査に大きな進展はないが、これまでは新たな情報のたびに捜査員に詳細な内容を尋ねた。しかし、最近は「良い結果だけを待ちたい」と経過報告は受けていない。

 「何か情報があれば自分で現地へ行って捜したい。でも、そうすると今の生活を維持できなくなり、友梨を迎えられない。両方は難しい」ともどかしそうに話す。

 心配なのは「娘がいなくなったことが世間から忘れられてしまうこと」。「私のできることは風化させない活動を続けることだけ」。永明さんは二十一日、再び街頭に立って情報提供を求めるビラを配る。
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 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

 ■吉川友梨ちゃん行方不明 平成15年5月20日、大阪府熊取町の住宅街で、下校途中の友梨ちゃんが行方不明に。同日午後3時ごろ、自宅手前約400メートルで同級生がすれ違ったのが最後の目撃情報。失跡時、白ブラウスに紺色スカートで、黄色のリュックサックを背負っていた。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/11/19 大阪朝刊>
また狙われた通学路 自宅からわずか200メートル

連れ去り現場 大通り…死角つく

 白昼堂々、閑静な住宅街で幼い女児が連れ去られた。無残な姿で見つかった奈良市学園大和町の会社員、有山茂樹さん(30)の長女、楓ちゃん(7つ)は、自宅からわずか約二百メートルしか離れていない路上で被害にあった。登下校途中の子供を狙う卑劣な犯行。また悲劇は繰り返された。

 十七日午後一時四十五分ごろ、真新しいマンションなどが立ち並ぶ新興住宅地に近い大通り。歩道にデニム地のジャンパーにランドセルを背負った下校中の楓ちゃんの姿があった。自宅まではあと少し。傍らには一台の車が止まっていた。

 運転していたのはめがねをかけた二十歳ぐらいの男。優しそうな表情を浮かべながら男は楓ちゃんと会話を交わし、その後、楓ちゃんが助手席に乗り込み、車はそのまま走り去ったという。

 連れ去りはわずかな“死角”をついて起きていた。

 楓ちゃん宅の周辺は奈良市内でも有数の高級住宅街。だが、最近は古くからの住民と新しい住民が入り交じり、近所の男性は「畑のものが盗まれたり、何かと物騒になった」と指摘する。

 自宅から南東約三キロの富雄南中学校付近でも最近、小学生に写真を撮らせてほしいと声をかけているバイクに乗った不審な男の存在が発覚、同中学校が生徒に注意を呼びかけたばかりだった。

 一方、楓ちゃんが通う市立富雄北小学校は、自宅から約二キロ。近鉄奈良線近くの大通りに面している。

 近くの商店街の男性店主によると、昼間でも人通りは多く、昔からの住人も残り、近所付き合いも比較的ある地域。だが、今回の事件で、小学校に子供を通わせる主婦は「帰宅途中の出来事で…。心配です」と表情を曇らせた。

 通学途中の児童が狙われる事件は多い。

 大阪府熊取町では、昨年五月二十日、町立北小五年だった吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明となり、間もなく一年半が経過しようとしている。また、今年九月三日には、岡山県津山市の市立北小三年、筒塩侑子(ゆきこ)ちゃん=当時(9つ)=が下校後、帰宅してから約二十分の間に何者かに胸などを刺されて殺害されたが、犯人はいまだに捕まっていない。

<記事提供:産経新聞・薮崎記者 2004/11/18 大阪夕刊>

【がんばって友梨ちゃん】不明から1年5カ月 「見まもり隊」発足へ 熊取

 ◆100人で犯罪防止

 大阪府熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(一〇)が下校途中に行方不明になって二十日で一年五カ月。友梨ちゃんの捜索や登下校時の児童の見回りなどに力を入れている団体などが「子ども見まもり隊」の発足に向けて準備を進めている。子供たちの安全確保や犯罪を未然に防止するため「地域社会を再生」を目指しており、同町教委は「事件の教訓を生かしたい」としている。

 同隊は約百人の隊員を募集し、友梨ちゃんが行方不明となって一年半を迎える来月二十日に発足。研修会を開いて隊員の育成も行う。

 同町では事件後、PTAや府警OB、愛犬家有志らがそれぞれパトロール隊などを結成したが、個別に活動を行ってきたため、情報交換する機会が乏しかった。

 このため見まもり隊は相互の連携を強化、活動を補完しあい「地域コミュニティーの再生」を目標としている。町教委は、隊員を五百人前後に増やす構想を持っており、犯罪が起きにくい地域環境づくりを目指す。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/10/20 大阪朝刊>
友梨ちゃん不明の熊取 「子ども見まもり隊」来月発足/大阪

 ◆ボランティア住民組織化

 大阪府熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)が昨年五月、下校途中に行方不明になったことを受け、PTAや自治会などの呼びかけで、児童の登下校時の見回りなどを住民が行う「子ども見まもり隊」が発足する。同町では多くの住民がすでに自主的に見回りなどを始めており、これらを組織化して育て、息長く子供たちの安全を守る体制をつくる。

 同町は昨年七月から毎月八日を「子ども安全デー」とし、自治会などが町内八小中学校の各校区で見回りなどを実施。また、町がつくった府警OBらの「安全パトロール隊」が一日四時間巡視している。

 その一方で、自主的に、登下校時の立ち番や見回りをする住民が増え、毎日街角に立つ人もいる。町によると、これら安全確保のボランティアは、全体で約百五十人にのぼるという。

 この結果、同町のひったくりなどの街頭犯罪は、今年上半期で百八十六件と、昨年同期より七十五件、29%も減少している。

 今回、参加住民の研修を行うなど連絡体制を強めて活動を活発化させようと、各校やPTA、自治会などでつくる協議会が、隊の結成を決めた。
 
 約百人を募集。十一月二十日に発足式を行う。隊員には、子供が分かりやすいよう、専用の帽子を配る。

 町教委は「子供の安全を守るには継続的な取り組みが欠かせない。できる範囲の活動で、息の長いものになれば」と話している。
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 友梨ちゃんに関する情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/10/16 夕社会>
【がんばって友梨ちゃん】熊取町あげて車にステッカー

 大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が昨年五月、下校途中に行方不明になって二十日で一年四カ月。同町では一件でも多くの情報を期待して公用車や職員・教職員全員の自家用車に友梨ちゃんの写真などが印刷されたステッカーを張って走っている。

 ステッカーは、友梨ちゃんの父親で中学教諭の永明さん(四四)の元教え子らが発案。七月、同じ泉州地域の和泉市の住民らでつくる「和泉総合防犯センター(ICPC)」の協力で一万枚作製し、町などに寄贈した。町では人目につく方法として車に張ることを決定。公用車六十四台だけでなく、職員約四百三十人と町立小中学校八校の教職員約三百五十人全員の自家用車を対象にした。知り合いに張ってもらっている職員も多い。
 町教委は「町民全員が友梨ちゃんを心配していることのあらわれ。徐々に情報が少なくなっているが、みんなの協力で絶対に解決する」としている。友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/09/20 大阪朝刊>
友梨ちゃんの情報提供して 橋本中美術部が市役所にパネル掲示=和歌山

 橋本市立橋本中美術部(約三十人)は、昨年五月、下校途中に行方不明になった大阪府熊取町立北小児童の吉川友梨ちゃん(10)の情報提供を求めるパネルなど四枚を作り、三十日、橋本市役所玄関と一階ロビーに掲示した。

 友梨ちゃんのパネルはこのうち二枚で、いずれも縦九十センチ、横百八十センチ。似顔絵を描き、身体の特徴などを紹介。橋本署の電話番号(0736・33・0110)を記載している。

 残り二枚は、交通安全啓発のパネル(縦百八十センチ、横百二十センチ)で、「まだ行ける まだ大丈夫は もう危険」などと書かれている。部員らが人権啓発橋本地区会などからの依頼で、夏休み中にカラーの塗料を使って作った。「友梨ちゃんの情報は、どんなことでも警察へ」と呼びかけている。

<記事提供:読売新聞 2004/08/31 セ和歌> 
【がんばって友梨ちゃん】見当たり捜査班執念

 ◆1年3カ月「髪、変わっても見抜く」

 大阪府熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が昨年五月に行方不明になって、二十日で一年三カ月。わずかな顔の特徴も見逃さずに指名手配犯を見つけだす捜査共助課「見当たり捜査班」の府警捜査員は、全員が友梨ちゃんの顔を頭にたたき込み、雑踏などを歩き回るふだんの職務の中で発見できる可能性にかけている。

 見当たりは、捜査員一人で約五百人もの顔の特徴を記憶する職人技。髪形や体格が変わっても、ほくろや耳の形などで本人かどうかを見分け、年間で百人を超える指名手配犯の検挙につなげている。捜査員らは行方不明直後から友梨ちゃんの写真を肌身離さず持ち続けることにした。
 捜査員の一人は「髪形や服装が変わっていても、必ず友梨ちゃんだと分かる」と話している。

 友梨ちゃんの情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/08/20 大阪朝刊>
不明の友梨ちゃん 大阪・熊取の捜索に協力 パネル製作し情報提供訴え=和歌山

 ◆橋本中美術部が市役所掲示へ

 昨年五月から行方不明になっている大阪府熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)の捜索に協力しようと、橋本市立橋本中美術部(田宮梨都部長、約三十人)が、情報提供を求めるパネル二枚を製作、三十日に橋本市役所玄関に掲示する。
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 パネルは縦九十センチ、横百八十センチで、「このパネルが一日も早くなくせるように祈りつつ」とし、友梨ちゃんの生年月日や身体の特徴を紹介。橋本署の電話番号(0736・33・0110)を大書している。

 部員らは橋本地区地域安全協橋本支部や人権啓発橋本地区会、橋本署の依頼で夏休みを利用して青、赤、黄の塗料を使って丁寧に仕上げ、「どんな小さな情報でも警察へ」と呼びかけている。

<記事提供:読売新聞 2004/08/20 和セ2> 
吉川友梨ちゃん不明事件 情報提供を サーカス会場でビラ 貝塚の団体

 「スーパーミラクルイリュージョン・木下大サーカス南大阪公演」の特設会場で十三日、貝塚市の市民団体「あいうえお」のメンバーら約二十人が、下校途中に行方不明になった熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)の情報提供を求めるビラを来場者らに配った。

 同団体は子供を守る活動を続けており、今年三月からこれまでに地元や東京、宮崎など全国八都府県で同様のビラを約五万枚配布。同公演には、地元の多くの親子連れが集まることからビラ配りの許可を求め、木下サーカス側が承諾した。

 この日、メンバーらは会場出入り口で、「友梨ちゃんを探しています」と呼びかけながら、来場者に計約二千枚を手渡した。メンバーの郡山貴裕さん(43)は「来場者は、友梨ちゃんと同年代の子供を持つ親が多かったこともあり、大勢の人が関心を持ってビラを受け取ってくれた」と話していた。また、会場内には公演最終日まで、友梨ちゃんの写真が入った立て看板も設置している。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞・萩原記者 2004/08/14>  
【がんばって友梨ちゃん】無事祈り2度目の夏 熊取町立北小 終業式

 ◆折り鶴7万羽突破

 昨年五月、下校途中に行方不明となった大阪府熊取町の小学五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が通っていた同町立北小で二十日、一学期の終業式が行われた。友梨ちゃんのいない二度目の夏休みが始まるが、児童らが祈りを込めて折り続けている千羽鶴は七万羽を超えた。

 同校は、現在も集団登校を続けており、この日も午前八時前から教諭と泉佐野署員らが校門前に立ち、「おはよう」と声をかけながら児童らを見守った。

 終業式で武田薫校長は、友梨ちゃんが行方不明になってからの日数「427」と記した紙を用意し、「何かわかりますか」と質問。「昨年はかなえられなかったが、夏休みが終わったら必ず友梨ちゃんの笑顔に会えるでしょう」と話した。

 友梨ちゃんの同級生らを中心に全校児童約六百三十人が折り続けている千羽鶴は、校舎内の「友梨がんばれ!!」のメッセージボードに使われた鶴と合わせると七万羽を突破した。

 同日午後には、友梨ちゃんの家族が同校を訪れる予定で、学校側が通知表や休み中の宿題などと一緒に、千羽鶴四束を贈るという。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/07/20 大阪夕刊>
防犯ブザーを肌身離さず 近畿の小、中学校で終業式

 近畿各地でも二十日、多くの小、中学校などで終業式が行われた。大阪市西淀川区の市立柏里小学校では、細川正夫校長が児童たちに夏休みの過ごし方を注意、「最近よく、知らない人が子どもを連れて行こうとしますから、十分気をつけて」と呼びかけた。教室では担任が、児童全員に持たせている防犯ブザーについて「夏休みも、いつも持ち歩いてね」と念を押した。

 昨年五月から吉川友梨ちゃん(10)が行方不明になっている大阪府熊取町立北小学校では、武田薫校長が児童たちに「二学期には、必ず吉川さんの笑顔に会えるでしょう」と語った。この日午後に教諭らが、友梨ちゃんの通知票と、児童たちが折った千羽鶴を家族に手渡す。

<記事提供:読売新聞・萩原記者 2004/07/20>  
大阪・熊取町の女児不明:友梨さん父の教え子ら3人、情報提供求めるステッカー作製

 ◇先生の役に立ちたい…ステッカー6000枚作成
 大阪府熊取町で昨年5月から行方不明になっている同町立北小5年、吉川友梨さん(10)の捜索に協力しようと、同府和泉市の自主防犯組織「和泉総合防犯センター」が 、情報提供を呼びかけるステッカー約6000枚を作製した。友梨さんの父で、中学校の音楽教諭の永明さん(43)の教え子3人が働きかけて実現した。17日に同市で開かれる市民防犯大会で永明さんに手渡す。

 和歌山大3年、福川亜由美さん(22)と、青井真由美さん(21)、前川裕紀子さん(21)。3人は、和泉市立和泉中3年の時、永明さんの授業を受けた。担任でもあった福川さんは、進路指導で、「君なら(志望校に)行ける。頑張れ」と励まされ、「一歩踏み出せて合格できた。お父さんのように生徒を大事にしてくれた」と振り返る。

 昨年、事件を報じるテレビのニュースで永明さんを見た。人ごとではなかった。「じっとしてられない」と3人で話し合いを続け、今年5月、会員になっている防犯センターの事務局に「車やバイクに張ってもらえるステッカーを作れないか」と相談。同センターは、警察などからの不審者情報を会員にメール配信する活動をしており、依頼を快諾。約30万円かけて作製した。

 ステッカーは縦7センチ、横30センチ。友梨さんの写真や捜査本部がある府警泉佐野署の電話番号(0724・64・1234)が印刷されている。市民防犯大会は17日午前9時から、同市伯太町6の市民文化ホールで開く。【佐々木雅彦、高橋慶浩】

<記事提供:毎日新聞 2004/07/14 大阪夕刊>
吉川友梨ちゃん不明事件 和歌山大の福川さんらステッカー6000枚製作

 「友梨ちゃんどこ 情報提供を」 父の教え子らも協力

 昨年5月、下校途中に行方不明になった熊取町立北小5年、吉川友梨ちゃん(10)の捜索に協力しようと、和泉市の市民防犯組織「和泉総合防犯センター(ICPC)」が情報提供を呼びかけるステッカー=写真=6000枚を製作した。

 友梨ちゃんの父、吉川永明さんが以前、教べんを執っていた同市立和泉中時代の教え子で、ICPC会員の同市山荘町、和歌山大3年福川亜由美さん(21)らが協力を申し出た。

 ステッカーは縦7センチ、横30センチ。ピースサインをした友梨ちゃんの写真に「この子を捜しています」と書かれ、泉佐野署の電話番号が添えられている。

 17日には、ICPCのメンバーらが、和泉市立市民文化ホール(伯太町)で開かれる「みんなでつくろう犯罪のない安全なまち和泉 市民総大会」(同市安全なまちづくり推進協議会など主催)で、約1200人の出席者全員に配り、3000枚を永明さんに渡す。

<記事提供:読売新聞・萩原記者 2004/07/13>  

「個々の事件情報をもっと住民に提供」

府内のひったくり発生件数は27年連続で全国ワースト1。2月の知事選で主な候補者が防犯対策を公約に掲げるなど、治安問題に対する府民の関心は高い。府警のトップに就任して20日たった米村敏朗本部長(53)=写真=に抱負を聞いた。

  −−ひったくり対策について。

  「府民一人一人によりいっそう防犯意識を持っていただいて、防犯活動に取り組みたい。そのため、どこでどんな犯罪が起きたかといった個々の事件の情報を住民にもっと提供できないかと検討している」

  −−昨年5月から行方不明になっている熊取町の小学校5年、吉川友梨さん(10)の両親が情報提供者への謝礼として200万円を用意した。

  「さっそく現場を見に行き、捜査員から話を聞いた。現場の捜査員は必死になってやっているが、情報がほしいという切実な思いがある。関係がないかもしれないがひょっとしたらという情報でもいい。子供に対する不審者の声かけ事案などをもう一度、集約するよう指示している」

  −−兵庫県警では虚偽の捜査書類が作成された問題が明らかになり、京都府警では裏金がプールされていた疑惑が浮上した。

  「大阪では、いずれについてもシステムとしてできないようになっており、考えられないこと。そういう意味で心配はないと安心している。しかし、今回のことをきちっと受け止め、こういうことがあってはならないと幹部が繰り返し言うことも重要だ」

<記事:asahi.com 2004/07/09>
不明から1年余、吉川友梨ちゃん求め新ポスター3万枚

Photo
吉川友梨ちゃんをさがすポスターを手に会見する父の永明さん
 
 大阪府熊取町で昨年5月、下校途中に行方不明となった町立北小5年、吉川友梨ちゃん(10)の発見の手がかりとなる有力情報に、謝礼金200万円を贈ることを記したポスター3万枚とビラ1万枚が完成し、父の永明さん(44)が5日、同町内で記者会見、「一刻も早く娘を手元に戻すために、力を貸してください」と訴えた。

 ポスターとビラは全国の警察署や交番などに張り出してもらう。謝礼金は親族らでつくる「吉川友梨ちゃんの早期発見を願う会」が準備した。

 「いまだに娘を助けてやれない自分が情けなくもなる」と、会見で現在の心境を語った永明さんは、謝礼金の提供について「友梨は今もどこかで監禁されている可能性がある。娘にしてやれることがまだあるのではないか。新たな手がかりを得るために、この方法がよいと考えた」と説明。犯人逮捕を主目的とした懸賞金とは異なる「謝礼金」という名称に、無事を信じる家族の望みを込めたという。

 謝礼金の対象となる情報の提供期限は来年7月1日まで。友梨ちゃんの発見か、犯人の逮捕につながる情報が対象で、複数の場合は分割して支払う。

 情報は府警捜査1課の泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事・写真:読売新聞 2004/07/06>
大阪・熊取の女児行方不明事件 父親が情報提供の訴え

 大阪府熊取町で昨年五月、下校途中に行方不明となった町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)の父、永明さん(44)は五日、記者会見し、発見の手がかりとなる有力情報に謝礼金200万円を贈ることについて「一刻も早く娘を手元に戻すために、力を貸してください」と訴えた。犯人逮捕を主目的とした懸賞金とは異なる「謝礼金」という名称に、無事を信じる家族の望みを込めたという。

 謝礼金の対象となる情報の提供期限は来年七月一日まで。

 情報は府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/07/06 2社>
【がんばって 友梨ちゃん】有力情報に謝礼金200万円 父、改めて協力訴え

 昨年五月、下校途中に行方不明になった大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)の父親、永明さん(四三)が五日、友梨ちゃん発見につながる情報提供者に、謝礼金二百万円を渡すことを明らかにした。永明さんは会見で「十歳の女の子が一年以上も苦しみ続けていることを想像してほしい」と訴え、改めて協力を呼びかけた=写真

 友梨ちゃんが不明になってすでに四百日以上が経過。泉佐野署捜査本部が捜査を続けているが、最近は情報も少なく、発見につながる手がかりはないという。

 謝礼金の二百万円は永明さん自らが用意。支払い対象は友梨ちゃん発見に結びつく最も有力な情報で、複数の場合は謝礼金を分割するという。期間は一応、来年七月一日までの一年間と設定している。

 捜査本部と協議の上、匿名通報は対象外にすることや、通報先を捜査本部(TEL0724・64・1234)に限定するなど詳細を詰め、この日発表した。

 会見で永明さんは「一刻も早く娘を助け出すために情報提供をお願いします」と頭を下げた。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/07/06 大阪朝刊>
情報提供に謝礼金200万円 大阪・小5女児不明で両親

 大阪府熊取町で昨年5月から行方不明になっている吉川友梨さん(10)=町立北小学校5年=について、発見につながる情報の提供者に両親が200万円の謝礼金を出すことを決めた。5日に記者会見して明らかにした父親の永明さん(44)は、社会の関心が薄れていくことに対する不安をのぞかせながら「一刻も早く娘を助け出すために情報提供をお願いします」と訴えた。

 謝礼の対象となるのは来年7月1日までに泉佐野署捜査本部に寄せられ、友梨さん発見に結びついた情報。複数あった場合は分割して贈る。

 謝礼金の提供者は両親と親族でつくった「吉川友梨ちゃんの早期発見を願う会」。より多くの人に知ってもらうため、情報提供を呼びかけるポスター3万枚とビラ1万枚を同会として新たに作り、謝礼金を明記した。

 会見で永明さんは「(失跡から)1年という時間を超えてしまった以上、新たに有力な手がかりを得るためにもこの方法をとることがいいと考えました」「娘がいなくなった1年前と同じ日付をたどっているこの時期、ただただ苦しみが増すばかりです。娘にしてやれることがまだあるのではないかという思いで(謝礼金を出すと)決めました」と心情を語った。

 警察庁広報室によると、有力情報の提供者向けに謝礼金や懸賞金などを設けた例は、警察庁が把握しているだけでこれまでに全国で19件。うち5件は容疑者が捕まり、さらにそのうち3件は謝礼金などが捜査の進展に結びついた。

 友梨さんに関する情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事:asahi.com 2004/07/05>

<大阪>吉川友梨ちゃん行方不明事件・情報に謝礼金

大阪府熊取町の小学5年生・吉川友梨ちゃんが行方不明になっている事件で、両親が有力な情報の提供者に、謝礼金を支払うことを明らかにしました。

友梨ちゃんは去年5月、下校途中に突然行方が分からなくなりました。警察は、何者かが友梨ちゃんを連れ去ったとみていますが、事件から丸1年以上が経ち、捜査は難航しています。
今回、事件の風化を心配する両親らが謝礼金を提案し、改めて情報提供を呼びかけることになりました。
父親は会見で「1年という時間を超えてしまった以上、新たな有力な手がかりを得るためにも、今、この方法をとることがよいと考えました」と話しています。
謝礼金の200万円は、両親が用意し、友梨ちゃんの発見につながった情報に支払われるということです。

友梨ちゃんに関する情報は、大阪府警・泉佐野署捜査本部=0724−64−1234で受け付けています。

<記事:朝日放送 2004/07/05>
友梨ちゃん情報に200万円 発見目指し親族が謝礼金

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 謝礼金200万円をかけた吉川友梨ちゃんについての情報提供を求めるポスターを手にする父親の永明さん=5日、大阪府熊取町
 大阪府熊取町で昨年5月、下校途中に行方不明になった町立北小5年(当時4年)吉川友梨ちゃん(10)の父親で中学校教諭の永明さん(43)が5日、同町で記者会見し、友梨ちゃんの発見につながる有力情報の提供者に、謝礼金200万円を支払うことを明らかにした。

 謝礼金は家族を含めた親族で用意し、同じ情報が複数寄せられた場合は200万円を分割するという。犯人逮捕など事件の解決につながる情報に対しても支払う予定で、期限は来年7月1日まで。

 謝礼金の支払いを知らせるポスター3万枚とビラ1万枚を新たに作成した。全国の警察署などで掲示する。

 永明さんは「1年前と同じ日付をたどるこの時期は苦しみが増すばかり。だが娘にしてやれることがまだあるのではないか。一刻も早く助け出すため、情報提供をお願いしたい」と話した。

 情報提供は泉佐野署捜査本部、電話0724(64)1234。



<記事・写真:共同通信 2004/07/05>
有力情報に謝礼金200万円=「やれることある」と友梨ちゃん父−大阪

 大阪府熊取町で昨年5月、帰宅途中に行方不明となった町立北小学校5年吉川友梨ちゃん(10)の父永明さん(43)が5日、同町で記者会見し、友梨ちゃん発見に結び付く情報の提供者に謝礼金200万円を出すことを明らかにした。期間は来年7月1日までの1年間。複数の有力情報があった場合は分割して支払う。

 家族らは同日までに「吉川友梨ちゃんの早期発見を願う会」を設立。ポスターとビラ計4万枚を作成し、情報提供を呼び掛ける。

 永明さんは「親として、いまだに娘を捜し出し、助け出してやれない自分が情けない」と苦悩の表情。「娘にしてやれることがまだあるのではないかとの思いから提供することにした」と話し、「余裕があればいくらでもという思いはあるが、用意できるのはこれぐらい」と唇をかんだ。

 友梨ちゃんは昨年5月20日午後3時ごろ、学校から帰宅途中に自宅近くの同町七山で目撃されたのを最後に行方不明になった。大阪府警は何者かに連れ去られたとみて、捜査員延べ約1万7000人を投入。これまで1385件の情報が寄せられたが、有力なものはなく、捜査は難航している。

 情報提供は、泉佐野署捜査本部の電話0724(64)1234まで。 

<記事:時事通信 2004/07/05>
【がんばって友梨ちゃん】電飾掲示板で呼びかけ 地元・熊取「絶対あきらめない」

 風化はさせない−。行方不明の大阪府熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)の無事発見を願って、地元住民らの協力で十九日までに新たに電飾掲示板が設置された=写真。二十日で失跡から一年一カ月。風化も懸念される中、地元では「絶対あきらめない」と懸命の取り組みを続けている。

 縦三十センチ、横六十センチの電飾掲示板が設置されたのは同町公民館や町内の交番など計三カ所。「吉川友梨ちゃん発見にご協力を!!」と赤い文字で記され、電飾で光る。

 友梨ちゃんの捜索に率先して取り組んできた同町教委は、「時間の経過とともに風化も心配になるが、こうした取り組みで防ぎたい。そして、無事発見まで絶対にあきらめない」と話した。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/06/20 大阪朝刊>
吉川友梨ちゃん不明 無事信じ支援の輪 「ポスターを」各地から要望の声

 熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)の行方不明から先月二十日で丸一年が過ぎた今も、町には、府内各地から「協力したい」とポスターの送付を要望する声が相次いでいる。町は「非常に心強い。友梨ちゃんの無事を信じ、活動を続けたい」としている。

 町教委によると、先月十六日に支援集会を開催してから、これまでに府内の教育委員会や学校、市民団体などから友梨ちゃんの顔写真入りポスターの送付依頼が十数件寄せられた。「活動に役立てて下さい」と義援金を郵送してきた人や、ビラ配りに飛び入り参加する主婦、団体もある。
 子供たちの健全育成に取り組む「泉南ブロック青少年指導員連絡協議会」も、町から新たに三千枚のポスターを取り寄せた。街頭に張られたポスターに傷みが目立つことから、順次張り替えていくためだ。

 同協議会長の松原義樹さん(61)は、仕事用の軽トラックにポスターとセロハンテープ、画びょうを積み、傷んだポスターを見つければその場で交換している。

 すでに十枚を張り替えたという松原さんは「色あせたポスターは、風化を早めてしまうように感じる。いつも新しいものにしておくことで、より多くの人に訴えかけられると思うから」と話している。

<記事提供:読売新聞・萩原記者 2004/06/20>   
大阪・熊取の女児不明事件 友梨ちゃん情報に200万円 両親が提供呼びかける

 大阪府熊取町で昨年5月、下校途中に行方不明となった町立北小学校5年の吉川友梨(ゆり)ちゃん(10)の両親が、友梨ちゃん発見に結びつく情報の提供者に200万円を謝礼として贈ることを決めた。

 謝礼を用意するのは7月1日から1年間で、友梨ちゃん発見につながった場合だけが対象。同じ情報が複数、寄せられたときは協議する。「吉川友梨ちゃんの早期発見を願う会」の名で情報提供を呼びかける。

 先月下旬、父の永明(ながあき)さん(44)が会見で「とにかく友梨を返して」と訴えたところ、新たな目撃情報が大阪府警に寄せられた。このため「何か見ていても、まだ連絡していない人がいるかもしれない」と謝礼を出すことにした。

 懸賞金が容疑者逮捕につながったケースでは、2001年4月、大阪市北区で会社員(当時26歳)が通行人に殴られ死亡した事件などがある。情報は府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

 <記事提供:読売新聞 2004/06/20 社会>
吉川友梨ちゃん不明 有力情報に200万円 両親「必ず見つけ出す」/大阪 

 ◆来月から1年間 
 
 大阪府熊取町で昨年五月、下校途中に行方不明となった町立北小学校五年の吉川友梨ちゃん(10)の両親が七月から、友梨ちゃん発見に結びつく情報の提供者に200万円を謝礼として贈ることを決めた。母の美和子さん(43)は「一年以上が過ぎた今、最後の手段として訴えたい。どんな小さな情報でも寄せていただければ」と話している。

 謝礼を用意するのは七月一日から一年間で、友梨ちゃん発見につながった場合だけが対象。同じ情報が複数、寄せられたときは協議する。「吉川友梨ちゃんの早期発見を願う会」の名で情報提供を呼びかける。

 不明から一年たった先月下旬、父の永明さん(44)が会見で「とにかく友梨を返して」と訴えたところ、新たな目撃情報が大阪府警に寄せられた。このため「何か見ていても、まだ連絡していない人がいるかも」と謝礼を出すことにした。

 両親は今も変わらず電話のある部屋で寝起きして情報を待ち続けており、美和子さんは「どこかにいる友梨を必ず見つけ出してあげたい。できることは何でもしたい」と言っている。

 この種の懸賞金が容疑者逮捕につながったケースでは、二〇〇一年四月、大阪市北区で会社員(当時二十六歳)が通行人に殴られ死亡した事件などがある。

 情報は府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/06/20 社会> 
「友梨ちゃん一番心残り」 鎌原俊二・府警本部長が離任会見

 十八日付で勇退する鎌原俊二・府警本部長が十七日、記者会見した=写真。昨年五月から行方不明になったままの熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)について、「一番の心残り。一日も早く見つけて親元に帰してあげたい」と述べた。

 捜査中の牛肉偽装事件については「制度を悪用した事件をきちんと摘発できてよかった」と満足感を示した。約一年十か月の在任期間中、最重要課題として取り組んだ街頭犯罪対策については「府民や自治体などの間で、自分たちの安全は自分たちで守るんだという意識が高まり、少しずつ減少傾向にあるのではないか」と分析した。

 今後の府警に対しては「闊達(かったつ)な議論ができる伝統を受け継ぎ、全国の警察の先頭を走り続けてほしい」と、エールを送った。

<記事提供:読売新聞・萩原記者 2004/06/18>   
【がんばって友梨ちゃん】不明1年 「折り鶴 作り続けましょう」

 ◆同級生ら無事祈り 全校生に呼びかけ

 大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が行方不明になって丸一年を迎えた二十日、同小で全校集会が開かれ、同級生らが友梨ちゃんへの思いを込めた折り鶴を作り続けようと呼びかけるなど、改めて無事を祈った。

 集会では、武田薫校長が「(友梨ちゃんが)帰ってくることを今も確信しています。みんなと一緒に友梨ちゃんが楽しい学校生活を送れるよう願いましょう」と話したほか、同級生らが壇上に登り、「折り鶴を作り続けましょう」と声をそろえた。

 友梨ちゃんは四月から五年生に進級。クラスでは教材などをそろえ、友梨ちゃんがいつ戻ってもいいように準備している。校内には折り鶴で「友梨がんばれ!!」などと記した壁飾りが掲げられているほか、事情を知らない新一年生のために五年生が交流会を開き、折り鶴作りへの思いなどを伝えている。

 折り鶴はこの日までに六万五千羽に達し、定期的に友梨ちゃんの自宅に届けている。
 集会後に会見した武田校長は、同級生らの呼びかけについて「折り鶴に込める思いの意味を、直接訴えかけたかったのではないか」と代弁した。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/05/20 大阪夕刊>
子持つ親の不安ぬぐえず 友梨ちゃん失跡から1年

Photo
 行方不明になった吉川友梨ちゃん
 
 大阪府熊取町で、町立北小5年(当時4年)の吉川友梨ちゃん(10)が行方不明となってから20日で丸1年。手掛かりを求めて府警の捜査が続く一方、子どもを持つ親の不安はぬぐえず、事件は地域に暗い影を落としている。

 1年前、友梨ちゃんは楽しかった遠足を終えて家に帰る途中で姿を消した。今年の遠足は13日にあったが、保護者の1人は「みんなちゃんと帰ってきたか不安だった」と打ち明ける。

 友梨ちゃんの自宅周辺では事件後、子どもの送り迎えをする父母が増え、公民館のスピーカーで住民に下校時間を知らせるようになった。

 「不安なので外で遊ばせたくない」と1年生の女児の母親。4年生の娘がいる会社員の男性も「学校から寄り道せず一度家に帰らせるのが習慣になった」と話す。

 車に本を積んで町内を巡回する移動図書館の男性は「1人で本を借りに来る子がいなくなった。昔はよく公園で元気に遊んでいたのにかわいそう」とため息をついた。

<記事:共同通信 2004/05/20>
<大阪>吉川友梨ちゃん行方不明から1年

大阪府熊取町の小学5年生吉川友梨ちゃんが、行方不明になってきょうで1年になります。地元の小学校では、先生や児童たちがあらためて友梨ちゃんの無事を祈り、街頭では、家族らが情報提供の協力を呼びかけました。

行方不明になっている吉川友梨ちゃんが通う町立熊取北小学校では、けさも先生らが見守るなか、児童たちが集団登校しました。
学校ではこれまで千羽鶴を折って、友梨ちゃんが見つかるよう願ってきましたが、きょうの全校集会では、あらためて友梨ちゃんの無事を祈りました。

武田薫校長は「きっと無事に友里ちゃんが帰ってくるのを今も確信しています」と語りました。
警察は、友梨ちゃんが下校途中に何者かに連れ去られた可能性が高いとみて、のべ1万5000人を動員し、不審車両などの特定を進めてきましたが、いまだに有力な手がかりは得られていません。

一方、大阪・難波では正午から友梨ちゃんのお母さん・吉川美和子さんが、街頭に立ち、協力を呼びかけました。

美和子さんは支援グループのメンバーと一緒に、友梨ちゃんの写真などが印刷されたチラシを配り、「子どもを捜しています。ご協力お願いします」と情報提供を呼びかけました。

<記事:朝日放送 2004/05/20>
吉川友梨さん失跡から1年 無事祈る級友、広がる支援

記者会見で心境を語る熊取町立北小学校の武田薫校長=20日午前10時10分、大阪府熊取町で

熊取町立北小学校の廊下には、同級生らが折り鶴で作った無事を祈るメッセージが掲げられている=20日午前10時20分、大阪府熊取町で

 大阪府熊取町で吉川友梨さん(10)=町立北小学校5年=が失跡してから1年になった20日、同小学校で全校集会が開かれ、子供たちが友梨さんの無事を祈った。泉佐野署の捜査本部に寄せられた情報は約1200件。有力な手がかりは依然としてないが、「きっとどこかで生きている」という願いと支援の輪はさらに広がっている。

◆祈り

 北小の全校集会は体育館に約620人が参加して開かれた。武田薫校長が「友梨さんが一日も早く無事戻ってくるようにお祈りましょう」と話し、同級生らが「友梨ちゃんが戻るまで、鶴を折り続けましょう」と呼びかけた。

 友梨さんは今春、5年生に進級した。いつでも戻れるようにと、5年3組の教室には机といすが用意されている。

 正門玄関には4万羽の折り鶴で作った「友梨がんばれ!!」のメッセージ。同級生たちは千羽鶴を折り続け、友梨さんの自宅に届けている。

◆捜査

 「友梨ちゃんに似た女の子を見た。若い男と一緒だった」。4月24日午後6時すぎ、捜査本部に電話があった。

 ある女性が同府高石市のファミリーレストランの出入り口で、ポスターで見た友梨さんとよく似た女児とすれ違った。「あなた友梨ちゃん?」と声をかけたが、女児は何も答えずに店を出た。女性は帰宅した後も気になって通報した。

 緊急配備が敷かれ、女児が座ったいすやテーブルなどから指紋が採取された。だが、友梨さんと一致する指紋はなかった。女児は別人だったと捜査本部は判断した。

 失跡した午後3時ごろに現場付近で目撃された車のうち、今も所有者がはっきりしないのは黒い乗用車、赤い乗用車、白いワゴン車、白い乗用車、白いライトバンの計5台。捜査幹部は「どんな情報でもいい。結果は気にせず、気になることがあれば、すぐ知らせてほしい」と話している。

 情報提供は捜査本部(0724・64・1234)へ。

◆支援の輪

 和歌山市の会社員○○○さん(44)は昨年6月、ホームページ「吉川友梨ちゃん捜索の輪!!」を開設した。ガソリンスタンドで友梨さんのポスターを見かけたのがきっかけだ。中3と小2の2人の子供がいる。「子をもつ親として、何か自分にできることはないかと思った」と話す。

 アクセスは26万件を超えた。リンクしている協力サイトは750以上。携帯電話の待ち受け画面に友梨さんの映像を取り込むことができる関連サイトもできた。

 子供を守る活動に取り組む同府貝塚市のNPO法人「全国生活支援事業団」のホームページには、友梨さんの父永明さん(43)が手記を毎月寄せている。郡山貴裕理事長は「友梨さんを捜そうという気持ちを、全国の人に持ってもらいたい」と話している。

<記事・写真:asahi.com 2004/05/20>

【がんばって友梨ちゃん】時間止まったまま 再会待ち続ける父・永明さんの1年

 ◆雨の日も情報求め/電話の前いつも家族が

 娘の無事を信じ、父親は街頭に立ち続けた。大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が下校途中に行方不明になって二十日で丸一年。父親の永明さん(四三)はこの一年、来る日も来る日も友梨ちゃんの情報を求め、多くの人々に頭を下げた。そして、「娘を家に返してほしい」。「犯人」に向けた精いっぱいの父の言葉。希望がかなうまで永明さんの闘いは続く。

 昨年五月二十日午後七時だった。永明さんは、夕食で立ち寄ったうどん屋で、長男から連絡を受けた。「友梨が帰っていない」。急いでバイクで帰ると近所の人が集まっていた。

 「家に着いたら友梨がいて『なあんだ』という話になるんじゃないかと思っていた。まさか、こんなことになるとは」
 懸命の捜索が行われたが手がかりはなく、翌日、公開捜査に。脅迫電話などに備え、両親が電話前で二十四時間待機する日々が始まった。
 十日後。泉佐野署に捜査本部が設置され、両親が初めて会見した。

 「友梨は(失跡)前日まで普段通りで、どうしてこんなことになったのか分からない。不安だが取り乱したりせず、最悪のことは考えないようにしている」

 捜査本部は現場の状況から友梨ちゃんが車で連れ去られたとの見方を強める。しかし、大きな進展なく一カ月が経過。永明さんは娘がいない生活をこう訴えた。

 「今日こそ何か進展するだろうか、それとも一日が終わるのか。食の細い友梨が見知らぬ人と一緒でちゃんと食事をとれているか。朝、そう思って一日が始まる」

 一学期の終業式が終わり、季節は夏へ。家族は季節が変わると友梨ちゃんの服をそろえ直した。永明さんは捜査を待つだけでなく、情報提供を求めるビラ配りに自ら乗り出した。

 「夏休みに入ったが、家族にとっては五月二十日から時間が止まったまま」(堺市のショッピングセンター前で)
 「友梨が近くにいるのか遠くにいるのかも分からないのが一番つらい。日本中一軒一軒を回って捜したい気持ち」(行方不明三カ月の取材で)
 友梨ちゃんの無事を願い、ボランティア団体らの支援の輪が広がり、激励の手紙も多数寄せられた。しかし、家族の心労はピークに達していた。

 「精神的にはかなりきつくなっている。特に家族がこたえている。自分がぐじゃぐじゃになると共倒れになるし…」
 一昨年の冬は家族でスキーに行った。しかし、友梨ちゃんがいなくなって以降、何の娯楽も祝い事もしなくなった。クリスマスの日、そんな家族をかき乱す事件があった。「ポスターを見て犯行を思いついた」という男が誘拐犯を装って脅迫電話をかけてきたのだ。永明さんは複雑な思いだった。

 「電話の前には家族の誰かがいつでもいて、いつ犯人からの要求電話があるかと緊張を続ける毎日。友梨がどこかの家の中に閉じ込められて生きていると思うと、つらさが我慢できる部分がある」
 三月三十一日は友梨ちゃんの誕生日。十歳になるまでの解決を願っていた永明さんは三月の肌寒い雨の日、情報提供を求めるビラを配った。

 「警察が『必ず見つかる』と言ってくれているので信じている。通行人から『必ず帰ってきますよ』と声をかけられ、忘れられていないと思い、とてもありがたい」
 そして、一年。会見で永明さんは真正面を見据えて、カメラの向こうにいる「犯人」に、毅然(きぜん)とした表情で呼びかけた。
 「娘には何の罪もない。要求があるのなら私らにしてほしい。連れて行った方、早く返してほしい」
                  ◇
 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/05/20 大阪朝刊>
友梨ちゃん不明1年 あの笑顔、待っている 町で学校で無事祈りビラ配り/大阪

 「友梨ちゃん、どこにいるの」「みんな、待ってるよ」――。大阪府熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になってから一年を迎えた二十日、同小は全校集会を開き、同級生らが「元気な姿で戻ってくるまで、ずっと応援しよう」と誓った。友梨ちゃんの無事を祈り続ける支援者は、大阪だけでなく、東京や九州など全国各地でビラ計三万枚を配り、「どんなことでも知らせて」と情報提供を訴えた。
                     ◇
 ■学校■
 全校集会では武田薫校長が「友梨ちゃんは必ずどこかで無事に過ごしているはずだから、みんなで一緒に祈りましょう」と呼びかけた。この春から新入生に友梨ちゃんのことを伝えるための交流会を開いてきた五年生代表の児童十人が、「これから一緒に千羽鶴を折ってください」と語りかけた。

 友梨ちゃんは今春、五年三組に進級し、両親の永明さん(43)、美和子さん(43)のもとには新しい教科書が届けられた。「すぐに学校生活に戻れるように」と四年生の時の担任教諭が引き続き受け持っている。

 五年三組の教室にある友梨ちゃんの机の中には、配布されたプリントなどが同級生の手で保管され、担任教諭が定期的に自宅へ届けている。五年生から始まった部活動の入部先についても、友梨ちゃんが戻ってから選んでもらう予定だ。武田校長は「いつも教室を開けて待っている。とにかく元気で戻ってきてほしい」と心境を語った。

 同級生には〈ピアノが上手で動物好きな女の子〉、教諭らには〈大きな声であいさつをしてくれる素直な児童〉。そんな友梨ちゃんの笑顔に会える日を、みんなが待ち続けている。

 ■支援■
 地域の社会福祉活動に取り組む市民団体で、友梨ちゃん発見に向けて支援を続ける「あいうえお」(三本松義春・代表理事、大阪府貝塚市)は、正午から大阪や東京、宮崎など全国六都府県で、計約百人が情報提供を求めるビラ配りをした。

 子供を守る活動を続ける会員の郡山貴裕さん(43)が今年二月、「友梨ちゃんを捜す運動を全国に広めたい」と、ホームページに友梨ちゃんの写真や父親の永明さんのメッセージを掲載したのがきっかけ。

 JR大阪駅前で会員の林仁美さん(28)は「娘の帰りを待ち続けるお父さんの姿を見ると、居ても立ってもいられなくなった。友梨ちゃんのことは『決して人ごとではない』という思いで捜し続けたい」と語った。大阪ミナミでは母の美和子さんもビラ配りに加わった。
     
              ……………………………… 

 ◆毎日歩いた道 休まず立ち番
 熊取町自由が丘の自宅前の通学路で登下校の時間に立ち番をする棚村智さん(72)
 昨年七月、町内会の呼びかけに応じて始めた。毎日見る百五十人の学年と顔はほとんど頭に入っている。雨の日も寒い日も、にぎやかに学校に向かう姿はすがすがしい。下校時は「気ぃつけてな」と声をかけ、最後の一人が通り過ぎるまで気を張って立つ。
 この道を友梨ちゃんも毎日歩いていた。よく見かけたのかもしれない。元気なうちは休まずに、笑顔で通学してくる友梨ちゃんを待つつもりだ。 
              ◇ 
 ◆つぶらな瞳にせかされる思い
 友梨ちゃんが失跡直前に社会見学で訪れた大阪市立下水道科学館長の片桐幸義さん(56)
 館長になってわずか二か月。友梨ちゃんがいなくなったと聞き、受付の一番目立つ場所にポスターをはった。毎日見る。写真のつぶらな瞳に「早く見つけて」とせかされる思いだ。
 下水道の仕組みなどの環境学習は新鮮だったはずだ。あの日に楽しんでくれたアトラクション『地下探検号』は今もスクリーン上で同じ下水道を巡り続けている。帰ってきたら家族で乗って、復習してほしい。
              ◇ 
 ◆友梨ちゃん思う心つながっている
 オートバイにポスターをはって情報を求める日本バイク便協同組合理事長の中山旭さん(58)
 東京から九州までの加盟社の約二百台が、路地から高速道路まで友梨ちゃんの笑顔を乗せて走っている。会社名が隠れても文句を言わず、広告掲載の申し入れも「見つかってから」と断ってくれた。友梨ちゃんが一番大事と思う心がつながっていて、うれしい。友梨ちゃんより一つ下の孫がいるが、いなくなるなんて想像できず、ご両親の気持ちは計り知れない。発見の糸口をつかめるまで走り続けようと思う。

<記事提供:読売新聞 2004/05/20 夕社会>
熊取町の吉川友梨ちゃん不明1年 有力手がかりないまま/大阪

 大阪府熊取町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になってから二十日で一年を迎えた。大阪府警は、車で連れ去られた可能性が高いとみて捜査員延べ一万五千人を投入、寄せられた情報は千百八十二件にのぼるが、有力な手がかりはつかめていない。目撃された通行・駐車車両のうち、残る五台の割り出しなど懸命の捜査が続く。〈関連記事13面〉

 友梨ちゃんは昨年五月二十日午後三時ごろ、自宅西約四百メートルの路上を一人で歩いているのを、同級生の男児に目撃されたのを最後に行方がわからなくなった。

 府警は、周辺の約三千人から聞き込み捜査し、四種類のポスター、チラシ約三十万枚を全国に配って情報提供を求めた。失跡前後に目撃された約六百台の割り出しのため、約七万台を調べたが、白や赤の乗用車など五台の所有者を特定できていない。

 友梨ちゃんは当時、身長一・三五メートル、体重二十五キロ。白いブラウスに紺色スカートの制服姿で、ピンクの靴下に白と紺の運動靴を履き、薄黄色のリュックサックを背負っていた。右小鼻に小さなホクロがある。

 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/05/20 夕一面>  
大阪・熊取町の女児不明:不明から1年 希望捨てず、普通の生活を

 ◇横田夫妻、両親に言葉送る

 決して希望を捨てないで――。大阪府熊取町立北小5年、吉川友梨さん(10)が行方不明になってから20日で1年になるのを機に、北朝鮮による拉致被害者の家族会代表、横田滋さん(71)と早紀江さん(68)夫妻が、友梨さんの両親に励ましの言葉を送った。早紀江さんは「ご両親のたまらない気持ちがよく分かります。友梨さんの無事を祈っています」と話した。

 横田さんの長女めぐみさん(行方不明時13歳)は77年、友梨さん同様、下校途中に新潟市で行方不明になった。滋さんは当時、「翌朝までには分かるだろう」と思っていたという。世間の関心が薄くなると情報提供を呼びかけるビラを受け取ってくれなく
なることも体験、「(吉川さんが)もしそんな状況にでもなったら、ビラ配りを手伝いに行きたい。今できることをやり続けるしかない」と話す。早紀江さんは「自分の体を壊しては元も子もなくなる。つらいけど、普通の生活を続け、皆が元気でいることが一番大事です」とアドバイスした。

 府警泉佐野署捜査本部にはこの1年間、不審者などの情報約1200件が寄せられた。しかし有力情報はないという。

 友梨さんの父永明さん(43)は「期待と落胆を繰り返したくないので、状況は尋ねないようにしていますが、あの子につながる話を聞ける日を信じて待っています」と話す。
情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。【藤田文亮、勝野俊一郎、高橋慶浩】

<記事提供:毎日新聞 2004/05/20 大阪朝刊>
がんばって友梨ちゃん 捜査員ら50人ビラ配り 熊取の女児不明

 大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が昨年五月に行方不明になって二十日で一年になるのを前に、泉佐野署捜査本部の捜査員ら約五十人が十八日、友梨ちゃんの自宅近くでビラ配りを実施した。

 友梨ちゃんが失跡した午後三時ごろを中心に通行車両のドライバーにビラを配布。「どんな小さな情報でも教えてください」と呼びかけていた。

 近くに住む自営業の男性は「ご家族のことを考えると胸が張り裂けそうな気持ち。一日も早く元気な姿で見つかってほしい」と話していた。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/05/19 大阪朝刊>

吉川友梨さん失そうから1年、不審車2台の割り出し急ぐ──地元に支援の輪広がる

 大阪府熊取町の町立北小学校5年、吉川友梨さん(10)が下校途中に行方が分からなくなってから20日で丸1年。大阪府警泉佐野署捜査本部の調べで、新たに2台の不審な車が浮上、友梨さんの失跡と何らかの関係がある可能性もあるとみて、割り出しを急いでいる。地元では支援の輪が広がり、関係者は一刻も早い解決を願っている。

 調べによると、友梨さんが最後に目撃されたのは昨年5月20日午後3時ごろ。自宅から約400メートル離れた路上で歩いて帰宅するところを同級生が目撃。約1分半後、通り掛かった親子は友梨さんの姿を見ていないといい、捜査本部は「空白の1分半」に捜査の重点を置いている。

 現場付近ではこれまで、ほぼ同じ時間帯に赤と黒の不審な車が止まっていたことが判明しているが、今年に入って新たに別の2台の不審車両の存在が浮上した。2台はともに白色で、1台は乗用車、もう1台はワゴン車。近所の住民と、付近で営業活動をしていた業者が目撃したという。

 一方、地元では支援の輪が広がり、16日午後に開かれた支援集会には約400人が集まった。出席した太田房江大阪府知事は「心を一つにすれば何とかなる。友梨ちゃんに伝わるよう、もう一度力を合わせましょう」とあいさつした。

 熊取町は昨年11月から、警察OBを嘱託職員として雇い、町内をパトロールする取り組みも開始。登下校時の通学路を中心に、不審な人や車などに目を配っている。

 情報提供は泉佐野署(電話0724・64・1234)まで。

<記事:日経ネット 2004/05/18>
1年で情報1200件 友梨ちゃん帰宅待つ家族、大阪

 大阪府熊取町で小学5年(当時4年)の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明となり、20日で1年。泉佐野署捜査本部には約1200件の情報が寄せられたが、消息につながる有力な手掛かりは得られていない。家族は無事帰宅を信じ、懸命に情報提供を呼び掛けている。

 友梨ちゃんは昨年5月20日午後2時59分ごろ、自宅から約400メートル離れた通学路で、同級生に1人で歩いているのを目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。

 捜査本部は友梨ちゃんの歩く速さから、午後3時1分ごろには自宅近くの商店前を通ると推定。しかし付近で作業していた男性は気付いていないことや、周辺で配達していた宅配便の車の走行状況などから、午後2時59分から約1分の間に何者かが連れ去ったとの見方を強めている。

 短時間にいなくなっているため、車による犯行とみて当時付近を走行していた車を調べた結果、所有者が分からない車が5台あることが判明。割り出しを急ぎ、事件との関連を調べている。

<記事:共同通信 2004/05/18>
新たに所有者不明の車2台 友梨ちゃん自宅方向へ走行

 大阪府熊取町で昨年5月20日、小学5年(当時4年)の吉川友梨ちゃん(10)=町立北小5年=が下校途中に行方不明となった事件で、友梨ちゃんが歩いていた通学路を事件当日、所有者の分からない2台の車が通行していたのを近所の人らが目撃していたことが17日、泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 これまで事件当日に目撃された車のうち、所有者不明は3台だった。捜査本部は新たな2台が事件を目撃しているか、あるいは関与した可能性があるとみて割り出しを急いでいる。

 調べでは、2台は白いライトバンと白の乗用車。ともに友梨ちゃんの自宅と同じ方向に走っていた。2台は別々に走行し、運転していた人の特徴などは不明という。

<記事:共同通信 2004/05/18>
大阪・熊取の小4女児不明から1年 父が会見「友梨、信じて頑張れ」

 ◆空白30秒―車で連れ去り?
 大阪府熊取町の町立北小学校四年だった吉川友梨ちゃんが、下校途中に行方不明になって、この二十日で一年になる。大阪府警は車で連れ去られた可能性が強いとみて、懸命の捜査を続けているが、有力な手がかりは得られていない。父の中学校教諭・永明さん(43)と母の小学校教諭・美和子さん(43)は、身を切られるような思いで無事の知らせを待っている。(大阪社会部 豊田 美緒)

 「気をつけて帰りや」。昨年五月二十日午後、北小グラウンド。社会見学帰りのバスを降りた四年三組の児童たちは、女性教諭の言葉に、大きな声で「はーい」と返事をした。

 友梨ちゃんは、同級生の女児三人と下校した。途中三人と別れ、自宅まで四百メートルの坂の上で、同級生の男児の自転車とすれ違った。

 男児は帰宅後、大急ぎで友達の家へ遊びに行く途中。「遅いね」と声をかけると、友梨ちゃんは、ニコッとした。

 府警が三千人を超える人々の証言から割り出したその時刻は、午後二時五十九分三十秒。友梨ちゃんは、この後三十秒ほどの間に、こつ然と姿を消した。目と鼻の先の自宅に、両親と三つ違いの兄を残して。
    ◇
 捜索は、宵の口から始まった。一夜明けて公開捜査が始まると、川やため池、竹やぶなどの捜索に加わる住民が三百人に膨らんだ。

 だが、一週間が一か月、二か月になっても手がかりはなく、「車による連れ去り」の線が強まった。後に府警は、近くの十七か所のため池の水を全部抜いて調べたが、手がかりはなかった。

 今年一月、名古屋港・金城ふ頭。府警の捜査員ら十人が輸出を待つ中古のワゴン車を取り囲んだ。車体の下まで徹底的に調べる検証は四時間に及んだ。

 友梨ちゃんがいなくなった時間帯に周辺で目撃された車は十数台。半年過ぎても所有者が確認できない車が五台あった。ワゴン車はその一台だった。

 当時、この車を運転していた大阪市内の会社員は、府警の聴取に「あまり記憶にないんです」と申し訳なさそうに話した。検証でも不審点はなかった。残る四台は今も特定できておらず車の追跡は頓挫した形だ。
    ◇
 「いつ連絡があってもいいように」と、両親は、娘がいなくなってすぐ、それぞれの勤め先に休職を願い出た。二十四時間、どちらかが電話のそばにいるようにした。いなくなった日と同じ毎月二十日には、街頭でビラを配り、協力を呼びかけた。行方不明者を捜すテレビ番組にも出演した。

 娘が十歳になった今年三月三十一日、誕生祝いはしなかった。無事戻ってきた時に、「(祝い事を)まとめてやり直してやりたい」のだという。

 友梨ちゃんは、サインペン一本あれば、広告の裏にも絵を描いた。「母の日」の今月九日、美和子さんは、いつものように娘の食事を用意し、部屋を掃除した。机にはサインペンの詰まった筆箱とウサギの縫いぐるみ。昨年は、「ありがとう」と書いたカードを贈ってくれたのに……。

 「一年」を前に、永明さんは十五日、町の公民館で記者会見した。「娘が帰って来なかったあの夜を昨夜のように感じる」「帰れると信じて頑張れと、娘に伝えたい」と、話した。

<記事提供:読売新聞 2004/05/18 3社> 
熊取町の女児不明事件 新たに白い車2台目撃情報/大阪府警

 大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になった昨年五月二十日、現場付近で白い車が二台目撃されていたことが、十七日までの府警捜査一課の泉佐野署捜査本部の調べで新たにわかった。府警は、友梨ちゃんが車で連れ去られたとの見方を強めており、すでに捜査対象となっている三台と合わせ、計五台の所有者の割り出しを進めている。

 新たな二台は、白のワゴン車と乗用車。いずれも友梨ちゃんがいなくなった二十日午後三時前後、現場付近を友梨ちゃんの自宅の方向に走行していくのが目撃されていた。

 府警はこれまでに数百台に上る車を調べ、所有者を確認できなかった黒のセダン車、赤い乗用車と白いワゴン車の三台に注目し、捜査を進めてきたが、所有者を特定できていない。

 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/05/18 3社>
大阪・熊取町の女児不明:新たな不審車両情報 白い自動車2台、住民らが目撃

 大阪府熊取町立北小5年、吉川友梨さん(10)が行方不明となっていることに関し、友梨さんが下校途中に失跡した時刻前後の現場周辺で、所有者が特定できない白い自動車が2台、住民らに目撃されていることが17日、府警泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 現場周辺で不審と思われる車両3種類がリストアップされていたが、新たに2種の不審車種が確認されたことになる。

 調べでは、友梨さんが最後に目撃されたのは昨年5月20日午後3時ごろ。自宅近くを歩いているのを級友が目撃している。その前後の時間帯に友梨さんの歩いた道を、友梨さんと同じ方向に走る白いライトバンと、白いセダンタイプの小型車を、近所の主婦らが目撃しているが、車種の特定はできていないという。【藤田文亮、勝野俊一郎】

<記事提供:毎日新聞 2004/05/18 大阪朝刊>
「生きている」両親ら訴え 大阪・女児不明から1年
吉川友梨ちゃんの父がビラ配り 情報提供を呼びかけてビラを配る友梨さんの父親の吉川永明さん=16日午後、大阪市浪速区のなんばパークスで

吉川友梨さん失踪から1年
下校途中に行方不明になった吉川友梨さん=自宅で昨年撮影、両親提供

 大阪府熊取町で吉川友梨さん(10)=同町立北小5年=が小学校からの下校途中に行方不明になってから、20日で1年になる。16日には、父親の中学校教諭永明さん(43)らが、大阪市などでビラ配りをして、情報の提供を呼びかけた。

 友梨さんは、昨年5月20日午後2時40分ごろ、同級生3人と小学校の校門を出た後、午後3時ごろに、自宅から400メートル離れた路上で同級生の男児とすれ違ったのを最後に行方不明になった。

 大阪府警は、車で連れ去られた可能性が高いとみて捜査を続けている。

 16日は、永明さんと母親の美和子さん(43)らが、大阪・ミナミの街頭でビラを配った。支援者約550人も大阪府南部の駅前やスーパーなど約25カ所で、約8万枚のビラを配った。

 「世の中は新しい年になり、時間がたちましたが、私たちには友梨が帰ってくる日のことしか考えられません」

 15日に記者会見した父親の永明さんは、心境を語った。

 永明さんは友梨さんが今も生きていると強く信じているといい、その友梨さんに呼びかけた。

 「多くの方に探してもらっても、かばんや服、靴が何も見つからないということは、友梨がどこかでまだ生きているのだと思います。友梨には『絶対に見つかるからあきらめずに帰れると信じてほしい』と伝えたい」

 「娘は人のことを悪く言ったこともなく、何の罪もない。連れて行かれる理由がありません。とにかく早く帰してほしい」。連れ去った人物に向かって、永明さんはこう訴えた。







<記事・写真:asahi.com 2004/05/17>

熊取の女児不明 がんばって友梨ちゃん 帰宅願い支援集会

 ◆400人参加 両親らチラシ配布

 行方不明になってまもなく一年となる大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)を励ます「“がんばれ友梨ちゃん”支援集会」が十六日、同町の町民会館で開かれた。参加者らは友梨ちゃんの一日も早い無事帰宅を願うとともに、集会後には府内で約八万枚のチラシを配布し、改めて情報提供を呼びかけた。

 集会は、地域のPTAが計画。熊取町内のさまざまな団体が賛同して支援の輪が広がり、約四百人が参加する大規模なものとなった。

 集会では、太田房江・大阪府知事が「友梨ちゃんが早く帰ってくるよう、みなさんで頑張りましょう」とアピール。

 また、父親の永明さん(四三)は「今もなぜこんなことになっているのかわからず苦しんでいます」とつらい心境を示すとともに、「私たちが頑張ろうと思うのは、みなさんに支えられていることがあるから」と感謝の気持ちを伝えた。

 引き続き行われた捜索チラシの配布には、約五百五十人が参加。それぞれ府内の駅頭や繁華街などに分かれ、友梨ちゃんの両親は大阪・ミナミの商業施設「なんばパークス」で、太田知事はJR熊取駅前で、情報提供を呼びかけた。

 また、警察官OBによる熊取町の「安全パトロール隊」も巡回を行い、地域の安全確保への決意を新たにした。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/05/17 大阪朝刊>
犯罪被害者の支援拡充を 意見書採択 地方議会で広がり 「あすの会」の陳情反映

 「犯罪被害者は刑事司法から除外され、正当な援助が受けられずにいる」などとして、支援の拡充や刑事手続きへの参加制度の検討などを求める意見書を採択する動きが、全国の地方議会に広がっている。犯罪被害者らでつくる「全国犯罪被害者の会(あすの会)」も、「各議会の積み上げが、国を動かす力になる」と期待を寄せ、各議会への働きかけを進めている。

 ■署名活動

 四月末までに意見書を採択したのは東京、大阪、兵庫、京都の四都府県を含む八自治体の議会。いずれも犯罪被害者が置かれた現状を「正当な援助を受けることなく精神的、経済的苦痛を強いられている」とし、犯罪被害者のための刑事司法の実現▽刑事手続きへの参加制度の創設▽民事上の損害回復ができる制度の創設−を求めている。

 四月二十日には、近畿など二府七県の議長でつくる「近畿議長会」でも犯罪被害者の支援問題を協議。「近畿全体として、共通して要望していくべきだ」として、同様の要望書を国に提出することを決めた。意見書が創設を求めている制度は、いずれもあすの会が署名活動を通して求めてきた。このため、地方議会が採択した意見書の多くは、あすの会のメンバーらの陳情を色濃く反映する内容になっている。

 ■きっかけ

 昨年秋、大阪府堺市は全国で初めて「犯罪被害者の権利と権利回復制度の確立を求める意見書」の提出議案を全会一致で可決した。市民の署名活動への協力の中から、意見書採択に向けた取り組みが生まれ、これがあすの会の活動にもヒントを与えた。

 活動の中心となった堺市女性団体協議会委員長で堺市議の山口典子さんは「今は子供の身が危険な時代。何かできることはないかと思っていた」と話す。昨年五月、大阪府熊取町で行方不明になった吉川友梨ちゃん(一〇)の事件もあり、同じ年頃の娘を持つ山口さんは心を痛めていたところ、あすの会の活動を知った。

 署名活動に協議会のメンバーが協力し、山口さんは市議として、議会で意見書を可決して国に送るよう働きかけた。この意見書提出がきっかけとなって、あすの会のメンバーが各自治体に意見書提出を陳情するようになった。

 ■積み上げ

 これまであすの会は、署名活動、署名の提出によって国の制度を変えようとしてきた。あすの会幹事、林良平さん(五〇)は「地方自治体が意見書を出して国に働きかけてくれるという方法は、これまで考えていなかった。だから、意見書の積み上げは非常にありがたい」と話す。

 あすの会のメンバーが制度創設に力を注ぐのは、自分たちのためではない。制度が創設されても、会のメンバーに直接支援の手がさしのべられる可能性は極めて低い。一般的に法律は施行前にさかのぼって適用されないからだ。

 林さんは「犯罪被害にいつ、誰が遭うか分からない。新たに被害者が生まれたときに、同じような苦しい思いをしないよう活動を続けている。全国の人々、地方議員の方々にも関心を持ってほしい」と呼びかけている。

 あすの会のホームページのアドレスはhttp://www.navs.jp

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/05/17 大阪朝刊>
がんばれ友梨ちゃん 熊取で支援集会 父・永明さん、知事ら400人参加/大阪

 ◆情報提供を求めるビラ 府内各地で8万枚配る

 熊取町で町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になり、二十日で一年。同町などは十六日、父・永明さん(43)や太田知事らを招き、同町野田の町民会館で「“がんばれ友梨ちゃん”支援集会」を開いた。参加した住民ら約四百人は、友梨ちゃんが一日も早く元気な姿で見つかることを願うとともに、これからも情報の提供を求めていくことを誓った。

 太田知事は「府庁内に張った友梨ちゃんのポスターの前を通るたびに、見つからないと(防犯関連の)施策も光を失ってしまうと感じる」と述べ、一層の支援を求めた。長島一三・泉佐野署長も「必ずご両親のもとに連れて帰れるよう、全警察職員が最大の努力をする」と力を込めた。

 永明さんは最後にあいさつに立ち、「この一年間、大勢の人に支えられていると感じ、何とかやってこられた。絶対このままでは終わらない、必ず見つかるという希望を持つことができた」と深々と頭を下げた。

 集会後、参加者らは府内約二十か所の主要駅やショッピングセンター前で、情報提供を求めるビラ約八万枚を配布。永明さんは妻・美和子さん(43)とともに、中央区の南海難波駅周辺で、太田知事はJR熊取駅に立ち、改めて協力を呼びかけた。

<記事提供:読売新聞 2004/05/17 泉州> 
「必ず…」誓い込め=無事願う両親ら−友梨ちゃん失跡1年・大阪

 大阪府熊取町で昨年5月、小学5年吉川友梨ちゃん(10)が行方不明になって20日で1年になるのを控え、両親が16日、大阪・ミナミの街頭でビラ配りをし、情報提供を呼び掛けた。父永明さん(43)は雨の中、「お願いします」と行き交う買い物客に頭を下げた。

 この日、各地で配られたビラは計約8万枚。太田房江府知事もJR熊取駅構内で参加した。

 これに先立ち、両親は同町で開かれた支援集会に出席。会場には約350人が集まり、捜査本部が置かれる泉佐野署の長島一三署長も「必ず両親のもとに帰す」と誓った。

 情報は同署捜査本部0724(64)1234まで。 

<記事:時事通信 2004/05/16>
吉川友梨ちゃん不明1年 父親が会見 「頑張れ 絶対見つかる」/大阪

 「娘が帰って来なかったあの夜を昨夜のように感じる。気持ちが止まってしまった」。大阪府熊取町で昨年五月二十日、町立北小五年の吉川友梨ちゃん(10)が下校途中に行方不明になってから一年がたつのを前に、中学校教諭の父・永明さん(43)が十五日、町内の公民館で記者会見した。小学校教諭の母・美和子さん(43)と無事を祈りながら過ごした日々を振り返り、「絶対、見つかる。帰れると信じて頑張れと、娘に伝えたい」と、悲痛な心情をのぞかせた。

 永明さんは冒頭、支援活動への謝意を述べて頭を下げた後、有力な情報がないまま時間が過ぎていく現状を嘆いた。しかし、「娘はどこかに閉じこめられているから、(手がかりが)出てこないんだ」と、気落ちしそうになる自らを奮い立たせてきたという。

 友梨ちゃんが十歳になった三月三十一日、誕生日のお祝いはしなかった。きっと戻ってくる。あの笑顔に会えた時、「よく頑張って帰ってきたね」と声をかけたい。そして「正月や誕生日などまとめてやり直してやりたい」のだという。

 大阪府警の捜査員から聞かされた「捜査は進んでいる」との言葉を信じ、待っているという永明さん。友梨ちゃんを連れ去ったとみられる犯人に、「学校生活や友達との時間など、帰ってきたら全部やり直しがきく。とにかく返してもらいたい、それだけです」と、絞り出すように訴えた。

<記事提供:読売新聞 2004/05/16 社会> 
友梨ちゃん無事祈り集会 「希望持てた」と父親


 大阪・ミナミのなんばパークスで情報提供を求めビラを配る吉川友梨ちゃんの小学校の同級生=16日午後
 大阪府熊取町で吉川友梨ちゃん(10)=町立北小5年=が行方不明となって20日で1年になるのを前に、友梨ちゃんの無事を祈る集会が16日、熊取町の公民館で開かれ、父永明さん(43)は「多くの方が娘のために動いてくれ『早く見つかる』とあらためて希望が持てた」と話した。

 集会には町民ら約400人が参加。永明さんは「1年間苦しんできたが、みなさんに支えられ何とかやってこれた」と振り返り、大阪府の太田房江知事が「支援の輪に加わりたいと思っていた。友梨ちゃんの元気な姿が見られるよう頑張りましょう」と呼び掛けた。

 捜査本部がある泉佐野署の長嶋一三署長は「必ずご両親の元に連れ戻すため、最大限の努力を傾注したい」と力説した。

 集会後、支援者ら約550人が雨の中、大阪市や和歌山市など24カ所で、情報提供を求めるビラ約8万枚を配布。




<記事・写真:共同通信 2004/05/16>
【がんばって友梨ちゃん】熊取の女児不明、20日で1年 父親が会見

 ◆生きている、あきらめない

 大阪府熊取町七山で町立北小学校五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が昨年五月二十日、下校中に忽然(こつぜん)と姿を消してから、まもなく一年を迎える。有力な手がかりがないまま、じりじりとした思いで娘の帰宅を待ち続ける父、永明さん(四三)が十五日、地元の公民館で会見し、「帰ってくることしか考えていない」などと心境を語った。そして、「連れていった方、ぜひ、娘を返してほしい」と「犯人」に向け、毅然(きぜん)とした態度でいい、会見を締めくくった。

 友梨ちゃんは、昨年五月二十日午後三時ごろ、下校途中に、自宅から約四百メートル先の通学路で、同級生と「バイバイ」とあいさつを交わしたのを最後に姿を消した。府警は友梨ちゃんが何者かに車で連れ去られたとみて捜査。泉佐野署に捜査本部を設置して行方を捜している。

 これまでの捜査で、当日に目撃された黒色セダン車など計四台の不審車両をリストアップ。当日に付近を走行していた約七万台の車に一台ずつ当たるなどして、懸命の捜査を続けている。

 九歳だった友梨ちゃんも三月三十一日に誕生日を迎え、四月からは五年生に進級。吉川家ではこの一年間、いつ友梨ちゃんが帰ってきても大丈夫なように季節ごとの洋服をそろえ、勉強道具も常に新調してきた。

 この日、スーツ姿で会見に臨んだ永明さんは、ひと言ひと言を絞りだすように、今の心境を述べた。終始、穏やかな口調で質問に応じていたが、「娘が帰ってくることを信じている」と何度も繰り返し、話していた。

 ◆捜索ポスター10種以上 広がる支援の輪

 吉川友梨ちゃんの地元、熊取町を中心に捜索支援の輪は全国へと広がっている。地元住民や学校、NPO関係者、企業などがそれぞれの立場から協力。多くの人たちが一刻も早い友梨ちゃんの無事保護を願っている。

 これまで製作された情報提供を求めるポスターは十種類以上。写真を変えたりデザインを修正したりしながら、さまざまなバリエーションで呼びかけている。

 パチンコ店の新聞折り込み広告に刷り込まれた捜索情報、コンビニの配送トラックに張られたポスター。独自のポスターを作製したピザ宅配チェーン店もある。いずれも企業や業界団体、組合の自主的な動きだ。インターネット上でも友梨ちゃんの写真や捜索情報が掲載されるなど、支援の輪が広がっている。

 十六日には熊取町民会館で、「“がんばれ友梨ちゃん”支援集会」を開催し、無事発見に向けて決意を新たにする。また、自治会やPTAなど各種団体が駅やショッピングセンターなどで五万枚以上のビラを配る。

 ◆父・永明さんとの一問一答

 −現在の心境は
 友梨がいなくなった五月二十日の夜のことは鮮明に覚えている。今でも当時と全く同じ気持ち。あの子が帰ってくることしか考えない。これだけ多くの人に捜索していただいているのに、あの子の靴やカバンなどは一切見つかっていない。ということは友梨はどこかで生きているはず。あきらめず待ち続けたい。

 −「犯人」に言いたいことは
 娘には連れて行かれる理由がない。もし、私たち親に何か理由があるのなら、私たちに要求してもらいたい。娘には何の罪もない。とにかく早く返してもらいたい。

 −友梨ちゃんの誕生日(三月三十一日)はどう過ごしたか
 友梨がいるときは誕生日はもちろん、正月やお祭り、クリスマスなどの祝いごとも普通の家庭と同じようにしてきたが、あの子がいなくなってからは一度もしていない。帰ってきたら全部まとめてしたい。
 −一年間、変わらず続けていることは

 電話が鳴っても応対できるように家族のだれかが電話のそばにいるようにしていて、夜も電話の前で寝ている。いつ友梨が帰ってきても大丈夫なように友梨の分の食事も用意している。

 −友梨ちゃんが帰ってきたらどんな言葉をかけてあげたいか
 私たちもつらい日々を送っているが、一番しんどい思いをしているのは友梨。帰ってきたら、よく頑張ったな、我慢したなといってやりたい。そして、いなくなっていた日々をみんなで一緒にやり直したい。連れていった方、ぜひ、娘を返してほしい。
                 ◇
 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/05/16 大阪朝刊>

大阪小4女児不明から1年、父親が会見

 去年、大阪で小学4年生の女の子の行方がわからなくなって、まもなく1年です。警察の捜査が難航するなか、無事を祈る父親が改めて情報提供を呼びかけました。

 「娘がいなくなった去年5月20日の夜のことを、きのうの晩のことのように鮮明に覚えています」(吉川友梨ちゃんの父親 永明さん)
  大阪府熊取町の吉川友梨ちゃん。小学4年生だった去年5月20日、学校から帰る途中に自宅のすぐ近くでこつ然と姿を消しました。
  警察の捜査で、友梨ちゃんが姿を消したのは自宅近くのおよそ190メートルの区間で、時間にしてわずか1分30秒の間に絞られましたが、車で連れ去られた可能性が高く、有力な手がかりは見つかっていません。

  「食事は友梨の分も必ず用意して、一緒に食事しています」(吉川友梨ちゃんの父親 永明さん)
  この1年、友梨ちゃんの自宅にはクラスメートらが無事を祈ってつくった千羽鶴が次々と届きました。父親の永明さんは情報提供を求めて幾度となく街頭に立ちましたが、時間だけが無情に過ぎていきます。
  「一番しんどい思いをしているのはあの子だと思いますので、帰ってきた時には、『よくがんばって帰って来たな』と言ってやりたい」(吉川友梨ちゃんの父親 永明さん)

  ピアノと絵を描くことが大好きな娘がある日突然いなくなってから、今月20日で丸1年。家族は娘が無事帰って来る日を待ち続けています。

<記事:TBS 2004/05/15>

[きっと戻ってくる]友梨ちゃん不明から1年(下)支援 悔しい思い(連載)

 ◆「悔しい」同じ思いの輪

 昨年五月二十日午後六時半過ぎ、大阪府熊取町教委に入った電話の声はひどく慌てていた。町立北小学校の教頭だった。「四年三組の吉川友梨ちゃんが家に帰ってこない」
 町長の上垣正純さん(59)は「すぐに動け」と職員に指示した。元大阪府警の警察官。当時のいくつかの苦い経験から、初動と連携の重要さは、身に染みてわかっていた。
 対策室が発足した。防災無線で四万四千人の全町に情報の提供を呼びかけた。電話からわずか一時間後のことだった。
 住民数十人も出て、竹やぶやため池周辺を捜した。翌日の公開捜査で、それは三百人に膨らんだ。「なぜこんな静かな町で……」。人々の思いは同じだった。
                 ◎   ◎
 熊取町の主婦、黒田雅美さん(42)は防災無線に青ざめた。一人娘は同じ北小の一年生だった。登下校の児童が襲われる事件が各地で続いていた。絶えず不安があった。学童保育から、娘が迎えを待たずに勝手に一人で帰り、ひやりとしたことが何度かあった。両親の気持ちを考えたら、とても人ごととは思えなかった。
 友梨ちゃんの写真を使ったビラを、輪転機を所有する知人に頼んで十八万枚コピーした。「街中、顔写真でいっぱいにせなあかん」
 マイカーに積めるだけ積んで、連日、府内外へ走った。吹田市、泉南市、和歌山市……。各地の教育委員会に飛び込み、「配って下さい」とお願いした。和歌山県境の岬町では、町長が直接、「全戸に配布しましょう」と約束してくれた。
 昔の知人に電話を入れた。全国に支部を持つ芸術鑑賞サークルの紹介も受けた。あらゆるツテを頼って手渡して行った。配り終えるのに二か月かかった。
 しかし、いつになっても手がかりは得られない。歯がゆい。悔しい。黒田さんは思った。「もっと何かできるはずだ」
                  ◎   ◎
 大阪府南部の運送六十八社でつくる「泉南陸運組合」(泉佐野市)は昨年七月初め、計一千台のトラックのドアに友梨ちゃんのポスターを張った。
 遠距離ドライバーの走行距離は、一か月約八千キロ。北は山形から南は鹿児島まで走る。「これを利用できないか」。組合長の内畑谷実さん(61)は、組合の会合で提案した。友梨ちゃんの近所に住み、家族をよく知っていた。「ぜひ協力してほしい」。内畑谷さんの申し出を、「よっしゃ」と全会一致で引き受けてくれた。
 雨風に耐えられるよう、ポスターにラミネート加工を施した。色あせては替え、もう三枚目になった運転手もいる。

 和歌山市の会社員、○○○さん(44)は、帰宅すると、深夜までパソコンに向かうのが日課になった。支援サイト「吉川友梨ちゃん捜索の輪」を運営する。
 「似ている子がいないか注意して街を歩くようにします」。反響は大きく、休日をつぶして百通以上、返事を書くこともある。協力を買って出てリンクしてくる個人サイトの運営者は、北海道から沖縄まで七百四十人に達した。
                  ◎   ◎
 黒田さんは今、一年前に配ったビラが傷んでいないか気になる。「『おかげで無事に発見されました』と、お礼を言って回れる日が早く来てほしい」と願う。
 内畑谷さんは「ポスターを付けて解決の日まで走り続ける」と言う。○○さんは「ネットなら息の長い活動ができるはず」と、協力を惜しまないつもりだ。

 みんなが友梨ちゃんの笑顔を待っている。

<記事提供:読売新聞 2004/05/15 夕2社> 
「帰ってくることだけ考えた」=友梨ちゃん失跡1年で父−大阪

 大阪府熊取町で昨年5月、下校途中に行方不明になった町立北小5年、吉川友梨ちゃん(10)の父親永明さん(43)は15日、同町で会見し、「1年間、あの子が帰ってくることだけを考えてきた」と胸の内を明かした。

 永明さんは遺留品が見つかっていないことを挙げ、「どこかで生きているということ」と強調。「絶対見つかる。あきらめずに帰ってきて」と呼び掛けた。

<記事:時事通信 2004/05/15>
[きっと戻ってくる]友梨ちゃん不明から1年(中)父母 電話…心震え(連載)

 ◆電話鳴るたび心震え

 時々、夜に枕元の電話が鳴る。何か新しい手掛かりがあったのか、犯人からか。大阪府熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)の父、永明さん(43)は、期待と不安の入り交じった思いで受話器を取る。娘にかかわりのない電話とわかると、はりつめた緊張の糸が切れ、やり切れない失望だけが残る。寝付けない。

 もう何度、そんな夜を過ごしたろうか。「大変でしたね、と声をかけられるのが一番つらい。あの日から何も変わっていないのに」。永明さんは絞り出すように話す。
           ◎   ◎
 昨年五月二十日午後六時すぎ。勤務先の中学校で、顧問を務めるブラスバンド部の関係者と会議中、永明さんの携帯が鳴った。「友梨が帰ってこない」。妻、美和子さん(43)の悲痛な声だった。

 自宅の周辺を捜し回った。長い一夜が明けると、永明さんは中学校に、美和子さんは養護教諭を務める小学校に連絡を入れ、「しばらく休ませて下さい」と告げた。

 その時は、「友達の家に行って連絡できないだけだ」と信じて疑わなかった。が、一日たち、二日たつと、ただならぬ事態になっていると悟った。誘拐、連れ去り……。暗く、深い淵(ふち)に沈んで行くような気がした。「いつ連絡があってもいいように、家にいてやりたい」。学校を休めば、子供たちや同僚に迷惑がかかる。しかし、友梨はどこかで助けを待っている。数日後、二人は休職を願い出た。

 二十四時間、どちらかが電話のそばにいるようにした。一日に何度も郵便受けをのぞいた。手掛かりは得られないまま、時間だけが過ぎた。

 一人でも多くの人に呼びかけようと、いなくなった日と同じ毎月二十日、買い物客でにぎわう街頭でビラを配った。
 取材にも、積極的に応じた。行方不明者を捜すテレビ番組で、長時間の生放送にも出演した。忘れられるのが怖かったからだ。「出会った人に、あの子かも知れないと思ってもらえなければ」
           ◎   ◎
 「近くの十七か所すべてのため池の水を抜いて調べます」。十一月、捜査員に告げられた時、永明さんは言いようのない恐怖に駆られた。服が、靴が。いや、友梨が出てくるかも知れない。毎日、結果を聞くことに耐えられそうもない。「すべての捜索が終わるまで何も知らせないでほしい。大きな発見があった時以外は……」と言った。

 二か月が過ぎた。何も出なかった。「生きている何よりの証拠だ」と、永明さんは望みをつないだ。
           ◎   ◎
 友梨ちゃんは、絵が好きだった。サインペン一本あれば、広告の裏にも一心に絵を描いた。「文房具を買ってきてね」。出張に出かける永明さんへの、それが唯一のおねだりだった。

 「母の日」の九日。美和子さんは、いつものように友梨ちゃんの食事を用意し、部屋を掃除した。机にはサインペンの詰まった筆箱とウサギの縫いぐるみ。昨年、「ありがとう」と書いたカードを贈ってくれた笑顔が目に浮かぶ。

 ある日突然、幼い娘がいなくなり、もう一年が過ぎようとしていることが信じられない。季節の感覚もなくなった。一日を生きるのが精いっぱいの暮らしの中で、永明さんは思い続けている。「たとえどんな状況にあっても、とにかく頑張ってほしい。何年たっても、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、家族みんなで待っているから」

<記事提供:読売新聞 2004/05/14 夕2社> 
[きっと戻ってくる]友梨ちゃん不明から1年(上)捜査 空白の30秒(連載)

 ◆空白の30秒を追え

 大阪府熊取町の町立北小学校五年、吉川友梨ちゃん(10)が昨年五月、下校途中に行方不明になって間もなく一年になる。父の中学校教諭、永明さん(43)と母の小学校教諭、美和子さん(43)は、身を切られるような不安に耐えながら、長女の無事の知らせを待つ。「きっと戻ってくる」。家族は願い、その望みをかなえたいと、懸命の捜査と支援が続く。
                   ◎   ◎
 「気をつけて帰りや」
 「はーい」
 昨年五月二十日午後二時四十分、北小グラウンド。社会見学から戻ったバスを降りた四年三組の児童たちは、女性教諭に大きな声で返事した。友梨ちゃんは少し寝ぼけ眼だった。

 見学したのは大阪市此花区の「下水道科学館」。友梨ちゃんはアトラクション「地下探検号」に乗った。上下左右に揺れるカプセルで、正面に映し出された「世界の下水道」を猛スピードで駆け抜ける。興奮して疲れたせいか、帰りのバスではほとんど眠っていた。
 その日は同級生の女児三人と下校した。バスのテレビで放映されたアニメ映画の話題で盛り上がった。見ていなかった友梨ちゃんも、にこにこしながら黙って聞いていた。

 三人がふと気付くと、友梨ちゃんは六十メートルほど先を歩いていた。「バイ、バーイ」。振り向いた友梨ちゃんも「バイ、バーイ」とゆっくり手を振った。

 自宅まで四百メートル。民家が並ぶ真っすぐの坂道を上り切ったところで、すぐ横を同級生の男児の自転車がすれ違った。

 男児は帰宅した後、大急ぎで友達の家へ遊びに行く途中だった。「遅いね」と声をかけると、友梨ちゃんはにこっと目を細めた。目撃証言の積み重ねから突き止めた時刻は、二時五十九分三十秒。友梨ちゃんは、その後三十秒ほどの間に両親と三つ違いの兄を残してこつ然と姿を消した。
                   ◎   ◎
 名古屋港・金城ふ頭。今年一月、前日の大雪で所々に泥混じりの雪が残るコンテナヤードで、大阪府警捜査一課の捜査員ら十人が荷積みを待つ白色ワゴン車を取り囲んだ。

 当初は川への転落なども考えられたが、短時間にいなくなっていることなどから、府警は車で連れ去られたとの見方を強めていた。

 車体の下に潜り込む鑑識課員。指紋、血痕、遺留品。検証は四時間に及んだ。

 友梨ちゃんがいなくなった時間帯に周辺で十数台の車が目撃された。何か見ていないか。府警は一台一台、所有者を割り出したが、半年過ぎても確認できない車が三台あった。その一台の白色ワゴン車にたどり着いた時には、転売され、東南アジアに輸出される直前だった。

 当時、運転していた大阪市内の会社員は府警の聴取に「あまり記憶にないんです」と申し訳なさそうに話した。検証でも不審点は見つからなかった。
 車の追跡捜査はここで途絶え、残る二台は今もわからないままだ。
                   ◎   ◎
 「地割り班」。そう呼ばれる捜査員たちがいる。あの日からほぼ毎日、現場周辺をくまなく歩く。主婦ら三千人を超える人々から話を聞いた。
 初めての人と出会うことはなくなった。が、同じ人から何度でも話を聞く。思い出したこと、言い忘れていたことがあるかも知れない。情報がなく、いらだつ時は自分に言い聞かせる。「友梨ちゃんに会うんだ」

 三月中旬の異動で捜査を離れた府警幹部には、「このまま引き下がれない」という思いがあった。異動に合わせて、三十九人の専従捜査班にベテラン三人を新たに加えた。「何としても解決させたい」。三月末、泉佐野署の捜査本部に足を運び、資料を読み込む、その三人にげきを飛ばした。

 捜査本部を一人で出た幹部は、友梨ちゃんの通学路に立った。もう五十往復以上歩いただろうか。アスファルトの凹凸さえ、体が覚えている。あの三十秒。時間と場所が分かっているのに、なぜ何も出てこない。「手がかりをつかめなければ、刑事じゃない」。捜査員に口にした言葉を、心の中で繰り返していた。

<記事提供:読売新聞 2004/05/13 夕2社> 
[不安社会]第1部 子供を守るために/2 下校、帰宅途中に犯罪集中

 ◇重点警戒で3割減

 熊本市中心部から北部にかけて、昨年発生したわいせつや「声かけ」事案の一覧表がある。熊本北署が作成したもので、記載されているのは発生時刻、被害者の年齢など九つの情報。このデータからは「下校時の危険」が浮かび上がる。

 計183件のうち15歳以下は65件。強制わいせつ22件▽公然わいせつ17件▽声かけ・つきまといが26件――に上った。注目すべきは、時間帯別の件数だ。ちょうど6割の39件が下校または帰宅途中で、午後3〜6時にほぼ半分の33件が集中していた。警察庁が昨年まとめた全国の略取・誘拐事件の発生状況でも、同じ時間帯の発生が126件のうち58件(46%)。二つのデータは符合する。

 同署は発生地点を記した地図を作製し、時間帯別発生数とともに小学校区ごとに設置された防犯協会に提供。熊本大周辺の黒髪小学校区では、子供に犯罪のあった道を通らないよう指導したり、夜間パトロールを実施した。すると、近辺を管轄する交番管内の今年1〜3月の痴漢や街頭犯罪発生件数は、前年同期より3割減った。
  ◇   ◇
 1年前の5月20日、下校時に女児が失跡する事件が、大阪府南部、人口約4万4000人の熊取町であった。「朝、『行ってくるわ』と元気に出て行った子が帰ってこないなんて……」。同町立北小5年、吉川友梨さん(10)の父、永明さん(43)は声を振り絞った。

 自宅からわずか400メートル。午後3時ごろに目撃されたのが最後だった。付近は古くからの民家が建ち並ぶ静かな住宅地。「静かで平和な街なんです。まさか、こんなことに……」と永明さんは話す。同町教委は2週間後、小中学校の全児童・生徒約3900人に防犯ベルを配布した。

 この1年、可能な限り報道機関の取材に応じ、情報提供を呼びかけ続けた。悩んだ末「全国ネットで映像が流れるから」と、「超能力者」が犯人捜しをするテレビ番組にすら協力した。自称・霊能者の情報を基に車を走らせたことも、1度や2度ではない。

 身長135センチ、体重約25キロ。ぽっちゃり顔で右小鼻にほくろ。白ブラウス、制服の紺色スカート姿で薄い黄色のリュックサック。「とにかく無事で」。永明さんは、目撃情報にすがり、電話の横で夜を明かす。大阪府警の捜査本部(0724・64・1234)も、一般からの情報を待つ。
  ◇   ◇
 「犯罪を減らすには人の『目』を地域に潜ませるしかない」。熊本北署幹部はこう指摘する。しかし「犯罪者が減ったわけではない。きっと別のところで同じことをやっているはずだ」と気を緩めない。警戒が薄いところを狙う「移動犯」もいる。同府警など、声かけ事案を把握していない都道府県警は17ある。一部だけで努力しても、子供は守れない。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 街の安全に関するご意見や「子供が連れ去られそうになった」などの体験、「ここに防犯灯があれば安心して歩ける」などの要望を、毎日新聞福岡本部「不安社会」取材班までお寄せ下さい。
ファクスは092・721・6520 電子メールアドレスはfuku―shakaibu@mbx.mainichi.co.jp

<記事提供:毎日新聞 2004/05/01 西部朝刊>
大阪・熊取の不明女児 情報提供求め看板 JR橋本駅前に設置=和歌山

 ◆人権サークルなど 

 昨年五月、下校中に行方不明になった大阪府熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)の情報提供を呼びかける看板(縦九十センチ、横百八十センチ)が二十六日、橋本市のJR橋本駅前に設置された。

 橋本署と地元の人権サークルが元デザイナー、小林由美子さんに依頼し「広げよう 子育て支える 地域の輪 子供の人権大切に」と書き、友梨ちゃんの似顔絵や、行方がわからなくなった当時の身長百三十五センチ、鼻の右側にホクロなどの特徴も知らせている。

 この日朝、署員やサークル会員らは看板を駅前のさくに取り付けた後、ビラ千二百枚を通勤通学の人たちに配布した。

 世話役の阪口繁昭さんは「友梨ちゃんのことは誰かが知っているはず。こんな呼びかけが各地に広がってほしい」と訴えている。

 情報は同署(0736・33・0110)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/04/27 セ和歌> 

大阪・熊取町の女児不明 「情報知らせて」−−橋本駅前に啓発看板設置 /和歌山

 ◇願いは子供の人権を守ること

 子育て支援と、1年前に下校途中行方不明になった大阪府熊取町の吉川友梨さん(当時小学4年生)の情報提供を呼び掛ける啓発看板が26日、橋本市古佐田のJR・南海橋本駅前に設置された。5月5日からの児童福祉週間を機に地元の人権サークルと橋本署が、子供の人権を守る活動の一環として取り組んだ。

 看板は縦90センチ、横1・8メートル。「広げよう子育て支える地域の輪・子供の人権を大切に」「熊取町で行方不明の友梨ちゃんがんばって」と、友梨さんの似顔絵や特徴、橋本署の電話番号(0736・33・0110)などを書き、「どんな小さな情報でも知らせてね」と呼び掛けている。

 午前7時から約1時間、サークルのメンバーや署員ら15人が駅前や通勤電車内で協力を呼び掛けるビラ1200枚を配布。駅正面の通路に看板を取り付けた。

<記事提供:毎日新聞 2004/04/27 和歌山>
大阪・熊取の不明女児「情報を」 市民団体など橋本で26日、協力訴え=和歌山

 ◆橋本で26日、人権サークルなど協力訴え 

 昨年五月、下校途中に行方不明になった大阪府熊取町立北小五年、吉川友梨ちゃん(10)について、橋本市内の人権サークルと橋本署は、情報提供を求めるビラ千二百枚を製作、二十六日にJR橋本駅で乗降客に配布し協力を訴える。

 ビラには、ピースポーズをとった表情と、花束を持った写真二枚と、同小の校章や制服、花柄の靴下なども写真紹介。鼻の右側にあるホクロなどの特徴も記した。

 また、同市内の元デザイナーが友梨ちゃんの似顔絵いり看板(縦九十センチ、横百八十センチ)も製作、サークル会員や署員らは同日早朝に、同駅前に看板を立て、通勤・通学者らにビラを配る。

 五月五日から始まる児童福祉週間を控え、世話役の阪口繁昭さんは「看板には『広げよう 子育て支える 地域の輪 子供の人権を大切に』と書きます。どんな小さな情報でも教えて」と訴えている。情報は同署(0736・33・0110)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/04/20 セ和歌>
熊取の吉川友梨ちゃん不明11か月 担任続け出迎えたい 小学校が配慮/大阪 

 下校途中に行方が分からなくなった大阪府熊取町立北小の吉川友梨ちゃん(10)は今月、五年に進級し、クラス替えで新しい級友ができた。二十日で行方不明から十一か月。父の永明さん(43)は「一日も早く、友達に会わせてやりたい」と訴えている。

 友梨ちゃんは四年三組から五年三組になり、教室も級友もかわった。しかし、担任の女性教諭は「いつでも私が迎えてあげたい」と、友梨ちゃんの担任を続けることを希望し、学校側もこれを認めた。

 新しい教科書は、始業式のあった八日、担任教諭が自宅へ持参。配られるプリント類は友梨ちゃんの机の中に保管し、級友らが定期的に届けるという。

 五年生からクラブ活動を始める同小では、今月中に児童の希望を聞くが、友梨ちゃんについては両親と相談して決めるという。永明さんは「ボールを使うスポーツをやってみたいと話していたので、球技のクラブを選んでやりたい」と言う。

<記事提供:読売新聞 2004/04/20 2社> 
【がんばって友梨ちゃん】大阪・貝塚の市民団体「あいうえお」全国規模で支援活動

 ◆不明11カ月

 大阪府熊取町で昨年五月、下校途中に行方不明になった同町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)を捜し出そうと、市民団体「あいうえお」(大阪府貝塚市)が支援活動を続けている。先月三十一日の友梨ちゃんの誕生日には東京、名古屋など全国各地でビラを配った。二十日で行方不明から十一カ月。メンバーは「無事発見まで活動を続ける」という。

 「あいうえお」は貝塚市南町のマンションで、二十四時間保育室と訪問介護施設を運営。低料金に抑え、働きながら子育てをする若い母親を支援している。会員は十五人で地域の主婦や保育士らが中心。友梨ちゃんの自宅が近いことや、「人ごととは思えない」「子供は地域で守らなくては」との声が会員から相次ぎ、捜索活動の支援を始めた。

 ホームページ(HP)には、友梨ちゃんの写真や特徴を記したビラを掲載。毎月二十日前後には、父親の永明さん(四三)のメッセージを更新し、永明さんも「大変、心強い」と期待している。

 友梨ちゃんの十歳の誕生日だった先月三十一日には、会員が全国の知り合いに呼びかけ、JR東京駅やJR名古屋駅など全国十三カ所で計八千枚のビラを配布した。大阪・ミナミの南海難波駅前では、永明さんと一緒になって通行人に情報提供を呼びかけた。

 活動計画の立案やHPの更新作業をしている「あいうえお」の林仁美さん(二八)は「両親の気持ちを察すると、いたたまれない。何かをせずにはいられない。これからも支援の輪を広げ、必ず友梨ちゃんを見つけ出す」と話している。
                  ◇
 友梨ちゃんに関する情報提供は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/04/20 大阪朝刊>
[大阪を安心のまちに]愛犬パトロール隊/集配バイクにシール/危険個所冊子に


 ◆犯罪許さぬ“目”さまざま  
 子どもたちを犯罪から守ったり、多発するひったくりを防いだりするため、地域住民や警察、郵便局などによる様々な取り組みが、府内で広がりつつある。
 
 《愛犬》 
 ◆パトロール隊熊取で結成 
 小学五年の吉川友梨さん(10)が下校途中に行方不明になった熊取町で、愛犬家でつくる「わんだふるくらぶ」(伊藤節夫代表、会員約四十人)が十七日、愛犬パトロール隊を結成した。犬の散歩を街頭犯罪の抑止に生かすのが目的で、小学生の登下校に合わせて通学路を歩き、子どもたちの安全確保に努める。

 この日、同町長池の公園で行われた発隊式には、体長一メートル以上もあるグレートピレニーズから小型犬チワワまで、そろいの緑色ユニホームを着た犬二十五匹と会員三十人が参加。あいさつに立った泉佐野署員は「警察だけでは目の届かない時もあるので、飼い主とワンちゃんの目をお借りし、警戒を一層充実させたい」と期待を込めた。

 同隊は、通学路周辺で不審者を発見したらすぐに警察に通報するほか、一人暮らしのお年寄りにも積極的に声をかけるなどし、万一の異変を素早く把握できるよう心掛けるとしている。

 伊藤代表(64)は「犬を見かけるとかわいがってくれる子が多いので、子どもたちの間にすぐに浸透するはず。いざという時に頼ってもらえる“動く子ども110番の家”を目指して頑張りたい」と話している。

<記事提供:読売新聞 2004/04/18 大阪2> 

子どもの安全守れ! 愛犬パトロール隊 大阪・熊取

犬の散歩中に子供を見守り、不審者を見かけたら警察に通報する「愛犬パトロール隊」が大阪府熊取町でできる。同町では吉川友梨さん(10)=町立北小学校5年=が昨年5月20日から行方不明になっており、町教委は5月16日に大規模な集会を計画、防犯活動を強化して友梨さんの捜索活動に引き続き力を入れる。泉佐野署によると、同隊の設置は関西では初めての試み。

 隊員は町内の愛犬家でつくる「わんだふるくらぶ」の会員約40人。「わんわんパトロール」と書いた反射材つきのウエアを犬に着せ、通学時間や通学路に合わせて散歩コースを設定する。

 友梨さん事件の捜査本部がある泉佐野署が同会に打診し、ウエア100着も用意した。

 5月16日の集会には友梨さんの父親の永明さんも参加し、併せてJR大阪駅や高速道路のサービスエリアなどで約5万枚のビラを配ったり、古くなったポスターをはり替えたりする。

 情報提供は捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事:asahi.com 2004/04/12>

友梨ちゃんも5年生学級に 熊取・北小で始業式

 昨年五月二十日から行方が分からなくなっている大阪府熊取町の町立北小五年、吉川友梨ちゃん(一〇)が在籍する同校で八日、新年度の一学期の始業式が行われた。武田薫校長は「(友梨ちゃんは)きっと帰ってくると信じて、みんなで待ちましょう」と児童らに語りかけた。友梨ちゃんは五年生となり、この日は新しいクラスやクラスメートも発表された。担任教諭は四年生時と同じという。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/04/08 大阪夕刊>
交通事故や犯罪防止呼びかけ 桜の枝に短冊110枚 橋本の公園=和歌山

 春の全国交通安全運動を前に、橋本高校野球部員と橋本中学校美術部員らが二日、交通事故や犯罪防止の標語入り短冊百十枚を橋本市古佐田の丸山公園の満開の桜並木に掲げた。

 橋本署などが協力を依頼。同中美術部員約二十人が「そのねがおチャイルドシートが守ります」などと書いた百枚に加え、昨年五月から行方不明になっている大阪府熊取町立北小四年、吉川友梨ちゃん(10)の顔写真を入れ「どんな小さな情報でも橋本署(0736・33・0110)に知らせてね」と呼びかける十枚を製作。広畑良次監督ら同高野球部員四十人が脚立に登り、公園内の市道沿いの桜の枝につるした。

 同署の松本和也交通課長が感謝の言葉を述べ、世話役の阪口繁昭さんは「大勢の桜見物客にアピールできれば」と話した。

<記事提供:読売新聞 2004/04/03 セ和歌> 
桜に祈る「交通安全」 願い込め短冊100枚−−橋本・丸山公園 /和歌山

 ◇中学生が制作、高校生が結ぶ

 橋本市古佐田の桜の名所、丸山公園周辺の桜並木に2日、交通安全を呼びかける短冊約100枚が飾られた。橋本中学美術部(田宮梨都部長)の部員20人が制作し、橋本高校野球部の井ノ上順一主将ら40人が、針金で枝に結びつけた。

 同公園は1916年に旧伊都郡内最初の公園に指定され、約50年前、地元有志が桜約200本を植樹。市街地を一望する高台にあり、花見の名所として親しまれている。
近くにある橋本高生らは花のトンネルの下を登下校している。

 ◇大阪の不明女児情報呼び掛けも

 短冊は縦55センチ、幅15センチで「その違反小さな瞳が見つめてる」「もしもしは、車に乗る前、降りてから」などの交通安全標語が書かれている。また、大阪府熊取町で行方不明になっている吉川友梨ちゃんについての情報提供を呼びかける短冊10枚も一緒に下げた。【上鶴弘志】

<記事提供:毎日新聞 2004/04/03 和歌山>
帰ってから誕生日祝う 行方不明の友梨ちゃん10歳


 行方不明の吉川友梨ちゃんの情報提供を呼び掛け、ビラを配る父永明さん=31日午後、大阪市中央区
 
 大阪府熊取町で昨年5月、下校途中に行方不明となった町立北小4年の吉川友梨ちゃんが31日、10歳の誕生日を迎えた。

 「無事に帰ってくるために全力を挙げたい。誕生日は無事に帰ってきてから一緒に祝う」と中学教諭の父永明さん(42)。この日は大阪・ミナミの南海電鉄なんば駅前で、友梨ちゃんの写真が入ったビラを配り、情報提供を呼び掛けた。

 泉佐野署捜査本部によると、これまでに全国から「似た子どもがいる」など約1100件の情報が寄せられた。

 捜査本部は3月から捜査員を増やし、情報の確認や聞き込み捜査を強化してきたが、手掛かりがつかめない現状に捜査幹部は「誕生日までに解決するというのが一つの目標だった」と唇をかむ。

 情報提供は捜査本部、電話0724(64)1234。






<記事・写真:共同通信 2004/03/31>
誕生日「家族全員で祝いたい」=友梨ちゃんの父、情報提供訴え−大阪

 大阪府熊取町で昨年5月20日、下校途中に行方が分からなくなった町立北小4年の吉川友梨ちゃん(10)が31日、10回目の誕生日を迎えた。不明になって10カ月余り。父親の永明さん(43)は「誕生日は友梨が無事に戻ってきてから家族全員で祝いたい」と話した。

 永明さんは同日、大阪市中央区の南海難波駅で、自分のメッセージをホームページ(HP)で公開している民間非営利団体(NPO)とともに、情報提供を呼び掛けるビラを配った。 

<記事:時事通信 2004/03/31>
【がんばって 友梨ちゃん】10歳誕生日、父親らビラ配り 「私たちに力貸して」

 大阪府熊取町の自宅近くで昨年五月に行方不明になった吉川友梨ちゃんの十歳の誕生日になった三十一日、父親の永明さん(四三)や同府貝塚市のNPOのメンバーが、大阪、名古屋、東京など全国十三カ所で情報提供を求めるビラを配った。

 大阪では、永明さんがミナミの街頭に立ち、友梨ちゃんの特徴や写真が印刷されたビラを道行く人たちに手渡し、「どんな小さな情報でも」と呼びかけた=写真。

 永明さんは「誕生日までに見つかれば一番よいと思っていたが…。娘はどこかで絶対に生きている。一刻も早く見つけてやりたい。どうか私たちに力を貸してください」と話している。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/03/31 大阪夕刊>
【がんばって 友梨ちゃん】祝えぬ10歳の誕生日 4月から5年生

 ◆父親 クリスマス、正月…「帰ってきたら全部まとめて」

 昨年五月二十日、下校途中に行方不明となった大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃんが三十一日、十歳の誕生日を迎える。昨年は和歌山へ家族旅行に行き、思い出いっぱいの誕生日だったが今年は家族と離れたまま。父親の永明さん(四三)ら家族は、四月から五年生となる友梨ちゃんが一刻も早く無事に戻ることを毎日願っている。

 教師の永明さんにとって三月は、年度替わりということもあり毎年仕事が忙しい。しかし、昨年の友梨ちゃんの誕生日は、兄が中学進学を控えていたため、「部活動などで旅行できる機会も少なくなるかも」と三月三十日から一泊二日の日程で、和歌山県の那智勝浦に家族旅行に出かけた。

 楽しかった家族旅行から一年。友梨ちゃんが行方不明のままの今年の誕生日は予定を入れていないという。

 「クリスマス、正月も何もしていないし、取り立てて何かしようとも考えていない。友梨が帰ってきたら、全部まとめてしてあげたい」
 そう永明さんは語る。

 捜索が難航するなか、誕生日が近づいてきたことを意識しないように心がけてきたという永明さんだが、「やはり誕生日は気持ちが違う」。また、「(友梨ちゃんの)学年が変わってしまうことを思うと本当につらい」と苦しい胸の内を打ち明けた。

 「いつ連絡があってもいいように」と家族は今も電話のそばで寝起きを続けている。疲労も不安もピークのまま。永明さんは、「子供の成長は早い。あまり考えたくないが背も伸びて顔つきも変わっているかもしれない。今は友梨が戻ってきたとき、どうやって元の生活を回復しようかということを考えています」と話していた。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/03/31 大阪朝刊>
熊取町の女児不明事件 友梨ちゃん10歳の誕生日 父ら情報求めビラ配り/大阪

 昨年五月、下校途中に行方不明となった大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃんが三十一日、十歳の誕生日を迎えた。父親の永明さん(43)は、支援団体のメンバーらとともに、大阪市中央区の南海電鉄難波駅周辺で、友梨ちゃんの顔写真や特徴を記したチラシを通行人に配り、「どこかでがんばっている娘のためにも、どんな小さな情報でも教えてください」と呼びかけた。

 昨年のこの日は、家族旅行で和歌山県に行き、イチゴ狩りを楽しんだという友梨ちゃん。府警の捜査でも有力な手がかりは得られておらず、永明さんは「誕生日までには帰ってくると信じていた……。時がたっても私たちは、友梨がいなくなった〈あの日〉のまま。世間の人たちに、十歳になった娘のことを思い出してもらいたい」と話した。

 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/03/31夕2社>  
バザー収益などで軽乗用車寄贈 女性奉仕団体が6市町に/大阪 

 「国際ソロプチミスト大阪―りんくう」(塩谷千歳会長、三十五人)は、泉佐野市内のホテルで開かれた「認証十周年記念式典」で、会員からの浄財やチャリティーバザーの収益金などで購入した軽自動車計六台を「地域の巡回に役立てて」と、泉佐野、泉南、阪南各市と熊取、田尻、岬各町に寄贈した。

 塩谷会長は、昨年五月、下校途中に行方不明になった熊取町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)のことに触れ、「安心して住むことができるまちづくりに役立ててほしい」とあいさつ。目録を受け取った新田谷修司・泉佐野市長は「子どもたちの健全育成のために使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。

 式典では、地元の障害者施設や介助犬の育成団体などに寄付金が贈られ、読売光と愛の事業団にも三万円が寄付された。

<記事提供:読売新聞 2004/03/30 大阪2> 
不明の友梨ちゃん5年進級へ 大阪・熊取の小学校


 吉川友梨ちゃんが行方不明のまま修了式を迎えた熊取町立北小学校=24日午前、大阪府熊取町
 
 大阪府熊取町で昨年5月、下校途中の吉川友梨ちゃん(9つ)が行方不明になった町立北小学校で24日、修了式があり、武田薫校長は「友梨さんは無事に発見される。希望を失わず声援を送ろう」と約520人の全校児童に語りかけた。
 同校は、友梨ちゃんを4月から5年生に進級させることを決定。通信簿などは担任が今月中、同級生らが折った千羽鶴約1万羽とともに両親のもとに届ける。
 24日朝の熊取町は小雨。武田校長は修了式後の記者会見で「長期化すれば風化するというが、今も一日一日が友梨ちゃんの失そう直後と同じ思い」と話した。
 同校では、PTAが中心となって「北小安全マップ」を作成。危険な場所を地図と写真で示し、不審者などへの注意を呼び掛ける内容で、今月中に校区内の全自治会に3500枚配布する予定。

 友梨ちゃんは昨年5月20日午後3時ごろ、自宅近くの通学路で目撃されたのを最後に行方が分からなくなっている。

<記事・写真:共同通信 2004/03/24>
「友梨ちゃんと新学期迎えたい」 不明10か月 願いの終業式/大阪・熊取

 二十四日、大阪府内のほとんどの公立小中学校で終業式があり、昨年五月、下校途中に行方不明になった熊取町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)が通う同校では、五百二十五人の児童を前に、武田薫校長が「五年生になった友梨ちゃんと一緒に新学期を迎えましょう」とあいさつした。

 友梨ちゃんの無事を祈って児童や教師らで作ってきた折り鶴は、約六万羽に達した。それでも児童たちは「元気に戻るまで折り続ける」と言い、今も一羽、一羽とその数を増している。

 学校側も、友梨ちゃんがすぐに勉強を始められるよう、給食費や教材費は引き続き集金し、プリント類も机の中に保管。式後、記者会見した武田校長は「一日一日が重く感じられ、行方不明になった直後と同じ思い。今月三十一日の誕生日までには元気な顔を見たい」と話した。

 通知表は、折り鶴一万羽を添えて今月中に両親の元に届けられる。

<記事提供:読売新聞 2004/03/24 夕2社> 
友梨ちゃん失跡から10カ月 31日は誕生日 「必ず見つかる」

 ◆父と同級生ら50人ビラ配り

 昨年五月二十日に行方が分からなくなった大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(九つ)の父親、永明さん(四三)らが二十日、失跡から丸十カ月にあわせ、泉佐野市内のショッピングセンターで、情報提供を求めるビラ配りを行った。

 ビラ配りに参加したのは永明さんのほか、友梨ちゃんの同級生を含む同小学校の児童ら約五十人。「どんな小さな情報でもかまいません」などと買い物客らに声をかけながら、約二千枚のビラを配布した。

 永明さんは「必ず見つかると信じている。友梨の誕生日は三月三十一日。それまでに見つかれば一番よいと思っています」と話した。

 泉佐野署捜査本部はこれまでに、延べ一万三千人の捜査員を投入。当日に現場周辺を通行した車両の絞り込みや聞き込みなどを続けている。情報提供も千件を超え、他府県警とも連携しながら捜査を続けている。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/03/21 大阪朝刊>
熊取・女児不明10か月 友梨ちゃんの父ら情報求めビラ配り/大阪

 大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって十か月となる二十日、父親の永明さん(43)と、友梨ちゃんの同級生、同校教員ら約五十人が泉佐野市内のショッピングセンターで、友梨ちゃんの顔写真や特徴を記したビラ約二千枚を配り、情報提供を呼びかけた。

 永明さんは「過去の事件と思われていないか心配だったが、多くの人に温かい言葉をかけてもらった。誕生日の三十一日までに見つかれば一番いい。帰ってくると信じている」と語り、同級生の男子(10)は「みんなで毎日、友梨ちゃんの机を掃除して、プリントも入れています。早く帰ってきてほしい」と話していた。

 泉佐野署捜査本部に寄せられた情報は十九日現在で千八十五件に達したが、今のところ、有力な手がかりはないという。
情報提供は同捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/03/21 特社会> 
大阪・熊取町の女児不明から10カ月 「友梨、新学期までには」 情報求め父らがビラ

 大阪府熊取町立北小4年の吉川友梨さん(9)が昨年5月20日に行方不明になってから、20日で10カ月がたった。父永明さん(43)や同小PTAの人らはこの日、「新学期までに友梨さんを返して」と地元で2000枚のビラを配った。府警泉佐野署捜査本部も引き続き、不審者情報などの提供を呼び掛けている。

 正午から、同小PTAの父母や同級生、卒業生ら50人が熊取町に隣接する同府泉佐野市のショッピングセンターで、友梨さんの写真や特徴を記したビラを配布した。永明さんも「お願いします」と頭を下げながら買い物客らにビラを手渡した。永明さんは「3月31日は友梨の10歳の誕生日でもあり、新学期に間に合うようにぜひ帰ってきてほしい」と語った。
 情報提供は府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。 【野原靖、藤田文亮】

<記事提供:毎日新聞 2004/03/21 大阪朝刊>
誕生日までに見つけて 友梨ちゃん不明10カ月

 大阪府熊取町で昨年5月、町立北小4年の吉川友梨ちゃん(9つ)が下校途中に行方不明となってから10カ月になる20日、父永明さん(43)らは熊取町に隣接する大阪府泉佐野市のショッピングセンターでビラを配り、情報提供を求めた。

 同小の武田薫校長や友梨ちゃんの同級生ら約50人も参加。「友梨ちゃんを捜してます」と買い物客にビラを手渡した。

 同じクラスの平井千勇君(10)は「早く帰ってきてほしい。また一緒に遊びたい」。永明さんは「必ず見つかると信じている。友梨の誕生日の3月31日までに見つかれば1番いい」と話した。

 泉佐野署捜査本部はこれまでに延べ約1万3000人の捜査員を投入。現場付近の住民への聞き込みなどを続けているが、有力な手掛かりはなく、捜査は難航している。

 友梨ちゃんは昨年5月20日午後3時ごろ、自宅から約420メートル離れた通学路で目撃されたのを最後に行方が分からないまま。

<記事:共同通信 2004/03/20>
【がんばって 友梨ちゃん】友の無事祈り鶴6万羽 熊取・女児不明から10カ月

 ◆この春5年生「教室で待ってるよ」

 大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(九つ)が行方不明になって二十日で十カ月。同小では、友梨ちゃんの無事を願う同級生らの折り鶴作りが続いており、すでに六万羽を超えた。「『帰ってきてほしい』という気持ちの表れ」と武田薫校長。間もなく誕生日を迎える友梨ちゃんのために、千羽鶴にして自宅に届けるという。

 折り鶴作りは、昨年夏から同級生の四年生約九十五人が始めた。次第に各学年でも作るようになり、今では全校児童約六百三十人に“輪”が広がった。

 すでに約四万六千羽が折られていたが、今月三十一日の友梨ちゃんの十歳の誕生日に合わせ、三学期で新たに一万五千羽が折られたという。
 四年の各クラスの棚に置かれた箱の中は折り鶴であふれ、「頑張れ」「早く帰ってきてね」といったメッセージが記されている。時間が経過しても折り鶴が増えるペースは変わらず、武田校長は、「子供たちの無事を願う気持ちがいかに強いかわかる」と話す。

 友梨ちゃんは今春、五年生に進級することが決定。友梨ちゃんの机には、日々のプリント類が引き出しに入れられ、連絡事項は、児童らが交代でノートに記し続けているという。

 武田校長は「いつ帰ってきてもいいよう、みんなでできる限りのことを続けている。二十四日の終業式では、児童に『みんなの強い思いは、きっと友梨ちゃんに届いている』と伝えたい」と話している。
                ◇
 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/03/20 大阪朝刊>
熊取・女児不明 友梨とケーキ食べ誕生日祝いたい 父がメッセージ/大阪

 ◆父がメッセージ「もう少しがんばるんだよ」 もうすぐ10歳

 昨年五月、下校途中に行方不明となった大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)=写真=は三十一日、十歳の誕生日を迎える。父の永明さん(43)は読売新聞に短いメッセージを寄せ、「家族で一緒にケーキを食べて祝う、ごく普通の誕生日を過ごしたい」と、娘の無事を願った。

 メッセージは、永明さんが時間をかけて言葉を探し、はがき大のカードにボールペンで丁寧に記した。
 〈友梨、ぜったいに無事に帰ってこれるからね。もう少しだけ、がんばるんだよ  父さんより〉

 家族は今も、電話のある部屋で寝起きしながら連絡を待ち続け、友梨ちゃんを含む四人分の夕食をテーブルに並べる。正月も、ひな祭りも、祝うことはなかった。永明さんは「時間や季節の感覚がないまま月日が過ぎていく」と語る。

 春は、友梨ちゃんにとって楽しいイベントがたくさんある季節だ。

 三月末には、電子オルガン教室の発表会がある。猛練習の音が家中に流れているはずだった。そして誕生日。春休みにあたるため、毎年、家族四人だけで祝ってきた。

 昨年は和歌山県へ旅行し、「何でも好きなことをしていいよ」という永明さんに、「イチゴ狩りをしたい」と答えた友梨ちゃん。鈴なりの真っ赤なイチゴに目を輝かせた。

 「子供の誕生日を家族で一緒に過ごしたい。親として当たり前のことを望んでいるだけです」

 家族と離れて誕生日を迎えたことのない友梨ちゃんの姿に思いをはせ、永明さんは「何としても今月中に帰してほしい」と訴える。

 行方不明から十か月となる二十日、情報提供を呼びかけるチラシを手に、街頭に立つ。

<記事提供:読売新聞 2004/03/18 夕一面>      
[目を向けよう!子どもの安全](3) 地域と保護者 防犯で連携

◆愛犬家や警察OBが協力

 子どもの安全を守るには、「自分で自分を守る」技能を身につけるための安全教育だけでなく、保護者と地域、行政が手を結んで子どもを守る機運を作ることが大切だ。バラバラに取り組むのでなく、気になる情報などを交換しあう「開かれた防犯対策」が求められている。

 大阪府南部の熊取町。一昨年5月、当時小学4年だった吉川友梨ちゃんが下校途中に行方不明になり、まだ見つかっていない。このことは、地域住民たちが子どもたちの安全に目を向ける大きな契機になった。

 愛犬家約70人でつくる「わんだふるくらぶ」は朝夕の散歩時に、愛犬に目立つ薄緑色のウエアを羽織らせ、不審者などに気を配る「わんわんパトロール」を昨年春から行っている。動く「子ども110番の家」だ。

 地域の警察署や防犯協会と連携し、「女子中学生が車で連れ去られそうになった」などの情報があるたびに、会員間でファクスをやりとりし、目配りの参考にしている。代表の伊藤節夫さん(65)は「朝夕の散歩を、登下校の時間に合わせ、子どもたちに安心してもらえるようにしています」と話す。妻郁子さん(57)も「最近は『あっ、わんわんパトロールや』と幼い子から声がかかるようになりました」と定着に自信を見せる。


 不審者などの発見とともに、危険個所の把握も重要だ。同町では、子どもたちの意見を参考に、小学校区ごとの「安全マップ」作りを行っている。これまでにひやりとした事件が起きた場所や、万一のときに駆け込む「子ども110番の家」はどこにあるのか、などを地図に書き入れ、学校内に掲示するなどしている。

 下校時の通学路では、保護者らが交差点などに立つ。交代とはいえ、毎日の立ち番は負担だ。保護者らの自助努力だけに任せるわけにはいかない、と町の旗振りで、警察OBらでつくる「熊取安全パトロール隊」も発足した。2人一組で専用車2台に乗り、通学路や人通りの少ない道などを毎日、回る。

 「プロの目から、さまざまな視点でチェックしています」と同隊の久保慶典さん(61)。公園周辺で見かけた見知らぬ人、物陰などに不自然に止められた車やバイク、自転車などに目を光らせ、ゴミの不法投棄などもチェックする。


 未解決のまま、張り詰めた警戒状態が続くなか、ボランティアらの負担感も少なくない。「いつまで緊急対策を続けるのか」「そこまで必要があるのか」との声もある。

 「うまく交代しあったり、引き継ぎしたりで、いい意味での平常化を図りたい」と同町教育次長の田中豊一さん。「複数の取り組みが網のように重なることが、犯罪者が近寄りがたいムードに結びつく」と理解を求める。

 取り組みが始まった2003年度は、町内での犯罪発生率が前年度比で約3割も減った。現在も、「犯罪者が近寄りがたいムード作り」は続いている。

<記事:読売新聞 2004/03/10>
【がんばって 友梨ちゃん】不明9カ月 子供守るのは「大人の責任」

 ◆熊取町 「こども110番」活動広がる

 大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(九つ)が行方不明になって二十日で九カ月。町では、不審者から逃れるために掛け込んだ子供を保護する「こども110番の家」に登録する家が急増している。登下校中の子供に声をかけたり、通学路のパトロールもこなす。地道な活動の広がりだ。

 下校中の友梨ちゃんが昨年五月に行方不明になった現場から約三キロ離れた地区にある主婦、菅野正子さん(六〇)の自宅には、「110番の家」を示す黄色い小旗が翻っている。

 「どうしたん。きょうは見慣れん友達と一緒やな」。飼い犬と散歩しながら子供たちに声をかけるのが、菅野さんの日課だ。買い物に出かけるときも、あえて人けのない道を選んで、異常がないかどうかを確かめる。大きなため池もあり、近づかないようにしかることもあるという。

 「こども110番の家」は平成九年に起きた神戸市の連続児童殺傷事件を機に全国で導入された制度。市町村の教育委員会に協力を申し出ることで登録できる。大阪府内では一般家庭や事業所計約十万軒が登録。菅野さんが登録したのは七年前だが、熊取町では友梨ちゃんが行方不明になって以来、約五百軒から約九百四十軒とほぼ倍増した。

 菅野さんも友梨ちゃんのことが心配だ。「あんなにかわいい子がこの町で、なぜ…」。そして、子供たちを守ることは地域の大人たちの責任だと考えている。

 「最近よく、『親の目が子供たちに届かない』ともいわれますが、その親を育てたのは、私たちの世代。あいさつを通して、みんなが顔見知りになれば、不審者が町に来てもすぐわかる。子供の安全を守るために、それぞれができることをやってほしい」
                ◇
 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/02/20 大阪朝刊>
熊取の小4不明9か月 時間止まったまま 友梨ちゃん支援600サイト

 「無事でいる、と信じています。どうか皆さんの力を貸してください」。大阪府熊取町立北小4年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明となって20日で9か月。手がかりを求めて、インターネットで情報提供を呼びかける支援の輪が広がっている。開設された関連サイト数は600にも達し、友梨ちゃんの父、永明さん(43)の訴えも、今日からNPO法人のホームページ(HP)に掲載される。「娘に1日も早く会いたい」と、悲痛な祈りを込めたメッセージだ。

 永明さんは、友梨ちゃんの行方を追い求め、新聞やテレビの取材にも積極的に応じてきた。隣接する貝塚市を拠点に子供たちを守る活動に取り組む「全国生活支援事業団」の郡山貴裕理事長は、そんな姿にうたれ、先月、友梨ちゃん宅を訪問。「1人の力はしれている。HPを活用すれば日本中の人が力になれる」と、今の思いをつづってくれるよう頼んだ。

 メッセージは約500字。「友梨がいなくなったことを過去のことと思う人もいるかもしれないけれど、私たちにとっては時間が止まったままで、昨日のことのようです」「3月31日の10歳の誕生日までには帰ってきてほしい」などと心の内を明かしている。

 郡山理事長は「人ごととは思わず、友梨ちゃんに目を向けてくれる人を1人でも増やしたい」と願う。

 様々なHPでも、情報提供が呼びかけられている。

 和歌山市の会社員○○○さん(44)は、「吉川友梨ちゃん捜索の輪」と題したHPを開設した。アクセスは1日約400件。「友梨ちゃんの顔を忘れないで」と、携帯電話の待ち受け画面用に顔写真もダウンロードできる。○○さんは「ご両親と面識はないが、子を持つ親の気持ちは同じ。無事に戻ってくるまで支援したい」と話す。

 熊取町役場のHPでは、行方不明時の服装などの特徴を掲載。個人のサイトでも、泉佐野署捜査本部の連絡先(0724・64・1234)や顔写真、新聞記事などを掲載している。

 吉報を待ち続ける永明さんは「友梨のことを知らない人までネットで協力してくれるのは、本当にありがたい」と話している。

<記事提供:読売新聞 2004/02/20 大阪社会>
熊取の吉川友梨ちゃん不明8か月 地域ぐるみ防犯活動 早期発見願いパト/大阪

 大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって二十日で八か月。有力な手がかりが得られないまま越年したが、同町では友梨ちゃんの早期発見と子供の安全を守る地域ぐるみの活動が続いている。

 町教委は、これまでに約二千百個の防犯ブザーを希望者に貸与し、小学生の大半に行き渡った。町教委は「目立つ黄色のブザーをランドセルに付けているだけでも大きな犯罪抑止効果がある」と強調する。

 さらに「散歩や植木の水やりは、児童の登下校時間に合わせてほしい」と、町民に呼びかけ、今では通学路で立ち番するPTAらとともに、防犯の大きな柱に。児童らが危険を感じた時に駆け込む「こども110番の家」も、行方不明後、約五百軒から約九百四十軒へとほぼ倍増した。

 昨年十二月には、府警OB二人を含む計二十人による町の「安全パトロール隊」が結成され、平日四時間ずつ、二―四人のチーム編成で巡回を始めた。痴漢やひったくりなどが多発する場所をパトロールしながら、今も友梨ちゃんを捜し続けている。大野広介・町教委理事は「大人の目を子供たちに向けることが最大の安全対策。今年も新たな手だてを考え、防犯をさらに充実させていく」と言う。

 友梨ちゃんの父、永明さん(43)は「今も電話のある部屋で寝て、連絡を待っている。三月三十一日は、友梨の十歳の誕生日。何としても我が家で祝ってやりたい。その日までに、友梨を私たちの元に帰してほしい」と訴えている。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2004/01/21社会> 
【がんばって 友梨ちゃん】不明から8カ月 子供たち見守るパトロール隊

 ◆「町の安全に役立てば…」

 大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨(ゆり)ちゃん(九つ)が行方不明になって二十日で八カ月。警察による懸命な捜査は続いているが、地元・熊取町では、緑色のユニホーム姿の「安全パトロール隊」が、一刻も早い友梨ちゃんの発見と町の安全確保を目指して巡回活動を続けている。

 「遊んでいる子供たちに『気いつけや』と声をかけると、元気よく『はーい』と返事が返ってくる。励みになるし、頑張ろうって思いますよ」。町内に住む無職、義本清さん(六六)も、パトロール隊の一員だ。

 パトロール隊は、町嘱託の警察官OB二人と、公募のボランティア十八人の二十人で組織されている。

 昨年十月から活動を開始、聞き取り調査で作製した安全マップをもとに週二−三回、四人一組で活動。子供たちの登下校に立ち会ったり、ごみの不法投棄、違法駐車に目を光らせるなど、幅広い防犯活動を展開している。
「町の安全に少しでも役立てばうれしい」と義本さん。しかし、子供たちを見つめながら、いつも頭に浮かぶのは友梨ちゃんのことだという。「なんでこんなことになったのか。不思議で仕方がないが、腹立たしさをぶつける場所もない」

 義本さん自身、小学一年生の男の子を年長に、六人の孫を持つ「おじいちゃん」である。

 「時々、孫が事件に巻き込まれる夢を見る。目が覚めて不安になり、孫に電話をかけてしまうんです」。友梨ちゃんと孫を重ね合わせ、胸を痛める。「友梨ちゃんのことは他人事とは思えない。われわれの力はわずかだが、できるだけのことをしていきたい」
                ◇
 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(TEL0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2004/01/20 大阪朝刊>
大阪府や兵庫県などで3学期の始業式 大阪市の小学校、寸劇で安全訴え

 大阪府や兵庫県など多くの学校で8日、3学期の始業式があった。各地で子どもが被害に遭う事件が多発していることから、集団登下校を続ける小学校も目立ち、大阪市の小学校では、警察官による安全教育も行われた。

 大阪市立大阪北小学校では、教諭が“悪い人”と“小学生”にふんして寸劇をし、車に連れ込まれそうになったら笛や防犯ベルを鳴らして周囲に知らせる方法を教えた。また、府警曽根崎署の警察官が「知らない人について行かない」「大きな声で周りに知らせる」などと話をした。児童はこの日、保護者や教諭が同行して集団下校し、危険に遭遇した時に逃げ込める「こども110番の家」の場所を確認した。

 6年生の女児が校内で男に殴られる事件があった兵庫県伊丹市立桜台小では、有海清校長が「先生も地域の人もみんなを見守っていますから、安心して学校生活を送って下さい」と話しかけた。同小ではこの日から、児童が校内にいる時間帯に地域住民が校門で立ち番を行うほか、県警伊丹署や市教委の職員らも当面、市内の小学校周辺でパトロールを強化する方針。

 昨年5月に4年生の吉川友梨さん(9)が行方不明となった大阪府熊取町の町立北小学校では武田薫校長が「警察の人は正月も(友梨さんを)探している。友梨さんと一緒に楽しく生活できるよう祈りましょう」と語りかけたという。この日は「子ども安全デー」で、町職員やPTA関係者ら約150人が町内の学校周辺で啓発ののぼりを持つなどして子どもたちを見守った。
 【大島秀利、和泉かよ子、脇田顕辞】

<記事提供:毎日新聞 2004/01/08 大阪夕刊>
「110番の家」10万軒 全学区で子ども駆け込み可

 大阪府と府内の44市町村は本年度中に、子どもが不審者から身を守るために駆け込む「こども110番の家」を公立小のある府内1029地区すべてに拡大する。既に設置されている場所と合わせて、約10万カ所になる。

 府子ども青少年課によると、「110番の家」は1997年に起きた神戸の連続児童殺傷事件の後、順次設置。駆け込んだ子どもを保護し、警察などに通報する。

 協力する家庭や事業所は目印として「110番の家」を示す旗やプレートなどを玄関に掲げている。府は年間約500万円の予算を組み、青少年育成大阪府民会議を通じて旗などの購入費用を助成している。

 警察庁によると、15歳以下の連れ去りとみられる事件は今年1月から10月までに全国で126件発生。うち大阪府は20件で最多だった。  5月には大阪府熊取町で、吉川友梨ちゃん(9つ)=町立北小4年=が下校途中に行方不明となっている。

<記事:共同通信 2003/12/27>
[おおさか回顧2003](2)友梨ちゃん捜索「無事でいて」祈る家族(連載)

 ◆府警 延べ9000人投入

 熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって七か月が過ぎた。父の永明さん(43)は「友梨が帰って来るまでは何もできない」と新年を迎える準備をせず、捜査員は「何とか見つけたい」と連日、懸命の捜索を続ける。〈どうか 無事でいて〉。一刻も早く、その切なる願いがかなってほしい。

 永明さんは毎晩、電話のそばで寝る。友梨ちゃんがいなくなってから、ずっとそうしている。「情報提供や、発見の連絡に、すぐに応じられるようにしておきたい」と話す。

 十一月初旬から十二月初旬にかけて、捜索のため、町内にある池十七か所の水が抜かれたが、「結局、何もなく、安心した。すべて終わるまで、不安でたまらなかった」。友梨ちゃんが元気でいるという思いを、改めて強くした。

 一方、府警はこれまで延べ九千人の捜査員を投入。友梨ちゃんが最後に目撃された自宅の約四百メートル手前付近を中心に、小屋やため池、雑木林などを丹念に捜索した。その後、範囲を周辺の市町、隣接の和歌山県にまで拡大し、計約二千人に聞き込み捜査を行った。当時、現場周辺で目撃された車を割り出そうと約七万台も調べたが、解決の糸口はつかめないままだ。

 「偶然が重なり、だれにも気づかれず一人きりになった瞬間があったのだろう。だが、これだけ手がかりがないなんて」。友梨ちゃんの通学路を五十回以上歩いた捜査幹部は、ふと、ため息をついたが、すぐ、「だが、絶対あきらめない」と言葉に力を込めた。

 同小の通学路は、道路わきの竹やぶや雑木林の下草が刈り取られ、見通しがよくなった。友梨ちゃんの情報を求める手作りの大きなポスターが三か所に張られている。

 小学生の娘がいる母親(41)はポスターに見入りながら、「友梨ちゃんを知っているので、毎日考えます。子を持つ親として、こんなにつらいことはない。ふとした時に、自分の子供がどこにいるのか、神経質なくらい確認してしまうようになって……」と心配そうな顔になった。

 連れ去りや学校への不審者侵入など、今年は子供たちを不安にさせる事件が相次いだ。「忘れられるのが一番怖い」。永明さんの言葉を忘れず、友梨ちゃんが戻ってくることを祈りながら、取材を続けていきたい。
             (田原 徳容)
           ◇   
 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/12/27 泉州> 
友梨ちゃん方に脅迫電話 恐喝未遂で男を逮捕

 大阪府熊取町で5月、下校途中に行方不明となった吉川友梨ちゃん(9つ)=町立北小4年=の自宅に脅迫電話をかけ、現金300万円を脅し取ろうとしたとして、大阪、京都両府警は25日、恐喝未遂容疑で住所不定、無職杉本正容疑者(58)を逮捕した。

 杉本容疑者は「ホームレスで金がなく、以前働いていた建設現場で見た友梨ちゃんのポスターを思い出し、両親を脅せば金が取れると考えた」と供述しているという。友梨ちゃんとの間に接点はなく、大阪府警は失跡とは無関係とみている。

 調べでは、杉本容疑者は同日午後1時50分すぎ、京都市東山区の円山公園の公衆電話から友梨ちゃんの自宅に電話し、母親に「友梨ちゃんのことで300万円用意しろ。午後3時までに指定する銀行口座に振り込め」と電話をかけ、現金を脅し取ろうとした疑い。

<記事:共同通信 2003/12/26>
小4不明事件に便乗、300万円恐喝未遂容疑 58歳無職逮捕/大阪府警

 大阪府熊取町で五月、下校途中に行方不明となったままの町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)宅から三百万円を脅し取ろうとしたとして、大阪府警は二十五日、住所不定、無職杉本正容疑者(58)を恐喝未遂容疑で緊急逮捕した。「金がなく、昔見た友梨ちゃんのポスターを思い出し、家族を脅せば金が取れると思った」と供述している。

 調べでは、杉本容疑者は同日午後一時五十分ごろ、京都市内の公衆電話で友梨ちゃん宅に「三百万円を午後三時までに銀行に振り込め」などと要求した疑い。

<記事提供:読売新聞 2003/12/26 社会>
不明の友梨ちゃん宅に「300万円出せ」 恐喝未遂容疑で電話の男逮捕/大阪

 今年五月、下校途中に行方がわからなくなった大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)の自宅に電話をかけて三百万円を脅し取ろうとしたとして、府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は二十五日、住所不定の無職杉本正容疑者(58)を恐喝未遂容疑で緊急逮捕した。杉本容疑者は「金がなく困っていた。昔見た友梨ちゃんのポスターを思い出し、家族を脅せば金が取れると思った」と供述している。

 調べでは、杉本容疑者は同日午後一時五十分ごろ、京都市東山区の円山公園の公衆電話から、友梨ちゃん宅に電話し、応対した家族に「三百万円を用意し、午後三時までに銀行に振り込め」などと要求し、金を脅し取ろうとした疑い。

 府警が、振り込み指定された滋賀県内の銀行口座を調べたところ、午後五時過ぎに京都市内で残高照会をした不審な男が防犯ビデオに写っていた。この映像をもとに、逆探知で割り出した同公園の公衆電話付近を京都府警と協力し捜索。近くで野宿生活をしていた杉本容疑者が映像に似ており、事情を聞いたところ、犯行を認めたため逮捕した。

 杉本容疑者は、図書館に行き新聞記事で自宅の住所や父親の名前を確認し、電話帳で電話番号を調べたという。電話をかけた際、家族に「友梨を連れて行ったのか」と聞かれ、「そうや。知り合いがやった」と話していたという。

 父親の永明さん(43)は「電話があった時は『もしかして友梨を連れ去った犯人では』との思いが頭をよぎった。娘の無事を祈って待つだけです」と話している。

<記事提供:読売新聞 2003/12/26 社会>
熊取町女児不明 北小児童が折り鶴4万羽で横断幕 友梨ちゃん励ます /大阪

 熊取町で5月、下校途中に行方不明となった小学4年生、吉川友梨ちゃん(9)の無事を祈って、友梨ちゃんが通う町立北小学校の全児童約630人が4万羽の折り鶴を使って作り上げた横断幕が24日、公開された。

 横断幕は縦1・4メートル、横7メートル。折り鶴に糸を通してすだれのようにつり下げ、ピンク地に黄色で「友梨がんばれ!」の文字を浮き上がらせた。「願いよ届け」と、今月8日から児童玄関口に掲げられている。

 この日は終業式。武田薫校長は「友梨ちゃんは、どこかで頑張っている。力を合わせて作った折り鶴の思いはきっと届く」と児童に語りかけ、一緒に無事を祈った。 【佐藤孝治】

<記事提供:毎日新聞 2003/12/25 大阪>
友梨ちゃん無事でいて 小学校で終業式

 今年五月二十日から行方がわからなくなっている大阪府熊取町七山の小学四年、吉川友梨ちゃん(9)の通学している町立北小学校で二十四日午前、二学期の終業式が行われた。友梨ちゃんが行方不明になってすでに七カ月。冬休みを前に、同校では無事保護を願う壁飾りも作製された。

 壁飾りは、全校児童約六百三十人らが友梨ちゃんの無事を祈って、折り鶴で作った。小学校の玄関入り口に飾られ、高さ約一・四メートル、幅約七メートル。ピンクと黄の二色で彩られた約四万羽の折り鶴が、「友梨がんばれ諱vと描いている。

  終業式であいさつした武田薫校長は、「友梨ちゃんは今もどこかで頑張っているはず。みんなの思いがきっと友梨ちゃんの元に届き、三学期にはきっと元気な姿で帰ってきてくれると思います」と話した。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/12/24 夕刊 第2社会>
折り鶴で「友梨がんばれ」 無事祈る北小在校生ら制作


 町立北小学校の児童らが、行方不明となった吉川友梨ちゃんの無事を祈って作った折り鶴の壁飾り=24日午前、大阪府熊取町
 大阪府熊取町で5月、下校途中に行方不明となった小学校4年の吉川友梨ちゃん(9つ)が通っていた町立北小学校は、2学期の終業式を迎えた24日、全校児童約630人と保護者が友梨ちゃんの無事を祈って作った折り鶴の壁飾りを公開した。

 壁飾りは高さ約1.4メートル、幅約7メートルで、ピンクと黄の2色の折り紙を使い「友梨がんばれ!」という文字が浮き上がる。同小正面入り口に掲げられている。

 友梨ちゃんは5月20日午後3時ごろ、自宅から約420メートル離れた通学路で目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。

 友梨ちゃんについての情報は大阪府警泉佐野署捜査本部、電話0724(64)1234。


<記事・写真:共同通信 2003/12/24>
4万羽折り鶴、友の祈り 友梨ちゃん不明から7か月 小・中・高で終業式/大阪

 大阪府内のほとんどの小中、高校で二十四日、二学期の終業式が行われた。七か月余り前の五月二十日、小学四年生の吉川友梨(ゆり)ちゃん(9)が下校途中に行方不明になった熊取町立北小学校では、児童らが作った四万羽の折り鶴で「友梨がんばれ!!」の文字をかたどったメッセージボードが完成、友梨ちゃんの無事を祈った。今年は全国的に子供の連れ去り事件が多発。京都府宇治市と兵庫県伊丹市で小学校へ侵入した男が児童に危害を加える事件もあり、子供に防犯ブザーなどを持たせる動きが広がっている。

 メッセージボード(縦一・四メートル、横七メートル)は、友梨ちゃんが学校に戻ってきた時、すぐに目に入るように校舎の入り口に掲げられた。千羽鶴を折って友梨ちゃん宅に何度も届けてきたクラスメートの四年三組の児童が発案。十月に朝礼で全学年に呼びかけ、全児童約六百三十人が、休み時間や放課後に折り続け、黄色の鶴で文字を作り、背景にピンクの鶴を敷き詰めた。

 終業式で武田薫校長は「折り鶴に込めたみんなの思いがどこかで頑張っている友梨さんにきっと届くだろう」と児童に語りかけた。
 父親の永明さん(43)は「十二月になるとツリーを飾り、友梨へのクリスマスプレゼントを何にするか考えるのが楽しみだった。今年は待つだけでつらいが、折り鶴は心配してくれる児童たちの気持ちが伝わり励みになる」と話した。情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。
     ………………………………………… 
 ◆警戒の終業式 防犯笛で身を守れ 

 大阪市城東区の小中学校三校で終業式の後、「安心できる冬休みに」と、児童生徒に防犯ホイッスル(笛)計千四百個が配られた。
 同区内では九月十七日、中学二年の女子生徒が男に車に連れ込まれ、三時間後に脱出。翌日も中一の女子生徒が車に連れ込まれそうになった。

 二件とも容疑者はわかっておらず、地域の連合町会が、市立東中浜小など小学校二校の全児童と、中学一校の女子生徒に防犯ホイッスルを渡すことにした。

 東中浜小では、終業式で小野栄一校長が「危ない目に遭いそうになったらすぐ吹いて助けを呼ぶように」と話した。
          ◇
 警察庁によると、今年一月から十月までの間に全国で十五歳以下の子供が連れ去られるなどした事件は未遂を含め百二十六件。都道府県別では大阪府が二十件で最も多い。

<記事提供:読売新聞 2003/12/24 夕2社> 
大阪・熊取町小4女児行方不明 終業式で友梨ちゃんの無事祈る

 5月20日の下校中に行方不明となった4年生、吉川友梨ちゃん(9)が通う大阪府熊取町立北小学校で24日、2学期の終業式が開かれ、武田薫校長が「友梨ちゃんは、きっとどこかで頑張っている。皆の思いはきっと届く」と、友梨ちゃんの無事を祈る児童を励ました。児童はこの日も、迎えにきた父母に付き添われ、集団下校で自宅に帰った。

<記事提供:毎日新聞 2003/12/24 大阪夕刊>
「越年させるな」 企業、団体広がる支援の輪

大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)が行方不明になって二十日で七カ月。年の瀬の街は慌ただしさに包まれているが、「決してひと事ではない。越年はさせるな」と民間企業や業界団体などが友梨ちゃん発見に向け、支援の輪を広げている。

大阪府遊技業組合では、加盟パチンコ店が発行する折り込みチラシに捜索を呼びかけるコーナーを設けた。約八百店が取り組みに参加しており、一カ月に約四千万枚のチラシが配られている。

同組合連合会青年部会長の平井雄三さんは「子供がいる者にとっては本当にひと事ではない。できるだけのことをやりたかった」と話す。
大阪府南部のトラック業者六十八社で作る泉南陸運組合は、加盟業者のトラック約一千台にラミネート加工したポスターを張った。長距離トラックが配送に行く全国各地で、広く情報提供を求めるのが狙いだという。

また、宅配チェーンの「ピザ・リトルパーティー」も、「友梨ちゃんをさがそう」と題した独自のポスターを作製。宅配用バイク三百台に張り付けているほか、「関西トランスウェイ」などコンビニエンスストア「ローソン」の店舗に商品を届ける配送業者も、トラックにポスターを張り付け、情報提供を呼びかけている。

熊取町行方不明児童捜索対策室は「友梨ちゃん発見はもちろん、風化を防止するためにも、こうした協力は本当にありがたい」と話している。

友梨ちゃんに関する情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/12/20 朝刊 第2社会>
男が女児に手錠はめて立ち去る 暴行容疑で捜査−−大阪府警泉佐野署

 17日午後3時ごろ、大阪府泉佐野市の女性から「近くの小学4年の女児が見知らぬ男に手錠をはめられた」と110番通報があった。女児(10)にけがはなかった。府警泉佐野署は、暴行容疑で男の行方を追っている。同署管内では、今年5月20日、熊取町立北小4年、吉川友梨さん(9)が行方不明になる事件が起きている。

 調べでは、男は身長約165センチで30歳代とみられる。無言で、女児の左手に金属製のおもちゃの手錠をはめて立ち去った。女児は「知らない男の人だった」と話しているという。事件現場は、住宅街の細い道。女児は1人で友達を待っており、自分で手錠を外して帰宅した。

 一方、友梨さん事件では、現在までに有力な目撃情報が得られておらず、同署は関連を含め慎重に捜査を進める方針。 【佐藤孝治】

<記事提供:毎日新聞 2003/12/18 大阪朝刊>
「110番の家」、全1029小学校区に設置 連れ去り続発の大阪府

 不審者に遭遇したときに子どもが駆け込める「こども110番の家」が、今年度中に大阪府内の1029小学校区すべてで設置される見込みになった。協力する家庭と事業所は計10万軒。府内では97年に神戸市であった連続児童殺傷事件を機に導入されたが、連れ去り事件が多発していることから、府が改めて市町村に充実を求めた。地域のつながりが希薄といわれる都市部でも、子どもを守る取り組みが進んでいる。

 「こども110番の家」は、不審者から逃れるため駆け込んだ子どもを保護し、子どもに代わって110番通報などの対応をする。

 府によると、今年11月末で1027校区で設置済み。残る2校区でも、協力してもらう家庭への打診を進めており、年度内にも発足の見込み。協力家庭や事業者は、「こども110番の家」の旗やプレートを掲げるが、その設置費の半額を「青少年育成大阪府民会議」を通じて府が助成する。

 今年は、子どもが連れ去られる事件が全国的に多発し、警察庁によると、今年1〜10月に32都道府県で126件発生。このうち、大阪府が20件と突出して多い。5月には、熊取町で小学4年の吉川友梨さんが下校途中に行方不明になった。
 府は「110番の家」の周知徹底を図るため、地域の防犯マップ作製と合わせた啓発を試みている。

 南部の田尻町では13日、子どもと保護者で、「110番の家」10軒を訪ねて回るウオークラリーが実施される。町教委は「日ごろから協力家庭の人と子どもが触れ合うことで、万一のときに機能を果たせるのでは」と話す。 【宇城昇】

<記事提供:毎日新聞 2003/12/12 大阪朝刊>
児童登下校の「パト隊」結成

 今年五月から小学校四年の吉川友梨ちゃん(9)が行方不明になっている熊取町で、安全な登下校を確保しようと町の「安全パトロール隊」が結成され、一日、発隊式が行われた。

 隊員は警察OBの嘱託員二人とボランティア十八人。週三回程度、チームを組んで町内を巡回する。地域住民に防犯の「声かけ」運動を積極的に進めるなどして、自分たちの地域は自分たちで守るという意識を高めたいとしている。

 この日、隊員らは、緑色の帽子、白と緑のツートンカラーのジャンパーの制服姿で、会場となった同町消防署会議室に集合。上垣正純町長から激励を受けた。隊員を代表して、今春、警察を退職した久保慶典さんが「地域住民が求める安全・安心なまちづくりを目指し、隊員は団結して任務を全うします」と誓った。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/12/02 朝刊 地域版>
相次ぐ連れ去り 大阪市教委“事件警報”今年度11件 学校、園にFAX通知

 ◆全学校、園にFAX通知

 全国で小中学生の連れ去り事件が相次ぐ中、大阪市教委は未遂を含め被害の届け出があった場合、市内の全小中高校と幼稚園計五百二十三校・園に事件発生を通知し、注意を呼びかけている。例年、ほとんどなかった一斉通知は今年度、すでに十一件。各校はその度に児童や保護者にチラシを配布するなどし、大阪府警も通学路のパトロールを強化するなど警戒を続けている。
 市教委によると、東淀川区の女子中学生が先月二十六日、ワンボックス車に押し込まれて約三時間連れ回された、と学校に届けた翌朝にも、各校・園に一斉にファクスを流した。

 隣接する都島区の中学校では、ただちに生徒と保護者向けのチラシを作成。〈1〉夜間の外出、一人歩きを避ける〈2〉危険が生じた場合、大きな声で助けを求め、近くの民家に逃げ込む〈3〉被害を受けたら警察に届ける――などと注意事項を記し、全生徒に持ち帰らせた。
 城東区で九月、中学二年の女子生徒(14)が車で約三時間連れ回される事件が発生。翌日にも同区内で同一犯とみられる未遂事件が起きたため、市教委は一斉通知のスピードアップを進めている。

 府警によると、府内で今年発生した中学生以下が被害者の略取誘拐事件は未遂も含めて十月末までに八件で、昨年同期より倍増。これとは別に、五月には大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になっている。

 市教委の担当者は「被害者のプライバシーに配慮しながらも、一刻も早く、広く注意を促す必要がある」と説明。大阪府教委も、高槻市で女子児童が帰宅直後に男に押し入られる事件が相次いだことなどから、各市町村の教育委員会に被害状況を早急に報告するよう指導している。

 警察庁によると、未成年者が被害者の略取誘拐、同未遂事件は全国で十月末までに、新潟県村上市の女子中学生が十一日間監禁されるなど百五十六件にのぼっている。

<記事提供:読売新聞 2003/12/02 夕社会>
子どもに防犯ブザー 連れ去り事件続出に貸与・配布の自治体急増 代理店は品切れも

 全国的に不審者による子どもの連れ去り事件などが相次ぐ中、小中学校の児童、生徒に防犯ブザーを貸与・配布する自治体が増えている。大口の注文が急増したため防犯ブザーが品薄になり、「出荷に3週間」という輸入代理店も現れた。

 防犯ブザーの導入が早かったのは、兵庫県猪名川町。97年の神戸市の小学生連続殺傷事件を受けて、町内すべての小中学校計10校の児童生徒に防犯ベルを持たせた。動きが広まったのは、01年6月の大阪教育大付属池田小事件以降だ。大阪市教委は同事件後、防犯ブザーを「学級数+5」個ずつ、全小中高校と幼稚園、盲・ろう・養護学校計523校・園に配布。

 兵庫県龍野市では、毎年4月に小学新1年生に貸し出しており、滋賀県では今年2月までに44市町村の小、中学校と全県立高校で、防犯ベルを希望した児童、生徒に貸し出している。

 今年5月に小学4年生、吉川友梨さん(9)の行方不明事件があった大阪府熊取町では、町教委が6月から小中学生の希望者に防犯ブザーを貸与。6割以上が防犯ブザーを所持している。9月に女子中学生の監禁事件があった新潟県村上市では、防犯ブザー購入や人工衛星を使って現在地を確認するGPSシステムに加入した小中学生を持つ家庭に、300円の補助を決めている。最近は笛を活用する動きも。京都府向日市教委は、28日に市内の全小学校6校に通う児童約2800人に防犯笛を配る。

 町内の小学校の全児童と中学校の女子生徒全員に防犯ブザーを配布している和歌山県粉河町教委は「子どもたちがブザーを持っていること自体が認知されれば、被害も少なくなるはずだ」とその“携帯効果”を語る。

 こうした動きに防犯ブザーは現在、品薄状態。松下電器産業では「12月の出荷予定を前倒ししている」と話す。中国から輸入、販売している「えむ・しー・じゃぱん」(大阪府堺市)でも「在庫がなくなり、輸入元の中国には増産態勢を依頼している」という。

<記事提供:毎日新聞 2003/11/27 大阪夕刊>

危険個所洗い出し通学路安全マップ

熊取町教委が、小中学校の通学路周辺の危険個所をまとめた安全マップづくりを進めている。町内にある8校の児童・生徒や教職員、保護者らから情報を集めた。集まった情報は数百件。年内に地図にまとめて各校に配るほか、町が警察OBらで12月に発足させる「安全パトロール隊」の巡回ルートの参考にする。

 熊取町立北小4年の吉川友梨さん(9)が5月20日、下校途中に行方不明になった。その後、マップづくりが始まった。各校が地域学習の一環として取り組んだり、集団登下校のグループで話し合ったりして、子どもの目から見た「ひやりとする場所」を学校単位でまとめ町教委に提出した。教師と保護者が休日に通学路を歩き、デジカメで撮影しながら危険個所を洗い出した学校もあった。

 交通量が多い▽昼でも薄暗く一人歩きが不安▽以前不審者が出た▽危険な池や空き地・空き家−−など「危険」を内容で10項目に分けた。いまはそれを項目ごとに地図に落としていく作業中だ。

 安全マップづくりを進めるなかで、友梨さんが行方不明になった現場付近は、登校する午前8時前後と夕方に交通量が多い一方、それ以外の時間帯は急に車が減って人目につきにくくなることがわかったという。

 町教委は「ちょっとした雑草の茂みでも子どもにとっては大きな死角になる。大人の目線では気づかない指摘も多かった。取り組みを通して子どもたち自身が危険個所が意識できるようになった」と話している。

<記事・写真:asahi.com 2003/11/20>
<大阪>吉川友梨ちゃん行方不明から半年

大阪府熊取町の小学4年生、吉川友梨ちゃんが行方不明になって半年が過ぎました。警察はきょう、宿泊施設などへの聞き込みを改めて行っています。

吉川友梨ちゃんは、5月20日の午後3時ごろ、遠足を終え、学校から自宅に帰る途中で行方がわからなくなりました。警察は何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみて、熊取町だけにとどまらず、大阪府下まで範囲を広げて聞き込み捜査を続け、目撃されている不審車両の特定を進めています。友梨ちゃんの帰りを待つ家族は「事件を風化させたくない」という思いでポスターを新たに作成しました。

これまで警察に寄せられた情報は、およそ900件に上りますが、有力な手がかりは得られておらず、警察は引き続き情報の提供を呼びかけています。

<記事:朝日放送 2003/11/20>
女児不明から半年 新ポスター「情報を」

 今年五月二十日に大阪府熊取町七山の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)が行方不明になって半年になるのを前に、泉佐野署捜査本部は新しいポスターを製作、十八日、公開した。友梨ちゃん発見につながる有力な情報がないことから、これまでのポスターに使った写真とは別カットを掲載している。

 カラーポスターはB4判で二万枚作製。昨年十二月に撮影された友梨ちゃんの写真のほか、身長一三五センチで細身といった情報を記載した。同じ内容のA4判の白黒ビラも二万枚つくっており、警察署を通じて関係機関に配布する。
 捜査本部によると、半年間で寄せられた情報は計約八百七十件。これまでに、延べ約九千人の捜査員が寄せられた不審者の情報や不審車両の確認作業を進めている。

 友梨ちゃんが行方不明となった時間帯に現場付近を通行したとみられる車両のうち、所有者が確認できていない三台の車両については、絞り込み作業を進めているが、所有者確認には至っていないという。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/11/19 朝刊 第2社会>
まもなく半年 今なら「よう返してくれたと思える」

今年五月二十日、大阪府熊取町七山の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)が、下校途中に突然、行方不明になってからまもなく半年を迎える。懸命の捜索活動が続けられているものの、有力な情報は得られないまま季節は夏、秋、冬とめぐった。「どういう人物が連れて行ったのかは分からないが、今ならまだ、『よう返してくれた』と思える」。十五日、インタビューにこたえた父、永明さん(42)は穏やかに、しかし、強く訴えた。

−まもなく半年
「一日一日で精いっぱいなので、取材の依頼がくるまで半年が近づいたと気付かなかった。だが、セミの鳴き声やお祭りのお囃子などを聞くと月日が経過したことを実感する。寒くなってきたが、友梨ちゃんは服を着ているのだろうかと心配に思うこともある。進展がないことを確認する毎日だが、年が明けるのだけは堪忍してほしい」

−連れ去りの可能性が高いとされている
「一斉捜索をしているときは亡くなって発見されるのではないかと気が気でなかった。見つからなかったと聞き、ほっとした。これだけ捜しても見つからないということは、どこかで監禁されているのではないかと思えるし、そう思いたい」

−犯人に対して思うことは
「憎いといえば憎いが、犯人がだれかも分からず恨みようもない。それより『半年もたったから、もう返してくれてもええやろう』という思いが強い。どこかで解放してくれたら、それでいい。今ならまだ『よう返してくれた』と思うことができる」
 「命さえあれば、やり直しはできる。友梨は三月末の生まれ。数日生まれるのが遅ければ、今は小学三年生だった。一年間ぐらい学校が遅れることがあっても、どうってことはない」

−家族の体調は
「大丈夫といえば大丈夫。だが、みな精神的にかなり参っている。気分転換をすることもないし、これまでしていた晩酌もやめた。五月二十日以来、酒は飲んでいない。友梨が食べ物を食べていないかもしれないのに酔っ払うわけにはいかない。食事もあまりおいしくないが、体力をつけるためにも食べないわけにはいかない。食事はいつも友梨の分も用意している」

−家庭の様子は
「いつ連絡があるか分からないので、夫婦のどちらかが、電話の近くで過ごす日々を続けている。中学一年生の友梨の兄は休まず学校に通ってくれているので、私たち夫婦も頑張らなくては、と思う。兄はこの半年で身長も伸びたし、声変わりもした。友梨が帰ってきたら、びっくりするかもしれない。友梨も育ち盛りだったから成長していると思うが、それを考えるのは嫌なことだ」

−訴えたいことは
「事件から時間がたつにつれ、ニュースなどで取り上げられることも少なくなった。とにかくどんな情報でもほしいので積極的に取材に応じたり、テレビ出演などもするようにしている。ポスターもこれまでに八種類つくった。友梨が行方不明になったことは知っていても『まだ、見つかっていなかったの?』という人も多い。私が出ていって情報がもらえるなら、どこへでもいく」

■ 近所のため池水抜き捜索

 大阪府警泉佐野署捜査本部は今月に入り、自宅近くにあるため池の水を順次抜き、失跡当時、友梨ちゃんが持っていた黄色のリュックサックやピンクの水筒など友梨ちゃん発見の手がかりとなるものの捜索を始めた。

 友梨ちゃんの自宅がある七山地区周辺には、農業・防火用のため池が点在。農閑期に入って水抜きが可能となったことから、うち十五カ所の池で実施、捜査員が捜索活動を行った。これまでのところ、所持品などの発見にはいたっていないが、捜査本部では引き続き捜索を実施する。
 一方、友梨ちゃんが行方不明になった五月二十日当日、近所の人らに目撃された不審な黒いセダン車などについて捜査本部は引き続き、所有者の割り出しを進めている。しかし、所有者は確認できていないという。

 また、熊取町近隣で発生している女児をねらった連続わいせつ事件の捜査も進め友梨ちゃんの失跡に関連があるかどうかについても調べている。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/11/19 朝刊 第1社会>
友梨ちゃんの父「待つしか…」 不明半年 家族、自費でポスター/大阪・熊取

 ◆捜査員9000人、情報870件

 大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって二十日で半年。府警は十八日、これまでに延べ九千人の捜査員を投入、約八百七十件の情報が寄せられたと発表。今月からは自宅周辺の貯水池十五か所の水を抜いて所持品などの捜索を始めた。しかし、手がかりは依然なく、家族は不安と焦りで胸を締めつけられる日々。「どこかで生きているはずだが、待つことしかできない」。父の永明さん(43)は言葉を絞り出すように苦渋の心境を明かす。

 いつも弾いていたピアノ、お気に入りのぬいぐるみ、「ハリーポッター」シリーズの本。友梨ちゃんの部屋は、笑顔で学校へ出かけた〈あの日〉のままだ。

 「いつでも帰って来られるように」と、食卓には毎日、友梨ちゃんを含めた家族四人の料理が並ぶ。
 街頭のチラシ配りにも参加したが、やればやるほど「本当にいなくなった」と虚無感に襲われた。しかし「このままでは友梨が忘れられる」と先月、情報提供を求めるポスター約七千五百枚を自費で作った。「少しでも情報を」と、超能力者が行方不明者を捜すテレビ番組にも出演。娘の生死が占われる場面でも、つとめて気丈に振る舞った。

 「この前まではセミが鳴いていたのに。寒がりの友梨はどうしているのか」。永明さんは、娘の身をそう案じながら訴える。

 「もし連れ去った人がいるなら、もういい加減に解放してください」
          ◇
 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/11/19 2社> 
少女失跡・吉川友梨さん行方不明から半年/下 2時59分30秒の先

◇「今ならまだ許せる」

 「5月20日午後2時59分30秒」。大阪府警泉佐野署捜査本部が割り出した吉川友梨(ゆり)さん(9)=大阪府熊取町立北小4年=の最後の目撃時刻だ。下校中だった友梨さんはこの時、自宅から400メートルの地点におり、同級生の男児とすれ違った。

 目撃時刻は当初、男児の証言などから午後3時10〜30分ごろと見られていた。しかし矛盾点があった。「その時刻なら必ず目撃したはずの人が他にもいる。だが出会っていない」。捜査本部は航空写真や地図をにらみながら、時間と場所をつなぐ作業を続けた。

 時刻特定の決め手になったのは街を巡回する宅配便だった。集配、配送それぞれの正確な時刻情報が、運転手が携帯する情報端末から本部のデータベースに送られていた。
運転手は問題の時間帯、友梨さん宅近くを回っていたが、友梨さんに会っていない。データベースの分析から目撃時刻は徐々に修正された。さらに、最終目撃の直後に男児と遭遇した女性の携帯電話発信記録など、時刻を特定できる情報が総動員された。

 こうして最終目撃時刻は秒単位まで絞られた。だが「その先」が分からない。半年に及ぶ捜査でも、最終目撃以降の確実な目撃情報はゼロのままだ。

 不審者の捜査も難航している。今年8月28日、熊取町内の男児が被害に遭った強制わいせつ未遂容疑事件で、隣接する同府泉佐野市のアルバイトの男(39)が逮捕された。小学男児に声をかけ、物陰でわいせつな行為をしようとした疑いだ。捜査本部の懸命の聞き込みから浮上した不審者の1人だった。しかし、その後の調べで、男の狙いは男児ばかりで、友梨さんとは無関係と分かった。

 今月12日には、帰宅途中の小学女児をつけ狙っていた連続わいせつ事件の容疑者の男(34)が府警に逮捕された。「熊取との関連を考え、ポリグラフ(うそ発見器)をかけた」(捜査幹部)という。この半年、連れ去りやわいせつ事件の容疑者ら23人が次々にポリグラフ検査を受けた。しかし、結果はいずれも“シロ”だった。

 捜査本部がこれまでにリストアップした不審者は85人。うち事件に無関係と判明したのは42人。残る43人について引き続き調べている。捜査幹部は「事件は連れ去りか、わいせつ目的か。それとも交通事故なのか。はっきり絞れない現状では、あらゆる可能性を調べるしかない」と話す。

  ×  ×
 「友梨を含め、私たちの生活はこの半年、めちゃくちゃになってしまいました。でも今ならまだやり直しがきく。友梨を連れ去った人に対しても、無事に帰してくれるなら、今ならまだ許せると思うんです」。自分に言い聞かせるように語る父永明さん(43)の後ろには、友梨さんの級友が作った千羽鶴が飾ってあった。そこにはこう書かれていた。「みんなの元気で友梨を取り戻そう」 【野原靖、藤田文亮】

◆友梨さんの特徴◆

・身長135センチ、体重約25キロ。靴のサイズは22センチ。
・髪は肩にかかる程度。細身でぽっちゃりした顔。右小鼻にほくろ。
・失跡時の服装は白ブラウス、紺色スカート(学校の制服)。薄い黄色のリュックサックを背負っていた。

※情報は大阪府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:毎日新聞 2003/11/19 大阪夕刊>
大阪・熊取町女児不明から半年 有力情報なく… 不審車3台未特定

 大阪府熊取町の吉川永明さん(43)の長女友梨(ゆり)さん(9)=同町立北小4年=が行方不明になって20日で半年を迎えるのを前に、府警泉佐野署捜査本部は18日、これまでの捜査状況などを公表した。同日までに寄せられた情報は計869件。しかし、友梨さんの行方に直接つながる有力情報はなかった。また、変質者など不審者85人がリストアップされたが、うち42人は既に無関係と判明。残る43人の確認を急いでいる。

 友梨さんが失跡したのは今年5月20日。学校行事の遠足から下校中だった午後3時ごろ、同級生の男児に目撃されたのを最後に、行方が分からなくなった。現場に交通事故の痕跡がなく、身代金要求電話などもないことから、捜査本部は車を使った連れ去り事件の可能性が高いとみている。

 寄せられた情報で多数を占めたのは、変質者や不審車両などの目撃情報。中には「自分が犯人だと話している人がいる」との通報もあったが、虚言だったことが確認された。

 一方、現場周辺で目撃された不審車両に関しては、3台が特定されずに残っている。車種は「黒いセダン」「赤い小型車」「白いバン」の3種で、ナンバーは不明。捜査本部は聞き込みや、付近の道路の通行記録などから、3台に該当する可能性のある車両を170台に絞った。順次、所有者から事情を聴くなどの作業を続けている。
 友梨さんに関する情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。 【野原靖、藤田文亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/11/19 大阪朝刊>
「友梨、きっと生きてる」 熊取の女児不明から半年

吉川友梨さんについて情報提供を求める張り紙
吉川友梨さんについて情報提供を求める張り紙=大阪府熊取町で

 大阪府熊取町で吉川友梨(ゆり)さん(9)=町立北小学校4年=が下校途中に行方不明になってから、20日で半年がたつ。大阪府警が捜査を続けているが、有力な手がかりはまだない。「友梨はきっとどこかで生きている。少しでも早く情報が欲しい。そのためにも、友梨のことをみんな忘れないでほしい」。そんな両親の思いが届き、支援の輪は今も広がっている。

 ■両親

 「2学期の始まりや年賀状の発売など、季節感を感じるニュースを聞くと、友梨がいなくなってからの時間の長さを感じます」と父親の永明さん(43)は話す。自分たちだけが取り残されているような気がしてつらいという。そして「あきらめかけたこともありましたが、最近は『これだけ時間がたっても手がかりがないのなら、どこかに監禁されてきっと生きている』と考えています」と胸中を明かした。

 永明さんは9月以降、民放各社のテレビ番組に何度も出演した。中には海外の超能力者と称する人物に友梨さんの生死を「予言」させたり、古井戸を捜索する光景を映したりする番組もあった。

 放映の後、担任の教師が自宅を訪ね「子供たちは『あんなん、うそや』と口々に言っていました」と伝えてくれた。感激したと永明さんは話す。「ショックを受けることもありますが、友梨への関心を持ってもらえるのなら出演し続けたいと思います」

 電話がいつあってもいいように、母親の美和子さん(42)か永明さんが必ず在宅するようにしている。美和子さんはいつも友梨さんの分まで食事をつくっている。学校への給食、教材費なども払い続け、友梨さんの部屋もそのままだ。

 ■支援

 熊取町や地元自治会などが作ったチラシは40万枚を超えた。町内八つの小中学校も、街頭でチラシを毎月配っている。企業などが支援をかって出る例も多い。

 準大手スーパー「イズミヤ」(本社・大阪市)は6月から関西の72店舗にポスターを掲示している。10月には永明さんが自費で作ったポスター約200枚を譲り受け、張り替えを始めた。関東や岐阜、宮崎などの店でも掲示している。

 大阪バイク便協同組合加盟の十数社は10月、チラシが雨にぬれてもいいようにラミネート加工し、バイクの荷台に張った。関西の運送業者23社でつくる同友大阪運輸事業協同組合もトラックの荷台にチラシを張って全国を走り回る。

 北小学校では友梨さんのことを一日も忘れないようにと、毎週月曜日の朝礼で失跡してからの日数を子供たちと確認している。「友梨がんばれ」という文字を千羽鶴で作るモニュメントも全校児童で制作している。

 ■捜査

 泉佐野署捜査本部は、友梨さんは連れ去られた可能性が高いとみて当日目撃された不審車両の捜査を続けている。今月からは町内に点在するため池の水を抜き、友梨さんの所持品を捜している。

 半年間に寄せられた情報は900件近く。中には心ない人物によるいたずらもある。13日朝の電話もその一つだった。

 「知り合いの女性が(友梨さんに)似た少女を車に乗せていた。尋ねると『誘拐した』と答えた。少女も『友梨』と名乗った」

 捜査員は電話してきた和歌山県の女性に名前や住所などを尋ね、同時に別の捜査員2人が車で急行した。だが、夜になって通報はうそだったという連絡が現地から入った。捜査員の1人は「決してあきらめず、地道な捜査を続ける」と話す。

 情報提供は捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事・写真:asahi.com 2003/11/18>

手掛かりなく捜査難航 友梨ちゃん失跡から半年

 大阪府熊取町で、町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)が下校途中に行方不明となってから20日で半年。泉佐野署捜査本部へは18日までに869件の情報が寄せられたが、有力な手掛かりはなく、捜査は難航している。

 捜査本部はこれまでに延べ約9000人の捜査員を投入。寄せられた情報から、児童につきまとったり、いたずらをするなどした35人を特定。いずれも友梨ちゃんの失跡とは関係がないことが分かった。

 農閑期に入った10月から関係者に協力を要請。熊取町周辺の貯水池15カ所の水を抜き、友梨ちゃんにつながる遺留品を捜す作業を始めている。

 友梨ちゃんがいなくなった時間帯に現場付近で目撃され、所有者の分かっていない黒いセダンなど3台の車についても、大阪府内で該当する数万台の中からそれぞれ18−73台まで絞り込み、捜査を続けている。

<記事:共同通信 2003/11/18>
「友梨のこと忘れないで」=小4女児不明半年、父親が訴え−大阪

 大阪府熊取町で5月、下校途中の町立北小4年吉川友梨ちゃん(9つ)が行方不明になってから20日で半年になる。有力な手掛かりが得られていないことから、父親の永明さん(43)は新しいデザインのポスターとチラシを自費で作成し、「友梨のことを忘れないでほしい」と改めて情報の提供を求めている。

 「3カ月を過ぎたころから報道されることも減り、しんどい思いをした」と永明さんは事件の風化が気掛かり。新しく作ったポスターとチラシは計7500枚。友梨ちゃんが行方不明になる前の今年3月、音楽発表会に参加した時の写真を使った。「友梨も耐えて頑張ってるはず。私たち夫婦もあきらめていない」と訴えた。 

<記事:時事通信 2003/11/18>
少女失跡・吉川友梨さん行方不明から半年/中 高視聴率の捜査番組

◇「どんな情報でもありがたい」

 下校中に行方不明となった大阪府熊取町、町立北小4年、吉川友梨(ゆり)さん(9)宅に今月中旬、初老の男性が現れた。男性は父永明さん(43)に「大阪府南部に友梨さんをさらった犯人がいる」と実在の地名を挙げ、友梨さんの居場所を告げた。霊感を持つという男性は「その場所に行ってみましたが、何も見つかりませんでした」と残念そうに話した。

 「足を運んで捜してくれただけでも感謝したい」と永明さんは言う。別の「霊能者」の情報を基に車を走らせたことも2度や3度ではない。「どんな情報でも、ありがたい」。家族の偽らざる心境だ。

  ×  ×
 「『似顔絵の男』にそっくりな男が今、車を運転しています」。今月初旬、大阪府警に110番通報が入った。「似顔絵の男」とは、テレビ番組「奇跡の扉 TVのチカラ」(朝日放送系)が今年9月、「友梨さんをさらった男」として公開した“犯人”だ。
番組には、ポーランドやドイツなどから招かれた「超能力者」が登場。彼らは友梨さんの顔写真や持ち物を手にとると、「彼女は若い男にさらわれた」などと述べ、似顔絵を作成した。「この似顔絵は、あくまで超能力者の透視によるものです」と繰り返すアナウンサー。しかし、「犯人の顔」は独り歩きし、番組に寄せられた似顔絵情報は251件にも上った。

 府警幹部は「テレビで繰り返し事件に触れてもらうことは、大変な捜査協力。ご両親にとっても励みになる」と評価する。しかし、「超能力」による犯人捜しについては「どんな通報でも大切に分析、集計している。だけど、『超能力者が描いた似顔絵に似ている罪』なんてないからね」と言葉を濁した。

 番組を制作したテレビ朝日によると、似顔絵を公開した3時間特番(9月29日放映)は、関西地区で17・9%(関東12・5%)という高視聴率を記録。取材結果や視聴者からの通報は、すべて府警に報告するなど捜査に全面協力しているという。

 同番組の山下浩司プロデューサーは「海外で国家警察と協力するなど実績のある超能力者に透視を依頼している。興味本位の取り上げ方ではなく、家族に納得してもらえるように取材方法や過程をなるべく見せている」とコメントした。

 同番組について永明さんは、「番組スタッフから『超能力を扱う内容です。それでもいいですか』と尋ねられた。迷ったが了承した」と話し、その理由をこう語った。

 「あの番組は全国ネット。友梨のニュースがあまり流れなかった東京や、他の地方にも映像が流れる。友梨がどこにいるか分からない今、情報が流れることが、とにかくありがたいのです」

(次回は、捜査の現状を報告します)
 【野原靖、藤田文亮】

◆友梨さんの特徴◆
・身長135センチ、体重約25キロ。靴のサイズは22センチ。
・髪は肩にかかる程度。細身でぽっちゃりした顔。右小鼻にほくろ。
・失跡時の服装は白ブラウス、紺色スカート(学校の制服)。薄い黄色のリュックサックを背負っていた。

※情報は大阪府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:毎日新聞 2003/11/18 大阪夕刊>
少女失跡・吉川友梨さん行方不明から半年/上 相次ぐ連れ去り事件

 「どこかで監禁されているに違いない」。今年5月、大阪府熊取町で下校中に行方不明となった町立北小4年、吉川友梨(ゆり)さん(9)の父永明さん(43)は今月、毎日新聞のインタビューにこう話した。これだけ捜して見つからないのだから事故ではない。今もどこかで生きているんだ。そんな思いの裏返しでもある。大阪府警も当時の現場の状況などから、何者かが車で連れ去ったとの見方を強めている。全国で相次ぐ未
成年者を狙った連れ去り事件。友梨さんもその被害者なのだろうか。

 新潟県・佐渡島。島内唯一の国道沿いに、その民家はあった。障子は破れ、庭の草は伸び放題。近くの人は「近所と付き合いのない家」と声をひそめた。

 今年9月、新潟県村上市で中3少女(15)を車で拉致した近藤順被告(26)=未成年者略取罪などで起訴=が、少女を監禁していた自宅だ。そこで近藤被告は暴君のように振る舞った。両親は早くから少女の存在に気付いていたが、暴力を恐れる父親は「順がいない時に帰してやるから」と少女を励ますのがやっと。息子の留守をうかがい、部屋の鍵を壊して少女を逃がしたのは、拉致から11日後のことだった。

 「両親へも少女へも謝罪の言葉はなかった。『周りがどう思っているか分かるか』と尋ねると、『それは分かります』と話していたが」(弁護人)、「こちらが話し掛けても、ぶっきらぼうに単語が返ってくるだけ。社会性を習得できず、社会になじめなかったのだろう」(中学時代の担任教諭)……。

 近藤被告はなぜ事件を起こしたのか。今月上旬、現場周辺を歩き、関係者を訪ねて回った。明確な答えは聞けなかった。ただ、県警の調べにもらしたという被告の言葉が心に引っ掛かった。同じ新潟県で00年1月に発覚した9年2カ月にわたる少女監禁事件の公判で佐藤宣行受刑者(41)が述べた言葉と同じだった。「友人が欲しかったんです」

 連れ去り事件に走る若者の心理を研究している新潟青陵大の碓井真史教授(社会心理学)は「大人の男の中に成熟した女性を相手にする自信がない者が増えている。そんな男が求める『癒やし』は、可愛くて純真な少女しかない」と分析する。

 そのうえで、こう指摘した。「男は誰でも空想の世界を持っている。その空想を実行に移す行為にブレーキをかけるのは、家族や友人、職場などの社会的つながりだ。『こんなことしたら恥ずかしい』『家族に迷惑がかかる』というのがそれだ。彼らにはそうした社会性が感じられない」

 警察庁によると、今年1〜8月に全国で起きた略取誘拐事件は144件。うち未成年を狙った事件は104件。全体の7割を超えている。
  ×  ×
 20日で友梨さんの失跡から半年が経過する。背景や捜査の現状などを報告する。(次回は、手掛かりが少ない中、不確かな情報にすがる家族の苦悩を考えます)
 【藤田文亮、江田将宏】

◆友梨さんの特徴◆
・身長135センチ、体重約25キロ。靴のサイズは22センチ。
・髪は肩にかかる程度。細身でぽっちゃりした顔。右小鼻にほくろ。
・失跡時の服装は白ブラウス、紺色スカート(学校の制服)。薄い黄色のリュックサックを背負っていた。

※情報は大阪府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:毎日新聞 2003/11/17 大阪夕刊>
「時間止まったまま」 大阪の小4女児失跡半年


 新しく作製したポスターを手に情報提供を呼び掛ける吉川友梨ちゃんの父永明さん=14日、大阪府熊取町の自宅
 
 大阪府熊取町で下校途中の小学4年生吉川友梨ちゃん(9つ)が行方不明になってから20日で半年になるのを前に、父永明さん(43)は16日までに「娘がいなくなってから時間が止まったままになってしまった」などと、現在の心境を明らかにした。
 依然として有力な手掛かりのない中、永明さんは10月中旬「もう一度注目してもらいたい」と、友梨ちゃんの全身写真を加えたポスター2500枚とビラ5000枚を自費で作製。近隣小中学校のPTAや新聞販売店の協力を得て、大阪府南部を中心に配布している。
 またテレビの公開捜査番組へ出演するのも事件を「風化」させたくないという一念からだ。
 「戻ってきても寂しくないように」と友梨ちゃんの部屋は失跡当時のまま。勤務先の中学校の教員仲間から贈られたスヌーピーの縫いぐるみが置かれ、冬用の衣替えもしてある。
 永明さんは「娘と一緒に遊んだり、笑ったりできない。楽しみが全くない生活です」と疲れた表情も見せるものの「福島や新潟で女の子が連れ去られた事件は無事解決した。うちも早く何とかならないものでしょうか」と訴える。夫婦で「無事発見」の報を自宅で待ち続けているという。

 友梨ちゃんについての情報は大阪府警泉佐野署捜査本部、電話0724(64)1234。



<記事・写真:共同通信 2003/11/16>
[大阪を安心のまちに]不審者出没など危険場所表示 全児童らに“安全マップ”

 ◆友梨ちゃん不明の熊取町 警官OBら活用 プロのパトロール隊も結成

 熊取町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になったのを受け、町や町教委は最近、不審者が出没した地域や交通事故が起きた現場など、危険な場所を記した町全域の「安全マップ」の作製に乗り出した。今月末までに完成させる。一つの自治体全域をカバーする地図づくりは全国的にも珍しい試み。ほかにも警官OBや警備員らによる“プロ”のパトロール隊を近く結成、この地図を活用して危険な個所を重点的に巡回する。

 友梨ちゃんの行方がわからなくなった五月以降、町は防犯ブザーの貸与や教職員らによる登下校時の巡回などを実施してきた。しかし、子どもたちや保護者の不安は依然、根強く、安全対策を講じることにした。

 地図には、保護者や警察からの情報を加えて、地図上に不審者の出没地域や交通事故現場、暗がりなどを記載して子どもたちにわかりやすいように示す。

 町内の小、中学校全八校がそれぞれの校区を分担。すでに「ひやりマップ」などと名付けて地図作りにとりかかっている学校もあり、町教委は今月末にも各校の地図を集約して町全域の安全地図を作り、全クラスに掲示する方針。また、約四千人の小、中学生全員に校区ごとの地図を配布することも検討している。

 一方、地域の安全パトロール体制も強化。これまでは教職員や町職員、保護者らがボランティアで巡回や登下校時に街頭に立っていたが、保護者の間からは「できれば専門知識や技能を備えた人がいれば心強い」との声が出ていた。このため、町などは警官OBや民間の警備員ら計約十人に依頼し、巡回の中心的な役割を果たしてもらうことにした。

 その際、地図に記した危険な所を重点的にパトロールする方針で、十月中にも人員を確保し、早急に始動させたいとしている。

 町行方不明児童捜索対策室の話「小さい町だから住民や関係機関の連携がとりやすく、きめ細かい地図に仕上がりそう。警官OBには住民の相談役になってもらえると期待している」

<記事提供:読売新聞 2003/09/06 市内> 
大阪・熊取町、友梨ちゃん不明のまま2学期始まる

大阪府熊取町の小学4年生・吉川友梨ちゃんの行方がわからなくなって3ヵ月以上がたちます。

友梨ちゃんの通う小学校では、友梨ちゃんがいないまま2学期が始まりました。
吉川友梨ちゃんは今年5月20日の下校途中に行方が分からなくなり、夏休みの間も情報提供の呼びかけや捜索が行われましたが、有力な手がかりはないままです。
そして、夏休みが明けたきょう、友梨ちゃんの通う小学校では朝9時から全校児童が集まり、始業式が行われました。 クラスメートは、みな、友梨ちゃんのことを心配しているということです。
 警察は、引き続き情報提供を呼びかけ、友梨ちゃんの行方を捜しています。

<記事:Mainichi Broadcasting System 2003/09/01>
近畿の小・中・高校で二学期始まる 不明女児が通う大阪・熊取北小でも始業式

 近畿各府県の大半の小・中・高校で一日、二学期が始まった。五月下旬、下校途中に行方がわからなくなった大阪府熊取町の小学四年吉川友梨(ゆり)ちゃん(9)が通う同町立北小では、巡回するパトカーや街頭に立つ保護者らに見守られて児童が集団登校した。

 体育館で開かれた始業式で、武田薫校長は友梨ちゃんがいないまま新学期が始まったことについて、「心の中にぽっかりと空白ができたまま。早く元気な姿を見たい」とあいさつ。「友梨ちゃんが一日も早く無事に戻ってきて、みんなと一緒に笑ったりおしゃべりしたりできるよう祈りましょう」と呼びかけた。

 同小は友梨ちゃんが行方不明になってから続けている集団登下校を二学期以降も継続する。

<記事提供:読売新聞 2003/09/01 夕2社>
近畿の小中高校で2学期の始業式 大阪・熊取町立北小は集団登下校

 近畿の大半の小中高校で1日、2学期の始業式があった。冷夏に見舞われた夏休みだったが、子どもたちは元気に学校に戻ってきた。

 今年5月20日に4年生の吉川友梨さん(9)が行方不明となった大阪府熊取町の町立北小学校では1日も、事件発覚以来続いている児童の集団登下校が行われた。夏休み前の終業式で「吉川さんら全員で始業式を」と話していた武田薫校長は、始業式で「毎日、千羽鶴を折っている友達がいる。その思いが届くといいね」と語り掛けたという。
友梨さんの机は、すぐに授業が受けられるように整えられているという。 【大島秀利 】

<記事提供:毎日新聞 2003/09/01大阪夕刊>
熊取の少女不明 情報提供求める

 大阪府熊取町の町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が、下校中に行方不明になって二十日で三カ月。泉佐野署捜査本部は、友梨ちゃんが姿を消した同町七山地区で、改めてビラを配るなどした情報提供を呼びかけた。

 これまでの調べでは、友梨ちゃんが不明になった五月二十日の現場付近の通行車両のうち、所有者を確認できない車が三台あるという。このうち、黒いセダン車は友梨ちゃんが最終に目撃された午後三時ごろ、高速で走り去るのが目撃されている。

 この日は、捜査員が友梨ちゃんの身体的特徴などが記されたビラを配り、友梨ちゃんや黒いセダン車に関しての情報提供を求めた。

 ビラを受け取った女性ドライバーは「職場にも家庭にもポスターやビラがあり、友梨ちゃんのことを常に気にかけている。ご両親の心境を思うといたたまれない。早く見つかってほしい」と話していた。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/08/21 朝刊 第1社会>
熊取町小4女児行方不明から丸3カ月 無事願い、捜査員らビラ配布 /大阪

 熊取町立北小4年、吉川友梨さん(9)=同町七山=が行方不明となってちょうど3カ月の20日、府警泉佐野署捜査本部の捜査員ら約60人が熊取町の自宅近くで、友梨さんの行方に関する情報を求めるビラを配った。

 これまでの捜査本部の調べでは、友梨さんが消息を絶った5月20日午後3時前後に現場付近で目撃された車両のうち、3台の所在が確認できていない。3台は(1)黒色セダン(2)赤色スポーツタイプの乗用車(3)白色バン。いずれも普段は見かけない車という。赤色と白色の車は停車していたが、黒色のセダンは現場近くで猛スピードで疾走するなど、不審な行動が目撃されている。捜査本部は3台の車の運転手が友梨さんの失跡を目撃しているなど、何らかの事情を知っている可能性もあるとみて、所在を捜している。

 この日は友梨さんが不明となった午後3時前後を中心に、車のドライバーらにビラを配布した。
 情報は捜査本部(0724・64・1234)まで。 【野原靖、坂口雄亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/08/21>
「黒いセダン」追え 当日複数の目撃情報 高速で走り去る

 大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)が今年五月二十日の下校中に姿を消した同町七山地区で、当日の通行車両のうち所有者を確認できない車が三台あることが十九日、泉佐野署捜査本部の調べでわかった。うち一台は黒いセダン車で、高速度で走り去っていた。失跡から二十日で丸三カ月。府警はこの三台の車が友梨ちゃん発見のかぎを握っているとみて、所有者の割り出しを進めている。

 府警は友梨ちゃんが車で連れ去られた可能性が高いと判断。失せk当日に付近を通行した車両数百台の所有者を調べたところ、三台が確認できずに残ったという。

 三台とも地区住民の車ではなく、友梨ちゃんが姿を消した五月二十日午後三時ごろに、友梨ちゃんの最終目撃地点近辺で目撃されていた。
 黒いセダン車は当日、高速度で走り去るところや友梨ちゃんの最終目撃地点そばで停車しているところなど七山地区を中心にした計五カ所で通行人が目撃しており、当日、七山地区で徘徊していた可能性が高い。黒いセダン車に似た車は今年四月ごろから同地区で目撃されていたという。

 他の二台は、赤色普通乗用車と白色ワンボックス車で、いずれも七山地区内の友梨ちゃんの帰宅コース沿いに停車しているのが目撃された。いずれも所有者は割り出されていないという。

 捜査本部は熊取町や泉佐野市などの各学校周辺で、昨年一月以降の児童、生徒を狙ったわいせつ事件六十六件についても関連を捜査。約五十人態勢で捜査を続けている

■ 苦悩の父「日本中を一軒一軒回って捜したい」

 −三カ月になる
 「今も気持ちは友梨がいなくなった五月二十日と一緒。今日こそは何か手がかりが見つかるかもしれないと思いながら、何も進展せずに時間が経過していく。一カ月ぐらいなら何とか元気でいるのではと思うが、九歳の子供が三カ月も家を離れると…。どこかで監禁されていると考えるほうが救いがある」

 −支援の輪が広がっている
 「全国から励ましの手紙をいただいて本当にうれしい。数年前に愛知県で水害に遭われた方から当時、『熊取町にお世話になったから』と私たちを気遣う手紙もいただいた。同級生が千羽鶴を折ってくれたり、海外に住む知人からメールももらった。不安な毎日が続き弱気にもなるが、大変心強い」

 −友梨ちゃんがいないまま夏休みに入った
 「昨年の今ごろは妻も私も仕事を休んで、ディズニーランドに二泊三日で行った。友梨は楽しそうに遊んでいた。八月二十六日は私の誕生日で、昨年は友梨が自分で作ったカードをプレゼントしてくれた。それを職場の机に飾っていた。自宅のカレンダーにも友梨が『とうさんのたんじょうび』と書き記してくれたのだが…」

 −訴えたいことは
 「今もどこかにいるはずと信じたい。有力な情報も少なく、近くにいるのか遠くにいるのかもまったくわからない。それが一番つらい。できることなら日本中の一軒一軒を回って捜したい気持ち。似たような子供を見つけたらぜひ情報を寄せてほしい」

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/08/20 朝刊 第3社会 >
現場周辺で不審車両3台  友梨ちゃん失跡に関与?

 大阪府熊取町で下校途中の町立北小学校四年吉川友梨ちゃん(9つ)が行方不明になった事件で、当日周辺で目撃された車のうち所有者の分からない不審車両が三台あることが、十九日までの大阪府警泉佐野署捜査本部の調べで分かった。
事件を目撃、もしくは関与した可能性があるとみて洗い出しを進めている。

 調べによると、三台は黒のセダンと赤の普通乗用車、白のワゴン車。このうち黒のセダンは失跡当日の五月二十日、自宅付近などで計五回目撃された。
周辺をはいかいしていたらしく、友梨ちゃんがいなくなった午後三時前には自宅近くを猛スピードで走り去ったという。

 赤の乗用車と白のワゴン車も同時間帯に自宅から約二百メートル離れたたばこ店近くの路上などに止まっていたという。

 友梨ちゃんに関する情報はこれまで約六百件寄せられている。情報は泉佐野署捜査本部まで。電話0724(64)1234。

<記事:共同通信 2003/08/20>
バイクにポスター、HPも  友梨ちゃん捜索に支援続々

 大阪府熊取町で下校途中の小学四年吉川友梨ちゃん(9つ)が行方不明になって二十日で三カ月。
有力な手掛かりがない中、友梨ちゃんや家族とは面識がない人たちによる支援の輪が広がっている。

 インターネット上で情報提供を呼び掛けたり、バイク便のオートバイにポスターを張ったり、やり方はさまざまだ。父永明さん(42)は「協力してもらい、とてもありがたい」と話している。

 和歌山市の会社員○○○さん(43)は六月、たまたま立ち寄ったガソリンスタンドで情報提供を求めるポスターを見たのをきっかけに「同じ親として何とかしたい」と「ゆりちゃんの輪」というホームページ(HP)を開設。
ネット上でHPにつながるリンクを張ってもらうよう協力を求めると、共感した四十以上のサイトが応じた。

 大阪バイク便協同組合(大阪市)に加盟する十三社のバイク約百台は荷物を入れる後部の箱にポスターを張り、配達に回っている。事件を知った組合理事が提案、ほかの役員も快諾した。従業員は「通行人やドライバーの視線を感じる。解決に役立ってほしい」と意気込んでいる。

<記事提供:共同通信・大西記者 2003/08/20>  
女児不明から3か月 黒い不審車の目撃情報/大阪府警

 大阪府熊取町立北小4年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になった5月20日、現場付近で目撃された車のうち3台の所有者がわからず、黒いセダン車は友梨ちゃんの失跡直前まで現場周辺をはいかいしていた可能性があることが、府警捜査1課の泉佐野署捜査本部の調べでわかった。

 行方不明から3か月。消息につながる情報は得られていないが、何者かに車で連れ去られたとの見方が強まっており、府警は捜査員を増員して3台の所有者の割り出しを急ぐ。

 調べでは、3台は黒のセダン車のほか、赤い乗用車と白いワゴン車。友梨ちゃんは20日午後3時ごろ、自宅手前約400メートルで目撃されて以降の消息がなく、府警は同時間帯を中心に現場周辺で通行、停車していたとみられる数百台の所有者を調べたが、この3台が確認できなかった、という。

 一方、同町や隣接の泉佐野、貝塚両市などで昨年以降、子供を狙った連れ去りなどの事件が未遂を含め約70件起きていたことも判明。府警は、関連も視野に入れて捜査している。

<記事提供:読売新聞 2003/08/20 社会>
大阪・熊取町女児不明 不審な車3台の「情報提供を」−−府警泉佐野署

 今年5月から行方が分からなくなっている大阪府熊取町立北小4年、吉川友梨さん(9)が行方不明となった当時、現場周辺で目撃された車両のうち3台の所在がいまだに確認されていないことが19日、府警泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 捜査本部はこれらの車の情報などを記した新たなビラを、行方不明からちょうど3カ月となる20日に周辺で配布する。

 捜査本部によると、3台の車は、(1)黒色のセダン(2)赤色のスポーツタイプの乗用車(3)白色のバン。いずれも普段は見かけない車という。赤色と白色の車は現場付近の路上に停車。黒色の車は現場近くを猛スピードで走ったり、周囲5カ所で不審な行動が目撃されていた。同車は4月下旬にも現場の周辺を走行していたらしい。 いずれもナンバーなどは確認されていない。

 情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。 【野原靖、坂口雄亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/08/20 大阪朝刊>
行方不明:小4・吉川友梨さんの情報求めるビラ配り広がる

  大阪府熊取町立北小4年の吉川友梨さん(9)が5月20日に行方不明となって間もなく3カ月。消息につながる有力情報がない中、地元PTAや町教委が始めたビラ配りなど情報協力を求める活動が、地域や組織を越えた広がりを見せている。熊取町が把握するだけでも、配られたビラは約40万枚に上る。

<記事:jesus.web.infoseek.co.jp 2003/08/18>
熊取・女児不明3か月 励ましの手紙が全国から つらい夏…両親気遣う/大阪

 ◆あじさいよ、友梨ちゃん連れて帰っておいで

 友梨(ゆり)ちゃんの無事を、毎日、祈っています――。五月二十日、下校途中に行方がわからなくなった大阪府熊取町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)の両親に、全国から五十通を超える激励の手紙が寄せられている。父、永明さん(42)と母、美和子さん(42)の心痛を思いやる文面が多く、千羽鶴を添えた人も。両親は自宅にこもり、つらい夏を過ごしているが、「大勢の人に励まされ、元気づけられる」と永明さん。友梨ちゃんがいなくなってから、まもなく三か月。両親は、届いた手紙を娘と一緒に読める日を待ち続けている。

 初めての手紙が舞い込んだのは、行方不明の日の数日後。それからも、多い時は一日三通が、名前も知らない人たちから届く。

 「毎朝、仏壇に手を合わせる際、友梨ちゃんの無事を祈っています」。幼い女児ら三人の孫を持つ大阪府忠岡町の女性からの手紙は便せん三枚。孫の姿と重なって人ごととは思えないとしたうえで、「(情報提供を呼びかけた)ビラの笑顔を見るたびに、涙しています」とつづられていた。
 東京の女性からは、「どうかお体に気をつけて」と両親を気遣う手紙が届いた後、梅雨の時期には「あじさいよ、友梨ちゃん連れて帰っておいで」とのはがきが送られてきた。

 「私も同じ『ゆり』という名前です」という貝塚市の女児や、数年前に水害に遭い、熊取町の住民から支援を受けた愛知県の夫婦からは、色とりどりの千羽鶴が届いた。友梨ちゃんの愛らしい似顔絵が描かれたはがきの差出人は、河内長野市の女児。励ましの言葉もあった。「私もゆりちゃんと同じ四年生です。おうえんしています」

 中学教諭の永明さんの教え子や保護者、海外に住む親類……。多くの人が励ましてくれる。「早く朗報を知らせたいけど」と、両親は言葉を詰まらせる。

 友梨ちゃんのいない夏休み。昨夏、娘を連れてブラスバンド部の指導に出かけていた永明さんは、学校を休職し、自宅で警察などからの電話を待つ毎日だ。

 一昨年は海へ出かけ、昨年は東京ディズニーランドに行ったような家族旅行はなく、何より、今は娘が弾くピアノの音がしない。
 「いつも友梨のピアノが流れていたのに……。さみしいですね。時間だけが進んでいくようで」。永明さんはそう話した。
               ◇ 
 大阪府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は和歌山県との府県境付近で捜索を続ける一方、全都道府県警を通じて情報提供を求めるビラを各地に配布。これまでに約六百件の情報が寄せられているが、有力な手がかりは得られていない。永明さんは「どんなことでも連絡を」と訴えている。情報は同捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/08/18 社会> 
大阪・熊取町女児不明 間もなく3カ月 地域、組織越え協力の輪広がる

◇パチンコ店はチラシ80万枚

 大阪府熊取町立北小4年の吉川友梨さん(9)が5月20日に行方不明となって間もなく3カ月。消息につながる有力情報がない中、地元PTAや町教委が始めたビラ配りなど情報協力を求める活動が、地域や組織を越えた広がりを見せている。熊取町が把握するだけでも、配られたビラは約40万枚。インターネットでの呼びかけも数百件に上る。 【野原靖、坂口雄亮】

 大阪市内で今月10〜13日に開かれた「大阪府吹奏楽コンクール」。配布されたプログラム4200部に友梨さんの情報を求めるビラがはさまれた。中学教諭の永明さんが吹奏楽部顧問を務める縁で、府吹奏楽連盟が協力。和歌山市で21日から行われる関西吹奏楽コンクール会場でもビラを配る。同連盟の岡本広敏事務局長は「熊取町に近い和歌山なら情報も多いはずだ」と期待を込める。

 民間会社の協力も広がっている。大阪府南部のパチンコ店チェーンは6月から、新聞折り込みチラシに友梨さんの顔写真と捜索協力を求めるメッセージを掲載し始めた。熊取町に住む経営者が町役場に写真を提供してもらい、既に折り込みチラシ約80万枚を配布した。また、町教委には、同町内のピザ店からも「近畿地区のチェーン店約50店でビラを配りたい」と申し出があったという。

 地元PTAの活動は夏休み中も続き、日曜日の今月24、31日には家族連れでにぎわう商業施設でビラを配る。熊取町教委の田中豊一理事は「町外からの支援も少なくない。多くの人が一日も早い友梨さん救出を願っている」と話している。

◇父親に現在の心境聞く

 吉川友梨さんの父永明さん(42)に現在の心境などを聞いた。
 ――今の心境は。
 3カ月にもなると、さすがに「娘は生きているのか、死んでいるのか」という考えも浮かんできます。しかし、私たち家族の思いは、(行方不明になった)5月20日のままです。

 ――一番つらいことは。
 (霊感者などと称する)見知らぬ人から「娘さんは池に沈んでいる。引き揚げてあげなさい」などと電話がかかることです。そんな話を聞いて、どう行動したらいいのか。でも、PTAやボランティアの方々には当初から協力いただいています。本当にありがたく思っています。

 ――今、訴えたいことは。
 転落など事故の可能性がほとんどなく、娘は連れ去られたとしか思えません。どんな動機で連れ去ったか分かりませんが、とにかく娘の様子を知らせてほしい。早く帰してくれるのに越したことはないですが、せめて今どうしているか、教えてほしい。

 【友梨さんの特徴】
・身長135センチ、体重約25キロ。靴のサイズは22センチ。髪は肩にかかる程度の長さ。細身で、ぽっちゃりした顔。右小鼻にほくろ。
・当時の服装は白のブラウスに紺のスカート(学校の制服)。薄い黄色のリュックサックを背負っていた。

 情報は、府警泉佐野署捜査本部(電話0724・64・1234)へ。

<記事提供:毎日新聞 2003/08/18 大阪朝刊>
女児行方不明 2カ月手がかりなし 祖父が手記寄せる

 大阪府熊取町で町立北小4年、吉川友梨(ゆり)さん(9)が5月20日に行方不明になって2カ月が過ぎた。決め手となる情報がない中、友梨さんの祖父(70)が29日、毎日新聞に手記を寄せた。友梨さんに語りかけ、連れ去った人物に「家族の元に帰して」と訴えている。全文は次の通り。

◇友梨を探し求めて

 友梨、今どこにいるのだろう。一人かな。元気かな。淋(さび)しいだろうね。友梨が知っている通り、じいちゃんは目が悪くて、最近では友梨の写真すらはっきりと見えない。だから友梨を探しに行けなくてごめん。その代わり友梨が育てかわいがっていたロン(愛犬)を立派な成犬に育てておくから楽しみにしていて下さい。

 そして淋しくなった時は、天の神様に向かって手を合わせて祈りなさい。そしたら全国の皆さんの祈りに通じ、友梨、友梨と探し求めて下さっている声も聞こえるはずだよ。そしたら淋しくなくなるから。おじいちゃんもおばあちゃんも毎日必ず祈っています。

 友梨を連れて行かれた人にお願いします。あなたの生まれ育った環境はどのようなのかは、残念ながら私には理解出来ないけれども、多分、いろいろな複雑な事情があったのだと思う。だからといって、幼い友梨につらく当たらないでほしい。

 もし何かの事情で友梨を帰してもらえないなら、せめてこの老いの身で不服だろうが、友梨の身代わりとして役立ててほしい。そして再度お願いします。一日千秋の思いで待つ家族の元へ友梨を少しでも早く帰して下さい。

 全国の皆様、今日まで多大のご支援、励ましのお言葉いただき有り難うございます。誠に勝手ながら、友梨の帰ります日まで、いましばらく友梨をお守り下さい。

祖父より

<記事提供:毎日新聞 2003/07/30>
「小さな情報でも」父親らがビラ配り

 今年五月から行方不明となっている大阪府熊取町の吉川友梨ちゃん(9)の父親の永明さん(42)らが、行方不明となって二カ月となる二十日、堺市内のショッピングセンター前で情報提供を求めるビラ配りを行った。

 ビラ配りに参加したのは永明さんのほか、熊取町内の小中学生の保護者ら約四十人。

 「どんな小さな情報でも構いませんから、ぜひ協力してください」と声をかけながら、買い物客らに約三千枚のビラを手渡した。

 永明さんは、「夏休みに入ったが、家族にとっては友梨が行方不明となった五月二十日以来、時間が止まったまま。とにかく友梨を帰してほしい」と訴えていた。情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/07/21 朝刊 第3社会>
友梨ちゃんの情報求め父親呼びかけ──熊取女児不明2カ月
行方不明になっている吉川友梨ちゃんの情報提供を呼びかけるビラを配る父・永明さん(左)=20日、大阪府堺市=共同
行方不明になっている吉川友梨ちゃんの情報提供を呼びかけるビラを配る父・永明さん(左)=20日、大阪府堺市=共同
 大阪府熊取町の小学校4年生、吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって2カ月となる20日、父親の永明さん(42)らが堺市のショッピングセンターで情報提供を呼びかけるビラを配った。

 永明さんは約40人のボランティアとともに、友梨ちゃんが行方不明なった当時の服装などが書かれたビラ約3000枚を買い物客らに手渡した。

 永明さんは「行方不明になったときから時間が止まっている。友梨が帰ってこない夏休みは考えられない」と話した。









<記事・写真:日経ネット関西版 2003/07/21>
熊取の女児不明2か月 「どんな情報でも寄せて」 父、ビラ配り訴え/大阪

 大阪府熊取町立北小四年吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって二か月となる二十日、父親の永明さん(42)が、同堺市内で情報提供を求めるビラを配り、「(行方不明となった)五月二十日から時間は止まったままです。友梨がまだ戻っていないことを、大勢の人に知って欲しい」と、心境を語った。

 永明さんはこの日午後、地元の小中学校の保護者ら約二十人とともに、泉北高速鉄道泉ヶ丘駅前のショッピングセンターで、買い物客らに「よろしくお願いします」と呼びかけ、友梨ちゃんの特徴などが書かれたビラ約二千枚を配った。

 両親はこの二か月間、どちらかが必ず自宅にいるようにして、連絡を待ち続けた。

 永明さんは「友梨の名前を知ってくれている人も多く、心強かった。いつの間にかセミの声が聞こえる時期になったが、友梨が戻ってくるまで、我が家に夏休みはない。どんな小さな情報でもいいので、ご一報を」と話していた。

 情報提供は府警捜査一課の泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/07/21 2社> 
ネットで広がる協力の輪 個人や団体、情報提供呼びかけ

大阪府熊取町の町立北小学校四年、吉川友梨ちゃん(9)が行方不明になって二十日で丸二カ月。捜索に協力を求める輪がインターネットの世界で続々と広がっている。ホームページに友梨ちゃんの顔写真などを掲載、情報提供を呼びかけている個人や団体はすでに二十近くに上る。一方、十八日は全国の多くの学校で一学期の終業式が行われた。長崎の男児誘拐殺人事件、東京の小六少女監禁事件など児童・生徒をまきこんだ事件が相次ぐなか、夏休みに入る子供たちの安全を守る取り組みが求められている。

熊取町役場では五月下旬、ホームページに友梨ちゃんに関する情報を掲載したところ、関東地方から問い合わせがあったり、その情報を個人のホームページに掲載してもいいかなどという問い合わせが相次いでいるという。同町企画課の藤原伸彦係長は「町として協力できることはすべてやりたい。ネットは遠くの方々にも情報を呼びかけることができるので効果的な手段だと思う」と歓迎する。

「熊取町は地理的には遠いが力になれたらと思って」というのは兵庫県の篠山青年会議所専務理事の田中克一さん。泉佐野青年会議所と姉妹提携している関係で、篠山青年会議所のホームページの画面いっぱいに友梨ちゃんの写真を掲載して協力を呼びかけている。
田中さんによると、プリントアウトした友梨ちゃんの写真をお店に張り出している会員もいるという。

個人サイトで情報提供を呼びかけているのは堺市の設楽晴久さん。「捜索に参加したいが時間がないのでネットを活用した。なんとか無事で見つかってほしい」と願いを込める。
同じく個人サイトで友梨ちゃんに関する情報を掲載する森下智裕さんは「写真が常時見ることのできる環境にあれば記憶にも残るので、今のネット事情を考えるとかなり有効な手段だと思う」と話していた。

■ 「2学期は一緒に迎えられるように」
 吉川友梨ちゃんの通う熊取町立北小学校の終業式では、武田薫校長が「二学期の始業式は吉川さんと一緒に迎えられるように」と、友梨ちゃんの無事を祈った。
 北小では、この日も子供たちは配布された防犯ブザーを持ち、保護者らに見守られながら、集団登校を行った。
 この日渡されるはずだった友梨ちゃんの一学期の通知表は学校が保管。学校側は「いつでも渡せるように準備している」という。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/07/19 朝刊 第2社会>
熊取町の吉川友梨さん行方不明から2カ月 「今どこに」 捜査本部がビラ /大阪

 熊取町の町立北小4年、吉川友梨さん(9)が5月に行方不明になってから、間もなく2カ月。府警泉佐野署捜査本部は18日、友梨さんの自宅近くの「七山交差点」に捜査員約40人を配置し、通行する車に情報提供を求めるチラシを配った。

 友梨さんは5月20日午後3時ごろ、行方が分からなくなった。

 友梨さんは身長約135センチ。白のブラウス、紺のスカート姿で、淡黄色のリュックを背負っていた。
情報は同署(0724・64・1234)。 【野原靖、坂口雄亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/07/19 大阪>
情報提供を求めビラ配布  友梨ちゃん不明

 大阪府熊取町で5月、下校途中に行方不明になった同町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)について泉佐野署捜査本部は18日、自宅近くの交差点で情報提供を求めるビラを配った。交差点は学校指定の通学路の途中で、友梨ちゃんは不明になった当日、一緒に下校していた友達3人とこの交差点で別れていた。

 この日は捜査員ら約40人がビラを配布。ビラには不明当日の服装などが書かれており、捜査員は走っている車にも止まってもらい「何か情報があればご連絡ください」と声を掛けていた。 (共同通信)

<記事:Kyoto Shimbun News 2003/07/18 >

友梨ちゃんいない終業式 不明2カ月、有力情報なし

 終業式を終え、記者の質問に答える熊取町立北小学校の武田薫校長=18日午前、大阪府熊取町
 大阪府熊取町で5月、下校中に行方不明になった小学4年吉川友梨ちゃん(9つ)が通っていた大阪府熊取町立北小学校で18日、1学期の終業式が行われた。

 行方不明から約2カ月。これまでに全国から約550件の情報が寄せられ、現場付近約790世帯への聞き込み捜査も続行中だが、有力情報は得られていない。ある捜査幹部は「事件の構図すら見えてこない状況だ」と苦い表情を見せている。

 友梨ちゃんは5月20日午後3時ごろ、自宅から約400メートル離れた通学路で目撃されたのを最後に行方不明となり、翌21日に府警が公開捜査に踏み切った。





<記事・写真:河北新報社 2003/07/18>

友梨ちゃん 2学期に会おうね パトカー警戒、熊取北小で終業式/大阪

 多くの小、中学校などで一学期の終業式が行われた十八日、五月下旬の下校途中に行方がわからなくなった四年吉川友梨ちゃん(9)が通う大阪府熊取町立北小学校では、パトカーが巡回する中、集団登校した児童らが、府警泉佐野署員らから夏休みの過ごし方の指導を受けた。

 友梨ちゃんが行方不明となって二十日で二か月。式では、武田薫校長が「始業式には六百二十三人全員がそろって出席できるよう祈りましょう」とあいさつ。同署員が防犯教室を開き、「一人で遊びません」「知らない人についていきません」などを約束し合った。

 同校では、夏休み中の登校日も集団登下校を行い、PTAなどと協力してパトロールを強化する。近隣の岸和田、貝塚市などで児童が男に声をかけられたり連れ去られそうになったりする事件が相次いでおり、町教委は登校日や水泳教室の日程を地域住民にも知らせ、「行き帰りの時間帯には庭先に出て見守って」などと呼びかける。

 府警捜査一課の同署捜査本部には、同日までに五百五十五件の情報が寄せられたが、有力な手がかりは得られていない。この日午後、友梨ちゃんが友人らと別れた交差点付近で捜査員ら約四十人がチラシを配り、情報提供を求める。

<記事提供:読売新聞 2003/07/18 夕社会> 
小中高終業式 命の尊さ刻む夏休み

◇「9月1日には友梨さんと一緒に」

  ◆熊取
 5月20日に4年生の吉川友梨さん(9)が行方不明となって間もなく2カ月になる大阪府熊取町の町立北小では、終業式に併せて「防犯教室」を開いた。捜査本部がある泉佐野署員を講師に、児童誘拐の手口などを紹介したアニメのビデオを上映。署員らの説明に児童らは神妙な表情で聴き入っていた。武田薫校長は「9月1日には吉川さんを入れた623人全員で始業式を迎えられるよう祈りましょうと話した」と語った。

 捜査本部には約550件の情報が寄せられたが、行方に直接つながる目撃情報などはないという。捜査本部は既に、友梨さんが住む同町七山地区の全戸(約780世帯)の聞き込みを完了。大規模な捜索も計6回を数えるなど、徹底したローラー作戦を展開している。

  ◆高槻
 誘拐・爆破予告などいたずらとみられる電話が相次いだ大阪府高槻市の市立大冠小学校では、山口正孝校長が「夏休み中に登校しても、大丈夫なように先生たちで校内の点検を続けます」と学校の安全性について児童らに説明。「地域では一人で遊ばないように」などと注意を呼び掛けた。

  ◆京都
 京都市では、市立小学校のうち約35%の53校が今年度から2学期制を取り入れたため終業式はなく、18日は通知表を渡すこともない通常授業の日となった。同市東山区の清水小の夏休みは25日から。早川雅雄校長は「終業式がないので生徒に浮わつきがなく、ぎりぎりまで学習に専念できます」と話す。休み日数も従来の44日間から33日に短縮。さらに、8月上旬まで全校児童を対象に「校内学習指導」をする予定にし
ている。

◇「考えて行動を」

◇4女児監禁事件東京の小学校
 東京都稲城市の小学6年の女子児童4人が誘拐・監禁された事件で18日午前、無事保護された児童らが通う小学校の1学期の終業式が、報道陣には非公開で行われた。

 式後の校長の話では、4人はこの日欠席した。17日夜に保護者から「まだ落ち着いていないので欠席させたい」などと電話があったという。

 同市教委によると、校長は終業式で事件について直接は触れなかったが、「命は一つ。でも一人だけのものじゃない」と書いた模造紙を掲げ、「楽しそうだなと思っても、ちょっと待てよ、って考えて行動しましょう」と、呼びかけたという。

◇「駿ちゃんはお空で見守る」

◇長崎男児殺害幼稚園終園式
 長崎市の幼児誘拐殺人事件で、家裁送致された少年(12)が在籍する同市内の中学校では、報道陣など部外者をシャットアウトして式を行った。

 市教委によると、校長は生徒を前に「この2週間、大変つらい、悲しい体験に遭遇しました」と事件に触れた。更に「今は命の尊さについてしっかり受け止め、一緒にいる仲間の誰とでも仲良く勉強やいろいろな活動に励む時だと思います」などと生徒を励ました。

 一方、殺された種元駿ちゃん(4)が通っていた同市滑石3、私立みやま幼稚園でも終園式があった。式後、会見した石本シヅヱ園長によると、まず園児全員で駿ちゃんにお祈りをささげた。園長が「夏休みに気をつけることは何ですか」と尋ねると園児たちは「知らない人にはついていかない」と元気よく答えた。園長は「駿君はお空で見守ってくれているよ」と語りかけたという。

<記事提供:毎日新聞 2003/07/18 大阪夕刊>
「友梨ちゃん情報を」 母親ら呼びかけ 熊取の女児行方不明/大阪

 大阪府熊取町で下校途中に行方不明になった町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)の母、美和子さん(42)が十三日、手掛かりを求めて、ボランティアの父母らとともに関西空港のロビーなどでチラシを配り、情報提供を呼びかけた=写真。

 友梨ちゃんの行方が分からなくなった五月二十日以降、同町内の小中学校のPTAが中心になり、地元や大阪市内の駅前、ショッピングセンターなどで毎週日曜日、チラシを配布する活動を続けている。

 美和子さんは、夫の永明さん(42)と電話の前で寝起きし、娘からの連絡を待つ生活だが、「一人でも多くの人に協力を求めたい」との思いから、初めて参加した。

 友梨ちゃんが姿を消して間もなく二か月。府警捜査本部にも有力な情報はなく、美和子さんは「どんな小さなことでも」と訴えている。連絡は捜査本部(泉佐野署)(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/07/14 夕2社>
大阪・熊取町の小4女児不明事件 「どんなことでも知らせて」 母親がビラ配布

 大阪府熊取町で行方不明になった同町立北小4年、吉川友梨さん(9)の母美和子さん(42)が13日、関西国際空港や、JR・南海のりんくうタウン駅(同府泉佐野市)などで、友梨さんの行方に関する情報提供を求めるビラを配布した。美和子さんは「どんなことでもいいので情報を寄せてください」と通行人らに声をかけていた。

 ビラ配布は北小PTAなどが実施し、この日初めて美和子さんが参加した。美和子さんは「電話がかかってくると思うと、自宅を離れることができなかった」と話していた。

情報は府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)。 【野原靖、坂口雄亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/07/14 大阪夕刊>
産経新聞 夕刊「十字路」欄

◇ …今年五月、大阪府熊取町で行方不明になった町立北小学校四年、吉川友梨ちゃん(9)の母親、美和子さん(42)らが十三日、泉佐野市内などで捜索協力のビラ配りを行った。

◇ …美和子さんが直接、情報提供を求めてビラ配りをするのは初めて。この日は北小の保護者らも参加し、友梨ちゃんの写真などが記された約二千枚のビラを配布した。

◇ …美和子さんは「多くの方に関心を持ってもらい、どんなことでもいいので、何か情報をお持ちの方から連絡がいただけたらと思います」と気丈に話していた。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/07/13 夕刊 第1社会>
母親らビラで情報提供呼び掛け 大阪女児不明


 大阪府熊取町で下校中に行方不明となった同町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)の手掛かりを求めて、母親の美和子さん(42)らが13日、関西空港などで情報提供を訴えるビラを配った。

 今月20日で友梨ちゃんが行方不明となってから2カ月になろうとしているが、府警の捜査でも有力な手掛かりは得られていないという。

 これまでも熊取町内の小中学校8校のPTAが中心となり、現場周辺だけでなく、大阪市や府南部の繁華街やショッピングセンターで約5万枚に上るビラを配布。13日も関西空港だけでなく、熊取町に隣接する泉佐野市内の駅などで情報提供を求めた。

 初めてビラ配りに参加した美和子さんも「どんなことでもいいから情報を頂ければ、と思っています。つらい中、1人で待ち続ける娘のことを思うと…」と言葉を詰まらせていた。(共同通信)

写真=行方不明となった吉川友梨ちゃんの情報提供を呼び掛けるビラを配る母親の美和子さん(右)=13日午後、大阪府泉佐野市

<記事・写真:Kyoto Shimbun News 2003/07/13 >
熊取町の女児不明 ゆり、ぶじに帰ってきてね… 同級生3日かけ千羽鶴/大阪

 ◆父「勇気づけられる」

 ゆり、早く元気で帰ってきてね――。大阪府熊取町で五月二十日、下校途中に行方不明となった町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)の同級生たちが千羽鶴を折り、無事を祈り続けている。三組のクラスメート三十人がわずか三日で仕上げた千羽の祈り鶴。「みんな、待ってるから」との思いをこめて、友梨ちゃんの両親の元に届けられた。

 今月一日朝。一時間目の授業のため、担任の女性教諭(44)が教室に入ったところ、数人の女児が七センチ四方の小さな折り紙を折っていた。

 「何を作っているのだろう」と近づいた教諭に、友梨ちゃんと仲のいい女児の一人が「早く戻ってくるように鶴を折ってもいい?」と尋ねてきた。「みんなに広めてみたら」と言うと、女児は同級生全員に「私たちは今、鶴を折っています。ゆりへの思いを一緒に伝えよう」と呼びかけた。
 折り方を知らない男児には、女児が教えた。下校時に歩きながら折る児童、帰宅後に友人宅に集まって折る子もいた。自習時間、休み時間、給食の準備時間……。クラス一丸となった。

 教諭の机の上に置いた箱には、下校時刻になると、あふれるほどの鶴が集まった。何度も折り直してボロボロになったり、紙を裏返しに折ったり。教諭はそのまま糸でつないだ。三日、千羽に達した。

 教諭はその日のうちに友梨ちゃん宅に届けた。「せんばづる作ってるから早く帰ってこい」「ゆり、ぶじに帰ってきてね」と、クラス全員が書いたメッセージの写真もつけた。

 居間に飾られた千羽鶴を前に、父の永明さん(42)は「小さな折り紙で作るのは大変だっただろうに、すごく上手。とてもありがたく、勇気づけられる」と話した。

 三組の呼びかけで今、他のクラスの児童たちも千羽鶴作りに取り組んでいる。十八日は終業式。そのころ、三組の教室には、友梨ちゃんへ「お帰り」を言うための新たな千羽鶴が飾られているはずだ。

<記事提供:読売新聞 2003/07/10 夕2社> 
地域ぐるみで子供守れ 熊取で初の「安全デー」

 小学校四年生の女児が下校途中に行方不明になった大阪府熊取町で八日、学校と家庭、地域が一体となって子供たちの安全を守る「第一回子ども安全デー」が実施された。警察官や地域住民が見守るなか、子供たちは元気に登校した。

 大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件を教訓に、同事件が起きた八日を子供の安全を確保する日に定める動きが各地で広がっている。

 さらに同町では、五月二十日から、町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)が下校中に行方不明になっていることもあり、各青少年団体などの呼びかけで安全デーが実現したという。

 この日はのぼりの掲示や広報車による地域パトロールに加え、住民が集団登下校を引率。さらに、広報誌などを通じて、買い物や庭の水まきなどを登下校時間帯に合わせ、子供たちの姿を見守るように町民に呼びかけられた。

 友梨ちゃんが通っていた町立北小では校門に黄色の旗が二本立てられ、警察官二人が子供たちの登校を見守った。また、午前七時半には、街角に設置された広報無線から町民に協力を求めるアナウンスが流された。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/07/08 夕刊 第2社会>
熊取の女児不明事件 町が「子ども安全デー」 児童・生徒の安全確保へ/大阪

 大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が今年五月、下校途中に行方不明となったことを受けて、同町などは八日、児童・生徒の登下校時の安全を毎月一回、地域ぐるみのボランティアで見守る「子ども安全デー」をスタートさせた。

 安全確保に長期的に取り組むため、大阪教育大付属池田小児童殺傷事件の教訓を生かし、同事件が起きた八日を安全デーと決めた。

 この日午前七時半から、自治会やPTA、青少年指導員ら約四百人が、町内の八小・中学校の校区で立ち番やパトロール。子どもたちに、「おはようございます」「いってらっしゃい」と声をかけ、見守った。

<記事提供:読売新聞 2003/07/08 夕2社>
少年犯罪被害防止に一役 「110ばん通報協力タクシー」運用開始−−大阪府警南署

 ◇子どもの被害、見逃さない

 タクシー運転手に少年犯罪被害の防止に一役買ってもらおうと、大阪府警泉南署は7日、タクシー会社の協力を得て、「こども110ばん通報協力タクシーこども」を府内で初めて運用開始した。

 タクシーは泉佐野、泉南、阪南3市と岬町を営業区域に持つ御影第一会社泉南営業所の60台。運転中に子どもが犯罪の被害に遭っているのを見つけたら積極的に保護し、相手の特徴などを直ちに110番する。

 近隣の熊取町で5月20日に小学4年生の吉川友梨さん(9)が行方不明になり、いまだに解決しておらず、泉南署の要請に同社が「子どもが事件に巻き込まれるのを見過 せない」と、ボランティアで快く応じた。

 この日は、「こども110ばん」のステッカー付きタクシーのお披露目を兼ねた防犯教室が泉南市の市立樽井幼稚園であり、運転手に園児らが「守ってください」とお願いしていた。 【佐藤孝治】

<記事提供:毎日新聞 2003/07/07 大阪夕刊>
行方不明の吉川友梨さんの情報提供求める 地元熊取町議が大阪駅でチラシ /大阪

 熊取町立北小4年、吉川友梨さん(9)が行方不明になった事件で、同町町議が1日、JR大阪駅で、友梨さんの写真が入ったチラシ約5000枚を配り、情報提供を呼びかけた=写真。

 所用の1人を除く町議17人が参加。自らチラシをもらいに来る人もおり、関心は高かった。西宮市の40代女性は「子どもを持つ人なら、誰もが事件の行方を気にしている。早く友梨さんを親元に帰してほしい」と話した。
情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。 【福田隆】

<記事提供:毎日新聞 2003/07/02 大阪>

[女の気持ち]今、友梨はどこに 大阪府熊取町 65歳 主婦

5月20日、急にいなくなった友梨。今どこにいるのでしょう。こんなにひどいことが、現実に起こるなんて。
おばあちゃんは、毎日、友梨、友梨と泣き叫びながらのつらい日々です。何も手につきません。本当に早く帰ってきてほしい。
好き嫌いの多い友梨。少しでも食べて、少しでも眠るようにしなさい。いつもの笑顔で、まわりの人にお願いしなさい。そしたら、きっとお家に帰してくれるでしょう。

お父さん、お母さん、お兄ちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんも、大勢の人たちと一緒に、友梨の帰りを待っています。帰ったら、可愛がっていたロン(愛犬)と一緒に遊ぼうね。ロンも待ってるよ。

友梨を連れて行った人にお願いします。友梨をこれ以上、苦しめないで下さい。早く家族のもとに帰して下さい。
今日まで大勢の皆々様のお力をお借りし、捜索していただきました。友梨が帰ります日まで、今しばらく皆様の愛の手を差しのべて下さいませ。

友梨ちゃん、皆さんの真心を信じなさい。大勢の人たちが、友梨が一日も早く帰ってこれるよう、お祈りして下さってます。

 友梨ちゃんへ 愛をこめて 祖母より

………………………………………………………………………………………………………

 ◇係から 筆者は、大阪府熊取町で先月20日から行方不明になっている同町立北小4年、吉川友梨さん(9)の祖母です。

<記事提供:毎日新聞 2003/06/29>
情報求めるポスター作製 大阪・友梨ちゃん失跡

 大阪府熊取町で下校中に行方不明になった町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)について、泉佐野署捜査本部は26日、情報提供を求めるポスター2万枚を作製、全国の警察署や交番に配布する。

 ポスターはB4判。友梨ちゃんの顔写真のほか、行方不明になった当時着ていた服やリュック、靴などの写真が掲載されている。

 友梨ちゃんは5月20日午後3時ごろ、自宅近くで何者かに連れ去られた可能性が高い。これまでに捜査本部に寄せられた情報は約460件。有力な手掛かりはないという。

<記事:共同通信社 2003/06/26>
熊取の女児不明 ポスター2万枚、全国の警察に配布/大阪府警

 五月二十日、下校途中に行方不明となった大阪府熊取町立北小四年吉川友梨ちゃん(9)について、府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は二十六日、情報提供を求めるポスター約二万枚を全国の都道府県警に配布した。警察署や交番などに掲示してもらう。

 これまで府警には四百六十件の情報が寄せられたが、有力な手がかりは得られていない。情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/06/26 夕社会>
大阪・熊取町小4女児行方不明 情報提供呼びかけるポスターを作製−−大阪府警

 大阪府熊取町の町立北小4年、吉川友梨さん(9)の行方を捜査している府警泉佐野署捜査本部は26日、情報提供を呼びかけるポスター2万枚を作製した=写真。全国の警察に配布する。
情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:毎日新聞 2003/06/26 大阪夕刊>
熊取町 毎月8日は「子ども安全デー」 女児不明1か月で/大阪

 ◆地域ぐるみ「見守るムード作り目指す」

 熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になった問題で、町と町教委、青少年団体などでつくる町青少年問題協議会は二十日、「学校現場や保護者に計り知れない不安が広がっている」として、毎月八日を「子ども安全デー」にし、学校と家庭、地域が一体となって、児童らの安全確保に取り組むことを決めた。

 安全デーは、大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件の教訓を生かすため、同事件が発生した八日に設定。友梨ちゃんの行方不明から一か月が過ぎたのを受け、同協議会が緊急アピールとして採択した。当日には、児童らの登下校の時間帯に合わせて買い物に出かけたり、庭先で水まきをしたりと、地域ぐるみで子どもを見守るムード作りを目指すという。

 町教委は「このようなことが繰り返されないよう、町全体で子どもの安全を最優先に考えるムードを根付かせたい」としている。

<記事提供:読売新聞 2003/06/21市内>
3000人態勢で一斉捜索 3000人態勢で一斉捜索 大阪の友梨ちゃん不明

 大阪府熊取町で町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)が下校途中に行方不明になって20日で1カ月となるのを前に、大阪府警は19日、府内全域と、府南部と隣接する和歌山県の県境地域の一斉捜索を行った。

 府内64の全警察署の署員や機動隊員のほか、地元消防団や一般市民の協力も得て約3000人態勢で捜索。接近している台風6号の影響で曇り空の下、府内の山林や河川、空き家などを徹底して調べたほか、和歌山県の山林でも手掛かりを探した。

 捜査本部の置かれている泉佐野署では、捜索に出発する機動隊員約200人を前に角田五雄署長が「今回の捜索で何としても、手掛かりの一つでも発見したい」と訓示した。捜索は夕方5時まで行われる。

<記事:共同通信 2003/06/19>
空白の2分「一体何が」 府内全域で一斉捜索

 大阪府熊取町の町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって二十日で丸一カ月になるのを前に、泉佐野署捜査本部は十九日、二千九百人態勢で、府内全域や大阪府境に近い和歌山県内で一斉捜索を始めた。

 調べでは、友梨ちゃんは五月二十日午後三時前後の約二分の間に、自宅まで四百−二百メートルの通学路付近で行方がわからなくなったとみられる。何者かが車で連れ去った可能性が高いとみられるが、当時付近を通るなどした十台前後の車の所有者がまだ判明していない。

 捜査本部はこれまで、熊取町を中心とした府南部を捜索してきたが、十九日は府内全域と和歌山県の一部に範囲を拡大し、空き家や山林などを捜索。捜査本部には「よく似た子供を見た」「不審な人がいる」などといった三百六十六件(十九日午前十時現在)の情報が寄せられているが、直接、所在に結び付く有力情報はないという。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/06/19 夕刊 第2社会>
女児不明1カ月 「ゆりっぺ」1秒でも早く見つけたい

五月二十日、下校中に自宅近くで行方がわからなくなった大阪府熊取町七山、町立北小学校四年、吉川友梨ちゃん(9)。不明から一カ月を前に父親で、中学校教諭の永明さん(42)が産経新聞社のインタビューに応じ、妻、美和子さん(42)は手記を寄せた。「一秒でも早く見つけてあげたい」。焦りを募らせながら、友梨ちゃんが無事保護される日を信じ、両親は情報提供を呼びかけた。

「やっぱりおやへんのや」。毎朝、永明さんは眠りから覚めると、まず友梨ちゃんがいない現実を突き付けられる。家族四人で布団を並べて寝るのが決まりだった。

友梨ちゃんが姿を消したのは心待ちにしていた遠足の日。「前の晩、友梨は珍しく一人で一番早く床につき、当日の朝も早起きしたんです」
今、永明さんはいつ連絡があってもいいように電話のある一階のリビングで寝る。宿題やお絵かき道具を持ち込んだ友梨ちゃんの笑顔がそこにはいつもあった。

「今日こそ何か捜査が進展するだろうか。それとも、じりじりと一日が終るのか。食の細い友梨が、見知らぬ人といてちゃんと食事を取れているだろうか」。重苦しい日々はもう一カ月になろうとしている。

「友梨は、恥ずかしがり屋で内弁慶。家では『ゆりっぺ』と呼んで、なるべくのびのび育つようにしていましたが、初対面の人の前では緊張して、親にくっついて離れない。少ししかると、声を出さずに部屋の隅で泣くような子です」。自分から友達に話しかけたり、外に遊びに出かけたりするようになったのはようやく最近のことだった。

「顔はふっくらしているんですが、体は本当にきゃしゃなんです。連れ去られたとすれば、おびえて固まったまま声も上げられなかったのではないか。どうしたら見つかるのか。何か見落としていないか。そればかり毎日考えています」と、永明さんは言う。

友梨ちゃんは、カラフルなペンの束を大切に持ち歩き、どこでも夢中で絵をかいた。大好きな絵で、なんとか気持ちを紛らわせていてくれないか。ひょっこり帰ってきて、いつものように庭にいる大好きな飼い犬のロンとたわむれ、「ただいま」と言ってほしい。家族四人でまた同じ部屋で一緒に寝よう。寝坊しないように、朝はちゃんと起こしてあげるから…。
ありきたりのはずだった日常が再び戻ってくることを信じている。

「友梨の居場所を知っている人がいればどんな情報でもいい、ぜひ連絡してほしい。一つでも生きているサインがほしいんです。連れ去った方がいるのならその方にどうこういう感情はありません。とにかく、友梨を帰してやってほしい。そして、ゆりっぺ。もう少しだから頑張って」

■ 母・美和子さんの手記 もうすぐ会える。必ず助けてあげるから…
 「父さん、母さん、何で助けに来てくれへん…」と毎日、毎日泣いている友梨ちゃん、すぐに見つけてあげられなくて、本当にごめんね。大勢の人が友梨のことを毎日捜し続けています。友梨の知らない方からも「友梨ちゃん、頑張って」とお手紙や折り鶴をいただいています。本当に大勢の人が友梨のことを心配しています。

 友梨の所から何が見えますか。どんな音が聞こえますか。何か食べていますか。何か飲んでいますか。とても、とても心配です。父さんも母さんも、仕事はお休みして友梨からの電話をずっと待っています。一言でいいから声が聞きたいです。
 友梨ちゃん、もう少し頑張れる?必ず見つけてあげるからね。一日一日がとても長くて怖くて仕方がないと思うけれど、泣き疲れたら少しでも眠ってね。

 リュックに連絡帳を入れてたよね。もし、手が自由に動かせるなら、連絡帳にお絵かきしてもいいよ。お話を作って書いてもいいよ。そして、希望を失わず、少しでも楽しいことを考えて!ロンと遊んでいるところ、お友達と楽しくおしゃべりしているところ、遊園地で遊んでいるところ、いちご狩りでお腹いっぱいいちごを食べているところ、ゆっくりお風呂につかって、ふかふかのお布団でぐっすり眠っているところ…。
友梨ちゃん、もうすぐ会えるよ!必ず会えるよ!必ず助けてあげるから頑張ってね。

■ 2900人態勢できょう捜索
 大阪府警泉佐野署捜査本部は十九日、二千九百人態勢で、府内全域の旅館やホテルの聞き込みを行うほか、空き家や山林、海岸などのほか、一部は和歌山県内に入って一斉捜索を行う。

 捜査本部が失跡時の友梨ちゃんの足取りを再検証した結果、友梨ちゃんは五月二十日午後三時前後の約二分間に、同級生に目撃された路上から約二百メートルの間で姿を消した可能性が高いことがわかった。さらに当日、同時間帯に付近を通るなどした数百台の車について捜査を進めたが、十台の所有者がまだ判明していないという。

 捜査本部には十七日までに三百五十四件の情報が寄せられたが、有力情報はまだないという。
友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署(0724・64・1234)へ。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/06/19 朝刊 第1社会>

最後の目撃、午後3時ごろ 不明の小4女児

 大阪府警捜査1課の泉佐野署捜査本部の調べで、吉川友梨さん(9)が最後に目撃されたのは5月20日の午後3時ごろだったことがわかった。当初は、20分後の同3時20分ごろとされていたが、同時刻に目撃された少女は別人だった可能性が高まり、府警は捜査の範囲を拡大して不審車両の割り出しなどに当たっている。

 捜査本部は、最後に友梨さんが目撃された地点を、これまでの「(自宅から)約200メートルの商店前」から「約400メートル先の路上」と修正した。同所は、顔見知りの男児が友梨さんに出会い、声をかけた場所。男児や付近にいた通行人の行動、宅配便の車の運行状況などから、この時刻は午後2時59分過ぎだったとみられる。友梨さんは普段、ここから5分ほどで帰宅していた。

 当日午後3時から5分間に現場付近を通った車のうち、今も約10台が確認できていない。捜査本部は思い当たるドライバーに名乗り出てほしいと呼びかけている。

<記事:asahi.com 2003/06/19>

熊取の不明女児、機動隊員ら2900人態勢で捜索──泉佐野署捜査本部
捜索範囲を広げ、永楽ダム周辺を調べる警察官ら(19日午後、大阪府熊取町)
捜索範囲を広げ、永楽ダム周辺を調べる警察官ら(19日午後、大阪府熊取町)
 大阪府熊取町で行方不明になった町立小学校4年生の吉川友梨ちゃん(9)の捜索が19日午前、機動隊員ら約2900人態勢で始まった。これまで泉佐野署捜査本部に寄せられた情報提供件数は約360件。友梨ちゃんの所在につながる有力な情報はなく、捜査本部はビラ約7万枚を配布し、情報提供を呼びかけている。

 この日の捜索は府下の旅館やホテル、空き家のほか、山林、河川で実施。友梨ちゃんの自宅がある熊取町7山周辺では、同町の永楽ダムや泉佐野市の犬鳴山、和歌山県境にも範囲を広げる。

 友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署捜査本部(電話0724・64・1234)まで。







<記事・写真:日経ネット関西 2003/06/19>

大阪・熊取町の小4不明、20日で1カ月 捜索支援の輪

熊取町女児失踪事件捜索
和歌山県に近い山中を捜索する大阪府警の捜査員=19日午前10時30分、大阪府貝塚市で

 大阪府熊取町立北小学校4年の吉川友梨(ゆり)さん(9)が下校途中に行方がわからなくなって、20日で1カ月になる。わずかでも消息につながる情報をつかみたいと、支援の輪は広がり続けている。府警は19日朝、府内全域に捜索範囲を拡大。約2900人が、緑の濃い山中や水辺で手がかりを求めた。

 今月初め、3人の男性が町役場にやってきた。友梨さんの父、永明さん(42)が同府堺市内の中学で教鞭(きょうべん)をとっていた時の教え子たち。公務員の男性(24)は「事件を知っても何もできないでいたが、同級生が皆、同じ気持ちでいるとわかった」。

 3人が役場から持ち帰った情報提供を求めるチラシは計500枚。同窓生十数人が仕事の合間を縫って駅や店を回り、置いてもらうよう頼んだ。1週間後、同窓生らはさらに500枚を役場に取りに来た。

 「新聞の折り込み広告で情報提供を呼びかけてはどうか」。印刷業者を連れた町内のパチンコ店経営者が、役場にこう提案したこともある。ほどなく、友梨さんの顔写真が掲載された「新装開店」の広告が、府南部に配られた。

 大手コンビニエンスストアの商品配送を請け負う運送業者も来た。「近畿一円をくまなく走るから」と、情報を求めるポスターを持ち帰り、トラックの荷台に張って走っている。東京のコンビニエンスストア本部に話が伝わり、ポスターは奈良や和歌山の店舗にも張り出された。

 役場や地元自治会、PTAがそれぞれ作成したチラシは、この1カ月で合わせて20万枚を超える。自治会は5月末まで、役員らが交代で仕事を休んで終日、公民館に詰め、府警の捜索に立ち会ったり、チラシ配布に協力を申し出る人の対応に追われたりした。

 町内でピザ屋を営む男性(36)は、配達用のピザの箱に公民館でもらったチラシをはさみ込む。「小学2年の娘がいて、ひとごとではない。少しでも役に立てれば……」

 北小の松浪博教頭は「いつ友梨ちゃんが戻ってきてもいいように、ふだんと変わらない日常を心がけている」と話す。クラスで給食の牛乳当番が友梨さんに回ってくると、担任教師が「今日は友梨ちゃんはお休みだから」と言って、別の児童に代わってもらうという。2日の全校体育集会や18日の授業参観も予定通りに行った。

 一方で、集団登下校は今も続いている。学校側は校区を22地区に分けて保護者と児童らが顔合わせをし、自分の子供だけでなく、近隣の児童にも目を配ってもらうよう呼びかけた。長女と次男が北小に通う主婦(38)は「一日も早く無事で戻ってきてほしい、そう祈るだけです」と話した。

<記事・写真:asahi.com 2003/06/19>

友梨ちゃん不明1か月 3000人体制で一斉捜索/大阪府警

 大阪府熊取町立北小四年吉川友梨ちゃん(9)が先月二十日、下校途中に行方がわからなくなって一か月となった十九日、府警泉佐野署の捜査本部は約三千人体制で、府内全域のほか府南部に隣接する和歌山県岩出町などにも範囲を広げて一斉捜索し、友梨ちゃんの発見に全力を挙げる。

 捜索は、府内の旅館やホテルの宿泊状況を改めて確認するとともに、山林や空き家などを入念に調べた。また、約七万枚のチラシを新たに作成、駅前などで配布した。

 その後の調べで、友梨ちゃんの足取りの“空白区間”が最終目撃地点から自宅までの約四百メートルに拡大したことから、捜査本部は通学路などの現場周辺の再捜索と聞き込みを念入りに行った。

 地域住民や地元消防団も捜索に参加した。

<記事提供:読売新聞 2003/06/19 夕2社> 
友梨ちゃん不明1か月 最終目撃20分早く 足取り空白400メートルに/大阪

 ◆足取り“空白”400メートルに

 先月二十日、下校途中に行方がわからなくなった大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が最後に目撃された時間は、当初の情報より約二十分早いことが十八日、府警捜査一課の泉佐野署捜査本部の調べでわかった。

 府警によると、当初、友梨ちゃんは二十日午後三時十五分ごろ、自宅まで約五百五十メートルのところで同級生の女児三人と別れたとされた。さらに、同級生の男児とすれ違った後、同三時二十分ごろ作業員に目撃され、この場所から友梨ちゃん宅近くのバス停まで約百五十メートルの間に行方不明になったとみられていた。

 しかし、詳しく検討した結果、男児とすれ違ったのは同三時ごろと判明。府警は、作業員が目撃したのは別人の可能性が高いと判断、足取りの“空白区間”も男児の目撃地点から自宅付近までの約四百メートルに拡大する形となった。

 この時間帯に通学路付近で目撃された通行・駐車車両のうち、十台の運転者や所有者が現時点で確認できていないといい、府警が特定を進めている。
           ◇ 
 ◆「必ず助けてあげる 頑張って」両親が手記

 友梨ちゃんの無事を信じ、待ち続ける父の永明さん(42)と母の美和子さん(42)は、読売新聞に手記を寄せた。

 ◆母・美和子さん
 「父さん、母さん、何で助けに来てくれへん」と毎日毎日泣いている友梨ちゃん、すぐに見つけてあげられなくて本当にごめんね。
 友梨の所から何が見えますか。どんな音が聞こえますか。何か食べていますか。何か飲んでいますか。とても心配です。父さんも母さんも仕事はお休みして、友梨からの電話をずっと待っています。一言でいいから声が聞きたいです。
 友梨ちゃん、もう少し頑張れる? 必ず見つけてあげるからね。一日一日が長くて怖くて仕方ないと思うけれど、泣き疲れたら少しでも眠ってね。希望を失わず、少しでも楽しいことを考えて! (飼い犬の)ロンと遊んでいるところ、お友達とおしゃべりしているところ、遊園地で遊んでいるところ……友梨ちゃん、もうすぐ会えるよ! 必ず会えるよ! 必ず助けてあげるから頑張ってね。 
                    母さんより
 ◆父・永明さん
 今、友梨はどこに居るのか、私たちには想像もつきません。捜しだすすべもありません。じりじりとした気持ちがいつまで続くのかと思うと暗い気持ちになりますが、友梨の方がもっともっと辛(つら)い時間を過ごしていると思うと、一刻も早く救出をと願うばかりです。
 どんな小さな事でも結構です。情報をお寄せいただきたいとお願いいたします。友梨を連れていった方がこの記事を目にされているのなら、私たちはその方にどうこういう感情はありません。友梨さえ帰ってくるなら十分です。どうか返してください。すぐにできないなら何か友梨の様子がわかる連絡をいただけたらと思います。どうかどうかよろしくお願いいたします。 
                   父 吉川永明

<記事提供:読売新聞 2003/06/19 2社>    
大阪・熊取町の小4女児不明1か月 依然有力情報なし

 大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になってから、十九日で一か月。府警捜査一課の泉佐野署捜査本部には計三百六十一件の情報が寄せられたが、有力なものはなく、依然、手がかりがつかめない状況が続いている。〈関連記事34面〉

 府警によると、寄せられた情報は「よく似た女児を見た」「女児を連れ歩いている不審な男がいる」など。その都度、確認しているが、発見には至っていない。

<記事提供:読売新聞 2003/06/19 一面>  
大阪・熊取の女児不明事件 府内全域一斉捜索 宿泊チェック、山林調査/府警

 ◆3000人体制

 先月二十日、下校途中に行方がわからなくなった大阪府熊取町立北小四年吉川友梨ちゃん(9)について、府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は十九日、約三千人体制で一斉捜索した。行方不明から一か月。府警は現場周辺だけでなく、府内全域と府南部に隣接する和歌山県岩出町などにも捜索範囲を広げ、友梨ちゃんの発見に全力を挙げる。

 捜索は午前十時三十分に開始。府内の旅館やホテルの宿泊状況を改めて確認するとともに、山林や空き家などを入念に調査。約七万枚のチラシを新たに作成、駅前などで配布した。

 泉佐野署からは応援の機動隊員を含む約二百人が出動。熊取町内の倉庫や裏山を徹底的に見回り、草むらを棒でかき分けるなどして捜した。その後の調べで、友梨ちゃんの足取りの“空白区間”が最終目撃地点から自宅までの約四百メートルに拡大したことから、通学路などの現場周辺の再捜索と聞き込みを念入りに行った。

 捜索には地域住民や地元消防団も一部参加。近くの主婦(47)は「いつでも友梨ちゃんが現れて声をかけてくれそうな気がする。少しでも手がかりが見つかってほしい」と話していた。

<記事提供:読売新聞 2003/06/19 夕社会>  
大阪・熊取の女児不明 2900人で一斉捜索 手がかりはなし

 大阪府熊取町立北小4年、吉川友梨(ゆり)さん(9)が下校途中に行方不明になって、20日で1カ月。府警泉佐野署捜査本部は19日朝から、約2900人を投入して、これまでで最大規模の一斉捜索を始めた。捜査本部はこれまでに秒刻みの分析で友梨さんの行方不明時刻を特定するなど、足取り捜査に全力を尽くしているが、今のところ有力な手がかりは得られていないという。【野原靖】

<記事提供:毎日新聞 2003/06/19 東京夕刊>
大阪・熊取町小4女児行方不明 発生から1カ月 捜査本部、最大規模で一斉捜索

 大阪府熊取町立北小4年、吉川友梨(ゆり)さん(9)が下校途中に行方不明になって、20日で1カ月。府警泉佐野署捜査本部は19日朝から、約2900人を投入して、これまでで最大規模の一斉捜索を始めた。捜査本部はこれまでに秒刻みの分析で友梨さんの行方不明時刻を特定するなど、足取り捜査に全力を尽くしているが、今のところ有力な手がかりは得られていないという。【野原靖、坂口雄亮、佐藤孝治】

◇範囲拡大◇
 19日の捜索は範囲を府内全域に広げて実施。このうち、熊取町に隣接する泉佐野市内の空き地には午前9時、機動隊や泉佐野署員ら約200人が集結。ダム湖や山林に分け入り、懸命の捜索活動を行った。各地で農業用の小屋やため池、マンホールなどが念入りにチェックされた。

◇目撃時刻◇
 捜査本部は、友梨さんが失跡した時刻をより詳しく特定するため、同年代の女児に学校から歩いてもらうなどし、綿密なシミュレーションを実施した。
 その結果、友梨さんが最後に目撃された自宅から約400メートルの地点の通過時刻を5月20日の「午後2時59分30秒ごろ」とほぼ断定した。裏付けのため、通りかかった宅配便トラックが積んでいた販売管理用の電子端末記録などを秒刻みで分析。友梨さんは最後の目撃から1分半〜2分の間に何者かに連れ去られた、というのが現在の推測だ。

◇車10台◇
 現場周辺は古くからの住宅街で、友梨さんの通学路は細く曲がりくねった街道。しかし、行方不明時間帯の午後2時半〜3時の30分間だけでも、多い日には600台の車が通行する。

 捜査本部は午後3時からの5分間に通行した車のうち10台程度が特定できていない。

<記事提供:毎日新聞 2003/06/19 大阪夕刊>
友梨ちゃんの両親が手記 あすで失跡1カ月

 大阪府熊取町で下校中に行方不明になった町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)の両親が18日までに、友梨ちゃんを励まし、広く情報提供を呼び掛ける手記を共同通信社などに寄せた。  友梨ちゃんが失跡して20日で1カ月。有力な手掛かりはなく、大阪府警は19日、府内全域と隣接する和歌山県境を一斉に捜索する。  手記を書いたのは父親の中学校教諭永明さん(42)と、母親の小学校教諭の美和子さん(42)。  永明さんは「友梨が帰ってくるまで何日でも、何カ月でも待ち続けるしかない」と悲壮な思いを吐露。美和子さんは友梨ちゃんを思いやり、「見つけてあげられなくて本当にごめんね」「もうすぐ会えるよ!必ず助けてあげるから頑張ってね」と語りかけている。

<記事:共同通信 2003/06/18>
大阪・熊取町の女児不明から20日で1カ月 娘よ無事で、祈りよ届け 両親が手記

 友梨(ゆり)ちゃん、必ず会えるよ。必ず助けてあげる――。大阪府熊取町で行方不明になった同町立北小4年、吉川友梨さん(9)=同町七山3=の両親が16日、愛娘の無事を祈る手記を毎日新聞に寄せた。日々のつらい心情を記しながら、「頑張ってね」と友梨さんを懸命に励ます内容。行方不明から20日で1カ月。依然として有力な手がかりはない。

 手記は、父で中学校教諭の永明さん(42)と、母で小学校教諭の美和子さん(42)が書いた。永明さんは「友梨さえ帰ってくるならそれで十分」と、行方を知る人物への苦渋のメッセージを記した。美和子さんは「もう少し頑張れる? 希望を失わず、少しでも楽しいことを考えて」と、友梨さんに語りかけている。
 友梨さんに関する情報は府警泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)へ。 
【野原靖、坂口雄亮】

 【永明さんの手記(一部抜粋)】
 私どもの娘、友梨の行方が分からなくなって1カ月になろうとしています。しかし、いまだに事件に結びつく有力な情報は入ってきていません。正直、私どもも、ここに来て一日一日、時間がたつごとに重苦しい気持ちになってきています。ただ、周りの方々のたくさんの励ましを支えに何とか過ごしています。

 私どもの朝は、「友梨がいないのは夢ではなく現実なんだ。今日もまた……」という嫌な気持ちで始まります。「今日は何か進展があるかもしれない」という期待する気持ち、その半面「その結果が怖い」という気持ちなど、さまざまな思いが交錯しています。

 今、友梨はどこに居るのか、家族には全く想像もつきません。捜し出すすべもありません。ひたすら、友梨が帰って来るまで何日でも、何カ月でも待ち続けるしかありません。じりじりとしたこの気持ちがいつまで続くのかと思うと暗い気持ちになりますが、友梨の方がもっともっとつらい時間を過ごしていると思うと、一刻も早く娘の救出を願うばかりです。どんな小さな事でも結構です。友梨に関する情報をお寄せいただきたいと、心からお願いいたします。

 それと、もし、友梨を連れていった方がこの記事を目にされているのなら、私どもはその方にどうこういう感情はありません。友梨さえ帰ってくるならそれで十分です。どうか友梨を私どもの元へ返してください。すぐにできないなら、何か友梨の様子が分かる連絡をいただけたらと思います。どうか、どうかよろしくお願いいたします。 父 吉川永明

 【美和子さんの手記】
友梨ちゃんへ
 「父さん、母さん、何で助けに来てくれへん……」と毎日、毎日泣いている友梨ちゃん、すぐに見つけてあげられなくて、本当にごめんね。大勢の人が友梨のことを毎日捜し続けています。友梨の知らない方からも「友梨ちゃん、頑張って」とお手紙や折り鶴をいただいています。本当に大勢の人が友梨のことを心配しています。
 友梨の所から何が見えますか。どんな音が聞こえますか。何か食べていますか。何か飲んでいますか。とても、とても心配です。父さんも母さんも、仕事はお休みして、友梨からの電話をずっと待っています。一言でいいから声が聞きたいです。
 友梨ちゃん、もう少し頑張れる? 必ず見つけてあげるからね。一日一日がとても長くて怖くて仕方がないと思うけれど、泣き疲れたら少しでも眠ってね。リュックに連絡帳入れてたよね。もし、手が自由に動かせるなら、連絡帳にお絵かきしてもいいよ。お話を作って書いてもいいよ。そして、希望を失わず、少しでも楽しいことを考えて! 
ロン(愛犬の名)と遊んでいるところ、お友だちと楽しくおしゃべりしているところ、遊園地で遊んでいるところ、いちご狩りでお腹(なか)いっぱいいちごを食べているところ、ゆっくりお風呂につかって、ふかふかのお布団でぐっすり眠っているところ……。
 友梨ちゃん、もうすぐ会えるよ! 必ず会えるよ! 必ず助けてあげるから頑張ってね。 母さんより

<記事提供:毎日新聞 2003/06/17 大阪朝刊>
空白は午後3時の2分間 捜査本部、男児目撃時間を修正

 五月二十日に自宅近くの通学路で目撃されたのを最後に行方が分からなくなった大阪府熊取町七山、町立北小学校四年、吉川友梨ちゃん(9)について、府警泉佐野署捜査本部は十日までに、友梨ちゃんは当初の調べより約二十分早い二十日午後三時前後の約二分の間に姿を消した可能性が高くなったとの見方に達した。友梨ちゃんが不明になって十一日で二十三日目。府警は捜索エリアを拡大して捜索を続けている。

 調べでは、行方不明の当日、近所に住む親子連れが友梨ちゃんの約百メートル先を友梨ちゃんと同じ方向に歩いていたことが判明した。

 友梨ちゃんの足取りについては、自転車で通りかかった同級生の男児が友梨ちゃんの自宅から約三百メートルの路上で友梨ちゃんとすれ違ったと証言。親子連れはその直前に商店前でこの男児を目撃しており、男児が友梨ちゃんとすれ違ったのは当初の調べより約二十分早い午後二時五十九分三十秒前後の可能性が高くなったという。

 さらに、友梨ちゃんと親子連れの歩行スピードを比較。男児が友梨ちゃんを見た約二分後、約二百メートル先で友梨ちゃんは親子連れに追いつく計算になった。しかし、親子連れは友梨ちゃんに気が付いておらず、この間に姿を消した可能性が高いという。

 親子連れは「その時間帯、三台前後の車が通り過ぎた。不審な物音などは聞かなかった」と証言。うち二台の車の所有者はまだわかっていないといい、捜査本部でこの二台の割り出しを急いでいる。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/06/11 朝刊 第1社会>
熊取・小4女児不明 町内全小中学生に防犯ベル配布−−町教委 */大阪

◇「再発防止」願い配布
 熊取町立北小4年の吉川友梨さん(9)が下校途中に行方不明になった事件で、同町教委の「行方不明児童捜索対策室」は、友梨さんが何者かに連れ去られた可能性があることから、町内小中学校の全児童・生徒に防犯ベルを配布している。週末の6日までには全員に行き渡るという。 【佐藤孝治】

 防犯ベルは、友梨さんの行方が分からなくなった3日後の先月23日から配り始め、3日までに町内の小学5校の全児童2644人に配布。3日からは中学3校の計1260人にも配布している。

 友梨さんの捜索は警察や地元PTA、消防団員らも協力して連日、続けられているが、依然として有力な手掛かりは見つかっていない。児童生徒の保護者からは「友梨さんは連れ去られた可能性もあり、我が子も心配だ」などという声が町教委に寄せられているという。

 同対策室は「友梨さんが一刻も早く無事に見つかってくれるのを祈っているが、同じような事件が再発することも心配。防犯ベルの配布は再発防止の第一歩」と話している。

<記事提供:毎日新聞 2003/06/05 大阪>
不明の小4女児、両親が情報の提供求める/大阪・熊取

 大阪府熊取町で行方不明になっている町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)の父、永明さん(42)と母、美和子さん(42)が一日、自宅近くの公民館で初めて記者会見。「どんな情報でもいい。何か知っている人がいれば、せめて無事でいることだけでも」と情報提供を呼びかけた。

 友梨ちゃんは身長一メートル三五、体重約二十五キロ、左耳と鼻の右に小さなほくろがある。美和子さんは「一日も早く帰ってきてくれること、ただそれだけです」と声を詰まらせた。

 情報は捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/06/02 2社>
熊取町・女児不明の両親会見 心に穴が開いたまま 無事信じ…情報求める/大阪

 大阪府熊取町で行方がわからなくなっている町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)の父、永明さん(42)と母、美和子さん(42)が一日、初めて記者会見、時の経過とともに募る不安な胸中を語った。楽しみにしていた社会見学の日、帰宅途中に突然消えてからまもなく二週間。「あの子がいなくなって、心にぽっかり穴が開いたまま。一人で、ものすごくおびえているかもしれない。一日も早く、無事で会えることを信じている」と言葉を振り絞った。

 自宅近くの公民館で約三十人の報道陣の前に現れた永明さんは、心労のせいかやや疲れた表情で、時折、目を潤ませながら語った。美和子さんは終始うつむき加減で、言葉少なだった。

 「これで準備ばっちりや」。五月二十日朝、社会見学のため、いつもより早起きした友梨ちゃんは笑顔でそう言い残し、美和子さんにおねだりして買ってもらった新品の靴をはき、元気に学校へ向かった。

 友梨が帰ってこない――。永明さんは最初、「キツネにつままれたような気持ちだった」という。どちらかというと内気で、放課後は外で遊ぶことは少なく、自宅でピアノを弾いたり絵を描いたりするか、愛犬の「ロン」と遊ぶのが日課。出掛ける時は必ず、家族に行き先を告げる真面目(まじめ)な性格。「黙ってどこかへ行ってしまう子では絶対ない」。そう思えば思うほど、不安は日に日に高まった。

 永明さんは中学校、美和子さんは小学校の教諭だが、行方不明になってからは自宅にこもって娘の帰りを待つ毎日だ。「いつ連絡があるかわからない」とずっと電話の前で過ごし、何度も郵便受けを見に行く。「最悪の事態が頭をよぎることもあった」が、そのたびに気持ちを奮い立たせてきたという。

 永明さんは「どんな情報でもいい。もし何か知っている人がいれば、せめて無事でいることだけでも教えてください」と訴え、美和子さんも「一日も早く帰ってきてくれること、ただそれだけです」と言葉を詰まらせた。

 友梨ちゃんは身長一・三五メートル、体重約二十五キロ、左耳と鼻の右に小さなほくろがあるのが特徴。午後三時十分ごろ、自宅約二百メートル手前で友梨ちゃんとみられる女児が目撃されているが、その後の足取りは不明。府警捜査一課の泉佐野署捜査本部には約二百件の情報が寄せられているが、有力な目撃情報はなく、何者かに車で連れ去られたとの見方が強まっている。

 情報は同捜査本部(0724・64・1234)へ。

<記事提供:読売新聞 2003/06/02 社会>       
友梨、きっと会えるよ 両親会見「最悪のこと考えず」

 「もうちょっとで会えると信じている」。先月二十日夕、自宅近くで目撃されたのを最後に行方が分からなくなっている大阪府熊取町七山、町立北小学校四年、吉川友梨ちゃん(9)の父親で中学校教諭、永明さん(42)と母親で小学校教諭の美和子さん(42)が一日、地元公民館で初めて会見を開き、心境を語るとともに情報提供を訴えた。

 友梨ちゃんが行方不明になって十三日目。永明さんは「友梨は(失跡の)前日まで普段通りで、どうしてこんなことになったのかわからない。不安だが取り乱したりはせず、最悪のことは考えないようにしている」と疲れきった表情ながらしっかりした口調で語った。

 両親によると、友梨ちゃんは「家の中では、はしゃいでいるが、気が弱く人見知りするタイプ。出かけるときには必ず家族に行き先を伝えてから外出していた」という。

 また、「犬が好きで毎日のように散歩に出かけていて、犬の雑誌をむさぼるように見ることもあった。将来はイラストレーターになるのを夢見ていた」という。

 二人は友梨ちゃんが不明になって以来、勤務を休んで連絡を待ち続けている。

 永明さんは「友梨はこれまで、こんなに長い間、見ず知らずの人と一緒にいることはなかったので、とても不安でおびえていると思う。もうちょっとで会えると信じている。とにかくしっかり食べて、寝て、無事でいてください」と切実な表情で訴えていた。

 友梨ちゃんは、失跡当時、白いブラウスと紺色スカートの学校の制服を着用し、黄色いリュックを背負っていた。
 泉佐野署捜査本部は何者かが車で連れ去った可能性が高いとみて捜査。これまで全国で二百七件の情報提供が寄せられているが、有力な手がかりはないという。

 情報提供は泉佐野署捜査本部(0724・64・1234)まで。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/06/02 朝刊 第2社会>
大阪・熊取町の女児不明 「無事で早く帰ってきて」−−両親が記者会見

 大阪府熊取町で行方不明になった同町立北小4年、吉川友梨ちゃん(9)の父親で中学校教諭の永明さん(42)と母親で小学教諭の美和子さん(42)が1日、同町内で記者会見し、「とにかく無事で早く帰ってきてほしい」と呼びかけ、友梨ちゃんのビデオや写真を新たに公開した。

 友梨ちゃんは先月20日午後、下校途中に行方不明になったが、府警泉佐野署捜査本部には、行方に関する有力な情報は寄せられていないという。【野原靖、坂口雄亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/06/02 東京朝刊>
熊取・女児不明 「無事で帰ってきて」 両親が情報求め会見

 大阪府熊取町で行方不明になった同町立北小4年、吉川友梨さん(9)の父親で中学校教諭の永明さん(42)と母親で小学校教諭の美和子さん(42)が1日、同町七山の「七山区公民館」で記者会見し、「とにかく無事で早く帰ってきてほしい」と呼びかけ、新たに友梨さんのビデオや写真を公開した。

 友梨さんは先月20日午後、下校途中に行方不明になったが、府警泉佐野署捜査本部には現段階で、行方に関する有力な情報は寄せられていないという。

 友梨さんについて、永明さんは「(行方不明)当日の朝も楽しそうで、『行ってくるわ』と元気に出て行った。その子が帰ってこないなんて…」と言葉を詰まらせた。美和子さんも振り絞るような声で「一日も早く帰ってきてほしい、ただそれだけです」と話した。友梨さんが行方不明になってから家族は「何か連絡はないか」と電話の前から離れられず、眠れない日々を送っているという。

 また、永明さんは「こんなに長く、一緒にいなかったことはない。とにかく、元気でよく寝て、よく食べて。もうちょっとで会えると信じています。頑張って」と涙をこらえるように訴え、「地域の方々や警察など大勢の人に協力してもらい、感謝しています」と語った。

 両親によると、友梨さんは身長約135センチ、体重約25キロ。靴のサイズは22センチ。髪の毛は肩にかかる程度の長さで、耳の近くにほくろがあるという。 【野原靖、坂口雄亮】

◇200件超す情報手掛かりなし
 友梨さんが最後に確認されたのは5月20日午後3時10分ごろ。家族から通報を受けた府警は身代金目的誘拐事件の可能性も想定して態勢を取ったが、不審な電話はなく、翌21日午後には公開捜査に踏み切った。

 これまでの調べでは、友梨さんは20日午後3時前、同級生3人と下校。途中で友人と別れ、1人で帰宅途中に行方が分からなくなった。最後に目撃された商店前から自宅までの約200メートルの間に、何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみられるが、泉佐野署捜査本部に寄せられた200件を超す情報の中には、行方に直接つながる手掛かりはないという。

 一方、地元の熊取町教委が設置した「行方不明児童捜索対策室」には、奈良県の救助犬育成団体から「必要があれば犬とトレーナーを用意します」と申し出があったほか、同府泉南市の山歩きサークルも「山の捜索なら手伝える」と協力を申し出ている。しかし、具体的な捜索地域を限定できていないため、同対策室は「必要となった場合にはお願いします」と返事しているという。
 情報は同署捜査本部(0724・64・1234)。 【佐藤孝治】

◇連絡待ち、電話の前で眠る
 友梨さんの父親との一問一答は次の通り。

 ――生活に変化は。
 何か連絡はないかと、電話の前で寝ている。上の子(友梨さんの兄)は最初、めそめそしていたが、次の日から学校へ行った。上の子のためにも取り乱さず、普段通りの生活を心がけている。

 ――行方不明になる前の友梨さんの様子は。
 遠足を楽しみにしていた。前の晩から荷造りして。当日朝もいつもより1時間ほど早く起き、「行ってくるわ」と元気に出て行った。

 ――友梨さんはどんなお子さんか。
 家でははしゃぐが、外では人見知りするようなおとなしい子。最近、犬を飼うようになった。祖父と一緒に毎日、散歩に連れて行っていた。絵を描き、本を読み、ピアノを弾くのが好きな子。最近だと「ハリー・ポッター」シリーズを熱心に読んでいた。絵が好きなので「将来はイラストレーターになったら」などと言ったこともある。

<記事提供:毎日新聞 2003/06/02 大阪朝刊>
大阪・熊取町の女児不明 「無事帰ってきて」−−両親が会見

 大阪府熊取町で行方不明になった同町立北小4年、吉川友梨ちゃん(9)の父親で中学校教諭の永明さん(42)と母親で小学校教諭の美和子さん(42)が1日、同町七山の「七山区公民館」で記者会見し、「とにかく無事で早く帰ってきてほしい」と呼びかけ、新たに友梨ちゃんのビデオや写真を公開した。友梨ちゃんは先月20日午後、下校途中に行方不明になったが、府警泉佐野署捜査本部には現段階で、行方に関する有力
な情報は寄せられていないという。

 友梨ちゃんについて、永明さんは「(行方不明)当日の朝も楽しそうで、『行ってくるわ』と元気に出て行った。その子が帰ってこないなんて……」と言葉を詰まらせた。美和子さんも振り絞るような声で「一日も早く帰ってきてほしい、ただそれだけです」と話した。友梨ちゃんが行方不明になってから家族は電話の前から離れられず、眠れない日々を送っているという。

 また、永明さんは「こんなに長く、一緒にいなかったことはない。とにかく、元気でよく寝て、よく食べて。もうちょっとで会えると信じています。頑張って」と涙をこらえるように訴え、「大勢の人に協力してもらい、感謝しています」と語った。

 両親によると、友梨ちゃんは身長約135センチ、体重約25キロ。靴のサイズは22センチ。髪の毛は肩にかかる程度の長さで、耳の近くにほくろがあるという。【野原靖、坂口雄亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/06/02 北海道朝刊>
友梨ちゃん両親が涙の会見

 「今は心にぽっかり穴があいた感じ。あの子がいると家が明るくなるのに…。とにかく無事に帰ってきてほしい」。大阪府熊取町で下校途中に同町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)が行方不明となって1日で13日目。両親が手掛かりとなる情報を求めて記者会見し、失跡後、初めて心境を語った。

 会見したのは中学校教諭の父永明さん(42)と小学校教諭の母美和子さん(42)。会見は自宅近くの公民館で開かれ、友梨ちゃんの写真やビデオのほか、小学3年のときに書いた作文も公開された。

 永明さんは友梨ちゃんについて「人見知りをし気が弱い子だった。いなくなる理由は思い当たらない」と説明。「ものすごくおびえて不安だろう。とにかくしっかり食べて寝て頑張ってほしい。会えるのを信じている」と気遣った。帰ってきたらどうしたいかとの質問には「ありがとうと言うだけで、ほかは何も言いません」と涙ぐんだ。

 一方、美和子さんは「とにかく1日も早く帰ってくることを望んでいます」と疲れた表情で話した。2人は不明になって以来、勤務先を休み、友梨ちゃんからの連絡を待つため、毎日電話の前で寝ているという。

<記事:デイリースポーツonline 2003/06/01>

200件超す情報、手掛かりなし

 友梨さんが最後に確認されたのは5月20日午後3時10分ごろ。家族から通報を受けた府警は身代金目的誘拐事件の可能性も想定して態勢を取ったが、不審な電話はなく、翌21日午後には公開捜査に踏み切った。

 これまでの調べでは、友梨さんは20日午後3時前、同級生3人と下校。途中で友人と別れ、1人で帰宅途中に行方が分からなくなった。最後に目撃された商店前から自宅までの約200メートルの間に、何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみられるが、泉佐野署捜査本部に寄せられた200件を超す情報の中には、行方に直接つながる手掛かりはないという。

<記事:毎日新聞 2003/06/01>

熊取・女児行方不明 最後の目撃、10分早まる

 大阪府熊取町で行方不明になっている吉川友梨さん(9)=同町立北小4年=の最後の目撃時刻が、当初の5月20日午後3時20分ごろから約10分早まり、午後3時10分ごろになることが26日、府警泉佐野署捜査本部の調べで分かった。友梨さんの行方が分からなくなって27日で1週間。有力な手がかりは得られていないが、捜査本部は目撃情報などを精査して時間帯をより厳密に特定、証言の洗い直しを進める。

 捜査本部はこれまで、友梨さんが1人で帰宅途中に、すれ違って言葉を交わしたという同級生男児の証言を基に、当時の時刻を午後3時20分ごろと推定した。男児は友梨さんと会う前に自宅にいったん戻っているが、「自宅に帰る直前、近所の店の時計を見たら3時5分だった」「すぐに家に帰り、外出したら友梨さんと会った」と話していた

 同本部が詳しく検討したところ、一連の動作は数分で完了することが判明。他の目撃時刻とも矛盾しないことから、最後の目撃時刻を同3時10分ごろとした。【野原靖、坂口雄亮、佐藤孝治】

<記事提供:毎日新聞 2003/05/27 大阪朝刊>
懸命の捜索も手掛かりなく 小4女児、不明から1週間

 大阪府熊取町の中学教諭吉川永明さん(42)の長女で町立北小4年の友梨ちゃん(9つ)が下校中に行方不明になって26日で1週間。大阪府警や地元住民らの必死の捜索にもかかわらず有力な手掛かりや目撃情報は一切なく、安否を気遣う声は日増しに強くなっている。

 同日までに泉佐野署捜査本部に寄せられた情報は100件以上あるが事件に直接結び付くものはない。「捜査は手探りの状態。時間だけが過ぎていく感じだ」。捜査陣に焦りの色も浮かび始めた。

 友梨ちゃんに異変が起きたとみられるのは、2.5キロの通学路のうち自宅に着く直前のたばこ店からバス停までの約150メートルの間。20日午後3時20分ごろ、たばこ店前で最後に目撃され、バス停前を通ることはなかった。

<記事:共同通信 2003/05/26>
帰宅10分早まる? 場所など範囲拡大し捜査

 二十日夕から行方が分からなくなっている大阪府熊取町七山の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)について、通行人の証言などから、友梨ちゃんの帰宅時間が、当初推定されていたよりも十分前後早まる可能性が高いことが二十六日、府警泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 捜査本部は、行方不明になったとされる時間帯や場所の範囲を拡大して捜査。二十七日で行方不明から一週間になるが、依然として有力な手がかりはつかめていない。

 調べでは当初、複数の目撃情報から、学校から歩いて帰宅していた友梨ちゃんは二十日午後三時二十−二十五分に、自宅近くの商店からバス停までの百五十メートルの間で、行方不明になった可能性が高いとみられていた。

 その後、捜査本部がこれらの情報を改めて検証した結果、自転車で通りかかった近所の同級生が、友梨ちゃんの自宅まで約三百メートルの路上で友梨ちゃんとすれ違ったのは、当初より約十分早い午後三時十分前後と判明した。

 また午後三時二十分ごろ、友梨ちゃんの自宅まで約二百メートルの路上で、最後に友梨ちゃんらしい女児を見たという作業員の目撃情報は、時間帯や特徴などが確実ではなくて、友梨ちゃんかどうかをまだ断定できていないという。

 こうした状況から、捜査本部は、友梨ちゃんが行方不明になったと推定される場所や時間帯の範囲を当初より広げる必要があると判断した。

 捜査本部には、二十六日午後五時までに、百二十五件の情報が寄せられているが、有力なものはないという。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/05/26 朝刊 第1社会>
大阪の女児不明あす1週間 200メートル途絶えた足取り

 大阪府熊取町立北小学校四年の吉川友梨ちゃん(9)が行方不明になってから、二十七日で一週間。地元の七山地区では、府警や住民、PTAらの必死の捜索にもかかわらず、有力情報はまだない。小さな集落の真ん中で突然、途絶えた足取り。最後に目撃された路上から自宅までのわずか二百メートルで何があったのだろうか。

 「早く並んで」。熊取町の新興住宅街の一角にある町立北小学校。授業を終えた児童は運動場で地区ごとに集合する。二十日に友梨ちゃんが行方不明になって以降、続けられている集団下校の風景だ。通学路では保護者や住民が見守る。同町にある五つの小学校すべてで集団下校を実施している。

 友梨ちゃんが住む七山地区は同小から直線で約一・五キロ。校区の中でも遠い方だ。住宅街をいくつか抜けると、脇に鬱蒼とした竹林が広がる。「十年ほど前、うちの息子が誰かに竹林に連れ込まれそうになったんや」。付近の男性は事件のことを聞いて、そんなことを思いだした。

 竹林を抜けると、友梨ちゃんが友達三人と別れたという七山地区の交差点に出る。

 この地区は南北朝時代の城跡といわれ、七つあるとされる小高い丘に民家が約三百世帯並ぶ。「うちにも小学3年の娘がいる。この地区の子供ならみんな分かる」と地元の男性は語る。

 友達と別れ、友梨ちゃんが一人で自宅へ向かった道は幅四−六メートルしかないものの、集落の中心道路。幹線道路への抜け道にもなっており、交通量は多い。ただ、友梨ちゃんが帰宅する午後三時ごろは行き来が少ない。

 友梨ちゃんらしい女児が最後に目撃された商店前から自宅まではわずか二百メートル。しかし、誰もが安全と思ってきたこの集落の真ん中で、友梨ちゃんは忽然と消えた。

 「みんな、居ても立ってもいられない。何かしていないと落ち着かない」と、地元自治会顧問の月岡常博さん(49)。二十四日には、捜索に尽力してきた自治会の角谷忠一区長が過労で倒れた。
 一方、地元消防団は二十五日も捜索を続け、PTAと子ども会は、近隣の岸和田市やりんくうタウンまで足を伸ばし、情報提供を呼びかけるチラシを配った。

 「がんばれ、ゆり」。友梨ちゃんが最後に目撃された商店近くの駐車場の壁には、つたない字の励ましの言葉がいくつも並んでいた。友梨ちゃんの無事を願う友達が書いたのだろうか。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/05/26 朝刊 第2社会>
熊取町の女児不明1週間 偶発的、車で連れ去る? いつもは上級生と帰宅/大阪

 ◆いつもは上級生と帰宅 待ち伏せの線薄く

 大阪府熊取町で行方がわからなくなっている町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)は、いつもは自宅のすぐ近くまで上級生の女児と一緒に帰宅するのに、行方不明になった二十日は社会見学があったためバラバラに帰っていたことが、新たにわかった。一人になったのはたまたまで、待ち伏せされていたとは考えにくく、府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は、偶然出会った何者かに車で連れ去られたとの見方を強めている。二十六日で一週間となるが、目撃や不審車両に関する情報はなく、依然、手がかりはつかめない状態だ。

 ■「普段なら」
 友梨ちゃんは二十日午後二時半ごろ、社会見学を終えて学校に戻った。解散したのは普段の火曜日より約三十分早かった。いつもは上級生と待ち合わせて帰るところ、同級生の女児三人と家路につき、自宅から四百メートル手前で別れた。

 その後は一人。目撃証言などから友梨ちゃんの足取りは、自宅の手前約二百メートルにあるたばこ店からバス停までの約百五十メートルが空白。上級生とは、自宅の手前約五十メートルのバス停近くで別れることにしており、いつもなら二人でいる区間だ。上級生は「普段なら……」と漏らしているという。

 府警は友梨ちゃんの帰宅時刻が変則的で、問題の百五十メートル区間で一人になるのを予測するのは困難なことなどから、何者かが計画的に連れ去った可能性は低いとみる。

 ■憔悴
 心配した祖母が北小学校に電話をかけたのは午後六時半。教頭が応対した。
 祖母「四年生は何時に解散しましたか」
 教頭「午後三時です」
 祖母「うちの孫がまだ帰ってませんが……」
 教頭「それはおかしい」
 祖母は「捜してみます」と言って電話を切り、地区の世話役に捜索を頼んだ。

 午後七時半ごろ、地区のスピーカーで、「心当たりのある人は知らせて」と、情報提供を呼び掛ける放送が流れた。この直前、家族は泉佐野署に通報、八時から捜索が始まった。学校では、全職員が招集された。

 近くの住民によると、両親は気丈に振る舞っているが、口数は少なく、憔悴(しょうすい)しきった様子という。「心痛はいかばかりか。一日も早く無事に帰ってきてほしい」と住民は願う。

 ■捜査
 これまでの調べでは、通学路に交通事故の痕跡はない。友梨ちゃんが自ら姿をくらませる理由はなく、府警は連れ去られた可能性が極めて高いとしている。

 しかし、「予断は一切排除しなければ」と、府警幹部。身代金要求の電話などは一切ないが、予想より早く騒ぎになったので要求をあきらめた可能性もあるとして、「まだ、あらゆる可能性を視野に入れている状況だ」(捜査幹部)という。
            …………………………………
 <吉川友梨ちゃんが行方不明になった20日の主な動き>
14:30   社会見学から学校に帰る
15:00ごろ 同級生の女児3人と一緒に下校
15:15ごろ 3人と別れ、1人で自宅へ
15:18ごろ 同級生の男児とすれ違う
15:20ごろ 友梨ちゃんとみられる女児を塗装作業員がたばこ店前で目撃
15:25   友梨ちゃん宅近くのバス停からバスが出発。運転手や乗客は
        友梨ちゃんを目撃せず
18:30   家族が教頭に電話。近隣に捜索を依頼
18:55   教頭が全職員に連絡
19:27   家族が泉佐野署に届け出
19:30ごろ 地区放送で情報提供を呼びかけ
20:00   消防団などが捜索開始

<記事提供:読売新聞 2003/05/26 社会> 
大阪・熊取町の不明女児、住民が一斉捜索 依然手掛かりなく

 大阪府熊取町立北小4年、吉川友梨ちゃん(9)が下校中に行方不明になって25日で丸5日。依然手掛かりは得られていないが、住民らは友梨ちゃんの無事を祈り、行方不明から初の日曜日となったこの日、チラシ配りや一斉捜索などに懸命に励んだ。

 地元の熊取町消防団はこの日朝から、同町内全域に範囲を広げて捜索。5分団78人が、ため池や空き家、防火水槽などを調べた。北川英介団長(63)は「土地勘を生かし、念入りに捜してほしい」と指示。団員で友梨ちゃんと同級生の女児を持つ父親(38)は「町内はピリピリした雰囲気だ。思いは一刻も早く見つかってほしいということだけ」と話した。【野原靖、坂口雄亮、佐藤孝治】

<記事提供:毎日新聞 2003/05/26 東京朝刊>
熊取・女児行方不明 地元住民らは友梨さんの無事祈り、地域ぐるみで捜索

◇わずか150メートル目撃なく
 大阪府熊取町立北小4年、吉川友梨さん(9)が下校中に行方不明になって25日で丸5日。地元住民らは友梨さんの無事を祈り、行方不明から初の日曜日となったこの日、チラシ配りや一斉捜索などに懸命に励んだ。【野原靖、坂口雄亮、佐藤孝治】

 地元の熊取町消防団はこの日朝から、同町内全域に範囲を広げて捜索。5分団78人が、ため池や空き家、防火水槽などを調べた。北川英介団長(63)は「土地勘を生かし、念入りに捜してほしい」と指示。団員で友梨さんと同級生の女児を持つ父親(38)は「町内はピリピリした雰囲気だ。思いは一刻も早く見つかってほしいということだけ」と話した。

 また、同小PTAの父母ら約200人は同日午後、人出の多い同府泉佐野、岸和田、貝塚市など5カ所の大型商業施設に繰り出し、情報を求めるチラシ約2万5000枚を配布した。多くの買い物客がチラシを持ち帰り、関心の高さをうかがわせた。

 岸和田市内のショッピングセンターでチラシ配りをした2年男児の母親(38)は「同じ子を持つ親として早く見つかってほしい。チラシで町外の人も気にとめてくれれば」と心配そうに話した。

 友梨さんは20日午後3時過ぎ、同級生3人と下校。途中で3人と別れ、交差点((1))を右に曲がり1人で家路を急いだ。

 その後、同3時20分ごろ、途中の路上((2))で、先に帰宅して遊びに出かけた別のクラスの男子児童とすれ違い、言葉を交わした。さらに、その先約100メートルの商店前((3))を歩く友梨さんとみられる女児の姿を塗装作業中の男性が見かけている。

 友梨さんの足取りが確認されているのはここまでだ。通常、友梨さんはこの後、路線バスの停留所((4))を通って自宅((5))に帰る。この日、バスは友梨さんが通過するとみられる同3時15分から25分までの10分間停留所に止まっていたが、運転手は友梨さんの姿を見なかった。

 こうした状況から、友梨さんが消息を絶ったのは、商店前からバス停までのわずか約150メートルの間とみられる。

<記事提供:毎日新聞 2003/05/26 大阪朝刊>
熊取・不明女児事件 手がかりなし−−大阪府警泉佐野署捜査本部

 大阪府熊取町で下校中だった町立北小学校4年の吉川友梨(ゆり)さん(9)が行方不明となって5日目の24日、府警泉佐野署捜査本部は約100人体制で自宅付近などを引き続き捜索した。友梨さんが最後に目撃された自宅手前約200メートルの地点から、細い路地や竹やぶ、納屋なども捜索したが、新たな手がかりは得られなかった。25日は地元消防団員や同小PTAも加わり、大規模な捜索を行う。

 捜査本部には24日、電話による情報15件が新たに寄せられ、21日に公開捜査を始めてからの情報件数は74件となったが、行方不明当時の足取りにつながる情報はないという。
情報は泉佐野署(0724・64・1234)へ。 【野原靖、坂口雄亮】

<記事提供:毎日新聞 2003/05/25 大阪朝刊>
通学路外れ小道通ることも 行方不明の友梨ちゃん

 大阪府熊取町で下校途中に行方不明となった同町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)が、自宅近くでは学校が指定した普段の通学路から外れ、車の通り抜けられない小道を通って帰宅する日もあったことが24日、泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 行方不明となった時間帯に、自宅南約50メートルの通学路沿いにあるバス停付近では友梨ちゃんの姿は目撃されておらず、小道と通学路の分かれ目はバス停よりさらに100メートルほど学校寄り。捜査本部は、友梨ちゃんはこの小道で連れ去られた可能性もあるとみて、周辺の聞き込みを強化する。

 調べでは、小道は友梨ちゃんが最後に目撃されたたばこ店前とバス停のほぼ中間で通学路から分かれ、友梨ちゃんの自宅裏側に通じている。日中も人通りはほとんどないという。

<記事:共同通信 2003/05/24>
残った「空白の5分」 高まる事件の可能性

大阪府熊取町の町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)の行方が分からなくなって五日目を迎えた二十四日、現場周辺では懸命の捜索が続いている。泉佐野署捜査本部は、これまでの捜査で失跡した時間帯を二十日の午後三時二十−二十五分の五分間に絞り込んだ。捜索の一方で「空白の五分間」を埋める捜査も続いている。

■ 続く捜査
二十日。最初に異変に気付いたのは午後四時ごろに帰宅した兄(12)だった。友梨ちゃんは、学校から帰ると同じ敷地に住む祖父母宅でカギを受け取り、自宅に入るのが習慣だった。「いつもは妹が開けている扉のカギが閉まっているのであれっと思った」と兄は捜査員に語った。
午後六時半ごろ、祖母から連絡を受けた北小で全教員を招集、校区内の捜索を始めた。自宅のある七山地区でも午後七時ごろから住民らが捜索を始めた。
「なんとか無事でいてほしい」。そう願いながら週末を迎えた二十四日も、朝から捜索がスタートした。

■ 捜査員ら焦り
 「事件の可能性は高くなる一方だ」。捜査員らの表情も焦りの色が濃くなる。捜査本部は、何者かが車で連れ去った疑いが高いとみている。が、連れ去りに直接結び付く目撃や不審車両の情報はない。
 商店前の路上で、友梨ちゃんらしい女児が最後に目撃されたのは、二十日午後三時二十分ごろ。商店前の道路はバス停のある一車線道路から見通せないが、距離は百五十メートル足らず。子供でも、二、三分の距離。しかし、同二十五分までバス停で止まっていたバスの運転手や乗客は友梨ちゃんの姿を見なかった。この五分間に友梨ちゃんに何かが起きた可能性が高い。

■ 不審者情報
 自宅のある七山地区は昔からの農家などが密集する地域だった。池や竹林なども多く残るが、最近は近くに新興住宅地ができて人口は急増した。
 捜査本部には、町内の別の小学校に通う女児が車で連れ去られそうになったとする情報や、不審な男に声をかけられたなどの情報が相次いで寄せられている。
 友梨ちゃん失跡前日の十九日午後九時ごろ、町内で女子高生が不審な三十五歳くらいの男に「ちょっと手伝ってくれへん」などと声をかけられ、廃車の陰に連れ込まれそうになったなどの情報もあるという。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/05/24 夕刊 第1社会>
通学路外れ小道通ることも 不明の小4女児

 大阪府熊取町で下校途中に行方不明となった同町立北小学校4年、吉川友梨ちゃん(9つ)が、自宅近くでは学校が指定した普段の通学路から外れ、車の通り抜けられない小道を通って帰宅する日もあったことが24日、泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 地元住民と機動隊員ら計約40人は同日午前10時半すぎから、友梨ちゃんが行方不明となった現場周辺の草むらや倉庫などを捜索した。

 小道は友梨ちゃんの自宅150メートル手前で通学路から分かれる。今月20日に友梨ちゃんが行方不明となった時間帯、小道の分かれ目から通学路に沿って約100メートル自宅寄りのバス停付近では友梨ちゃんの目撃はなかった。このため友梨ちゃんが小道に入って連れ去られた可能性があるとみて、捜査本部は周辺の聞き込みを強化する。

 調べでは、小道は友梨ちゃんの自宅裏側に通じている。進むうちに道幅が狭まり、日中も人通りはほとんどないという。

 友梨ちゃんの自宅と同じ敷地内にある祖父母方が自宅の鍵を預かっており、友梨ちゃんは小道から草むらを抜けて隣家の軒先を通ったり、小道に面した通用口から自宅の敷地に入って、祖父母方に寄り、鍵を受け取ることもあったという。

<記事:Sankei Web  2003/05/24>

女児不明で対策室設置/大阪・熊取町

 大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が行方不明となっているのに関連して、同町は対策室を設置し、「外で遊ぶのが怖い」などと不安を募らせる児童らに対応するため、スクールカウンセラーと臨床心理士を町内五つの小学校の要請に応じて派遣することを二十三日、決めた。この日も友梨ちゃんは見つからず、府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は引き続き二十四日も、七十人体制で捜索する。

<記事提供:読売新聞 2003/05/24 2社>
大阪の小4女児不明 空白の150メートルで何が 車多く人通りも 通学路ルポ

 ◆一瞬の出来事か

 大阪府熊取町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)が下校途中に行方不明になって四日目の二十三日午後、同じ時間帯に友梨ちゃんの通学路をたどった。予想以上に車が行き交い、人通りも多かった。友梨ちゃんの足取りが途絶えた場所は公民館や民家などが立ち並び、騒ぎがあればだれかが気づいてもおかしくない、と思った。しかし、友梨ちゃんの行方は依然としてわからない。白昼の通学路で何が起きたのか――。(社会部 中沢直紀) 
                      ◇
 友梨ちゃんは二十日午後三時すぎ、同級生の女児三人と一緒に下校を始めた。約一・五キロ、子供の足で二十分余りの道のりだ。

 校門を出て右へ。左の方が友梨ちゃん宅には近道だが、児童が交通事故に遭ったことがあり、「右」が通学路に指定されている。

 新興住宅地の中を走る道を約六百メートル歩くと、両側に田畑が広がった。見通しがよく、車の通行量も多い。

 さらに約五百メートル行くと、信号があり、再び住宅街に差し掛かった。友梨ちゃんはこの付近で三人と別れ、一人になった。約百メートル歩いたところで、同級生の男児とすれ違った。男児が「バイバイ。遅いね」と声を掛けると、笑顔を返した、という。

 間もなく、たばこ店。塗装作業をしていた男性(29)が友梨ちゃんと思われる女児を目撃している。「黄色いリュックサックを背負って楽しそうに鼻歌を歌っていた。不審な人物は見なかった」と話した。自宅まで約二百メートル、午後三時二十分ごろのことだ。

 約百五十メートル先のバス停にはバスが止まっていた。時間待ちのため毎日約十分間停車するといい、当日も午後三時十五分から二十五分まで停車していた。

 運転手は府警の事情聴取に対し、「友梨ちゃんらしい女児は見なかった」と証言した。ということは、たばこ店からバス停までのこの約百五十メートルの区間で、友梨ちゃんが何らかの事件に巻き込まれた可能性が高いことになる。

 この区間の道路沿いには公民館や病院、民家が並んでいた。お年寄りや自転車に乗った小学生とすれ違った。車は六台通った。幹線道路への抜け道になっているので車が多い、という。

 目撃者はいなかったのだろうか。何か手がかりはないか。そんな気持ちに駆られて、道行く人や近所の住民に片っ端から話を聞いたが、友梨ちゃんの消息につながる情報はなかった。

 「何かあれば目撃されない方が不思議なくらいなのだが……」と、多くの人が首をかしげた。一瞬の出来事だったからだろうか。

 音楽が好きでピアノが得意。道で出会った人に必ずあいさつをする礼儀正しい少女。「知らない人に付いていくような子ではない」と、近所の人は言う。

 府警は二十四日も七十人体制で捜索を続けている。一日も早く手がかりが見つかってほしいと、願わずにはいられない。

<記事提供:読売新聞 2003/05/24 夕社会> 
150mの間で連れ去りか 大阪の小4女児不明

 大阪府熊取町で下校途中に行方不明となった同町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9つ)は、最後に目撃されたたばこ店から自宅近くのバス停までの約150メートルの間で何者かに連れ去られた疑いが強いことが、23日までの泉佐野署捜査本部の調べで分かった。

 行方不明になった当日は学校が遠足で、友梨ちゃんの帰宅時間がいつもより約1時間早かったことも判明。捜査本部は、普段より早い時間にたまたま通り掛かった友梨ちゃんを連れ去った可能性があるとみて調べている。

 調べでは、友梨ちゃんの自宅から約50メートル南側の通学路沿いにある「七山停留所」では、南海電鉄貝塚駅行きの定期路線バスが毎日、時間調整のために午後3時15分から10分間停車している。友梨ちゃんはバス停を通り過ぎていつも帰宅していたという。

<記事:共同通信 2003/05/23>
大阪・熊取町小4女児行方不明 車で連れ去りか? 捜査本部を設置−−府警

 行方不明になっている大阪府熊取町七山3の中学校教諭、吉川永明さん(42)の長女友梨(ゆり)さん(9)=同町立北小4年=について、府警捜査1課は22日夕、友梨さんが事件に巻き込まれた可能性が高まったとして、泉佐野署に捜査本部を設置した。依然として手がかりは得られておらず、23日以降も大規模な捜索や聞き込みを続ける。

 調べでは、友梨さんは自宅までわずか約200メートルの距離で行方不明になっており、付近に転落や交通事故を示す痕跡は見つかっていない。また、友梨さんの家庭をめぐるトラブルなどもなかったという。府警は、現場の状況から、友梨さんが何者かに車で連れ去られた可能性が高いとみている。

 これまでに府警に寄せられた情報は、電話37本。過去に出没した不審者などに関するものが多く、事件と直接結びつく目撃証言はないという。

 また、府警は同日、友梨さんが行方不明時に背負っていたリュックサックの同型品を公開した。縦約35センチで薄い黄色。背面にハムスターのイラストが入っている。

<記事提供:毎日新聞 2003/05/23 大阪朝刊>
大阪府警 女児不明で捜査本部 黄色のリュックを公開

二十日夕から行方不明になっている大阪府熊取町七山の町立北小学校四年、吉川友梨ちゃん(9)について、府警捜査一課は二十二日、不明になってから時間が経過し、事件や事故に巻き込まれた可能性が高まったとして泉佐野署に捜査本部を設置した。また同日、友梨ちゃんが背負っていたのと同じタイプのうす黄色のリュック(縦三五センチ、横二五センチ、幅一〇センチ)を公開、情報提供を呼びかけている。

公開されたリュックは友梨ちゃんが二十日に行われた遠足の際に利用したもので、表に人気キャラクターのハムスターの「コロコロクリリン」の絵が描かれているほか、裏の下部にはひらがなで「よしかわゆり」と名前が記されている。

府警は捜索三日目も、地域住民の協力を得て、現場から南東約七キロ先の稲倉池(泉佐野市)まで、エリアを広げて捜索したが、何の手掛かりも得られなかった。また、計三十七件の情報が署に寄せられたが、有力なものはなかった。

府警では、友梨ちゃんが家出する理由がないなど失跡時の状況から、現場で誰かに連れ去られた可能性があるとして、不審者の洗い出しを進めている。

一方、北小学校は当面の間、児童の集団登下校を行う方針。町教委も町内の他の七つの小中学校に集団登下校を実施するよう指導した。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/05/23 朝刊 第1社会>
行方不明小4女児、手掛かり見つからず

 大阪府熊取町で下校途中に行方不明になった同町立北小学校4年吉川友梨ちゃん(9)は、自宅直前まで来て何者かに連れ去られるなどした可能性が強いことが23日までの泉佐野署捜査本部の調べで分かった。白昼の住宅街にもかかわらず目撃など有力な手掛かりはなく謎が深まっている。

 調べでは、遠足からいったん学校に戻った友梨ちゃんが同級生3人と学校を出たのが20日午後3時ごろ。その後、自宅から約400メートルの交差点付近まで一緒に歩いてきて3人と別れた。さらに100メートルほど自宅に近づいたところで別の同級生とすれ違い、「バイバイ」とあいさつを交わした。

 自宅から約200メートルのたばこ店前で午後3時20分ごろ、友梨ちゃんを最後に目撃した男性(29)は「黄色いリュックで歩いていくのが印象的だった」と捜査本部に話し、不審者には気付かなかったという。

 この場所は商店や公民館が近くにあり、行方不明になった時間帯に不審な物音などに気付いた人はいない。

 同町内では今月中旬ごろ、不審な男がはいかいしていたり、男が女児を車に引き込もうとしたとの情報もあるものの、いずれも友梨ちゃんがいなくなった現場からは離れており、捜査本部は関連は薄いとみている。

<記事:ZAKZAK 2003/05/23
大阪の小4女児不明 3月に車の男、別の女児連れ去り未遂 本部設置、関連捜査

 大阪府熊取町で二十日午後から行方不明となっている町立北小四年、吉川友梨ちゃん(9)は二十二日の捜索でも発見されず、府警は、事件に巻き込まれた可能性が高まったとして泉佐野署に捜査本部を設置した。

 府警は、下校途中だった友梨ちゃんの足取りが自宅手前約二百メートルの所から突然途絶えていることから、車で連れ去られた可能性があるとみており、不審車両の洗い出しを急ぐとともに、二十三日も捜索を続ける。

 一方、今年三月、別の同町立小の当時六年だった女児が、下校途中に男に車に連れ込まれそうになっていたことがわかり、府警は関連を調べ始めた。

 府警によると、この女児は、同町の路上で車に乗った男から「乗らないか」と声をかけられ、連れ込まれそうになったが、逃げたという。今月にも別の女児が車の男から声をかけられたとの情報もあるという。

<記事提供:読売新聞 2003/05/23 社会>
熊取小4不明 別の女児、連れ去り未遂 車の男が声かける/大阪府警

 大阪府熊取町で二十日午後から行方不明となっている同町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)は二十二日の捜索でも発見されず、府警捜査一課は友梨ちゃんが事件に巻き込まれた可能性が高まったとして泉佐野署に捜査本部を設置した。今年三月、別の同町立小の当時六年だった女児が下校途中に男に車に連れ込まれそうになっていたことが新たに判明。府警は関連を調べる。

 府警によると、この女児は下校途中に、同町の路上で車に乗った男から「乗らないか」と声をかけられ、連れ込まれそうになったが、逃げたという。今月にも別の女児が車の男から声をかけられたとの情報もある。

 府警は、友梨ちゃんの足取りが自宅手前約二百メートルのところから突然途絶えていることから、車で連れ去られた可能性があるとみており、不審車両の洗い出しを急ぐとともに、二十三日も捜索を続ける。

 また府警は二十二日、友梨ちゃんが背負っていたのと同型のリュックサックを公開した=写真。黄色で縦三十五センチ、横二十五センチ、厚さ十センチ。外側ポケットにハムスターのキャラクターが描かれている。友梨ちゃんはピンク色の水筒や弁当箱などを入れていたという。

<記事提供:読売新聞 2003/05/23 社会>
熊取の女児不明 情報47件、捜索続く/大阪

 大阪府熊取町で二十日午後から行方不明となっている同町立北小四年の吉川友梨ちゃん(9)について、府警捜査一課の泉佐野署捜査本部は二十三日朝から約百人体制で捜索を開始。範囲を周辺市町に広げ、近隣府県にも情報を求める一方、友梨ちゃんが最後に目撃された路上付近の聞き込みを強化。学校関係者や町内の児童らからも、不審な車や人物の心当たりがないか詳しく事情を聞く。

 府警に二十二日までに寄せられた情報は四十七件あるが、友梨ちゃんの目撃など有力な手がかりはない。府警は友梨ちゃんが自宅直近で一瞬のすきに車などで連れ去られた可能性が高いと判断。友梨ちゃんが下校した午後三時―四時台の不審車両の捜査を進める。

<記事提供:読売新聞 2003/05/23 夕社会>
女児不明で捜査本部を設置 事件の疑い強まったと府警

 大阪府熊取町で20日から行方不明となっている町立北小4年、吉川友梨ちゃん(9つ)は事件に巻き込まれた疑いが強まったとして、大阪府警捜査1課は22日、泉佐野署に捜査本部を設置。友梨ちゃんが最後に目撃された時に背負っていたものと同型のリュックサックを公開した。

 リュックは縦約35センチ、横約25センチ、幅約10センチ。全体が薄い黄色で合成繊維でできている。ポケット部分の表側に、玩具販売会社「サンリオ」の、ハムスターをモデルにしたキャラクター「コロコロクリリン」がプリントされている。

 これまでの調べでは、友梨ちゃんは遠足帰りの20日午後3時20分ごろ、自宅から約200メートル離れた路上を歩いているところを目撃されたのを最後に行方不明となった。同日夜、母親(42)が同署に届け、府警は21日、公開捜査に踏み切った。

<記事:共同通信 2003/05/22>
不明小4女児の捜索再開 大阪、小学校では全校集会

 大阪府熊取町で20日から行方不明となっている吉川友梨ちゃん(9つ)について、大阪府警は22日朝、範囲を同町周辺の山林まで広げ捜索を再開した。

 府警は、これまでの泉佐野署員や捜査1課員に加え、新たに機動隊員も投入。約120人態勢で友梨ちゃんが最後に目撃された現場周辺での聞き込みや近隣の山林、ため池やダムでの捜索を続けている。

 友梨ちゃんが通っていた熊取町立北小学校は21日夜、集団登下校させるよう保護者に伝えたことから、22日朝はほとんどの児童が同級生らと連れだって登校した。

 午前8時45分からは、全校児童約620人を講堂に集めて全校集会が開かれ、武田薫校長が「必ず元気な友梨ちゃんが戻ってくるからみんなで祈りましょう」と呼び掛けた。武田校長が「何が起こるか分からないので、みなさんもよく考えて行動してください」と話すと、児童らは真剣な様子で聞き入っていたという。

<記事:共同通信 2003/05/22>

集団登校する熊取町立北小学校の児童
=22日午前8時、大阪府熊取町
大阪・熊取町小4女児行方不明 範囲拡大して捜索 全校集会で校長「元気で戻って」

 20日午後から行方不明となっている大阪府熊取町七山3の中学校教諭、吉川永明さん(42)の長女、友梨(ゆり)さん(9)=同町立北小学校4年=の捜索は、22日も引き続き行われた。府警捜査1課と泉佐野署は、前日より範囲を拡大して聞き込みなどに全力を挙げているが、同日午前までに有力な情報は寄せられていないという。

 一方、友梨さんが通う町立北小学校では、職員を通学路の交差点などに配置し、集団登校してくる児童に声をかけるなどした。登校に父母が付き添う姿も見られ、児童の母親は「(友梨さんが)早く見つかってほしい」と話した。同校は午前8時45分から全校集会を開き、武田薫校長が「友梨ちゃんは元気で必ず戻ってきます。皆で祈りましょう」と呼びかけた。

<記事提供:毎日新聞 2003/05/22 大阪夕刊>
大阪・熊取町の小4女児が行方不明 公開捜査に−−府警と泉佐野署

 大阪府熊取町七山3の中学校教諭、吉川永明さん(42)の長女で同町立北小学校4年の友梨(ゆり)さん(9)が20日午後から、行方が分からなくなり、府警捜査1課と泉佐野署は21日、事件や事故に巻き込まれた可能性があるとして公開捜査に踏み切った。調べでは、友梨さんは20日午後3時ごろ、友人3人と徒歩で下校し、自宅から南西約400メートルの交差点で3人と別れた。同3時15分〜30分ごろ、自宅の南東約200メートルの路上を1人で歩いているのを塗装作業をしていた男性(29)に目撃された後、行方が分からなくなった。友梨さん方は父母と祖父母、兄の6人家族。

 友梨さんは身長約135センチでほっそりした体形。学校の制服の白ブラウス、紺色スカート姿で薄い黄色のリュックサックを背負っていた。家族らによると、行方不明になる理由は思い当たらず、自宅付近に交通事故の痕跡もないという。

 同級生は「知らない人についていくような子ではない」と話した。

 現場はJR阪和線東佐野駅の東約1キロの古い一軒家などが並ぶ住宅街。情報は泉佐野署(0724・64・1234)へ。

 友梨さんの自宅周辺では消防団員や地域住民ら約300人が20日夜から、ため池や竹やぶなどを捜索。顔写真入りのチラシ約1万5000枚を配布した。また、同小学校は21日、創立記念日で休校だったが、担任教諭らが全児童宅を家庭訪問し、捜索や集団登下校への協力を呼びかけた。

<記事:毎日新聞 2003/05/22>

吉川友梨ちゃんの手がかりを求め、
ため池の周りを調べる消防団員
大阪の不明小4女児、範囲広げ捜索再開

 大阪府熊取町で20日から行方不明となっている吉川友梨ちゃん(9)について、大阪府警は22日朝、範囲を同町周辺の山林まで広げ捜索を再開した。

 府警は、これまでの泉佐野署員や捜査一課員に加え、新たに機動隊員も投入。約120人態勢で友梨ちゃんが最後に目撃された現場周辺での聞き込みや近隣の山林、ため池やダムでの捜索を続けている。

 友梨ちゃんが通っていた熊取町立北小学校は21日夜、集団登下校させるよう保護者に伝えたことから、22日朝はほとんどの児童が同級生らと連れだって登校した。

 午前8時45分からは、全校児童約620人を講堂に集めて全校集会が開かれ、武田薫校長が「必ず元気な友梨ちゃんが戻ってくるからみんなで祈りましょう」と呼び掛けた。武田校長が「何が起こるか分からないので、みなさんもよく考えて行動してください」と話すと、児童らは真剣な様子で聞き入っていたという。

<記事:ZAKZAK 2003/05/22>
小4女児が不明 大阪・熊取町 府警、公開捜査

 大阪府熊取町七山の中学校教諭、吉川永明さん(42)の長女で、町立北小学校四年の友梨ちゃん(9)が二十日夕から行方不明になっていることが二十一日、分かった。大阪府警捜査一課と泉佐野署は、友梨ちゃんが何らかの事件や事故に巻き込まれた可能性もあるとして同日、公開捜査を始めた。

調べでは、友梨ちゃんは二十日午後三時すぎに同級生の女児三人と一緒に下校。家から約四百メートル手前で別れ、午後三時十五−三十分に自宅の手前約百メートルの路上で、作業員の男性(29)が友梨ちゃんとみられる女児が一人で歩いているのを目撃したのを最後に行方が分からなくなっている。

両親や近所の人らが捜索したが見つからなかったため同日午後七時半ごろ、母親で小学校教諭の美和子さん(42)が同署に通報した。
身代金要求の脅迫電話や不審者の目撃情報はないという。また交通事故の痕跡も見つかっていない。
この日、友梨ちゃんは小学校の遠足で、大阪市此花区の市下水道科学館に出かけた。変わった様子はなく、下校時も友達三人と鼻歌を歌いながら下校。自宅近くで一人になった後、失跡した。自宅と学校は直線距離で約一キロ。

友梨ちゃんは、身長一三五センチくらいで細身。行方不明時には白ブラウスに紺のスカートの制服姿。弁当箱や筆記用具の入った黄色いリュックとピンクの水筒を持っていた。両親と兄(12)の四人家族で、同じ敷地内に祖父母が住んでいる。普段は帰宅の際、祖父母宅で鍵を受け取っていたという。

クラスメートらによると、友梨ちゃんはおとなしいタイプで、ピアノがうまく、音楽が得意科目。自分で考えたファッションをデザインするのも好きで、休み時間になると友達とノートに書いて遊んでいたという。祖父と一緒に犬の散歩をするのも好きだった。

二十一日夕、会見した町立北小学校の武田薫校長は「正門で大きな声であいさつするまじめな子で、一人で遠くまで行くような子供ではない。一日も早く無事な姿で見つかり、元気に登校してほしい」と話した。

友梨ちゃんの行方不明以降、地元自治会では付近一帯を捜索。ビラを作って情報提供を呼びかけている。近くの米穀店経営、大林邦昭さん(56)は「(友梨ちゃんは)賢く、しっかりしていて誰かについていくような子ではない」と心配そうに話していた。
友梨ちゃんに関する情報は泉佐野署(0724・64・1234)。

<記事提供:産経新聞・籔崎記者 2003/05/22 朝刊 第1社会>
下校途中に小4女児が不明/大阪・熊取

 大阪府熊取町七山、中学教諭吉川永明さん(42)の長女、友梨ちゃん(9)(町立北小四年)が二十日午後から行方不明になった。大阪府警は、事件か事故に巻き込まれた可能性が高いとして、二十一日、公開捜査に踏み切った。

 府警によると、友梨ちゃんは二十日午後三時ごろ、同級生三人と下校。自宅手前約四百メートルの路上で三人と別れ、一人で自宅に向かった。自宅から約二百メートルのたばこ店で塗装作業をしていた人が一人で歩いているのを目撃したが、これを最後に行方がわからなくなったという。

 同日午後七時半ごろ、母親の小学教諭、美和子さん(42)が泉佐野署に届け、同署員と学校関係者らが徹夜で捜したが、見つからなかった。

 友梨ちゃんは身長約一メートル三五で細身。この日は白いブラウスに紺色スカートの制服姿で、黄色のリュックサックを背負っていた。

<記事提供:読売新聞 2003/05/22 社会>      
小4女児が不明2日 下校中、自宅手前200メートルで/大阪・熊取町

 大阪府熊取町七山、中学教諭吉川永明さん(42)の長女で同町立北小四年の友梨ちゃん(9)が二十日午後から行方不明になり、大阪府警捜査一課と泉佐野署は、何らかの事件や事故に巻き込まれた可能性が高いと判断、二十一日夕、公開捜査に踏み切った。
 府警によると、友梨ちゃんは身長約一・三五メートルで細身。白いブラウスに紺色スカートの制服姿で、ピンクの靴下と黒い靴をはき、黄色のリュックサックを背負っていた。

 二十日、社会見学で大阪市此花区の同市立下水道科学館などにバスで出かけ、午後二時二十分ごろ、学校に戻った。約四十分後、同級生三人と一緒に下校。自宅手前約四百メートルの路上で三人と別れて一人で自宅に向かい、同約二百メートルのたばこ店で塗装作業をしていた作業員(29)が一人で歩いている姿を目撃したのを最後に行方がわからなくなったという。

 母親で小学教諭の美和子さん(42)が午後七時半ごろに同署に届け、署員と学校関係者らが徹夜で捜し、二十一日は府警が百人体制、地元消防団など住民約三百人が出て竹やぶや池の周辺など広い範囲を捜索したが、見つからなかった。

 家族は両親と兄、祖父母。普段は同じ敷地にある祖父母宅で自宅のカギを受け取るが、二十日は来ておらず、帰宅前にトラブルに巻き込まれた可能性が高い。

 友梨ちゃんが最後に目撃された現場はJR阪和線東佐野駅の東約一キロで、住宅街からは少し離れ、周辺には田畑が広がっている。
 府警は捜索を継続する一方、情報提供を呼びかけている。連絡先は泉佐野署(0724・64・1234)。地元住民らも友梨ちゃんの顔写真を印刷したビラ約一万五千枚を作成、周辺地域に配っている。

 武田薫・同小校長は「吉川さんはいつも大きな声であいさつしてくれる、素直でしっかりした子。二十日は下校後、友達と遊ぶ約束はしておらず、まっすぐ帰宅するはずだったと聞いているが……。一日も早く元気な姿で登校して」と話していた。

 <記事提供:読売新聞 2003/05/22 社会> 
大阪・熊取の女児不明 「早く無事な姿を」 祈る関係者 府警、範囲広げ捜索

 大阪府熊取町七山、中学校教諭吉川永明さん(42)の長女で町立北小四年の友梨ちゃん(9)が行方不明となっている同小学校では二十二日朝、保護者や教員が見守る中、児童らが不安そうな表情で集団登校した。急きょ開かれた全校集会では「友梨ちゃんが一日も早く帰宅できますように」と無事を祈った。

 また、大阪府警捜査一課と泉佐野署は午前十時過ぎから、機動隊員四十人を含む百二十人体制で捜索を再開。自宅近くの裏山や、永楽ダム、自宅から約十キロ南の泉佐野市の犬鳴山など四か所に範囲を広げて行った。

 同小では、早朝から教職員やPTA役員が通学路に立ち、上級生に連れられた児童が次々登校。学校まで児童に付き添ったり、マイカーで送り届けたりする母親の姿も見られた。

 午前九時から開かれた全校集会では、武田薫校長が約六百人の児童に友梨ちゃんの写真を見せながら「今も元気にどこかで頑張っているはず。友梨ちゃんが必ず戻ってくるように祈りましょう」と呼びかけた。

 二年女児を学校まで送り届けた母親(45)は「人ごととは思えない。一日も早く無事な姿で見つかって欲しい」と話した。

 泉佐野署には公開捜査後、二十二件の情報が寄せられたが、友梨ちゃん発見に結びつく有力なものはなかった。

<記事提供:読売新聞 2003/05/22 夕社会>
大阪で小4女児行方不明 下校中に失跡、公開捜査に

 大阪府熊取町の中学校教諭吉川永明さん(42)の長女で町立北小学校4年生の友梨ちゃん(9つ)が下校中に行方不明となり、府警捜査一課と泉佐野署は21日、事件や事故に巻き込まれた疑いがあるとして公開捜査を始めた。

 調べでは、友梨ちゃんは20日午後3時15分から午後3時半ごろにかけ、自宅から約200メートル離れた路上を1人で歩いているのを目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。同日午後7時半ごろ、母親(42)が同署に届けた。

 友梨ちゃんは身長約135センチで細身、制服の白のブラウスに紺色のスカート。20日は遠足だったため、黄色いリュックを背負っていた。

 友梨ちゃんが最後に目撃された現場は、JR阪和線東佐野駅から南東約1キロの住宅地。情報提供は泉佐野署、電話0724(64)1234まで。

<記事:共同通信 2003/05/21>
大阪で小4女児行方不明 学校の帰宅途中、公開捜査

 大阪府熊取町の中学校教諭吉川永明さん(42)の長女で町立北小学校4年生の友梨ちゃん(9つ)が自宅付近の路上から行方不明となり、府警捜査一課と泉佐野署は21日、事件や事故に巻き込まれた疑いがあるとして公開捜査を始めた。

 調べでは、友梨ちゃんは20日午後3時15分から午後3時半ごろにかけて、学校から帰宅途中、自宅から約200メートル離れた路上を歩いているのを目撃されたのを最後に行方不明となった。同日午後7時半ごろ、母親(42)が泉佐野署に届けた。

 身代金要求の脅迫電話や不審者の目撃情報はないという。

 友梨ちゃんは身長約135センチで細身、白のブラウスに紺色のスカート姿。20日は遠足だったため、リュックを背負っていたという。

<記事:共同通信 2003/05/21>
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