LAN間接続装置

昔はメーカの異なるコンピュータ同士を接続することは非常に難しかった。
メーカが異なるとコンピュータの体系(アーキテクチャ)が異なったため。

日本語しかできない日本人と,英語しかできないアメリカ人とは会話がス
ムースに進まないのと同じ。
・・・実体験から始まる初級シスアド講座でした。

そこで,共通の通信規約(プロトコル)を決め,7階層で階層化しました。
ISO(国際標準化機構)などが標準化した
OSI基本参照モデルといわれ
ています。

OSI基本参照モデルとくれば アプセトネデブ

上位層から,
ア → アプリケーション層(応用層)
プ → プレゼンテーション層
セ → セション層
ト → トランスポート層
ネ → ネットワーク層
デ → データリンク層
ブ → 物理層


OSI基本参照モデルは,あくまでも理想であり,OSI基本参照モデル
に準拠した
TCP/IPが使用されています。


H11 秋 問41 旧2種
インターネットで使われるプロトコルであるTCP及びIPと,OSI基
本参照モデルの7階層との関係を適切に表しているものはどれか。
         ┌─────┬─────┬─────┬─────┐
         │  ア  │  イ  │  ウ  │  エ  │
┌────────┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│トランスポート層│ IP  │  −  │ TCP │  −  │
│ネットワーク層 │ TCP │ IP  │ IP  │ TCP │
│データリンク層 │  −  │ TCP │  −  │ IP  │
└────────┴─────┴─────┴─────┴─────┘

【解答】 ウ


H10 秋 問45 旧2種
インターネットのプロトコルにおいて,OSI基本参照モデルのトランス
ポート層に相当するものはどれか。

ア FTP  イ IP  ウ SMTP  エ TCP

【解答】 エ


では,本題のLAN間接続です。

プロ野球でセンタからショートが中継してバックホームという光景をよく
見ます。センタの選手が肩が強ければ,中継しなくてもよいのですが。
これと同じく,ディジタル信号は肩が弱いのです。つまり,遠距離になる
ほど信号が減衰してしまします。そのために中継する必要があり,中継す
る装置がLAN間接続装置なのです。
・・・実体験から始める初級シスアドでした。

初級シスアドでは,各装置の特徴を覚えておけば十分であると思われる。

リピータとくれば   物理層(第1層)レベルで中継
           単なる延長
ブリッジとくれば   データリンク層(第2層)レベルで中継
           MACアドレスで中継
ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)
ゲートウェイとくれば トランスポート層(第4層)以上で中継
           異なるアーキテクチャ


LAN間接続装置の接続例


LAN間接続装置のイメージ


H12 春 問46 旧2種
トランスポート層以上が異なるLANシステム相互間でプロトコル変換を
行うことができる機器はどれか。

ア ゲートウェイ  イ ブリッジ  ウ リピータ  エ ルータ

【解答】 ア
【解説】

ゲートウェイとくれば トランスポート層(第4層)以上で中継
           異なるアーキテクチャ

H11 秋 問48
ルータの機能に関する記述として,適切なものはどれか。

ア LAN同士をOSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)で接
  続し,無用なトラフィックを抑止できる。
イ OSI基本参照モデルのすべての層でプロトコル体系の異なるLAN
  同士を接続することができる。
ウ ネットワークに接続されている機器数の把握や稼動状況の集中管理が
  できる。
エ 二つのLANをOSI基本参照モデルの第2層(データリンク層)で
  接続し,流れてきたパケットのMACアドレスから,そのパケットを
  送出するか否かを判断して,パケットの交通整理ができる。

【解答】 ア
【解説】

ブリッジとくれば   データリンク層(第2層)レベルで中継
           MACアドレスで中継
ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)
ゲートウェイとくれば トランスポート層(第4層)以上で中継
           異なるアーキテクチャ

イ ゲートウェイ。
ウ 中継装置ではなく,通信管理用のサーバ。
エ ブリッジ。


H9 秋 問題51
ルータの機能についての記述として,正しいものはどれか。
 
ア LAN上にノード(パソコンやワークステーション)を容易に増設す
  ることができる。
イ LAN同士を接続する際に中継経路を設定し,無用なトラフィックが
  発生することを抑止できる。
ウ OSIのすべての層でプロトコル体系の異なるLAN同士を接続する
  ことができる。
エ ネットワークに接続されている機器数の把握や稼働状況の集中管理が
  できる。
【解答】 イ
【解説】

ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)
ゲートウェイとくれば トランスポート層(第4層)以上で中継
           異なるアーキテクチャ


ア ハブ。
ウ ゲートウェイ。
エ 中継装置ではなく,通信管理用のサーバ。


H11 秋 問44 旧2種
ルータに関する記述として,適切なものはどれか。

ア データリンク層での接続を行い,トラフィック分離機能をもつ。
イ トランスポート層以上のプロトコルを含めてプロトコル変換を行い,
  異なるネットワークアーキテクチャをもつネットワークを相互に接
  続する。
ウ ネットワーク層での接続を行い,広域網を介してLAN間を接続す
  る場合などに使われる。
エ 物理層での接続を行い,接続距離を延ばすために使われる。

【解答】 ウ

リピータとくれば   物理層(第1層)レベルで中継
           単なる延長
ブリッジとくれば   データリンク層(第2層)レベルで中継
           MACアドレスで中継
ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)
ゲートウェイとくれば トランスポート層(第4層)以上で中継
           異なるアーキテクチャ

ア ブリッジ。
イ ゲートウェイ。
エ リピータ。


H11 春 問43 旧2種
OSI基本参照モデルの第3層に位置し,通信の経路選択機能や中継機能
を果たす層はどれか。

ア セション層     イ データリンク層
ウ トランスポート層  エ ネットワーク層

【解答】 エ
【解説】

ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)

H11 春 問48 旧2種
LAN間接続装置に関する記述のうち,正しいものはどれか。

ア ゲートウェイは,OSI基本参照モデルにおける第1層から第3層まで
  の下位だけのプロトコル変換に使用される。
イ ブリッジは,IPアドレスを基にしてフレームを中継する。
ウ リピータは,セグメント間で信号を増幅し伝送距離を延長する。
エ ルータは,MAC層のアドレスを基にしてフレームを中継する。

【解答】 ウ
【解説】

ブリッジとくれば   データリンク層(第2層)レベルで中継
           MACアドレスで中継
ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)
ゲートウェイとくれば トランスポート層(第4層)以上で中継
           異なるアーキテクチャ

ア 第4層以上レベルで中継。
イ データリンク層が管理しているMACアドレスを元に中継する。
エ ネットワーク層が管理しているIPアドレスを元に中継する。


H10 秋 問50 旧2種
複数のLAN同士を,ネットワーク層で相互に接続するのに使用する装置は
どれか。

ア ハブ  イ ブリッジ  ウ リピータ  エ ルータ

【解答】 エ
【解説】

ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)

H10 春 問46 旧2種
OSI基本参照モデルのネットワーク層においてデータを中継する装置はど
れか。

ア スイッチングハブ  イ ブリッジ  ウ リピータ  エ ルータ

【解答】 エ
【解説】

ルータとくれば    ネットワーク層(第3層)レベルで中継
           IPアドレスで中継 経路選択(ルーティング)



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