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NSR50フォークのオーバーホール


1.分解


まずは何も考えずにバラしてしましましょう。

もう戻れません(笑)
95’〜NSR50用のフォークです。年式によって異なります。

まずはフォークトップのネジ込まれているボルトを外して、中のオイルを抜いておきましょう。そしてボトムケースのボルトを緩めます。こちらを先にするとオイルがだだ漏れて来ます。インパクトがあれば嬉しく、無ければ万力で固定して満身の一撃を食らわせます(ネジロック指定個所だけあって、とっても固い)。これで、写真の2段目(シール関係)以外は分解できます。

次はシール関係です。ダストシールを外して、中のスナップリングを外してからオイルシールを取り外します。

こういうふうにこじるのですが、ドライバーの先端で傷をつけないように注意して外しましょう。タイヤレバーの方が好ましいと思います。
写真はHP用に撮影したもので省略してありますが、本来はドライバー先端とフォークの間にウエス等を入れて傷対策を考えて作業して下さい。

これでみんな分解できたはずです。隅々まできちんと綺麗綺麗しておきましょう。



2.組み立て


まずは何も考えずに(笑)組んでいきましょう。シール系統以外全て組み立てます。順番は覚えていますか??

オイルシールの打ち込みなのですが、一応オイルシールプッシャーと言う特殊工具が必要です。フォーク径に応じて直径が変化するパイプのようなもの、と言う事は、タダのパイプでも使えるわけです。一番安いオイルシールプッシャーでも¥5000、塩ビパイプは¥320。悩む時間は必要ありません。

内径φ31mmという、理想的な逸品。
最小長でもまだ長いので、3本に切ってもらいました。したがって私は3本持ってます(爆)。

外回り用の塩ビパイプという規格品らしいです。本来は雨どいなどのパイプなのかな?
使い方は大体分かりそうですよね。

シールを垂直に入れないとオイル漏れが出ますので真っ直ぐ入れるのに必要なのです。
☆非常にお薦め☆

CCIのメタルラバー。“金属好き”の意味では無くてゴムのラバー、って分かってますね。
今回のようなオイルシールとインナーチューブの潤滑やブレーキキャリパーのピストンの潤滑に最適。

ストローク初期のゴムのまとわりつきが無くなります、と言っても使った人にしかわかりません。



3.改造方法


うちのページには大概あるこのコーナー。例に漏れずここでもあります。

まずは普通に社外品。
オクムラ製(キタコ販売)のフォークインナーキットが発売されています。何故かレーサーにも街乗りにもNSRにもモンキーにもかなり評判がよろしいです。

次に一昔前に流行ったシートパイプ加工。
相変わらず分かりにくい、ヘタクソな絵で申し訳無いです。

   シートパイプとはこのページの一番上の全バラ写真の最下段の左から3番目のものです。減衰力調整のオリフィスです。この穴をオイルが行来きしてサスを動き難くしています。

手っ取り早いのは穴をひとつ、溶接で埋めます。何故か@を埋める方が具合が良いようです。(〜94’NSR50用の改造です。95’以降や80用はセッティングが異なります)

面倒臭がりの私は加工無しでオイルは標準量で粘度を15番(標準は10番)ですが、少々ダンピング不足を感じます。



4.整備データ

不許複製なのですが、転載なので勘弁してください。
ダメな場合は連絡お願いします。


NSR50/80 (88’〜94’)
項 目 標準値
クッションスプリング取付方向 ピッチの狭い方を底部へ
フォークオイル量 139-141cc
フォークオイルレベル 124mm
推奨フォークオイル ウルトラクッションオイル10号


NSR50/80 (95’〜)
項 目 標準値
クッションスプリング取付方向 ピッチの狭い方を底部へ
フォークオイル量 171-176cc
フォークオイルレベル 88mm
推奨フォークオイル ウルトラクッションオイル10号




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